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無明庵日記●猫の足跡-その671●☆定量用試料データ重要☆「素人による 食品検査奮闘記・第51回」
by:
鈴木崩残
2014/04/10(Thu)05:23:11
「素人による個人測定」第51回
玄米の再測定・擬似検体・定量
●今回はテーマは3つです。
1/
ひとつは測定所で、セシウム137が、0.91ベクレル/kgと結果が出た玄米が、
うちの測定器でも、それぐらいの濃度の検出と、定量が出来そうかも?という事例。
2/
ふたつめは「乾物」に似せた「擬似的食品の検体」を自分で作る試みです。
自分の勉強と経験を積むのに必要な濃度の食品を探し当てるとは
かなり難しいことが、玄米や糠でわかりました。
また、検体も、密度が高いもの、低いもの、いろいろなものに
慣れてゆく必要があります。
そこで自分の測定の練習用の検体を自作することにしました。
方法は、一定数の汚染があると分かっている土と水を混ぜた泥を、
タオルにしみこませて、そのタオルを細かく切って容器につめる方法です。
こうすると、乾物とか海苔などの、軽いものや、形が一不規則なものの
測定の練習になるからです。
3/
みっつめは、とりあえず、100ベクレルから30ベクレルまでの
換算図が出来ましたので、アップします。
試料の「茶葉」が来週のはじめに到着するので、
「1から30ベクレル」までの定量用の換算図は、来週に作ります。
*********
1インチのシンチで
0.9Bq/kg以下の定量は可能か?
さて、その定量ですが、0.9ベクレルといった濃度の汚染を、
1インチアルマジロとテレミノとお絵かき法で定量が出来るか?
となると、出来る「だろう(たぶん・・)」と私は思っています。
●今回、「コシヒカリ玄米」を再測定しましたが、
すでに0.9ベクレルと結果が分かっているからといって、
先入観で、ありなしを決めてかかるのを極力避けて、
冷静な目で見たのつもりなのですが、
それでもやはり1ベクレル近辺の量の起伏も、ある程度は捕らえていました。
★以下、グラフで解説します。
■ものすごく微妙だが、Cs−137に「セシウム連山」らしき「起伏」がある。
しかし、662keVのピークは、このグラフ表示では、ほとんど分からない。
また、それは、796keVや802keVのCs−134ほどではない。
むろん、このCs−134の山は、よくここに出るらしい、
Ac−228(795keV)やBi−216(768keV)なのであろうが、
この中に、C−134のピークも「埋もれているはずだと推測」をしました。
根拠は、所定の位置にピークらしきものがあることです。
↓
■そこで、バックグラウンドを差し引いたグラフにしてから、
前に出しておいた「古いバージョンの係数(×0.0565)」を面積にかけて、
最後に「重量比」をあわせてみた→ ×(300g/518g)
↓
■すると計算結果は、数値が測定所の実測とは約2倍も違っているので、
「ベースラインのとり方」を変えてみた。
【 別 紙】
↓
すると、実測と、ほぼ、ぴったりだ。
ただし、図中に書いたように、
ここまで定量対象となる三角形の面積が小さくなると、
辺の長さを、たったの「1mm」取り違えただけで、
約0.15ベクレルの誤差になってしまう。
その点では、あくまでも「暫定的な定量数値」にすぎないが、
お借りした「茶葉(Ge半導体シンチ測定済み)」の試料を元にした、
私の自己流の「換算係数」だけに限れば、かなりのところまで正確だとわかった。
●あとは、何度も同じ試料や、違う検体を測定して、
いろいろなパターンのスペクトルを見て、
「面積のとり方」がこれで良いかどうか?を、少しずつ確認をすることだ。
測定練習用の「模擬検体」の自作
次のは、ちょっと息抜き、です。
何も、プルシアンブルーに染めたタオルや布ではなくてもいいのですが、
タオルな布に、汚染があると判明している泥をしみこませ、
今回は、水洗いせずに、そのまま乾燥して、
それを細かくハサミで切ります。(最初に細切れにしておいても良し)
こうすると、乾物とか、海苔とか、その他、「軽いもの」や、
フードプロセッサーで細かくしていなくて、
「形が不規則なもの」(一例としてドライフルーツなど)測定する練習に出来ます。
この布切れを、マリネリ容器に詰め込むのです。
布なので、60gから80g程度しかない。
汚染濃度は、概算ですが、うちの近所の土壌はCs−137が、
15Bqから40Bqは確実にあるので、
この泥の水加減がうまくいっていれば、1から10ベクレルの範囲の
練習用の試料が出来るはず・・・・
↓
タオルから検出されてしまい、息抜きになりませんでした。
■写真とグラフは、「次の投稿」でアップしました。
My「定量用換算係数図表」
■100Bqまでの検体のCs−137,134と、K−40の
定量用の、最新版の係数は完成しました。
【換算係数メモ<100Bq/kg】
for Cs−137・134
for K−40
■あとは、1から30Bq用の係数図を来週の中ごろまでには完成できます。
【換算係数メモ<30Bq/kg】
後日ここに追加します。
★ メ モ ★
☆測定時の温度に近い温度の時に取得した「バックグラウンド」をインポートすること。
☆測定時の温度に近い温度の時に取得した「校正用グラフ」をインポートすること。
☆インポートする直前のTDスライド(変形ディスプレイ)の数値の確認を怠らないこと。
☆BKG差し引き機能は、ピーク位置の確認と、定量時に使用することを基本とするが、
ただし「セシウム連山」の有無にはBKGを差し引かないグラフを、
縮尺を変えながら観察すると良い。
☆ピークあわせは、まず全体を動かすスライドでCs−137にキメて、
次に、Cs−134、その次にK−40、
そのあとで低領域のPbなどをリニアライザーで調整すればいい。
☆自分の測定設備に限ってはだが、測定時間は、最低は5時間が必要。
理想的には「8時間以上」とする。
ただし、15時間を越えると、山がなだらかになってくる。
さらに、20時間を越えると、検体やその日の条件によっては、
一度あったはずのピークや山が見えなくなることもある。
この場合には、IIRフィルターの数値を下げて、グラフを鋸歯状に戻してみたり、
TDスライドやMAXスライドを調整して見直すのも手である。
それでも分からなくなったら、
マリネリ容器とシンチの位置関係を「45度」変えてみて再度測定をする。
☆換算にあたっては、どのような単位の数でも、
「小数点以下4桁」まで必ず使うこと。
*********
・いい感じで、収集が進んでいます・
↓
★現在、うちにある定量・校正用試料(全て600mlの体積線源)★
特に明記のないものは、測定所での結果の数値です。
予測明記のあるものは、測定に出す前に、
合成したときの計算上の数値や、自分で実測した時の数値です。
数値の低い順から列挙(単位は、Bq/kgあたり)。
上から、
↓
Cs−137
Cs−134
K−40 の順に記載
↓
******************
☆コシヒカリ精米(栃木産)
0.76
<0.3
11.5
______________
☆コシヒカリ玄米(栃木産)
0.91
<0.3
53.9
______________
☆煎りぬか(KHO)
2.05
1.02
499
______________
☆/煎りぬか+粉末ドロライト(オレンジ)
・合成時の計算上の予測値は、
>> 5.595Bq/kg
>> 1.317Bq/kg
>> 不明
★測定所での測定結果は
↓
>セシウム137:9.01 ±2.46Bq/kg
>セシウム134:5.21 ±1.68Bq/kg
>カリウム40:486±107Bq/kg
______________
☆/煎りぬか(MB)
7.74
3.18
437
______________
☆/煎りぬか+焼土(人工試料)(イエロー)
・合成した時の計算上の予測値は、
>> 21.23Bq/kg
>> 13.37Bq/kg
>> 不明
・自分の測定と定量では
>> 38.46Bq/kg
>> 不明
>> 1008.46Bq/kg
★測定所での結果は
↓
______________
☆ドロライト(ピンク)
(ゼオライトの粒に汚染ドロを染込ませた人工試料)
・合成した時の計算上の予測値は、
>> 34.66Bq/kg
>> 15.60Bq/kg
>> 395.62Bq/kg
・自分の測定と定量の結果は
>> 35.67Bq/kg
>> 15.92Bq/kg
>> 395.62Bq/kg
★測定所での結果は
↓
>セシウム137:34.8 ±7.64Bq/kg
>セシウム134:23.7 ±5.29Bq/kg
>カリウム40:361 ±79.2Bq/kg
______________
☆土壌CB
98.2
44.2
206
______________
☆腐葉土の堆積土壌
163
67.6
205
______________
☆知人用の人工試料(グリーン)
・合成時の計算上の予測値は
>> 8.9
★測定所での結果は
↓
>セシウム137:10.1±2.68Bq/kg
>セシウム134:6.06±1.87Bq/kg
>カリウム40:496±109Bq/kg
★希釈前の素材試料(パープル)
・合成時の計算上の予測値は、
>>Cs−137=50.05Bq/kg
>>Cs−134=31.53Bq/kg
>K−40=515.66Bq/kg
★測定所での結果は
↓
*********
☆自分用の換算係数の割り出しは、
すべて、おのみち−測定依頼所−様からお借りした「茶葉」を元に定量しました。
「茶葉」(うちの角型マリネリ容器では「600ml・319g」)
以下は、「アイメジャー」様によるゲルマニウム半導体による測定結果。
放射能±誤差 測定限界値
Cs−137・・・・・13.9±0.5 <1.5
Cs−134・・・・・・5.9±0.4 <1.2
K−40・・・・・・606.4±11.8 <35.4
_____
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