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●猫の足跡-その735●「素人による 食品検査奮闘記・第114回」■ サツマイモの測定・その他 ■
by:
鈴木崩残
2014/11/13(Thu)14:01:04
素人による個人測定・奮闘記☆第114回
ご近所からの頂き物を測定する
●以前は、ご近所関係で一番困るのが、食品の頂き物でした。
特に、「畑で採れました」というのが年に何度かありました。
汚染があるのかないのか分からないままに、
頂いたものを食べることもあれば、食べないこともありました。
どこで採れたものか、誰を通じて入手したものかを、遠まわしに伺った上で、
判断するしかありませんでした。
●しかし、ようやくある程度の「一桁のベクレル」は、そう間違わないだろう、
ということから、最近は、もらうことに躊躇がありません。
測定の練習になるからです。
そうは言っても、私の測定は、まだ調整の出来ていない2軍投手のようなもので、
二軍戦に登板しても、簡単に打ち込まれる可能性が大です。
しかし経験を積まないことには、自分の課題すらも見えてこないので、
とにかく、今出来る測定・定量法で、数値化をしてみます。
●今回頂いたものは、富士吉田市の畑で取れたサツマイモです。
富士吉田は、キノコでは高い数値も出ていましたが、
福島由来だけではありませんでしたので、このサツマイモはどうなるでしょうか?
肥料はどういうものを使っているかにもよりますので、
とにかく、測定してみないと、採れた土地だけでは判断できません。
●早速測定にかけましたが、
1時間現在では、またも、「素人泣かせ」の濃度に見えます。
ただし、水分の多い検体は、
最初にピークが上がって、あとから山が低くなる傾向がありましたので、
見守ってみます。
*********
●次のようにして、荒いみじん切りと、フードプロセッサーにかけたもの、
二種類を測定してみることにしました。
細かくする前は水分計は4.5あたりを示していました。
↓
細かくしたものに水分計を差し込むと、針は振り切れていました。
↓
■荒いみじん切りのほうの重量は340g/600mlで、
フードプロセッサーで処理したものは、
標準試料と同じ606g/600mlにしてみました。
この季節ですから極端な発酵はしないとは思いますが、念の為に
アルマジロから出ているコードと保護用のビニールの隙間を、
ラップで巻いておきました。
●それでは、測定結果です。
↓
基本的に、細かくしたこのサツマイモは「定量」下限未満と判断しました。
●しかし、荒くみじん切りにしたほうは、
「検出」下限未満かどうか、他の核種の影響ではないかなどが、
微妙に怪しいところがありましたので、
測定時間を7時間に延ばしました。
↓
しかしあっても0.3から0.4Bq/kgと自己判断し、
これは自分の0.5の自主規制以下なので、
フードプロセッサーにかけなかった340gのほうだけ、炒めて食べました。
なお、カリウム40は、みじん切りにしたほうの、130Bq/kgのものが、
ピークの山の形も、3時間測定の113Bq/kgのものよりも正しいので、
かなり正確な値であろうと思います。
*********
今後の課題
●現在、最も難航しているのが、先日の「流通品の玄米」の測定です。
最初に測定したときに、どうも0.7〜0.8ベクレル/kgが
怪しまれる山が出たものの、測定所に出したところ、0.3の下限未満の結果となった。
ゲルマでのチェックは、まだであるが、おそらくは0.1程度かもしれない。
●そこでもう一度自分で、5回ほど測定してみたところ、
今度は前回のような、0.7と定量されるような山は今のところ出ていません。
こうしたケースで悩むのは、最初のスペクトルは「何が原因か?」ということです。
0.5から2Bq/kgの範囲というのは、食べるか食べないかの境界線にあるので、
ここはしっかりと確認をしたいのですが、それが出来ないことがあります。
●むろん、お手本どおりに考えれば、推測できる原因は以下のようになります。
1/検体の均一性に変動があった。
2/気温や湿度に変動があった。
3/電源部に変動があった。
4/PCからのオーディオ信号に変動があった。
5/角型のブロック鉛の遮蔽容器にのみ特有の、
遮蔽鉛の壁とシンチレーターの角度に変動があった。
6/自然界からの環境放射線に変動があった。
7/シンチレーターに極端な振動や圧力が加わる変動があった。
●教科書どおりの理屈だけならば、いくらでも並べられますが、
実際には、これらのうち、影響を受けずに、
測定所の値に近い定量が、何度測定しても、安定的に得られたものが複数あります。
濃度も、0.5から2Bq/kgという難しいエリアでです。
●そうなると、
><1/検体の均一性が異なった。=むろんあり得る。
>>2/気温や湿度が異なった。=データを見ると影響は少ない
>>3/電源に変動があった。=不明だが48時間測定しても安定値が得られた。
>>4/PCからのオーディオ信号に変動があった。=3と同じ理由で可能性が低い。
><5/遮蔽鉛の壁とシンチレーターの角度に変動があった。=再テストが必要。
>>6/自然界からの環境放射線に変動があった。=未確認だが3と4と同様に安定している。
>>7/振動や圧力=大きな影響になるとは考えにくい。
*********
つまり、きっと何か変動があったに違いないと
「推測や仮定」をすることが十分に可能な環境や、
かなりの連続的な長時間の測定期間であった、にも関わらず、
きちんと安定したスペクトルと定量が出来ている検体が幾つもある、
という個人的な測定データの事実がある。
すると、逆に、原因は、絞り込まれてくるはずである。
●いつも不安定であるならば、問題は山済みだろうが、
0.5Bq/kgでさえも安定的に捉えることが出来たり、
かと思うと、0.5〜2Bq/kgの間で、相当に変動するものがあり、
その変動は、単に山の高さの差だけではなくスペクトル全体の様相に及ぶこともある。
むろん比較する場合の測定時間は同一である。
また検体も同じものにしたままテストすることが多い。
●そこで現在、前回の「流通品の玄米」を、何度も条件を少しずつ変えながら
一番最初から数えると、10回目ほどの測定しています。
たとえば、再攪拌せず、そのままで測定を繰り返し、
また、シンチレーターーの角度を20度だけ変えてみるなどです。
気温、湿度は、比較的安定しており、自然放射線に関しては不明。
あったとしても、過去の測定事例では大きな影響は見られない。
これによって原因が分かれば望ましいと思っている。
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