▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[1473]
■
●無明庵日記「猫の足跡=その211=」●分割自我の復元の重要な要素●
by:
鈴木崩残
2011/02/23(Wed)05:43:26
心理学における自我の概念との違い
●心理学で「自我」という概念を扱う場合には、
自我の成長、自我が傷つく、などといった言い方がされますが、
「分割自我理論」では、「自我率」には変化は全くないとしています。
むろん、ごくごく一般的に言われるところの「自我の発達」が、
幼児から小学校高学年までの間に起きるのは事実ですが、
これは、いわば、身体が成長するのと同じような、ただの自然現象です。
つまり厳密には、自我それ自体が、
「自分の意志によって、大幅な成長や拡張をする」ということはあり得ず、
変動できるのは、唯一、その自我の内部で起きる「圧力」のみです。
ただしその圧力は、自我壁がリミッターとなりますので、
限界はそれぞれに定められており、しかもそれは一つの生の間は
(自我復元法以外では)変えることは出来ず、一生同じままです。
●心理学では、自我を大切にしようとしますが、
その点では、「自我復元」でも、自我を、とても大切にしようとします。
「自我意識があると不幸になる」、などというのは、
悟りの側に極端に立脚した場合の、一方的な見解であって、
さらに厳密に言うならば、これは、言い方を間違えています。
>正しくは、「全自我で経験する不幸には価値があるが、
>希釈自我が経験する不幸には、価値すらない」ということであり、
さらには、
>「全自我だけが、ちゃんとした不幸を経験できるが、
>希釈自我は、それが経験する不幸すらも、いびつで、
>経験する価値のない(経験する必要すらなかった)不毛なものになっている」
>ということです。
今となっては、
>この地球での人間が経験するほとんどの問題は、
>「自我それ自体」に起因するものは、ごく僅かであり、多くは、
>自我が不完全な形に分割された事に起因する、と言わざるを得ません。
また、全自我の状態で、本物の不幸を経験できるのであれば、
それこそ、悟りへの扉にもなり得ますが、
何度も私が言ったように、それを、
「この惑星で、貴方が自分や他者に無理強い」する意味は、全くありません。
ここで40年かけて、瞑想してもどうにもならないものも、
全自我状態で、「契約内容を変更」するだけで、
短期間のリハビリを受ければ、少なくとも小悟ぐらいには、
多くの人たちは、復帰できるからです。
というのも、最低限、小悟ぐらいの状態でないと、地球以外の世界に、
ある程度自由に接点や交流を持つことは出来ませんから。
全自我に戻った場合には、
ここで人間として経験した全自我とは容量が異なる「別の原型自我」に、
移動することも可能ですから。
この点については、悟りの諸問題とからめて、
「分割自我復元」のDVDの中でも、語ったと思います。
つまり、外宇宙では、別の形の「全自我の器」や、
知覚の「枠」を選べるという事です。
_______________________________
●さて、「自我復元法」というのは、
瞑想という、偏見と誤解と、妄想に満ちた世界に対してだけではなく、
既存する、心理療法、精神医学の限界にも挑戦しようとしており、
既存の治療法を根底から変えてしまおうとする計画も、その視野に入れています。
●というのも、もしも、人間が「全自我」であると仮定した場合には、
実際には、そこで起きてくる問題や困難は、問題と呼べるものにはなり得ず、
全てが、単なる「困難」な「挑戦」、
または、それこそ「無駄のない経験」となり、
傷やら、後悔など、ひとつも残りません。
その点で、現代の精神医療は、正常な自我ではなく、
事の最初から「奇形的な自我」を扱っているということに気づかない
点に盲点があります。
●現代の精神医療が対峙している、精神異常、またはその病理の発症の、
その性質は、私に言わせれば、
そもそもが、正常な自我に起因するものではなく、
病的で欠損を持つ希釈自我によって生み出されているものばかりです。
●そこで、精神医学が、それを本人の生育過程または遺伝的要素、
あるいは脳外科的、脳神経学的な原因に理由を求めるのに対して、
分割自我理論では、外科的な原因以外の、心理的要因については、
たとえ、どれだけの時間と分析をしても、
トラウマなどの「理由」は分かったとしても、
本人がそれを克服できる可能性は、ほとんどないと結論しました。
●トラウマに関しては、外部のカウンセラーが、
その患者においてそれが起きた仕組みを、他者からの見解として、
どれほど見事に解明したとしても、
相談者が低い自我率では、それによってトラウマが、解消されることはありません。
実は、仮に、もしも1/2自我以上の自我であれば、
トラウマの原因となった因子を本人が認識したその瞬間に、
そのトラウマは、ほとんど消えたも同じ、という現象が起きます。
つまり本当の意味での「気づき」とは、気づいたその瞬間に解決してしまう、
というぐらいの効力を本来は、持っています。
ただし、これも皆、自我率が低くすぎては、全く効力を持ちません。
自我率が低い人の場合には、頭では原因が分かった気になっても、
翌日から何ひとつ変わるわけではありません。
●ただし、
現在の、それぞれの自我率でも、そこで最低限解決できるような
心理的問題はありますので、皆さんは、最低限度の努力をする必要はあります。
この梅の間、あるいはかつての竹の間の読者の皆さんは、
沢山のそうした、家族におけるAC問題、トラウマ、依存症の問題について、
自己分析に役立つような投稿を、充分過ぎるほど見てきたでしょうから、
「最低限は、自己分析と、自分に出来る範囲の修正」をされてきた、
という前提で、私はこれを書いています。
従って、そういう最低限の自己分析すらも、してこなかったとなれば、
「自己分析」が持つ、「ある程度までの有効性」と同時に、
「その限界」を、きちんと見極めていないのですから、
そういう類の人が、いまさら、自分に対する責任を投げ出して、
自我復元に頼ったところで、そもそも、そういう人には、
「切羽詰ったモチベーション」がないので、自我復元も出来ないでしょう。
____________________
●さて、希釈自我を選択して、それに生まれた以上は、復元法を用なければ、
決して、その自我率を生きている間には変えることは出来ませんから、
その自我の中でどれだけ奮闘したとしても、
それは、各自我率が持つ「性質・特性」を超えることは出来ません。
そして、私が見たところによれば、
現代に起きているような精神的なトラブルで、
自我の希釈に起因しないような精神疾患は、「ほとんど」皆無です。
であれば原因が、自我の希釈にあるのであれば、
そこを自我復元法によって変える以外には、修復する方法はあり得ません。
●私の見解では、重篤な症例に対しては、
精神医学は、「敗北した」と認識しています。
また、それを解決できるような顔をして、
横から割り込んだ、瞑想やら、霊的うんたらと称するものも、
すべて、この人間の精神的病理に関して言えば、敗北し続けたと言えます。
それは、まるで、「喩えるならばの話ですが」、
正食医学による治療を自負していた、食事療法が、
とうとうそれでは直らずに、挙句に、それまでの研究を投げ出して
「このサプリと薬を飲んでいてください」と、
それまでの持論を放棄したようなものです。
つまり、その場しのぎの、向精神薬の乱用以外には、
彼らが「医療ビジネスを維持できる方法」がなくなったわけです。
(昔ならば、根気よくカウンセラーが困難な治療に立ち向かっていたのですが。)
しかし、それを放棄さぜるを得なかったとしても、
それは、分割された自我という概念そのものがなかったのですから、
いたしかたありません。
______________________
●ところで、自我が分割または希釈された時の最大の不幸は、
たとえ、それが3/4自我を超えた地点にあっても、
その限界内に留まる限りは、絶対に、特定の状況、
特に、「他人の意見や、他人の身勝手な意志」に対して、
「妥協」をしてしまうことです。
特に、彼らは、「自分よりも低い自我率の者」からの要望に対して、
妥協をしてしまうという弱点を持っています。
あるいは、自分よりも自我率の高い相手であるという「勘違い」を
してしまった場合にも、相手の意志を尊重してしまいます。
この時、ほとんどの場合に、相手の自我率を頭と曖昧な思考で推測してしまい、
過大評価をして、誤認しています。
数例ですが、私は、この「誤認をしている人」の例を見ました。
そもそも、自我率は、思考や勘や経験則では、判断などできません。
ちょっとばかり、「妥協することなく、しっかりしてそうだ」、
と思えても、それは実際の自我率とは「別問題」です。
__________________
さて、この、「他者の要望」への「妥協」は、
「5/8自我」から、「9/10自我」あたりの自我率の人たちの中にさえも、
必ず観察される、最も危険なウィークポイントの一つでした。
しかも、それは、その人たちの、
その後の人生の軌道を大きく曲げてしまう結果となり得る、
という「危険性において」は、それ以下の希釈率の人と全く同じです。
しかし多くの場合に、5/8自我率以上の人というのは、
この世界では、たまたま、なんとか幸せに生きてこられたという、
「甘い自負」があるために、
あたかも「自分は自分で、他人とは違うし、影響もされない」と油断し、
自分を過大評価しているケースが、圧倒的に多いのです。
ところが、そういう人に限って、毎回、全く同じパターンを踏んでしまい、
十年以上も「ある特定の状況」「ある特定の対象や他人」になると、
他人の要望に妥協をする、ということを、ずっと十年以上も繰り返している状態が、
たびたび観察されました。
_____________________
●さて、分割自我理論というのは、この世界に蔓延している、
あらゆる種類の、
「心の成長を謳うビジネス」や「心の病の修復」を根底から疑っています。
そもそも、そのような病理があるというスタート地点からして、
「異常な事態」であり、
前提となる環境がそのような「異常な事態」の中にあるのであれば、
ごく普通に理想とするような成長すらも、あり得ないからであり、
また、そもそも、それらの方法論が理想とする「正常な状態の基準」は、
全自我の視点から見れば、その全てが、
あまりにも「低い理想」しか描けていません。
●その点では、「自我復元法」が理想とするものであっても、
「理想そのもの」としては、それは「低い」ものです。
なにしろ、それは「欠損だらけで、ボロボロだった貴方の自我」を、
単に元の形に修復するだけなのですから。
ただし、それによって、
この世界にこの千年かそれ以上存在したような、
希釈自我の人間に固有の問題、というものは、
そのほとんど全部が、解決されてしまう可能性が大きいのです。
●その点では、現在存在する問題については、
自我復元で、精神医学的な問題から、ある意味では社会問題まで、
一切合財が、解決の糸口を発見できるはずなのですが、
残念ながらそれが社会的に認知されることは、今後も、決してありません。
つまり、全人類の1%(7千万人)が全自我に戻るなどという可能性は皆無です。
●従って、この方法は、
ほんの一部の人たち以外には、ずっと隠されたままで、
今後も、それを活用できた人だけが自我を修復して、健康体の自我に戻るのみです。
●むろん、希釈自我には起因しない精神的な問題というものもあります。
しかし、それは、冒頭に言ったように、現在、地球上の人類に存在するような、
救いようのないほどの「生命感の劣化」と「無気力さ」と「混乱」を、
人間社会にもたらす事は決してありません。
________________________
●ところで、1/7自我または、1/5自我、
あるいは1/2自我あたりの人たちを観察していて分かることは、
以前に、この掲示板でも書きました、
その自我率における、トップとボトムの「往復振動」です。
たとえば、薬物依存している人の場合であっても、
むろん、自我率は、生まれてから死ぬまで不動ですから、
自我率そのものが、薬によって劣化することはありませんが、
ただし、その人は、その生まれつきの自我率の、
「最底辺のボトムライン」に、常に「ずっと縛られる」ことになります。
●たとえば、1/7自我といっても、1/7自我がトップの振幅状態にある
時には、1/7自我として出来る最大の努力というものがあります。
従って、1/7自我には、もしもそれがピーク地点にあれば、
それなりの「長所のようなもの」があります。
実は、人間が俗に言う、自分や他人の欠点と長所というものは、
それぞれの自我率(分割率)の中で、
その人がトップに振れているときを、強いて言うならば、長所と呼び、
ボトムに落ちているときに起きる状態を、強いて言うならば欠点、
というふうに定義できるかもしれないと、最近感じられるようになりました。
(これが正しい見解なのかどうかは、まだ不明ですが)
●つまり、希釈自我の状態である限りは、
精神医学、あるいは瞑想が「なんとか出来るであろう事の限界」は、
せいぜい、その自我率の範囲内でのアップダウンのみであるということです。
●一方で、自我復元は、立脚点そのものが、底上げされてしまいますので、
その変化率は、瞑想ごっこで「ハイとローを延々と繰り返しているだけ」の、
「気安め」とは、全く「比較」になりません。
●そういうわけで、
精神的な病理を持った人というのは、自我復元では、
スタート地点での「起動の良し悪し」には、少しハンデはありますが、
もしも、いったん、復元が本当にスタートを切った場合には、
既存する精神医学が、唖然とするほどの、
「正常な自我反応」を出来るまでの回復をしますので、
自我率が低い人は、自我率が高い人と同じぐらいに、
このプロジェクトの成功例のサンプルとしては、非常に貴重なものとなります。
ただし、一点、条件があります。
それは、自我復元の作業と平行して、薬を減らしてゆき、
最後に完全に止めないかぎりは、
その復元は「極めて効率の悪いもの」になり、場合によっては、
全く復元されないこともあります。
仮に、もしも万一ですが、
1/2自我近辺の人が、薬物、特に治療用の薬ではなく、
麻薬(覚せい剤)の類に手を出したり、アルコール依存症になった場合には、
それは目も当てられないような、実質的には「1/8自我」にも似たような、
慢性的に「稚拙な精神状態」になってしまいます。
たとえば主婦とかでもキッチンドランカーになっている人も見かけます。
また、薬物依存やアルコール依存のケースでは、
その「後遺症」をかなりの年数、その後になっても引きずっています。
そうした事例を、既に、私は自我判定の中で、いくつか見ました。
●それらは、何も、今更、くどくど説明する余地すらもないものです。
あなたが、街中で、酒で、ぐでんぐでんになっている酔っ払いを見たら、
その人が、昼間どんな仕事をして、どんなパパやママをやっているにしても、
「目も当てられないような者」に、なり下がっているわけですから。
_____________
●一方で、向精神薬等を使用していない人の場合には、現時点でも、
「先天性の体質や、長く続いていた持病に似た症状」までもが、
自我復元によって、変化をした事例の主観的な報告が、いくつかあるのですが、
薬物の影響下にあると、
そうした「医療補助的」な効果も発揮してくれない可能性が大です。
■業務連絡■
禅書、または自我判定が、お手元に到着した場合に、
メールを下さいということは、禅書、自我判定、どちらも
「申し込み要綱」の中に、明記してあります。
これには理由があることを、再び説明をしておきます。
荷物の移動状況の追跡というものは、
郵便局経由でも、宅急便によるものでも、こちらで常にしておりますので、
「到着の有無」は、こちらでも、定期的に、確認はしております。
しかし、問題は、「製品の状態」です。
従って、私は「無事に到着したことをご一報下さい」と、
どのご注文の説明文にも、明記しています。
「禅書」のケースでは、同封枚数が極端に少なくないかぎりは、
「郵便局から郵送」では、書の角が破損したりすることは、
まずほとんどありません。
しかし「宅急便」の場合には、
>郵便物の二倍以上、荷物の扱いが乱雑であるという事実があります。
これは、郵便局からの荷物の発送には、破損はほとんどないにも関わらず、
宅急便では、書店さんへの納品でも、今までに何度か、
荷物の破損(たとえば、よくあるのはCDケースの破損)が生じていたことから、
私は、それを懸念しています。
通常の禅書ですと、ほとんどの場合に、簡易書留を使うのですが、
連休を挟んだ場合や、あるいは、その他、早めにお届けしたい場合に、
使うことがあります。(自我判定では最近、宅急便に統一しています)
そのような理由により、めったにない事ですが、
念の為に、書を保護している「厚紙の台紙や書」に、
折れ曲がりなどによる破損がなかったかどうかを確認するために、
皆様からの「無事に到着した事の御一報」をお願いしているわけです。
ただし、到着の知らせのない事例というのは、
約、三百数十件のうちの、たったの二件だけでしたので、
極めて例外的ではありますが。
【自我復元法の最終目的】
●皆さんに残された寿命が、あと何年であるかは、
ある人は、もっと生きて経験したかった事があると思っていても、
あと二年か三年後に、死ぬかもしれませんし、
ある人は、もう明日にでも死にたい、と思っていても、
その意志に反して、
まだ30年、40年と、生きなければならないかもしれません。
いずれにしても、いつか「その日」は来るわけですが、
そもそも、自我復元というものを、
あなたは「何の為に」やっているのでしょうか?
●散々に、自己変革法だの、自己啓発セミナーなど、瞑想組織を梯子して、
結局は、効果がなかったので、「自我復元に賭けてみよう」という人もいれば、
あれこれのガラクタコレクションのひとつにしか思っていない人もいるでしょう。
●しかし、そもそも、自我復元法の最終目的というのを、
勘違いしたり、全く忘れてしまっている人たちがいます。
自我復元というのものは、自我を正常に作動する状態に戻して、
この世界で本来、正常な自我と意識によって経験できたはずのものを
取り戻す、ということは、むろん、皆さんのモチベーションになるでしょうし、
実際に、それを取り戻しつつある読者の人たちは、
お金には、かえがたい価値を、この復元法に感じていますし、
「自我復元」によって変化を経験しているある読者の人の言葉を借りれば、
>>きっと私は、これからの人生では、
>>「これを買えば、健康で幸せになれますよ。」
>>と誰かに言われても、「間に合ってます。」と言えると思います。
>>と言いますか、世間にあるような願望実現法が流行り、それに
>>人々が群がる事が、そもそも異常なのだろうと(今では)思います。
という事になっています。
●しかし、自我復元のゴールはそこではありません。
自我復元のゴールとは、単なる「人生の取り戻しだけ」なのではありません。
また、「希釈自我では悟れないから、
まず全自我に戻ってから、悟るための瞑想をしよう」というのであれば、
これもまた、自我復元の本線からは「邪道」です。
さらには、こっそりと仲間には内緒で「自我復元」をやって、
瞑想で神秘体験の成果をあげて、仲間や他のインストラクターを、
追い抜いてやろう、とか、まー、そういう人もいそうです。
もっとも、自我復元とは、
「結果が出ればいい」という、完璧に「結果だけ重視する世界」ですので、
そういう動機でも、全く構いませんが。
ただし、そもそも、
「そんな程度のこと(悟り)」は、ここから出てからであれば、
いくらでも好きなだけ出来のですから、
方向が、そんな「瞑想信仰」へと外れてしまうような人は、
自我復元をする意味がありませんので、うちの方法は、やらなくていいです。
______________________
●自我復元の最終目的とは、ここから「出る」ことです。
仮に、全自我に戻れる読者の人たちが、これから何年かのうちに
どんどんと出てきたとしても、
それだけでは、私は満足もしませんし、その人たちの状態に対して、
安心も出来ませんので、
その人たちのうちの何人かには、
「最後のシミュレーション」を行なってもらう予定です。
その最後のシミュレーションとは、
生まれてきたときの「契約内容の書き換え」です。
つまり、死んだときに、本当に自主性を持って、
自分の主体的な意志を通すことが出来るようになっているのかどうかを
見るために、
死後の生存状態で、そこで対峙するシミュレーションに必要な、
パスワード「のようなもの」を、
自我に戻った読者の人のうちの、何人かに渡すつもりです。
早い話が、「死ぬ前に、死んだ時のシミュレーションを行なってみる」
ということです。
●自我復元の目的とは、単に、当たり前に経験できたはずのことを
取り戻すことだけがゴールではなく、
全自我になったあなたが、いつか来るその「死後」に、
自分の主導権を持って、自分の「目的」とする世界に向けて、
自分を、ここから、「はじき出すことが出来るのかどうか?」です。
●地球という世界で、過去数百年、あるいは数千年に起きた、
人間間のトラブルの問題については、私の見解では、
その根本的な責任は、あなたにはありません。
従って、あなたが、この惑星に粘着している理由は何もありません。
もしも、あなたに、地球で人間に起きたことへの責任があるのであれば、
あなたは、その責任を果たすために、この惑星にいる必要がありますが、
そんな責任を持っている者は、「ただの一人もこの地上にはいません」
●従って、あなたが自分で作ったものでもないシステムという、
自己責任のないものについては、
単に、あなたはそれを「見限って、捨てるだけ」で充分です。
【DVDをもう一度よく観て下さい】
●現在、市販の「分割自我復元」のDVDの内容に対して、
梅の間で、変更を加えた点は、以下の点です。
_____________________________________
>1-対象とする地域を日本に限定しない。
>2-クーラーボックスの使用で、気化によるロスを軽減する。
>3-死人禅をも含み、他のどのような瞑想法も、
>やってもやらなくても良い。(瞑想の必要性を撤回(否定)した。)
_____________________________________
●しかし、かなり多くの人たちが、私がDVDの中で、重要であると
「明確に説明していること」を、していません。
ちゃんとそれを、言われたとおりにしているのは一部の人たちだけです。
このことが、自我復元の儀式をしているにも関わらず、
「復元率」の低い人や、
そもそも復元が「スタートできない人」の原因の一つになっています。
私があれだけ、説明をしたのにも関わらず、
多くの皆さんが、ないがしろにしてしまっている重要な行為、
それは、
>スケッチブックに、あなたの理想を書くように・・・
と私が説明している部分です。
●多くの皆さんは、
「自我復元すれば、やっと人生の本当の始まりに立てる、」
というところにばかり、目が行ってしまっています。
しかし、では、めでたく、あなたが「全自我」に向かって変化し続け、
あなたに残された、数年の寿命を、本当に楽しくまた明晰な意識によって、
ひとつひとつの経験が、それまでが夢でも見ていたかと思えるほどに、
息を吹き返したとします。
実際に、自我復元によって、そうなっている人たちが、
現在、多くいるわけですから。
●そして、全自我に戻ったあなたが、死んだとします。
そこで、あなたは、一体、どういう主導権や、意志決定権や、
自分の生の選択を出来るというのでしょうか?
下手をすれば、あなたは、何の目的もなく、ふらふらと、
また地球に戻ってきてしまうだけです。
私は、全自我になった後に、
地球に戻ることなど、一切推奨していません。
そもそも、そんな責任も、必要性も、あなたには「ない」のですから。
●私が、皆さんにDVDの中で言っているのは、
>「あなたの故郷に帰還しなさい」という事です。
では、その故郷は、どこにあるのか?
その行く先に関する記憶を、引っ張り出すのが、
「あのスケッチブック」を使う作業です。
●つまり、自我復元法というDVDは、それ自体が、
ひとつの、他とは違う、独自の人工的な「信念体系」を持っており、
それが目標としていることは、サブタイトルに明確に書いたとおりです。
「地球に生まれて来ない為」の・・・・です。
●そして、スケッチブックを使って皆さんにやってくださいと、
あのDVDの中で言っていることは、
それをすることによって「自我復元作業」それ自体のモチベーションを
形成するように、構成してあります。
_______________________________
●そもそも、人間に何かの動機や原動力を与えるものは何であると、
皆さんは、認識しているでしょうか?
現状の環境、世界、社会、惑星、
あるいは、ご自分の意識状態に対して、
「まー、いいや」
「どうでもいいや」
「これで、そこそこ満足しているからいいや」
とか、思っているような人が、
何かを始められるわけもありません。
また、理想もないままに、
毎日「不平不満」だけを垂れ流しているような人たちには、
こんなにも簡単な方法である、自我復元すら出来ません。
その人たちは、ダイエットひとつ出来ないと思いますし、
生活の自活すら出来ないと思いますし、
ほんのささいな自分で立てた目的すら、実現できないと思います。
言うまでもない事ですが、
これは精神世界などというものよりも「遥か以前」の問題です。
●人間に「何かをさせる」モチベーションの最大の鍵は、
そこに「目的」となる「理想」が存在することです。
それが、潜在的意識の中のものであれ、意識化されたものであれ、
現状に対する、「落差による不満」こそが、
人間の「正常な自我」の中に、行動の「動機」を、引き起こします。
従って、私が何度も言い続けてきた、危機感のない人、
不満も感じられないほどに劣化した人、
切羽詰まるという意識すら持てない人、
この人たちに最も欠落しているのは、
「自我の分量」だけなのではありません。
この人たちには、自分に対する「理想像」がありません。
あるのは、自分に対する「的外れな過大評価」と、
「年中無休の、妄想癖」だけです。
●しかし、あなたが、どんな状態の希釈自我であっても、
あなたは、「自分に対する理想」ぐらいは創る「権利」があります。
そして何も大した理想もないところには、
不満や、危機感や、動きのベクトルなど、生ずるわけがありません。
従って、自我が希釈されている現状では、
>その「分割自我」という現実に対する解決策は、
>唯一「自我復元法」しかありませんが、
その自我復元法のメソッドの中には、皆さんが見落としすぎている
>「重要な要素」があることを忘れないでください。
忘れていたのならば、今すぐに思い出してください。
思い出せないのであれば、今すぐに、DVDをもう一度、観てください。
●私があなたに「スケッチブックを使って、やりなさい」と言った作業は、
地球上の、今の生活で必要になることではなくて、
>地球を「出るときに必要になるもの」です。
私は、皆さんに、
「地球上で社会適応する為の理想の自分を作れ」などとは、
ただの一言も言っていません。
●あなたという存在が作り出せる限りの、
>常識など飛び越えて、あなたの頭脳が作り出せる限りの、
>「これこそが、最高・最上の、理想的な自分だ」というものを、
>あなたの理想として用意しなさい、と私は言っているのです。
>ただし、その理想は、
>地球上の人間としての生に限定してはなりません。
●この、私がDVDの中で指摘した「重要な作業」をしない限りは、
あなたの現状の希釈自我は無力なままであり、
あるいは、たとえ貴方が全自我になってさえも、
あなたは、このミッションを完成させることは出来ません。
●何よりも重要なことは、
いったん明確な、あなたの理想像が形成されて、
その後、それに自分で幾度となく「修正」を加えてゆくことで、
今の現状の貴方自身と世界に対して、
あなたは「ギャップ(落差)」を形成する事が出来るということです。
●そもそも、世の中には、二つの「現実」が存在します。
ひとつは「他者とも共有出来る客観的現実」
もうひとつは「主観という現実」です。
どちらも現実の「一側面」に変わりはありません。
●ただし社会生活や、「自我の正常な経験」として必要なのは、
主に一つ目の「客観性を持つ現実」です。
一方では、
主観が持つ現実は、客観的現実との「差異」を作り出し、
それが、「悪く作用」すれば、苦痛となりますが、
この手の「苦痛」が生ずる根本原因は、
自我が希釈されたことにあります。
しかし、本来の全自我の状態であれば、
客観的な現実と主観的な現実の「差異」というものは、
その「差異」を、苦痛としてではなく、
自分で意図的に制御して、逆にそれを楽しむことが出来ます。
従って、自我を復元して行くときに、
日常に起きる変化に驚いたり、感動したりするのは、
それはそれで、充分に正しいことですから、
そういう変化の報告に対しては、「本当に、よかったですね」と、
私も心から応援しています。
しかし、自我復元の本当の原動力は、
その「変化への喜び」だけによって促進されていくのではなく、
あなたが、自分自身で作った、
オリジナルの「あなたの理想像」によって作動します。
●この「自我復元法」の理論の「全体構造」を、よく理解できていない人の為に、
あえて、もっと平易な言葉で、ごくごく簡単に言っておきますと、
自我復元法のステップとは、次のようになります。
●1-
スタート地点が、どのような自我率であっても(低かろうが、高かろうが)
自我復元法を、とにかく実践するかしないかだけが、その人の「明暗を分ける」。
ただし、その自我復元法には、私がDVDで解説した、
「スケッチブックの活用法」が含まれることに注意せよ。
●2-
その過程で、今まで正常に経験できなかった、自己の内面と外面を
正常な自我の状態で経験し、味わい直すこと。
そのプロセスで、あなたは、「希釈自我」「分割自我」というものが、
この世界に確実に存在していたことに、確信を持ちます。
●3-
そして、あなたが全自我に戻れる日が来れば、
何が物事の「当たり前の、正常な状態」だったのかを知ります。
また、その時が来るまでは、あなたは全自我の人とそうでない人を
正しく識別できることは、決してありません。
(自我率が1/2以上の人でも、全自我の全貌を知らないために、
身近な他人の誰かを、全自我だろうと誤認してしまいます。)
●4-
その全自我になったあなたの肉体が、死ぬ瞬間が来ます。
●5-
そのあなたが、肉体の生死の中間状態において、
地球には戻らないことを選択できるだけの、
「せっかくの主体的な主導権」を得ているとしても、
「どこへ行きたいのですか?」「どうしたいのですか?」と問われた時に、
「そんなことは、まだ考えてもいませんでした」
では、全く笑えません。
●だから、あなたが、帰還したい主観的な世界を、
あなたが、まだ生きている間に、きちんと作っておいてください。
これを作れない人は、自我が持つ主体性と主導権、つまりは、
>全自我は、自分の信念体系を、他人から借りるのではなく、
>自分自身で、「自分が見たい宇宙像を作る権利と能力」がある、
という「原型自我が本来持っていた最大の利点」を、
あなたは、全く活用できなくなってしまいます。
そんな、ごくごく基礎的な事もせずに、そして出来ずに、
「理想や目的を捨てて生きるのが正しい」などと吼えるのは、
1000年早いです。
「一切の目的と理想を捨てる、あるいはそれが落ちる」ということは、
それ以前に、自分の理想と目的をことごとく、全て「自己実現」し尽くして、
自我の状態を経験しつくして、
価値観の持つ意味とその限界を、徹底的なまでに味わいつくした人にしか、
許されない事なのです。
しかも、仮に、そうした状態、つまりは、
(理想喪失状態)(目的喪失状態)(価値観喪失状態)、
になったところで、
それが特定の範囲の宇宙において、
あるいは特定の「宇宙的な倫理法」において、
たとえ、それが、別の銀河系や、小宇宙や、星団であっても、
それが「あるべき、正しいことである」などということは、
一切、定義も、認定も、全くされてはいません。
こうした、「宇宙の基本的な現実」を知らないということは、
人間における、最大級の「不幸」を作り出す「無知」です。
_____________________________________________________
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(1473 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
梅の間 の最新投稿
オーガズムTop
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -