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無明庵日記●猫の足跡-その630【ド素人食品検査奮闘記−第13回目】
by:
鈴木崩残
2014/01/17(Fri)11:27:08
「ド素人による食品検査」奮闘記
第13回目
パソコンの入力レベルを固定して、
テレミノの「ゲインだけ」を変えると、どうなるか?
■結果は、こうでした。
>(使用しているOSは、「ウインドウズ7」です)
・PCのマイク入力レベルを「10」にして、
・テレミノのゲインを、「1、2、3、4、5」と変えて、
それぞれのグラフを比較したところ、
ゲインが1だとグラフ全体が左に寄り、
ゲインの数字が一つ大きくなるにつれて、
それに比例してグラフ全体が右に寄りました。
寄る度合いは、ゲインが1変わると、100から150keVも
位置が変わっていました。
5つのグラフを一緒に表示させたものです。
■そこで、次に、PC側のマイク入力のレベルを「7」に下げてみて固定し、
再びゲインを、数種類、一段階ずつ変えてみました。
IIRフィルター、その他も、この設定であれば、
各2時間も測れば、見た目には、違いがわかりやすいグラフになりました。
↓
■パソコンは、マイクレベル7で、テレミノのゲインを1、2、3、
の三段階で各2から4時間。
結果は、このようにやはり、入力レベルが高くなると右にずれる。
●そして、ようやく入力レベルに、ひとまずの結論が出ました。
ここまでたどり着くのに始めてから18日もかかっている。
★私のPCの場合には、
パソコンのマイク入力は、「10か9」で、
テレミノのゲインは、「2」、これで、しばらくは固定する。
>PCは10 テレミノのゲインは2
>PCは9 テレミノのゲインは2
■しかも、どういうわけか、たまにですが、
PCのほうを、10にしておいたはずなのに、ふと開けてみたら、
9になってしまっていることがありましたので、
10にしておけば、9になっても無難です。
●さて、この設定で、ずっと使い続けてきた同じ土壌を測ったところ、
このどちらの設定でも、ほぼ同じような形のグラフになり、
かつ重要だったのは、どちらもK40の山があるべき位置に出たこと。
どちらも6時間から7時間測定したところ、
ちゃんとそこにK40の山が出た。
しかし、他のどの入力レベルの組み合わせの設定でも、
この、肝心のK40の山が明確には出なかったのです。
●この土壌のK40の含有量は、
テスト用の「やさしお」に比べたら格段にK40が低い。
既に、計測結果の出ているこの土壌は
「K40だけについては、1Kgあたり、57ベクレル」でした。
やさしおは、計算上は、1Kgだと、8000ベクレルだと思う。
☆『8500Bq/kgである』という計算も出ているが、
どちらがいいのかは、分らない。
↓
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/stat/yasashio.php
これは、こちらからリンクされていました。
↓
http://supermab.com/wp/%E9%A3%9F%E5%93%81%E7%94%A8%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E6%B8%AC%E5%AE%9A%E5%99%A8%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%EF%BC%88%E3%81%9D%E3%81%AE4%EF%BC%89/
●それで、つまり、この土壌は、やさしおよりも、桁違いにK40が低いので、
逆に言うと・・・・、
やさしおを、校正の練習に使うよりも、この土壌を使ったほうが、
入力レベルも、より繊細なポイントを見つけられるのではないかと
素人なりに、考えたのでした。
●それで、なんとか、前述した入力設定(10−2または9−2)で、
K40のところに山が出たので、入力レベルの設定はこれでいいと思う。
今回は、「1kgで、K40が、57ベクレル」だった土壌を、
このテストでは「215g」測定したので、
計算上は、215g÷1000gで、=0.215
57ベクレル×0.215で ≒ 12.25ベクレル/215g
●この今回の「PCが10でゲインが2」のグラフに出ている
「K40」の山は、
今回測定した215グラムの量では、約12.25ベクレル、
ということになるのだろうか?
このあたりは、まだ曖昧です。
*********
なんとなくなのですが、
レベルは、30秒おきぐらいに「信号が弱すぎます」と出るぐらいで
ちょうどいいのではないか?と思うようになりました。
これがもしも、オーディオの録音や入力だったりすると、
昔ならば録音テープのヒスノイズを最小限にするために、
音量は、ぎりぎりまで上げたものですが、
音質を確保するには、一般的には録音レベルは小さいほうがよくて、
音が歪むよりはいい、というのと似ているのか?
しかしPCの入力部分は、あくまでもアナログだし、
シンチレーターというのが、放射線に反応した結晶から出る微妙な信号を、
音の信号にしているとだとしたら、
極端に言えば、普通のアナログのマイクを接続しているのと同じだから、
けっこうなノイズがいろいろ入っているのかもしれない、
・・とか思っています。
でも、実際、ゲインが5のときよりも2や1にして低くしたときのグラフのほうが、
なんとなく、山がよく見えるように思える。
cpsとかBqについて、
測定所の人に尋ねてみました。
質問の趣旨は、
ソフトに表示される『cps』を、どうやってBq/kgに換算すればいいのか?
なぜcpsだけで、検査物の危険性の大きさを表せないのか、
という私のような素人ならば、ごくごく当たり前に思う疑問でした。
とても簡潔なお答えを、二人の方から戴きました。
★おひとりめ
■どうやってBq/kg数を求めるかということですが、簡単に言いますと、
使用されている機器及び環境等によって、
cps→Bq/kgに変換する値が変わります。
cpsは、1秒間辺りの放射線検知数です。
BGを差し引いた値を使うこととなります。
さて、Bq/kgに変換するには、2つ必要となるものがあります。
1.カリウム40の体積線源
2.測定したいものの体積線源(例:セシウム137の体積線源)
(体積線源とは、測定器に設置する容器に詰めた状態の線源のことを言います)
上記2つは必ず、
「Bq/kg値」と「その値を出した日付」が必要となります。
カリウム40は、地球上どこでも存在しているものであることと、
カリウム40によるコンプトン散乱の影響を考える必要があります。
第一段階目として、
カリウム40のコンプトン散乱の影響でどれだけ嵩上げされるのか。
カリウム40のCPSから各エネルギー毎に差し引くCPS値を決定します。
そのあと、測定したい放射線の体積線源を測定して、
CPSからBq/kgに換算する値を決定します。
これで設定は終わりになりますが、
じつはこの体積線源を手に入れるのが一番大変であったりします。
なので、ご自身で作成されるよりも、
現在販売されている体積線源と、
その容器を手に入れることが一番近道であると思います。
例えば非電化工房であれば、マリネリ容器と簡易的な体積線源としての
校正用検体、両方を購入することが可能ですが、
遮蔽体に入れることができないと使用することができません。
非電化工房の場合→
http://www.hidenka.net/topics/csk/parts.htm
エフユーアイジャパンの場合→
http://www.fuijapan.jp/校正用線源/
ですので、
係数を設定せずに、CPSからBq/kgをそのまま算出することはできません。
参考になりましたら幸いです。
******************
★おふたりめ
■計数率(cps)は検出器、測定条件ごとに効率が異なるので直接比較ができません。
Bq/kgとBq/m2は同じ物理量をどう表現するかの問題で
いずれの場合も仮定が入ります。
個人測定の場合、ご自分の環境で繰り返し測定し検出できる最小レベル
(必ずしも統計的に有意でなくても可)が何ベクレルなのか?
その数値を許容できるのか?という問題の立て方の方が良いと思います。
***************************
■素人の私には、当然、用語の意味すらわからない点も多い。
ただ、何を伝えたいかが、とてもよく伝わってくる文でした。
私にとっては、その内容が難しいのは、当たり前です。
しかし確実なのは、この方達は、
相手が何を必要としているかをすぐに的確に把握、または推測して、
何をすればいいのか、を的確に教えてくれている点です。
あれこれの、いろいろな説明話にもならず、
取り組みの姿勢についての私見や、遠まわしな他者批判にもならず、
必要最小限の言葉で、
たぶん、私がすべきであろう事のみを、親切に提示してくれています。
*********
■さて、それで、私が次にする順番としては、
1/自分で、何ベクレル以上は、食べたくないと、勝手に決める。
(根拠はチェルノブイリ事故後のいろいろな健康被害の資料などから)
2/既にベクレル/kgの数値と、グラフの出ている検体を入手する。
3/そのグラフのcps(またはcpm)数値と、
そのベクレル数の関係を読み解こうとしてみる。
(計測する分量差については、どうするのかもまだ分からない)
4/自前の測定器で、校正や設定がなんとか正しそうに思えるようになったらば、
その同じ検体を、決めた分量を測ってみて、
グラフがどう表示されるか見てみる。
5/数回やっても、グラフが似たような表示になったらば、
今度は、シンチレーターと検体の接触のさせ方や、
接触までの距離、接触面積などを、数種類、試してみる。
6/それで、もしも仮にですが、安定的に、
セシウムの山らしきもののあるグラフが現れるようになったらば、
自分の見ているその画面のcpsの数値を、どう換算すれば、
測定所のベクレル数に近くなるかをやってみる。
7/最終的には、自前の測定器で、
セシウム137のみについて、一体何ベクレルまで分かるのかを
推測してみる。
(すでに事故から、2年と約10ヶ月が経過し、
セシウム134は、今後も半減してゆくので、これからは、
セシウム137でしか、判別できないような気がするため)
今のところ、これぐらいしか、素人の自分に出来そうなことは、浮かばない。
●ちなみに、「線源」で検索をかけていると、すぐにこういう
ページが見つかった。
『カウント君』
http://www.jujo-e.com/product/count-kun.html
ここある「ダウンロード」のPDFファイルを全部印刷してみたのですが、
どうやら、なんとなくですが、これなら私でも理解出来そうに思えてきた。
ただし、この「カウント君」、この女性にはボロクソ言われていますが、
↓
http://twilog.org/tl-tweets.rb?id=Mihoko_Nojiri&word=Am+241
私としては、この画面からダウンロードした「マニュアル」の方が
製品そのものよりも重要に思えてきた。
前述の女性のブログの記事です。
素人の私には、こうした基本的な説明のひとつひとつが、勉強になります。
↓
http://nojirimiho.exblog.jp/i1
http://nojirimiho.exblog.jp/15050099
これは、もう何がなんだか、私にはわかりません。
↓
http://nojirimiho.exblog.jp/14974724
ただ、唯一、分った事として、
「とある測定所で使われている300万円もする測定器が、
計算が間違っていることがある」
という警笛として頭に入れておきます。
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