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●猫の足跡-その761●「おおざっぱ測定 日記・第139回」■感度確認と定量確認■
by:
鈴木崩残
2015/01/29(Thu)12:38:55
はかるスキーの
おおざっぱ測定日誌☆第138回
サツマイモの測定結果
●以前から買ってみたいと思っていた、四国の野菜を購入し、
まず、移行係数が多いサツマイモの測定を行いました。
↓
結果は、うちの、
「風評被害測定器」の「実害くん」の、OD(検出性能外)でした。
ここのところ漢方薬原料とか、麦茶とかカリウム40の多い検体の測定をしていて、
1Bq/kg以下の低濃度域のもので、
あるなしの判断に迷うようなスペクトルばかりを見てきたので、
久しぶりに、「スキっ!」とした「気持ちのいい不検出」を見ました。
実に、わかりやすくて、まったくと言っていいほどセシウムの痕跡がないです。
↓
■↑カリウムだけ定量しておきました。
測定器と係数の再確認
●一時期、自作のマリネリ容器の仕様を変えてみたり、
そのあとで、容器を初期のものに戻したり、
シンチレーター以外に、アクリル容器をアースする習慣をつけたり、
また、精製水のバックグラウンドも、この季節用に取り直しました。
こうしたことから、基本的な部分に少し変化があり、
検出効率が上がった可能性があるため、現在の換算係数が正しいかどうかを、
以下の12種類の試料で、再び測定のテストを行いました。
●私の場合には、集中的に正しく定量しようとターゲットにしているのは、
「0.5〜2Bq/kg未満」の濃度領域なので、
基本的には、2Bq/kg以上の定量値については、多少の誤差は、
許容しています。
というのも、そんな数値のものは、自己測定で出たら「食べない」からです。
食べる「分量」も考えた、その上で、
「食べるか、食べないか」を分けることになるのが、
自己測定で判断したい「0.5〜1.9Bq/kg」あたりだからです。
******************
●比重が比較的、線源試料に近い、液体試料、粉状試料、米などを使います。
左端が測定所での結果のCs−137の数値で、図表内が自己測定値です。
カリウム40の自己定量の結果も書き込みました。
なお、低濃度で、かつ、カリウムが少ないなどの理由で、
ベースラインがバックグラウンドより下がっている部分があるものは、
元のグラフから定量しています。
冒頭に「★印」がついているものがそれです。
>一行目は測定所の結果の数値で
>2行目の黄色の文字は自己定量値です
↓
★0.62Bq/kg 液体試料(塩水)
>0.76Bq/kg
★1.05Bq/kg 液体試料(黄色)
>1.071Bq/kg
1.73Bq/kg K40=65.8Bq/kg 再抽出灰汁
>1.556Bq/kg K-40=63.57Bq/kg
2.02Bq/kg 液体試料(白色)
>1.918Bq/kg
★0.52Bq/kg K-40=25.6Bq/kg 粉砕混合米
>0.65Bq/kg K-40=27.3Bq/kg
1.29Bq/kg K-40=61Bq/kg 粉砕炒り玄米
>1.33Bq/kg K-40=58.5Bq/kg
1.37Bq/kg K-40=67Bq/kg 炒り玄米
>1.15Bq/kg K-40=62.4Bq/kg
1.87Bq/kg K-40=55.6Bq/kg コシヒカリ玄米
>1.978Bq/kg K-40=68.8Bq/kg
★3.27Bq/kg K-40=5Bq/kg 砂糖試料
>3.38Bq/kg K-40=19.2Bq/kg
3.60Bq/kg K-40=72.4Bq/kg もち米玄米
>3.67Bq/kg K-40=70.68Bq/kg
3.53Bq/kg K-40=401Bq/kg 茶葉
>3.69Bq/kg K-40=395.8Bq/kg
ここで使用した係数(0.011)は、
下記の投稿の後半の茶葉の測定から割り出しました。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?U2004
■次の松葉も、217g/600mlと比重が軽いケースだったので、同じ係数を使いました。
前回測定した時には、面積が「138立方ミリ」で結果「1.49B/kg」でしたので、
今回は、だいぶ変動しました。
(図中の係数0.01は、0.011の誤字です)
↓
■とにかく、この「松葉」の汚染のムラには毎回、泣かされています。
もはや、換算係数を補正したりして、どうなるものでもなく、
攪拌して測定する、そのたびに発生する面積の変動なのです。
これを解決するには、もっと粉砕して、均一にして、
かつ、充填重量を増やすしかありません。
*********
●Cs−137と、K−40だけに限れば、問題児の「松葉」を除いては、
「ほとんど合格」といっていい状態だと思いますが、
一点だけ、私の定量法には、ウィークポイントがあります。
0.7〜2Bq/kg以下までは、かなり正確で、
3Bq/kg以上も、かなり正確です。
>しかし、定量スケールをMAX60で定量した数値が、
>【2.1Bq/kg〜2.9Bq/kg】の範囲は、
>定量スケールを、そのまま「MAX60」で行うと過小評価になります。
測定所の結果に対して、−30〜35%前後の誤差ですが、
この「2Bq/kg台」のゾーンの定量が、やや不安定です。
●そこで現在は、MAX60での「仮の定量値」が2.1Bq/kgを超えたらば、
「MAX80」のスケールの換算係数に切り替えて定量しています。
すると結果は、3Bq/kg台に、正しく定量されていました。
むろん2.0Bq/kg以下であれば、MAX60の表示スケールで定量します。
もしも逆に、MAX80のスケールで2.0Bq/kg以下を定量すると
過大評価になってしまいますので。
これ以上の汚染濃度の場合
●基本的に、2Bq/kgを超えたら食べませんが、
いちおう、うちには、
作物を作るにあたっては許容範囲の濃度の土壌と同じ濃度の試料と、
許容範囲外の濃度の土壌と同じ濃度の試料は、何種類かありますので、
必要ならば、自分で測定しますが、使うことはあまりありません。
土壌の「セシウム137」が25Bq/kgを超えたらアウトといった感じですね。
★「標準物質となる線源」のCs−137の値
(比重が1に近く、スペクトルが安定的な試料のみ)
↓
11.2Bq/kg(500g)
・14.7Bq/kg(480g)
・23.4Bq/kg(456g)
32.8Bq/kg(646g)
49.7Bq/kg(737g)
98.2Bq/kg(586g)
163Bq/kg(594g)
★なお、「5Bq/kg〜25Bq/kg」までの「中濃度」の定量が
正確であることは、以下の投稿の冒頭で、すでに確認してあります。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?U2004
******************
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