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自殺
宇宙・悟り・意識の変化の問題を中心とする「間」です。
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[3586]
■
「麻原死刑囚が詐病」って、おいおい、それは「マズい」だろう。
by:
崩残
2006/09/18(Mon)16:01:53
まだ、あと、少し、言い足りないので書いておきます。
■どうも、私見では、この国の、国家安全に関わるトップというのが、
麻原死刑囚の扱いについて、きちんとした指揮を取っていない、
ディスプレイのデザインの仕方の方向性が取れていない、という
印象を否めません。というのも、方向性が、あまりにもお粗末です。
もしも自分が、公安調査庁、いや、警視庁長官、いやこの場合には、
法務省のトップだったと仮定してみました。
麻原死刑囚が、精神異常により、「訴訟能力なし」という事に
なってしまえば、ある意味で、それは「対世間的」には、弁護団の勝利でもあり、
それでは、「被害者感情がおさまりがつかない」と、そう判断をして、
何人も精神科医が個別に精神状態に異常ありとの見解を出したにもかかわらず、
たった一人の精神科医の判断を元に「被告には、訴訟能力あり」と断定。
つまり、「詐病である」としたわけです。
■ところが、あれだけの状況の無理を押して、
「詐病」と断定したことの「弊害」というのを理解していないようです。
国の側としては、麻原死刑囚というものは、あくまでも、ブザマな最後でなくてはならず、
また、実際に、ああいう被告ですから、何もせずに放っておいても、
その最後は、実際にブザマなのでしょうが、
それであれば、「拘禁反応により、精神に異常をきたした」という事までに
留めておかないと、世間の印象は、そうはならないわけです。
「精神異常では訴訟能力がなくなってしまう、死刑も出来ないかもしれない、」
というリスクを、恐れたあまりに、死刑判決のために、
「詐病」ということを持ち出したのでしょうが、
>↓ここがポイントです。
詐病ということになれば、カルト教団にかぎらず、
{宗教的な妄想癖}のある馬鹿な信者が何を考えるか、ということを、
警察庁の側は理解していないようです。
「詐病である」ということになれば、カルト信者というのは、逆に、
「あれだけ監禁されても、教祖は芝居を出来るだけ意志が強いんだ」とか、
「詐病を使っているならば、何か教祖にはきっと考えがあるんだ」とか、
あげくにはですよ、
「警察に薬物を投与されても、それでも嘘をつけるのだから、
やっぱり教祖は、修業して、薬物すらも影響しない体だったんだ」とまで、
なってしまい、逆に、カルト信者をつけ上がらせる結果になる、
ということです。
どうして、そういう人間の心理が分からないのでしょうね。
しかも、その上に、
「あんな小物1人の、詐病を落とせなかっただと?、
取調官は、一体何やっていたんだ。
専門家が揃いも揃って、10年以上かかって、奴を落とせなかった、
そんなに、警察というのは、無能だったのか」と、
国民に責められてしまうではありませんか。
むろん、私達のような視聴者、世間一般の目からすれば、
報道から漏れてくる松本死刑囚の様子というのは、
どう聞いても、詐病ではなく、「精神異常」です。
その原因が、死刑囚自身に起因するものであれ、
他者から薬物漬けにされた結果であれ、「どちらであるかに関係なく」、
とにかく、「精神に異常をきたしている」ということが世間の見方です。
そこへもってきて、視聴者すらも耳を疑るような「詐病の可能性」などと
言えば、私達国民は、「おい、それは無理がないかい?」となりますし、
さらには、下手をすると、信者ばかりではなく、一般の人でさえも、
「10年以上も、嘘をつき通すなんて、それはそれで、すごいじゃないか」
などという印象すら植え付けかねないのですよ。
どうして、そこが分からないのでしょうかね???
結局のところ、最後の最後にきて、こんなドタバタの喜劇のような事に
なってしまったのは、権力側にしっかりとした指揮官と、公判と
それが世間に与える印象の影響をどう運ぶか、という「デザイナー」が
いなかったのかもしれません。
ごく単純な考えから「麻原被告の無様な姿を世間に断片的に漏らせばいい」、
と、拘置所の現場の人間たちは思っていたのでしょうが、
それを、あまりにも無計画にやりすぎたために、
麻原被告は、誰が聞いても「精神異常」といえる状態となってしまったのだろう。
まー、それ自体は、それで良い「結末」なのであるが。
というのも、麻原自身が弟子たちに麻薬や幻覚剤を与えたり、
製造していたのであるから、それこそ、麻原死刑囚に相応しい最後だと
言える。
それこそ彼ら信者の言う、「自業自得」カルマの法則である。
薬をばらいたので、自分が薬漬けになったというだけの、
とても整合性のあるカルマの話である。
◆しかし、拘置所側や検察側の失態は、
「真実が知りたい」という、「本当の遺族感情」を理解しようともせず、
死刑判決を強行することが何よりも「遺族感情を慰めるだろう」などと、
「とんだ勘違い」をしてしまったために、
最後にきて、「あれは詐病だ」などという事を持ち出してしまった点です。
それでは、「なんでも自分たちに都合のよいように解釈するカルト信者」
にとっては、「詐病なら、やはり、すごい教祖だ」になってしまいかねないのである。
■ということで、この一件は、もしも自分が権力側に立ったと仮定しても、
「確かに、難しいデザイン」ではあります。
1/精神異常の路線で進めば、訴訟能力なしとなり、死刑判決が困難になってしまう。
2/かといって、詐病で、「訴訟能力あり」とすれば、
あの被告には「すごい虚言能力があった」ということになってしまうのである。
あんなの、子供たちが見ていたら
「とうちゃん、ヨガってすごいんだねー。
投獄されても、尋問されても、どんな薬を打たれても、
それでも、10年も嘘をつける能力がつくんだね」となってしまいますよ(ここは、冗談ですが)。
結局のところ、精神異常なら、精神異常で、最後までそれで
通さねばならなかったのに、そこにメッキを上塗りしていったために、
土壇場で、つじつまが合わなくなっています。
かといって、シラフの麻原死刑囚にしゃべらせるわけにもいかない。
ところが、拘禁反応による精神異常で通すにも、それすらも無理があるわけです。
というのも、最近、漏らされてきた情報によれば、
井上被告の発言以後から、異常性が増したとでも言いたげですが、
公判を傍聴してきた人達は、まだそれほど拘留時間のなかったはずの、
のっけの「初公判」からして、
「壊れてしまっている麻原」を見せ付けられたのですから。
これだと、「拘禁反応によるもの」という言い分すらも、疑わしすぎます。
■さて、自分がもしも警察庁のトップだったらと考えたら、
私ならば、そんなに麻原被告をうまく使いたいのであれば、
どういう言葉を言った記録が残れば、
「被害者も、世間も納得し」、またどういう言葉を被告が言ったらば、
「信者が教祖に完全に幻滅するか」と、そういう言葉を被告が言い、
それを裁判や、取材の記録として確実に残すように、
完璧に被告を催眠にかけて「洗脳」しますよ。
■
そうした「世論をどういう方向へと誘導するか」という方向性の計画に、
あまりにも一環性がなかったことと、
どうやら、「指揮」が完全には取れていなかった事が、
今回の、死刑判決に至るドタバタ劇の原因です。
また、「死刑判決にはこぎつけたが、これでは死刑執行の書類に判を押せない」
と指摘する弁護士さんが何人かいたのも、
テレビで皆さんは、見たはずです。
今のままでは、
>1/判決は下せても、死刑執行は出来ないか、または困難になる。
>2/「詐病」と聞けば、
>信者は「やはり教祖の能力は凄い」「何かお考えがあるんだ」などと、
>勝手な妄想をして、ますます、つけあがる。
>3/そもそも、麻原が、精神異常になったことに対しては、
>国民と被害者は、大きな不満を持っている。
>4/そして、被害者とその家族は、
>とにかく何ひとつも決着がつかずに、怒っている。
>5/こんなに年月があって、詐病の被告を「見抜けなかった」そして
>プロのくせに、そんな被告ひとりも「落とせなかった」警察側は
>国民からも被害者家族からも、「無能」のレッテルを張られる事になる。
>6/そもそも長期の拘留による精神異常という言い分それ自体すらも、
>「長期の拘留」などまだされておらず、歳月も経過してない「初公判」から
>その「精神異常的な被告」を傍聴してきた被害者には、
>とうてい信じることなど出来ないこと。
もう、これだと、麻原死刑囚が自殺をした、とでも演出する以外には、
もう「手づまり」でしょうね。
ただし、「ただ単に、自殺をしたら」それはまた警察の失態となります。
「私は間違っていた。私は嘘をついていた。私は何の能力もない偽者だ。
人々には、本当に申し訳ないことをした。」と、それぐらいの言葉を
被告が残した、とでもしないことには・・・・
しかし、困ったことに、
もしも、それをしたらしたで、ますます「詐病説」が有力になってしまい、
どんどん「矛盾」が広がるばかり。
かといって「病死」では、被害者とその家族は怒りが治まりません。
だから、・・・・
普通なら、独房に入れられたところで、ほとんどの囚人は、
別に、狂いもしないというのに、
麻原の場合には、拘禁反応による、精神異常をきたした、
それだけ、どうしようもなく「臆病で弱い人間であった」・・・と、
「そこで終わりにしておけば良かった」のに、
(前述のように、これすらも無理があるのですが)、
その上さらに、「詐病」を持ち出してしまったことは、
状況判断を誤って、死刑判決を急いだ検察側の大きな失態です。
多くの国民が、実は薄々、ここに書いたような事を思っているはずですよ。
■ちなみに、特別抗告を棄却した時の判決文の一部を引用しておきます。
問題の、弁護側、検察、その両方から、提出された精神鑑定に対する、
裁判官の見解の箇所です。私の方で
>【 】をつけた部分が、
主要な主張部分です。
↓
平成18年5月29日東京高等裁判所がした異議申立て棄却決定に対し、
特別抗告の申立があったので、当裁判所は、次のとおり決定する。
省略・・・しかし原々審が選任した鑑定人及び検察官が依頼した医師は、
いずれも申立人を直接触診した際に
>【申立人が意図的とみられる反応等を示したことを確認した上】、
その鑑定書および意見書において、医学的見地から、
>【申立人の訴訟能力を肯定しているもの】であって、
その記載内容自体及び本件記録から認められる諸事実、すなわち
>【申立人の本案事件第1審公判当時の発言内容】、
>【判決宣告当日の拘置所に戻ってからの言動、その後の拘置所での動静】、
>【原々審の裁判官が直接申立人に面会した際の申立人の様子】、
>【申立人に対する頭部CT検査、MRI検査及び脳波検査において異常が見られないこと】
などの諸事実に徴すれば、
>【上記鑑定書および意見書の信用性はこれを肯認するに十分であり】、
これとその余の諸事実を綜合して申立人の訴訟能力を肯定した原々決定を
是認した原審の判断は、正当として是認することができる。・・・省略
平成18年9月15日
最 高 裁 判 所 第 三 小 法 廷
裁判長 裁判官 掘 籠 幸 男
裁判官 上 田 豊 三 裁判官 藤 田 宙 靖 裁判官 那 須 弘 平
■つまりは、頭部の検査以外は、その他は、
単なる「外側からの主観的な観察」をもってして、
数人の異なる専門医による精神鑑定の結果を、
「これらの見解には、統一性がない」として、無視したわけですね。
そして、ニュースから報じられてくる、あの被告の「異常」なザマを、
「異常がない」=詐病である、と言っているわけですね。
_________________________________________________________
余談ですが、私は、今日の、「邪・ワイド」の有田氏を見て、失望しましたよ。
彼は、もう、ジャーナリストなど、やめたほうがいいです。
むろん、真実を語るばかりがジャーナリストの使命ではありませんが、
自分が火の子を被らないまでも、せめて、
「真相は分からないが、しかし、これは、あまりにもおかしいです」、と
「問題提起だけはする」という、
そういう最低限の姿勢すらもなくなってしまっていて、
ジャーナリストとしてのモラルとやる気が、もうないのでしたら、
有田氏は、爆笑の太田君の番組以外は、もう降りることですね。
戦後の戦犯の「詐病」の話などを事例に出して、
自分では、「うまく締めくくった、つもり」なのでしょうが、
>そもそも、麻原被告の「詐病」の「可能性」を、
>ああやって、番組で、ほのめかすことそのものが、前述したような、
>妄信的カルト教信者に「ご都合主義の妄想」を生み出すという事と、
>そして、世間や被害者家族には、
>「検察の無能さに対する軽蔑と不信感」を生む可能性が大きくなる、
ということすらも、分からなくなってしまっているのですから。
あれで、一体どこが、長年のオウムウォッチャーなんですよ??
全然、世の中の「カルト信者の思考の悪癖」というものを、
何も理解していないじゃないですか。
そして、検察側の立場や状況も何も理解していないじゃないですか。
あれでは、本当に、ジャーナリスト失格です。情けない姿です。
そういう意味では、「詐病説」を、まくしたてて支持するとしたら、
滝本弁護士も、テリー伊藤も、その他のコメンテーターも司会者も、
同じように「とんだ、アホウ」です。
_____________________________________________________________
●3584の投稿でも言いましたように、
日本というのは、むろん、
デモとか、暴動とか、テロとかが起きないに越したことはない。
日本人の、のんびりとした性格も関係していて、
「真実の一部を世の中に出しても」、なお、暴動や反対運動が起きない
平和的な方法というものがあります。
それは、結局のところ、「適度な正しい情報の流通」によって、
国民感情の「ガス抜きを、きちんとする」、そういう管理能力です。
そして、イギリス人の風刺センスのように、
自分たちの馬鹿を、きちんと客観的にお笑いにして笑える、という気質です。
■前の投稿でも言いましたが、数日前に、
CIAのナンバー2が、イラク攻撃に、反対し続けたその内情を暴露した
番組が放映されました。
彼らは、「自分たちが、どれほど世間から、不気味な、汚い集団であると言われても
それは全くかまわない。
ただし、調査能力において、無能だと言われるのだけは許せない。
イラクには大量破壊兵器製造の可能性や、テロリストとの接点がなかった
というのが、まぎれもない我々の報告だったのだ。それを無視したのは、
ブッシュらだ・・・・」
という趣旨の事を言っているわけです。
こうした、内部対立の構造が、まだ歳月も経過しないうちに、
きちんと国民の前に明らかにされるという事が必要なのですよ。
しかも、多くの人は、CIAというものを見直したはずです。
むろん、それは宣伝効果だ、ということを言う人もいるでしょうが、
しかし、他の事は何を言われてもいいが、
「自分たちの調査能力に関してだけは、職人魂を決して捨てない」という
嘘のない、そのガッツと、真っ直ぐなカッコ良さは、視聴者に伝わったはずです。
むろん9/11事件の大半は、謎のままですが、それでも、
自分の仕事に誇りを持っていたら、怒るところは、怒るのですよ。
そういう意味では、これは本当に私の邪推にすぎませんが、
多くの人が、疑問に思っている「国松長官狙撃事件」、
唯一、あの事件だけに関しては、
あれは、オウム側ではなく、またどこかの左翼というのではなくて、
当時の捜査方針に反感を持った警察庁内部の者による、
せいいっぱいの「反逆の意志」ではなかったのか、と邪推しています。
(当時の状況、および、その高度な射撃能力などから推測してです。)
ただし、それは人間の良心というものを良く解釈した場合の話であって、
常識的に考えれば、警察内部または自衛隊内部にいたオウム信者の
仕業であったという可能性も無論あります。
◆最後の余談となりますが、ネットの掲示板の情報によれば、
村井を刺殺した犯人は、刑期を終えて出所して、お店?だかを
営んでいるそうです。どうして、どこの記者も取材にいかないのでしょうかね?
むろんあの犯人の言い分としては、
「俺は法治国家のもとで、刑期を終えたんだ。話すことは何もない」
という「しごく当然の返答」が返ってくるでしょう。
あの事件は、国家にとっては、「正」や「善」だったのかもしれませんが、
しかし、国民にとっては、村井を殺すことで、
真相を知る権利を国民から奪った「悪」なのですよ。
それは、1人の人間を刺殺したことの刑罰で済む問題なのでしょうか?
だから、マスコミは、彼に対する取材を続けるべきでしょう。
有田氏も、ジャーナリズムを論じるのであれば、
そのお店の男に、よく準備をして、取材に行くべきですね。
むろん、テレビで、のうのうと「教団の事件だと認識をしていた」と
言っていた現代表者へも、ねちっこい取材で、その追及を止めてはいけません。
_____________________________________________________________
そもそも、国家の「本当の安全」「危機管理」とは何なのか?
それを安倍氏は、今後考えねばなりません。
安倍氏は、おそらくは、軍備を整える方向で、危機管理を考えるでしょうし、
安倍氏が、政治家たちの内輪で支持される理由というのも、
北朝鮮を追い詰めるのに必要な韓国にパイプラインを持っている
という事も大きく関係することでしょう。
しかし、私達国民が、安倍氏の評価や批判に結論を出すのは、
今後の結果で判断するしかありません。
安部氏に関しても、統一教会がらみの噂など、まことしやかに、
いろいろな噂があるようですが、結局のところは、
もしも安倍氏が、「アメリカ、韓国、中国」とうまく連携協力ができて、
北朝鮮を国家崩壊させることに成功したり、
また「拉致問題を解決できた」なら、
それは、ひとつ、日本の国益として、評価されても良い部品にはなります。
しかし、もしも、そう見せかけて、結局は国民を裏切った「売国奴」に
なるのだとしたら、それも、結果として現れますから、
私達国民は、それで判断すればいいことです。
彼が一体何者なのかは、政治に全くうとい私には全く分かりません。
ただ、これから数年の政治の結果がすべてを物語ることでしょう。
___________________________________________________________
■しかし、私が今回、2つの投稿で、問題視している論点とは、
事件の真相がどうであったのかとか、誰が黒幕なのかとか、
そういう「枝葉の問題」なのではなくて、
「国が勝手に考えている国家の安全」とは、
果たして、本当に国民の安全を実現する事が出来るのかどうか??
という事です。
結局のところ、オウム事件が、私達に突きつけているのは、
「その問題だった」と集約できるのかもしれません。
つまり、
>誰かが逃げ切る為や、権力がその見てくれを守るためには、
>国民を騙してもいいんだ、それが今は善なのだ、
>国民は何も知らなくていいんだ、という考え方そのもの。
>それが、はたして、国家治安の為の正当な方法論なのだろうかということです。
私の考える治安の基盤とは、もっと、心情的なもの、あるいは
「感情操作的」なものなのですよ。
本当の、国家の治安の「基盤」というのは、
それは、国民に納得のいくように、馬鹿げた事は馬鹿げた事として、
きちんと、その「一部でもいいので」公開をすることです。
オウム事件というのは、あまりにもジクソーパズルのコマが
少なすぎるということが国民に不満とストレスを与えているわけです。
何も、絵の「全体像」が暴露されないまでも、
その一部でも、絵柄が見えれば、その時点で、
あとは国民が自分たちで邪推ゲームをして、満足をするものです。
しかし、その最低限の「チラリズム的な」ガス抜きすらせずに、
たった数個のパズルのピースも、明らかにしない。
それが最大の問題であり、
それは、国民の無意識下に危険な形で蓄積される、ストレスになるという事。
■世の中で、国家と国民を、本当の意味で、
最も危険な状況に転落させてゆく最大の原因のひとつは、
「隠蔽工作である」という事実を、
どうして北朝鮮や、その他の独裁国家の現状から、
教訓として学ぼうとしないのか、私には不思議でなりません。
●この問題は、結局のところ、私がある時期、
長い年月、個別の相談にかかわっていた、
>「機能不全家族」や「各種の依存症」や「ゾンビ的人間」の問題ともダブります。
>彼らの育った環境と、その問題行動の、最大の特徴は、
>「自他ともに、臭いものには蓋をする」、
>「見たくない事実から、とことん、目を背ける」という
>その「逃避行動」「回避行動」にこそあるからです。
家族という一家の崩壊も、「まずは、その風通しの悪さから始まる」のですから、
それは、「家族の相似形としての国家」でも、
「全く同じ図式と原因」が引き金となって、その崩壊が始まるものなのですよ。
◆脱会カウンセラーの統計によれば、オウムの信者のほとんど、
かなりの人数が、家族、親子関係に問題のある家庭の出身であるとのことです。
むろん、この傾向は、「他の多くの宗教」にもいえます。
しかし、彼らは、その自分が軽蔑して、嫌悪していた家族環境から、
逃げ出したものの、結局のところは、全くその家族と同じか、
あるいは「それ以下」の、
「臭いものに蓋をする性質の集団」に入信してしまったのですから、
人間というのは、何かから逃げても、自分からは逃げられず、
結局は、逃げたり、見切ったつもりでも、
何度も「同じような男性にひっかかって」、
結婚詐欺に遭う女性の特徴と全く同じように、
>もともと腐っている目で、何を見たところで、誰を見たところで、
>自分が軽蔑した家庭や社会から逃げたところで、
>「家族や、社会や、自分が対立した何かと、
>孤独に自力で全力で戦うこともせずに、そこから逃げ出すような者は、
>その逃避した行く先でも、
>正しいものなど選び取ることは出来ず、
>自分の逃避の原点にあったものと全く同じ性質の、
>場所や人物を選んでしまう」という、「絶好の実例」、
>それがオウムであり、ああした集団を生んだ本当の原因というものなのです。
>それと全く同じ構図のことを、今、国家がやろうとしていることに、
>どうして気づかないのでしょうか。
●
まー、これで、今回こそ、こうした問題についての、
私の言いたいことは、おわりです。
今回、2つの投稿で、久々に、政治的な事に関して、
いろいろと書きましたが、最後に、一言、言い忘れました。
「キレてないっすから」 大丈夫。
私は、
ただ、純粋に、「怒っているだけです」
参考までに、頭が馬鹿になる最大の原因は、
ここに書いた「レッテル張り」に依存する、ということを、もう一度観察することです。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?T3565
___________________________________________________________
●●●
★
.
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