▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは「質疑応答用の掲示板」
2013年12月までは「禅書道」と「原発事故関連記事」
2014年以後は「テーマを決めない日記」になりました
★
「無明庵の書籍の案内」
★
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[1965]
■
●猫の足跡-その714●「素人による食品検査奮闘記・第93回」■★重要★ 再び基礎テストの追試■
by:
鈴木崩残
2014/09/24(Wed)11:25:40
素人による個人測定・奮闘記☆第93回
やさしおと白砂糖でK-40の標準線源を作る
白砂糖(スプーン印などのあれ)は、カリウムの含有量が、
ほとんどないことは、過去ログで説明したとおりです。
よって、粉状の試料の場合には「希釈」用に使えます。
後述しますが、精製水もむろん希釈に使えます。
■ここで自分の為のおさらいをします。
この試料の合成量の根拠です。
過去ログにある「自分が欲しいベクレル数の試料を作る方法」に準じます。
●今回は、K−40が「きっかり、600Bq/kg」の試料を作ります。
自分のマリネリ容器は600mlで、
今回の「試料全体」を入れた時には、重量は正味400gになる。
使用する「やさしお」は計算上、8535Bq/kgとされる。
(ただし、8390Bq/kg説もあるので好きな方をどうぞ)
●すると、8535Bq÷1000g=8.53Bq/1gあたりとなる。
目的のBq数である「600Bq」÷8.53 =70.3gのやさしお、となる。
■ただし、自分の容器には1000g用ではなくて400g入れるので、
400 ÷ 1000 = 0.4
これを、前に記した「やさしお」の分量の70.3gに掛けます。
70.3g×0.4=28.1g
全体で400gある試料の中に「やさしお」が28.1g混ぜてあれば、
K−40が600Bq/kgの試料になります。(正確には、599.5Bq/kg)
「やさしお」を水に溶かして
1リットルマリネリ容器用の
1000Bq/kgのK-40の線源を作る場合
1000g÷8.535=117.1gのやさしお。
精製水=1000−117.1g=882.9g
この二つを混ぜます。ただし、この二つを混ぜると、
比重が水よりも重いので1リットルに足りないと思います。
約950mlあたりになるかもしれません。
そこで、1リットル容器に精製水を、注意深く少しずつ足してゆき、
ちょうど体積が1リットルになるようにします。
そうしてから、その正味の「重量」を測ります。
それは1000g以上になりますが、それが測定時の重量(n)になります。
なので、最後に、1000÷nを、1000Bq/kgに掛ければ、
わりと正確な数値になります。
(ぴったり1000Bq/kgのスケールにはならず、
約950Bq/kg前後になると思いますが、
K−40の安定した標準線源として十分だと思います。)
食品や土壌は、木灰などでないかぎりは、
K−40は、めったに1000Bq/kgを越えませんので使いやすいと思います。
また、これは水溶液なので試料に均一性がありますから、
容器を振ったり、中で水が流動してもジオメトリーはほとんど変わりませんので、
密閉したままで保存しなければならない標準線源よりも、気楽に扱えます。
前にも書きましたが、やさしおを水に溶かしたときに、
容器の底に沈殿する白い粉は、炭酸マグネシウムであり、
カリウムは塩と同じ飽和点までは、水全体に溶けています。
*********
水性の液体中でK-40のコンプトン散乱が
スペクトルと定量へ及ぼす影響率のテスト(追試)
↑
これにやさしおを「7g」ずつ加えてゆき、
K−40が100Bq/kg増えるごとに、
Cs領域のスペクトルがどうなるかを調べます。
どうなるかとは、K-40の津波が増えてゆくにしたがって、
Cs山脈の部分に、どういう「隆起」や「沈没」や「山崩れ」が生ずるかです。
*********
■追記 9/25
どうも、1インチアルマジロは、「水に弱い」ように思えてきた。
水を被ったら壊れるのはどのシンチもそうですが、そういう意味ではなくて、
「水分を多く含む検体」からの検出が苦手なのかもしれないと思ったのです。
●その理由は、今回の洗浄水は、最初のテストの時に元の洗浄液を1.5倍にしたものを、
それをさらに2倍にしても自己測定では定量が難しくなりました。
しかし、2倍にする元の1.5倍のものでも、
測定所の結果では、1Bq/kg以上となった。
実際、今回の、1.28Bq/kgの同じ洗浄液も、
カリウムを入れない測定ですら、とても測定が難しいものになっている。
■特徴としては、
>こうした液体(0.5〜2Bq/kgの低濃度で、
>かつK−40がほとんどない)の検体の場合には、
>「精製水のBGよりも低いところ」が何箇所もあり、
>こうしたケースでは、過小評価の恐れがあると分かる。
1.28Bq/kg VS 0 Bq/kg
■やさしおを加える前の「1.28Bq/kg」のCs−137のグラフ(574g)
↓
1.28Bq/kg VS 100q/kg
■やさしおを加え、K−40を100Bq/kgにしたもの(581g)
↓
今回のこのK−40が100Bq/kgの検体は、
Csの山が不鮮明なものを、かなり無理やり定量したものですので、
たまたま、測定所の結果に近くなっただけと見たほうがいいです。
1.28Bq/kg VS 200Bq/kg
■やさしおを追加してK−40を200Bq/kgにしたもの(588g)
一番上のグラフがそれです。その下の3つは比較用です。
↓
まず、いつものようにK−40の定量しましたが、
固体(粉状)標準線源では、係数が合いませんので、液体の係数を試作しました。
↓
ただし「Cs−137」の定量は「CC玄米」を標準線源とする、
このMAX40表示と係数で、おおむね、測定所の数値と合いました。
↓
1.28Bq/kg VS 300Bq/kg
■やさしおを追加してK−40を300Bq/kgにしたもの(595g)
↓
カリウム40の定量から
↓
Cs−137の定量
↓
これまでのK−40の増加とそのスペクトルの比較
↓
*********
結論としては、やはり、液体検体で、1Bq/kg前後の定量は難しい。
そこで、次のような事を思いついた。
これまでのところ次の検体が鬼門だった。
1/2Bq/kg以下のCs−137の濃度で
2/かつ、カリウム40が100Bq/kg以下で
3/さらにそれが液体検体の場合
この定量や検出がとにかく難しい。
そこで、測定では何かと嫌われるカリウムを逆に利用する。
検体にやさしおを均等に練り込むのは大変なので
濃度調整した「やさしお水」をしみ込ませたキッチンペーパーを作り
乾燥させてパウチする。これをマリネリの底に敷く。
すると前述の検出しにくい検体のスペクトルが持ち上げられて
定量可能になると考えた。
(検体に混ぜてしまうと、のちのちその検体が利用価値が低くなることもある)
K−40津波はCs領域を隠してしまう事もある一方では、持ち上げる事も多い。
特に既に何度も言うように、
2Bq/kg以下で、K−40が少なく、水溶性検体は、
私のシンチの感度では捉えられずに過少評価している可能性がある。
それを補うのが逆発想のカリウムシート。
パウチされているから遮蔽容器の中も全く汚さないで済む。
次の投稿で、その作製現場の写真を掲載します。
*********
★
.
返信 [1965]
<<-- これ以前の投稿 10件
(1965 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
梅の間 の最新投稿
オーガズムTop
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -