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●梅の間へようこそ●
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Title
助っ人リンク
2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
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[1275]
■
★禅書道日記−その19
by:
鈴木崩残
2009/07/28(Tue)17:35:32
ギャラリー6とお便り
●最近、「ミニ書」というのが気にいっています。
↓
●こんなサイズで、これは「かわいい」と自分でも思う。
↓
●何か落款がいつもと違いますね。
↓
はい、実は、これだけは、ジョークなので、「猫の足跡」の
ハンコを作りました。
●注文された方の中で、
男性から女性に書をプレゼントするらしき人がいたので、
私に出来るお祝いをと考えたときに、ミニ書を思いつきました。
その方が、身内のお母さんとか、妹さんとか、お姉さんとか、
そういう人にプレゼントするかもしれないので、
ガールフレンドとは断定できなかったのですが、
まー、とりあえず、相手が誰であれ、女性に差し上げるならば、
ちょっと「花」を添えてさしあげたいと思いまして、
こんな「書で描いた花という字」のしおりを10個ぐらいサービスしました。
・・で、額に入れて、瞑想するとかではなくて、このサイズに関してだけは、
もっとカジュアルに、書を楽しんでもらいたいと思い、
本のしおりとか、玄関やトイレや、廊下などの壁に、
こういう、ちっちゃな書を気軽に張って遊んでほしいと思ったのです。
ミニ書は、額になんかいれないで、両面テープで止めればいいのです。
●左の書は、どうやら、外で乾燥しているときに、
「蟻さん」が歩いた足跡のようです。
おもしろかったので、失敗作ですが記念に同封しました。
↓
真ん中と右端は最近の書です。 ↑
一番右端のは、「この世に存在しない文字」を作ったという
この企画はじまって以来、初めての出来事でした。
●ところで、
↓
↑
私はスリムタイプのCDケースの閉め方というのを
よく知らないで、一番左のようにケースの横を押していました。
でもどうも上手く閉じないので、よく見たら、
そうでなくて、写真のように上下の二箇所にツメがあるんですね。
ここを押せばケースがちゃんと閉まるって、最近になって、
初めて知りました。
皆さんも、もしスリムケースが上手く閉じなかったら、
ここ、抑えてみてください。
プチっと音がして閉まると思います。
_________________________
お便り
Yさん
「書」が届いて、約半月が経ちました。
今、自分の部屋には、その中から選んで3枚の「書」が掛かっています。
額に入れて掲げようと思っていたのですが、
今は「素」のまま、木のクリップを使って飾っています。
夏で、窓も開けているので、
時々風でカラカラ揺れるのをぼんやり見ていたりもします。
以下、書いていただいた「書」の印象です。
最も驚いたのは「■■」という字で、
DVDの中でもこの字に辿り着くまでの様子が一番私にもこたえました。
書いていただく字を決めるというのは、
自分自身への「禅問答」でもあったのだなと痛感し、
まったくその禅問答に「空振り」したのをぐっさりと指摘された感じでした。
その中でも、私の状況と選んだ字の成分(?)から、
必要な字を見つけていってくださり、頭が下がる思いです。
この字を見ると、和ろうそくの野太い炎を思い出します。
その炎とともにある深い暗闇と、
先の長い揺らめく火の尖端が見えるようで、熱くシンと静まる。
届いたときはびっくりした字だったのですが、
今はそれが目を閉じるとあるようで、
心強いような、これでいいというような、
私の芯に着火されようとしているような、そんな感じです。
「●」は、メールを送った後も、
この字は書かれるだろうと思っていた字でした。
●の字がとても好きであるというのと、
この字は自分と相性がいいようにも感じていました。
幾枚か送っていただいたこの「●」の書の中に、
とても好きな書があります。
一番形が崩れているような感じなのですが、
打ち上げ花火が最後バリッと燃え尽きる時のような印象がある書で、
きれいな三角形でありながら燃えさかっているように見える。
また、一画一画、そして点の一つ一つが三角の頂点に向かって
激しく飛びかうようでもあり(ちょっと狂気じみた光景)、
でもその奥に、それでも鎮座して瞑想する達磨の姿が見えるようで
(顔まで見えるような)、
この書は何というか「念写」に近い印象を受けます。
そして、この書に似たものを、どこかで見た気がする・・・と、
ずっと考えていたのですが、
岡本太郎の「明日の神話」の燃えさかるガイコツだ!ということに
最近気がつきました。
●の字の「・」の部分が、ガイコツの腕とよく似ていて、
燃えさかっているところも似ていて。
岡本太郎も、長年絵筆を持つ中で、「無無心の絵筆」を持っていたのかな・・・
と考えたりもしました。
見るごとに、残り少ない時も、この燃える「●」のようであれ!と思います。
打ち上げ花火が最後、燃え尽きるように。
あと、DVDですが、最後、本番の紙に書かれるときに崩残さんが
画面に入ってこられたとき、「刺客」に見えました。
それで恐怖をおぼえたということではないのですが、
そういう気配でした。
野生のライオンに実際に噛まれた人が、
「その瞬間は恐怖はなくて、恍惚ともいえる感覚を抱く。」と書いていた文を以前読んだ事があって、
そのことをふと思い出したりもしました。
だからといって、恍惚な感じになったわけではないですが(笑)、
私も黙って筆の軌跡を見ていました。
何度見ても、不思議な感覚です。
あと、料金についてですが、
「書」そのものには「値段」をつけられるものではなくて、
そういう発想自体もしたくない感じで、考えること出来ません。
ただ、それにかかる時間、労力、健康維持(?)、物品・・・を考えると、
多分もっと料金がかかってもいいのだと思います。
でも、収入の少ない私には、大変ありがたい料金設定です。。。
また、「書貯金」をしつつ、次回「書」をお願いしようと考えています。
次回はもう少し、「書いていただく字・禅問答」に近づくようにと思っていますが。
あと、自身のブログでも機を見て、この「書」を紹介しようと思っています。
最後になりますが、「書」、ほんとにありがとうございます。
「書」との出会いを、大変嬉しく思っています。
>料金についてのご理解、ありがとうございます。
>この今の日本の不景気の中では、何かの価値を他人に押し付けるよりも、
>この機会と書に触れて戴きたいという事を優先して、
>ぎりぎりの価格にまで下げました。
>当初は、同封する書は3枚か4枚と考えていたのですが、
>結局は、結果にたどり着くまでのプロセスをいくつか見ていただきたいことと、
>8枚ぐらい入っていれば、送料を別にすると、
>実質4800円、あるいは6300円(DVD付き)が高いと
>思っている人にも満足していただけると思いました。
>(一枚1000円以下、枚数が多い場合は一枚約500円ということですから)
>紙に書いただけの、文字に、どこに経費がかかるの?なんて思う人が
>たまにいるかもしれません。
>実際に、かかる経費は、以下のとおりです。
>この経費計算をすると、けっこうナーバスになったりします(苦笑)
>ひとつひとつは数十円とか数百円なのですが、
>ある数人を書くと使えなくなる筆などの消耗品までを入れると、
>全体としてけっこうかかります。
>送料(これは全国一律690円)ですが、既に料金に含まれていますので。
>画用紙+試し書き半紙を含むと一人あたり400円は越えるので、
>結局は、これが一番経費が痛いのです。
>筆と墨汁あわせて、お一人あたり100円程度かな。
>CDケース・ディスク・プリンターインク・梱包用台紙・ビニール袋・書留封筒・封筒などの消耗品。
>(これらは、たいしたことはないです)
>どのように自分に鞭打っても、一日に3人までが限界という手間が
>もっともしんどかったです。
>ただ、ご注文がどっと集中した最初と違って、
>今は、ようやく、数が落ち着いてきましたので、
>今後のご注文は、最初のころよりは、早く仕上げられそうです。
Zさん
一つの漢字から、これだけ自分自身を引っ張りだして考えたことは、
せいぜい自分の「名前」ぐらいで今まで全くありませんでした。
ですから、書を眺め、
DVDの筆の運びや崩残さんの語りをお聞きしながら、
書が生み出す知的興奮と書の新たな側面を味わうことができ、
幸せな体験をさせていただきました。
ほんとに久しぶりに高揚感を味わいました。
ありがとうございました。
いつかまた転機が訪れるでしょうから、
そのときにどう変化するか、楽しみです。
また、書をお願いするかも知れませんが、
そのときはよろしくお願いします。
以上、お礼と感想を述べさせていただきました。
ありがとうございました。
>そうですね。書の注文ということでなくても、
>何かの確実な変化や展開がありましたら、またご報告ください。
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