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◆死刑というのは、そもそも、「刑罰の延長」に立ち現れる
極刑なのであるが、この刑罰というのは、犯した行為と「等価」のものを
受刑者に与えられないという、不満が被害者にある。
これが問題の第一点である。
最近、よく「極刑以上の処罰を望む」という声が被害者の遺族から出るが
全くごもっともなことである。死刑以上ということは、すなわち「拷問刑」ですね。
まったく道理にかなっていると私は思う。

現在の社会では、犯罪をしたり、殺人をした者は、
刑務所を、あだ討ちをされない「安全な宿」のかわりに使う者もいるだろうし、
あげくの果てには、自殺の代行(死刑)をしてくれるところと、
とんだ勘違いしてやがる者もいる。(宅間とか小林)


◆そもそも、人を殺したなら、殺されて当然というのが、私の論理である。
傷害となると、等価の痛みを犯人に与えることは、
現実問題として、かなり難しい課題なので、
ここでは、「殺人犯だけ」に論点を絞っておきます。
また、ここでは、「冤罪」の可能性もどけておきます。


単純明快に、本人も証拠も認めた明らかな殺人犯に対しては、
死刑が当然であるということ。


◆これに異を唱える者がいるようだが、その根拠をなしているものは、
何千年経っても、
「一向に守れた試しもしない宗教の教義(たとえば十戒)」であったり、
あるいは、「更正の可能性から」、または生存したままの「賠償義務」、
という論理であるわけだが、
少なくとも、「更正の可能性」は現代社会では、通用しない。

なぜならば、少年法でもそうだが、
更正という事を前提にして作られた制度というのは、
実際にその更正プログラムが効果を発揮していたのは、数十年前の話である。

今では、社会的な変化とともに、犯罪者の精神構造そのものが
変わっているために、昔の更正プログラムなどほとんど効果なし。
「時計じかけのオレンジ」みたいに、悪さをしようとするとゲロを吐くとかいう、
効果の高い更正プログラムがあるのであればともかく、
更正させる見込みもない殺人犯をかかえたままであるならば、
更正を前提にした、死刑反対は、この時点で、無効である。

さて、次に宗教的理念。そんなものは、政教分離の国家では関係ない。
今の法務大臣は、個人的な宗教理念から死刑執行に判を押さないようだが、
そもそも、行政というのは、政教分離が原則のはず。

では、宗教ではなく、「人道的見地だ」と逃げるならば、
人道的見地とは、そもそも「立派な宗教の一種」であることを
認識しなければならない。
なぜならば、「人道教」そのものが、「人間様たち」の作った宗教である。
それは、自然環境や動物たちが作った法ではない。


◆死刑に反対する側の言い分というのは、私から見れば、
更正の可能性、宗教と人道、どれひとつとっても、全く整合性がない。

裁判で争われてしまう論点は、それが意図しない「過失」であったか、
それとも、「殺意」があったかであるが、この点においても、
たとえ不注意からの事故であれ、殺してしまったものは、あきらめろ。
問答無用で死刑。その方が遥かに、「精神衛生上」健全である。


さて、こういう「普通の話」だけ言っていても、
「竹の間掲示板」にはなりませんので、

ここで、登場するのが、前回の投稿で書いた「集合無意識」というやつです。


◆死刑判決を受けた者、あるいは死刑に相当する「殺人」を犯した者、
こいつらが、まんまとムショに逃げ込んだり、弁護士の力によって
減刑されたり、あるいは、あげくの果てに、無期懲役で「出所」してくる。
さらには、てめぇーで死ねずに、死刑という形で「自殺の代行」を刑務所に
頼む始末だ。

全くこれでは、被害者の霊も、被害者の遺族も、浮かばれたものではない。

そして、その浮かばれない憎しみというのが、ここ何十年が、
増大していると私は見ています。
この増大というのは、直接的に被害を受けた被害者や、その遺族ばかりでなく、
その理不尽さに対する、国民感情の累積としての、集合意識だと言ってもよい。

では、なぜ、それが直接に、殺人をした犯罪者に向かって突入して、
その犯人の命を奪う力となり得ないのかと言えば、
国民が呪っているのは、「国が下した理不尽な処置」に対してだからである。


●少し前に、「情報を隠蔽すると、感情的な不満が累積する」という話をしましたが、
死刑になって当然の人間が、減刑されたり、社会復帰したり、
あげくには、「本人のお望みどおり」、死刑になる。

そういうことがまかり通り過ぎたからこそ、それをもう許せない被害者に
とうとう、「割けてはいけない、口が割けて」、
「死刑以上の刑を望む」、
とまで、「言わせてしまう結果」となったのである。


◆逆に、死刑というのが、ある程度、納得のいく形で、執行されてゆけば、
無意識下に蓄積される不満は軽減されるのである。
その軽減とともに、実際には、異常犯罪の減少という現象も
起きる可能性は大であるといえる。

それは、単に、死刑が殺人という凶悪犯罪の「抑止力になるという効果」とは
全く別の問題で、
これは、集合的な不満が「死刑という、ごく当たり前の結末」に
よって、「中和される」という効果のことである。


◆そういう点では、書面さえ得られれば、仇討ちが認められていた
時代というのは、本当に、ある意味で、理想的な方法だったと私は思っている。

人を殺したならば、死ぬまでは、追われる身になって恐怖すればいいのである。
仇討ちというのも、また、江戸時代が生み出した実に整合性のある
「文化的な制度」だったと私は思っている。


◆今の、現行法とか、処罰法では、
一体処罰してんだか、「犯人を保護」してんだかわかりゃしない。
その一方で、その法の下で「泣く被害者」は、一体、どうなるのだ??
という事件が、世の中には山ほどある。


◆殺人事件ではないが、昨日だったか、知り合いが立てた欠陥住宅に
対して裁判を行い、勝訴して、何百万だかの賠償金を請求しているのに
被害者に、それが全く支払われないという理不尽な事件があった。

その理由というのが、加害者の所有する物件が既に担保に取られている
ということ。ようするに、判決も出ている犯人に支払い能力がないということである。
だったらば、民事でも、払えないならば、それなりの処罰というものが
あってもしかるべきである。


これでは、支払能力がないとか、支払い能力をなくしてしまえば、
他者に莫大な損害を与えるような犯罪行為をしても、
犯人の方が、のうのうと「開き直れて」、被害者だけが泣きを見る、
という構造になってしまっているではないですか。

もっとも、この欠陥住宅の案件なら、これは民事でなくて、
「詐欺事件」として刑事事件で立件すれば、
犯人を、ムショにぶち込めそうですがね。

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◆そういうわけで、私は、人間の言う、偽善的な宗教も、人道主義も、
更正への希望も、それが、「確かな効力」を不特定多数の殺人犯に対して
統計的に優位な確率で「結果を出せない現状の現実」がある以上は、

殺人に対しては、死刑という、分かりやすい結果、
被害者に、それ以上の憎しみを生まないで、
ちゃんと、憎しみが「新陳代謝する」制度にするべきであると思っている。

人を殺したのなら、潔く死刑になって、
もしも償いたいなら、
ウーブみたいに、生まれ変わってきて、償えばいいだけのことである。
(転生なるものを、信じるのであれば、の話だが)


◆そして、「加害者の育ち」だの、加害者の「トラウマだの」、
加害者の事情だの、
「そんなことは、被害者の知ったことではない」。

全く同じ劣悪な環境に生まれたからといって、
全員がそうなるのではない事は言うまでもないことだ。
その環境に育っても、殺人という行為に至るか、至らないかには、
明確に、「個体差」があるのだから。

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◆私は、読者も、ご存知のように、
人間の「憎しみ」というものを全く否定しません。

偽善者や、宗教者や、人道主義者が言う、全く中身のない善だのよりも、
私は、「率直な恨み」「率直な憎悪」というものを大切にしている。

ただし、それは、「率直であるべきもの」で、決して屈折してはいけない。

何かへの恨みが、別の誰かへの恨み、別の物事に八つ当たりするもので
あってはならないということ。


◆これは、竹の間でも、親子問題、機能不全家族の原因でも言ったように、
精神的な被害を受けた者は、
その最初の被爆地、最初の相手に対して、その感情を向けなければならず、
それをもしも最初の加害者に対して向けなかったり、
または直接に相手に対して向けられないような状況におかれた場合には、
その感情というものは、かならず、
「別のものに化ける」のであるから。


◆余談だが、いまだに、オウムが、仮想のテロ集団の脅威を演じ、
公安調査庁のお仕事のためだけに、代表者も信者も解散もせずに、
のさばっていること自体が、
それは、私達国民の無意識下の感情にとっては、全く許せない事なのです。

そんなに修業したいなら、解散して、「個人で」、
インドなりタイなり、どっかの離島でも行けばいいだけのことだ。

コミューンを作りたいなら、どっかの山奥か島で勝手にやっていりゃ
いいのであって、もう、集団として、あんたらが否定して、挙句に、
テロで滅ぼそうとなどした、あんたらの嫌いだった「この社会」になど、
関わらないでくれたまえ、ということである。


◆たとえば、河野さんは、自らの世界観、信念にしたがって、
加害者を恨まないのであって、そういう事を持ち出して、
「被害者は、加害者を恨んでも何も解決しない」などと、
吼えてんてじゃねぇーよ。「死刑反対サイト」よ。

河野さんは、「加害者を恨む人の自由」を決して侵害などしませんよ。

それを勝手に、本心からでもないのに、単なるイデオロギーに
洗脳されたくせに、偽善者ぶって、他者に「人を恨むのは良くない」
などと、人道教や、虚構の理想論を振り回して、偉ぶってんじゃねぇーよ。

これは、
頭の表面もツルツルなら、頭の中身もツルツルの「坊主ども」とか、
脳ミソの、倒壊した「尼」に言ってるんですけどね。

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◆さて、
そうした「不条理な国の姿勢」を見てきた、国民の「当たり前の不満」というものが、
ときには、それは他の者への暴力、ときには、偽善活動に化け、宗教に
化け、劣等感が、優越感欲しさの活動に化け、
そうやって、屈折を何度も繰り返して、
修復不可能な「エラー」を人間は自分の脳内に作り出してしまうのである。


◆こういう現象を、日本語では、「こんがらがる」というわけであるが、
感情エネルギーというものは、もともと、ストレートに表現されれば、
こんがらがる事なく、短期的にそれなりの場所に終息するものなのである。

そういう点からも、殺人なら、犯人が死刑になることがもっとも
健全な形で、感情が調停される方法であり、それ以外の方法は、
どれだけの人道的な理屈と、エセ理想主義社会を吼えたところで、

犯罪の性質と、犯罪者の性質を、ますます面倒なものにしてしまい、
かつ、そうした犯罪者が野放しになることへの国民の不満が、
集合無意識の中で、増幅される。

結果として、それに反応してしまった新たなる犯罪者が、
その国民の不満を、殺人という形で、連鎖させてしまうわけである。

誰でもが気づくように、殺人事件というのは、
妙に、連動するのをご存知だろう。
凶悪な幼女殺害事件も、今は少し減ったが、ある時期に、異常に
続いた時期があったのを覚えているはずである。

最近の、飲酒運転による死亡事故もそうである。
単にたまたま報道される数が増えただけでは
片付けられないほど、異常に続くのである。しかも、そのほとんどが
被害者が死んでしまうという事件が。
こういうことは、単なる統計では説明がつきません。

似たような事件が、なぜか目だって続くというのは、
言うまでもなく、「100匹目の芋洗い猿」の原理と同じように、
全く接点のない土地で、無意識下に連鎖し、感染するということである。

それはニュース報道による、集団的催眠的効果、集団的連鎖反応という
説明では片付けられない、奇妙な性質を持っていますから。


◆こうした無意識下の歪みというものが、
特定種類の犯罪の傾向とか、その発生時期を決定しているわけですが、
その、原因のひとつ(原因の全てではない)が、
簡単明瞭で、被害者や国民が、「納得できる形での処罰がなされない」
そのことの、無意識的な不満の力なのである。

経済的な不正や横領事件についても、同様のことが言えます。


◆ついでに言うと、私は、「保釈金制度」にもまっこうから反対です。
どうして、金で保釈されるのか、その論理が矛盾している。
一方で、金を払えない状況の犯罪者も、
投獄されない状況だと、「居直れる」というこの矛盾。

さらには、「時効制」というのも、
全く時代遅れだと言わざるを得ない。
たとえ、捜査体制が、維持不可能になったとしても、
「テレビの力」や霊能者が、犯人を自供に追い詰めることだって、
あり得るのだから。


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◆さて、お次は、戦争。
これも、私は、否定していない。殺したいなら、殺せばいい。
ただし、それは、戦争をして、人を殺したい者同士が、
民間人の全くいないエリアで、バトルをすればいいということ。

国家間戦争にしても、民間人は一切巻き込まず、志願した者同士、
殺したい者同士が、「特設リング」の広大な土地でやればいいのである。

たとえば、K1の選手が、素人相手に、蹴りを入れたら立派な犯罪ですよね。
しかし、プロとしてリングに上がってやるならば、
それは生活のかかったゲームです。

戦争というものも、同じように、志願兵同士が、民間施設のないところで
好きなだけ、決着がつくまで、やればいいのである。

そういう意味でも、野っ原で、両陣営が、逃げも隠れもせずに、
合戦をしていた、戦国時代というのも、これまた、全くもってして、
健全な戦争に私には思えるのである。

相手の殿様の首とったら、ゲームセットですからね。
実に、分かりやすいルールです。
(もっとも、実際には、いろいろな画策や暗殺劇があったわけですが)


だから、現代でそれをやるならば、
民間人と民間施設は巻き込まないこと、
両方とも、「ゲリラだの、民間人に混じる」などの卑怯なことはせず、
どうどうと、タイマン勝負する、殺し合い。
「この条件つき」であるならば、
私は、戦争という殺し合いにも、全く反対する気はない。


ようは、私の中には、世間の言うモラルなどないということです。

私が言っている要点は、人間の心理も、社会も、集合無意識も、
より、屈折をしない、「ストレートな表現」を取るほどに、
その状況は「悪化」しないという、
「基本法則」のことを言っているのである。

どれだけ、ネガティブな感情や現象であっても、
ストレートであることにより、
それは、より、すばやく代謝されて、
短期で放出されて、自然にバランスが取れるものであると言っているのです。


◆そもそも、なぜ人間が、憎悪から殺人に至るのか、
まったくもってして、何もご存知ないようだ。
そんなに殺人を減らしたいなら、
もっと、もっと、初期段階で、感情をきちんと、表現することである。

結局のところ、殺人事件のほとんどが、
加害者と被害者に、関係があったにしても、なかったにしても、
すべて、「何かの感情の鬱積」であることは明白だからである。

それを、その初期段階に表現しないで、表現できないで、
我慢する、
延期する、
溜め込む、
そして、妄想が膨らむ、
そして、憎しみが増す、

こんなことを、いつまでもやっているから、
暴力や殺人がなくならないだけのことなのである。


◆アンデスの村では、一年に一度だけ、村人全員が、
殴りあう儀式の一日があるのを知っている人も多いだろう。
その日だけは、ケンカ解禁。
そして、彼らは残る364日を、平和に暮らしている。



そうした人の当たり前の感情を、
「偽善、嘘、本心でもないこと」によって、
「純粋なネガ」を「無理なポジ絵の具」で、塗り固めてゆくほどに、
そうやって蓋をされたエネルギーは、その出口を求めて、
より始末の悪い、「理解困難な表現方法を取る」ということです。


◆かつて、インドの和尚は、あなたたちに教えはずだ。

「怒りも悲しみも、何ひとつ、制圧するな。
　ただし、意識的に、
　きちんとそれに道を与えて、吐き出せ」と。


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私が、政治問題について、ここのところ語っていることに
一環しているのは、このことです。

地球の文明を見てきた、
天使と悪魔、その両方が「共に一致した見解」を、
もしも、私が、ここで代弁するならば、



　　　　　　おまえら、人間どもは、

　　　　　　　　あまりにも「屈折しすぎだ」

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　ということです。




___________________________________________________________


安倍さんは、くだらない「教育基本法」などに、うつつを抜かしている
暇があったら、

小学校のホームルームに、「つげ口、ケンカの時間」でも
義務教育に取り込めばいいんですよ。

教師は、どっちの意見も中立に聞く。「判決は下さない」ことだ。

ここでの教師の唯一の役目とは、
気弱な生徒、言われたままで、くじけそうになる生徒がいたら、
「お前も、ちゃんと言え、今言わないと、一生後悔するぞ」と
その生徒を、自分の考えや弁解を言えるように、
うまく誘導してやることのみである。


そうして、生徒同士が、とことん、自分の言い分で、相手と戦う。
負けたら負けを認めておしまい。
また、教師は、決して安易な「仲直り」も促さないこと。

集団で、1人をつるし上げてもいいだろう。
ただし、つるし上げられた方の生徒も、不服があれば徹底的に反論する。

小さいときから、まともに親や、子供同士で、「口げんか」も
ロクにできんようなやつが、まともに育つわけがない。

馬鹿揃いの政治家ども、アホウな有識者とやらには、
暴力なき、「ケンカ道」というものを、教えてやりたいですわ。

だから、

健全な「ケンカ道」を授業に組み込むことですね。


おまえらが、本当に、
宅間や小林や宮崎みたいのを、二度と出したくないのなら。



なんだか、最後は、
ごくせん、のような口調になってしまった、本日の話でした。


　　　　　　　　　　　　　　◆




　　　　　　　　　　　　　　◆

★ . 　　

■前回が、被害者の立場で論を進めたものだが、
ここで、バランスを取るために、加害者の立場でこの、
「女児殺害事件」問題を扱ってみます。

ただし、先刻しておきますが、以下に述べることは、
そのことによって、小林被告に同情を集めるためでは断じてありません。
死刑判決については、私個人は、前述の投稿のように全く異論はありません。

私が異論があるのは、マスコミのあさはかな報道の仕方である。
また、本当に無能で無知な、コメンテーターやカウンセラーが
多いのだな、という実感から、これを書くのである。


■まず、第一の誤認は、小林被告の犯行を「ロリコンの性癖」があるから
治らないとする考え方である。
これは「完全な間違い」である。小林被告は、ロリコンではない。
彼は「典型的なAC」または、非虐待者である。

弁護士側も、「被告の人格形成について明らかにされない」事に
対して不満を述べていて、それが被告の「死刑を望む」という意志とは
無関係な「控訴手続き」に繋がっているのだろう。

しかし、もしも弁護士としてではなく、1人の人間として
小林被告にきちんと向き合えば、彼の主張にはある「道理」が
きちんと存在していることが分かるのである。
それを理解するならば、彼には、死刑こそが、
「彼自身も望む、最も相応しい最後」であると理解できるだろう。


小林被告は、こう言ったと伝えられている。
「これで、自分の名前は、宅間や宮崎とならんで有名になった」と。

しかし私に言わせれば、有名になるのは、彼の名前ではない。
正しくは、有名になるのは、彼の「症状」である。

すなわち、小林被告は、ある問題提起、ある種の集団的な叫びを
殺人を犯し、処刑されることで、
自分でも知らずに、まっとうしようとしてしまっているのである。


■むろん、彼にはその事に関しての英雄性など全くない。
また、その殺人の正当性も全く存在しない。
しかし、それが、「症例」の叫びであることは変わらないと私は見ている。
そして、むろん、私は、これを読む皆さんに、決して彼に同情など
してほしくはない。

ただ、「人間というものは、そういう精神構造を持つのだ」ということの
参考にしてもらいたいだけである。


■まず、小林被告にとっては、その犯行は何が何でも、
残虐非道なものでなくてはならなかったのである。

小林被告にとっては、その犯罪は、犯罪史上に残り、
批判され、死刑にしろと言われなければならなかったのである。

そういう結末になることで、彼は、むしろ「ほっと安堵し」
彼のある側面は、なんと「癒されている」のである。

この構造を理解することは、通常の人達には困難だろうが、
心理学などに、本当にきちんと携わっている者ならば、
小林被告が、「本当は、誰を殺したかったのか」が見えてくるだろう。


■この小林被告の犯行の動機は極めて単純であるが、
その表現が、屈折している。
記録をまだ詳しくは調べていないが、端的に言えば、彼が
父親から虐待を受けていた可能性は、100%であり、しかも、
かなり、それは変質的な虐待であった事だろう。

なぜ、小林被告が、幼女をターゲットにしたかは、それは
動機は、ロリコン趣味ではない。

彼と、被害者の少女、そして彼の父親には次のような奇妙な
彼の中での「投影図式」が存在するのである。
↓


>>かつての小林被告を
>>投影　　　　　　　　　　小林被告の父親を自分に投影
　 ↓　　　　　　　　　　　　↓
>被害者少女　　←←←←　　小林被告


つまり、小林被告は、まず少女に自分の過去を重ね合わせ、
自分が、その時の自分に対する加害者である父親の位置に
「象徴的に」重ねることで、少女の中に、かつて虐待された自分を
作り出したのである。

では、かつて虐待された自分の投影であるならば、
なぜ、その少女をいたわることが出来なかったのかといえば、
その少女を虐待する自分の中に、彼は父親を重ねたからである。

つまり、彼の幼い頃の苦痛の小劇場が、何の罪もない少女を使って
再現されているのである。

ただし、今度は、親からやられたことを他者にするという
加害者の立場となって。

ただし、これだけだと、親にされたことを、自分よりも弱い幼女に対して
行っているだけに見えるが、ここで「やや複雑」なのは、
小林被告は、そうやって、自分の中に父親を重ねることで、
「その父親を、罰しようとしている」という「心理作用」なのである。

自分を苦しめた者を、自分の中にトレースし、取り込み、
同じ犯行をすることで、自分が罰せられ、死刑にされる。

そのことで、彼が本当に死刑にしようとしているのは、
彼の父親の象徴なのである。

自分が父親と同じ虐待を演じる、いけにえとなり、
そのことによって、自分を通じて、父親を死刑にして罰したかったのである。

だから、彼が批判され、罵倒され、死刑を言い渡され、
そして死刑になることは、彼にとっては、そうなることによって、
自分の中で、父親を殺すことの喜びであり、
「父親を罰する行為」であるのである。

だからこそ、彼は、喜んでいるのである。ガッツポーズをとっているのである。


◆死刑判決を喜ぶ彼は、虚勢を張っているわけでもなく、
単なる、ふてぶてしさでもない。
彼にとっては、そうやって、極悪非道の父親を、自分の中において、
極悪非道なものとして「デフォルメして再現」し、
その再現の際の被害者に、ちょうど自分がかつてそうであった時のように、
「全く抵抗できない」弱者をその再現のドラマの被害者にしてしまったのである。


彼は、もしかしたら、場合によっては、幼女ではなく、男の子を殺したかもしれない。
問題は、幼女であることではない。
父親に無抵抗だったかつての自分と同じく「無抵抗な子供」なら
誰でもよかったのである。

ただ、私の感覚では、小林被告は、虐待されていた「当時の自分に」
ごくごく一部でも「何かが似ている相手」を選んでいた可能性はある。
したがって、彼が決して選ばない対象の子供もいるわけである。


また、彼が受けた虐待の中には、男児に対するような
性的な虐待も含まれていた可能性もある。たとえば、性器虐待などである。
性器を蹴るとか、痛めつけるというもの。


◆さらに言えば、それを携帯で画像を親に送るという異常行動の原因も、
もしかしたら、彼をいじめたり、虐待した人間も、そのように、
「彼を虐待している事実を、他者に面白半分で、公言していた可能性」
「彼を、多数の前に、さらし者にしていた可能性」もあるが、
ここの部分は、情報がないので、推測の域を出ない。

そうした卑劣ないじめが、彼の「父親」からのものであったのか、
学生時代の他の「生徒」からのものであったのかは分からない。



■そういうわけで、基本的には、
彼は自分でも知らずに、無自覚のうちに、
「自分を虐待した父親を、自分を通じて表現された父親」という形で
表面化させ、一方で、「少女には当時の弱者である自分」を重ね、
そうやって、社会的にも処罰されることを望み、公然と殺人を犯すことで、
「自分の中の、父親を葬り去ろうとした」のである。


こういう「精神構造」は、世の中を見ると、
いくつかの「弱者殺害の動機」として内在している事が多い。
宅間被告と、宮崎被告については、多少の個体差があるが、
「おおまかな路線」では、似ている部分がある。

人間というものは、弱者を殺害したり虐待するときは、
かならず、そこに、過去の自分を被害者に重ねるという傾向がある。

そして、なんと、自分が、「(自分に対しての)かつての加害者」を演じることで、
かつての加害者に対する復讐を果たすという、奇妙に屈折した行動を
取るのである。

小林被告が、「壊れた」のは、そんな暴行を行う父親から
唯一、自分を守ってくれていた母親が他界したことからであったという
記述があったが、ここにも、非常に整合性がある。


だが、こうした、「すり替え復讐劇」の傾向は、
下手をすると、多くの人たちの中にも無自覚のうちに内在しているのである。


急増傾向にある、「完全な弱者への虐待や殺意」というものが増える
原因は、「自分勝手な性的欲望の満足のため」、というものだけではなく、
「自分勝手な親への復讐劇」というものが多く含まれるのである。

近年、弱者への虐待や殺人が増えるということは、
その本当の原因の多くは、親との関係、つまリ親の側にもあるのである。
小林被告は、もしも子供がいたら、間違いなく自分の子供に
同じことをしたことだろう。それがいなかったために、
それは他者の子供、弱者へと向かったのである。

こうした犯罪者が、かならず、決定的に自分よりも弱い弱者を
被害者に選ぶのは、単に「卑劣」というには留まらない、
「非虐待者の精神構造」が大きく関係するケースも多いということなのである。

そして、そのために、被害者に選ばれるターゲットは、加害者が
「虐待されていた当時の加害者に」、
ごく一部でも「何かの要素が重なっている、似ている」と、
「加害者が勝手に思い込んだ子供」がなってしまう可能性が高い。

これがもしも犯罪捜査であれば、こうした性質も犯人にはある、
ということでプロファイリングをしないと、
時には犯人を取り逃がしてしまうこともあるだろう。


■小林被告の弁護士は、更正の可能性はないとしたことに不服であるようだが、
その一点については、私も同意する。

宮崎被告は、他に全く何もない地方の田んぼの中の印刷工場という
異常に閉鎖的な環境で屈折していったことや、引きこもっていた事や、
彼の祖父の死が関係する事など以外には、細かい事情が分からないので、
判断できないし、宅間被告については、私はあまり調べていない。

だが、伝えられてくる今回の小林被告に関してだけは、
この「すり替え復讐劇」の路線が濃厚であると見ている。

と、同時に、更正ということがどういうことを意味するかは別としても、
反省をしたり、謝罪するということとは別問題で、
彼が、自分がなぜそのような殺人をしたかを、
「彼自身が理解するチャンス」というのは、残されているのである。

それがもしも彼に理解できるのであれば、
少なくもと、彼は自分がどうして死んでゆくのか、その理由を
自分で知ることが出来るのである。

私が彼の弁護士、いや、弁護士ではなくて、カウンセラーの立場であれば、
私は、8割の確率で、彼を「落とせる」でしょうね。

この場合の落とせるというのは、
やったことの「自覚を生む事ぐらい」は出来るだろうということです。
なぜ今、そこにいるに至ったかという原因の自覚です。

謝罪とか反省というのは、そこから自然に副産物的に出てくるであろう
問題であって、本質的な問題ではありません。


彼は、それほど複雑な心理状態でもなく、理解不可能な者でもなく、
精神鑑定も必要ないほど正常だからです。


あの犯行は、世間的には、不条理で異常に見え、性的満足のため犯行と
といことで片付けられがちですが、
今回説明したような投影の図式によって、
「彼の主観の中」では、矛盾のない「整合性」と
「達成感」を持っているのである。


◆ただし、むろん、それで減刑する必要もなく、死刑でいいのであるが、
ただ、マスコミというのは、
「親に問題の責任の半分がある」という事実を、伏せたい傾向が見られる。
半分は、むろん、その本人の責任である。
しかし、原因の半分は、隠されているところにある。

世間、特にマスコミは、
何かの犯罪を、常に、「異常性」というレッテル張りで片付けて、
そこに蓋をしようとする。


そんなマスコミの連中は、きっと自分の妻子にも、
おおかれ、少なかれ、同じようなことを、
言葉の暴力などでやっているのかもしれない。

自分も実は、無自覚的な加害者であるという、無意識的な引け目、
そして、「親は、悪者にしてはならない」という、
この妙に古典的な社会的風潮、
こういったものは、こういう事件が起きる本当の理由の半分を、
隠蔽してしまうのである。


◆「また、異常者の犯行か、死刑にしてしまえ」。と世間は言う。

死刑には私も同感だが、ただし、
「また異常者か」で済ませていては、
「もう二度とこのような事件を起こさないようにせねば」という
何度も繰り返される、「そらぞらしい、口先だけのお題目」が、
現実的に達成されることはありえないのである。

現実的に考えるならば、問題の根の「ほとんど」は、
家族間問題にあるのだから。


◆この子供とか成人の犯罪の裏に、必ず家庭問題、親子関係の中に、
「虐待やAC」の問題がからんでいることが圧倒的に多いこと。
このことは、周期的に、クローズアップされることがあるが、

周期的に、それは、その問題を「わざと見ないようにする時期」と、
積極的に見ようとする時期が、「交互に繰り返される」ようである。


一昔前は、子供に問題があれば、それは必ず親に問題がある
という前提で、カウンセラーは、問題を見極めようとしたものであるが、
最近は、また逆に、親の方の原因は、野放しといった状態なのである。



　　　　　　　　　　　　　　　■


「良い子、悪い子、普通の子」ならぬ、



「良い親」　　　　　　　　　　　　　「悪い親」　　　　　　　　　　　　　「普通の親」


_____________________________________________________

★ . 　　

俗世間の話題を、少々、やりすぎたので、
少し、竹の間らしい話題に、戻しましょうかね。

　　　　　　　　　　●

■おそろしく、馬鹿馬鹿しい質問が来ましたが、


「虚無の微笑」、または、EOシリーズのまともな読者であれば、
決して出てこない質問でした。


あまりにも、要点のはっきりしない「長たらしいメール」だったので、
竹の間の皆さんの目に触れるだけでも、お目汚しになりますので、
私の方で、質問の要点のみを抜粋しておきました。
で、要するに、
「この人は、馬鹿なんだなー」ということだけは、よく分かりましたけど。


メールの中で、主張している要点と、質問「らしき部分」は
やっとこ拾い出してみると、次のようなものでした。



1/「人類が家畜であるなどというのは、主観的な妄想ではないのですか」

2/「仏教では、創造主という概念はありません」


その他にも、まるで、酔っ払いのように、要点のはっきりしない事が
いろいろと書かれていましたが、どれもこれも、
たとえば、仏教について知ったかぶりをしたがるオウムの馬鹿信者とかが
いかにも主張したり質問しそうな内容ですね。
この質問者も、そういうところから、沸いたのでしょうかね。



●そこで、竹の間の皆さんにも、再確認をしていただく為に、
　ひとつずつ、楽しめるように、レスをつけて、
　解説してゆきましょうかね。


___________________________________________________________________



●まず、ＥＯイズムでは、地球人類の事だけではなく、
全生物を「宇宙にとっては」「家畜的位置にある」と定義していますよ。

ただし、そこには、確実に、
ヒエラルキーが存在する事実を忘れてはなりません。


たとえば、地球という星の上にいて、
そこには、地球人が五感で感知するかぎりにおいては、
この地上のどこにも、地球の「支配者らしき存在」は見当たりません。
ガイアなどというものも、しょせん、人間の捏造した概念です。

しかし、そうした自然や惑星とは別に、
確実に「支配構造」というものの下に、我々人間は生きています。
分かりやすいところでは、まずは、人間社会での「人為的な主従構造」です。

地球を統一する支配者が肉眼で見えない、いないと認識されるからといって、
では、あなたが自由であるのか「何かに支配されていないのか」、
となれば、全くそれは違のですから。
たとえ、至高の絶対者には支配されていなくても、
中間層にある、いろいろな存在の制限を受けるのですから。
そればかりか、同じ人間からさえも。

たとえば、至高存在になど支配はされていない、そんなあなたでも、

あなたは、会社に行けば、自分の意志の一部を、嫌な上司に支配され、

家庭に戻れば、妻や子供に、自分の意志の一部を支配され、

単身で、フリーターとして生活していても、
あるいは資産家で、全く労働せずに生活をしていたとしても、
国内にいるかぎりは、あなたは、法律の下で支配されます。

国外へ出ても同じです。

さらに、無人島に行ったとしても、
今度は、あなたの体は虫に血を吸われ、微生物や病原菌にたかられ、
獣に襲われ、そこでは今度は
「弱肉強食」と「気象条件」と「本能」に支配されます。


●絶対的な支配者、あるいは地球を支配する知性というものを、
どう否定したところで、その否定は正しいとしても、それとは別問題で、
「人間が不自由であること」には、全く変わり在りませんし、
何かの、法則下や、人為的な法律下で、
我々が制限されているという事実は変化しません。

と、ここまでは、いくら自分が自由だと思いこんだところで、
まずは人為的な社会の支配下に拘束されるという、当たり前の話。

つまり、神がいようがいまいが、そんな事には関係なく、
その絶対存在とやらとあなたの間には、その中間には、
無数の複数の階層構造と、支配関係と制限が存在するということです。


●そして、次は、
もう少し認識の視野を広くとった場合の話になります。


●火薬が発明されてから、どれぐらい経ったか忘れましたが、
地球では、たまたま、自分を捕食する自分よりも上位に存在する生物がいない、
と思い込んでいるために、
人類は好き勝手に他の生物を家畜化して、
自分が食うために培養したり、養殖していますが、

生命の基本構造を理解しない、ぼんくらで、鈍感な人達には、
これら「人間中心の産業活動」を、
まるで、「当たり前の事」のように思っています。


●しかし、グルジェフ的な視点からすれば、
「人間は、月の食料である」、ということになります。
その話は、ここでは、おいておいたとしても、

本来、人間が「進化や食物連鎖の頂点に存在する」と思いこむ方が、
「頭が完全に狂っている」と言わざるを得ません。


なぜならば、食物連鎖というのは、かならず、自分を中心にして、
「自分が食う下層の次元」と、「自分が食われる上層の次元」、
このふたつの間でのみ成立しているものであり、
生物のすべてが、本来、この「3層構造を基本」としているからです。
この構造を無視した状態など、有機体の生物にはありえません。

また自分が「食う下層の次元」とは、言い換えると、
実は、「自分が排泄物を投じる場所」でもあります。
同様に、「我々も、上層の廃棄物を受け取ること」で生存をしています。

だから、支配関係というよりは、
自分を中心にした、上下の次元との「授受関係」ともいえます。



●だから、もしも人間が、誰からも食われない、誰からも捕食されないとしたら、
人間は、万物の頂点にいることになってしまいますが、
そんな傲慢な考え方自体が、「狂人的な妄想」です。

見た目には「現時代」の我々人間が唯一、完敗して、
自分の細胞を、無抵抗なまま破壊されているのは、ウィルスなどです。

しかし「不可視の次元」では、それとは状況が、
全く異なることが起きていますが、
それは、見えない人には、見えないから、知らないだけ、
ということで済ませることは「実に簡単」です。

何しろ、子供っぽい人間は、
自分のあてにならない「いいかげんな目」に見えるものしか信じなくて、
理解をしませんから。
「いいかげんな目」というのは、つまり、
動物や昆虫に比べれば、人間は、動体視力も、感度も、可視領域も、
たいして性能はよくありませんし、事実、人間は、
マジックなど目だけで見ていたら、ひとたまりもありません。


●しかし、家畜であるというのが、どういうことであるかを
たとえ、肉眼では見えなくても
「状況証拠」から、物事の全体を判断できる、
「まともな知性」のある人達も、「少数」います。

それは、ちょうど、目に見えたものだけを信じていると、
マジックの仕掛けは一生理解できないが、

「現象から逆算して」推測すると、いとも簡単に、
その種が分かることがあるのに、非常によく似ています。
そして、推測どおりに実際にやると、再現できてしまうわけです。

個々に見た現象を、冷静に観察して、
希望的観測や、先入観をどけてファイルしておき、
あとで、そこに、整合性のある共通点が見られたときには、
それは、もはや、推測ではなくて、再現可能な「科学的現象」となるのですから。



●人間が、非常に家畜化された状態であるというときには、
主に、2つの方向から、そのことがいえます。

ひとつは、皆さんと同じ人間から、家畜的な扱いを受けている場合。
たとえば、インドの農村などで今も行われている、
人身売買や、家畜的な労働条件などです。

または、それこそ、前に書きました、支配欲だけで生きている連中からされている
金融とか、政治とか教育とかの支配。

そして、身近なところでは、
家庭内で起きる、ごく初歩的な「親からの洗脳による家畜化」です。

この「子供が気づかないように、子供を家畜化する親の手法」については、
既に、以前に、竹の間に、詳しく書いたとおりです。


●これら、同じ人間からされる洗脳に対してすらも、
長い時間をかけたカウンセリングをしなければ、
その呪縛から解けずに、
親や、あるいは誰かが、きっと自分を愛してくれているなどと
錯覚をしている始末です。


このように、同種・同族である、人間からさえも、
「簡単に家畜的な精神状態」にされてしまう人類が、

「人間以外の生物からの家畜化」に、どうして抵抗できたり、
それどころか、気づくことすら、出来るというのでしょうね。

通常は、相手が、気づかないからこそ「家畜化」と呼ばれるのである。
気づいた場合には、自分のおかれている状態を理解している
という意味において、その者は、「半家畜化　状態」と分類した方が良いでしょう。



●EOイズムというものを正しく理解できる少数の人達、
もっとも、竹の間の愛読者では、ほとんどの人達がそうなのですが、
この人たちは、半分、目を開き始めた「半家畜」の人達です。
つまり、状況の認識は出来たということです。
(鋭い人と鈍感な人で、「実感の濃さ」に個々の差はありますが)


また、中には、肉体の機能においては、従属していても、
少なくとも、意識状態においては家畜状態をやめてしまう事の出来た人も
もしかすると、皆さんの中には、いるかもしれません。


家畜であるということを考えるときに、もっとも簡単に理解できるのは、
人間が、自分たちの食用の動物や植物に対してやっていることです。

その育成のプログラムのすべては、食べる側の都合によって管理されるわけです。
牛のために音楽を聞かせるのではなくて、
美味い肉を食いたいから音楽を聞かせるだけです。

生き物の側の都合などは、ほとんど無視です。
これは、植物に対してすら行っていますし、培養という形でも行っています。


●これと同じことが、「我々の上位からなされない」と思いこむ方が
完全に、頭が、どうかしているわけです。
そこまで人類は、「利口」でも万能でも、したたかでもありません。


●しかし、この問題の最も厄介な点は、
その家畜化は、目に見える形の支配者や敵としてではなく、
ちょうど、「ロボット」や「コンピューター」がそうであるように、
生命のプログラムそのものに操作がなされた場合には、
あわれな私達人類は、自分を支配している敵、または支配者を、
その、かけらすらも、認識することは出来ません。
(普通の方法では、という意味です)。


なぜならば、我々が、世界を認識して見る、その目そのものに、
その支配的なプログラムは、今現在、この瞬間にも、作動しているからです。

これは、ロボットが「人間の為に都合よく作られた学習能力」は持てても、
ロボットは、決して「自主性や自我を持てない」ことに酷似しています。


●ロボットではなくて、動物の家畜であれば、少なくとも、彼らには、
「檻から逃げたい」「窮屈なところは嫌だ」「仲間の血の匂いがする」
という意識はあり、
ただ、それが脱出不可能なことにおいての「家畜状態」ですが、

いっぽうで、
脳みそと知覚と、意志まで、すべてが上位存在の目的のために、
家畜化されている「人間」の場合には、
たとえ、何かを思い立っても、それ自体が既に計画されたものにすぎず、
そして、今、現在「知覚しているものそれ自体」が、
その「上層が意図した結果を出すため」のユニットや、端末や
出力となっていて、その支配下で管理された状態に置かれています。

つまり、人間の中身それ自体が、既にそのプログラムの固まりなので、
思考上の誤認どころか、
今、目で見ている世界すらも、誤認をしかねないわけです。



●ただし、もしも、唯一、我々の上層意識がやらかした「ヘマ」があるとすれば、
それは、人間に新しい苦痛と活動と動きと、葛藤を生み出すために
人間に投入した意識が、「彼ら自身の意識の断片であった」ことです。
ここに至った生物実験の経緯は、ロバート・モンローの言うとおりです。


それがために、統一されていた意識が分割されると、
それが元に戻ろうとする作用を生ずるわけです。

ちょうど、本能的に吸引剤に引き寄せられる虫のように、
求める対象が何であるかは分かっているのであるが、
それには絶対に到達できない、という状況が作り出され、
それが人類に、「ハツカネズミ運動」と呼ばれる動きを
計算どおりに生み出したわけです。

つまり、チーズに食いつこうとするが、それに決して到達できないことで、
上層世界での発電に必要な「車輪は回される」ということです。


ただ、これを「あまりにも、効率よくプログラムしようとした」ために、
上層意識が、その断片を、人間に入れてしまったということは、
家畜である人間は、「その彼らの意識を持ってしまっている」という事です。

そうなると、1人の人間が、自分の意識の深部をサーチすると、
彼らが何を考えていたかは、わざわざ、
宇宙のどこかに次元旅行などしなくても、簡単に分かってしまうわけです。

これが、「虚無の微笑」で言われている、「中悟」において認識される
「宇宙の実相」です。



●ところが、その単純な階層構造にも、厄介な問題があります。

では、その意識界の食物連鎖のヒエラルキーは、
「一体どこまで続いているのか」、という問題です。

我々を食用とする上層が存在することは確実なのだが、
その上層もまた、その上の層の生命からは、捕食される立場となる。

この無限に連なる上下関係の連鎖をずっと辿ってゆけば、
それは宇宙の最初の物語の近くへと、行き着きます。


しかし、そこで、
宇宙の中心に誰かがいる、などとEOイズムは一言も言っていません。
それを「創作した主体」がいるなどとも、一言も言っていません。

たとえば、「ひきつりながら読む精神世界」に出てくるように、

「支配者は、とっくの昔に、既に、くたばってしまい、
　今では、我こそが運営者だと、勝手に思っている連中によって
　宇宙が運営されている可能性がある、とは考えないのかね」、
　といった意味の、シリウスの知性体の言葉が出てくる。


これ自体は、ちょっとしたジョーク的な場面ではあるものの、
そのように、EOイズムでは、
絶対的な支配者というものを人格的なものとしては全く捕らえていない。

産業的な動機、あるいは悪意または善意から、
人類を何がしかの生産ラインとして使用している存在たちというのは
言うまでもなく、宇宙の頂点にいるような者ではなくて、
中間層に存在する意識たちであるということ。


EOシリーズの、いたるところ、どこにでも出てくる事であるが、
そうした中間層の意識たちには、我々は家畜として扱われるが、

その原初まで、時間を戻してしまうと、
宇宙には、支配者はいないが、特定の「意志はある」ということ。
それは無論擬人化されるような意志ではなく、
むしろ、それは「衝動」、または「本能」と名づけても良いし、
単なる、「法則的機能」と認識されるものであるということ。


ただし、ここで問題なのは、
それは、釈迦の言うような、偶発的な「因果の波紋」なのではなく、
乱数的なデタラメさをもった動きでもなく、

明確に、「ひとつの目的をもった意志」、
正しく言えば「ベクトル=方向性」である、ということ。


宇宙に、唯一存在する、この「意志」、「絶対的な法律」とは、
「動け」ということ。それをひっくり返せば、「止まるな」という命令。


そして、その基本運動は、
陰陽の、バランスを崩す、戻すことの反復で維持されるということ。


単純な有機体の生物においては、それは、

「食わねば、空腹という苦しみを生じ、
　その結果、食を求めて、動いて、捕食し、排泄する。」

人間特有の心理構造においては、

「退屈するという形での、心理的な飢え」の構造。

これらの現象として、「命令」は現れているということ。


つまり、肉体的、精神的に「死ぬまい」とすることによって、
宇宙が死なない手段としての「動き」を発生できるということ。


言うまでもなく、全く同じことは、
重力、素粒子、あらゆる次元世界においても、
2点の極を常に往復し、そのシーソーは止まらないということ。

この往復と、動き、バランスを取ろうとすることで生ずるアンバランス、
もしも、これが停止したら、
宇宙は存在しないし、存在出来ないということ。

世界が生じた、最初のコマンドは、「動け。止まるな」であったということ。

従って、このプログラムの連鎖しているシステムである思考もまた、
そのコマンドに連結してる「線」を斬らないかぎりは、
絶対に、思考は、一分すらも、完全停止などしないということ。


ここまでは、帰還のEOシリーズにも出てきた、
誰でもが、分かりやすい話です。



しかし「虚無の微笑」では、その先、あるいは、
その「前」のことが語られています。

そもそも、どうして、その「2極間を、動け、止まるな」のコマンドを、
「打ってしまったか」です。




●「2番目の質問」に対しては、既に説明したように、
そもそもEOイズム自体が、万物の創造主など、想定していませんから。

ひとつのギャグとして、神を想定した論敵として、
その神が漫画のキャラクターのようにして物語の中に現れることはありますが、

「実体」として、そのような「中心的支配者」があるかについては、
あるが、それは動物的なものであり、
否、むしろ「物理法則的」なほどに、
それは、単純な「コマンドである」としているだけです。


それに対して、釈迦は、そういう面倒な論議を避けたかったがために、
また、そうした論議は、悟りには障害となると判断して、
単に、民衆や学者との論議をかわすために、そういう形而上学的な質問には、
「無答」としただけの話です。

しかし、その「神はなく、ただ、因果があるだけ」と、
彼が言ったにもかかわらず、では、なぜ、彼は「世界は苦だ」と断定したのか
という疑問が、どうして、この馬鹿な質問者には、生じないのでしょうね。


もしも、諸法則が、因果律だけで説明が出来て、それで解決するならば、
どこにも、問題などあり得ません。

また、因果律を、どう悟ったところで、苦が消滅するわけでもありません。
もしも、因果律だけを主張したとしたら、

それは、実質的には「しょうがいないから、我慢してでも、あきらめろ。」
という事を言っている事にすぎません。

「自然は、全部、そういう、
　偶発的な因果の連鎖と明滅の法則で作られているのだから、
　文句を言うな、我慢しろ、あきらめろ」、というだけのことで、

そんなものは、哲学でも宗教でも、仏法でもあり得ません。

そんなものだったら、それは、
「バカボン教」ですよ。

すなわち、　「これでいいのだ」教。


だからといって、では、
「因果法則だから、これで、いいのだ。
　苦から逃げようとすることをやめれば、苦は去る。」

と、そんなチンケな論理でどうにかなるものではないのである。

(竹の間の賢明な読者なら、分かるように、これは実は、
　チンケではなく「ある特定の意味においては事実」なのだが)


●釈迦が「苦だ」と言った背景には、その自然法則それ自体が、
逃げられない苦だと言っているのであり、
どうしてそれが逃げられないものであるのか、
その因果が起因している根源に対しては、
彼は一言も、神や宇宙、そしてその因果律が素晴らしいなどとは賞賛していない。

彼が、自然のごく一風景に対して、ふと、美を感じることはあったとしても、
彼は、「彼自体の内面」は、全く不可侵で、苦がそこになくても、
彼は、死ぬまで、この世界の様相と、その仕組みを
絶対的なまでに「苦だ」と認識していたのである。



●ただ、「虚無の微笑」で語られたように、
釈迦は、一時期、その本来の方向性を見失ってしまい、
民衆を相手にし過ぎたために、本質をゆがめてしまい、
何をしに地球に来たのかを記憶喪失してしまったのである。


釈迦は、ごく単純に、馬鹿でも分かるように、
「人間において経験される」、
「心理的な」4つの苦、を説いたにすぎない。

しかし、EOイズムでは、人間の中や生物ではなくて、
宇宙に「普遍的」に存在する、唯一の、
「たったひとつの苦」しか、説かない。


それは、人間や万物や物質や光そのものが持つ苦であると同時に、
コマンドを打たれた、この宇宙の「原初の意識」それ自体が持つ
「苦」の対象である。

この意識それ自体が、そこへ接近することを断じて回避しようとする、
そういう「苦の根源的領域」。

すなわち、「絶対虚無」。


それは、断じて「相対無」ではないことも、「虚無の微笑」で
書かれたとおりである。


●だから、それを、原初の光の極が恐れるかぎりは、
もっとも初期に設定されたプログラムのコマンドからは
生き物の意識は、決して逃げられないということ。

だが、もしも、意識がその虚無の巨大性、その無限性、その破壊性を
少しずつでも、受け入れることが出来たなら、

「中悟」の状態では、原初の意識と「等質の状態」を、
個と全体の「境界線」において、経験できるということである。

そして、それを、
「非常に小規模な経験」に「棚卸したもの」が、「小悟」であり、
自我に打たれた、「自我を維持しろ」のコマンドが消える現象であることも
「虚無の微笑」で書かれたとおりである。


これは、「虚無の宇宙」では、「大きな猫」も、言わなかったことであるが、
実のところ、地球は、「標準的な宇宙文明という基準」から見ても、
少々、「バランスを崩しすぎている」のである。

そこで崩してしまった最大のバランスは、
「生存」重視の、意識状態である。


悟りというものが、
もしも、薬効として人類に与えるものがあるとしたら、
それは「あまりにも、過度に重視されすぎた、生存意志」が、
少しは、軽減されるだろうということです。

日常的な人間生活における、すべての苦の発端も、
そのアンバランスに由来するからである。

今、地球人は、この世であれ、どこか死んだあとの世であれ、
とにくか、生きる意志があることは、良いことだと思い込んでいますし、
生きる意志が大切だ、という事ばかりをテーマにした、
チンケな宮崎系アニメや、ドラマが「大衆の主流」ですが
それは、実は、
とっくに、標準的血圧の「正常値を超えすぎている」ということです。


他の宇宙では、もう少しは、
「死んでも、ええやんないか」、と、
のんびりとしていて、マシだということです。


だから、最近では、「不死急ハイランド的」な、
「死んでも、ええじゃないか意識」が、

あまりにも崩れすぎた地球の「死生意識」の、
「本来のあるべきバランス」を取ろうとしているのでしょう。


悟りというものは、そうした過度の生存欲に対しては、
かなりの中和的な「薬効」を持っているものです。

むろん、それは「野の草」の知ったことではないことで、
単に、「たまたま、人間に作用する」「薬効」であったにすぎませんが。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ということで、

ようするに、こういう初歩的な質問を寄こす、アホウな人達というのは、
ムキになって口を尖らせて、自分が反論しようとしているEOイズム自体を
「一冊の本として、読んですらいないこと」が、ほとんどです。

たいていは、ネット上か、他人の言葉の「断片だけ」を読んで、
恥も知らずに、恥ずかしい知ったかぶり、をしているだけですね。


そして、第二に、それが「どこの、何の本」であっても、
こういう質問者は、そもそも「文字が読めない」ということです。

「読解力ゼロ」にして、「誤読」だらけ。

こういう人には、うちの本に限らず、
「どこの、どんな書物」を与えても、まさに「豚に真珠」です。



　今回のような、幼稚な質問に対する回答も、
　　ネットにきちんと無料で提供されている、
下記↓のリンク先の資料に、すべて、書いてあることですが、
　　　
　　　ようするに、頭がスカスカで、
　　　　文を読んで、記憶することすら出来ていないのがよく分かりました。



【反逆の宇宙】抜粋編
http://www.mumyouan.com/e/eorebel.html

【闇のタオイズム】抜粋編「第二章」
http://www.mumyouan.com/e/eoyami-2b.html



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★ . 　　

ということで、ひとつだけ、俗世間の話題をここで蒸し返しておきます。

麻原被告の死刑確定で、あの問題は、あとは一般的な死刑の是非論議が
持ち上がる以外は、「風化の一路」を辿ることでしょう。


さまざまな疑惑を残したまま、あの事件は闇の中へと消えてゆくわけですが、
残したのは、疑惑だけではなく、被告が「洗脳を受けていた形跡」を
あまりにも明確に残していったことは、「ひとつの収穫」でした。

さて、そこで、面白い文を皆さんに読んでいただきましょうか。
↓
http://www.cnet-sc.ne.jp/canarium/10-7.html


これは、「カマキリ弁護士」のところから拾ってきたコンテンツです。

あの弁護士としては、こうした公判記録をもってして、
「松本被告は、沈黙しているのではなく、事件について陳述をしている。
罪状を認めている。だから詐病だ、信者たちは目を覚ませ」とでも、
言いたげですが、なにせ、
「当人の、被告が全く目を覚ましていない」のですから無理。

↑にリンクした、あの程度の、
「かろうじて、事件について酔っ払いのような陳述をしている」
そんな文言で済むのであれば、傍聴していた「被害者家族の人達」から
「結局事件については何も明らかになっていない」などという
ため息と文句などが、漏れてくるはずもない。

こういうのは、自分の主観や主張に、
都合のいい事実だけを羅列する人間に特有の悪癖です。


そして、明らかに「異常な発言」をしている(犯行を指示した当時ではなく)
「現在の被告」の様子は、信者らの目ばかりではなく、
ごく普通の一般人にさえにも「一種の国家権力の被害者」と
見えるわけである。
よって、あのカマキリ弁護士の主張など、信者らには何の説得力もない
ばかりか、被害者やその遺族にすら、何の説得力も持っていないのである。

ただし、教団内で「犯行の指示」をしていた時点では、
「正気」であったのであるから、そういう意味では、
裁判中にラリってて、催眠状態にあろうが、死刑判決は妥当である。
まー、宗教戦犯といったところである。

それにしても、まずいことは、被告には決して言わせない、
そして、ついでに、ブザマな教祖にしようというデザイン方法が、
元々大きな「計算違い」だったわけである。


■さて、前述の資料を読むと、いくつかの特徴が分かります。
まず、最初は、普通に「壊れた麻原の与太話」として楽しんでみる。

次に、これを、「他人が麻原に催眠をかけた場合のケース」という
前提で、よく読んでみること。


すると、そこでは、明確に、
その「催眠をかけた人間のパーソナリティー」が浮き彫りにされるのである。
なぜならば、催眠時に「被催眠者に語らせる内容」とは、
すなわち、催眠術師のひとつの「作品」であるからだ。
そこには、必ず、術師の「個性」が、漏れてしまうのである。


まず皆さんが気づくであろうことは、
口調、論調、が麻原被告のそれではないという点です。

例をあげると、不自然な点は、以下のとおり。


1/たとえば、弟子を名指しするときに、通常の被告であれば、しない
であろうような、本名とホーリーネームが不自然に、しかも
「不規則に混在」している点。

2/科学的な論調の部位になると、妙に詳細なデータを、
しかも得意げに持ち出す。これは私が見るに、被告の性質ではない。

3/時おり、被告には決して存在しないような性質の、
ウィットに富むような口調の部分がある。

4/英語交じりであること。ただし、英語圏の知人に聞くと、
完全に文体が日本人英語らしいので、洗脳というのは、
語学力のアップとか、一字一句にいたるまでの発言操作は出来ないようだ(笑)


■全体を見て、「どういう種類の催眠がかけられたか」を推測するならば、
まず、言及してはならないことは、徹底的に記憶から排除され、
言及している部分についても、多くの記憶を「抜いている」という点。

したがって、「与太話」の題材そのものは、麻原被告本人の
知識の中にあるものに由来している部分もあるものの、
「削がれた記憶」が「あまりも多すぎて」、
論理のパズルが崩壊していて、
その結果の、「この陳述内容である」と見なすことが出来る。

たとえば、皆さんも、今の正常な頭で、ラリってもいなくても、
もしも記憶の断片がいくつもなくなったら、似たような状態に
ならないとは限らない。

ここにさらに、向精神薬などの投与の可能性を考慮すれば、
被告の言動にも、一定の「整合性」が出てくるのである。


そして、
これらから、麻原被告に催眠をかけた人物の簡単なプロファイリングが
出来てしまうほど、明確に、いくつもの形跡を残しています。


・この人物は、科学者かそれに類する学者であること。

・この人物には、遊び心がかなりあること。
ただクソまじめに、仕事として催眠をかけているのではなく、
自分の好奇心から、被告をモルモットとして、どこまで使えるかを
楽しんでおり、また実験としてある程度の興味を持っている。

・そこから推測されることは、この人物は、
催眠は出来るが、催眠は専門ではない。心理学の専門家でもないし、
また軍事や化学の専門でもない。それらとは別の専門家である。

・この人物は、科学的知識においては、間違った事を言いたくない
(この場合には、被告に言わせたくない)という、
科学者としてのプライドがあること。

・被告に言わせるでたらめな論理の中にも、必ず、整合性のある
部分を織り交ぜていること。
これは、特に、検察側に有利となる部分の発言において部分的に。

・一方で、本来の正常な被告なら必ず出てくるであろう、論調や
主張がいくつも、不自然に抜けていること。

・おまけに言うと、エンタープライズとは、麻原被告の趣味ではなく
その人物の趣味であること。おそらく、約75%の確率でその人物の部屋には、
エンタープライズ(その他)の模型があるだろう。
ここで言うエンタープライズとは、スタートレックのそれではなく、
航空母艦のこと。

・この人物は、いくつかの被告の言動や思想に関する資料を収集し、
それを元に形成した、催眠による麻原被告を作ってみたものの、
完全には麻原被告の全体像を把握していなかったために、
ほころびが多く見られる点。

・これだけの遊び心と研究心を伴う催眠をかけるとしたら、
この人物は男性。推定年齢38から48歳ぐらい。

・外見は、むさ苦しい体育界系ではない。

・このタイプの学者は、髪の毛の質に普通と異なる特徴がある。

・この人物には内臓疾患あり(おそらくは胃に近い食道部分)
　あとは鼻炎。


といったところである。

つまり、逆にその人物のプロファイリングが出来る「痕跡」を
しっかりと、残してくれているわけです。

・それも、おそらく、分かる人(たとえば法廷内にいる関係者)には、
自分がやっていると理解できるように、
遊び心から、意図的に、その痕跡を残しているのです。

たとえば、それを示している箇所は3箇所ある。
それは、記録の中に出てくる3回の「場内笑」という箇所である。

以下はその箇所だが、気づくことがあるだろう。
↓
>>無罪となっています、これは。OK. みんな日本語わかんないか？
>（場内笑）

>>このような話を本日、エンタープライズのような原子力艦空母の上で行なうのは、
>>うれしいというか悲しいというか、複雑な気分であります。
>（場内、笑い）

>>これが滝本事件です。
>>今話しているのが、上祐史祐ではなく、麻原彰晃であることは間違いない！
>（場内笑）

では、ここで「笑ったのは誰か?」ということになります。
このような場面で、傍聴席の被害者家族が笑うわけはない。
それに、一般的に考えれば、ここは笑うような内容でもない。

したがって、この言葉を聞いて「笑う神経」「笑う背景」を持っているのが
どういう人物であるかを推測すればよい。

となれば、それは、麻原被告がしゃべっている内容にされた催眠効果を
知っていて、「それを面白がって笑っている」その「場内笑」の記録であると、
私は推測している(その場で傍聴していないので場の雰囲気が分からないが)


・つまり、この人物は、
仕事として請け負ったから仕事としてクソまじめにやるという
職人タイプではなく、その催眠内容に遊びの要素があり、
随所に「余裕」があるのです。
となれば、この人物は資産家であろう。

・この人物は、マスコミが大嫌いである。
理由は、マスコミが馬鹿であるからという、しごく、ごもっともな理由。

・この人物は、両親のどちらにも、心を許していない。

・この人物は、自然食派か、サプリ派かといえば、
どちらかといえば、サプリ派。
ついでに言うとこの人物は酒は飲まない。

・好きな色は、黒または、女性的なパステルカラー。
重厚すぎる古めかしいインテリアは好まない。

・基本的には未来的なインテリアを好むが、
その反面、逆に原始的なデザイン、例えば、バリのような呪術的で
民族的なデザインの民芸物品や、造形デザインも好む一面を持つ。
この、「未来性と原始」の典型的な混合形体としては、
エイリアンのデザイナーのH・R・ギーガの画風などは、もしかすると、
好みかもしれない。(この部分は、確信は持てない)


●さて、皆さんは、どう読み取りますかね。


アマチュアですが、私の趣味の得意技のひとつが、
筆跡鑑定と同時に、「文章鑑定」なものですから。


だてに、掲示板での、ケンカ歴、兼、相談歴は、長くはありません。
場合によっては、1行見れば、その人物のおおまかなアウトラインはつかめます。

なにしろ、ネット以前から、1000通近い「手紙」を見た事で、
人間の書く文体(や、しゃべる言葉)から、人を見てきましたから。
しかもその時代には、リアルに会うことも多く、
鑑定内容の確認がきちんと取れたので。結果、的中打率は、おおむね7割。


_____________________________________________________________

★ . 　　

この国に、天皇制が残った方がいいか、なくなっていいか、
という二元論になった場合、私は、現時点では、前者である。


といっても、民間人の私としては、
昭和天皇の判断によって、マッカーサーを感動させて、
以来、しばしの間だけは、日米に協力的な体制ができ、
そのことによって、私の両親が生き延びて、そうやって
私がここに生まれたという、間接的な恩恵以外には、
皇室には何ひとつお世話になっておらず、
特にそこに敬意を払う理由もないが、

では、必要か不要かとなったら、それは、日本にとっては、
最悪の事態になった場合の切り札になるという点で、必要である。

私は右寄りでもなく、皇室マニアでもなく、
また、よくいる馬鹿のように、「特権階級だ」「人間は平等だ」とか
叫んで、ムキになって、天皇制に反対するような国民でもないし、
左寄りにも関心がない。

私は、まったく「一平民の感覚」で皇室を、遠くから眺めている
人間の1人にすぎない。


さて、第二次大戦終了のときに、たまたま、「残存」してしまった
天皇制だが、これが維持されていることで、
明確な抑止力がいろいろなところに効いている。

我々個人にとっては、皇室や天皇制のことなどは、
原則的には知ったことでもなく、
天皇や皇族による多少の「外交効果」を除けば、
何の直接的な利害関係もないのであるが、
その直接的な利害関係が、全くないことによって、

皇室の「不可侵」が守られているという点が「機能として」重要である。

かつての戦前のようには政治・権力には関与しないポジションに
移動したために、直接的には、政治家とも国民と分断された
閉鎖的な箱の中に、閉じた世界となったわけだが、

それ故に、「実質的」には、全く統率力も、武力も、資金も
有さないにも関わらず、不可侵の「権威」という形で、
この国を、かろうじて最悪の混乱になることにはストップをかけている。

もっとも、そうした「中身のない権威」ということに対して、
天皇制に反対する人間たちは、いろいろな批判を展開して、
そのくせ、アメリカから輸入された、中身と説得力のない、
「偽善的で矛盾した自由とか平等とか民主主義」を、自己顕示欲のために、
振り回しているわけだが、

皇室の実質性に、中身があろうがなかろうが、
政治的に絶対に不可侵なその「権威」が虚構であろうが、なかろうが、
その権威が存在し、かつ、
「今も、静かに機能している」ということが重要なのである。

それは国民の生活など、本当は何も理解しない皇族で形成されているが
それでいいのである。
隔離されたお城の中で、国民の痛みなど分からず、それでいいのである。

もしも分かったら逆に、それは国民や政治に口出しを始めてしまう。
痛みを理解するのは、
せいぜい、皇室内部の古い因習に、妻の雅子さんが苦しんでいて、
それに静かに反発する皇太子、と、このあたりの身内まででいいのであって
それによって、人間的な皇室ということの宣伝にもなるので、
そのあたりで、収まっていればいいのである。

もしもそれ以上に、本当に国民の痛みなど理解したり実感したら、
それは、まずいことになるからだ。


そもそも、国民も、皇室も、ごく一部の皇室に関係する職業や
組織以外には、まともに向き合っていないということが、
その「不可侵性」を維持できる鍵であるからだ。

ちょうどそれは、別に町に何の貢献もしていない銅像だが、
それは権威がある、という風習の中で、
誰も、それを壊したり、傷つけることの出来ない銅像として、
そこにただ在るというのに似ている。

その銅像は、特にその銅像を壊す理由を、誰の中にも植えつけない、
それが、皇室がなしてきた、もっとも重要な仕事なのである。

静かに平和的に外向活動をして、内政には干渉しない。
そして、誰にも恨みを買わないこと。

中国や韓国のデモで、小泉や、安倍の写真が焼かれることは
何千回あっても、天皇の写真がそうされることは、決してない。

仮に、そのようなことがされたとしても、
皇室は、「ノーコメント」であるか、むしろ、
静かに、「かつてあなたたちの国を侵略をした結果であるから、
大変に、申し訳なく思う」と言うか、
または、「私達は何を言われてもいいので、国民は平静を保ってください」
と諭すかもしれない。

右翼的人間たちは、そんな諸外国の行為に、狂乱するだろうが、
そういうものも、天皇は、静かに、さとすだろう。

つまり、仮に、中国や韓国で天皇に対する冒涜的な行為が
行われたとしても、逆に、それによって、日本の天皇は、
その謙虚さを、世界に示すことになるのである。
結果、「暗に世界から批判される」のは、そういうデモをした側となるのである。


これは、ひっくりかえせば、それは天皇や皇室は、
「国民の誰とも、まともにガチンコでは
付き合わない、向き合わない」ということでもある。

いわば、お花などの家元のようなものだ。

別に、「誰から恨まれることもなく」、
かといって、「物凄く、実質的に頼られることもなく」、
ひとつの「伝統文化」として温存されている分野というわけである。


●では、ある意味「中身が空虚」とも呼ばれてしまうようなこの
「権威」がどうして存在していなければならないと、
私が判断しているかといえば、
それは、「有事の際」に、唯一、機能するからである。


たとえば、こんな、とんでもない「絵空事」ことを想像してみるとよい。

タイではないが、
もしも、日本の自衛隊がクーデターを起こして、
主要な政治家を、全員皆殺しにしたとします。統制機能として
政治家や、警察や、軍、こうしたものが反乱したときに、
それを沈静できるのは、一体誰になりますか?

警察は、いろいろな思想の人間がいますから、どうだか知りませんが、
自衛隊といえども、天皇の言葉に逆らうことは、心情的に出来ません。

また、もしも日本が、海外派兵とかそんなレベルではなくて、
本当に、他国を侵略しようとしたり、本土が空爆を受けるような
そういう戦争になってしまうか、確実に、そうなりそうな局面。

ここで、天皇や皇族は、
そそくさと、ただどこかのシェルターや那須にでも「避難して」
「天岩戸に引きこもる」と思いますか。

そうはならないでしょうね。

また、それが、どれだけ「象徴的な権威である」と分かっていても、
アメリカすらも、天皇には、命令も、金での取引も出来ません。


企業や軍隊にくらべれば、資産もなく、兵力もなく、政治的統率力も
なく、ただ権威だけがある。
そして皇室も、庶民に「本当には」踏み込まず、また国民や政治家や、
どういう実権のある者も、皇室だけには、踏み込めない。

このような、常識的に考えれば「奇妙な権威」の皇室であっても、
日本の直面する、「本当の土壇場」となれば、それは、
テーブル上に差し出される、最後の切り札となるのである。

むろん、この戦争の責任はすべて私にある、と述べた敗戦時の昭和天皇と
は、状況は全く違うが、日本において、唯一「政治や権力」と分断された
保存されてきた「権威」が、最後の最後には、
かつてと似たような、「調停機能」を果たすことになるのである。

天皇制というのは、いわば、日本が、平和国家でありえるかどうかの、
「最後の最後の切り札」なのである。


少なくとも、私はそう理解している。

それは、たとえ、国民的な幻想であろうが、
また、実際に、そこに「神話的根拠」があろうが、そうしたこととは別に、
それが、日本に存在してくれている最も重要な機能は、

国内の政治も、干渉できず、
海外の権力者も、絶対に、干渉できないものとしての、
重要な「切り札的機能」なのである。

国家の、最重要時だけには、
それは、たった一回だけは「政治に干渉せざるを得ない」のであるから。


●この日本において、他の誰であっても、
有事の際には、国外に逃亡したり、亡命する可能性はあるだろう。
首相など、簡単に国外逃亡してしまうだろう。
国民も、そうかもしれない。

だが、たった一人だけ、たった一族だけ、
日本という船が沈没する最後まで、決して日本を離れない者たちがいる。
それが、皇室である。

なぜならば、もしも、国家の有事の際に、天皇が亡命などしたら、
その時点で、幾多の歴史の中で持っていたその権威は、
すべて「消滅」するからである。

国を見捨てるような天皇には、もはや、誰も敬意を払うまい。
そのときに、戦争を止めないような天皇には、国民は幻滅するだろう。

側近たちは、むろん皇族に「一時避難」を薦めるだろうが、
そこで、皇族自身が、自分たちの存在意味は何であるかの、
アイデンティティーを自問することになる。
そして、国民もその答えを見ることになる。

だから、日本で唯一、
どんな有事の際にも、決して海外に逃亡しない者、
この国と共に沈む覚悟、またはその「宿命」にある者、
それが、天皇、あるいは皇族なのである。


　　　　　　　　　　　　　　●


以上が、「天皇制」が日本において占める位置を、
思想論や、感情論を排して、
「社会学的な、実質的効果」として見たときの、私の見解である。





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ということで、
しばし、戯れに、政治問題に降臨してみた私の、一連の投稿であるが、
その「根拠」は、充分に、これまでの投稿群で、めいっぱい書いたので、
簡単に、結論だけを言えば、


「天皇制には、賛成」
「死刑にも、あだ討ちにも、賛成」
「国民投票制には、賛成」

「時効には、反対」
「保釈金制度にも、反対」
「共謀罪には、反対」
「裁判員制度にも、反対」

「戦争は否定しないが、民間人のいないところで、戦争が好きな
　兵力(兵士)同士だけでやれ。また、ゲリラ活動はルール違反。」

「国民のガス抜きのために、
　情報公開制度と、その実質的な機能を法的に整備することを要望する」

「陰謀論や、メーソンやイルミナティーなど知ったことではない。
　何かにつけて陰謀説ばかり振り回すやつは、
　ほぼ大抵の場合において、劣等感の塊であり、
　アンチ選民思想を叫ぶ事で、逆に優越感と歪んだ選民感に陥っている。」

「いちいち、敵を想定しないと、身内で団結できないような組織や国は、
　まだ地球幼年期の　お子ちゃま　である」


「本当に、犯罪を抑止したいなら、
　人間の感情の作動原理と影響というものについてもっと、学習して知れ。

　教育をどうこうする前に、【一家の中の親子関係】からやり直せ。

　学校はまともな、{口ゲンカ道}でも、必修授業に組み込め。」



そして・・・、

「人間は、この惑星へ、各自の{個人的な動機}から、
　学習をしに来ているのであり、

　学習を終えたら、死んで、ただ出てゆくのみ。

　地球とは、我々の長い旅で出会った、一時の宿にすぎない」


　ついでに言うと、あまりにも、生き延びるとを優先しすぎると、

　本来の生命の持つ「生死」の「等質的バランス」を崩して、

　人生、ロクなことにならないから気をつけるように、ということ。



　　　　　　　　　そんなところである。

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もうひとつあった。
安倍さんにゃ、「美しい日本」など作れないよ。

もしも作るんだ、というなら、
まずは、手始めに、

芦ノ湖と、富士五湖のうちの3湖で、ブラックバスが認可されていること。
あれを完全に「取り消すこと」です。


単なる漁業組合と地方自治体の利益のために、
連綿と続いてきた、聖域の湖を、けがし、

ちっぽけな金を生む、外来魚のためだけに、
1989年以来、聖域を、「汚しまくった」のだから。

日本で、たったの4つしかない、
外来魚を認定した「恥知らずの湖」。

特に富士3湖(確か河口湖と、それにちゃっかり便乗した山中湖と西湖の3つ)
から、まずは、特定外来魚の放流を禁止し、
吊り上げた魚を買い取って、食品加工しても、
キャットフードにしても、単に捨てて処分してもいいので、
外来魚を全て、あれらの湖から、「駆除すること」です。

既得権にしがみつく田舎議員どもと、
山梨県知事を、強引にねじ伏せてでもやるべきですね。

どうしてそうしないと、まずいかは、いずれ書くかもしれませんが。

言うまでもなく、私の場合には、環境保護の観点からではなく、
それらの湖における、ここ約１５年（特にここ１０年）での、
明らかな霊的な「異変」を見たからです。

分かりやすく言えば、

　　　　湖の主が、「相当に　　怒っている」のだということ。


　　　　　　　　　　　　　　●

「ブラックバス　年表」で検索をかけると、多くの資料が見つかるだろう。
一見すると、問題とか、双方の主張がこじれているように見えるが、
外来魚放流の問題は、要約すれば、


>それが、密放流か、合法的放流であるかに関わらず、
>ブラックバス問題の構造は単純で、
>『バスによって得をする者』が、悪い(または違法である)と知りつつ、
>確信犯的に、自らの経済的利益、または娯楽的利益のために、
>自然を破壊しているという構図である。

>これは一部の者の利益のために、
>自然を破壊して行われる無駄な公共事業の構造と酷似している。

参考↓

http://72.14.235.104/search?q=cache:Q7b8mpfGnWQJ:www.rikkyo.ne.jp/grp/cchs/bulletin/No3_2001/nigorikawa.pdf+%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%82%B9%E3%80%80%E5%B9%B4%E8%A1%A8&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=9&client=firefox-a


　　　　　　　　　　　　　　●

もうひとつ、おまけに言うと、自衛隊の演習場を、
同じく、不可侵の領域の、富士吉田に作ったこと。

どこの、お馬鹿な風水師が、位置を指定したのか知らないが、
本当にアホウです。
富士山の麓に、砲弾など打ち込んでいては、
ロクなことになるわけがない。

国際的な軍事情勢の中でも、運命的にも、不利になる事ばかりで、
良いことは、何ひとつもない。

移転させるなら、福井県だね。
日本海にも、睨みをきかす事が出来るし。








_________________________________________________________

★ . 　　

●隣の「松の間」は、新着の動画アップされていますので、関心のある方はどうぞ。

ところで、料理話題なので、「梅の間」にしようかと思ったのですが、
画像をアップするほどのことでもないので、ここでします。

菓子の材料を扱っている店には食用の、エッセンスがあって
よくご存知のバニラエッセンスとかあるわけですが、
前々から、「ないかなー」と思っていたら、ネットで見つけたのが、
「マツタケ・エッセンス」。

しばし、悩んだものの、これも勉強ということで、注文。
１００ミリリットル１１００円ぐらいなので、失敗しても悔やむことはないし。

ところが、使ってみて、まいった。最初は、エリンギやシイタケに
垂らして香りをつけたら、それなりの香りになると期待したものの、
どう転んでも、永谷園のマツタケのお吸い物よりも、ランクは下。

付けすぎると、もはや、マツタケではなくて、どっかの
フローラルエッセンスみたい香りになってしまう。
目安としては、汁碗なら２敵が限度で、それも、言うまでもなく香りだけです。

一体どんなマツタケの香りがするのかと、好奇心から買ってみたものの、
たいしてゴージャスな気分にはなれないシロモノだと分かりました。

一体、業務用では、これを、何に、どうやって使っているのやら？？です。
メーカーに尋ねても、使い道とか、使い方が分からない状態です。


つまりは、
「邪道に走っていないで、ちゃんと、マツタケ買えよ」っていうことですね。


　　　　　　　　　　　　　　　●


ブラックバスの天敵というのを調べていたら、
河鵜とか、雷魚だとかいろんな説があった。

当然、誰でもが考えそうなことは、ブラックバスを食う新種の
別の天敵の魚を遺伝子操作で作ってしまえばいいというもの。
共食いするブラックバスでもいいのかもしれない。
また、ワニとか入れると遊泳禁止になってしまう・・・。
いずれにしても、現実問題としては実現性なし。


他の在来魚に比べて、極端に大きいというなら、網の目を大きくして
根気よく、かっさらえばいいのだろうが、そういう
大きさでもなさそうである。

もっともこれぞ、名案、グッドアイディアというものがあっても、
決して山梨県では認可すまい。
ということで、もしも、ブラックバス撲滅に、
ものすごい名案を思いついた人は、メール下さい。

ちなみに、金沢漁協では、一匹２００円で買い取るそうな。

私は、最初は、キャットフードにならんのか、と思って、
某キャットフードの会社に、興味本位で、電話で問合せたら、

「キャットフードにするほどの、捕獲量が安定して確保できないでしょうね」と
「イメージ的に売れないでしょうね」というお返事。

つまりは、まずそうだ、凶暴そうだ、そんなもの愛猫に食わせるか、
といったイメージでしょうね。


まー、あれらの湖の地元で、カルカンならぬ、
「猫まっしぐらに敬遠ぎみ」の「バスカン」を作っても、
材料費、加工費、人件費、などで、
おそらく単価が普通のカルカンの３倍になっていまうだろう。
猫好きの私だって、そんなもの買わないですね。

それに、一匹２００円でひきとったら、釣りから得ている税金が
チャラになってしまうから、富士五湖の漁協らがやるわけがない。


　　　　　　　　　　　　　　●


ところで、当サイトは、来年には有料化するかもしれません。
ただし、ほとんどまだ未定です。
システム上の変更は、ゆっくりとは進行しているのですが、
実際に実施するかは、未定です。

というのも、有料であることのメリットを、まだ模索中だからです。
現在のコンテンツ全体を部分的に有料にするということはなく、
有料化するとしたら、松竹梅と会員制の掲示板ぐらいです。

前々から、言うように、私にとっては、ここの掲示板に限らず、
どこのものでも、掲示板というのは、書斎のようなものです。

現在までにも、書くときには、常に書籍になりえる質のものを
書く姿勢でいました。

ただ、ここ最近の竹の間ような、
実質的には、何の利益もない政治的な与太話は、とてもお金など取れません。

また、世の中によるある、個人の生活の独り言を、ただ綴っているだけのブログや、
たらたらと続く、愚痴や、個人日記や、「私見の羅列」、
そんなものに、お金を払うことは、私ですらしません。


■たとえば、縁のあった、ジャーナリストの山岡さんの
アクセスジャーナルには私は、年額９０００円の購読料を払っていますが、
それは、その内容にそれだけの価値を認識しているからです。
また、絶対にペンを曲げないジャーナリストとしての山岡さんの人間性が
好きだからです。

その有料ブログの場合、ここから先は有料という部分は、
文字数そのものは、前振り部分と同量程度ですから、
有料部分が、極端に文字数が多いわけではありません。

ただし、その有料情報の部分というのものには、
現場での取材に使われた、労力と経費が内在しているわけです。


■そのように、告発的な記事、
そして危険な中を、ねちっこい取材で得られた情報、
こうしたものには、月額７５０円の価値ありです。
それは中身の濃い、政治問題の７５０円の月刊雑誌を買うぐらいの
内容ですから。


●しかし、精神世界系のサイトで、有料となると、それなりに
現在よりも、さらに質を高くするか、さもなければ、
有料購読者、利用者にとっての、付加価値がそこになければなりません。

たとえば、有料掲示板にしたからといっても、
「俺だって金を払っているんだ」と、まるで飲み屋の横柄な客のような態度になり、
そうやって掲示板を荒らすのでは、他の利用者の人たちに迷惑ですから、
掲示板というものは難しいです。

お金を払った分だけの、きちんとしたものを持ち帰ろうとしない人、
有効に利用しようとしない者が、必ず、紛れ込みます。


■うちのサイトの場合には、
精神世界系の題材と、機能不全家族の問題であれば、
有料化しても全く恥ずかしくない質の情報を今までに提供してきましたし、
梅の間の、セックス相談にしても、すべてカウンセラー並みの
丁寧で解決に繋がる対応だけをしてきました。

松の間の講座にしても、普通なら、月謝とか、受講料が
吹っ飛ぶような内容ばかりです。

ということで、現時点でも、
時事ネタとか、単なる個人的な雑記を別にすれば、充分な質のコンテンツを
お届けしているつもりではいるのですが、

明確に有料化するには、利用者の立場に立って、
利用者が、金額分を利するサービスまたは、
内容がないとならないと考えています。

現時点では、月額５００円で、年額６０００円が予定です。
振込み先は、古書大予言になる予定です。


さて、約コーヒー一杯（喫茶店の）、１００円寿司なら、１０カン、
これに見合う、情報とは何でしょうね？

文章という情報は、本当に値をつけるのが難しいです。
本であれば、それは、印刷原価、印刷部数や、ページ数、
そして執筆までの下地にかかった「年数」などによって、
およその価格設定が出来るのですが、
物質ではない、ネットのサイトの文章に価格をつけるのは難しいです。


ただ、私の場合には、人生相談にしても、セックス相談にしても、
たとえば、占いの鑑定料や相談料にしたら、一件２０００円や３０００円は
吹っ飛ぶか、多くの場合には、その何倍ものことは、
会員制ＢＢＳや個メールでの「個別の相談」などでは言いますので、
そういう意味では、プロ級のものを提供する姿勢では常にいます。


ネットの情報はタダだから、発信する方も受け取る方も、
タダということに、甘えている、そういう態度は、私は大嫌いなんですよね。
有料になったら、誰も見なくなるようなサイトというのは、
基本的には、「駄目サイト」だと思っています。

たとえば、現時点でも、もしも有料になったら、それでも見るだろうという
サイトは、私の中には、物凄く限定されますが、若干はあります。
むろん、それは確実に実用的価値があり、
または、そうでない場合には趣味・娯楽として楽しめる情報が、
その中にある場合のみです。


●昔、まだＡＤＳＬがなかったころには、ダイアルアップで
月何万も通話料が吹っ飛ぶ人もいたでしょうから、
そういう時代には、なおさら、ネットの情報を見るには
見る側も、お金がかかっているんだ、という意識が私にもありました。

だから、接続時間にしても、節約したり、
読む側の人のことも、いつもそれは「有料で読んでいるのだ」という
ことを考慮して、松竹梅の掲示板を当時は書いていました。

だから、今とは違って、当時は、ここの管理人も、
なるべく接続するときに時間がかからないように、画像の解像度を
落としたり、余計な装飾をいれないようにして、
ダウンロードが重くならないデザインにしていたわけです。


しかし最近の料金システムでは昔ほどにはかかりません。
さて、そうなると、今、有料化するとしたら、
「何が付加価値として必要になるか」です。


●とはいえ、ずっと以前に書きましたように、
今年１８年というのは、平成年号こじつけタロットによれば、
新しいことはしてはならない「月」の年なので、
来年の「太陽」になるまでは、動かす気はないです。

　　　　　　　　　　　　　　　●

そこで、皆さんに尋ねてみたいのは、
有料、月５００円とすると、どういう他との差別的なサービス提供や、
どういう内容のコンテンツをアップしてほしいかという希望です。

必ずしも、その希望に答えることは出来ませんし、
私は、読者にコビる気もないので、ただ、参考までに聞いてみただけです。

なお、この件に関する、希望とか、意見、感想メールは、
ゴミメールと分けて識別するために、
件名は
「松竹梅に希望するもの」と題してください。


メールは、↓


houzan（あっとまーく）mumyouan.com



　　　　　　　　　　　　　　　●

★ . 　　

●共謀罪について、まだ法案の詳細には目を通していませんが、
少し調べてみました。


http://www.kyoubouzai-hantai.org/info/kyoubouzai.htm

http://kyobo.syuriken.jp/index.html
↑ここの「事例集　マンガ付き」などもご参照。


しかし、実際に採決して成立したら、
一体、最初に捕まるのは、どこの誰が、どういう理由で
捕まるのか、見物（みもの）です。

また、その逮捕理由の敷居が「どうやって下がってゆくのか」も。


以前に、淫行条例が実施されたとき、記念すべき第一号逮捕者は、
寺の坊主だったように記憶しているけどね。

そもそも、どこの国のガイドラインを参考にして、
一体、何を目的にしているのか、悶々としていますね。

こんなもの実行されたら、
飲酒運転の逮捕どころじゃなくなりますよ。

酒飲んで、「口にブレーキ」をかけられるほどの人間は、
一体、成人総人口の何割いるやらです。


かなりダークで、危ないギャグを連発するのが趣味の私としては、
惑星、地球における、無形文化財である、
「ブラックユーモア文化」保存の理念からも、断固反対なりですね。


ここにある事例↓などは、確かに違法行為の相談なわけですが、
http://kyobo.syuriken.jp/case_r.htm


しかし、「愛想もよく、きちんと挨拶もして、無口」な少年少女が、
突然に、人ぶっ殺す世の中ですからね。

口で何を言うか、言わないかと、やるかやらないかは、
原則として別問題。

こういう法案通して、しかも実際に取り締まりなどしたら、
ますますストレス社会になりますね。

というか、ここって、中国?　それとも北朝鮮になるんですか?の世界です。


駐禁みたいに、罰金で利益を上げることが目的なのやら、
日本版のＣＩＡを作るのが目的なのなら、どっちもあるんでしょうかね。


「テロとの戦い」っていう言葉は、
何かにつけて「便利な」、「仮想敵国」として使えるわけですね。


こんな馬鹿な法案どうこうする暇あったら、
時効が迫っていなくても、また、発生したばかりの事件でも、
公開捜査に踏み切った段階で、早期解決のためにも、
「テレビのちから」で、堂々と公開捜査しろよな、と言いたいです。

「テレビ局は捜査の邪魔だ」、ではなくて、



で、一例として、
こういう書き込みって、「捜査妨害の共謀罪」になるんですかい?


　　　　　　　　　　　　　　■

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★ . 　　

■ちょっとここで、「日中戦争」の噂話を蒸し返しましょうかね。


たまに私が目を通すサイトです。以下数行引用です。
↓
http://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/home2.htm

＞さて、一昨日紹介した「きっこの日記」の９月21日付に、
＞昨年10月25〜26日に、ワシントンの政策研究所である
＞AEI（アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート）が主催して、
＞国会裏のキャピトル東急で開かれた日米会合についての記事が転載されています。
＞それによると、「日本と中国を、どのようにして戦争に突入させるか、そのプラン作り」
＞について話し合われたといいますから、驚きました。
＞　この会合への出席者の名簿は、ジャーナリスト上杉隆さんのブログである
＞「週刊東京脱力」に掲載されていますので、ご覧下さい。
＞　　　↓
http://www.uesugitakashi.com/archives/50161035.html

＞これもまた驚くようなメンバーが並んでいます。



■ジャーナリストにも何種類かの人間がいます。

ひとつは無能ジャーナリストで、大抵において、そういうジャーナリストは、
ジャーナリストに特有の「裏取り」「ネタ集め」という、
新聞・雑誌業界に「特有の競争社会」の中で、
いかに、情報に信憑性があるかということだけを、自分の売りにしてきて、
「事情の全体像を全く読めない」タイプの者です。


いつまでも浮かないジャーナリストとかに、このタイプは多くて、
彼らの競争原理には、単細胞的な「裏は取れたか」という基準しかない。
そのくせ、彼らの取ってくる裏とやらも、「ロクなもんじゃない」のである。


■もうひとつのジャーナリストは、取材情報と、それらを一直線に結びつける
その部分の機能が非常に優れた人。長たらしい説明をしなくても、
一瞬にして「状況と対策を把握する感覚」がこの人達にはあります。

ジャーナリストというのは、単なる取材屋ではなく、
インタビュアーでもなく、弁護士でもありません。

弁護士は、提出された事実だけに即して仕事をしなければならないが、
ジャーナリストは、取材し、それだけではなく取材以外にも独自に調べ、
ガセかもしれないものも、そうでない情報も、
すべて、テーブル上にならべて、
整合性がそこに見えるかどうかを推測しつつ記事を書くという意味では、
「探偵」のような側面の才能も、持ち合わせていなければならなわけです。

そして、危険な現場でも乗り込んでゆく、勇敢なジャーナリストです。
私は山岡さんを、後者であると認識している。

暴力団組員に拉致され、縛られ、閉じ込められている状況の中でも、
「ここで俺を殺しても、彼らには何の利益もあるまい。大丈夫だろう」
と危機的な状況にあっても、冷静に判断できる生来のその才能や、

その取材速度と、記事を書く速度と、さらに内容の「まとまり」のすごいこと
といったら、全く頭が下がります。決して結論や断定は急がないが、
ぎりぎりまで、相手を追い詰めるような記事を書きます。

記事にするのが速いからといって、いいかげんな記事を書くこともありません。
何度も訴訟を起こされて、何度も裁判で反撃していますから、
そうした現場経験から、肝心なところでは、しっかりと裏が取れていますし、
不明確な部分を、不注意に断定することもありません。


こうした真のジャーナリストに比べて、危険も冒さず、
論調も甘く、裏も読めない。どうしようもないほど、
だらしないジャーナリスともいます。
それが冒頭に述べた「前者」、すなわち、２流、３流ジャーナリスト。
有田氏などは、「私見」ではその1人。

というのも、たとえば、冒頭に書いたブログの内容についても、彼の反論の
根拠といったら、全く中身、スカスカです。

ここに、いちおうリンク張っておきます。
部分的に文を引用されるのは、物書きとして嫌でしょうから。

あまりに中身のない、退屈なブログなので、
「お気に入り」からは近日削除の予定です。
　　　　　　↓
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/

たとえば、有田氏のブログでの「きっこのプログ」への反論は、こう。
　　　　　　　　　　　↓

＞「だって常識で考えてくださいよ。そんな会議があってそこに総理になった安倍さんが
＞出ていたとなったら、国内だけでなく国際問題ですよ。
＞訪中は拒否されて大スキャンダルでしょう」


お前なー。まずジャーナリストが、
「常識」なんていう言葉を出した時点で、ジャーナリスト失格だぞ。

世の中、常識どころか、トンデモ話で政界や裏社会が動いているのであって、
常識など、通用すると思ってんのか？？ですよ。
国内だけではなく国際問題になるような話なら、
９・１１でも、オウム事件でも、いくらでもあるでしょうよ。

だからといって、「国際問題にならないんだから、そんなのデマだ」、
「そんな、論法」が、一体、どこにあるというのかね？

「表で常識として問題にならないんだから、問題ではないんだ」、
という言い分は、隠蔽主義の政治家と全く同じスタンスですよ。


それと、訪中が拒否されて大スキャンダルにならないのは、
お前さんら、腑抜けのジャーナリストの責任です（ここはジョークね）。

スキャンダルになったか、ならないか、
いちいち「そんな低レベルの基準」をもってして、物事の真偽を計る馬鹿者など、
ワイドショーレベルのコメンテーター以外に、どこにいるのやらです。
ということで、全く「論になっていません」。

次、。

＞「へー。こんなことを書くから政治評論家や政治学者も信じてしまうんだろうな」

冒頭に紹介したサイトの、五十嵐氏のことを言っているのでしょうかね。


＞ぼくも2日間の出席者から聞いていますよ。
＞そんな物騒な話題はなかったと参加したジャーナリストも断言している。


では、有田氏が接触したという出席者のその名前は？誰ですか。
関係者に聞いたからって、
その関係者が「真実を言うと、どうして保証」できるのでしょうか？

まともな神経していたら、その関係者が言っていることに
信憑性があるかないかが、まず問題になるのである。

仮に、あんたが当時、出席者である「安倍氏」に直接インタビューしたって、
彼は「そんな話は、していませんよ」というだろう。

だから、それだけのことで「そんな話はしていない」で済むなら、
世の中に、嘘など横行しませんわ。

犯人が、やっていないと言ったら、あなたは、
「犯人はやっていないと言ってました」と言うのかね？

馬鹿なら記者は、そうだろう。しかし、
そういう単細胞な行為をもってして、そういう記者は、
「だって俺は、真実を伝えたんだ」と言い張るのである。


しかしねー、
「だって出席者が言ったんだから」、なんていうそんな論調は、
あとで、自分が何か言われたときに、
「だって、あいつが言ったんですから」と、
責任転化するために「布石」でしかないんですよ。

そういう事を言っている人間というのは、
きっと、そういう性格で、幼少期や学生時代を過ごしてきたんでしょうかね。

「だって、何何ちゃんは、こう言ったんだもん。嘘じゃないんだもん」とね。

人間関係の基礎は、状況の流れと相手の考えを読めるかどうかであって、
「いつ、どこで、だれが、どうして、どうなった」などという、
個々の事実を武器にしても、無力であり、そんなことをしていても、

結局は、他者ときちんとケンカも出来なければ、愛することも出来ず、
きちんと持論も持てないような、
「当たり障りのないコメントしか出来ない者」が出来上がるだけである。


●問題は「事実の個々のパーツ」ではなくて、
「事実と嘘（実は嘘もまた真実を暴露する素材である）」の組み合わせ
から何を読み取るか、にあるのだから。
これは、少し前に書いた、マジックを見破るときの原則です。

まずとにかく見てみる。まずは、「嘘にも、騙されてみる」。
次に見えたままの情報を蓄積して、推論も、憶測も、そのままばらまいておく。
最後に、整合性のある部分だけが、自然に一直線に並んできたとき、
ネタがバレることがある。


■さて、ここからが本題です。今までの部分は、ただの前振りのネタ。


＞「日本と中国を、どのようにして戦争に突入させるか、そのプラン作り」


これがいわば、見た側の人間の頭には、
目立つ「見出し」として、記憶に刷り込まれるわけですが、
では、このタイトルから、その会議内容をどう推察するのでしょうか？

むろん、その会議とは、非公式に、
会食やバーで行われたかもしれないものも、推測の中に含めるわけです。


私は既に、ここ「竹の間」に書いたように、これは、
「ガセだったとしても、こんな面白い話はない」と言っているのですよ。

ここで問題なのは、ガセかガセでないかという、まっぷたつに
別れる二元論ではなくて、この一行に対する「仮定」と「推測」を、
多くの読み手が、どう巡らすかという問題である。


単細胞のジャーナリストは、自らの取材能力それ自体が、
国家権力によって阻まれることの限界も、よく知っているくせに、
どうして、そんな限界の中にある自分が「正しい情報」を得ることなど、
出来ると言えるのでしょうかね。

結果、正しい情報を得ることが出来ないからこそ、
ガセっぽいことを言う人に対して、
あれはデマです、と野次を言うだけしか脳がないという始末なのである。

だから、私は言いたくなるんですよ。
そんなことしている暇あったら、上祐のところや、
村井を刺して出所した人間のところに、取材に行けよ・・・と。

なぜならば、人は人生やいろいろな「物事の運命」において、
「最初と最後」は必ず「同一の問題」に帰着して、「円環を閉じる」
という法則があるからである。

オウム事件をきっかけとしてテレビというメディアに足がかりをつけた者は、
最後もまた、同事件で終わるのが宿命として妥当だということです。
そうやって、その人の受け持った分野の「円」は閉じるものなのである。


■さて、

＞「日本と中国を、どのようにして戦争に突入させるか、そのプラン作り」

こうした文言は、一昔前なら、それこそ「常識」で、冗談だと思われたことだろう。
だが、こうした見出しについて、さまざまな世代の人々が、
半分はガセで、冗談かも、いや、半分は真実かもしれない、
そう、人々が思ってしまう「背景」というものを考えなくてはならない。

この十数年で、ネットが果たしひとつの役割は、
デメリットも大きかったし、デマや、嘘の温床となる欠陥もあったが、
少なくとも、政治的な問題に対して、全くの素人でも、
それを考え、論じる場が与えられたことである。

むろん、その中で、デマに翻弄される人もいれば、
論議自体によって、成長してゆく人もいる。
使い方はさまざまで、自己責任だが、
一昔前なら、政治のことなど、中年が新聞を読んでいるだけで、
若者は政治に興味ないと言われていたのが、
ネット社会によって、逆に、今では、政治に関心や疑問を持つ人達が
膨大に増えたのである。


■ネットにはどうしようもない情報も多くあるが、
どうしょうもないものも、どうしょうもあるものも、１００集めると、
その中に、いくつか整合性が出てくるものが見つかることがある。

こうした情報を集めるのには、昔ならば、図書館へ行ったり、
取材を取ったり、現場に足を運んだり、大変なものであった。

今でも現場へ足を運び、肌で空気を感じることは、
基本として最も重要な事であることに変わりはないが、
昔なら、役所や公共機関やらに足を運んで、
何日もかけて集めた情報も、一日で集まることもある。
しかも、中には、取材内容を公開している記者さえいるのだから。


こうなると、問題の本質は、汗水たらして現場で集めた情報が、
信憑性があるかないか、誰がいつ、こう言った、という事実関係よりも、

＞その情報が、「事実であった場合と、事実でない場合」、
＞「その両側から」、一般読者である私達は、
＞推測を開始するということなのである。


現代では、警察庁の情報や、マスコミも、まともには信じず、
まずは疑る、という癖が、国民にも付き始めているのである。

それは結局、マスコミや警察や政治が、いつもそのように
嘘を言ってきたのを、国民は散々に見てきたからである。

もしも嘘を言ったら、責任を取らねばならない立場にいる人間だから、
だから、彼らは嘘をつく可能性が少ない、
などと考えるほど馬鹿な思考はない。


■さて、そうした、情報を識別して、「統合ゲーム」をする側の国民は、
このたった一行の文を、どう解釈するかということが問題なのである。

これをガセであるというのは簡単だが、
ガセではなく、一部、真実が含まれている可能性を、あえて読み取ろうとしてみよう。
なにしろ、こうしたことは、国民の精神衛生上の「娯楽」なのだから。


＞「日本と中国を、どのようにして戦争に突入させるか、そのプラン作り」

これを「経済戦争」と解釈するには、会議の出席者が経済学者ではなくて、
「死の商人」や「戦争屋」なのだから、あまりにも無理がありすぎるので却下。

すると、やはり、「武力戦争プラン」ということになるのだが、
問題は、どういう形の戦争かである。
この一行では、「日本と中国を突入」、とあるが、


＞１／それは最初から最後まで日本と中国の戦争なのか、

＞２／最初は日本と中国で、のちにアメリカが参戦する演出なのか、

＞３／最初にアメリカと中国で、のちに日本が参戦する演出なのか、

この３通りの流れが考えられるのである。


１の可能性は、誰が、どう考えてもないだろう。
有田氏の言っている「あるわけない、あれはデマだ」は、
あくまでも、単細胞的な「１」を想定した場合の話にすぎない。


しかし、２と３の流れであるならば、アメリカはどんなことでも
するのである。
それこそ「常識」の方が逆に「トンデモ本」と化すのである。

しかも、中国の一部の人間そのものが、
その戦争で利益を得るとしたら、なおさら利害関係は一致して
こういう話は、真実味を帯びてくる。


■以前にも書いたように、
近代の戦争というものは、もはや、外交だの、政治情勢だの、
報道されてくる国家間の、対立も、友好も、関係停滞すらも、
いったん、そこに国家間の利権が絡んでくると、そのほとんど全てが
「戦争の下ごしらえ」となる「芝居・劇」にすぎないことは、
多くの国民も、理解し始めている。

北朝鮮と対立しているように見せながら、
北の金とアメリカが密約していても、「どこもおかしくはない」。
中国と日本が対立しているように見えても、
お金がからむと、なーなーであっても「どこも不思議ではない」。
北と日本も、裏でなーなーでも、「どこも不可解ではない」。

今の日本国民の感覚にとっては、かつてならば、信じられないような、
トンデモ話のほとんどが、「どこも、おかしくない」のである。


というも、あまりにも、陳腐な芝居を長く見せられたせいで、
いちいち、執拗に演技される、「国家間の対立関係」とか、
あるいは「その関係の改善」だのが、
結局のところは、
「利権と金が、ａからｂに移動するための口実であること」を
ほとほと、見飽きているのである。


■ここ数十年の日本や世界の、事件、汚職、隠蔽、特に、
近年では、オウム事件や、９・１１や、イラクへの「侵略戦争」の
報道などのおかげで、
私達国民は、少し利口になれたことには、つくづく感謝したいものである。

時事的な情勢や、事件報道に対する、疑問視の目と、推測能力は、
あきらかに、ネット社会になる以前よりは、遥かに
「全体としては、成長している」と私は見ている。

それを利用する個々が、個人的に出す「結論」が、
最終的に、間違っているか、正しいかは、
それは、ひとまずおいておいて、

ネットのおかげで、国民には、
他者の言葉に影響をされながらも、
それでも自分の頭で、政治情勢や事件報道について、
「考える機会、疑う機会、推察する機会」が得られたのであるから。


たいして根拠のない、事実関係や、
断片的で、「嘘をつくかもしれない相手」に取材をしては、
「現場の当人から聞いたんだ」と称する、「そんな程度の裏」で、
物事の真偽を判断する３流ジャーナリスや、
専門家や有識者と称する者よりも、

政治や、マスコミや、テレビ局や、特定の人脈と、
「何の利害関係もない、自由なスタンスの国民」1人1人の方が、
中立的に、全体像を捕らえているということは、
ままあり得ることなのである。


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★ . 　　

そろそろ、「竹の間話題」に戻す予定なので、
それを待っている読者の方は、ご安心ください。

「虚無の微笑」的に言えば、わざと集合意識に、
自分の足をひっぱらせて、様子を見ている状態といったところです。

腰を低くして、地面に近づいた後は、
反対側に飛ぶのが、私のいつもの手法ですから。

そういう意味では、世の中のこととか社会のことに、
原則として、全く関心のない私なのですが、
今回は、少しだけ一連の投稿のような内容に傾きました。

こういう事を、私が、これだけ書くのも、竹の間の歴史の中でも、
かなり珍しいことで、ある意味、本当に安倍さんというのは、
ヤバイのかもしれません。
皆さんの実生活に、小泉の時よりも、はるかに悪影響するという
「兆候」なのかもしれませんね。
でなければ、私は普通はこういうことには、
関心すらも持ちようがないですから。


■と言っても、原則として、そんなことよりも、意識自体の
実験課題のほうが、優先事項なので、そういった事を中心に
竹の間は機能しているわけですが、
もうひとつだけ、やり残した下世話な話題を、ひとつ片付けておきます。

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富士五湖周辺は、１０年以上前から、
お世話になっている民宿のつて、とか、神社のつてで、
ちょくちょく行くことが多い場所でした。

８月と９月も、何泊か宿泊をしてきたのですが、
そこで「異様」なものを見たのも、以前に湖のことを書いた理由です。


●１０年か、１５年だか前に、
私は、西湖や河口湖によく行っていました。
お目当ては、湖ではなくて、周辺の多くの神社なのですが。


当時は、深夜、真夜中に樹海へ行ったり、また真夜中の湖畔で
星空を眺めたり、かと思うと、「湖面にＢＢ弾」を打ち込んで遊んでいました。
そういう、のどかな時代でしたから。

そして、そのときには、深夜の湖というのも、どこにでもある、
安っぽい観光地の湖のような夜景でした。
特に、何も異常ではなく、静かな湖面といった感じでした。



●ところが、ここ数年、特に、ここ数ヶ月の富士五湖は異常でした。
特に、それがブラックバスを解禁している湖に限られている、
というのが、私の興味を引いたのでした。

それらの湖は、かつて夜中に湖畔に行っても、何も異常など感じなかった
のですが、最近は、近づくことすら阻まれるほどです。

この夏も、宿泊したときに、一体、何がおかしいのか、
２晩に渡って、注意をめぐらしてみました。

すると、深夜どころか、まだ日が落ち始めて、空に一番星が出るか出ないかという、
そんなまだ明るい夕方の、ある時間を境にして、
湖から、何かが沸いているのです。

圧倒的なほどの「何か」が、湖から、少しずつではなくて、
一気に沸き出し始めるのです。

その「何か」が何であるかは、何度もスキャンしてみましたが、
今までに知っているような、どういう種類のものとも違いました。


たとえば、あのあたりの湖は、西湖でも河口湖でも、
昔から、事故や災害で、水死者が多く出ていますから、そういったものが、
夕暮れの湖から、上がってきているのかと目をこらしても、
そういう類のものは全くいませんでした。

そういう者である場合には、ピンポイント的に、それが水面から出てくる
場所が特定できますから。


おかしいのは、私の意識に引っかかってくるものは、
そういうシロモノではなくて、湖全体が、夕暮れのある一瞬を境にして、
湖底から、何かが湧き上がってくるのでした。
そういうときには、水面の波紋も、ややおかしい現象があります。
むろん、ネッシーもどきでもありません（笑）。


そういう類の雰囲気や現象には、慣れている私でも、
その時間を境にして、湖畔には、いたくなくなります。
何百という亡霊でもないし、これは一体何だろうと、不思議でした。

しかも、それは、近辺にある神社の中にまで侵食していました。
つまり、神社も、その力に対しては、
まったく結界や鎮魂としての機能を果たしていません。

湖畔から数百メートルの住宅のある範囲まで、すっぽりと何かが覆っています。


●となると、この感覚に覚えがあるとしたら、
それは、圧倒的な「自然霊」しかも、「親玉」の場合だけです。

特定の人格とか性質を持たないもので、
普通は、人間側からの「交渉とか話し合い」は全く通用しません。
いかなる神事をやっても、無駄というタイプの力です。


よく、日本人が昔から、山の霊とか川の霊と言っているあれでしょうかね。
「民族的な解釈のフィルター」を取らないと純な形では観察できないので、
私もまだ把握はしきれていません。


こういうものと、渡り合うとなると、一人の人間という個人としてでは
不可能なので、意識の範囲を、非個人の領域へと切り替えて、
何を示唆しようとしているのか、探ってみました。

でも、その話は、今回はしません。


●いずれにしても、ブラックバスなどによって、
湖の生態系が壊されたことは「大きな原因」のひとつです。

この根拠のひとつとしては、
山中湖、西湖、河口湖の３つの中では、河口湖が一番異様だからです。

となれば、もっとも外来種の放流の年数が長かった湖から
その現象が起きているということが推測されます。


●こうした歪みに、「等価のバランスを取る方法」というのは、
通常は、人間の「生贄」のようなものになるはずですから、
あれらの湖で、どういった事故死が今後あるのか分かりませんが、

困ったことに、前に説明したような、ああいう「境界線」とか
三角のポイントにある土地で起きることというのは、
その場所ではない、全く別の都道府県に飛び火するのです。

ちょうど、人体のツボのように、手の特定部分を押したら、
足に影響するというようなものです。

ですから、必ずしも、その歪みは、あれらの湖の地元に出るのではなくて
北海道とか、九州に出てしまうこともありえます。

どうなるのかは分かりませんし、あまり興味も持てないのですが・・・
それにしても、

その場に、いたくなくなるほどの「違和感」、「圧力」、「異様な自然の怒り」
に「似たもの」に遭遇したのは、生まれて初めてです。
たぶん、人間が解釈するところの怒りというものではなくて、
「歪み」なのだろうとは思います。


しかも、それが深夜とかではなくて、
まだ薄明るい日没の時刻とともに、
一斉に、「広範囲に渡って開始する」ということが、
異様な雰囲気を、かもし出しているのです。

ただし、昼間は、全くその気配は出ていません。
本当に、ただの平凡な観光地の湖にすぎません。


たとえば、樹海の中で、自殺したやつが、集まってくるとかいう
そういう、ありがちな程度のものでしたら、
それらは単なる個人か、個人の集まった集合のものですから、
さっさと、かかわり合いにならない所へ避難すればいいだけですが、

湖とか山全体が、ああいった気配を放出し始めているのですから、
本当に、異常事態だといえます。

あれが、「人間たち」に対してだけのものなのか、
湖畔周辺や、湖の上空の鳥類や、小動物に対しても同じ圧力を発しているのかは、
あまりきちんと、動物たちの動きの変化までは見ていなかったので、わかりません。

次回、この秋には、知人と車で、「紅葉の樹海の散歩」に行く予定があるので、
もしも行ってみたら、よく観察してみます。



　　　　　　　　　　　　　　●

★ . 　　

しかし、よくもまー、雨が降り続くものです。

ポカポカの日なたで、ゴロにゃんするのが、大好きな猫にとっては、・・・


　　　　　
　　　　　　　ネコ　　大嫌い　　ふりっすぎー　　♪


の日々です。


今日は、これだけです。

その博士君の写真は、一枚だけ「松の間」にあります。


　　　　　　　　　


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