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掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
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[1272]
■
■禅書道日記−その16
by:
鈴木崩残
2009/07/21(Tue)08:23:32
●納期のお知らせ●
7/15日付けまでにご注文を戴いた方の分を
本日の午前に発送します。
明日か、明後日の水曜日ごろには到着すると思います。
7/17日以後に申し込まれた分の人たちの書を、本日から始めます。
たぶん、全部が終わるまでには、一週間かかると思います。
出来上がり次第、随時、発送をするようにしますが、
ここのところ急に気温が下がり、書の自然乾燥の速度が落ちました。
____________________________
お便り
Rさん
先日は書を書いていただいてありがとうございました。
現時点での感想を送らせていただきます。
「■」は随分ゆっくりと書いて下さったのに、
初めはしっかりふんばっていないと流されそうな気さえしました。
今は時間とともになじんで来て、じんわり「■」を感じています。
見ていて「懐かしい」という思いが湧いてくることもあります。
「■」という字は、日本髪を結って綺麗な振袖を着た女の人が
舟に乗って向こう岸へ渡る姿に見え、
崩残さんが書く「■」の中では、
だいぶ大人しい書になっているのだろうなと思いました。
書いて欲しかった「■」という字も、
この字は書かないという結論がでるまでの工程がDVDにあり、
多くの時間とエネルギーを注いで下さったことを思い、
本当にありがたく思いました。
ここ二日ほどある事が原因で私の心の中でめずらしく
台風のような風が吹き荒れていて、
舵をとるのが精一杯という状況だったのですが、
その台風はある気づきや、
小さな変化を残して温帯低気圧に変わりつつあります。
こんなに感情の起伏が起こるのは、
普段あまりありえないことだったので、
あれ・・書と関係あるのかな、と思いました。
拙い者ですが、そんなわたしにも全身全霊をもって書を書いてくださり、
ありきたりな言葉ですが本当にありがとうございました。
>書くべきではない字については、書かないという結論が、
>もっと早く出ればよいとは思うのですが、
>どうしても、現段階では、筆の動きから探ってゆく方法しか
>私には出来ません。
>まー、ぱっとそういうのが閃く人もいるのでしょうが、
>私の場合には、あーだこうだと、試行錯誤するのが
>せいいっぱいなのです。
>ただし、一度、必要な字さえ見つかれば、あとは、字が勝手に踊ってくれるので、
>私はその邪魔をしないこと以外には、何もする必要がありません。
Sさん
こんなにたくさんの書を書いてくださり、ありがとうございました。
一枚一枚、じっくりと拝見していますと、
感動で身体が震えるものもありましたし、
また、「どうしてこのように書いたのだろう?」
と不思議に思うような書もありました。
DVDの方も素晴らしく面白い内容ですね。
いただいた書が生まれるところを観られるというのは
今の時代ならではと思います。
また、枚数を重ねるごとに、自分のことを言い当てられていくので
思わず笑ってしまいました。
筆先は嘘をつかないのですね。
「不思議」と思った書もDVDを拝見することにによって
「なぜこのように生まれたのか」が分かり、
書の魅力が大きく増しました。
崩残さんがDVDの中で仰っていたように、
自分は禅書に強く魅力を感じました。
文字が文字として判別できることより、
何にも邪魔されない筆の流れの方がより深く、真実に近いと思えました。
蛇足ですが、以前から書と音楽は近いと思っておりましたが、
その思いをより強くしました。
この度は本当にありがとうございました。
>確かに、どこか音楽に似ています。ただし、即興演奏ですね。
>DVDは楽しげにやっているものもありますが、
>人によっては、私が壁にぶちあたって、
>「産みの苦しみ」に陥って、ちょっと苦しんでいる様子を
>ありのままに、記録したものもあり、いろいろですね。
Tさん
まず不思議だったのが動画が楽しかったことです。
別に崩残さんが、ギャグを言ってるわけでもないのに、
筆の動きを見ていると微笑んでいる自分がいました。
とてもびっくりしました。
また、「何かをやりたがっている」
「普通じゃないものを欲しがっている」とポツリとつぶやかれたときは、
「??どしてわかるのだろう?」となったり
動画の途中で「あ、これはいいな」と思ったものが、
崩残さんもOKを出した瞬間(同調されてる?)があったりと
不思議なDVDでした。
「◆」も状況判断がしっかりできるようになりたい、
という自分がいて、自分に足りない要素だと思い、お願いしました。
私の「◆」は他の方と比較天秤のうえで「伸びやかに書けた」とのことですが、
私自身に問題があるのかどうかは触れられてませんでした。
私は、文字を通じての崩残さんの言葉が注文の動機でしたので、
ほっとしたような、そうでないような。
例えるなら、「先生!!癌なら癌と言ってください!!」的な気持でした。
「■」という字は、造形が白抜きがほとんどないせいか、
じっと見ていると不思議な感覚になります。
ゲシュタルト崩壊現象とはなんか違いますし、
説明がまだ自分の中で消化できていません。が一番気に入っています。
最後に「●」、これは、書いていただけませんでしたが、
一番異質でした。
実は、注文メールを出した後に、訂正しようか迷った字でした。
「●」が自分にとって縁がある、と思っているので候補に入れたのですが、
飾ることを考えると何か引っかかりました。
で、動画を見て崩残さんの言った「手に負えない文字」ということが
妙に納得できました。
たった四画の文字なのに「うわっ」という感覚を覚えました。
まだまだ、じっくりと観ることができていないので、
時間をかけて向き合っていきたいと思っています。
また注文したいのですが、崩残さん汗だくでしたね。お疲れ様です。
そして、冬場は寒くて書けないんじゃないかと、ちょっと心配です。
乱文失礼しました。お体、御自愛ください。
>幸い、今日はかなり涼しいですね。
>夕方からは雨になり、肌寒くなりました。
>確かに、今のあの場所は冬は無理ですね。
>あそこは冬は、氷点下になりますので。
>冬には、また、最初の場所に戻って、室内でやると思います。
>テーブルも合板の折りたたみ式ですし、道具といっても、
>紙と筆と墨と茶碗ぐらいですし、
>棚もダンボールで手製のものなので移動して運ぶのもラクちんです。
■私の雑感日記■
いや、とうとう疲れが少し出てきたようです。
何しろ15日ほど、ほとんど休憩もなしに、
毎日書と格闘する日々が続いていましたので。
今日、昼間、筆を休めているときに、
初めて、居眠りをしそうになり、
「こりゃいかん、こんなんじゃ、次の人のがちゃんと書けない」と
思い、仮眠をとりました。
ところで、今日は、二つの自己記録が生まれました。
ひとつは、今まででもっとも少ない枚数になった人が出たこと。
まー、いろいろと理由はあるのですが、
私が、承認の落款を押したのは、たったの3枚。
もうひとつは、最も多い試し書きの枚数がかかってしまった記録。
本番の紙に行く前も、百枚とか越えていましたが、
まいったのは、私が書くべき字、その人にあう別の字を探しているときに
判断ミスをしてしまい、それで結局は、
本番の紙で、50枚ほどの失敗を生み出しました。
これ、けっこう、失敗としては痛いです。
あの画用紙は、
70枚で840円なので(普通の書道半紙の約5倍以上の値段)、
今までは、一人あたり、どんなに多くても35枚の本番を書いて、
そのうちの10枚ぐらいを完成作として送るというパターンだったのですが、
さすがに、50枚の失敗は、いかん、と自分でも思いました。
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