▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは「質疑応答用の掲示板」
2013年12月までは「禅書道」と「原発事故関連記事」
2014年以後は「テーマを決めない日記」になりました
★
「無明庵の書籍の案内」
★
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[1901]
■
無明庵日記●猫の足跡-その651●「℃(ドシ)ロートによる 食品検査奮闘記・第32回」
by:
鈴木崩残
2014/03/03(Mon)01:31:25
「ド素人による個人測定」第32回
グラフ上の核種の面積をBq数へと換算
もう一度、校正用の検体の土壌を一から測定し直したので、
ようやく換算係数を割り出す試みが出来ます。
■いくつかある表示オプションのスイッチを切って表示した場合がこれです。
セシウム領域は、なかなか大きく表示されますが、
K40が、これでは面積を割り出すのには使い物になりません。
●解決法としては、以前に、杉原様からご助言を戴いたように、
校正によく使われている「やさしお」を、この土壌に混入して校正用検体を作れば、
K40の山が、面積計算が出来る大きさに表示出来るはずですが、
今回はその方法をとらずにやってみました。
■そこでまず、テレミノの変形表示機能をフルに活用して、
セシウム領域だけを大きく表示させます。
こうすると、面積と定量されたベクレル数の間に係数を作れます。
セシウム137と、セシウム134は、それぞれ別の換算係数となりました。
■次にK40は、セシウム領域を表示させたのとは別の比率で表示をさせます。
こうすることで、K40もその面積から換算係数を作れました。
☆この土壌の検体の測定所での測定結果は下記にあります。
↓
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/03/2014_2.html
*********
■さて、セシウムを含む検体は、また別の機会に測定するとして、
今回は、測定の結果、セシウムやその他の人工核種が検出されず、
カリウム40のみが494Bq/kgと定量された「米ぬか」を
600ml測定してみました。
ただし重量は240gで、校正用検体と同じ600gではありません。
すると、下図のグラフ表示では、K40は必要な面積の山が出ません。
■そこで、ここでもまた、MaxとYlogをonにしてグラフを変形します。
すると面積を割り出せるような大きさのK40の山が現れます。
この面積に、
最初に出した「K40専用の換算係数」(0.8737)を掛けますが、
その値に、最後に、校正用検体と、実際の測定検体との重量の違いが、
「600g÷240g=2.5」であるので、
これを乗じて、校正用検体と同じ重量になるように計算します。
これで、この米ぬかに含まれるK40は、測定所で出た結果に近くなるはずです。
●ちなみに、測定所で出していただいた、
この米ぬかのK40の数値は、494Bq/kgでした。
測定所での結果は下記にあります。
↓
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/03/2013_20.html
測定時間:43200秒
重量:472.5g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.7Bq/kg
セシウム134:<0.7Bq/kg
カリウム40:494±110Bq/kg
米糠には玄米の8倍セシウムが濃縮されているとの農林水産省からの報告があります。
今回の結果からはセシウムのピークすら見えませんでしたので、
とてもよい玄米を販売されているのではと考えられます。
●そして、アルマジロ−T3と、テレミノの表示機能を活用した独自の表示法と、
その表示方法にのみ固有の換算係数を使った定量の結果は、498Bq/kg、となりました。
決して、無理なつじつま合わせをしたわけではありませんが、
偶然にも、誤差は4ベクレルでした。
●ただし、グラフに三角形の線を引くときに、
そのラインの引き方に、自分で一定のルールを決めています。
(グラフを見て、どこの頂点をピックするかです)
それを必ず守らないと、囲む面積それ自体に変動が生ずるからです。
●なお、測定条件や、測定時のソフトのパラメーターは常に固定してあり、
また「表示」をする場合にも、セシウムと、K40は、
それぞれに、必ず同じパラメーターで表示させています。
●もしも、このグラフの大きさ(高さ)まで、
自分が測定目標とした、ごく限られたセシウム領域を表示できるのであれば、
私の推測では、15ベクレル/kg〜20ベクレル/kgあたりまでは、
定性と定量が可能かもしれないと、少しだけ期待をしています。
●ただし、15ベクレルよりも、もっと濃度の低い検体の場合には、
測定時間を長くするだけではなく、
「低濃度検体の為の専用の拡大表示法」を、
今回の縮尺の表示とは別に作って保存しておくことになりそうです。
*********
■なお、現在は三角形の面積で計算していますが、
【3辺の長さから三角形の面積】
↓
http://keisan.casio.jp/exec/system/1161228788
■どうしても四角形でピックしたい山の形の場合には、下記の計算ツールを使っています。
【4辺の長さと対角線の長さから四角形の面積】
↓
http://keisan.casio.jp/exec/user/1368661829
☆余談ですが、ここにいろいろな面積計算ツールがあります。
↓
http://keisan.casio.jp/menu/system/000000000530
*********
■さて、次回は、この設定で、
別の測定結果が出ている検体を測定してみて、
今回作った暫定的な換算係数によって、kgあたりのベクレル数を出してみます。
それがもしも、測定所で出された数値と近似値になれば、
自分の測定器に固有の換算係数が試作できた、
ということになるの「かも」しれません。
_______________________________
★
.
返信 [1901]
<<-- これ以前の投稿 10件
(1901 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
梅の間 の最新投稿
オーガズムTop
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -