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●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
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2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
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[1469]
■
●無明庵日記「猫の足跡=その207=」●「分割自我/希釈自我」の判定状況と自我復元状態●
by:
鈴木崩残
2011/02/06(Sun)07:23:38
自我判定をお断りするケース
●これは、現在までに「3件」ありました。
ですから、今後も、「稀に」ですが、自我判定のご依頼を、
私からお断りすることもあると思います。
しかし、その理由というのが、困ったことに、
私自身にも、よく分かりません。
判定の手順として、判定用の文字を私が書かねばなりませんが、
それ以前に、その人を「捉えることそのものが出来ない人」が
稀にですが、おりました。
●たったの3例だけなので、まだ不明点があるのですが、
最も大きな理由として推測できることは、
この「自我判定」では、禅書で私がたまに言うことがある、
「他の方には私がこの文字を書けても、
あなたには、この文字は書けません」
という状況に酷似していることです。
つまり「自我判定」を、「今は必要としない人」というのを、
「何」によっているのか分かりませんが、
私の中の何かが、判断をしているようにしか思えません。
ただし、ずっとその人は、自我判定を依頼してはいけない、
ということではなく、「今は、やめておいた方がいい」、
という判断を、私の中の「何か」がしているようです。
●禅書のときに、文字にならない文字があったのと全く同じことが、
今回は、「判定を出来ない人」という形で現れたのは、
私にとっては、「全く予測外の現象」でした。
なぜならば、「禅書」や「無無心の書」は、私は、分け隔てなく、
その人がどのような人であっても、ご興味を持たれた全ての人に、
純粋に楽しんで戴きたい、と思って書を書いてきました。
それと同じように、「自我判定」も、全ての人に利用して戴き、
自我復元のモチベーションとして戴ければと思っていました。
ところが、判定する作業そのものが、
最初のステップの扉で、ぴたりと止まってしまう人が少数いたのでした。
それぞれ、同じ人を三度やってみましたが、接点が見つかりませんでした。
●ただし、これはターゲットの人の自我が低すぎて見えない、
という事では決してないので、勘違いをしないで下さい。
メールを読みますと、明らかに、おそらくは、
1/7自我や1/5自我あたりと見られる人でも、
自然に私の判定がストップしてしまい、出来なくなることがあります。
普通でしたら、1/10自我の人でも、判定は、なんなく出来るということが、
私にとっては、ごく当たり前の状態ですから、
ごく稀に、特定の人の自我判定が出来ない事の原因は、
私にすら厳密には分かりません。
●ただ、今のところは、
「その人」にとっては、
「自我判定は、今は、必要ない」、または、
「今の状態で、判定結果を知っても、その人は、
それを実際に役立てる事が出来ない」
ということを、私の中の「何か」が弾き出しているのかもしれない、
と、推測するに留めています。
●こうした事情によりまして、稀にですが、
「自我判定」の依頼を、お断りすることもあることをご了承ください。
私から、何も返信がなければ、判定作業を進めていると思ってください。
また、お断りした場合にも、「二週間以上」経過してから、
再度、依頼をされてみてください。
そうすると、判定が出来るようになっている事もあるかもしれませんので。
■
【自我判定・雑感】
●書きたいことは山ほどあるのですが、
皆様からの報告が、あまりにも、面白すぎるので、控えめにしておきます。
まず、私の判定状態についてですが、
約2ヶ月、本当に、さまざまな試行錯誤を繰り返した結果、
疲労はゼロに出来ましたので、私の体の事は、ご安心してご依頼下さい。。
既に10名以上の自我判定をしましたが、「新方式」にしてからは、
あの独特の変調を生じた重い疲労は、全くなくなりました。
●ただ、その分、判定をする手順が変わり、同調するまでに、
前よりも時間がかかるようになりました。
判定手順は、とても複雑なもので、7つのステップがあります。
全部を終了するのに、最低でも40分から1時間かかります。
昨年、私がダウンしそうになったときには、
お名前と住所だけを頼りにして、
無謀にも、そのままターゲットの人に入り込んで、
文字を書くというプロセスだった様子を、
昨年に判定を写したDVDを受け取られた沢山の人たちは見たと思います。
●また、その瞬間の映像を再生して見たときに、胸に熱を感じたり、
その他、頭の中に特徴的な感覚を感じたという報告が、
かなり多く寄せられました。
これは皆さんが梅の間を読んだことの先入観を、かなり差し引いても
残ったひとつの事実でしたので、面白い現象だと思いました。
●ただ、当時のやり方は、
まるで家の壁を蹴破るように無謀なことをしていましたので、
あのような極度の疲労が私に生じたわけですが、
今は、ピンホールのような隙間を自我の壁に見つけて入れるように
なりました。
そのせいで、現在では、
私からの判定を受けた人の身体や感覚の反応は、
以前とは、全く違うはずです。
●ただ、「この世界の中で動いている時間」とは違う世界の外側へ、
いったん出てから判定する作業は、
とても面倒で、毎回が、とても繊細な作業になります。
「自我と意識」という文字に落とすまでに、
以前は、名前と住所だけで、かなり無理をして、やっていましたので、
文字を書き始めるまでが速かったのを、皆さんは見たと思います。
しかし「新方式」では、
文字に落とす、その前の最初の同調段階で、物凄く時間がかかります。
その分、逆に、いったん文字にさえ落とせば、
あとは以前よりもずっと早く、自我率を割り出せるようになりました。
●たとえば、
一般的な霊能者の人とか、「霊視します」ってな商売をやっている人が、
「同調」という事をしているとしますと、
自我判定では、その同調行為のあとに、普通では絶対に存在しないような、
「6段階」もの複雑な意識操作の作業をしなければならないのです。
また、文字にする段階でも、ただの自動書記ではなく、
無心の書を応用するという、とても難しい方法を使っていますし、
書かれた文字に対する細かい部分の「解析方法」も独自のものですし、
そのあとで、最終的に、天秤にかけて自我率をパーセント単位で割り出すのも、
我ながら、まるで、高度な職人芸のようにすら思えてきます。
●私としては、正直言いますと、こういう面倒な作業は、
インストラクターでも養成して、他人任せにしたいところなのですが、
それを他人に教えようとするだけでも、25年以上かかってしまうと思います。
何よりも、分数分割率に関しては、この世界にある一般的な数霊術とかは、
全く関係ない特殊な法則から読み取っていますし、
そこからパーセント単位に絞り込むための、その知識を教えるだけで、
たぶん、10年は、かかってしまうのです。
全自我の人で、しかも、先天的な霊能者という人にさえ、
私はその方法を教える事が不可能であるのが、つらいところです。
***************************
●あと、ひとつ分かったことは、
私が同調しようとしている時に、ノイズの一種として、
その人の姿が頭によぎることがあるのですが、
その姿は、現実のその人の姿ではない事が、
ようやく、最近になって、分かりました。
その為に、DVDの形で判定をお渡ししていた時や、今回の判定でも、
何人かの方に、私は「容姿や、着ているもの」についての質問をしています。
そして、返事を聞きますと、私の脳裏をよぎったターゲットの姿は、
現実のその人の姿ではなく、もっと本質に近いその人の姿であることが
わかりかけてきました。
●たとえば、現実には、大柄な人が、私の見え方では、
小柄で、とにかく、他人から、かまって欲しいという
オーラを出しまくっていて、見かけとは全く逆の、
とても貧相で、小動物のような臆病な人に見えたりします。
この場合、私が見ているのは、その人の本質的な姿だということです。
ただし、それは、その人が
「なりたいと思っている願望の姿」なのではありません。
その人の本質部分を、よりシンボライズしている姿で、
たぶんですが、物質の世界とは少しずれた第二身体あたりの、
その人の姿なのだと思います。
●ですから、実際の現実の見かけは、すごく小柄なのに、
判定中の私の見え方の中では、
まるで、マツコ・デラックスみたいな、物凄い体格の人もいました。
この場合は、その人の本質が太っているとか、大食家という意味ではありません。
そうではなく、その人のオーラなどが爆発的に大きく、
見かけは小柄でも、潜在能力や、他者への影響力が、桁はずれである、
という意味なのです。
●私は最初は、判定中に、たまに脳裏に紛れ込んで見えている、
これらのものが、現実のその人に近いものなのか?とも思っていましたので、
それを、何人かの皆さんには、メールなどで確認をしてゆきました。
そして、今では、それらの映像は、ターゲットの人の、
本音や、実態を表す姿だということが、理解できました。
皆さんからの報告と判定の所感
●驚くべき変化のある人もいれば、驚くほど内容のない報告もあります。
ただ、概して、確実に自我が復元して変化している人の報告は、
プリントアウトすると、何ページにもなるものがほとんどです。
(ごく稀にですが、どうでもいい事をダラダラ書いている人もいますが)
●まだ今は、自我復元は、どう作用するかというデータ収集の段階ですので、
皆様からの報告がとても大切なものとなるのですが、
とにかく、読んでいて、泣けてくるほど、素晴らしい変化をしている人も
何人も見受けました。
逆に、その報告の量と質のあまりの低さに、
「ナメとんのかい?」と言いたくなるような、ムカつく報告もありますが、
どういう報告でも、いちおう目を通しています。
■なお、判定結果のメモ、プリントアウトした紙を同封していますが、
数行だけのコメントを書いたものもあれば、
人によっては、A4用紙、数枚に及ぶ、私からの提案を書く場合もあります。
*****************
●ところで、私にとって、非常に重要なデータは、
二度目の判定の人たちです。
二度目の判定の人たちというのは、
このプロジェクトにおける最も重要な、
「復元率」「復元速度」「復元に伴う生活の具体的変化」に関する、
データを、私に提供してくれるからです。
●今のところ、いろいろなスタート地点からの復元があります。
スタートのボトムラインを、1/10自我から1/12自我あたりとして、
上は、開始地点が、7/8自我という、かなり幅広い層の人がいます。
それぞれのスタート地点の違いによって、
復元率は異なりますが、自我率が低い人でも、
最初に、非常に勢いよく上昇する人もいれば、
気力がなくて、最初のスタートでてこずっている人もいます。
これは、いろいろですので、一概に、スタート地点が低いから難しい
とは言いきれません。
●また、これは、ほぼ間違いのないことですが、
3/4自我または、2/3自我あたりから、復元率に、減速が生じます。
これは以前に書きました「風船に送り込む空気」の喩えで説明はつきます。
私も最初のうちは、わずかな期間に約15%も復元した人を見たものですから、
これは相当に早く、皆さんが復元できるそうだと喜んだのですが、
いくつかのポイントで、減速が起きるのは確実のようです。
また考えてみれば、今のゆっくりとした復元速度は、
現実生活での変化を、かみ締めて味わい、自覚しながら進むには、
ちょうどいい速度に思えます。
もしもこれよりも速い速度と復元率で、自我が復元されると、
その生活や身体の変化を「観察する側」が、
ついてゆけなくなって、少々混乱することもあり得るからです。
●また、いくつかのポイントが、
その人の「自我の分割率と社会との関係性」に大きく作用しているのも
確かだと分かりました。
この分割自我理論の、最初に提示した分割率である、2と3の分割である、
1/2、1/4、1/8、あるいは、2/3、1/3といった「分割率の付近」には、
必ず人格的な特徴の、極端な差、あるいは微妙な差が生じています。
●下の方ですと、まず1/4自我にまで到達してそれを超えると、
劇的な変化があり、
また1/2を越え始めると、そこでも劇的な変化があります。
*********
●ところで、「自我判定というものは、やった方がいいのかどうか?」、
という事に関しては、皆さんと、私とでは、認識や利害関係が違います。
皆さんは、お金を支払ってそれを依頼するのですから、
特に、二度目の判定の人は、一ヶ月で二度目の判定を依頼する、
といった、もったいないことをせずに、
ご自分で「変化が起きたと、確実に感じたとき」に、依頼をしてください。
つまり、二度目以降の判定は、
それぞれに、約二ヶ月以上は置いたほうがいいということです。
●一方で、初回の判定がないと、その後に復元したときに、
その差が割り出せません。
むろん、急激に復元する人もいれば、ゆっくりと復元する人もいて、
このあたりは、本当にいろいろでした。
ただし、もしも、「自我復元」を、既になされているのでしたら、
「最初のスタート地点」を、早期に知っておくことは、
無駄にはならないと思います。
●「自分が、あまりにも低い自我率だと知る結果になるとしたら怖い」とか、
それを知るのが「嫌だから」などと言って、
しばらく復元をしてから依頼しようとしている人がいたとしたら、
それは、かなりセコイ考えです。
そういう人は、そもそも、
この、前代未聞のプロジェクトの意味と価値を全く理解していない、
とても「利己的な人」だと私は思います。
●というのも、このプロジェクトに必要なのは、
「あらゆる種類の希釈率の人たち」のサンプルなのです。
従って、私は、どんなに低い自我率の人の変化にも常に注目しています。
なぜならば、この計画では、梅の間で無明庵に関わった、
すべての人が、自我を復元することが、理想点なのですから、
誰しもが、1/4自我あたりからスタートしたのでは、意味がないのです。
「自我復元」という方法が救出しようとしているのは、
「すべての層」の希釈自我であり、
それは、1/12自我という人であっても、1/2自我の人であっても、
その点での違いは全くありません。
勇気ある少数の人たち
●そういう意味では、現在、どこかで瞑想教室を主催していたり、
瞑想のインストラクターをしていたり、
他人様に対するカウンセリングや、ヒーリングなるものをしている人は、
ほとんどの場合に、完全に「尻込み」してしまい、
多くの場合には、「自我判定」を依頼しません。
それも、そのはずで、
彼らは、自分の希釈率が、はっきりとしてしまうことに
不安と、恐れを持っているからです。
または、自分の立場を守ることに必死になり、
時には、分割自我理論というものを否定しようとしたり、
あるいは、心のどこかで、
「そうかもしれない」と事実の状況を感じつつも、
決心をして、判定依頼に踏み切るという、謙虚な人たちは、
世の中のインストラクターにはほとんどいません。
●と言いますのも、
その人たちは、指導をする立場であるにも関わらず、
もしも、自我が大きく希釈されてしまっているままで、
なんと「自分よりも自我率の高い人をも含む生徒さんたち」に、
瞑想を教えていた、
などという状況に、向き合う勇気を持っていないからです。
●ですから、彼らには、
一生、間違った指導や、効果のないワークショップを、やらせておけばいいのです。
そして、それに群がる人たちは、その「群れ」として、
この世界に、そっと残しておけばいいのです。
一方の、私達は、
自我の復元という、違う領域へと「挑戦すること」を決意したのですから。
そして、梅の間の皆さんは、
「難民キャンプでも、コース料理が食べられるはずだ」などという、
現実逃避を、決してしないでください。
「それ」を誰もが、食べられるのは確かです。
ただし、それは「元の宇宙」に戻ったときに存在するレストランでは、
平等に簡単に、その悟りを食べられるというだけの話です。
無明庵で解明された、分割自我を否定し、
現実の地球の精神環境に対する認識の甘さから、
この世界の実情を誤認をする人たちは、
ずっと、他人や、時代遅れになった古人の言葉や、経典に、
「しがみ付き続けることを自分で選んだ」のですから、
それはその人たちの自己責任です。
*********
●一方で、とても勇気ある指導者の人も、
「わずか」にですが、いました。
「本当の自分の現状を知りたい」という「探究心」のある人は、
こうした、自我率が提示されてしまうような企画でも、
決して保身に走ることもなく、臆病になることなく、
勇気をもって、自我判定の依頼をしてきました。
●その結果は、それぞれでした。
必ずしも自我率が高い人だけが、世間で、瞑想やワークショップを
開催しているのではないことぐらいは、
皆さんの、誰でも察しがつくはずです。
下手をしますと、1/6自我あたりの人ですらも、
どこぞかで、偉そうに「瞑想の道」を説いていたりするのですから、
本当にこの世界は、狂気的であり、カオスそのものです。
●しかし勇気のある人、(というよりも、真の自己探求心のある人)は、
「自分には、他人に道を語ったり、人を導くような資格が、
本当にあるのかどうか?」という自問そのものに正直にオープンになり、
真剣に向き合うために「自我判定の依頼」をしてきました。
●むろん、判定結果については、対外秘ですから、
その人が、自分から進んで他人に言わないかぎりは、
私がそうしたプライベートな情報を他人に漏らす事は、決してありません。
私には、医師にも似た、守秘義務がありますので。
●ただし、次のような依頼は、しないでください。
>「●●で瞑想会を開いている、あの指導者の自我を調べてください。
>あの、グルや、インストラクターの希釈率を調べてください。」
これは絶対にお断りします。
なぜならば、その相手の人は、自我の復元法を知らず、
その人は、自我の復元を決してしないのですから、
そのような情報は、たとえ正しい判定情報だったとしても、
ただの「残酷なレッテル貼り」になってしまいます。
●私が以前に、絶対に判定なんかしませんと、2009年まで言っていたのは、
復元する方法の可能性もなかったからです。
修復されることもないであろう他人様の自我の分割率などは、
本当に「下劣な噂話のネタ」にされる以上の事はなく、
そんなことは、誰の人生にとっても、全く関係のないことです。
●ですから、私が自我判定の依頼を直接に受けたのは、
自身の自我を復元しようとして、今努力をしていて、
絶対に、全自我に戻るという「強い決意」をしている人たちのみです。
*********
その他の所感
●ところで、判定時に、ふだん暮らしているところでの、
家族構成について、私が尋ねたのには、理由があります。
家族と遠く離れて暮らしている人の場合には、
家族から仕送りでもしてもらっていないかぎりは、ご自分で
働いていますので、職場での変化と知人の関係の変化が目立つと思います。
一方で、ご家族と暮らしている人の場合には、やはり、
自我復元が上手くいったときに、一番変化が出やすいのは、
家の中での家族との関係性ですから。
そうした報告を、あとあとになって、皆さんから受ける場合に、
あらかじめ、家族構成を知っておくと、
私の側が皆さんの状況を理解しやすいからです。
●あとは、自我判定をするようになってから、
あるいは、「分割自我理論」が明確に構築されてからは、
私は長年、興味を持っていた、それぞれの人の「家庭環境」には、
全く興味を持たなくなりました。
(注・「家族構成」ではなく、「家庭内での人間環境」です。)
●数年前の有料購読の時期には、
私は皆さんからの相談メールを受けたり、
あるいは、現実世界で縁のある人から相談を受けた場合に、
必ずといっていいほど、その人の過去について、ある程度は聞きました。
しかし、十年以上も前から、
私には理解できないタイプの相談者がいました。
その人たちは、過去を探っても、特別に奇異なトラウマもなく、
特別にら不幸だったわけでもなく、特別に幸福だったわけでもない、
にも関わらず、完全なまでに、ゾンビだった人たちがいました。
今、思い出すと、そういう人が、何人もいたと思います。
●当時は、生まれつきではなく、
「人の成育環境の中に、必ずその原因があるはずだ」、
ということを、他のカウンセラーたちと同様に、
原因を推論する時の軸にしていましたから、
必ず何かの過去が、見つかるものだと、私も思っていたのですが、
当時でさえ、その原因が過去に見当たらない人たちがいました。
おそらくは、退行催眠をかけても、
その人たちの幼少期の記憶からも、何も出てこないはずです。
●今ならば、ようやくその原因が分かりました。
彼らは、生まれつき、あまりにも自我が希釈され「すぎていた」のです。
自我が希釈されすぎた場合、たとえば、1/8以下という場合には、
あまりにも知覚意識が薄すぎて、
トラウマになるような経験すらも体感できないという事なのでした。
なぜならば、きちんとした、
「明確な具体性のあるトラウマ」を背負うには、
少なくとも、鋭敏な自我と意識が、まだ残っている必要がありますが、
彼らにはそれすらないので、どんなに過去や、幼少期を探っても、
特に不幸もなく、特に幸福もなく、単に平坦な「薄い人生」だったのです。
しかし、そのように明確な不幸が、ないにも関わらず、
彼らは、まるでゾンビのようなものの言い方をし、
時には、プチうつ病になり、暴力的になり、また、ひきこもりになります。
それまでの私でしたら、
「この人には、一体どんな、過去の経験や、悪い教育や、幼児体験や、
ゾンビのような親の影響があったのだろう」と推察していたでしょうが、
今ではそのような推察の必要は、私には何ひとつもありません。
●なぜならば、生活環境が、たとえ、どのような劣悪なものであっても、
自我率の高い人は、それを必ず乗り越え、
自我率の低い人は、
どのような親切な人や、助言できる人や、愛情深い人が、
彼らの、すぐそばにいても、彼らは決して乗り越えられないからです。
●しかし、ここまで「言い放つ」だけの話でしたら、
それは、
「お前は、一生、駄目な奴で、生きているのは無価値な人間だ」と、
その人たちは、いろいろな他人から言われて、
物語は、そこで「おしまい」だったでしょう。
しかし、「自我は復元される」という可能性が明確に分かった今では、
少なくとも、無明庵の、この「梅の間の読者の皆さん」だけは、
状況が全く違います。
かつては、生まれつきの自我率は、一生の間、1%たりとも、
変えることは出来ませんでしたが、今は、違うのですから。
***************************
●最後に、
(復元の驚愕すべき効果を実感している、
多くの読者の皆さんも、そうだと思いまが)
私は、「分割自我理論」というものが、
120%正しい理論だったことを、確信しています。
なぜならば、沢山の具体的で詳細な報告を寄せてくれている、
「復元しつつある人たち」は、
「自我復元法」という、あまりにも、トンデモで、電波すぎる、
「あの方法」以外には、「他には何もしていない」からです。
その人たちの中には、死人禅も含んで、
「瞑想などは、何ひとつもしていない人たち」が多くいます。
つまり、その人たちがしたのは、
>あの「復元法」のみですので、
他に、何かの瞑想をしたり、イメージをしたのではありませんし、
カウンセリングに通ったり、占い師に相談したのでもありません。
つまり、他のものは、
その人たちの、この今起きている変化には何も関係なく、
また、今までにも、その人たちに、
(表面だけの変化ではない)根幹的な効果は、
何も、与えていなかったということなのです。
むろん死人禅行法とて、その人たちに、今まで何ひとつも
変化など与えられませんでしたので、
死人禅の行法をすることに、勘違いした「ステータス意識」など、
決して持たないでください。
極論ではなく、皆さんが、全自我になるまでは、
「自分が何か普通とは違うことをしているんだ、
という、みっともないエゴを太らせるような瞑想」など、
行なう必要は、ありません。
それらは、
「希釈自我の状態では、本来それが持つ効果を発揮しない」と、
分割自我理論から以後、私は、ずっと言ってきているのですから。
●今、変化していっている人たちは、ただ、ただ、
日々、「あの自我復元法」をしていただけです。
それが、このような驚愕すべき変化を、
自我の自覚の変化、意識の明晰さ変化、内省の変化、環境の変化に、
ご本人たちにとって、疑いようのない形で、もたらしたということは、
「ここでは、人間の自我が、生まれつき、分割されている」
という、かつては、「まだ、未知な推論」だったものが、
今では、120%、正しかったと確信できる、証明そのものであるのです。
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