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助っ人リンク
2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[1277]
■
禅書道日記−その21
by:
鈴木崩残
2009/08/01(Sat)05:01:04
お便りとギャラリー
■7月内に注文を戴いた、すべての人の書を、本日完成しました。
ようやく、ゴールに追いつきました。
今までは、予約が山積みになっていて、
来る日も来る日も、休日もなく、10時間以上書いていたのですが、
毎日、さらに新しい注文が入っていましたので、
いつも、ゴールが全く見えない状態でした。
ようやく、それが終わりましたので、
今後は、極端にご注文が集中しないかぎりにおいては、
一週間かからずに、書をお届けできる事もあると思います。
●不思議なもので、カウンセリング的なものを期待していた人には、
ほとんど、その手のことは語らず、
ただ、お名前だけしか書いていなかった人なのに、
私が一方的に、勝手に何かを言い始める場合もあります。
また、期待どおり、または期待以上のカウンセリングである場合もあり、
期待したようなものを得られない人もいます。
●そうしたことは、その個人の状態によって違います。
この書の企画は、何か相談したい事が明確にある、
という形で私が依頼されたのではありませんから。
あくまでも「書を通じて」、そうした内面が出る場合、出ない場合がありまして、
それは、その相手の人の現状に「必要かどうか」で決まっているようです。
●以前にも書きましたが、その人に合わない字が出た場合、
却下するか、新しい別の字を私が探すか、場合によっては、
この世にない文字を「作字」するか、
線や点を、一箇所抜いたりしてデザインを変えるか、など、
いろいろな方法があります。
つい、昨日などは、文字の部品は正しいのですが、
その「部品の位置」や「角度」を大きく変えたものもありました。
たとえば、ひとつ前の投稿の、ジャケットのデザインにある
「愛」という文字ですが、
一番上の「ツメかんむり」の三つの点のうちの真ん中は、
正しくは斜めですが、そこを私は垂直にしました。
たったの、これだけのことで(画数も書き方もほとんど同じですが)
皆さんが今まで目にしてきた普通の「愛」の字とは、
何かが大きく違う印象を受けるはずです。
この文字の「操作」に行き着くまでに、
どれだけ多くの試行錯誤が必要だったのか、
については、そのすさまじい様子が、
まだ未発売のDVDの「 第七巻 」に収録されています。
それは300枚を超える書の中でやっと生まれたものでした。
日本人が愛という文字それ自体を扱う時に、
既にそこには、民族的な「違和感」「未だに概念が定着していない」
という問題もあるのですが、
何よりもこの書を受け取る人にとっては、
ちまたにある、既存の愛という概念では、
現在の「愛」という字が、その人の持っている愛には調和しないということが原因で、
苦戦したあげくに、この冠の部分の一点を変えるということで
なんとか解決をしました。
こうすることで、非常に凛とした、プラトニックな愛に変化させることが
出来たわけです。
ただし、この文字は、その人、たった一人の為のものです。
ギャラリー8
●今回も、「変わり書」をいくつか紹介します。
左=線を一本増やした書。 中央=創作の文字 右=線の位置が全く違うもの。
●むろん、「変わり書」ばかりを書いているだけではなくて、
↓のような、ごく普通の字も書くことが多くあります。
「笑」「風」「尖る」
■さて、おたよりに答える形で、もう少し話をしてみます。
CCさん
分析的なことを期待している自分と、
でもそれが怖いと思っている自分がいたので、
メールを出したときにも最小限のことしか書いておりませんでしたが、
そのことが逆にものすごく私の現状を言い当てている部分もあり、
DVDを見ていくうちに、書いて下さっているプロセスそのものが
予想していた以上に何か身に迫ってきて、
見ているのが少し苦しかった部分もたくさんありました。
それは崩残さんが怖い、わけではなく
「自分自身」が文字に現れているというプロセスが、
予想を超えていたということで、
そこに直面するという体験が思っていた以上に怖かったです。
どの文字も「何を書いても変化がない」ということを言っている箇所、
文字がどうやっても「極端に縦に長くなる」という箇所、
物が落ちるということを解説している箇所が、ものすごく気になりました。
(私の何かが邪魔しているのでしょうか…)
選んだ「文字」が関係なくなってしまう、のが見ていて怖かったです。
崩残さんはDVDの後の方で
「このままっていうのもありはありだと思います」とおっしゃられていましたが、
私自身はそれを見ながら他の方と比較してしまい、
「これでいいという確信は私自身にはないなあ」と感じました。
>最大の問題は、
>「これでは駄目だ」という確信もまた、本人にはなかったことです。
>つまり、もしも、そもそも本人の問題意識が明確であれば、
>それは遊び半分で注文したものであってさえも、
>何か脱出口を見つけようと、文字そのものが動きをはじめるものです。
>しかし、それが起きずに、現状の文字で良しとするということは、
>現在の状態では、まだ鏡で自分を見るだけが良いということです。
>たとえ私が問題を感じても、本人の注文した文字以外の文字は
>作らなかった人も、少なくありません。そちらだけではありません。
>現状のままいきましょう、という結論の人は他にもいました。
>でもその人たちは、ご自身がそう思ってるのですから、しかたありませんし、
>それこそが今の時点では、全く正しい道である場合もあります。
書をお願いする前に、
「やはりこれは今の自分には手の届かないことだから」とやめた候補があります。
書いてもらいたい気持ちが強すぎて、
書いてもらえなかったときのショックが大きいかもと思ってやめました。
でもDVDを見ているうちに、自分の意志をもっとはっきり出せばよかった、
たとえ手に届かない願望かもしれなくても、
「この字がいい」というものをリクエストしたほうがよかったと後悔しました。
>そういうことです。
>自分をよく知っていて、かつ、正直だった人は何かを得てゆくかもしれません。
>というのも、もしもその字が、本人に手の届かないものであった場合でも、とにかくそれを注文すれば、
>その字を選んだことそのものの中に本人の問題が出ますし、
>また、その本人に合わない文字があったからこそ、
>そこから別の文字が導かれるということも、何度もあったからです。
あと、「何を見ても同じである」「そのせいで取りこぼしていることも多い」という指摘は
自分でわかっていないところでもあります。
それを聞きながら、確かにくそまじめだし、遊びがない自分、というのを連想しました。
途中に、名前の一文字を画面の外で書いて確かめてくださった場面がありましたね。
親の影響についてお話をしてくださいましたが、
両親からはあまりよい影響を受けていないというのはそのとおりです。
名付け親は父です。ご指摘のとおり、かなりその影響を受け継いでいるのだと思います。
余談になりますが私と家族(特に両親)の関係は昔からよくありません。
今でこそ、ましな距離のとり方ができるようになりましたが、
非常にしんどかった時期もあります。
母親からはあんまり自分的には望んだ(タイミングで生まれてきた)子ではなかった
ということも言われたことがあります。
鬱になって以降、親に対して、自分なりにかなり両親に言葉をぶつけましたが
私のやり方が悪いらしく、言い分はどれだけ言っても両親の心に届いていない気がします。
今は、ぎすぎすしない程よい距離をとるのが精一杯です。
過去のことを指摘しても、親たちは、そんな風に思っているとは知らなかった、とか
昔あったことで私的には大変だったことを指摘しても、
激昂して私がうそを言っているとかキレられますし
そういうつもりはなかったとか言うだけで、親たちはあまりショックを受けたりしないのです。
むしろ蒸し返して言うほうが悪いと言われるだけで、
ものすごく消耗をするので、そういう作業を今はやっていません。
>典型的な、ゾンビ親です。
>慰めになるかどうかわかりませんが、砂手の両親が同じでした。
>ただし最後には、しとめました。
>相手に対して指摘することが、まず正しく正確でないと相手には影響しません。
>次に、まったく理にかなった事実だったとしても、
>言い方やタイミングを間違うと効果は半減しますし、
>相手(親)が逆切れすることでしょう。
>しかし最も大事なことは、本人そのものが、自我を全開にした
>一人の個として、精神的に自立しようとしているかどうかの意志です。
>これが欠落している場合には、いくら竹の間に昔書いた
>自立の方法や、親との戦い方を模倣しても、どうにもなりません。
DVDを見て、一文字をお願いしたけれど手元に届いた書は二文字しかなかった理由もよくわかりましたし
あれ、三文字だけど…と思った書もありましたがその理由もよくわかりました。
文字を選ぶときに、自分なりに選んだつもりでしたが、
それでも全然自分の思いが足りなかったのだなと思いました。
また、そういう文字にしかならないぐらいにある意味自分が
がんじがらめなのだとも思っています。
今回は「合っている字」ということだったので、「必要な字」が欲しかった…と思いました。
それがなかったことは、今回一番ショックでした。
>それは「必要な文字」を、無意識のうちにでも、
>心底から、貴方が欲していなかったからです。
今の自分の懐具合を考えるとすぐに書をまたお願いするというのが厳しいですし
今、また書をお願いしたとしても、
たぶん今回のように崩残さんにご負担をかけるだけで、
また同じものが出てくるだけなのではないかという怖さもあります。
まだ混乱はしていますが、
もう少しDVDを何度か見返して、
それから書を見て、向き合って、自分がどうしたいか、もう一度考えてみたいと思います。
>それがもっとも良いと思います。
>だから、あなたの文字には、「改造計画」が入り込む余地がなかったのです。
>しかし私がもっともひっかかった部分は、
>その文字を私が書けてしまったことです。
>DVDの中でも、暗に示唆したと記憶していますが、
>その人に合わない文字だから書けない、とはっきり結論が出て、
>実際に書けない人ならば、それはそれで、はっきりしていて、いいのですが、
>合わないはずの文字が、かけてしまう、そのことの方が、
>私には、逆に小さなショックでした。
>字が長くなること自体には問題はないのです。
>ギャラリーを見れば分かるように、そうした文字は少なくありません。
>むしろ文字そのものとしては、スマートでかっこいいものです。
>問題は文字が長いことではなくて、
>文字(つまり本人自身)が全く変化しようとしてないことなのです。
最後になりましたが、
こちらから開示した情報がとても少ない中で、
いろいろと解説してくださりながら書を書いてくださって、ありがとうございました。
いわれていたことの中で、ドキッとしなかったことはありませんでした。
ドキドキし通しで、指摘もそのとおりだと思います。
そのことも本当にすごいことだと思いますので、お伝えします。
>かならずしも、そういうDVDになるわけではありません。
>まったく同じ人でも、状況が変わると、当然、書も語りも変化します。
>また、中には、私が言ったことは、何も当たっていない人も
>いるかもしれません。
>それはそれでいいのです。何しろ1500円の「無駄話」なのですから。
>占いですらないのです。
>本当に、皆さんに、お見せしたかったのは、
>何度も言いますように、カウンセリングとかではなくて、
>書が書かれてゆく間、私が何を感じたり、変えようとしているかという、
>「そのプロセス」そのものなのですから。
>●宣伝のようになってしまって恐縮ですが「事実」なので言いますが、
>発売予定のDVDの「 第六巻 」を見れば、
>私の書がどういうものなのかを、相手に関係なく、私自身が
>40分ほど、一般向けに説明しているものがありますので、
>興味のある方は、ぜひ、ご覧ください。
>これは、注文を下さった皆さんのDVDの最初に入っていた説明とは
>全く別の動画です。
>「私の禅書道とは何か」という解説を、
>「いままで、日本で昔から言われてきた禅書道」とは、何が違うのかを
>わかりやすく、実演して解説しました。
>もしかすると、これは、第一巻に入れるべきかもしれなかったのですが、
>いろいろと皆さんの文字と対話をした結果出てきた結論なので、
>あえて、第一巻には入れずに、そのトークが生まれた時間どおりに、
>第6巻にいれました。
>もしも、8月の中ごろにブッククラブ回から発売される、
>「無心の禅書」のDVDを買われる予定のある方は、
>たぶん、六巻まで6本が出ますが、六巻がお勧めです。
>私の説明を別にして、9人分の書の書かれるプロセスが収録されています。
>ちなみに、これは梅の間だけの情報です。
>一般の人は、試しに見るときには「第一巻」から買うと思います。
>ただし、むろん第一巻も、決してつまらないものではありませんよ。
>第一巻には、12人分の書の制作プロセスが収録されています。
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