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[1824]
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無明庵日記●猫の足跡-その574● 【少しばかり変った禅書の注文書】
by:
鈴木崩残
2013/05/16(Thu)08:08:41
珍しい禅書の依頼内容
■「珍しい」といっても、今回のケースは、
ご注文の「文字」が珍しいのではありません。
普通、たとえば、ただ「四文字」の希望文字を書いてあり、
よろしくお願いします、だけのような、無味乾燥で、心のない注文も、
たまにありますが、
たいていの場合には、
その文字を注文する理由を簡単に書いている人が大半です。
ただ、その場合には、文字を注文した理由については、
約40字詰めで、せいぜい長くても、5行ぐらいの説明です。
ところが、今回のご依頼者は、
その説明が「やたらに長く、詳しい」という意味で、
珍しかったので、完成した書の作品とともに、掲載いたします。
*********
この度は、禅書と自我判定をお願いいたしたく、お便りさせていただきました。
まず、禅書を申し込まさせていただきます。
「離」「芯」「正気」を希望する理由を申し上げます。
前回、お話させていただきました、O住職との関係がかなりこじれています。
一度、3月に書をお願いしようと、文章を書いたのですが、
そのまま、依頼せずにおりました。
下記が3月の状況です。また、この時は、
「離」「芯」「正気」「公平」の文字を依頼するつもりでおりました。
3月に、書をお願いしようとしていた時に、
お送りさせていただくつもりであった文章を以下に記載します。
※ここから、3月の状況です。以下、この住職を「O住職」と記載します。
私がこきつかわれる
「小僧になったような」気持ちにさせる人であるのは、相変わらずです。
不注意やミスに対する、指摘そのものは的を得ているようにおもうのですが、
叱責の動機が、
「自分にビビって従って欲しい。」
「自分の言うままに動く奴隷みたいな奴が欲しい」
からのように思えてなりません。
あれから、私の貧乏な事に彼が腹をたて、一つの案を出してきました。
「いつまでも、ボロボロの軽ばかりに乗っているな。」
「とりあえず、新車を買う事を目標に金を貯める」
「これから、積極的に声を掛けるから、わしの所でどんどん働いて稼げ」
ここまではよかったのですが、
「車のための預金口座を開設して、通帳をわしによこせ。
おまえのバイト代は、その通帳に入れる。
H寺(私の主要なバイト先の一つです)の住職にも話をつけておくから、
バイト代の半分をその通帳に入れろ。
カードと印鑑はお前。通帳はわし。
だから、わしが出来るのは入金のみだから安心しろ。」
H寺住職も、私もその案をのみました。
「こんな事をするのも一年のみだから」
「だから、他の坊さんには言うな。」
他人の通帳を預かる、という異様な状況に、
言い出した本人も後ろめたさはあるようでした。
この住職のお寺でのバイトは、多くがお寺の清掃代行です。
以前は、現物支給(タバコ・ガソリン・夕食・キャバクラ)でしたが、
現在は、時給800円を口座に振り込んでもらえるようになりました。
この制度は、今年の一月から、スタートしました。
「ほんの僅かな暇を見つけて、一日一時間でもいいから、
とにかく月に5日は来い」
と、O住職は言っておりまいしたが、
一月は二日、二月も二日しか行けませんでした。
二月は後半にもう何日か行けるつもりだったのですが、
途中で左肩を痛めてしまい、無理になってしまいました。
先日、その事で、大変に怒って電話をしてまいりました。
「一日一時間で、五日でよいと言っているのに何故それが出来ない!」
私自身は、随分無理をして作ったつもりの時間でした。
また、肩についても、
「この間、会った時は左手でカバンをもっていたじゃないか!」
と、肩を痛めた、という事についても、
言い訳くらいにしか捉えてないようでした。
私自身はかなり頑張って作ったつもり時間でしたし、
肩を痛めていたのも事実でしたので、かなり反感を持ち、
「何を言ってるんですか!」
と言い返し、少し言い合いになりました。
彼は、
「今月は必ず五回は来い。来なければ、
友人の住職と一緒にお前をとことん追い込んでやる。
この市におれんようにする。
お前が侘びを入れてくるまでそうしてやる。」
「今年一年間だけなのだから。だから、一年間はわしの奴隷になれ」
そう言って電話を切りました。
確かに、一日一時間でもいいから、月五日勤務、
というのは甘い条件ですし、それをする暇がつくれなかったのは、
本当に時間の使い方が下手だからだと思います。
だからと言って、追い込まれるいわれ等ありませんし、
無理をおして時間を作って来たこちらへの感謝も微塵も感じられません。
それから、しばらく彼からは音沙汰はありませんでした。
いつも給料の振込み日に連絡をよこすのに、連絡をよこさないので、
「よほど嫌気がさしたか、後ろめたいのか、もう諦めたのか」
そう思っていました。
ただ、前述のような言葉を浴びせられていたので、
とりあえず、月に五日のノルマはクリアしよう、
と思っていたので、先日、掃除に行ってきました。
その後連絡がしばらくぶりにあり、
また今日、法要の手伝いに行く事になっています。
随分姿勢は柔らになっていました。
後ろめたさがあったのだと思います。
「お前をよくしたいから言ってるんだ」
と本人は、言っておりますが、
自身の満足のためにも言っておるように思いますし、
「会う度、毎回怒るのもしんどい。
こんな扱いも今年限りだし、今年一年辛抱すれば、
住職同士のいい関係でいよう」
とも言っておりますが、信用していません。
この言葉に続いて言った、
「だから、今年一年わしの奴隷になれ」
が、まぎれもない本音だと思います。
指摘される欠点等は正しいように思いますが、
善意をエサに、他人をいいように
コントロールしようとしているとしか思えません。
私の母親が、「あなたのため」
といいながら、自分自身の好き放題に子供を操る人だったのですが、
その母親と同じように思えてなりません。
何とか、普通の住職同士の関係に、
気の弱さに付け込まれない関係にならないか、と思っています。
そう思って、前述の「離」「芯」「正気」を希望させていただきました。
「離」はこの住職と離れるため。
このまま一緒の時間を多く持っても、
お互いにいい事にはならないように思います。
「芯」は付け込まれる事がない芯を持つ、という事で。
「正気」は、この住職の甘い言葉にほだされ、騙されないように。
「やはりこの方は良い方だった。疑って悪かった。」
とか思って油断しないように。巻き込まれず正気を保つ、という意味で。
「公平」を希望するのは、以下の理由からです。
母親や、このO住職、その他にも、私の周りは、
わたしの弱さに付け込む人達であふれています。
それは、私自身がそれを望んでいるから。
いじめられて、被害者である事を望んでいるのだと思います。
他人の歓心を得たい、その一心で、卑屈になる。
そして、その報いとしていじめられ、それを深く恨む。
そして、そうした被害者意識で他者にのぞみ、
「被害者だから、お前は私に、後ろめたい気持ちを抱け」と思う。
その繰り返しです。私の心は恨みで一杯だろうと思います。
(まだそれを掘り下げてはおりません)
このパターンが変わらない限り、
また同じような人が私に寄ってくると思います。
他人に媚びないように。
堂々と渡り合えるように、という考えからの希望です。
※ここまで、3月の状況です。
ただいま、5月ですが、状況は悪くなっているように思います。
だんだんと。それこそ「正気」を失っているように思います。
このO住職と長時間接触しないために、
極力昼間のみに、O住職のお寺に赴き、
夜には口実を設けて帰宅しております。
しかし、当然すべての接触を避けるわけにもいかず、
何度も接触する事になります。
接触すればするほど、気持ちの悪さが増大していっています。
何か自分の感情を抑えている気持ち悪さのようにも思いますし、
経済的に、バイト代納入がまずくなってきた事に対する、
不安感かも知れません。
(現在、月に8万円、口座にバイト代を貯めるノルマを課されております。
今月、来月は厳しそうです。ただ、突破できなくても、
雇い主がこのO住職である以上、なにも言われない可能性もありますが・・
「何を言われるかわからない」恐怖感があります)
会う度に、穏便にすまそうと必要以上の事は言わず、
仕事が終わったら、サッサと帰ってはいるのですが。
ただ、このO住職は、「誰にも言うな」と言っていたにも関わらず、
後ろめたさが薄れてきたのか、周りに少しずつ、
私に貯金させている事を吹聴し始めております。
そして、私と、私の周りの人との会話にも、
その話題が出るようになりました。
そんな時、私は、
「O住職には、大変お世話になっております」
と心にもない事を言っております。
以前、私の寺の先代住職在世中には、
私は、住職の私に対する扱いと、経済的苦境に大変不満を持っておりました。
ただ、その不満を周囲に好きにぶちまける事が出来ました。
寺の老僧に、若い跡継ぎがろくでもない扱いを受ける、
というのは、大変ありふれた状況ですし、
味方になってくれる人も多々おりました。
周囲に不満をぶちまけても、そう大した危険はありませんでした。
しかし今、O住職の不満をぶちまけるのは、大変危険な環境です。
周りの人に、O住職に対する不満をぶちまけた場合、
それが本人に知れる可能性が高いため、
好きに不満をぶちまけたり、愚痴を言ったりできる状況ではありません。
(それでも、あまり他にもれそうもない方には、いくらか愚痴を言っておりますが)
愚痴を言うのはよい事ではもちろんありませんが、
それができないため、恐怖感が、大きくなっておるように思います。
3月に書を依頼させていただこう、と思っていた時には、
文章に怒りがこもっております。
しかしながら、今現在は、怒りは表に表出しておりません。
O住職に頭の中まで浸食されているような気がいたします。
丸めこまれつつあるように思います。
時々、非常に苦しく思います。
O住職は、
「今年一年で、おまえとの付き合いを辞める」とも言っております。
本当にそうであって欲しい、と思います。
ただ、先日法要のお手伝いに行った際に
「来年になって、お前が新車を手にしたら、お前はわしに泣いて感謝するだろうな・・」
と、遠くを見るような目でつぶやいておりました。
出来たら、そんな車には乗りたくない、
と思っていた私としては、驚くべき発言でした。
「泣いて感謝しろ」という命令かともおもいましたが、
表情から察するに、本当にそう思っているようでした。
恐らく、来年の今頃は、私に新車を買ってやった、
と方々に自慢するのではないかと思っています。
O住職は、私を自己満足のはけ口としてしか使っておりません。
威張るための道具です。
お互いに一緒にいる事はお互いのためになりません。
離れたい、縁を無くしたい、と思います。
このまま一緒にいると、どんな無理難題をふっかけられるかわかりません。
将来、二台目の車を買わされたり、無理やり結婚させられたり・・・。
将来、どんな無茶をされるのだろう、と想像して、恐れております。
その為にも、「離」を希望します。
また、O住職に対して、正気を保つためにも「正気」を希望します。
私が、今、O住職との関係で思いますのが、
「私は私自身を騙そうとしている」という事です。
O住職に対する怒りや不満が小さくなっております。
これは、危険な事ではないかと思います。
つけこまれないために「芯」を。
「芯」に関してなのですが、私はO住職と知り合ってしばらくして、
「面倒な、ろくでもない人だ」と思い、距離をとっておりました。
しかし、ちょっとした事から、一時期、
この住職を良い人と勘違いして、心を許していた時期がございました。
昨年の秋ごろですが、仕事上、大きな失敗をいたしました。
その事に関して、他の住職から、N住職にクレームがございました。
自分とは全く関係ない事でクレームを言われた事で彼は激怒し、
私を呼びつけました。そこまではいいとして、
何故か、怒りは私に金が無い事へ移りました。
「お前に金が無い原因は知っている。女に貢いでいるからだろう。
お前が女といつ会っているのかを、ここに紙にして出す事も出来る」
否定はしましたが、当時実際に養っている女性がおりました。
興信所でも雇っているのか、何をされるかわからない・・・。そう思いました。
O住職とは関係無い、私の不始末で迷惑をかけた事でも、
動揺していたと思うのですが、
女性の事で、決定的に動揺してしまいました。
非常に動揺し、前記のバイト代金の接収の件を、飲まされてしまいました。
今後、動揺させられる事があってもつけこまれない為の、
「芯」があれば、と思っております。
四つ目の希望文字の「率直」なのですが、
率直に感情や考えを表せるように、という事からです。
その勇気が、私は欠けております。
3月に書をお願いしよう、と思った時は、
「公平」という字をお願いしようかと思っておりました。
しかし、現在の状況では「率直」のほうが、よいと思います。
以上の理由で禅書を申し込まさせていただきます。
どうかよろしくお願いいたします。
また、自我判定を申し込みさせていただきたく思います。
よろしくお願いします。
*********
■ということでしたが、なんとか、書を書き終えました。
↓
『離』 『芯』 『正機』(「正気」から私が変更)
『率直』
_______________________________
●これを読んだ皆さんは、さぞかし「いろいろと思うところ」があると思います。
私はDVDの中でも、かなり厳しく、この方を叱咤もしました。
むろん、厳しい事を言うだけではなく、
今の、そのクソ住職との、くだらなさすぎる状況を乗り切るのに、
必要かもしれない、具体的な助言もです。
■自我判定については、初見でアウトでした。
約5ヶ月で、70回以下の実習回数で、
変化報告は、プリントアウトしても、たったの2頁足らず。
自我復元報告としては、あり得ない少なさです。
コンテンツも、僅かに変化はあるかないかという程度でした。
しかし、本人希望により、今回だけは、判定をしました。
普通、私は、そういう場合は、判定のご依頼を蹴ります。
しかし、復元作業のどこがどう上手くやれていないのかを「自覚」するためと、
変化がほとんどないという「現実を直視」する必要もあると思ったからです。
ちなみに、この人は自我率は、30%をようやく超えたあたりです。
■結論としては、
この人は、ちゃんと復元の作業を、間違いなくやれば、復元が出来る人です。
それを、本腰を入れてやらないのですから、もったいないものです。
■それにしても、このO住職の野郎って、
自我復元中の「戦車さん」が遭遇した「ヒラー」にけっこう被りますね。
「恩着せの、妄想の酷さ」と「相手の足元を見てイビる事」に、
トチ狂っているという点でも。
まー、社会的有害度は、ヒラーほどではなく、
せいぜい「40〜50ピラー」程度、といった小者ゾンビですね。
____________________________
■しかし、まー、世の中の坊主なんてこんなものですよ。
よくもこんなんで、じじばば相手に、「法話」とかしていられますね。
こんな生き方していたら、それ自体が仏法に対して、侮辱的ですので、
私は、この人は、葬式坊主など、やめた方が、ずっと人生が良くなると思っています。
まー、坊主に限ったことではないですが、
昔から私が言うように、次の職種に「ロクな奴はいない」と思った方がいいです。
むろん、まともな人もいます。しかしそれは「極少」です。
・教師
・医者
・坊主
・弁護士
・警官
その理由は簡単です。
この人たちは「職業的権威」の仮面を、ずっとつけ続けていなければならない、
と思い込んでいるので、
日ごろから、本人の本心の感情と外面の二面性で、
ストレスが溜まりまくっています。
ただし、警官の場合には、さほどでもありません。
なんたって、ムカついたら、その公権力を悪用して、
市民や違反車のドライバーに、当たり散らせばいいのですから。
場合によっては、暴力もオケー。
ま、地を出して仕事も出来るから、あんまりストレスになりそうもない。
強いて言えば、「警官なんだから」と、正義を意識しすぎてか、
わいせつ系で捕まる下っ端が多いですね。
■ところが、それ以外の、
いつも、善人面や、知的なフリをしていないとならない職種の者たちは、
必然的に、周囲にも、権威や職業名に弱い、お馬鹿な人が集まりやすい。
これが「偏屈者の学者とか、マッドな研究者」ならば、そういうことはなく、
むしろ、人が寄り付かないという利点があるのですが、
そこらの大学や高校の教師なんて、ほとんどが小者ですよ。
医師も、弁護士も、坊主も、そうです。
●ちなみに、相手が「人として、まともかどうか」は、
相手が自分にとって利している段階では、
「先生、先生」と、頼りにしており、金を払っていますから、
相手も、あなたに悪い顔はしません。
しかし、あなたが、自らと相手との「利害関係がなくなり」、
相手が、社会的権威や、職業イメージといった「仮面」を脱いだとき、
その丸裸の、「その者自身」を見た場合には、
前述したような職業のうち、特に、
教師、医師、坊主、弁護士は、
下手に仕事が忙しいために、「世間知らず」となり、
また資格取得の勉強しかせず、肝心の人生勉強をしないままの
「子供が大人になったようなもの」です。
だもので、その人たちは、
性風俗、キャバクラ、変態趣味、などに転がってゆく者が多く、
挙句に、性犯罪事件を起す奴が、特に、性犯罪は、教師と医者に多い。
ただし、金があると、示談で揉み消すので、
そういう点では、悲しいかな、金がさほどない学校教師が、
たいていは、エロ教師として、ニュースに上るわけなのである。
そういう点では、普通の店先のおじちゃん、おばちゃん、の方が、
コミュニケーション能力においては、ずっとマシだと私は思う。
_______________________________
★
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