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無明庵日記●猫の足跡-その551● 【武芸やスポーツの効能】
by:
鈴木崩残
2013/03/13(Wed)08:56:24
武芸やスポーツの効能
●「脳ミソまで筋肉馬鹿になるんじゃねぇー」、と思うことが多い、
この私であるが、何を隠そう、
私は、けっこう馬鹿な荒行をしたことがあります。
そこで、武芸や、スポーツの話は、おいておいて、
まずは、その荒っぽい話からです。
●私が子供のころ、中学、高校あたり(1980年以前ごろ)には、
テレビでたまに、超人ショーみたいなのをやっていた。
子供がそういうのを見れば、
「おおー、すげぇー、超人的だ」と思ってしまうのはしかたない。
ちょっと医学的には考えられないようなことをしても、
火傷や怪我をしていないなどのシーンもあった。
今から思えば、どれにも些細なトリックが仕込まれていた。
また、確かにある程度の我慢力は必要であるだろうが、
超人とか、人間離れしている、とまでは言えないものが多い。
●この話題、あんまり続けるつもりはないので、ざっと言いますと、
1/火渡りは、事前に、歩く道の整備さえすれば、誰でも可能です。
誰がやっても火傷をしないことは、
昔、イギリスだかの番組で検証してました。
2/熱したお湯の釜に入るのは、座る位置を火からずらし、
かつ、お湯は90度や沸点などに達しているわけではないので可能。
3/板の下に入って、車に引かれるのは、板があると意外と衝撃は少ない。
それと人間の腹部というのは意外と強い。
4/二台のバイクに両側からひっぱらせるのは、
筋力のある人が腕をがっしり固定して、耐えれば難しくはない。
それで、両側から、腕が引き裂かれることもない。
むしろ、一方方向に、車両でひっぱられるのを阻止するほうが難しいだろう。
5/体に太い針を刺す。(喉や、舌や、頬など)
同じ場所に刺していると、そこには何度刺しても出血しない穴が出来る。
ただし、一回ごとに違う体の場所に刺す人もいた。
6/舌の上に、高温の炭や、真っ赤になった金属をこすりつける
というのもよくあるが、これは、いくら舌の水分で、
熱が緩和されるとはいえ、不明な点がある。
7/ガラスを食べる人間も、詳細は不明。
8/体や頭の上でレンガを割る、体で木の棒を折る、釘のベッドに寝るなどは、
一部は空手でもお馴染みの芸当なので、体の鍛えと、気合で済むもの。
9/滝浴び、冷水浴びなどの寒行は論外。素人でも気合で出来る。
●ということで、本格的に、「奇跡的だ」「超人だ」と、
太鼓判を押せるものは、とても少ない。
継続的な強い意志の力を必要とするという点では、千日回峰行が有名であるが、
「ものすごーく頑張った人」ではあろうが、「超人」と呼ぶには相応しくない。
●そんなわけで、本格的に「こいつ、人間じゃねぇーぞ」と呼べる
芸当というのは、少ないです。少ないですが、あります。
中学生ごろに、ちょっとだけ、私が興味を持ったのは、
「借力」というやつで、韓国の「力抜山」という人がやっていたもの。
いわゆる当時に流行っていた、「びっくり人間登場」系の番組である。
のちに、10年以上経過してから、彼の脳波を測定していた番組があり、
それは、少し興味深い結果だった。
この「借力」は、のちに、学研のムーだか、その手のオカルト雑誌にも、
掲載されたが、その呼吸法は、さして珍しいものではなかった。
まー、長く続けていれば、集中力や脳の開発は出来るであろうものだった。
(力を「借りる」という意味合いのネーミングと、
「力を抜く山」という意味合いのネーミングが私好みだった事もある。)
●まー、このような、「びっくり人間系」の番組を子供のころに見れば、
修行してみたいとか、自分もやってみよう、出来るようになりたい、
とか思ってしまうものである。
検索したら、なんと、こんなにも古い「借力」のデモビデオがありました。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=8bMYgVwEMV8
●そんなわけで、中学、高校のころには、真冬に冷水浴びたり、
腕立てと腹筋100回だの(おいおい、極真の入門者か?)とか、
腕に焼けた針を、ずぶりと血管を突き通るまで刺してみたりと、
好奇心から、いろいろやったものであった。
(その時の、腕の穴は、今でも刺青みたいになってしまっている)
●それで、やってみて、分かったことは、
確かに人間、気合を入れれば、瞬間的にであれば、
ある程度のことは出来るであろうということ。
また、持続力を必要とすることは、私個人は嫌いだが、
それらも、「耐えればなんとかなる」であろうし、
怪我さえしなければ、やった分、鍛えられるのだから、損はない。
しかし、そういうことばかりやっていると、
確実に、脳味噌まで馬鹿になりそうであるし、
また、下手に、少しばかり、超人「的」なことが出来ると、
頭のぼせて、他人に、その芸当を見せたくなるという慢心に陥るものである。
●しかも、自分で修行や訓練をした結果であると、
その力が衰えることに、恐れを抱くような人格となってしまう。
技や力というものは、訓練の結果、自然に備わったものであるが、
それを自分が所有している、自分のものだと、あまりにも「思い込みすぎる」と、
手放すことが出来ない、という、
「強迫神経症的な、精神状態」にもなる人が多い。
●だもので、なんや、かんやで、いちおうは、荒っぽいこともしたこともあり、
ざっとであるが、スポーツや武芸(空手の初歩と中国武術)も、数年間だけやった結果、
ひとつだけ、スポーツや武芸が持つ、「効能を言え」と言われたらば、
私は、こういうだろう。
ONのスイッチの入りやすさ
●武芸でもスポーツでも、なんでもそうなのであるが、
そこには「スタートを切る」という行為がある。
陸上競技の各種目でも、「スタート」がある。
そこで、人は、緊張し、気合を入れないとならない。
水泳のスタートも同じ。
武芸でも、刀を振る、試斬、そして、突き蹴りをするには、
そこで、無声であっても、「えいっ」という気合が必要である。
●スポーツ全般となると、この場合には、気合とはちょっとズレる。
バレーとか、バスケとか、サッカーとか、野球、卓球、テニスその他である。
これらは、動きの中に「前後の流れ」や駆け引きがあるので、
ちょっと、武芸や瞬発力の問題とは違ってくる。
むしろ、「タイミング」の取り方が重視されるスポーツが多い。
●しかし、とにかく、「ある瞬間」に、「全力を爆発させる」といった
そういう動作と、その精神状態、
これを経験しきた人と経験してこなかった人とでは、
何事においても、「若干の差が出ている」と私は思います。
●瞬間的に動くということに使われる、その「瞬発力の神経」、
これを経験してきた人と、そうでない人とでは、
それを経験してきていない人たちは、
社会生活や、仕事や、勉学や、精神世界での修行、
その何をするにしても、
>何かをする、何かを決定する、
>という場合の、「切れ味」が悪いように私には見える。
スタートの切り替えが悪い。
だから、意志決定をする時でも、他人に意見を言う時でも、
>どこか、常に、ダラダラとしていて、
>生きる姿勢も、動きも、クネクネとしている。
簡単にいうと、そういう人には、
>心底から、「シャキっ」とする瞬間が、ほとんど見えない。
●もっとも、だからといって、
武芸やスポーツをしている人が賢いか、というとそんなことはなく、
馬鹿なことを口走ったり、馬鹿をやったりしてしまうことに、
鍛えてきた「その瞬発力」を発揮してしまうことも、しばしばあるようだ。
(別名、「軽率な言動」に「うっかり瞬発力を発揮してしまった」と呼ぶ。)
●しかし、いずれにしても、
切れ味の良さ、悪さ、何かするときに、スイッチがピシっと入れられるかどうか、
この点だけに関して言えば、
>「瞬発力」とそのための意志や神経を、
>訓練するような身体運動をしてきた人のほうが、ずっといい。
●たとえば、自我復元にしても、トラウマ掘りにしても、
瞬発力を必要とするスポーツや武芸の経験のない人ほど、歯切れが悪い。
●攻防を見据えた「武術」「格闘技」という視点では、全く何の価値もない、
空手の「瓦割りや、氷割りや、板割り」であるが、
ただし、ああいった、「割れるか割れないか」という緊張感の中で、
一瞬で力を出すという行為そのものは、
「瞬発力を出す為の神経の育成になる」と、私個人は思っています。
●ということで、
瞬発力を出す神経作用を必要とするスポーツや武芸は、
経験しておいた方がいいと、私の経験からも思います、という話でした。
ただし、手裏剣術は、その「打ち方」にもよりますが、
よほど、フルパワーの一打を放とうとしないかぎりは、
瞬発力とはちょっと違うかな、と思います。
むろん、緊張感や、意識のスイッチのONはそこにありますが。
●今では、老いて、筋力や柔軟性が、すっかり衰えた私は、
もはや、ハイキックや、飛び蹴りや、
得意だった「旋風脚の二段蹴り」などは、出来なくなりましたが、
私も、若い頃に、武術の「突き蹴りだけ」は、
やっておいて良かったと思います。
●ですので、お子様をお持ちの方は、
護身法とかでなく、また、精神を鍛えるとかの精神論でもなく、
社交辞令的な礼儀作法を教えるためでもなく、
瞬発力を必要とする、という一点だけの効能のためにでもいいので、
空手や、少林寺拳法や、中国拳法を習わせるのは、悪くないと思います。
型の演武だけでも、十分すぎるほど気合が必要ですから。
ただし、子供にテコンドーとか、
習わしたら、絶対に駄目だよ!!
■良い子は、これ、ちゃんと見てね。
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