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2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
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読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
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[1581]
■
●無明庵日記「猫の足跡=その318=」■福島原発事故&原発替え歌(新作)■
by:
鈴木崩残
2011/08/02(Tue)02:07:26
>隣の「桜の間」に、息抜きネタを更新しました。
_____________
10シーベルトは何処から発生したか?
私の考えですが、主排気筒(塔?)の「配管内」が線源だとすると、
それは東電が言うような3/12のベントの時というよりは、
その後、原子炉から、絶えず発生し続けた高線量の「蒸気」が配管を通り、
配管の曲がりの部分から上には行けずに、
そこに大量に「結露」したような状態になったのでしょう。
また最初にベントしたときに、電源喪失でダクトのファンが停止し、
その後も排気筒のファンは全く回っていなかったということも、
そこに超高線量の物質が溜まった大きな原因でしょう。
(もっとも排気塔から、ファンで外になど放出されたら、
たまったもんではないですが。)
●また、1号か2号で爆発があり、放射化していた格納容器や配管の破片が、
排気塔の下部に到達したという説もあるようですが、少し無理があります。
なぜならば、下記の写真の排気管が、
どのように建屋から排気塔まで繋がっているのか、その曲がり方を見てください。
放射化していたプラント部品の破片が、塔の下部まで反射しながら飛んでゆくのは、
この経路ではかなり困難です(「直角になっているポイント」が多すぎる)。
特に写真左の2号機の筒内を通っては、それはあり得ないのが分かります。
↓
大きめの破片ではなく、細かい「粒状」になって管内を移動したとも推測は出来ますが、
いずれにしても、この写真にある「長い排気管の全ての部位」を、
イスラエル製のガンマカメラで丹念に外から撮影して調べる必要があります。
クレーンで排気筒の複数箇所を測定する様子の動画
●東電は、8/3の午前にはクレーンを使って、測定していましたので、
ちゃんと記者会見で結果を発表すべきです。
排気管の線量測定の様子。
↓
これはたぶん、排気塔の根元を計測するために棒のようなものの
先に計測器をつけているのだと思いますが、面白いのは、
1:17のところで、クレーンで吊っている機器が「煙」を吐きます。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=EM72IFYrrvM
http://www.youtube.com/watch?v=JGW8p4kBYdI
少なくとも8:00から1:00ごろまでクレーンを使って計っていたようです。
____________________________
■しかし、常識的に考えても、2年後に燃料棒は取り出せても、
溶融した炉心や、今回のような高線量の物体があったら、
とてもではないですが、通常の解体方法による廃炉になんか、
まったく出来そうもないですね。
きっと、どこかの段階にきたときに、4つの建屋を全部まとめて、
ひとつの「石棺」にすると思います。
●さて、一方で、もしも小出さんが、昨日言ったように3号機の爆発の時に飛んだ、
燃料ペレットの破片だとすると、そうした燃料の破片は、
もっと多く敷地内のあちこちに飛散しているはずです。
(ただし小出氏は、翌日に、この説を撤回しています。
番組の司会者の情報提供が悪すぎて、小出氏が状況を把握できなかったのが原因です。)
●また、これに関連して、ガンダーセン博士が前に、
F1から2キロも離れた位置に、親指大の燃料の破片がある、
というような話をしていたのを思い出します。
だから、今後も、ガンマカメラで徹底的に敷地内と敷地外を調べる必要があります。
しかも建屋の外では線量メーターをオフにしていた可能性があるので、
今までにその近くを通った作業員は、ひどい被曝をしていて、
既に放医研に送られているか、報道されないままに発病または、
死亡している可能性もなくはないのではと邪推せざるを得ません。
そうなると、原発事故の「後始末」においては、
チェルノブイリよりも遥かに厄介なことになります。
東電発表では10シーベルトではなく、
「計測器の限界を超えて測定不可能だった」ようなので、
10シーベルトをもっと超えることは確実です。
●ところで、もうひとつの「3号と4号の間にある排気筒」からは、
高線量は観測されなかった、と東電は発表した。
これは、3号と4号の建屋には既に気密性が全くないので、
排気筒の方向に行かずに「そのまま大気に高濃度汚染した水蒸気が漏れた」ためです。
逆に言うと、1号と2号は、燃料がメルトスルーで格納容器がとっくに壊れていても、
かろうじて「建屋には、少し気密性」残っていたので、
水をかけ続けた結果として出た蒸気が、
この4ヶ月間で「排気筒の角の部位」に集まり続けたのでしょう。
すると、高濃度汚染された水蒸気は、
この4ヶ月以上、2,3,4号から出続けたのですから、
その水蒸気が落ち続けた「敷地内の土壌」は、ものすごい汚染のはずです。
東電は、敷地内のモニタリングは、
「空間線量と、瓦礫と、地下室の溜まり水、プールからの蒸気などに対して」は、
「マスコミがうるさいので、ちょっとだけやっている」が、
もしも「敷地内の土壌」を測定したら、とんでもない数値になるはずです。
●さて、ちょっと歌詞に無理があり「駄作」ではありますが・・・・
↓
原発・替え歌/ゴダイゴ「ガンダーラ」
オリジナルはこちら↓
■歌詞/奈良橋陽子(英語詞)・山上路夫(日本語詞)
作曲/タケカワユキヒデ 替え歌/鈴木崩残
1,
底に行けば、どんな夢も、失せると言うよ
誰も皆、行きたくない、はるかな炉内
それを知る人、ガンダーセン
どこかにある、言うとるねん
どうしたら見れるのだろう
教えて欲しい
In ガンダーセン ガンダーセン
they say it(デブリ) was in Basement(地下室)
ガンダーセン ガンダーセン
呆れてる ガンダーセン
2,
息をすると、苦しすぎて、キレると言うよ
タイベック、着てはいるが、あまりに熱い
自由に言う、そのガンダーセン
素晴らしい科学者
心の中に生きる
マブダチなのか
In ガンダーセン ガンダーセン
He says it was in Basement.
ガンダーセン ガンダーセン
愛の人 ガンダーンセン
ガンダーセン ガンダーセン
He says it was in Basement.
ガンダーセン ガンダーセン
愛の人 ガンダーセン
リピート・・・
______________________________________________
原発・替え歌「違法人」
■作詞・作曲/久保田早紀 替え歌/鈴木崩残
(1)
子供たちが空に向かい
両手をひろげ
鳥や雲や夢までも
失おうとしている
その姿は 昨日までの 何も知らない私
あなたに この声が届くと 信じてた
空と大地に 触れては 被曝
過去からの過ちを 踏んでいる道
あなたに とって私 ただの納税する者
ちょっと 牙剥いて(きばむいて)みただけの違法人(=国民)
(2)
現場へ行く人の波に
命(いのち)を預け
建屋内に放射線が
ゆらゆらと漂う
苦痛の声 悲鳴の音 うめくようなざわめき
私を置き去りに 過ぎてゆく 白い医師
工程表が 心の問いを
瓦礫ごと埋めてゆく 不気味な嘘
見せかけ だけの会見 迷い続けて行き
あとは哀しみを 弄ぶ(もてあそぶ)違法人(=東電・保安院・文科省・安全委員会・御用学者、その他)
あとは哀しみを 弄ぶ(もてあそぶ)違法人
_____________________________________________________
原発・替え歌「帰って来いよ」
■歌/松村和子 作詞/平山忠夫 作曲/一代のぼる 替え歌/鈴木崩残
1.
きっと かえって 怖いんだと
原発村で 手を振れば
あの炉は小さく 破裂した
茜の空に 飛び散る核で
東京汚染で 汚(けが)れたか
かえって怖いよ かえって怖いよ かえって怖いよ
2.
白い煙の おかげでか
くすんだ指が むず痒い
溶接手抜きの 炉だったよ
お前の上司に 報告したが
証拠は いつでも もみ消した
かえって怖いよ かえって怖いよ かえって怖いよ
3.
オンボロ玄海 灯るまで
ストレス・テストで 誤魔化そう
地盤が危ない浜岡も
忘れてしまえよ あの福島の
あんなに惨めな 原子炉は
かえって怖いよ かえって怖いよ かえって怖いよ
4.(勝手に4番を追加)
六ヶ所村に 捨てて来い
嫌われ者の 廃棄物
もんじゅは 発電したことねぇー
毎年500の億円捨てて
それでも廃炉に する気もねぇー
かえって怖いよ かえって怖いよ かえって怖いよ
_______________________
★【過去の 替え歌作品 を知らない人は、こちらをどうぞ】
↓
http://www.mumyouan.com/k/?M1116
これで、原発替え歌は、10つ出来ました。
________________________________________________________
・・・さてと、気を取り直して、次の記事です。
●改良型の食品検査機器
↓
●日本のメディアには出ない「ジャーナリスト」(なんと、現・原発作業員)。
↓
■福島第一原発20k圏内では、牛に大量のウジ。
登山家・野口さんのレポート。
↓
http://blog.livedoor.jp/fuji8776/archives/52166029.html
■小出氏の記事。(今までの総論といった感じです)
↓
http://actio.gr.jp/2007/11/19061359.html
____________________________________________________________
■原発作業員「ハッピー」さんのツイッターより
(7/25−8/1より抜粋)
ん〜賃金の問題は現場でも表面化してきてるよ。
建設グループは特に出てて作業員が集まって来ないみたい。
今からまだまだ建設グループの仕事いっぱいあるからどうにかしないと…。
普通に企業間契約だと当然、管理費や経費ははねられるし、
ピンどころかそれ以上はねられてるのが現状だもん。
国が直轄で作業員の賃金見てあげないと続かないと思うよ。
1号機も作業してるけど毎日1人あたり2〜3mSv位被曝してるみたい。
作業員足りなくなるね。3号機は1号機の倍くらい線量あるし、
いくら遮蔽しても1号機と同じで建屋全体が高いから、
せいぜい作業時間が10分程度増えるくらいだと思うよ。
それに3号機は多分プルトニウムが建屋内にいっぱいあるから、
管理もちゃんとしないとダメだと思う。
ちゃんとプルトニウム管理するのかなぁ…?
今のところそんな気配ないんだけど…。
前にもつぶやいたけど、
これから建屋内の仕事が主体だから被曝は増える一方で作業員は減る一方。
企業の作業員に100mSv被曝させる業者なんてないと思う。
まして100mSv食ったら(被曝したらって意味の業界用語)、
5年間は原発に従事出来ないし補償もない。
メーカーや下請けの作業員はせいぜい30〜40mSvが限界。
それを被曝したら来年3月までは原発従事出来ない。
だから下請けの作業員はもっと被曝下げたいはずなんだ。
でも作業員はなかなか集まらないのが現状。
だって、たった2週間で年間線量被曝するけど作業員集めてって云っても誰も来ないでしょ?
まして単価はどんどん下がって来てるし…。
命けずってまでするような、おいしい仕事じゃないって作業員もわかってきてるし、
業界でも噂になってるし…。
業界のベテランの人でさえ行きたくないっていってるし…。
色んな計画は進んでるけど人員確保はメーカーや下請け任せで、
東電や政府は一切関与しないのが実状。
これから先の工事は、
政府が責任を持って人を集めるか国家公務員を注ぎ込むかしないと、
企業間契約じゃホントにヤバい状況になると思うよ。
4号機のSFP循環冷却システムも最終試験があと少しで完成だよ。
大変だったけど、やっと終わったって感じ…。
1号機のSFP循環冷却システムは毎日被曝しながら頑張ってる。
1号機は線量高くて1人が30分位しか作業出来ないから大変なんだ。
機材は階段で運ばなきゃだし…脚がパンパンでし。
物を運ぶのは誰でも運べるんだけど、溶接技術者や管理者が少ないから
これから先が大変なんだよなぁ…。
今おっきな地震来たらどこに隠れたらって考えながら仕事してる。
工事優先で安全対策は最低限のみ。
安全対策するにも被曝する作業員がいっぱい必要だから、
そこまで作業員廻んないし、工程もらえないしね…(>_<)
建屋内の工事はいつ怪我人出てもおかしくない常態なんだ。
1:4号機のSFP循環冷却システム稼働の発表したね。
今のところ順調だよ。プールの温度も予想以上に早く下がってきてるみたいだしね。
今日の昼間はモクモク少なかったぞ。
オイラはライブカメラ見てないからわかんないけど、まだカメラではモクモクしてるのかなぁ…?
プールの温度は、まだ60℃位だから蒸発してるかもだけど40℃以下になれば、
きっとモクモクしないと思うんだ。あともう少しだね。
今の計画だと次は崩れ落ちそうな壁の処理とオペフロの瓦礫や残ってる装置や機材の片付け。
それが完了したら新しい天井クレーンを据え付けるんだ。
まだまだいっぱい知恵を出して、考えなきゃならない事はあるけど無謀ではなくて何とかなると思うよ。
そしたら再来年の2月頃には、いよいよ燃料プールの保管燃料の取出しが始まるんだ。
4号機は何とか先が見えるんだけど、1.2.3号機は先がオイラには見えないんだ。
メルトスルーしてても建屋がある程度健全ならば炉内の燃料は冷やす事が出来ると思うんだけど、
問題はいっぱいあると思うんだ。
今の炉内燃料の冷却は炉内から漏れ出た汚染水を汲み上げて汚染水を浄化して循環してるんだけど、
これはいつまでも続けてはいけないんだ。
何故なら、その間は浄化で濃縮した汚染水や高線量のフィルターが出続けてるわけで、
とんでもない量の高レベル廃棄物が出来るからなんだ。
だから漏れてる箇所をいち早く特定しその箇所を修理するのがまずやらなきゃならない事なんだ。
だから今の第1,2ステップなんてただの応急措置であってオイラからしてみれば、
全然安定冷却なんかじゃないって思ってる。
安定循環冷却は単独号機で水も足さずに循環冷却する事だと思う。
その為にはまずは漏れてる箇所を特定する事。
だけど1.2.3号機の原子炉建屋はどれも高線量だし、
地下には高レベルの汚染水がいっぱいで手をつけられない状況…。
少しずつ建屋内の高線量の機材や瓦礫を片付けて除染して遮蔽していくと思うんだけど…。
それには莫大な作業員と被曝が…。
この問題を何とか解決しないと…。
1号機の燃料プール循環冷却システムは来週には完成するはずなんだけど、
毎日沢山の作業員が被曝してるんだ。
だけどその後の作業はその比じゃないと思うよ。
今月は1号機のカバーリングの組み立ても始まるけど完成したらきっと政府は
「放射能の封じ込めに成功しましたから1号機は安心です」って大々的に発表すると思うけど、
あくまでも応急措置だって事忘れちゃダメだと思うなぁ。
>「10Sv/h以上を検出する測定器は福島第一には無い」こんな書き込みを見ました。事実しょでうか?
事実だと思いますよ。1,2と3,4号機のスタック廻りはすごく線量高いですから。
測定器は燃料用があるはずなんだけど、壊れてるのかなぁ…?
なんかスタック近くから高線量の場所出てきたみたいだね…。
スタック廻りは事故後から高くて近づけない場所なんだ。
瓦礫処理は遮蔽した重機や無人重機で作業してるんだけど、その時見つかったんだね。
オイラ達は建屋に入る時はスタックの横を通らなきゃならないんだけど、毎日走り抜けてるよ。
脚がパンパンだから大変なんだけどね(>_<)
______________________________
・地震・
●6月は比較的少なかったように思えた余震ですが、
7月からは、震源が東北以外に散り始めていて、規模もM6クラスが
増えてきたのが気になります。
下記にマグニチュードでなく、「震度で5以上」を観測した、
6月から昨夜の8/1の地震までを記しました。
2011年8月1日(月) 0時9分 23時58分 駿河湾 M6.1 震度5弱
2011年7月31日(日) 4時3分 3時54分 福島県沖 M6.4 震度5強
2011年7月25日(月) 4時1分 3時51分 福島県沖 M6.2 震度5弱
2011年7月23日(土) 13時43分 13時34分 宮城県沖 M6.5 震度5強
2011年7月5日(火) 19時28分 19時18分 和歌山県北部 M5.4 震度5強
2011年6月30日(木) 8時21分 8時16分 長野県中部 M5.5 震度5強
2011年6月23日(木) 6時56分 6時51分 岩手県沖 M6.7 震度5弱
2011年6月4日(土) 1時4分 1時0分 福島県沖 M5.6 震度5弱
2011年6月2日(木) 11時37分 11時33分 新潟県中越地方 M4.7 震度5強
●黒枠で囲んだところが、警戒域です。
やはり、東北の沖合いのプレート境界だけで済みそうにありません。
やや深めの震源で、3.11よりも、不気味に「南下」した海溝の場所に、
「新しい動き」があります。
また、図のように直線的に震源が並ぶ場所も危ないです。
↓
●直ちに、茨城や千葉の東方沖や、内陸部に来るということはないと思いますが、
数ヶ月とか、数年後という将来的に来る可能性を否めません。
もしもプレートが動いていると仮定するならば、
東北沖の海溝だけが動いて終わりなどということはあり得ないからです。
そして、昨夜8/1の駿河湾の震源までも動いたことを考えますと、
明らかに、関東から東海の歪みが「開放」に向けて、
ゆっくりと動いていると私は感じます。
続く
★
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