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無明庵日記●猫の足跡-その666●「素人による 食品検査奮闘記・第46回」
by:
鈴木崩残
2014/03/31(Mon)21:03:00
「素人による個人測定」第46回
測定雑話
●記念すべき、「猫の足跡」の「666」番目の投稿となりました。
さっそくのドタバタ劇ですが、前回の投稿に、またまた間違いがありました。
それは、グラフに変形をかけた場合に、
バックグラウンドの表示法も、その変形率で表示しないとならない、という点です。
これは、バックグラウンドを表示する際に、
例の右端の中央のスライドを、変形率「0」設定のまま表示すると、
BKGのボタンをONにしたときに、
現在測定中のグラフから、正しくBGが差し引かれた表示となりません。
こうして、スライドとグラフデータのエクスポートとインポートを繰り返すうちに、
ようやく、テレミノ−V6.2の「線グラフ表示」に関してだけは、
マニュアルに書いていない大切な一部の機能の全貌が分かりました。
■これは、「ただグラフの山やピークを見られればいい」とか、
「定量など、そもそも無意味だ」とか、もっと言えば、
「定量計算させる為のプログラムを作れる能力は(自分には)ない」
などという、そのような漠然とした、曖昧で、
目的の定まらないスタンスでは発見することも出来ず、
またこの機能を生かすことも出来なかったと思います。
なんとかして「定量したい」という切実な目的があってこそ、
はじめて知ることが出来て、活用する事が出来た機能でした。
●というのも、グラフの表示率を変えるということは、
単に、山やピークを「発見しやすくするだけ」が目的ではないからです。
定量をする際に必要となる換算係数を固定するためには、
グラフ表示を自分で決めた設定に「固定」する必要があるからです。
そして、1インチアルマジロと、このテレミノだけで、
1桁ベクレル台を定量しようと挑戦する為には、
山の面積を割り出すのに、充分かつ(縦に伸ばし過ぎない)適度な変形を、
表示するグラフにかけないとならないからです。
●なお、この変形表示法は、
汚染が、低濃度用(たとえば10ベクレル前後用)と、
中濃度用(たとえば100ベクレル前後用)といった具合に複数あると便利です。
●さて、そこで、
前回の投稿内容に対する訂正も含めて、この右端の中央のスライドについて
説明をしておきます。
この機能にふさわしい名称としては、
変形を施した表示「Transformed display」とも言うべき機能です。
以下、当掲示板では、略して「TD」または「TDスライド」としておきます。
以下、グラフの画面にそって説明します。
↓
上記のようなバックグラウンドの表示のまま「BKG」をONにすると
下図のような間違った差し引かれ方になります。
↓
そこで、計測中のグラフにかけたのと同じ変形率で、
BKGをインポートするこのように表示されます。
↓
その状態で「BKG」をONにすると正しく差し引かれたグラフが表示されます。
↓
次に3種類の「煎りぬか」のグラフを見比べたかったので、
わざとインポートする時に、TDの値をずらしてみました。
↓
■結論としては、
ひとつ(KO)は確実にセシウム137がないように見え、
ひとつは(MB)確実にセシウム137が12Bq/kg前後あるように見え、
残りひとつ(KH−T)は、あるとしたら3Bq/kg前後に見えました。
↓
【注・上述のグラフは、変形がかかっており、上から順に2つ目までは
大きく変形がかかっているため、定量時のグラフでは、
上から2つ目までは、この面積で表示されているのではありません】
ためしに、僅かにありそうなグラフ(計測中のグラフ)の「BKG」を
ONにしてみました。こうすると、ないようにも見えます。
↓
●この煎りぬかは、大変に自分の方法の反省と勉強になりそうなので、
測定に出すことにしました。
■「TD・スライド」の機能についてまとめますと、
1/エクスポートするときには、「TDスライド」による変形率や、
「BKG使用」のon/offには関係なく保存される。
つまりBKG使用のボタンをONしてからエクスポートをしても、
測定中のグラフからBKGが差し引かれたグラフが保存される事はない。
2/インポート毎に、その直前に設定したTDの変形率でインポートされる。
(複数のグラフをインポートする場合、そのつど変形率を変えられる)
3/インポートしたグラフに対しては「BKG使用」は作用しない。
計算ソフトを作れる人とは
●私はまだほんの素人測定です。しかしそれでも分かったことは、
決して定量ソフトを作った人や、そうしたソフトを馬鹿にしてはいけない、
ということです。
むろん誰かが言っておられたような、
「おちゃめなソフト(一桁も違う数値になるもの)」も中にはあるでしょう。
しかし、それでもなお、決してその人たちの努力を馬鹿にしてはならず、
定量ということを軽視してはならないと私は思いました。
なぜならば、定量のための計算ソフトを開発した人たちは、
ロシアの人であれ、ドイツの人であれ、アメリカの人であれ、
そして日本の人であれ、
食品用の、放射線測定の定量用ソフトを作るということは、
ただ机やPCに向かって、計算をあれこれいじっているだけでは、
到底出来ることではなく、
おそらくは、その人たちは、気の遠くなるような数の検体を、
「現場」と「実験室」で、何年も何年も測定し、試行錯誤しながら、
ソフトを作ったであろうことは、素人の私ですら、推測できるからです。
■また、私はまだ理解をしていませんが、コンプトン散乱や、
シンチレーターの形状や回路に起因する特有の癖、
検体の形と、そのセットの仕方、重量、比重、体積、
さまざまな要素からの影響を、考慮したソフトを作るのは、
並大抵の努力や経験や時間では、出来ないだろうと思ったからです。
■ベクモニという、
現在、多くの測定をする人に愛され、愛用されているソフトがあります。
私はまだそれを使ったことはありませんが、
パラメーターを見るだけでも、開発した方の苦労と知識が溢れていると思います。
他人の真似をするのでもなく、他人の作ったソフトをいじる程度ではなく、
一からこうしたソフトを自力で作り出す人たちは、本当に素晴らしいと思います。
■今後、日本の各地の市民測定所の人たちが、
真に、きちんとした、豊富な測定経験を現場で持ち、確かな技術を持ち、
知識を持ち、何よりも切迫した危機感と探究心を持った人たちと協力すれば、
日本であれば、世界一、性能のいい測定ソフトを作ることが出来ると思います。
測定のソフト、特に定量ソフトは、
本来であれば、それぞれの検出器にそれぞれ固有のソフトにする
というのが原則で、そのために、多くの市販の測定器は、
シンチレーション検出器とそれに固有のソフトや、
遮蔽容器などもセットになっているのだと思います。
そういう点では、現在私がやっていることは、セットになっていない
1インチアルマジロと、自作の遮蔽容器、自作の角型マリネリ、
そして、自分用にカスタマイズしたグラフ表示と換算係数と、ヘロンの公式、
ただこれだけを頼りに、定量を試みているわけです。
その点で、シンチレーターや、電子回路や、
定量ソフトを「創っている人たち」には、私は本当に頭が下がります。
■
「なぜ定量するか? 定量したがるのか?」
そんな、「くだらない」愚問を言う者への答えは簡単明瞭です。
それは、
この日本に住む、私たちが、
「食べられるものを探すため」である。
正しくは、
「自分が食べてもいいと思えるものを、自分で探すため」である。
■個人測定で、定量を試みている人たち、
定量にこだわる人たち(消費者の人たちと生産者の人たち)、
定量ソフトを開発している人たち、
その人たちのことを、
「冷笑」したり「小馬鹿にする」権利など、誰にもないのです。
そういう歪んだ言動をしている人は、まず自分で、
この日本の過酷な現場で「実際に使える」定量ソフト、
実際に役立つソフト、実際に、日本でクロスチェックに耐えられるレベルの
ソフトを作ってから、偉そうな事を言ってください。
斜にかまえた、文句や、皮肉などは、小学生の子供でも言えるのです。
定量ソフトを開発したり、それに頼っている人たちを馬鹿にするならば、
その者が、もしも、はったりや、知ったかぶりではなく、
本当に確かな「知識と技術と知見」があるならば、
他人の作ったものに文句を言う前に、
まず、お客様が使えるソフトを「作る事をやってのけて」からです。
それが出来ないならば、
「自分には、ちゃんとした、知識と、実力と、
きちんとした経験の積み重ねがないので、出来ません」、
と正直に言えばいいだけのことである。
自分がきちんとしたものを造れない事の「言い訳」と「ごまかし」のために、
定量という行為を馬鹿にしているのは、とても醜く、愚かしい動機である。
◆ ◆ ◆
●こういう機器を開発している人たちがいる。
三菱がからんでいるからといって、ただそれだけでレッテルを貼ったり、
高い機械を押し売りしたり、政府に都合のいい数値が出るようにしたり、
そうした事を動機として開発しているようには、この文章からは思えず、
純粋に、測定精度の向上を目指しているように思える。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140327/
******************
★ちなみに、今までにも何度かここの掲示板で言ってきたことですが、
「666」などという数字には、
何ら特別な意味もなく、数理的にも、なんら特別な不吉な意味もなく、
数霊学的にも、なんら神秘性も魔術性もない、ありふれた数字です。
この数字が強いて、無理やり意味づけをされるとしたら、もともとは、
エジプトで聖数のひとつとされた「37」という数にからむだけのことです。
私に言わせれば、
「素数」のほうがずっと神秘的で、かつ魔力がある。
ただし、それも十進法という制限枠の中でというだけの事。
■結局は、何かの数字が客観的にも意味や効果を有するとしたら、
それは、常に、結晶や、生物や、天体や、振動による、
「幾何学的形状」と関係するかどうかだけである。
そういう意味では、正多面体や、倍音構造や、
生物の足の数というのは、なかなか面白い。
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