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●無明庵日記「猫の足跡=その344=」■福島原発事故■原発労働者という奴隷 と 東電社員という奴隷
by:
鈴木崩残
2011/09/26(Mon)05:55:11
自分の人間の尊厳を安売りすれば、
他人の人間の尊厳を認めない者に
あなたは必ず食い物にされる。
あえて原発労働者を批判する
■私は、原発事故の発生から、今まで、過去から現在に至る原発労働者に対しては、
完全擁護の立場でコメントを書いてきました。
もしも、彼らに劣悪な待遇をすれば事故は必ずまた起きるであろうし、
事故の収束もままならない。
そればかりか、今回の原発事故そのものの根底で起爆剤となったのは、
それら労働者が蓄積してきた怒りと嘆きの噴出の結果であると。
■しかし、あえて、私はここで、原発労働者側にある問題について
述べておきます。これは樋口健二氏や、平井憲夫氏らの文を通じて、
原発労働の問題に関心を向けたと同時に、私の脳裏にずっとあったものですが、
今日までは、あえてこの問題には触れずに来ました。
その理由は、今日までは、
東電の非道な対応にスポットを当てるべきだったからです。
しかし、私の中ではこの問題は、いつか語らねば、
全体像が語られないと感じていましたので、今回書くことにしました。
■原発労働者と、そのトップにいる東電幹部や官僚や政治家ら、
この全く反対側にある二極にある「共通点」というものが、
皆さんには分かるでしょうか?
片方は、高給取りで、何億、何千万もの退職金を受け取り、
危険なところには行かず、責任も取らず、のうのうと暮している。
一方の労働者たちは、ピンハネされてまで、その日当のために、
被曝しながら将来の発ガンを覚悟して、雇用されている。
全く違うように見えて、この二つの立場には、たったひとつだけ、
しかも、「全く同じ共通点」が存在しています。
>それは、片方は、他者の、人間としての尊厳を軽視し、
>片方は、自分の、人間としての尊厳を軽視しているという点です。
だからこそ、最悪の人間に雇用されることになるのです。
■原発労働が安全だと吹き込まれて、現場に送りこまれた人達も、
今までは大勢いたかもしれませんが、今日では、違います。
ある程度、情報に接する機会があれば、それが危険であり、
本来であれば、一日10万の危険手当を貰って当然の仕事であると
労働者たちも主張できるはずです。
しかし、どうして、下請けの労働者たちは、
その「当たり前の主張」をしないのでしょうか?
どうして、日当4万が3万以上も、ピン撥ねされることに甘んじているのでしょうか?
たいていの場合には、
「だったら、おたくの会社には、これからは仕事を出さない」
と元請企業から、その下請けが言われるからであり、
また末端の労働者に至っては、「仕事がないから」、が理由である。
■しかし、何かが根本的に違っていないだろうか?
私達が、この世界に、かくも醜悪な「部分」を作ってしまう最大の理由は、
>「だって、食っていくためには、しかたないんだ」の文言である。
もしも、これで、世の中の、何もかもが正当化されるのであれば、
食っていくためならば、何をしてもいい、ということになりかねません。
そして、もしもそれを許容すれば、
東電の幹部や、官僚や、政治家も、全く同じことを言っているのを
許すということになります。
「だって、生活安定のためだもんな」と。
■その生活レベルに雲泥の差があるだけの違いであり、
極論すれば、利権のトップにいる者たちと、もっとも利権から遠い底辺にいる人達とは、
>「同じ低い理念」で動いてしまっているという事実があるのです。
私達は、たまに報道で、原発労働者の人が次のような言葉を言うのを
聞くことがあると思います。
「自分たちが作った原発だから、自分たちが何とかしなければと思う」
しかし、私はこの言葉を聞くたびに、その全部ではないにしても、
その多くが、彼らがこれを自主的に考えた結論として言っているのではなく、
彼らの元請企業や、ヤクザの手配師が、末端の労働者に対して、
「本末転倒な、いいがかり」をつけ、その恫喝によって、
労働者たちが、そのようなことを口にしているとしか思えません。
最も末端の人達に、学がなかったり、力がないのをいいことに、
「この仕事を、やらなかったら、お前に仕事はないぞ」
「この賃金で、やらなかったら、他にいくらでも労働者はいるんだ」
「この賃金で、やらなかったら、お前の会社には、もう仕事は回さない」
「日本中の人たちが、お前たちの力に頼っているんだ、誇りを持て」とか、
あげくには、
「お前たちが作った原発なのだから、お前たちにも責任があるんだ」、
などと、とんでもないことを、彼らが言われている可能性があると私は思っています。
しかも「どの口」が、そんなことを言っているのかといえば、
てめぇーの懐に金を入れるために、ピンハネしているヤクザのその口からです。
■ですから、「食べてゆくためだから、しかたない」という言葉を
もしもあなたが、あなたの人生の中で、ただの一度でも言ったらば、
あなたは、東電の役員となんら変わりないと自覚してください。
また、そのピラミッドの最下部で労働をする人達も、
自分自身の健康や、人間の尊厳を、
好き好んで、自分で放棄した責任があることを自覚してください。
なぜならば、
>「私は自分の健康を害してまで、働くのはごめんだ」
>「こんな不正な放射線管理手帳や、保険も労災もない不法な労働条件はごめんだ」
>「私は、この仕事に誇りを持っている。だからこの待遇ではやれない」
そのようにきっぱりと言い放ち、
原発の仕事を失うことと「引き換え」にしてでも、
>人として最低限の「当たり前のこと」を貫くことができたならば、
>人として最低以下の人でなしに、操られることはなかったのです。
■そして、おそらくは、そうした「当たり前の待遇」を要求した人達に
対しては、ヤクザや元請らは「日本の国難のときに、贅沢を言うな」
とでも、したり顔で言ったに違いありません。
ようは、ピンハネの口実であるだけなのに、なんという偽善者だろうか。
「どの口が言うか」「お前が言うな」、の世界である。
■この悪循環の構図を、本気で崩したいと思うのであれば、
>本来、労働者の側が、ストライキをして、原発作業を拒否するなり、
>原発作業に行くことを拒否し、その上で、対等に東電と交渉すべきです。
3月4月とは違い、半年以上経過した今では、作業員が全員、ストライキをして
自分たちの言い分が通らないのであれば、労働を拒否する、
という姿勢をとったとしても、
最も危険な状態を回避するための作業ぐらいは、東電の社員を全員導入すれば出来ます。
(どうせ、最も過酷な現場は、
底辺の労働者だろうが、東電社員だろうが、どっちがやるにしても
「素人」なんですから同じです。)
瓦礫の撤去や、ホースを引くなどという作業は、多少、遅れても大丈夫です。
それよりも、今必要なのは、労働者の人達が、
>当たり前の賃金と待遇を要求し、それに東電や元請が従わないのであれば、
>全員で、作業をボイコットすることです。
それぐらいのことをしなければ、
原発というものが、末端の被曝作業員に、どれだけ依存しているのかも
彼らには自覚がなく、労働者を「被曝要員」として使い捨てにしても
平気な顔をしています。
■よく、考えることです。
腐った連中に、平気な顔をさせていることに、
労働者の人たちも「加担」しているのです。
海外労働者も含めて、今、福島に作業員が集まらなかったら、
>「どれだけ東電や政府が困る事態になるか」という、
>労働者たち自身の持つ最大の「強み」を、もっともっと自覚して、
>当たり前の権利を活用してください。
■原発が建設されてきた歴史の中で、この自覚が、労働者の側にもなかったこと、
そして正当な要求をしてこなかったこと、
そこにも、原発が今日の事態を招いた原因があります。
■しかし、それは「騙された」だけでは済まない問題ですし、
家族まで恫喝されて、示談に持ち込まれたから、裁判できなかった、
という「言い訳」も、許容できる「限度」があります。
それでも結局、その彼らの非道を「許した」のであれば、
許した側も、彼らと「同じ最低限度の道すらも踏み外した」のも同じことなのです。
ですから、自分たちが、原発の運転や管理や廃炉には「必要不可欠な人材である」との
自覚をもっと持って、
>法的にも正当に請求できるものは、どんどん請求すべきです。
それをしないとしたらば、私個人は、被曝労働者たちを、
一方的に、「社会の弱者として擁護」をする気にはなりません。
悪を野放しにした場合には、それを野放しにした側、
さらには、その悪党の下で自分が働くことを許した側にも責任があります。
しかし、もしも、
「食べてゆくにも、せいいっぱいだから、仕事を受けた」という理由が
まかり通るのであれば、
それは、この世界には、そうした理想を持たない人達を食い物にする
「最低の連中」がはびこることになります。(もうすでになっていますが)
■しかたないから原発労働で妥協し、ピンハネされても
明日の食い物があればいい、ということが、もしも
原発労働をする最も「本音」にある動機であるならば、
>それは、「生活安定の為ならなんでもする」という東電役員と変わりません。
その基礎部分の精神が変わらないからこそ、最上部と最低部に、
共通性と利害関係が出来てしまうのです。
■これは、原発労働に携わる人達に対しては、きびしい意見かもしれませんが、
社会構造や企業を腐らせる場合には、
結局は、悪党に「屈した」人達も、その責任を持つという事実を
認識すべきだからです。
ヤクザや、お金の力や、東電に、強引に押さえ込まれて、
「だから、しかたないさ。」と言ったのだとしたら、
そのとき、その人達は、自分の人間としての尊厳をも捨ててしまった
ということです。
そうなれば、人間の尊厳を捨てた人達を食い物にする、
もっと人間の尊厳を捨てた者たちに、その人達が支配されるのは当然の結末です。
■昔、環境問題として報じられたことですが、
アマゾンの密林で、一日中働いて、何十本もの木を伐採しても、
そこで働く人の手には、日本円でわずか数十円の、
一日やっと食べられるだけの賃料しか手に入りません。
しかしその材木は、人から人、業者から業者の手をわたるときには、
何百倍、何千倍もの金額になっています。
このことは、宝石の原石の採掘などでも知られたとおりです。
■これらの問題は、原発労働とは、比較の対象にはなりませんが、
ただし、悪党にそそのかされて、ある程度そそのかされていることを
知っているにも関わらず、
「明日一日を生きるためには、しかたないから、これで働くんだ」という言葉を
もしも言ってしまったらば、
そして、もしも、「そうだよね、だって、生きるのに、しかたないよね」で、
正当化などされるのであれば、
>この世界には、人道も、正義も、人間の尊厳も全くなくなりますし、
>それを人間が自分から進んで、捨てたことになります。
そうなったらば、武器商人も、麻薬の売人も、殺し屋も、
人身売買や、未成年売春も、幼児ポルノも、なんでもかんでもが、
「家族が生活する為なんだ」で、正当化されてしまうのです。
それで、もしも、あなたが自分でいいと思っているのだとしたら、
あなたは、他者からも人間として扱われないことを自分に許したことになります。
原発労働者に対しては、これが最も重要な私からメッセージです。
今、東電と政府と対等に渡り合えるのは、
原発労働者たちの「団結力と反乱」だけだ。
東電を本当に追い詰められるのは、貴方たちしかいない。
それは国民にも、マスコミにも、評論家にも、政治家にも、テロリストにも
決して出来ない、途方もない力なのだ。
貴方たちが東電と政府に対して「だったら、もう命を張るのをやめる」と言ったら、
彼らは「全くのお手上げ」になるのだから。
死んだ方がマシだという理念を持て
■「・・・であるぐらいならば、死んだ方がマシだ」
という、人間として当たり前の、最低限度の理想ぐらいは、
すべての人が持つべきです。
そうでなければ、「死ぬよりは、生きていた方がマシ」という理屈の下で、
多くの不正と社会悪が、それをいい訳にして、はびこるからです。
■この構造は、一個人や、一家庭の中でも同じことです。
無明庵では、私は本当に沢山の、機能不全家族が引き起こした問題を、
相談という形で見てきましたが、
はっきりいえば、あなたが相手を大嫌いで、あなたが拒否している、
その旦那や、その奥さんや、そのあなたの親であるならば、
>「路上で、餓死・凍死して、のたれ死んでも、その方がマシだから、家を出る!」
>と思ってそれを「決行」するのが、
>私に言わせれば、人間として「当然のこと」なのです。
それが出来ないで、自分が否定して、小馬鹿にしている、
親や旦那から食わしてもらっていることを、「自分に許した」のであれば、
それは、自分で自分の尊厳を捨てたのですから、自己責任です。
会社組織の中でも同じです。
上司や社長を、耐え難いほどに思い、軽蔑し、馬鹿にするならば、
貴方が、そんな会社に稼がせないように、やめればいいのです。
それをやめない理由は、「次の職場を見つけるまで食っていけない」
ということになろうかと思いますが、そうであれば、文句は言えません。
しかし、「とりあえず、食べてゆくために、何でもして働くべきだ」
と言いたいのならば、
それでは、まるで、「生存教」というカルト教団そのものです。
■自分が、それを、したいからする、
自分が、興味があるからする、
自分に向いているからする、
そうした動機なしに、ただ、家賃と食費となるお金のためにするのであれば、
あなたは、同じように、お金のためにしか物事を考えていない者に、
雇用されたり、支配されることに必ずなります。
■生きている、今この時に、もしも貴方に、明確な目的や理想がないのであれば、
はっきり言って、死んだ方がマシです。
また「その目的を探すためだ」、
「自分探しのためにもう少し生きていようとしているんだ」
という言い訳を、あなたが言いたいのであれば、
>必ず自分に「期限」を定めるべきです。
自分で決めた年数が経過しても、それが見つからなかったならば、
そのときは死ぬと決める。そう自分に命じることです。
私のいう事は、常識から見れば、常に、厳しいかもしれませんが、
明確な目的もなく、しかたなく生きている人に、
「精神世界」など語らないで欲しいです。
またその目的も、リアリティーもない、根拠もない、経験もない、
ただの読書好きと、情報好き、あるいはアニメ好きで、壊れた脳が、
自分の脳内幻想に酔った結果、あこがれた目標(たとえば、悟りだとか)ならば、
>今一度、本当は何をしたいのか?
>それが何年以内に実現が出来なかったならば、自分で命を断つ、
>という覚悟をして生きてください。
そうでなければ、生きていること自体が、資源と時間の無駄であり、
人間として、ただの恥です。
そんな自分が、もしも自分で嫌いであるならば、
あなたは、嫌いなものに従う義務はないのですから、
その大嫌いな自分を殺せばいいだけです。
だから私は、少し前の投稿で、
「自分の命よりも優先するものは何か?」と問いかけたのです。
「命を優先する」というのは、もっともらしく聞こえてしまい、
一見すると聞こえは問題ないように見えるだけで、
極論すれば、それは鬼畜やゾンビと変わりありません。
「自分の命を捨ててでも、それよりも大切であり、優先するもの」を持ってこそ、
文字通り「精神」を口にする最低限度の資格が発生するのですから。
■生とは、
生がそこにある、というだけでは、
それだけで、あなたの生存が、何かによって許されている、
などという言い分は成立していません。
もしも、生きているだけで、それだけで、
人間の何かが賞賛されるのであれば、
あなたは、今日から、東電の役員や、ヤクザの手配師のことも賞賛しなさい。
あるいは、「もんやり」と毎日を過ごし、
なんとなく「なんか、そのうちあるだろう」
と言って生きているだけ、
そして、
社会に対して、人畜無害であればいい、犯罪者にさえならねばいい、
日々の生活の中に、小さな幸せがあればいいと、そう思っているのであれば、
その小さな幸せ「以上」のことについては、
他人の前や、ネット上で、分かったような事や、知ったような事や、
大きなことは二度と口にしないことです。
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