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無明庵日記●猫の足跡-その634【ド素人食品検査奮闘記−第17回目】
by:
鈴木崩残
2014/01/26(Sun)05:40:59
「ド素人による個人測定」奮闘記
第17回目(マントルによる校正)
本日は、1mm厚の鉛板がやってきたので、
ハサミで15cm×5cmの長方形を16枚カットしておきました。
のちに、鉛ブロックに生じてしまう、4箇所の隙間に挟むためです。
■さて、素人の私は、
まず、あちこちの放射線測定関連のサイトで、
「校正」という文字を見かけました。
しかし、「校正」と聞くと、
私は「文字校正」を真っ先に思い浮かべます。
●たとえば、印刷物の場合には、
デザイン→編集→写植・版下→「校正」→製版→印刷
という工程を経るのですが、ここにも「校正」という作業があります。
■「校正」というのは、オフセット印刷のための製版をする前に、
誤字、文字の大きさや、その変形の指定、フォントの種類、文字の位置の間違いがないか、
また写真の位置や大きさが合っているか、などをチェックする事です。
そこで間違いがないかを、ほとんどの場合に5回ぐらい、繰り返しチェックします。
そのあとで「責了(OK出し)」ということになり、印刷に回されます。
■しかし、むろんすぐに大量に印刷はせずに「色校正」という作業があります。
ここでデザイナーは、自分の思った通りの色に仕上がっているか、確認をして、
だめならば、「この赤色を、もう少しだけ、濃さを薄くしてね」などと、
印刷屋さんに、微妙な色の指定をします。
■そうした試し刷りによる確認が終わってから、ようやく印刷になります。
こうしないと、もしも、どこかに間違いがあるまま、気づかずに、
1000部とか印刷をしたらば、印刷費が全部パーになってしまうからです。
以上は、余談でした。
*********
■この「校正」という言葉を、どうして測定用のソフトの調整の時に使うのか、
いきさつは、私は知りませんが、用語としては、
「(核種の)ピーク合わせ」とか分りやすく統一した方がいい気がしました。
そこで、遮蔽容器の資材が来るまでに5日ほど空くので、
その「(核種の)ピーク合わせ」をしてみました。
■読者の方から、ご好意で戴いたマントルを使い、
・「遮蔽容器なし」の、普通の室内で、
・アルマジロの底面を「約2cmの距離」にマントルに近づけて、
9時間測定してみました。
「(核種の)ピーク合わせ」には、
たぶん9時間もかける必要はないのだと思いますが、
こういうのは、ほっぽらかしたままで良い事もあって、
途中で私は居眠りをしてしまい、結果として9時間の測定となりました(笑)。
さて、以下が、やってみたことです。
*********
●ネットから「マントル 核種」などで検索して探してきた図と、
自分の測定グラフを見比べてみました。
微妙に、ピークの高さが違うところがあり、気になるのですが、
おおむね、なんだか似ていました。(遮蔽器の中で次回はやってみます)
↓
ソフト画面の右上の「cps」や、中央下の「X log」に、
チェックマークを入れてみたりして、
表示のされ方を、自分が見やすいように変えてみました。
また、今までは、グラフを見やすくするために、
「やさしお」の時には、K40のあたりまでしか表示させなかったのですが、
今回は、マントルなので、「グラフ全体の右側の長さ」を、
3800keVあたりの領域まで長くしたりしてみました。
↓
今回、初めて「イコライザー」の中にある「リニアライザー」という機能を
使ってみました。
(以前に、いじった程度で、活用は今回は始めてでした。)
「グラフの山のピークの位置を、
核種の位置を示す縦線の位置と合わせる作業」?、
これが(測定条件の調整はまた別として)、
測定ソフト上での「校正」の意味の「ひとつ」だと思うのですが、
一箇所しか山のピークの出ない「やさしお」と違って、
マントルは、そのグラフの数箇所にピークが出ます。
一箇所の場合には、このソフトの画面の右下の横にある「スライド」を
調整すると、グラフとマス目の関係の「全体を微調整」できるのですが、
部分的に、ピークがずれていたりすると、それでは足りません。
■そこで、「リニアライザー」(下の左の画像に見えるスライド)を使って、
数箇所のピークの位置が全部、合うように調整してみて、これを「設定保存」しておきました。
↓
■次に、このソフトのテレミノでは、
左にある画面で「核種設定」を表示させた状態で、
グラフ上にカーソルをおいて、カチカチとクリックしてみると、
「核種設定」に表示されている核種がピコピコと表示されます。
それを見て、
「えーと、この山のところをクリックすると、
その近くにある、元素番号とkeVの数値が分るんだなー」
とか思いながら、リニアライザーで、測定されている線グラフと
オレンジ色の縦線の位置あわせてました。
リニアライザーは、グラフの横軸の領域をいくつかのエリアにわけて、
「エリアごとにグラフの位置をずらせる機能」だと、勝手に「思う」のですが、
まだマニュアルに何と書いてあるのかは確認していません。
【画像の中の単位(キロ電子ボルト)の「Kev」は「keV」の誤字だっす。】
↓
なんとなく、冒頭の「マントルのグラフのサンプル」と似た状態になったので、
これで一旦、分りやすい名前をつけて、
・「設定保存」(いろいろなスライドやボタンや数値の設定全部を保存)
・「エクスポート」(測定結果の「折れ線グラフの部分」のみを保存)」
・「全画面保存」(画面に見えている状態のままの画像の保存)
ただし「イコライザー」や「パルス」を表示させても、
この保存方法では、それらは保存されません。
・「スペクトルの画像保存」(周囲のパラメーターを除きグラフ部分のみを保存)
めったに使わないのですが、「ベタ」の塗りつぶしになるグラフも
表示して保存してみました。
*********
本日は、ここまで。
今日は、リニアライザーを少し使ったのと、
10個ぐらいの、いろいろな画面の保存だけだったので、
主婦の持ち時間の感覚としては嬉しい、1時間以下で作業は終わりました。
■ところで、
測定所の方から、ご好意で、測定結果でセシウム137と134の合計が、
100Bq/kgを超えている検体を戴いたのですが、
遮蔽容器や、自作の「なんつーてマリネリ容器」を自作するのも、
数日後になるので、
それまでに、その試材を「遮蔽容器なし」で、1インチアルマジロで測定してみて、
どんなグラフになるか見てみようと思っています。
たぶん、ほとんど何も判別できないグラフになると思います。
というのも、遮蔽がないと、放射性物質が何もないはずの検体から、
人工の放射性核種が検出されたように見えるグラフが出ることがあるらしいので。
しかし、何事も、自分でやってみないと分りませんのでやってみます。
*********
●ちなみに、私がこの「測定奮闘記」の投稿内で、一番最初に造った、
「4つのブロックをずらして組み立てる遮蔽容器」は、
いちばん脇が甘いところでは、厚さが4cm以下のところがありました。
しかし、今回、組み立てる遮蔽容器は、厚さは基本的に5cmで、
少し脇が甘いところでも、厚さ4.5cmは確実にあるので、
環境からの放射線は、たぶん約10%ぐらいまで下げられると思います。
コードを引き込んでいる溝が、V字ではなく、直線なので、
そこからの漏れは、まー、しかたないかな・・・。
●素人の私ですから、そもそも、放射線というものについては、
鉛やバリウムなどの遮蔽物(または重力)これら「以外」の物質に対しては、
通過したり、屈曲したり、乱反射してしまう「光」として、
喩えてイメージする以外に、すべがありません。
ですので、もしも遮蔽容器のどこかに、遮蔽が甘いところがあると、
それは「家の中に光が漏れてくる、壁の隙間や穴、のようなもの」、
というふうにイメージしています。
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