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無明庵日記●猫の足跡-その669●「素人による 食品検査奮闘記・第49回」
by:
鈴木崩残
2014/04/04(Fri)17:33:18
「素人による個人測定」第49回
「みちくさ」
●今回は、少し横道に逸れます。
前回の投稿は、あのままにして、測定結果を待ち、
それから、換算係数や、面積の取りかたを試行錯誤します。
その課題はいったん置いておいて、
本日は、天気も良かったので、室内と室外で、いろいろ作業をしました。
■まず、600mlの半分ぐらいしか検体がない場合や、
どうしても角型マリネリを使用したくない場合の容器です。
めったに使うことはありません。何かの時にと6個ぐらい買い込んであるものです。
↓
ただし、1インチアルマジロだと、こうした「面測定」では
検体が30Bq/kg程度ないと、明確なグラフにはならないだろう。
*********
■知人の遮蔽容器専用に、大久さんに依頼している「L型プラグ」を
実際にアルマジロに挿した時に、コードがアクリルパイプを通過する位置で、
コードに負担がかからないかを、じっくりチェックしてみました。
↓
このままでOKのようだ。
↓
*********
■プルシアンブルーで染めたタオルや麻布を色止め処理したあと、
水につけて、色落ちしないかチェックしましたが、
これならば、(強い酸性やアルカリ性でないかぎりは)
汚染のある液体に10時間以上つけても大丈夫そうです。
↓
*********
■ゼオライトにPBを染み込ませて、簡単な定着処理をしたものの、
これは何にどう使うか、まだ思案中です。
とりあえずは、これをコーヒーフィルターに入れて水を通過させると、
水からセシウムを除去する効果ぐらいしか期待できないのですが、
使い道は、これから、考えてみます。
基本的にはこれも「セシウムの測定効率の向上」に使いたいのである。
↓
書など書いてみた↓
■PBで染めたタオルと、普通のタオル、
それぞれを同じ泥水にひたし、攪拌しつつ12時間以上放置します。
そののち、その泥水を絞ります。
どちらのタオルも、泥にセシウムがついているわけですから、
なるべくその要素は落とします。
そして、それぞれのタオルを「水洗い」したあとで、乾燥させます。
■乾燥したその二つのタオルを測定にかけ、
グラフの形に差が出るのかどうか?を見るという極めて初歩的な実験です。
これでもしも、スペクトルグラフの形そのものに差異が出るならば、
PBが、セシウムに対して選択的な吸着をしたかもしれないとみなせる。
私としては、10ベクレル以下の検体を見るときに、
セシウムの山の部分を、今よりも見やすくしたいので、
セシウム以外の核種には、少し、すっこんでいて欲しいわけである。
●早速、この単純なテストの作業にとりかかってみました。
まず第一回目は失敗です
●失敗した原因は、汚染濃度が「低すぎたため」と推測します。
元が推定で約60ベクレル/kgのセシウム137で汚染された土だったのだが、
これを約4倍に水で希釈した。
この時点では、まだ15ベクレルはあったはずがだか、
それを、タオルに滲みこませた段階で、
たぶん10ベクレルほどにまで落ち、問題はそのあとだった。
プルシアンブルーが、がっつりとセシウム137を捕らえて離さない
というイメージがあったので、流水で洗ったために、
この時点で、ほとんど「流されてしまった」ようだ。
■しかしでは、なぜ以前に、泥水をたったの3回濾しただけのタオルに
付着した滲みが、流水で相当に洗ったにも関わらず、
グラフにはセシウムの山の検出「らしき痕跡」があったか?
それは、元の汚染泥の濃度が、今回の土とは「桁違い」だったのだろう。
何しろ雨どいに、原発事故後そのまま堆積し続けた泥と、
そこに生えているコケや藻の類だったのですから。
*********
ということで、滲みさせた泥の汚染濃度が低すぎてピークは出ませんでした。
下記のグラフは次の4つを測定にかけた結果です。
「普通のタオル」
「普通のタオルを泥で汚染したもの」
「汚染のないPBタオル」(PB染めの結果による変化がない事を確認する為)
「泥で汚染させたPBタオル」
では、PB(プルシアンブルー染め)タオルとその他の比較のグラフです。
(一部グラフに間違いがありますが、結果は失敗なので、放置します。)
↓
→
→
■おそらくは、測定検体の布に付着した汚染濃度が約40ベクレルありさえすれば、
グラフ上で、PB効果の有無は、かなり顕著な差が出ると予想しているので、
次回は、もっと汚染濃度の高い液体を作って使う予定です。
■ちなみに、BKGのほうが、測定したタオルよりも低いグラフで出ているのは、
表示させたBGKの測定時間が、今回の検体の測定時間よりも長かったためです。
本日の「重要ポイント」
>BGKと比較したり差し引くときには、
>「計測時間と同じ測定時間のBKG」を使用しないとダメですね。
>一番理想的なのは測定毎にBKGも測定する事ですが、これはさすがに時間がかかり過ぎます。
>また保存するBKGは、「測定時間別」という以外に、BKGにもピークのズレが起きるので、
>「気温別」(厳密には測定器の表面温度別)」に取っておかねばなりませんね。
>ピーク位置を合わせる「校正用検体」もそうです。
>測定時間は一種類あれば良いものの、これも気温で大きくズレることがあるので、
>「気温別」に、取っておく必要がありますね。
保存する「インポート用の」ファイル名に、
>>For−Check(又はSet)−23℃−8h−Chaba
とか、
>>BKG−21℃−18h
とか、付けておくわけですね。
●この問題について【おのみち−測定依頼所−】の杉原様からアドバイスを戴きました。
温度変化だけの問題でもなく、時間とともに天然放射線も変わってきますので、
1月毎にバックグラウンドは取り直した方が無難です。
またNaIシンチレーションの特性として、温度が下がれば検出効率が上がるようです。
逆に温度が上がると検出効率が落ちるようです。
したがって、温度が高い時にバックグラウンドを取得して、
温度が低くなった時に測定しましたら、数値が高く出てしまいます。
ですので、バックグラウンドを取得した時の温度と、
測定時の温度は一定にするのが望ましいです。
温度変化の一番の問題は、一般にピークドリフトと言われておりますが、
定量をするのであれば、取得してあるバックグラウンドにも注意しませんと、
その検出効率も変わってしまいますので、出てきた値にも注意したいものです。
ゲルマニウム半導体検出器であれば、そこまでの問題は考えなくても良いのですけど。
*********
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