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無明庵日記●猫の足跡-その665●「素人による 食品検査奮闘記・第45回」
by:
鈴木崩残
2014/03/30(Sun)09:19:46
>3/31 17:00 本文中に原稿を追加しました。
「素人による個人測定」第45回
測定雑話
●今回は、雑談調、で行きます。
はや、この測定奮闘記も、45回目となりました。
本格的に測定をはじめたのが、今年の初めなので、約3ヶ月が経ちました。
放射線に関する知識どころか、理系知識ゼロからのスタートで、
今でもほぼゼロですが、市民測定所の方の助言のおかげて、なんとかかんとか、
自分が許せる濃度(ベクレル数)の汚染が「あるかないか」ぐらいは、
今年の夏までにはなんとかなるかもしれません。
●このシリーズも、少し横道に逸れたりしつつも、当初の目的に向かっており、
どの段階での大失敗や、基礎テストでも、「無駄な遠回り」というものはなく、
全てが結果として自分の役に立ったのは、大変に喜ばしい結果だったと思います。
◆1/テレミノMCA−V6.2の機能の説明不足
●以前に、V6.2の、Help マニュアルの12頁に誤りがあることを指摘しましたが、
今回は、大切な機能であるのに日本語版で「説明されていない機能」
について書いておきます。
初期バージョンにはなくて、「V6.2」から新たに追加された、
画面の「右隅の中段にあるこのスライド(マニュアルでは「2」)ですが、
日本語のマニュアルには正しい説明がありません。
このスライドは英語の原文では、特に「名称」が名づけられていないのか、
そのあたりは全く知りませんが、一言に言えば、
スペクトルのグラフの「全体を均一に上下に伸縮させる機能」で、
マニュアル中に書いてある「スペクトルの右側を強調する」というのは、
間違いである点は以前にも指摘しました。
その機能があるのは、おそらくはグラフの下にある「Ylog」ボタンでしょう。
さて、今回は、前述のスライドが持つ「別の機能」について説明します。
■この、「右隅の真ん中にあるスライド」は、
「現在計測中のグラフのみ」を、Y軸方向へ伸縮させるだけではなく、
保存してある「インポート用のデータ」を「インポートする際」に、
好みの変形率で表示を出来るという機能です。
1/そこで、まず、
このスライドを、一例として「+200」あたりに変えてみてください。
そのあとで、
例えば「Ref1」にインポートすると、インポートされるときに、
その「+200の変形になって表示」されます。
2/次に、
このスライドを「+400」あたりにしてください。
そして、先ほどのと「全く同じインポート用のデータ」を、
たとえば別の「Ref−2」にインポートすると、
今度は「+400の変形率で表示」がされます。
こうすると、「Ref1」と「Ref2」は、
それぞれが「異なる変形率で」表示されます。
この機能は、このソフトの使用目的にもよりますが、
使いこなせると、かなり応用が出来ます。
■使い方としては、
私は複数のグラフをインポートして形を比較して見てみたいとき、
その時に、複数のグラフの位置が重なってしまい、見難いことがあります。
こうした時に、見やすいように各グラフの上下の位置をずらしています。
グラフに変形がかかるものの「山の形の比較」をするのに、とても便利です。
■しかし、私がこのスライドを最もよく使うのは、
エクスポートしておいたデータを「定量の為にインポートする」方法です。
この場合に、30ベクレル以下あたりの検体の場合には
このスライドを「400」あたりにしています。
一方、100ベクレル前後の場合にはスライドを「200」あたりにする、
などと、自分で決めておきます。
★スライド位置=400での表示(30ベクレル以下の定量の為)の係数と、
★スライド位置=200での表示(100ベクレル前後の定量の為)の係数、
といったぐあいに、二種類の面積表示とその係数を出しておきます。
●測定したくはありませんが、もしも200ベクレル/kg以上ある
検体を定量する場合には、このスライドの位置を300などに下げて
「その表示状態での換算係数」を出しておくわけです。
*********
■一つ前の投稿で、私はこのスライドによって、
グラフを「変形させた状態で記録できる」と書きましたが、
それは完全に間違いでした。
それは変形させた状態でグラフを「記憶できるのではなくて」、
インポートによって表示させる時に、
そのつど、「任意に変形した状態」で「呼び出せる」のでした。
↓
■2/汚泥水の測定■
まず、先日の「自家製汚染水」の測定結果から感じたこと。
●どんだけ、おぞましい汚染が検出されるのか、と思ったらば、
これが、ピークがない。
●そこで、コケと泥水を濾したタオルをシンチを取り囲む形で測定をしてみた。
↓
●いつもの定型の形と違うのでピーク位置はずれるものの、
何か怪しい山が現れた。
↓
★試しに定量してみたところ、この濾した後に水洗いを繰りかえしたタオルは、
測定時には、37gでしたので、これを1キロに直すと、
> 暫定/ 28.3Bq/kg(Cs-137のみ)
■ここから、推測されることは、
汚染している泥で、衣服が汚れた場合、その衣服をいくら洗っても、
セシウムが抜けない可能性がある。
また、汚泥水を濾したのは、ただのタオルであり
何かのフィルターやゼオライトなどを使ったわけではない。
つまり、ほとんどはタオルに染み付いた泥に移行したようだ。
ここから考えるに、やはり衣服・各種空調フィルター ゴミパックは
相当の線量なのだろう。
そこから逆に考えると、原発のすぐ近辺ではない地域では、
地下水(天然の湧き水)は 意外とセシウムが少ないかもしれない。
やはり、セシウムは特に「粘土質の」土や 「繊維」などにも吸着するので、
そうした物を通過した水の線量は、それなりに下がるのだろうという事でした。
■3/かなり使える自家製マリネリ容器■
●知人用に、CDのドラムケースを使ったマリネリ容器を作りました。
造りかたは、ずっと前にこのシリーズで紹介したとおりです。
アクリルパイプの高さをすべて同じに揃えつつ、接着中 ↓ であります。
●「 特 筆 事 項 」●
実は、知人の遮蔽容器の内寸は、
現在の1インチアルマジロのコードを収納する「天地のスペース」がないのです。
そこで、製作者の大久さんに頼んで、現在のコードの、
アルマジロ側のジャックに差し込む部分を「L字プラグ」に特注しました。
こうするとコードを直角に横方向へ引けるので、
遮蔽容器の天地のスペースが稼げます。
こうしないと、せっかくのこの手製の円形マリネリ容器が使えなかったので、
苦肉の策となりました。
アルマジロ側のジャックに入れるプラグの形というのは、
「現在のストレートと、L字の二種類あるといいと思います」と、
大久さんにお伝えしました。
そのL字のコネクターから引いたコードの為の溝。
↓
■ことによると、普通の「変換プラグ」でもいいのかもしれませんが、
USB電源からの線との混在があるので、製作者の大久さんに頼みました。
↓
■4/思案中のシアン■
●プルシアンブルーの顔料を購入。使い方はまだ「シアン」中です。
とにかく、不織布その他の素材にこの顔料を染めつけて、
「セシウムを選択的に吸着するフィルタ」ーを作るのが目的です。
むろん除染が目的ではなく、セシウムに特化した測定効率を上げるためです。
水や、調味料、その他、液体の検体にのみ限定されますが、
そこにこそ、使い道があると私は考えているのです。
↓
よく知られた「ダイロン」の「カラーストップ」も考えたのだが、
天然顔料には使用できないとあった。
↓
http://www.dylon.co.jp/catalog/colorstop.html
「ポスカラ」は定着が出来ないので、
定着剤の「ベストフィックス(直接染料用定着剤)」を「ゆざわや」に注文してみた。
↓
http://shopping.yahoo.co.jp/review/item/list?store_id=yuzawaya&page_key=393-06-008
ここで、あらためて、
プルシアンブルーという色について、2つばかり記事を。
まずは、ゆるい記事から。
↓
http://hypertree.blog.so-net.ne.jp/2011-01-15
次にハードな記事を。
↓
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2011/pr20110824/pr20110824.html
■5/ゼオライトも購入してみた■
●ゼオライトは、他の放射性核種を含む物質も吸着してしまうので、
「選択的にセシウムだけを」とは行かないのですが、
とりあえず、プルシアンブルーで染めてみました。
↓
■ある程度高い濃度の汚染が確実な「液体の検体」が用意できれば、
このプルシアンブルーに染めたゼオライトを使い、
ゼオライトに、より多くのセシウムを吸着させる事が出来ればいいわけです。
そのゼオライトを乾燥させれば、適度な濃度の「線源」としても使え、
「校正 兼 定量」用の試料になると、目論んでいるわけです。
■6/「いりぬか」の測定に挑戦してみる■
●米ぬかには、玄米の約8倍のセシウムがあるというのを聞いて、
「いりぬか」を4種類購入しました。(残りひとつは明日到着する)
↓
●早速、ひとつ10時間ほど測定してみましたが、怪しい山が出ました。
まだ断定は出来ませんが、今までに13ベクレルあたりで出たパターンのひとつである、
「セシウム連山の裾野の位置の一致」がありました。
ピークが明確でないのが難点ですが、
裾野の位置の一致から、暫定的にあると判断しました。
↓
★ためしに定量してみたところ、
この「煎りぬか」は測定時には230gでした。これを1キロに直すと、
>☆暫定試算値
>Cs−137・・・・・・・・12.3Bq/kg
>Cs−134・・・・・・・・・7.2Bq/kg
>K−40・・・・・・・・・625.3Bq/kg
■今回のこの定量の元となった係数を割り出すにあたっては、
前回、杉原様からお借りした「茶葉」を元にしました。
検体の比重は1:1のほうがいいので、本当は、
うちの600ml容器の場合は、600gがいいのでしょうが、
自分の容器容量の半分の重さの数値だった300グラムの茶葉を基準にしました。
したがって、以前は、リットル数と重量が同じでしたが、
今回から、しばらく、容器のリットル数のちょうど半分の300gに
重量換算係数を合わせます。
*********
■今のところ、何をすれば自分の目的が実現できるかについて、分かったことは、
1/ゲルマニウム半導体検出器でもクロスチェックをしてもらった検体を入手する。
それによって表示させる「グラフの設定」を一定に定める。
これで、自分用のBq/1kgのための測定・計算用グラフが出来る。
2/毎回、必ず同じ詰め方で、かつ出来るだけ粒子を細かくした状態の検体を測定すれば、
三角の面積からベクレル数にする「換算係数」そのものは、そう狂うことはない。
3/あとは、幾度となく自分で測定を繰り返しては、
そのつど測定所に依頼して、その結果を見て、
三角形の面積をどう採るかという「三角形の頂点位置の定め方」、
これを試行錯誤して、一定のルールなり、経験則を積めばいいと考えている。
・いまのところ、換算係数は、元がしっかりしているので、なかなか良い。
・表示法も、10ベクレル以下用の表示と計算用に、カスタマイズした。
・だから、あとは「セシウム連山」の有無の見極め方と、
山と判断した場合の「ピーク位置」と「裾野の両足の位置」の決めであろう。
と、「今のところ」は思う・・・
______
★
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