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大丈夫です。当分、戦争なんて起きませんから。

理由はひとつです。それは戦争が起きる理由と同じです。
今の状態で戦争をしても「誰も儲からない」からです。

せいぜい、行われることといえば、
北朝鮮の「脅威」というパッケージを(実は脅威でもなんでもない小国ですが)を
いくつかの国が、自国の利害関係に利用する時期が、
「しばらく続く」というだけのことです。

大量破壊兵器とテロリストとの関係の「疑惑」だけで、
イラクをあそこまでボコボコにしたくせに、
アメリカの北朝鮮へのなんとも、甘い対応には矛盾を感じる人も
多いでしょうが、所詮「商業目的の戦争」なんて、そんなものです。


このままだと、憲法第9条は訂正されるでしょうね。
アメリカが日本をアメリカ的な悪の世界に、引きずり込むことには成功し、
ぼっちゃん育ちの安倍さんも、
憧れの「ちょい、つっぱりごっこ」は出来るでしょうが、
しかし、日本の「独自的な軍事力」は、それほど拡大せず、
ただ、兵器を買わされたり、配備されるだけのこと。

使うか使わないかとなると、テスト程度にはアメリカも
北に使いたいかもしれません。
ここ2年で開発されたであろう兵器(空爆時に使用するもの)を
アフガニスタンの時にように、北朝鮮で「テストしたい」という
思惑はありそうですが、
今の状態で、やっても、難民が流れてくるのを嫌がる中国との
経済的利害を壊したくないだろうから、しないでしょうね。
なにしろ、アメリカにとっては、中国は「美味しい市場」ですから。


●よく冷静に考えれば、
中国からも、韓国からも、アメリカからも、厳密に言えば、
ハブられているのが日本であるわけでして、
中国や韓国にとっては、大した利用価値はなく、
アメリカにとっては、基地としての機能と、兵器を売る相手でしかなく、

よくよく、考えれば、
北の脅威なんていう架空のものに、好き好んで踊らされなければ、
逆に、日本側にとっても「アメリカや韓国や中国の利用価値など」
もうあまりないわけです。

少子化も進むことですし、食料の国内自給と、
国民の住宅環境の整備でも推進して、

>武力などに金かけずに、知らん顔して、自分の国のことに
>頭を回していたほうが、本当は一番利口なんですよ。

「危機感を演出」したり、捏造するというのは、
いつでも、「誰かが儲けるための口実」にすぎないのですから。


どのみち、以前に言いましたように、北朝鮮も中国も日本もアメリカも
すべて、口裏あわせと、「打ち合わせ」が成立しているという前提で見れば、

戦争が本当に起きるかどうかは、
確実にそこで物資やお金や利権が「動く」ことが「確実となった場合だけ」です。

そういう意味では、北の脅威などという実態のない架空の危機感に
煽られないでいることですね。

日本海での小競り合いぐらいは、通販番組のプロモーションように
「ほら武器を買えば、こんなに安心でしょ?」みたいに、
「演出」されるでしょうが、
それで焦って、日本が、武器や「軍用機器」を買うこともないです。


　　　　　　　　


●それと、いつも言うように、「極論」で物事を考えてください。
石破氏は、「もしも日本がミサイル攻撃されたら大変だ」といいますが、
したきゃ「させればいいんですよ」。

したら、どうなるかを考えればいいです。
二度と北朝鮮は、日本に対して「何も言えなくなる」。なにしろ、
今まで、言いたい放題、勝手なことを言っていたことは、
それですべて、チャラになりますから。
そして、国交も断絶。日本のお金が金政権に流れることは、もうなくなる。
その後に、北に流れるとしたら、それは北の戦後復興に使われて、
本当に飢えて困っている北朝鮮の一般市民人達に届けられるものになるでしょうし。

そして、そのときには、ミサイルの落下地点の日本にいる
北朝鮮の人も沢山死ぬ。(どうせ、沢山いるでしょうから)。


そして、日本がミサイル攻撃されたら、
もうアメリカは、絶対に「世界の警察」を名乗っている体裁上、
北を攻撃さぜるを得ない。

そのとき、日本は、ここぞとアメリカまかせにして、
軍事的な最低限の後方支援以外は、全く「何もしないでいい」のですよ。
だから、日本は「武器なんか、買い込む必要はありません」。

やるなら、やらせればいいんですよ。
何千人か死ぬかもしれませんが、北朝鮮の「低性能ミサイル」では、
標準的な核攻撃のような、莫大な被害は出ません。

そのかわり、それで、北朝鮮という国は「世界地図から消えて」、
「おしまい」になりますから。
さんざんに、食料や金を、たかられてきた日本人の心も清々します。

拉致被害者の人たちの運命に関しては、申し訳ないが、コメントできません。


とにかく、日本政府は、でんと構えて、
「やるなら、やってみろや」という態度でいいということです。

日本政府は、「架空の脅威」に踊らされるのをやめることです。
そして、仮に、もしもその脅威が「本物」となったとしても、
そこで、その脅威を生み出していた国は。
「たった数日の空爆で、終わる」のですから。

そのとき、日本人は、自国民の血をある程度流しても、しょうがないが、
自分の手を、血で染める必要などないのです。
歴史的な犠牲者ということで、腹をくくるしかない。

国民にとって、曖昧で、気持ち悪く、後味も悪い、
「自衛のための先制攻撃」などをするよりも、
先にやられるならば、そうされた方がいいのです。
しかし、「自分の手は、決して血で染めないこと」。


だから、本当は、憲法を変える必要も全くないのです。

変えなくてはいけないような気にさせられている
「詐欺」にあっているだけです。


だから、
使う必要も全くないし「使う出番もない結果に終わるような兵器」などに
私達の税金を、使わないでくださいよ。
武力は、今の装備だけで充分です。


あ、それと、言わないでも分かると思いますが、
もしも、北朝鮮への経済制裁が強化されたら、
日本の人たちは、中国産の「ラベル」の貼ってある海産物とかマツタケ、
一切、買わないと、北への経済制裁の意味が、なくなってしまいますからね。

そこんところ、よろしくです。
北朝鮮への経済制裁に乗じて、ちゃっかり儲けたいのは、中国ですから。
韓国産というラベルも、危ないでしょうね。


　　だから、最低限食料ぐらいは、
　　とにかく、もっと「国産自給」を目指すに限るのです。

　　建材とか、燃料資源の海外依存は、ある程度、しかたないですが。


　　　　　　　　　　　　　　　　●


ところで、例の奈良の事件の小林被告の死刑が確定しそうですが、
彼は、死刑になることで、やっと虐待をした父親への復讐が完了する
のですから、本望でしょう。

しかし、刑罰という意味で言えば、「死にたいと言っている人間」は
生かしたまま苦しめる方が妥当でしょうね。
苦の本質とは「本人の意志に反する」のが大原則ですから。


そこで素朴な疑問は、人権擁護組織が、死刑廃止論をまくしたてる前に、
どうして日本ではもっと「終身刑」を推進する動きがないか、
そして、それを認めないかです。死刑囚自体の人数を知りませんが、
たかが知れているはずです。

いずれにしても、法律って明治とか大正時代のを
「そのまま使っていたりする」の、まだ多いですよね。

何度か改正はされてきたようですが、
不動産関連の法令とか、銃刀法とかもそうです。


　　　　　　　　　　　　　　●
今回は、「五七調」川柳で、

大賛成　死刑仇討ち　終身刑




______________________________________________________

★ . 　　

　「死」



前世があるかないかの論議については、
既に「悟りなき悟り」の中で8pほど書いていますので、
特に、補足する点はありません。

あると仮定した場合と、ないと仮定した場合には、
その人が歩む人生や価値観にかなりの違いが生ずる、
というのがポイントです。

「ないと仮定」すると、その人の人生は、非常に悪い意味での
物質主義となり、また、社会的な活動でしか自分の存在意味を
自己確認できないという状態に陥ります。

一方、あると仮定した方が、内省的に自分の個人的な人生を
味わうことが出来るという違いが生じます。

転生自体のシステム性となると、謎の部分が多いです。
たとえば、時間系列が入れ替わっていて、未来から過去に
生まれるという妙な事例(主観的事例)もあるからです。

ただし、その場合には歴史を変えるとかいうことは出来ず、
個人的なメッセージを過去の自分に対して届けているのかもしれません。
これは単に「記憶の配列順の読み取りミス」とも言えますが、
よくわかりません。



●ところで、昨日の「アンビリバボー」をご覧になった人も多いと
思いますが、前世という概念も、
ずいぶんと、市民権を得てきたものです。

私は高校生の時に、前世というものがあるかないかについて、
倫社の教師と、やりあったことがありました。
(当時は倫理社会という授業があって、哲学などもここに含まれていた)

今では、江原氏の「前世語りごっこ」のせいか、普通になりつつありますが、
日本に限れば、ご存知のとおり、前世というものが、メジャーになった
きっかけは、エドガーケーシーでした。
その後、ニューエイジ系や、臨床医の経験からも似たような事例が
見られたことから、じわじわと、一般化していったわけです。

もともとの概念は東洋思想の中にありましたが、
当のケーシーはクリスチャンだったので前世には否定的な立場であるはずの
そういう人が、西洋文化の中に、ひとつの突破口をあけたことは
面白いといえば面白いです。


●ところで、前世に懐疑的になったら、それはもうきりがありません。
細胞の中の遺伝的な記憶としてこじつけることは、相当の無理がありますが、
全く不可能ではありません。

単に無意識下の記憶としてしまえば、もっと否定するのは簡単です。

また、精神感応的な「記憶の共有」をもってして、
テレパシーは肯定するが、前世を否定するというスタンスに立つのも
簡単です。


しかし、その仮説や反論をかいくぐって、
前世を持ち出さないと説明のつかない事例というものあるようです。

昨日アンビリバボーでやっていたものは、
説得力では、決して品質の高いものではありませんが、
一般的には、受け入れられやすいのではないでしょうか。


●さて、一方で、無明庵では、どうかとなると、
それは、「虚無の微笑」や「悟りなき悟り」をもっている人にとっては
いまさら論議するようなものでもなく、考え込むようなことでもありません。

当然、「前世はある」という前提を取りながらも、
「しかし、確実に計画されたような、魂の成長方向はない」
とするわけです。


●番組の中で、いくつかあった素朴な疑問についてはこうです。

>・前世があるなら、人口の増加の説明は??
↑
これについては「ひきつりながら読む精神世界」で荘子が語っている
ように、「魂は、水のように分化したり統合する」ということです。
ただし、それだけで、地球の個別化の人数の「やりくり」をしている
わけではなく、外宇宙からの移転ということが、大きな理由です。

ただし、この部分については、地球の集合意識や人間中心的な価値観に
どっぷりと浸かっている人達には認識できないか、
もしくは、認識しても、誤認します(かつてのニューエイジのように)。

大昔、言われていた諸説紛々の中の一説によれば、
かつて崩壊した第五惑星の残党が地球に生まれたとする説もあるようです。
否定はしませんが、「それだけではない」というのが私見です。


>●動物と人間の間の転生はあるか??
↑
あります。ただし、動物から人間へは「段階」を経ることになる。
おそらくは、異なる生物間の転生では、そこに教育システムが
存在するのか、または、単なる法則や規則で「自動的になるもの」かは
不明だが、
動物から人間に、突然生まれるという事例は私は見たことはありません。

動物から人間に生まれる場合には、一端、非常に原始的な人間の状態を
短期的に経験することが起きていることが多いです。

原始的な状態の人間といっても、決して原始的な社会や、原住民的な
部族に生まれるということではなくて、ニューヨークのど真ん中で
生まれることもあれば、アフリカの難民に生まれるかもしれません。

しかし、いずれにしても、共通していることは、動物から人間に
最初に生まれると、「寿命が短い」ことです。
たいていは、10歳以下でいったん死亡します。
そして、その次に成人するまで生き延びます。

おそらくは、動物の場合には、複雑で苦痛の多い人間の生を、
いきなり「人生80年を生きるだけの要素が揃っていないもの」と思われます。
もっとも、決してそれは動物よりも人間が進化しているなどということを
意味するのではありませんよ。

カタギの生物が、人間という「ヤクザな生物」になるには、
悪いことや、愚かな事を沢山覚えなければならないということにすぎません。
しかし、大抵、直前世が幼いころで命が尽きている例が、
動物→人間の転生のパターンだったように私は記憶しています。



●アンビリバボーでは、関根君が、ちょっと面白い疑問を言っていましたね。
「インドなどでは、悟ると転生しなくなると言われている」と、
番組進行者が言ったのに対して、

関根
>「悟った人が、ここにもっと残ってくれればいいのに」
と言ったわけです。


無明庵の本を読んで来た人達には、言うまでもなく、
そんなことは、ありえないというのはお分かりのことでしょう。


●大悟のことは、ここではさておいても、
小悟ですらも、次回、地球に帰還することは困難になります。
誰がどこで苦しんでいようが、それをモチベーションにするほどに
何かに執着することは不可能に近いからです。

よく、衆生を助けるために彼らが戻るといった、
いつも寂しい精神状態をしている地球人が、
いかにも喜びそうな「美談」がありますが、ほとんど嘘だと思っていいです。

彼らが地球に戻るとしたら、ごく個人的な動機か、
または、任務としての広報活動か、
または、下の次元に足を取られたかです。
そもそも、対象化停止現象の中には、慈悲などという
思考そのものが、ありえません。

そもそも、慈悲などという人間的な感情は、
「小悟ですら」も、生ずるはずもないのですから。

これを「俗物仏教」では、慈悲のないことを悪くいいますが、
慈悲が生ずる方が「無知とエラーの産物である」ということは、
「虚無の微笑」で、詳しく語られている通りです。

もともと、悟りのシステム自体が、人間を苦痛から助けるために
存在したのではないからです。
たまたまの「薬効のひとつだった」という事にすぎません。


●自我を持たない性質の魂が地球や、それに類する自我を持つ生物の
いる惑星に転生する場合には、
その動機のほとんど99%は「自我経験」、それもその娯楽的経験を
動機にしているということも、「虚無の微笑」に書かれたとおりです。

自我を逆に自我の崩壊のために使おうなどとする、
意識的で、計画的な転生をしてきた人や種族などは、1%未満です。
それは、例外的ですが、「ごく少数」います。


●地球外でやってゆくとなると、最低限でも小悟ぐらいはしていないと
そもそも、異種の意識と渡りえないという点でも、
小悟した人は、地球型の惑星には戻りません。

計画的に戻る人はいますが、その大半は「個人的な趣味」の問題で、
ごくごく少数です。
その場合には、つまらない物事にわざと関心を向けて、自主的に、
煩わしさに染まってみるとか、過去に存在した他人の自我の記憶を
借用するとか、うまく肉体や意識を、ここの世界に固定するやり方は
いろいろとあるようです。



●したがって、言うまでもなく、
この地球の混乱していて、このように馬鹿げた社会や人間の状態を、
進化のプロセスなどと位置づけるわけには、決していきません。

単に、「自我牧場」とか「苦痛生産工場」と見なすほうが、
知的にも冷静な視点であります。

「希望的観測を持ち込むな」というのが、健全な精神世界の原則です。


●ただ、「虚無の微笑」に書かれているように、
その自我を逆に「裏技」として利用する事を知っていた人達が、
ごく少数だけいるということにすぎません。
これは、一般化など決してしていません。

そういう話を、どこかで聞きかじったことがあるからといって、それが
「実際に一般化しているかどうか」とは、全くの別問題です。


地球の99%は、自我を超えるための自我経験ではなくて、
自我によって、苦しむそれ自体を経験するためのものです。
それが「感情生成物」という形で「収穫する側」には、
お目当てのものなのですから。


●ということで、転生そのものには、
よほど、それを積極的に活用するなり、
速く、そこから脱出するための意識的な手段や努力を講じないかぎりは、
そこには、なんら、最初から計画されたような
「進化方向は存在しない」というのが、無明庵の一環した、見解です。


それは、「反逆の宇宙」で語られた、次の言葉に要約されています。
↓

>我々は、生き延びようとするために楽しむのであって、
>楽しむために生き延びようとしているのではない、という事である。


>どこの次元世界へ行っても、『同じ』である。
>形は変わっていても、やっている事は同じである。
>宇宙の異次元世界や高次元世界など、どこも同じである。

>では、何が同じなのかと言えば、
>『万物は、すべて生き延びるためだけに活動している』ということだ。
>そして、それは断じて、我々が楽しむためなのではない。

以下は↓の「抜粋」のごく一部を参照のこと。
　　　↓　　なお、反逆の宇宙の「全文」は既に絶版。
　　　↓
http://www.mumyouan.com/e/eorebel.html


・・・・・・・・・


●ということで、世間一般では、ようやく「前世」すなわち、
「転生」という概念が、メディアやアニメを通じて浸透しつつある
「幼少期」にあるようですが、

そのあとに、人間は進化するんだ、という
「集団的な被洗脳状態のような幻想」で、

延々と、決して来ない夢を見て、「同じ事を繰り返すか」、それとも、

どこかで「もう、転生それ自体を、終わりにする」と決意するか、

それは、その人がそれぞれに、生きてきた沢山の生の経験の豊富さに
由来するだけのことです。


1/
疑問を何も持たずに、ただの、「習慣」として、転生し続けている者と、

2/
転生の先に、本当に到達点があるのか?と、
ごくごく正当で知的な疑問を、
自分自身と宇宙に対して投げかけるまでに
きちんと知性的で計画的で、成熟した転生を繰り返してきた人か、

その「差」が、その人の言動、
そして、生存目的の背景に出るだけのことです。


●人間における、主体的、自主的なものではなくて、
人間の中に埋め込まれた「構造的」な理由、つまり本能的な衝動から、
悟りたい、といった「ような」衝動は、生ずることは、一般的な人たちにも
ありますが、

それは、実は、単に「苦しみたくない」という欲望を、
「悟りたい」という言葉に、無自覚に「摩り替えただけ」のことです。

ある人達は、その手段を、苦痛を減らして快楽を増やすという
黒字か赤字かのゲームに終始することで、その場をしのいで誤魔化し、

ある人達は、意識に変化を起こすことでなんとかなるのではないかと
決して、それが来ないように出来ているのに、そういう幻想を夢見る。


そもそも、「苦しまないための方法」などを求めているうちは、
「虚無の微笑」で語りつくされたような、「構造的な理由」で、
それは、ますます苦しむ事になるという
家畜的な生産ラインの上にいるだけの状態にすぎません。


だから、修業や、瞑想や、座禅の「目的」を、未だに、
「苦からの開放のためだ」などと、寺や瞑想組織が、歌っているようでは、
開放されたいと思っている「自我」が、自我から開放されるわけもないわです。

その欲望が自我が「苦から逃げるため」という動機から出発したものである以上は、
何を、何万年修業しようが、悟りなどは、絶対に不可能ということです。


その中で、唯一の例外は、
個人の自我、
集団の自我、
惑星の自我、
太陽系の自我、
銀河系の自我、
小宇宙の自我、
大宇宙の自我、

これらの「枠」を持つ自我が、
それ自体の存在を「否定したとき」
すなわち、「自我が自我の自殺」を試みたときだけなのである。


進化の方向や、到達すべき理想があることを、
自我が「自我に都合よく捏造した信念」で信じる、という非常に初歩的で、
「幼児的」な知性の状態に、自分で好んで留まるか、

それとも、
この言葉の意味する「現実」と、向き合うかなのである。
　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　・


　　「大変に、ご迷惑をおかけしております」


　　　　　　　　　　　　　　↑
　　(創造主から被造物への、最後のメッセージ)



　　　　　　　　　・●・


●最後に、前世の話にまつわる補足をしておきますが、
「前世療法」というものが、効果があるかないかについて言えば、
これも9割がた、効果はありません。

ただし、これも例外があります。
それは、その人間が自分の問題について、
塗りが剥がれるほどに、自分の心の重箱の隅を、つっつき続けて、
何度も掘り返すという、地道な努力を何年何年も続け、
それでも、どうしても整合性が見つからないという場合に、
前世にまで、分析の射程距離を伸ばすことには意味が出てきます。

ただし、それ以前は駄目です。
自分の力で、苦痛の中で、今の自分の生を自己分析する気力もない人間が、
安易に、ファンタジーの世界に逃げ込みたがっても、
前世の有効活用など出来ません。

それに、江原氏的な、談話は、実際にも何の役にも立ちませんし、
本人に、リアリティーをもたらさないのです。
たとえ、事実であったとしても、それを消化できる状態に
本人がいませんから、無駄なのですよ。

とことん、自分の現在の生の範囲で、幼少期まで問題を掘り続けた
そういう人が、もうこれ以上掘るものはない、となったときに、
はじめて、それはリアリティーを持ったものになります。

前世を持ち出すことが必要な人は、それほど多くはいません。
私が接した人達の中でも、そもそも、ほとんどの場合には、
それを探る必要性すら、出てこないのですよ。

本人が現在の時間軸の中で、自分に問題意識も持っていないようでは、
それが出る幕もないのです。

また、本にも書いたかどうか忘れましたが、
そもそも、この現在の人生の中に、主要な前世は、おおむね、
再現されています。

それがおおよそ、出揃うまでに、社会生活をしたり、
肉体的な成熟を経るために、約30年ぐらいかかる、
ということからも、死人禅の行法は、30歳までは効果がないのです。

ひととおりの前世のパターンの類似形が、時間的に並んで出揃うのが
約30歳。したがって、そのころに、徹底して、
自分の現在の過去を振り返って、分析すれば、
前世を見るまでもなく、そこにパターンが発見されるはずです。
それで、現在存在する、一般的な精神的苦痛に対しては、
回避する方法は、自分で分かるはずです。

そんなもののために、占いやら、霊能者に頼る必要は全くありません。
自力でやればいいのですし、自力でそんなことも出来ないようでは
駄目です。


ただし、それだけでは、どうしても解決不可能な問題が浮上する
ケースがあります。
そういった場合、前世というものは、
本人の意識の拡張状態、または、変化に応じて、
必要なときに、きっかり必要なだけ、出てくるのが一番いいのです。

勇み足で、頭と言葉で、自分の前世を、知ったかぶりをしたところで、
何の役にも立たないのですから。


「基礎」が終わっている人ならば、
ごく少数の前世のパターンを記憶に再生することで、問題のほとんどは
解消されてしまいます。


だから、前世など持ち出すのは、
今回の生の問題を、すべて、自分の目で、自分を見尽くしたときだけです。

ちょっと見たり、考えても「分からないから」と、甘ったれて、
「きっと前世のせいだ」なとど、前世に原因を押し付けるような
そういう馬鹿者にだけは、なってはいけません。


360度からその人の今までの生を解析しても、
どうしても原因や、結論が出てこない、
そういうときに、ぎりぎりの「必要に迫られて」しか、
私も他人の前世など、見えたことは一度もありませんから。


「悟りなき悟り」にも書きましたが、
その人に言うか、言わないかは、別問題として、
前世のない人など、私は見たことは一度もありません。

しかし、それを「言う必要のあった人、言うことがその人に利した人」
などは、本当にごく「希なこと」でしたから。

本人が、現世の自分をきちんと掘り、
さらに言えば、本人が、他人の催眠療法や透視に頼らずに、
自分で自分の過去生を掘った、
そういう人だけが、ごく希に、
「地球以前」の記憶を掘り出すこともありますが、
それは本人が、既に、その大半を自分で掘っていたからであって、
そうでない人に、

「あなたは、オリオンから来たんだよ。アンドロメダから来たんだよ、
その前は、シリウスにいて、その前はプレアデスにいて」

などという事を言ったところで、
本人の中では、何の記憶の接合もされない、
「ただの、与太話」になってしまうのですから。

だから、自分の問題解決の努力を自分でしてもいない人に、
前世の話などしても、全く無意味です。


●それと、「ついで」に言うと、
占いとかに頼って、鑑定とかしてもらっている人間で、
自分のことを分かっている人間に会ったことも、私はただの一度もありません。

そもそも、占星術にしても、ほかの何の占いにしても、鑑定法にしても
それは「自分を知るため」のものではないからです。

そんなもので自分を知ろうとする以前に、
自分のことぐらい、自分で解りなさいよ、と言いたくなります。

そもそも、「占術」というものは、
自分について知るのが目的ではなくて、自分に確たる目的があった
場合に、その「戦略を立てる」時に必要になり、活用されるものです。

自分が山や海に行く、つまり航海や登山をする。
その目的が、そもそもはっきりと明確であるときにのみ、
「占術」というものは、そのための地図となり、気象予報となるわけです。

そもそも、占術というのは、どう泳ぐか、どう攻めるかという
「魔術」であって、自分のこと知りたいとか、自分の目的自体を
明確にしたいとか、そんなことを言っている人間のためにあるのでは
ありません。

それは、自分を知るためではなくて、
攻めの姿勢でしか、活用できないものなのです。

だから、自分の事を知りたくて、占星術やら、その他の鑑定系の占いの
はしごをしてきた人を見て、
私は、ただの一度も、彼らに「知性」や「自我の発達すらも」
感じたことがありません。


自分のことぐらいは、自分1人で知れということです。

自分では、知りえようのないことというのは、
それは「自分のことではないこと」、
すなわち、その自分が「既に明確化している目的」を果たすときに、
必要となる「気象情報」やその旅に必要な「地図」のようなものなのです。

本来、占いというのは、「自分の目的」は既に明確である者にとっての、
「戦略」の為にあるものです。

断じて、自分探しのためのものではありません。


　　　　　　　　　　　　　　●



　　　　　　　　　　　　「意識」「観」


　　　　　　　　　　　　「禅」「無」




何も、すらすらと書けているわけではなく、
こんな落書き(以後、私のは「書」でも「アート」にもするつもりはないので、
落書きの「落書」=らくしょ、と呼びます。)

そのこんな落書でも、気に入らないものは、何百枚もこうして
ゴミになってゆくのです。

前にも言いましたが、私が自分の書き終わった書を
どう判断するかは、もう書いている時に決まります。
書いているときに雑念が入ったのに、
あとで見たら良かったなんてことは、一度たとりもないです。

筆が自分の予想しないところへ、予想しない動きと筆づかいで
流れてゆくときが、一番、面白いですし、それを合格ラインにしています。

「書こうと思ったように書く」「書けた」などという、
これほど、クソ面白くないものはありません。

隣の松の間掲示板にも、武術ネタで、落書を少し書きました。


________________________________________________

★ . 　　

物心ついたころから、母親がときおり、毛筆で何かを書いているのを
見ながら私は育ちました。
よくわかりませんでしたが、綺麗な字だなーとは思っていました。
書くといっても、たまに親戚などに出す手紙でしたが。

母は、琴、三味線、お花、お茶、水墨画、それと、あと、
何というのか忘れましたが、「小さなミニチュアの日本庭園をつくる」
「なんとかかんとか」という習い事・・・
その他昔は習い事とされている事は
一通りほとんどやったようですが、
「最後まで好きで残ったのは、書道だけだった」と言ってしました。

大学は「家政科」へ進んだらしいのですが、
それまでの学生時代は、学校の書道展は、ほとんどすべてトップで
優勝を総なめにしていたようです。

自分で書道教室を開ける免許はあったのですが、
「自分の好きなものは、仕事にはしたくない。
　仕事になると、嫌いになるかもしれないから」
と言って、とうとう他界するまで、仕事には、しませんでした。


そんな母の遺品の中に、こんなものがありました。
母が、趣味で、何かを写し書きしたもののようです。
↓




私は、よくわかりませんが、
おそらくは、親鸞だか、浄土真宗の宗教的な歌集だとは思います。










●母は、よく「ここは、面白く書けたわ」などと、独り言を
言っていました。

子供の私が見てもよくわかりませんでしたが、
どうやら、母にとっては「うまく書けた」ときが嬉しいのではなくて
「意図せず、面白く書けたとき」が嬉しいようでした。

次第に私も高校生を卒業するぐらいになると、
少しだけ、書のよさが「分かるような気」には、なっていました。

テレビなどで、(時代劇ではなくて、本物の)古い文書などが出てくると、
しきりに「昔の人は、みんな字が上手かったわねー。いい字ねー」
などと、よく感心していました。

もっとも、昔は「毛筆しかなかった」のですから、平均的に上手かった
のも当然のことだったのでしょう。


あとは、お菓子の袋の書のロゴを見ては、
「よくもまー、こんなふうに、おいしそうな面白い字が書けるねー。
　私には、こういう、味のある字は、全然書けないわ」
とかいって、しばし、お菓子とかせんべいの袋を眺めているのでした。

私もデザイン事務所や出版関係の会社に勤めていたときもあったので、
たまにですが、社内の仕事で「毛筆」の仕事の依頼があると、
母に頼んでみたこともありました。


●そんな環境の中で、育ったものですから、
書そのものには、身近なところで接していたのですが、
毛筆を持ったのは、なんと、この歳になって、50歳も近づいた、
今日、このごろなのでした。今年2006年の5月からでしたね。

きっかけは、「武田双雲」氏の書を見たことでした。
あんなに「楽しそうに書を描く」人は、あまり見たことがないからです。


●今までにも、たまに書に興味をもって、一文字書の大家と言われる人とか、
その他、NHKなどに出ていた書家の人を見たり、そうしたサイトを
見たこともあるのですが、私は、まったく関心を持てませんでした。

どれも、「書家が目指すべきものとは?」という、
妙な固定観念に、どこかしら、その人達の意識が囚われていたからです。


それに対して、武田双雲氏の書は、本当に、のびのびとしてました。
むろん、迷いも沢山、書の中に出ているのですが、
それらが、月日が過ぎるうちに、その作風が、変化してゆくのを見るのは、
個人的な楽しみの一つでした。いつも「今月の書」というところを
愉しみにしていました。

いつになるかは分かりませんが、将来は、きっと、
今存在するような、「前衛書」でもなければ、「創作書」でもない、
双雲氏「独自の」「新しい書の分野」を確立するだろうと、
私は、個人的には、感じています。


●さて、話は戻りますが、
もったいないことに、
母の「書道」からは、何ひとつも受け継ぐこともなく、
まるで、「妖怪」が殴り書いたような「書体」になりがちな私の
「落書き」の文字ですが、

「書道」というものの中から、
「書」の方は、その「いろは」すらも、母からも全く学ぶこともなく、
受け継ぐことなく終わったのですが、

　　「道」の方は、しっかりと、私の中で生き延びたようです。




　　　　　　　　　　　　　　　●

昭和6年の母の学校の集合写真です。小学生の時でしょうね。
左のは当時の学校の教員のようですが、
いかにも、なんか、おっかなそうですねー。




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★ . 　　

たまには、博士君の動画を






「まったり、ごろんの博士君」4.51MB
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/219_1956.avi

「コーフン気味で、蹴り蹴り遊びをする、博士君」5.41MB
↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/219_1942.avi



______________________________________________



↑
何かの「CG」のように見えますね。
元の画像は↓の動画ですが、これを「コマ送り」にして静止画で
見ると、まるでどこかの、
「エイリアンの惑星の航空写真」のような模様が沢山みつかります。

場合によっては、心霊写真に映った顔みたいな模様も見つかります。
(むろん心霊写真じゃありません)

↓
http://www.mumyouan.com/shuriken/video/219_1928.avi

これは、波打ち際の小石を波ごしに撮影しただけなのですが、
こういう画像は、静止してみると、瞬間写真みたいに、
日常的には絶対に見ることの出来ない模様を見ることが出来ます。
コマ送りにするには、
拡張設定の「再生速度の設定」というところで出来ます。

しかし「全画面表示」で楽しむ場合には、いったん一時停止にしてから、
動いているバーを手動で移動すると、コマ送りにできます。


http://www.mumyouan.com/shuriken/video/219_1931.avi
↑
これも同じく波打ち際の動画ですが、
色調を大きく変えやすい色になるモードで撮影しました。



前にも説明しましたが、↑のようにして、
メディアプレイヤーの「拡張設定」で「ビデオ設定」にすると
色調を自分の好きなように出来ますので、調整してみてください。

こんな色にもできます。
↓


そして、こういう画像素材を加工すると、こんなデザインの
背景になったりします。こういうのを本とかCDのデザインに使うわけです。
↓



どちらの動画も、30秒近くあり、少し重いので、
ダウンロードにちょっとだけ時間がかかります。
ファイルの大きさは、8.8MBと、6.3MB　です。



以前にアップした、「この手の動画」は、
↓にあります。
http://www.mumyouan.com/k/?T3573

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★ . 　　

http://www.asahi.com/politics/update/1016/006.html

まずは、↑のどうでもいいものから。

これは「核武装の論議も必要」ということを言ったまでのことで、
この国は、言論の自由があるのだから、
別に、将来も踏まえての論議ぐらいはしてもいいだろう、というのが私の見解。

それを公式的に軍事専門家や、議員の中でするかどうか、
国会でするかどうか、それはまた「別問題」である。


●私が「嫌気」と「吐き気」を催すのは、以前から言っているように、
世間の「空気」というものの、曖昧さです。

数日前までは、制裁、制裁と、まるで、マスコミや国民の半分ぐらいが
今にも右翼的になりそうなほど、北朝鮮に対して断固とした姿勢で
いたものが、アメリカや中国が軍事介入には乗り気でない、
という背景が原因となって、

今度は一転して、
まるで、「やはり、対話姿勢が必要だ、冷静にならない日本はおかしい」
みたいな「空気が」国連とか世論に
蔓延すると、一気に、馬鹿みたいに気流がそっちへと流れる。

これでは、あの北朝鮮の阿呆のスポークスマンが、
核やミサイルを振り回しておきながら、
「こうなったのは、お前らのせいだ」と、やっているあの醜悪な
手口に乗るも同じことですよ。

ご近所トラブルに置き換えてみればいいんですよ。
勝手に、銃や爆弾で武装して、
「金と食料渡せば、武器手放してやる」なんて、
そんなムチャクチャなことを言っているやつが町内にいたら、
誰が、そんな頭の狂ったチンピラに、金や食料を出しますかいな。
警察呼んで、逮捕、没収ですよ。

こういう自主性のない「集団的気流」って私は大嫌いなんですよね。

日本は、北朝鮮(の金政権)には、
「今のお前さんには、そもそも対話する資格そのものがないんだよ」
ということを言い続けないと駄目ですよ。


●こういうその場の「空気」に流されることに関連して、
もうひとつ言いたいのは、「生徒の自殺」にまつわる、
ワイドショーなどのコメンテーターの馬鹿っぷり。
例の有田氏のコメントなど「最低レベル」でしたね。
本当に、あの人は、ジャーナリストやめたほうがいいです。
自分個人で、記事を書くのはいいとしても、ワイドショーで
恥と能無しをさらすのは、見るに耐えないですね。まったく。


●今回の、教師と生徒の関係性。
これは、まだまだ、情報が出揃ってなどいません。

だいたいやねー(竹村氏の口調みたいですが)、

・・・あの親、「キモイ」です。あの親、異常ですよ。
あの生徒の親、「えげつない」です。

私なら一見して、あの生徒の「親こそ、問題だ」と言いたいですよ。

そして、あの親の言っていることは、まるで、その教師を、
「殺人の犯人」呼ばわりではないですか?

それに対して、学校側は「教師の言葉によるいじめはあったと
認識しているが、それと自殺との関連は調査したい」という言い分は、
隠蔽でもなんでもなくて、現時点では、「もっとも現実的な対応」なわけですよ。

マスコミも、これまた、一斉に「教師が原因だ」「教師が殺したも同じだ」
「そういうのは、もう犯罪行為ですよ」(有田氏談)と、
レッテル張りをしているのである。

しかし、もしもこれ、裁判になったら、その教師が
自殺の原因だと断定することなどは、今の段階では、
とうてい、できないですよ。

むしろ、本当に裁判になったら、それを立証するのは、かなり困難です。
また、その生徒をトイレで脱がした生徒の方が直接の原因として
追及されるはず。

それと、裁判ではなく、世論からすれば親も何をしていたのかと。
あの親を見ていると、あーいうキレ方をする親では、
子供も、あの親には、相談なんか、とても出来ないですよ。


●むろん、かなりの落ち度は、
学校やその担任の教師の言動にもあるのであろうが、

それは、「その教室内独特の雰囲気」というものがあって、
我々の学生時代だって、確かに教師に、
何かと、からかわれやすい生徒というのはいましたし、
それを教師も生徒も、ある意味で、単に「愉しんで笑っていた」ものである。

もっとも時代が、もう昔とは違うので、そういう風景も、
昔なら、「よくある普通の、のどかな教室の風景」でも、
最近では「いじめ」とか言われるのでしょうがね。


それにしても、こういう現場の問題には、個別性があり、
いちがいに、他の自殺報道とは「一緒には出来ないもの」であります。

たとえば、いじめではなくて、「恐喝」である、大河内君の事件を
持ち出すのは、全く別問題。また、柔道部のいじめで、意識不明に
なった少女の事件を横に並べるという、マスコミのディスプレイの
仕方も全くおかしい。

関連性のある部分と、関連性のない部分は、きちんと分けられていないから
こういう「空気==単なるムード」というものに、視聴者は乗ってしまうわけです。


●今回の、その担任教師の言動に関する情報にしても、
匿名での生徒からの、あることないことのチクリも混ざっている可能性も
否定できないわけである。

とくに、トイレで自殺した生徒をいじめた生徒らのアンケートなどは、
自分たちが逃げるために、その教師に責任を押し付けようと、
全員で策略すれば、簡単なことなのですから。


●だいたい、「息子の笑顔を返せ」と、筋違いな因縁を
担任教師に、わめいていた、あの親は、それと全く同じ文言を、
「トイレで脱がせた生徒ら」にも、「面と向かって言ったんでしょうかね?」

教師は、もしかしたら、確かに「いじめの基礎工事」に加担はしたのかもしれないが、
では、周囲の生徒には責任はないのか?
親にも、落ち度はないのか?、
むろん、担任教師だけではなく、学校全体の管理や、
教育委員会の体質に問題はないのか??、

そういう全体的な視野がなくなって、
担任教師を「自殺に追い込んだ犯人よばわり」する、あの親。

自殺した生徒本人が、他に自分の問題をかかえていなかったかなども
調査もなく、「ひとりの教師を犯人よばわり」する、親とマスコミ。

あまりも「異常すぎ」ます。


ちょうど、最近、別の一年前に遺書を書いて自殺した生徒の報道が
流行っていたときだけに、いろいろな「連鎖反応」もあるわけでして。

担任にも責任はあり、学校にも責任はあり、生徒にも責任はありと、
それぞれに「分割されているはずの原因」なのに、
教師が原因の発端を作ったんだとレッテルを貼って、
1人の教師だけを、つるしあげる、マスコミの神経が私は許せませんね。

●今回のケースだと、この「ドタバタ劇」というのは、
学校側と、教育委員会に認識とか目的の「誤差」があるようです。

学校側や担任教師は、わりと、べらべらと正直に言っていることもあるようですが、
それを、教育委員会側の弁護士が、「下手なことを言うな」と、
いちいち、口出ししているのでしょう。

それが、見解を2転、3転させている原因と見られますので、
そこをマスコミが、「学校の態度が異常だ」と決め付けるのは
性急すぎます。たぶん、当の担任教師からも事情を聞き、いろいろと
それなりに調査をしようとはしているのでしょうが、そこに横から、
教育委員会が、「裁判で不利になることはしゃべらせるな」とでも
言っているに違いありません。


●なのに、どうして、1人ぐらいのコメンテーターは、

「もう少し、状況が分からないと、判断できないですね」

ぐらいの、最低限の冷静なコメントが、出来ないのでしょうかね。

有田氏も、草野氏に「どう思いますか?」と振られて、
言った言葉は「あの教師は言語道断だ。これは犯罪だ」(といった趣旨、意味あい)
のことを即答してしまう始末。

「原因は複合的で、その教師の日頃からのほかの生徒に対する
　無神経な言葉の使い方からも、自殺と無関係ではない、
　と見える情報は、多いものの、
　しかし、今の段階で、それを一直線に並べて、担任教師だけを
　責めていいものなのかは、疑問です。
　いじめた生徒たちや、無視していた周囲の生徒の問題もありますからね」

ぐらいのことは言えなくてどうするんでしょうね。

まー、ここは公共のテレビではないですから、こういう事を平気で言いますけど、

「あの両親、変ですよ」

自分たちの教育方針がうまくいかないとか、
子供との関係が、うまくいっていない、
そういう自分たちの責任をどこかで、自覚しているからこそ、

感情的になって、責任を教師に押し付けようとしている
「焦り」すら感じましたね。つまり、責任の「すり替え」。

だいたい、自殺したロープを、
「殺したのでもない教師」の前に突きつけますかいな??


そもそも、子供が「いじめ」のことを「相談もできない親」、
そういう「家庭にも」大きな問題があるんですよ。
(これは、あの家族に限ったことではないですが)


ちなみに、私なんか、もしも子供がいたら、
「学校でいじめられた」などということは、すぐに報告する関係に
なっているでしょうし、
「じゃー、どうやったら、やっつけてやれるか」などとと
子供と一緒に「作戦会議」を開きますよ。

教師や教育委員会が動かないなら、どうするかとか、
いじめた相手の生徒の弱みを握るために情報集めるとか、
いじめの証拠を録画するとか、録音するとか、
そういう作戦を、親子で、楽しげに話して、実行しますね。

親が子供のケンカとかに、あまり口を出すにはよくないですが、
PTAの鎧を着て、親が直接に学校に、しゃしゃり出て行かなくても、
「陰からの、子供のバックアップとか、サポート」は出来るんですよ。


そういう親子関係も、構築しておらんで、
責任の所在ばかりを、学校や、社会に、押し付ける親ども。

確かに親子関係というのは「難しいもの」ですが、
それを出来ないなら、そして、それを真剣にやる気がないなら、
無責任に、子供など作るな、産むなと言いたいですね。


　　　　　　　　　　　　　●

余談ですが、「旦那さんが育児や、教育に積極的に協力しない」
ということ、これをまた、表面的に批判する馬鹿者が多い世の中です。

じゃー、仕事で疲れている旦那さんが、
エプロンして、料理して、掃除洗濯して、おむつ取り替えて、
それで、「育児に協力している」とでも思っているんですかね???

これに対しては、他所の掲示板で、
「自分の不倫相手(男)に、相手の奥さんとの子供が出来たので不安」
という女性の相談に答えた私のレスを、ここコピーしておきます。

↓
>子供にとっては、少なくとも、3歳か4歳までは、
>両親が仲良く、楽しげに子供のそばにいないと駄目です。

>赤ん坊や子供は敏感で、夫婦のことは、すべて見ていますし、
>すべて感じ取っていますので、嘘はつけません。
>その後のその子供の人生にも、大きな影響をします。

>子供が生まれたなら、その相手の男性は、しばらくは
>子供と奥さんのところに戻るべきですね。

>あなたには、その子供に対して何の責任もなく無責任でいられますが、
>両親にとっては、これから先が、大変であり、また大切な時期ですから。

>男性は、皆、育児に参加しろなどとは言いませんが、
>父親が、母親にど接しているか、
>母親は父親にどう接しているのか。
>言葉も分からなくても赤ん坊は、それを肌で感じ取るのですから。

>要約すれば、嫌な顔しながら、父親が育児などに、体裁を作って、
>表面的にだけ参加しても、そんなことには、何の意味もなくて、
>逆に、その父親のストレスが子供に伝わってしまうこともあるということ。

>ようは「父親が母親にどう接するか?」この「夫婦関係それ自体」が、
>実は、それを見ている子供にとっての、
>最も重要な「育児の重要な一部分だ」ということです。

_________________________________________________


●昔ながらの、亭主関白だって、全くいいのですよ。
ただし、その父親が、子供の目から見ても、
きちんと、筋の通った、かっこいい父親であるならばの話です。

育児に参加したとかしないとかで、父親の貢献度を測るとか
育児の責任を問うなどということ自体、本当に「浅はか」です。

両親、どっちもそうですが、その生き様と「在り方」を
子供は見て育つのですから。

まずは「夫婦のセックスが円満」「セックスで相手に不満がない」
という、たったのこれだけでも、
それは、子供にとっては、とんでもなく重要な「育児」「教育」の一部に
なるのですから。

それだけではなく、他の「夫婦関係」そのものすべてが子供にとっての
教育の一部です。ただ、男が育児に参加しているなどという
そんな軽薄で表面的な「形」なんかを押し付けても全く無意味です。

家庭のことは全く何もせずに、
仕事ばっかりやっている「職人気質」の父親と、それを支える母親の
そういう背中を見て育った子供だって、
だからといって、別に、男女差別をするように育つわけでもなく、
立派に育ってゆくのですから。




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★ . 　　

五十嵐氏のブログでは、

>中川さんは非核三原則は守るとの姿勢を示したうえで、
>「欧米の核保有と違って、どうみても頭の回路が理解できない国が
>（核を）持ったと発表したことに対し、どうしても撲滅しないといけないのだから、
>その選択肢として核という（議論はありうる）」と語ったといいます。

>一番言ってはならないタイミングで、一番言ってはならないことを
>言ってしまったということになります。
>中川政調会長の政治家としての判断力を疑います。

と書かれているようだが、私の見解は全く異なる。

例の滝本弁護士なんぞは、何の思慮もなく、
「たわけ議員」とか呼称している有様です。


●まず、メディアを通じた公式発表というものは、喩えると、
「荒れた掲示板」とよく似ていて、直接対話ではなくて、間接的に
相手を威嚇したり、さぐりを入れる手段として使われることが
非常に「多い」ということ。

一方で水面下での「各国家要人との交渉や情報交換」というものは、
ほとんど国民の前には浮上してはこない。

そういう意味から、公式的に言っているようで、実はそうではない、
フェイクとかポーカーフェイスという要素が、
公式発表というものには多分にあるのである。

むろん、公式発表には、それなりの責任を伴う重さがあるが、
公式的には発表できないが、「伝えたい何か」があるときに、
一議員の口を使って、政治的戦略として、
「政府の現状や本心を漏らす」ということは、ままあるのである。

今回の中川氏の発言は、そうした計算の上に成り立っているとは
とても思えたシロモノではないが、
「結果論」としては、計算されているぐらいの品質のものである。


上の引用で言っているように、彼が言っているのは、
北朝鮮に対するひとつの威圧性、または軍事的な現実問題として
「論議の余地はある」、と言っているのである。

だから、表では「核保有も論議してよい」としておきながらも、
北朝鮮以外の「外交関係のある他のアジア諸国」には、政府から
「あれは外交戦略ですから」とでも、伝言でもしておけばいいんですよ。

実際に、安倍氏は、もうとっくに、そういうことはしていると思いますが。
中川発言へのフォローも、迅速であったわけであるし。


でなければ、中川発言を受けて、中国や韓国のメディアから、
猛反発の声が既に起きているはずですよ。

おそらくは、中国や韓国のメディアは日本政府からそうした通達を
受けて、中川氏の発言に騒がないようにとメディアをコントロールしたはずです。

有識者だの学者だのまでもが、ワイドショーの軽薄なコメンテーターと化して、
「アジア諸国に脅威を与えるではないか」とか言い出すわけですが、
では、実際に、不安がっているアジアの国の国民の声を
彼らは、公正に中立的に、取材でもして「集めたのでしょうかね??」

「日本の核論議は、アジア諸国に脅威と反発を生む」
などというのは、あくまでも日本人の感覚で考えた、単なる推測ですよ。そんなものは。
実際、今の北朝鮮の現状では、隣接している日本内では、
核武装や迎撃用ミサイルの配備が論議されても、
それは、いたしかたないのではないか、とすら、
アジア諸国は思っているかもしれないのだから。


●しかし、実際には、下手をしたら北朝鮮すら、日本の核保有など、
本心の部分では、何の脅威にも思っていない可能性すらあります。

今回の経済制裁にしても、そもそも経済制裁など覚悟の上で、
「食料やお金は、3年の備蓄はあるので、金政権にはあまり制裁効果も
ないだろう」と発言していた、脱北者もいたぐらいですから。



●そもそも、表の外交と裏の外交は全く異なるものであること。
そして表の外交というのは、本当に掲示板に似ていて、
公式発言に見せかけた特定国家への「私信」というものが、
含まれることを考慮しないとならない。

特に北朝鮮のように、対話が成立しない国に対しては、
公式発表も利用した上でのいろいろな情報操作や、
経済的な実力行使で、やるしかないのである。

まず、公式発表というものは、
裏の実状とは異なる「戦略を含む」ということが重要な点です。


●次に、中川氏の発言がバッドタイミングか、グッドタイミングかといえば、
私は、良かったといわざるを得ない。


単細胞的に「核論議自体、日本はすべきでない」というスタンスを取ることは
馬鹿にでも出来る、「思考停止状態」であるわけです。

しかし、以前から、竹の間で言っているように、
物事の状況を把握するためには、「臭いものの蓋をあけたり」、
「極論を持ち出すこと」で、
改めて、自分の置かれている現状が分かったり、
この先、どうしたらいいのかが見えてくることが多いということです。


核を保有したら、実際にはどうなるのか、
それは、単純に「ムードで思うほど」明白でも単純なことではないのです。

それを論議することによって、非核の原則を再認識することもあれば、
逆に、将来的な必要性という課題を残す結果になるかもしれません。

核保有について、本気でもしも論議したら、
それにかかる予算とか、
ミサイルの性能、
発射台の位置、
原子力潜水艦への搭載や、
空爆方法、
そして、何よりも、核といっても、小型からあるわけですから、
どの水準のものを装備するか、
逆に、迎撃システムは現実性があるのかないのか、

そして、核がある場合とない場合とでは、対アメリカや対中国、韓国以外にも、
「他のアジア諸国や中東との個別の外交には」、
実質的にどれほどの変化があるか、

そして、実際に、核は抑止力になるのか、ならないのか、
などなど・・・、
臭いもの、触れたくないものの蓋を、きちんと開けて、
物事が具体的になればなるほど、
核の問題も「明確になる」のです。


「核」の問題になると、とたんに、
「平和国家を脅かす」とばかりに、すぐに目くじらを立てる人達がいますが、
「通常兵器」でさえも、現在の日本は、充分なほどの、武器を所有しているのですよ。

トマホークや戦闘機や銃器、戦車、
何万人でも殺せる武器と自衛隊員を、「もう持っている」のですから。

そういう、「国防の根本問題」の論点が、
「核」が出てくると、いきなり影が薄くなるというのが、
私の嫌いな「空気とムード」というやつなのです。

核汚染でなくても、核ほどの大量破壊でなくても、
現在の日本が保有する武力の殺傷力、破壊力は、
決して、舐めたもんじゃありません。


だから、核の論議===すなわち保有、ということではなくて、
多事争論の「論議の結果」として、
1/保有しないという選択もあり、
2/その逆の「可能性」もあり得るという「柔軟性」が必要です。


●ところで、
「国民感情の累積の暴発」という問題を以前にも書きましたが、
自民党の内部や防衛庁でも、核武装の論議など、とっくの昔から
されていたことであって、そういう論議をする余地はあるんですよ、
と公言しただけ、中川氏はマシです。

また、それを聞いた国民も、半分は、「軍備拡張の懸念」をするが、
半分か、何分の一かは、どこかで、中川氏の発言に、ほっと安心した
という側面(効果)もあるのである。

実際、日本が、永久に地球が滅亡するまで、核を保有しないという姿勢が、
倫理とか理想とかの問題ではなくて、どこまで普遍性と現実性をもった
主義であるのか、内心疑っている国民は必ずいるのである。

「隣で銃を持っているやつ」がいるという、町内会の論議と同じで、
そのときに、「私達の町は、絶対に武器の所有を認めません」という
いかにも、誰からも支持されそうな軽い意見がウケはいいとしても、
しかし、内心を言えば、「それでいいのだろうか?」と疑問をもって、
不安をもっている町民も必ずいるのである。

そうした人々の内心の本音を代弁したことで、
若干でも、感情のガス抜きぐらいは出来たという意味で、
中川氏の意図しない「失言」を、私は、けっこう「高く評価」しています。


●政府というのは、それぐらい柔軟でないといけない。

外交というのは、公式と非公式をうまく使い分けることである。

また、たまに一議員に、本音とか失言を言わせることで、
国民感情のガス抜きをする必要もある。


●理想論だけで済むほど、政治の世界は、単純ではない。
しかし、しょせん相手は「人間」なのだから、
人間についてさえ熟知していれば、
外交というのは、そう難しいこともないのである。

今の政治家が駄目なのは、
人間についても、自分についても、知らなすぎるということです。

票をかき集めるための、軽薄な演説と根回しに時間を費やしてきたのですから、
しょうがないですがね。

誰にでも受け入れられるような、平均的な「良い子発言」に終始する人達。

人生を生き抜いたその人の質から出てくるのではないような、
軽薄な、「すべてよし」みたいな言葉や、
薄っぺらな借り物の言葉、故人や他人の格言の引用の乱用。
こういう事を口にする人と、
そして、それを思慮もなく、ムードだけで真に受ける人達というのが、
人間社会を腐らせて行くのですから。


●民主主義の一部の要素はいいとしても、
根本的に、私は、前にも言いましたが、
「政策」の内容と質ではなくて、「人」や「党」を選ぶという
この腐敗した選挙制度自体に、疑問ありです。

独裁国家でも困るが、
今の政治や選挙も決して褒められた方法ではないですから。
習志野市の票の不正操作疑惑なんか、その一例ですよ。


　　　　　　　　　　　　　　　●


物事を深く思慮しない人達というのは、
「成長」とか「学び」とか「進化」という言葉を振り回して、
自己満足をしたり、あるいは時には、他者の賛同を求める傾向がありますが、
私に言わせれば、

「人間というものは、決して成長しない」

そのことを徹底して、観察しつくした人だけが、
ある意味では、「退化」という裏技的な「抜け道」を使って、
その実は、
本当の意味で、意識が成熟してゆく事が多いということです。

軽率に「成長」とか「希望」を振り回すよりも、
物事を、感情も思考もふくめて、徹底的に冷静に見ることです。

抜け道というのは、常に「現状の把握の中にしかない」ということを
ここ竹の間で過去に行った「公開禅問答」の中でも何度も述べているはずです。

あがいたり、良くしようとしたり、人間は良くなるんだと希望を持っても
決して、そこには何の脱出口もないのである。
それで開く未来など、一時の気休めにすぎせん。

逆に、どれだけ現状を、ありのままに鋭く見たか、多角的に見たか、
それによって、開こうともしない扉が、
「おのずと、向こう側から開く」ということ。
これが、生と死の「マスターキー」です。


開こうとするな。
解決しようとするな。
そういうことをしようとせず、
じっと、よく状況を見ていれば、

解決法は、「現状の現実そのものの中から」、
自然に浮上するということです。


「無為自然」という言葉が中国の道教にありますが、

正しくは、「観至自然」といったところです。



　　　　　　　　　　　　　　●

★ . 　　

たまに歩くことのある、散歩道の風景です。







草木が、すっかり、秋色になってきました。

左が、ただの普通の意識状態での「試し書き」
真ん中が、「無心」によって書いたもの。
右が、「無無心」によって書いたもの。
　　　　↓



隣の「松の間」の手裏剣講座の投稿にも、
また「落書」をアップしておきました。

_______________________________________________


●ところで、ここらで少し「休憩」ということで、
逆に私から皆さんに聞いてみたいことがあります。

マスコミ報道とかでは、いじめ自殺のような問題が取り上げられる時には、
事件性のある報道になるぐらいですから、あれらは、
現場で、日常的にある、いじめであるにしても、
結果として「自殺にまで」至るものは、
ある意味では「極端な例」であるわけです
(一説には、年間100人とも言われていますが、その全部が自殺と
直接の因果関係を持つとは断定など出来ません)。


そうすると、マスコミというのは、そのストレスの中で、
一番弱者であった者の自殺ということだけを大きく取り上げるために、
対策とか、学校などがどうあるべきかという、
論議にもなっていない論議を報道で垂れ流しているわけです。

一番のしわ寄せを受けた、ある意味で社会や学校で、
凹んでいた人のことをこれでもか、というほど、クローズアップするわけですね。

ちなみに、昨今の報道の一番よくないところは、
1年も黙殺し続けた北海道の事例と、
その次の九州の事例は、「かなり違う」ということです。

九州の事例では、遺書の中に教師のことは全く書いてないようです。

漏れてくる情報からは、その教師が原因というよりは、
「直接的に周囲にいた生徒たちによる、陰湿ないじめ」の方がはるかに
問題視されるべきもののようです。

私見を言えば、学校や教育委員会や文部科学省の対策よりも、
何よりも、そもそも、いじめをするような子供を育ててしまう
「家庭環境」に問題があるのです。


●さて、もしもその学校の全校生徒の10%が自殺したとなったら、それは、
その自殺の原因には、「普遍性」も出てきますが、
ほとんどの生徒は、自殺などしないわけです。
いじめはあっても、それに対して屈しないか、または我慢をしたわけです。

私に言わせれば、問題になるのは、
そのストレスのあった集団の「最下層部」で、
結果として自殺をしてしまった、少数の者を基準にして、
学校や社会が「今後の方針や対策を決めること」では断じてありません。

そうではなくて、自殺をしなかった「その他ほとんどの人達」は、
どうやって、自殺の実行衝動に耐えたか?、ということの中に、
家庭や、学校側の対策なり、解決法なり、回避するための
ヒントがあるものだからです。


そこで、読者の人に私が聞きたかった質問はこうです。


●会社ではなくて、あなたがかつて「学校」にいたときのことに限ります。
小学校から、上は、大学まで含んでもいいです。

その学校生活の中で、他の個人的な理由ではなくて、
「いじめ」を受けて、
本気で(またはかなり)、死のうかと思ったことのある人、
この人だけがアンケートの対象です。

あなたが、結果として、「それを踏みとどまった当時の理由」を
教えてください。
なぜならば、自殺した生徒には、皆さんの中にはあった「それ」が、
欠落していたということにもなるからです。

たぶん「それ」は、家族の助けや、知人や、あるいは何かの信念や、
いじめになど敗北したくないという意志だっただろうと思います。


●自殺をする生徒に対して、哀れみ、その者の精神状態や
精神の耐久性を、基準とした対策に社会が安易に走るよりも、
「それを踏みとどまった者のとった行動」こそ、
参考にしたほうがいい一面もあるというのが私の考えです。

ちなみに、回答は、ハンドルネームで、かまいませんが、

「時代背景」を加味しなければならないので、

1/それが、今から、何年前の事かは書いておいてください。
2/そして、受けた、いじめの「具体的な内容」。
3/自殺をしなかった「主な理由」(複数でも可)。

________________________________________________________

ゴミメールと区別するために、

メールの「件名」は、【自殺しなかった理由】

としておいてください。


●回答は、こちらまで、↓
houzan(アットマーク)mumyouan.com

________________________________________________________

★ . 　　

●といっても、否定しているわけではありません。
それなりの「政治的な効能のある経文」ではあるといっているのです。

ただし、「哲学性」や「実用性」そして「論理性」から言えば、
それを保守する側も、改憲しようとする側も、
結局のところ、全くのところ、「三流宗教」と変わりないということです。


もしも日本が、敗戦の中から、
「自力で」憲法第九条を作り出したのだったならば、それは誇るべきことです。
また、さらに、もしも戦勝して、作った第九条ならば、もっと凄いことです。

しかし現実は、戦勝国という他人から「手渡されたもの」、
悪く言えば「押し付けられたもの」にすぎません。
たとえ、国民がそれに共感、同意したにしても、
それは「自力で作り上げたものではない」、
ということにおいて、誇りになど出来るものではないのである。

実際には、その憲法の結果として、平和だったのではなく、
アメリカに「漠然と」思想的にも、やんわりと奴隷化させられて、
アメリカの武力の保護の下でこそ、成立していた「平和」または
単なる「無事」にすぎません。

もしも敗戦後、どこからの保護もなしに「独自に歩んだ」としたら、
果たして日本は、憲法第九条を設定したか??は、はなはだ疑問です。

ただし、これを「改憲すべきかどうか」、それはまた「別問題」です。

もう少し利口になって、この「借りもの憲法」を、
日本に都合よく、うまく利用するなり、
一部を改憲するなり、それは「今後の課題」です。


さて、次のような、お馬鹿な言葉を振り回す人を見ることも
多いでしょうから、それをネタにしましょうかね。
　　↓
1/「戦争を経験していない者は、戦争や平和を語るな」
2/または「戦争を知らない者は、戦争や平和を語るな」

この2番目は、論理的に問題が大なりなので、除外します。

なぜならば、ここで定義される「知っている」「知らない」
というのが、「どういう背景によって知っているのか」によって
それは客観的に知っているとは、証明できないからです。

歴史書を読んだり、映画を見たところで戦争についてそれで
知っている、ともいえず、知らない、とも言えないのが実状ですから。

では、最初の1の文となると、これだと「実際に生きて経験した者」、
ということになるのであるが、
これがまた、問題が大ありなのである。

戦争経験者と自称する者がいたら、私はまず、こう問いますね。

「あんたの、今の年齢は?」

世間では、この質問がどういう意味を持つのか、考えたこともない人が
大半のようです。

この質問が非常に重要なのは、同じ戦争経験者といっても、
それを何歳の時に経験したのか、その戦前の時代をどこまで経験したか
によって、戦争の見え方、認識は変わってくるからです。

私の母は大正生まれで、祖母は明治生まれで、
私は、その2人から散々に、戦時中の話を聞きましたが、
聞いたのは、戦時中どころか、ばあさんからは、
関東大震災の話まで、よく聞かされました。

この人達の戦争経験と、終戦直後に幼かった子供では、
戦争経験それ自体に、大きな差があります。

後者は、終戦後を子供時代に生きたということで、
徴兵で戦地に行っているわけではない。

私の母や祖母などは、明治も、大正ロマンも時代も生きて、
そして軍国主義も生きて、戦時中も生きて、戦後も生きて、
そして、まだ第三次世界大戦が起きないこの時代に、
自分の思うように生きて、静かに死んでいったのである。


●その2人が言うには、「戦前」にも沢山のいい時代があったということ。
「戦後のいろいろな主義が必ずしもいいとは言えない」というのが、
私の親たちの言い分でした。

もっとも、うちの家系は別に右翼でも左翼でもなかったわけで、
左翼のような、徒党を組んだ看板などには依存しないものの、
気質としてどちらかといえば、「反体制的かも」しれませんね。

私の母方の叔父は、戦時中に、空襲の中で、
押入れの中でジャズのレコードを聴いていたのでした。

当時の憲兵に見つかったら、とっ捕まるでしょうが、
叔父は、とにかく「西洋かぶれ」だったらしいのです。
靴の裏に鉄板を打ったり、ビロード地の靴をはいたりしていたようです。
この叔父さんも、最後は、どこかの島の病院で、
爆撃にあって死んだということです。


ようは、うちの、特に母方の家系というのは、
左翼でもなく右翼でもなく、「自分主義」「自分流」なのです。
赤(左翼)も嫌いなら、右翼も嫌い、軍人も嫌いなら、
宗教団体も嫌い。
どこでも同意されるような思慮のない、中身のない一般通念の言葉や、
時に軽率でいいかげんな「世論」も嫌い。

なんであれ、自分に責任を持たずに、
何か徒党を組む連中は大嫌い。

そういう姿勢で、
その人自身も、自分の人生を生きた人達ばかりの家系だったようです。
そういうところだけは、しっかり私の中に「遺伝」しているようです。

もっと時代を遡ると、ひいじいさんあたりの親類には、
かなり、おもしろくて、有能な霊能者とかも、いたらしい。
(船が遭難しそうになったときに、天候を変えたとか)


●以前に、竹の間に、私が「天皇」という「落書」を、落書きしたのを見ただけで、
私を「右翼」だと思い込む、お粗末な「のうたりん」もいたようです。

こういう人間が全滅しないと、日本って、まともにならないです。



●さて、ここらで、「論点」を戻しますが、
同じ「戦争経験者」といっても、まず、年齢によって、
経験背景が異なるので、戦争の感じ方、自分の人生の中での位置づけは
かなり変わってきます。

戦後まもなく生まれたり、そのころに幼かった子供は、
食うものがなく、物がない時代を、
その人の人生の「起点」としているわけです。

しかしそれよりも歳のいっている人は、実際の空襲を経験し、
しかし、それ以前の時代も経験している。
このふたつでは、戦争経験は、客観的には共有しているように見えて、
主観的には全く違います。

と、ここまでは、非常に誰でもわかる「一例」ですね。

さて、ところが、「戦争経験者」と一言に括りたがる者たちが、
きちんと問題にしないが、実は最も問題なのは、

>「その時に、どういう立場で、戦争と関わったか??」です。

簡単に分かりやすい例から言うと、

1/攻撃を受けた地域と、
受けなかった地方とでは、その戦争経験は違います。

2/戦場に戦いに行った人の経験と、
本土で家を守っていた人の経験は違います。

3/その戦争に行った人でも、どういう位にあったかで、
上官や命令で使われた立場と、使った立場では戦争経験に差がでます。

4/さらに言うならば、戦時中に、アメリカで二世として生きた日本人の
戦争経験は、国内のものとは違ってきます。

5/戦争によって、家族を失った者と、そうでない者でも違います。

6/戦争によって焼け出された人と、家が無事だった人、
これも微妙に違います。

7/空襲によって、焼けた死体とその死臭を経験した人と、
そういうものを見ることもなく終戦を迎えた人では、また違います。

8/戦時中に死んで、そのままあの世に行った人と、
生き残って、戦後を経験した人では、その戦争経験は、全く違ってきます。

9/もっと言えば、アメリカの側にいて、原爆を落とした人と、
下で死んだ人では、その経験は全く違います。

10/敗戦側、勝戦側、どちらであるにしても、戦争で、
たんまり「儲けた人」、何かの得をした人、
これもまたその戦争経験は、違ってくる。

11/さらに言えば、地球外から、地球を見ていて、
「あの、アホウな生物が、また同じことをやっているなー」と見ている
生き物の目から見たら、全く違う戦争経験となります。


●このように、「戦争経験者」というものは、
その時にいた、時間と空間によって、「かなりの誤差がある」のであるから、
「ひとくくり」になど、出来ません。


たとえばですが、
もしも、誰よりも大切な「野良犬」と暮らしていた人が
戦争でその犬が死んだら、その人は、人間全部を恨んだことでしょう。
その人にとっては、恨むのは、アメリカ軍だけもなければ、
日本軍だけでもなく、その両方です。
「人間なんか、この世界にいなければいいんだ」、と思うかもしれません。
もしも、そういう人がいたならば、その人にとっては、
そういうものが「戦争経験」の記憶となるわけです。
その人にとっては、人間の死など問題ではないのです。
その人にとっては、愛犬の死が戦争の最大の記憶となるのです。


●戦争によって、「何を経験したか」は、個人で微妙に異なるものです。
かなり複数の、不特定多数の国民が経験したであろう、
家族の死、家屋や財産の喪失、死体、飢え、空襲の不安、
そういったものには、共通性はあるものの、

戦犯や軍人や天皇すらも、
それこそ「差別をせずに」すべての人々を含めて、
本当に個々の体験と認識を「突き詰めてゆく」と、

「戦争経験者」にも、「何種類かの区分」があるのである。


●そういうわけですから、
「戦争を経験せずして、戦争を語るな」などと二度と口にしないことですよ。

だいたいやねー、そういう言い分が、まかり通るのも、
あと、四半世紀でしょう。

そのころには、「戦争の実体験をした人」たちは全員、
「他界している」でしょうから。

残るのは、単に、その人達の言葉や映像だけです。
その言葉や映像に意味があったり、何かを学ぶにしても、
いずれにしても、実体としての「戦争経験者」は、
まもなく「絶滅種」となるのですから。


前にも、竹の間で、はっきりと言いましたが、

>経験をしたからこそ、語れることがある一方で、
>経験をしたゆえに、視界が曇って、語れないことがあるのである。

だから、経験者というものを、安易に信じてはいけないし、
未経験者というものを、安易に軽視してもならない。


そして、仮に、
もしも、そういった戦争経験者の言葉を、何かで取り上げるのであれば、
自分の「持論に都合の良いものだけ」を集めずに、
「どの立場だった人たちの経験」も、すべて収集することです。

ちゃんとした取材をする人も、中には希にいて、
それこそ、映画監督になった、ダーティーハリー(別名、夕陽のガンマン)みたいに、
双方の側から見た戦争を描こうとする人もいます。


●私はいつも言うのですが、
どういう問題に対峙するときにも、
そこに、決して「混入してはならないもの」があるということ。

論議というものの中に、絶対に混入してはならないもの、
それは、その論議をすることで「自己存在」を主張することです。
すなわち「オレオレ主義」というやつ。

何かものを言うときに、純粋に論じているのではなくて、
「こういった事を論じている自分自身の存在意味」を主張する人が
多すぎます。

このことは、論議する資格がないことを意味します。
論議の無自覚的な動機がそんなところにあるのであれば、
そういう者には、
「あんたは、そうやって生きている意味があるんだよ」と、
「嘘」でもついておけばいいのです。
彼らが他人から聴きたい言葉は、ただ「それだけ」なのですから。


しかし、論議とか「知性」というものは、
自己主張のためとか、自己確認のために使われるべきものではありません。

だから、無明庵では、何の問題を取り扱うにしても、
「テーマそれ自体」だけに焦点を絞り込みます。


たとえば、「悟り」の問題にしても、
その人が「悟り」をどう自己主張に利用するかなど論外であり、
悟りそのものの構造だけを純粋に探求するというのが、ここでの姿勢です。

梅の間の、セックスの問題や料理の話も、
そして、松の間の、手裏剣も、すべてそうです。

すべて、ある「分野」を、
どう進展させられるのかだけがテーマなのである。


私が唯一関心があるのは、
それで人間がどうなるか、とか、それで皆さんの自我とか、
皆さんの存在意味がどうなるか、ではなくて、
「セックスそれ自体が」どう変化するか、
「技」がどう変化するか、
「悟りそのもの」が、どう変化するか、

つまりは、全くのところ、人間至上主義などは排して、
そして、自分を問うための論議でもなく、自分を確認するための論議でもなく、
常に、頭脳を全開にして、
「テーマそれ自体に、
　持てる観察力と思考力の全てを集中しろ」ということです。


そういうことをしないで、
感情とか、人間性とか、倫理とか、他人からの借物の宗教観とか、
社会的な理想論とか、あるいは、歪んだ形の「現実論」とか、
そういうものを、持ち込むなということです。


無明庵が、皆さんに、もしも、強く教えるべきことがあるとしたら、
それは、
「あなたは、個　ではない」ということです。

あなたは、個人というフィルターの一切を排してでも、
物事と自分の記憶を、全く客観的に傍観して見ることが出来る、
本質的には、人は全て、そういう「ただの意識体」であるということです。

ただし、集合的な「自然の一部だから」、
と言って褒めているわけでも、慰めているわけでもありません。
ここは、軟弱ニューエイジの来る所ではないですから。


「それ」は、個人の人格やら、人生の成果やら、存在意味やら、
そんな自己主張など、一切なくても、
そして、肉体が、どう生きたところで、あるいは、死んだところで、
「それ」は全く「なんともない」「大丈夫だ」ということです。


その経験は、仮に「小悟」でもいいでしょう。
それがどういうものであるかは、「虚無の微笑」の体験者の言葉でも
語られている通りです。

たったひとつ、意識の「歩」を「元の次元」に戻しただけですら、

「【私】というものなど、
　元々、どこにも、存在していなかった。
　それは、単に、人工的に、一時的に造られていただけだった」

ということです。


しかし、これこそは、
「経験者だけ」が語り得る事であって、
こういう問題こそ、経験していない者が決して語ってはならないことに
属することなのである。

知ったかぶりをして、だれかに語ったとしても、
それはただただ不毛で、時間の無駄になるだけなのである。


　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　●

ところで、最初にテーマにしようとした、憲法については、
関心のある人は、
↓これでも読んで暇つぶしなり、自分なりの考察をしていてください。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~yasui_yutaka/kishikouall/k4.htm

たまたま見つけたページで、ホームまではあまり見ていないので、
どういうスタンスの人か知りませんが、まー、とりあえずは、
憲法解釈が変わってゆく流れが、よく、まとまっていましたので。

_____________________________________________


それと、戦争について、あーだこうだ言う前に、
もう一度、↓を熟読することです。

http://www.mumyouan.com/k/?T3604


●今の憲法第九条は、仮に日本人が同意したにしても、
それは、あくまでも、戦勝国から、「手渡されたもの」にすぎないこと。

私が、もしも本当に、憲法ということに関心があることがあるとしたら、
それは、「仮定での話」になりますが、次の2点です。

1/もしも、「敗戦国」として、そのまま単に、アメリカや、
　その他の国際社会から{放置}されていたならば、
　そのとき、日本は、一体どんな憲法を「自主的に」作っただろうか?
　
2/もしも、日本が勝戦国になっていたら、そのとき、
　憲法はどうなっていただろうか?


アメリカが介在しなかったら、たとえ敗戦国としてでも、
今のような憲法にはなっていなかったのだから。

日本人の、本当の自主性というものが、どうであったのか、
それを見てみたい。
そして、それはこれから、もしかすると、
どこかで「浮上」すべき、「国民感情」になるのかもしれないと
思っている。

すなわち、例の、
「意識下に無理に押し込めたものは、必ずそのストレスが放出する」
という、この銀河系の「普遍的な原理」によるものです。


>最後に、戦争が、減ってしまう方法を述べておきます。

　　　　　　↓

●戦争が極端に少なくなる方法というのがあるのを
ご存知でしょうか???

むろん「それだけ」では無理なのですが、効果は「かなり」あります。
その方法とは、世界中の宗教が、「転生」を認めることです。

そうなると、民族紛争というものが全く意味をなさなくなるからです。

ユダヤ人やキリスト教徒やイスラム教徒が、かくも、馬鹿げた
血筋に拘ったり、自分たちの民族性に熱狂するというのは、
ひとえに、「この世界での生」に対しては、非常に「唯物的」だからです。

だから、人が死んでそのあとは、天国か地獄しかないという観念で
彼らは戦争をやるわけです。
彼らの宗教とか、民族性という観念は、
もしもそこに「転生」という概念が持ち込まれたら、
それらは成立し得ないものとなります。

なぜならば、転生が認められたらば、
人は、イスラム教徒から、キリスト教徒に生まれ、
またユダヤ人に生まれ、仏教徒に生まれ、ヒンドゥー教徒に生まれ、
道教徒に生まれ、そしてまた、
共産主義に生まれたり、無宗教の国に生まれるのです。

したがって、もしも転生を認識したら、
「他国の民族」というは、自分にとって、「他者」でもなく
「他民族でもなくなってしまう」からです。

自分だって、以前に黒人をしていたことを認識すれば、
人種差別など、生まれようわけがありません。

転生を認識したところで、オウムのような陰謀妄想で何かに対立する
大勢の馬鹿者どもが、生まれるわけですから、
むろん、それだけでは、解決にはなりませんが、
少なくとも、全世界の宗教が、とりあえず、
決定的な現実認識として「人が転生している」ということを
「共通認識」としたとき、
そのとき、世界の戦争の、「主な動機」の半分ぐらいは、
消えてゆくことになるのです。

そのあとで、なおも残るのは、
物資、資源、土地、などの「略奪」か、
または死の商人たちが儲けることを動機とする戦争のみです。



_______________________________________________________

★ . 　　

●いつも長文になるので、たまには、手短にしておきます。

いじめ問題とか、いじめによる自殺問題が報じられるときに、
マスコミと社会が、決して踏み込まないようにしている盲点があります。

それは、「いじめを行った側の生徒の家庭問題」です。

いじめは、される側、する側、
実はその「双方に」問題があるのですが、

特に社会が蓋をして見ないのが「加害者の家庭環境」です。
この部分が、えぐられないかぎりは、決して解決しません。

文部科学省や学校が何かをするとか、どういう方針を立てるか、
それは、「学校管理」の問題ではなくて、
実は「家庭」の問題なのですから。

そもそも家族に問題のある生徒でなければ、絶対にイジメをしたり
イジメに加担をしたりなどしませんから。

イジメのボスに強要されたにして、どういう理由があるにせよ、
どういう力関係があるにせよ、
これだけは、断言できます。

イジメをする生徒は、「家族に絶対に問題を抱えている」ということ。


●大体において、「親の被害者になった子供」が、
次には「表現の形を変えて、加害者になる」というのが、
機能不全家族の連鎖の本質ですから。


でも、「日本の」社会とかマスコミというのは、
「家族は悪くない、親は悪くない、
　家族のことに学校や社会が口を出してはいけない」、
という、暗黙の「不可侵」条約に縛られているから、
その部分に、まったくメスが入らないのです。


今回の数例でも、教師や学校にばかり責任や対策を押し付けて、
「イジメをした生徒」には、全く取材のメスが入っていないではないですか?

某有名匿名掲示板などでは、
九州の件で、イジメをした「生徒7人の実名」も、書き込まれていますよ。

どうして、そこへマスコミは踏み込まないのですかね???
いつもは、土足で、どこへでも失礼に踏み込むくせに、
どうして、腫れ物に触るみたいに、加害者の生徒の家に、踏み込まないのですか?


●そもそも、イジメの問題を唯一解決できるとしたら、
それはスクールカウンセラーではなくて、教師でもなくて、
何かしらの学校の規則でもなくて、
「何でも相談してください」とか言って、
生徒からイジメの報告を待っていることでもなくて、

解決の可能性があるのは、
「機能不全家族」問題の専門家だけです。


学校の管理体制なり、いじめをした加害者の生徒をどう罰するか
という方針も、そこを基準にしないとなりません。

ただし、イジメというのは、本当に陰湿なものですから、
「被害者づら」して、徒党を組んで、
「イジメの加害者を、でっちあげる」という形でのイジメも
存在していることを忘れてはいけません。

だから、イジメというのは、時には、その判定が難しいところです。


いずれにしても、
「イジメをする側の人間の親子関係には、必ず問題がある」という視点が、
一般通念としても定着しないかぎりは、
この問題には、絶対に「出口」はありません。




　　　　　　　　　　　　　　■

★ . 　　

特に書くことありません。


なので、博士君の「一発芸」の格闘技です。↓

http://www.mumyouan.com/shuriken/video/222_2275.avi


うちでは、これを「回転レシーブ固め」と呼んでいます。


■松の間に、たんまりと動画をアップしていて、更新で忙しかったので、
　竹の間は、ほっぽらかしていました。

ちなみに、時代劇でやっているようなこと、
たとえば、子連れ狼が、日本刀を相手に投げる技、
あれが、本当に出来るのかどうか、「実際にやってみました」。

トリビア的には、「日本刀は投げて刺すことが出来る」という結論です。

こういう、超マニアックな実験に興味のある人は、
松の間の動画、ごらんください。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


とか言っていたら「いじめ経験」のメールが来ましたので、
私のコメントなしで、原文そのまま、紹介しておきます。

　　　　　　　　　　　　　　　■

＞私は今年で40になるので今から大体30年位前のことです。
＞家庭の事情で父と母が別居し、私と母が逃げるようにして母方の実家へ
＞移り住んで、そこで小学六年生から転入した小学校からいじめの歴史が始まりました。

＞小学校とか中学校にかけて正味三年くらいでしょうか。
＞顔とかは殴られませんでしたが、引きずり回されたり、蹴りを入れられたり、
＞プロレスの技をかけられたりしました。
＞集団で引きずり回されたり、無視されたり、ばい菌呼ばわりされて
＞「えんがちょ」されたりしました。

＞泣いたり、ゲロをはいたりすることで逃れられるかなと思いましたが、
＞かえって見世物的な要素を加えてしまい、いじめはなくなりませんでした。

＞いじめっ子たちの直接のいじめもさることながら、
＞いじめを見物してニヤニヤしていた傍観者（女子が多かったような気がする）とか、
＞笑っていないまでも止めに入ったり助けを呼んだりする人がいなかった
＞というのも結構堪えました。


＞私がいじめられていないときは、ほかの犠牲者がパンツを下ろされたりしてましたので、
＞それを傍観していることへの恐怖「次は私かもしれない」というのも
＞ありました。

＞教師も「いじめられるのはあんたが悪い」という立場に立っていたので、
＞助けにならず、この小学校にいた一年間は結構ひどいものでした。

＞家庭環境も結構危うく、父方からの別居なので家庭での居場所自体が
＞確立していなかった不安と、祖父自体が虐待系の人だったので、
＞学校でのいじめのことを話せる余裕がなかったこともあって、
＞全然助けがなかったです。


＞地元の中学校へ進学。いじめがなくなるかと思ったけれど、なくなりませんでした。
＞小学校のいじめっ子に加え、新たないじめっこも増えて、
＞中学校一年と三年は結構いじめられました。
＞教師もあのころは肉体体罰系が多かったので相談できず、
＞家では上記の理由で相談できず、全然逃げ場がありませんでした。

＞私の目の前で、あまりのいじめのショックで痙攣で倒れた、
＞他のいじめられっ子とかもいますし。


＞私はもちろん自殺を考えました。
＞「死んでやる」「死んで思い知らせてやる」
＞「私が死んだらみな後悔するぞ」とか思いました。

＞何で死ななかったのか、、それは、

＞１「死んでやる」と言って死んでしまっても、多分すぐ忘れられてしまうだろうと思った。
＞それがなんとなく悔しかった。葬式とかで泣かれておしまい。

＞２　そのころ読んでいた地獄とか天国のお話の中で、
＞自殺者の行く末みたいなのがあって、
＞地獄のカラスに生きたまま食われ続けると言う描写があって、
＞せっかく死んでも、地獄でいじめられるのでは、たまったものではないと思ったこと。

＞３　上記の１と２と矛盾するかもしれませんが、学校でやられ、
＞家でやられなのである意味で虐待に休みがなく、
＞信用できる人が誰もいない。　

＞そんな八方塞がりで多分私はどこかで乖離みたいなことになっていて、
＞いじめとか虐待の時には心がどこか飛んでしまってそれで結果的に、
＞思いつめることができなくて死ななかったというのもあるかもと思った。

＞もしかしたら、もしもまかり間違って、中途半端に信用できるような人がいて、
＞助けにもならないのに、助けがあるような期待をしてしまっていたら
＞かえって乖離できず思いつめてしまって死んでしまったかもしれないと思います。


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★ . 　　

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