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●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
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[1394]
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●無明庵日記「猫の足跡=その131=」 地球という「店舗」
by:
鈴木崩残
2010/05/24(Mon)07:43:28
地球という「土地」に立つ、
ころころ変わる店舗
●いろいろな土地の駅前や、地価の高い地域とかで、
店舗がしょっちゅう変わるのは、誰もが目にしている光景です。
たとえば、皆さんの近所の交差点のどこかに、
かなり以前は、豆腐屋さんだったのが、
その後に食堂になり、
その後に、しけたブティックになったと思ったら、
いつの間にか、更地になり、
その後に、駐車場になっていて、
また何年かしたら、コンビニになっていた、
というようなものです。
●地球の問題を考察するときに、
とても複雑で厄介なのは、
この「経営方針」が何度か変わってしまっている、という側面です。
それを考慮に入れないと、紀元前の神話や宗教をそのまま信じたり、
ある特定の時代の魔術的体系や、あるいは、世界観といったものが、
そのまま効力を持ち続けていると勘違いをすることです。
この典型的なものが、精神世界という分野です。
●一方で、刻々と変わってゆく、その土地(惑星)のオーナーや、
経営者を見ていると、昔とは全く違う「産業」がそこで運営されています。
たとえば、現在私が問題にしている希釈自我の問題は、
当然のこととして、数百年前までは問題にすらなっていませんでした。
●惑星の歴史をどこから見はじめるかにもよりますし、
私個人は、さほどこの惑星に、深入りしているわけではありませんので、
不確かで、断片的な事しか分かりませんが、
もっとも、最初に覚えているのは、
「生物実験地」という「店」としての地球です。
専門の「生物デザイナー」たちが、
自由に地球上の生物のデザインをした時期があり、
その時点では、主目的がそれでしたので、
地球は、今のような、麻薬農園でもなく、また自我の実験も
当時はありませんでした。
●もしも、今でも、もしも地球を来訪する別の世界の
人たちがいたら(ほとんどいませんが)、
はっきり言って、地球上の生物の種類の多様さには、たまげると思います。
仮にこれを、地球の「動植物園」という店舗名の時期とします。
●その店の方針の第一期が、いつまで続いたのか分かりませんが、
次に覚えているのは、次のような「店の広告」です。
「これはすごいぜ。よってらっしゃい、みてらっしゃい。
あなたが望んだ”本物の苦痛”を提供します。
まさに、本物の現実かと見間違うほどの完璧なイリュージョン」
ただしこの時点では、現在のような自我が形成されていたかは不明です。
単に、人間という肉体を乗り物として使った、
「観光産業」だったように思います。
「おい、この地面や石ころや、水、
安定性が、ものすごいじゃないか!」みたいな感じです。
ただし経験されることの内容は、わりとのんびりとしたもので、
いわゆる、衣食住と性の分割だけでも、かなりの娯楽性を
来訪者たちは満喫することが出来たはずです。
******************
●そして、その次の段階から問題が発生します。
そのあとに、その体験型の動植物園が、ルーシュ生産の工場として
「誰か」に、引き渡された時代がありました。
そこでは、ツアーの「乗り物」としての人間の改良が行われました。
「第四種作物」と一部の人たちに呼ばれているのがそれです。
原初意識を、それに拮抗する強力な殻の中に圧縮することで、
それまで以上の苦痛が生産されることが発見された時期です。
●ただし、この時点では、
この地球という惑星の内部に生まれるという形で、
この惑星を来訪するツアー客のほとんどは、
いわゆる地球の人間ではありませんでした。
そして、契約上の取り決めがあり、
分かりやすくいいますと、契約書のようなものが明確にあり、
もっと分かりやすくいうと、その契約書とは、
「旅行代理店が発行している契約書」のようなものです。
「この惑星には、これこれの制限がありますが、
今までにないような、主体感覚を意識できるような自我があり、
しかし、極めてリアルに感じる幻想を、体験することが出来て、云々・・・」
たぶん、保険契約の裏面ぐらいに、
もっと長たらしい注意書きだったと思いますが。
それでもこの時期に、客として契約する人たちには、
自主的に、そのツアーを途中でやめる「権利」も明確にありました。
ワンサイドに何かが決められていたわけではなくて、
元を辿れば、ここを読んでいる全ての読者の人たちは、
地球以外から、ここへバーチャル体験ツアーの、「観光客」として
やってきたということです。
●この時期までの地球が、私がかつて知っていたもので、
明らかに、そこではまだ「旅行代理店」と「顧客」の間の取り決めは、
正常な契約に基づいていました。
余談ですが、この当時、選べる生存形態は、人間だけではなく、
人間と少し異なるもの、(上手く表現は出来ませんが)、
その後の時代に「妖魔」とか魔物や妖怪と呼ばれてしまった形状を
選ぶことも出来ました。
これは、たぶん、次元的には、まだ三次元的な次元とも交差していて、
こっちがわに、気楽に現れたり消えたりも出来たような気がします。
完全な人間ではないそれらの形状を選ぶ理由の一つは、
ちょっと、「人間体験」という、ジェットコースターがきつすぎて、
振り回されるのは、吐き気がして苦手だ、
といった客の為の、オプションのようなものです。
私も一度か二度、それをツアーの乗り物の肉体として選んだ記憶があります。
******************
●そして、しばらくは順調な店舗経営をしていたのですが、
そこへ来る客に対する、サービスよりも、
そこに来た客から採取できるルーシュ(主に「葛藤の感情」)の
生産の方がメインになってしまった時期が到来します。
こうなると、客へのサービスなど、どうでもよくて、
客は単なるカモになりました。
●サービスの低下というものは、
どういう産業でも必ず衰退を招きます。
従って、惑星のデザインや環境の整備を怠って、
単なる、客集めに走った経営時期がありました。
ところが、それをしたために、とうとう地球という店舗の、
人気が落ちたのです。
●当時はまだ、主体性を持った外来の意識体が、
全自我という、遊園地専用の衣服を借りて、暮らしていましたので、
当然のこととして、つまらなくなった店には二度とこないものです。
そうやって、地球に生まれる人口が減少を始めた時期がありました。
経営者の側としては、ルーシュを納品する相手もいましたから、
それでは困るわけで、
まず、客が減って、生産量が減ったという事実を、
ルーシュの買い手に知られないために、
自我の分割が行われました。
●平たく言いますと、
実際には、顧客が、拒否して、解約する者たちが続出して、
「客足が遠のいた」のにも関わらず、
「うちは、まだ繁盛していますから、ご安心ください。
だって、ほら、こんなに地球の人口が順調に増えているのは、
顧客がどんどん来ているからです」、
と、買い手側に、虚偽の報告によって説得することが出来たわけです。
●そして、顧客が解約したり、外部から地球に来なくなったのには、
比較的明確な理由がありました。
それは「大規模の戦争」です。
皆さんもよく考えてください。
もしも戦争中に生まれたら、
その戦争が「まだ続いている時期」に死んだ場合には、
かなりの比率で、二度とそこには生まれたくなくなるものです。
どういう理由をつけても、大規模な戦争というものは、
生命経験に「うんざりする動機」のひとつとなります。
●そこで、第一次大戦の前にも、歴史を遡ればいくつもの
「民族同士でも、わりと規模の大きな戦争」が、
古代からも連綿と起きてきたわけですが、
そのたびに、地球へ来る観光客たちは、減ったり、
または、「解約」して、地球からは、出て行きました。
******************
●そこで、経営者が考えたことは、
既に言った、自我の分割だったわけですが、
それは、人間を使って精製された麻薬原料の「買い手」を詐欺にかける
という事以外に、経営者にとっても、
予測外の「おまけ」がついてきました。
>それは、希釈された自我は「騙しやすい」「洗脳しやすい」という
>新しい発見でした。
●皆さんに、注意して欲しいことは、
皆さんは人間を管理している側が、
なんでもかんでも人間について、熟知しているなんて、
決して思ってはいけません。
たとえば、雑居ビルの管理人は、配電盤の位置や、ボイラーの扱い
ぐらいは知っていても、そのビルのすべての機能を熟知しているわけでは
ありません。
同じように、人間においても、設計者だけが、
その設計物の全域を熟知しており、
管理者や、使っている者というのは、おうおうにして、
何もかもを知っているわけではありません。
皆さんが使っている無数の家電製品を皆さんが自分では修理出来ない
のと同じです。
人間や地球を「使って」店舗を開いて、商売をしているオーナーが、
地球や人間について、何もかもを知っているなどということは、
ありません。むしろ、知らないことが遥かに多いと見ていいです。
●そういうわけですから、
>自我を希釈して分割すると、それ以前までは主体性を持って
>地球のツアーとの契約を拒否していた客が、
>「判断力が鈍って」ふぬけになる、という思わぬ収穫があったわけです。
●全自我の客を、
ひとたびでも、「二分の一自我」の乗り物に誘うことさえ出来れば、
そのあとは、ツアーから帰還したときに、主体性を忘れかけており、
より、簡単に、次の四分の一の自我の乗り物とも、たいして考えることもなく、
契約してしまう、という効果があったのです。
●ようは、契約時に、ぼーっとしていて、騙しやすい客を大量に作り上げて、
それを「地球の内部」で、どんどん「数だけ」を増やすという行為が
まかり通ったわけです。
一方で、以前のような、
「地球外からやってくるはずの本当の観光客」は、
ほとんどと言っていいほど、地球には来なくなりました。
●これ以後は、今までに梅の間で説明したとおりです。
簡単に、地球の歴史をざっと、まとめますと、
1−生物設計の実験室の時期の地球
2−生物体験ツアーの、人気商品の乗り物としての
「人類」の設計と改良。
3−ルーシュ生産工場への豹変。(経営者が変わった理由は不明)
ここで、サービスの低下が起きる。
4−特に規模の大きな戦争の多発による、顧客の減少。
この時点では、まだ人類のほとんどは全自我であったので、
解約者が相次ぐ。
5−希釈自我という製品を旅行代理店が作り上げる。
6−それを客に売り込み、「いったん契約さえさせてしまえば」、
すると、その顧客は、
契約を破棄できるだけの主体的な判断力を失うために、
その次にはもっと劣化した自我でも、
疑うこともなく、契約してしまうという手口を確立。
まるで、いったん借金したら、地獄になるヤミ金のような構造です。
7−これらの結末として、地球の現在の経営者は、
まったく人気のなくなった地球に外部から客を呼ぶことは
不可能となっており
分割自我によって、客の判断力を劣化させることで、
一定の顧客の総量は、なんとかかんとか維持できており、
従って、麻薬原料となる感情波形もなんとか納品できているものの、
総合的に見れば、作物の品質は確実に劣化している。
8−こうした理由からも、買い手側から、
「最近の納品数が少ないこと」「品質が悪いこと」に文句を言われた経営者は、
億の人口単位で、大量に地球の人類を(刈り取る=殺傷)ことで、
一時的に、「大漁」「豊作」を偽装する可能性が大。
つまりこれが近未来の核戦争となります。
9−ところが、その後、言うまでもなく、人口の減少とともに、
極端に、麻薬原料(=人間の感情)の生産量は減り、
現在の地球という惑星の経営は完全に「破綻、破産」してしまい、
また「別の店舗」が作られ、経営される事が予測できます。
その時期には、人類という生物に対するちょっとした、
「社会学な実験」の期間がしばらく続き、
人間を作物とした、麻薬原料の生産は中止される可能性が高いです。
ただし、元のような、楽しいツアーの施設として復元することも
しばらくはありません。
この時期の地球を経営するのが(私見では)非常に退屈な連中であり、
この時期に人間として生まれた場合には、
自我も、依然として薄く希釈されたままに残り、
ただし苦痛は現在よりは多少は少なく、
感情起伏は、現在よりもかなり平坦なものとなり、
しばらくは、
それまでの人類という作物の「後始末」のような雰囲気の時期が
かなり長く続きます。
10−結論から言いますと、
今後、100年以上(いや300年か?)は、
地球に生存することには、「全く価値がない」です。
何しろ、経営方針が、もう既に現在ですら、めちゃくちゃですから、
腰をすえて、地球で何かをじっくりと経験したり満喫は出来ません。
試練こそ人間の価値だとかわめく人たちはいそうですが、
残念ながら、昔の地球経験とは違って、
「何も実りなき試練=ただの無駄」となる可能性が巨大でしょう。
●よって、私が現在着目しているのは、
現時点で、地球の旅行代理店と「解約」できるだけの自我を
何十人か、何百人かの中で、復元しておくことです。
簡単に言いますと、梅の間の読者程度の、少人数でもいいので、
その人が、死んだときに、ボケーっとしていない、
普通の意味で、ちゃんと「意識のある人たち」に、
その人たちを戻すことです。
かつて皆さんが地球のツアーと契約したときと同じ、
まだ今ほどには意識が眠っていない状態です。
次の移転先を自分で決めることも重要ですが、
せめて、現在の契約を解約できる程度までに、
主体性のある意識を復元しておく必要があります。
その為のひとつの方法が、自我電圧の修復です。
言うまでもなく、あなたの肉体に死が来る、
その前までに、きちんと、やっておかねばなりません。
■ちなみに、かなりの未来になってから、
地球は最終的には、前述の「2」の状態の経営方針に戻ると
私は読んでいます。
ただし、それまで何千年も時間がありますので、
皆さんは、その時に地球に戻ってくるにしても、
それまでの数千年は、ここからは離れた方が得策です。
全くの余談ですが、「1」の時期に地球の生物を設計したチームの
メンバーの一人とは、今でもたまにですが、意識の中での
交流はあります。
私個人は、「2」には関係しておらず、
「3」の段階にも全く関与していませんが、
顧客としては、地球には、たびたび生まれています。
むろん、ただの電波話ですが、
「2」の時期には、死んで人間に生まれる方法ではなくて、
仲間の数人と乗っていた船体ごと、
ここに着陸して、生活を定着させた時期がありました。
どういうわけか、その宇宙船は、時間までも移動できるようなのですが、
今となっては、私にはその具体的な記憶がなく、
その仕組みは全く分かりません。
母船は、地上にはめったに降りないようで、
光る三角形の、平べったい板のような、小型の乗り物で、
母船と地上を行き来してたいようです。
__________________________
●それで、話は戻りますが、
言うなれば、今回の希釈自我事件については、
ルーシュの買取側の立場でもなく、地球の経営者の側でもなく、
観光で来た「顧客」としてのスタンスの私からの、
「大クレーム」です。
●なお、この問題や「自我復元の方法論」については、
単体で、講話のDVDを作ると思いますので、
書の注文と併用して受注するということはしないと思います。
________________________________
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