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2007年3月までは
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●無明庵日記「猫の足跡=その310=」■メルトアウトか?メルトスルーか?福島原発事故■
by:
鈴木崩残
2011/07/21(Thu)06:16:10
溶融デブリはどこにあるか?
●私の考えでは、1号から3号まで、異なる状態ではあるものの、
溶融物は、格納容器の底部、その下部の配管などにも、
だらしない形でひっかかっており、また大半は、地下室の汚染水の中に
没したと見ています。
ただし、地下室の底部を突き抜けて、メルトアウトしているとは私は思いません。
巨大な溶融物の「外側だけ」は冷やされているので、
その外側は、地下室のコンクリートの床を熔かす温度にはまだなっていないと思います。
ですから、小出さんが懸念するような、
完全に外へメルトアウトして地下水に接して、爆発する可能性は、
まだ「今のところ」は、回避できていると思っています。
なっちゃった「水棺」状態
●東電は、おそらく地下室に溜まった汚染水の中に、溶融物が落ちたと見て、
そこを「水棺」の代用品にしようとしています。
循環冷却を使って、その地下室から汚染水を汲み上げて、それを戻す
ということを続けるしかありません。
ただし、地下室の壁面や底部に地震による亀裂があれば、そこから
どんどん地下に汚染水は漏れています。
このことは今後も続きますが、
東電は、「遮水壁」を地下に打ち込むという案については、
「予算とは関係なく、その計画は、まだない」と言い切っています。
遮水壁の設置が困難な理由のひとつとして、東電は
「地下配管を避ける必要があるから」、とか言っています。
注水を一時的に止めて
メルトスルーさせろ
●もしも、溶融物がまだ格納容器などにひっかかっている場合には、
一時的に、原子炉への水の注入を全て止めて、わざと高温化させ、
すべての核燃料を溶けるにまかせ、そのまま地下の汚染水の中に落とす、
というのもひとつの手です。
メルトスルーはさせるが、メルトアウトはさせないという「技」です。
●この場合には、水蒸気爆発は起きないとも推測できます。
その理由としては、おそらく溶融物は、一度に大量に地下に落ちず、
ボタボタと少しずつ落ちるからである。
また仮に、かなり大きな体積の溶融物が落ちても、
水が大量にあるために、比率的に考えて、水蒸気爆発は起きず、
水に没したときに大量の放射性物質を含む水蒸気が一時的に出るのみである。
●水蒸気爆発は、大量の溶融物に少量の水が触れたときに起きるものと
思われるので、比率的に見れば、爆発はない。
この点で、私がひとつ気になっているのは、
ガンダーセン博士は、3号は、プールが臨界爆発したと推測していますが、
私は、そうではなくて、実は3号機は「格納容器の水蒸気爆発だったのではないか?」
という可能性を考えています。
事故の初期に既にメルトダウンまたは、メルトスルーしたデブリに対して、
東電が注水をした、その瞬間に水蒸気爆発をしたのかもしれないと思っています。
●では、どうして、同じことが1号と2号に注水したときに起きなかったのか?
という点については、1号と2号は、まだ核燃料が「全部は溶け落ちていない段階」から、
海水を注入できたからです。
その為に、大規模な水蒸気爆発は起きず、溶融したり、冷やされたりを
繰り返しながら、徐々に格納容器の底部まで、溶け落ちたわけです。
しかし、3号機は「注水開始」が間に合わず、燃料がすべて溶け落ちて、
格納容器の下部に大きな塊として溜まっているところへ、冷却のための注水をしてしまい、
その瞬間に水蒸気爆発を起こし、格納容器の蓋も上空へ飛んで、
それが落下してタービン建屋の屋上に穴をあけた、というシナリオです。
●したがって、もしも1号、2号、3号の中で、まだデブリが地下室の
汚染水の中に、「落ちきっていない核燃料」があるとしたら、
東電は、(地下室の汚染水からの「循環式冷却」は動かしたままで)、
いったん注水を止めてみて、溶融物を地下に集めたほうがいいだろう。
そうすれば、汚染水があるおかげで、多少は放射線量も少なくなり、
作業員が作業を出来るようになる。
しかし、もしもまだ、デブリが格納容器や配管等にへばりついているならば、
そこから出ている線量によって、地上階での作業が出来ないからだ。
東電が言わないデータがある
●記者会見の最後に、松本が言う「本日の作業」というのをよく
聞いていると、皆さんは奇妙な事に気づくだろう。
たとえば、原子炉に関するデータの主な項目は、
1−1号から3号までの、原子炉への注水量、
2−1号から3号までの、原子炉圧力や温度
3−1号から4号までの、地下室の汚染水の水位
4−1号から4号までの、使用済み燃料プールの温度
これらのデータの中に、必ず、抜け落ちるデータがあるのである。
たとえば、ある日には、4号の使用済み燃料プールの温度だけが発表されなかったり、
あるときには、ある建屋だけが地下室の水位が発表されなかったりである。
●これについて、東電の言い訳は「線量が高くて計測できなかった」
と言うのだろうが、そもそも、そうしたモニタリングは、
わざわざ、危険を犯してまで人間が行かなくとも、
各種の計測器から、配線なり無線をひけば、制御室の中でモニターできるはずだ。
原子炉や、プールから上がっている蒸気に含まれる線量にしても、
地下水の線量や、水温や、水位など、すべては一度計測機器を
取り付ければ、あとは常に監視できているはずだ。
それにも関わらず、不自然に抜け落ちたデータのままて発表される。
つまり、東電から発表される「今日の作業内容」のデータから、
あるはずのデータが部分的に抜け落ちて発表される場合には、
その部分に、トラブルなどが生じていると読んでいいでしょう。
●このことのひとつの証拠として、最近の記者会見で、
東電の松本は、3号機の使用済み燃料プールの温度を30度から40度
と言ったことがあった。
しかし、原子炉の温度は、言わなかった。
しかし、その日のライブカメラには、
もくもくと、3号機から白煙(水蒸気)が上がっていた。
この季節にあれだけの白煙が上がるということは、その出所の水温は、
最低でも60度から70度以上はあるだろう。
つまり、その時の3号の原子炉の温度(または地下室の汚染水の水温)は、
実は非常に高くなっているということだが、
そういうのは、なぜかその部分のデータを言わずに松本はスルーする。
こんなことが、過去四ヶ月に、繰り返し、何度もありました。
●たとえば、4号機の燃料プールの水温も言わないことがあり、
そういう日は、白煙がもくもくと出ていた日である。
そして数日して、水温が低くなると、これみよがしに、
「今のところ、安定した冷却が出来ております」と言い腐るのである。
つまり、「最も冷却できたときの、優等生的な水温だけ」を発表し、
途中で、水温が乱上下したときの、最高温度を決して発表しない。
本来であれば、原子炉であれ、地下室の汚染水であれ、燃料プールの水温であれ、
一日の間に、最大が何度まで上がり、最低は何度まで下がったかを
発表しなければ、公開データとして意味がないのである。
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