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●猫の足跡-その740●「素人による 食品検査奮闘記・第119回」■「CB法=カウンターバックグラウンド」の試験的活用■
by:
鈴木崩残
2014/11/27(Thu)04:23:52
素人による個人測定・奮闘記☆第119回
やさしお水のBGの取得の完了
●約700Bq/kgまでは50Bq/kgおきに、
そのあとは、100Bq/kgおきに、約1000Bq/kgまで、
合計19個のバックグラウンドの測定が終わりました。
各8時間測定していますし、
途中でシンチレーターやPCの電源を切って休憩を与えていますので、
まる6日間と少しかかりました。
以下に、測定したカリウム入り(むろんCs汚染なし)の精製水の
濃度を記しておきます。
1リットル容器で測定される方は、とうぜん分量などの数値は違います。
やさしおを増量するに従い、最後のほうの水面の高さのジオメトリーが
600mlより少し高くなって行きましたが、
最もよく使うことになりそうな400Bq/kgあたりまでは、
水面はそう高くなっていませんので、これで良しとしました。
【やしさお を入れた純水の水溶液による BGの配合表】
やさしお1gを「8.535897Bq」として計算しました。
自作の角型マリネリ容器は600mlです。
最初の「精製水」の時の重量を「596g」から開始しました。
やさしおの重量(g) 合計重量(g) Bq/kg(K-40の濃度)
0 596 0.0
3.5 599.5 49.8
7 603 99
10.5 606.5 147.7
14 610 195.9
17.5 613.5 243.4
21 617 290.5
24.5 620.5 338.9
28 624 383
31.5 627.5 428.4
35 631 473.4
38.5 634.5 517.9
42 638 561.9
45.5 641.5 605.5
49 645 649.4
52.5 648.5 691
(ここからの増量はこれまでの2倍の濃度)
↓
59.5 655.5 774.7
66.5 662.5 856.8
73.5 669.5 937
80.5 676.5 1015.7
ここでは、一度に5つまでしか表示できないので、ざっと表記しましたが、
700Bq/kgまでは、実際には50Bq/kg刻みです。
↓
■さて、これを、今までに測定した百数十の測定データのスペクトルに適応してみますが、
特に、1〜8Bq/kgで、カリウムが多いいくつかの試料で
BGとして使用してみる予定です。
セシウム137の濃度が3Bq/kgあたりであれば、
カリウムが多くとも、山やピークを見失うこと、
あるいは誤認する事は、今までもなかったのですが、
それ以下の濃度では、定量が難しかったり(測定所のと誤差が大きかったり)
あるいは先日のように、0.1以下を0.7ぐらいと定量ミスをしましたので、
その反省を踏まえて、
カリウムによる影響を(ざっとですが)減算したグラフと、
普通の空容器のBGを減算したグラフを、見比べてみます。
重ねるのはグラフ高かBq/kg数か?
少し前の投稿では、検体のスペクトルから、カリウムBGを引く場合に、
グラフ高では駄目で、Bq/kg数であわせるべきだろう、
と書いてしまったのですが、ここは少し、考えています。
というのも、ベクレル数というのは、あくまでも1キログラムに変換した場合で、
たとえば、以前に、グラフを出したように、
同じ「やさしお」を使って、それを粉に混ぜた場合と、水に混ぜた場合で、
両方を、同じベクレル/kg数にしようとする際には、
水に入れる「やさしお」の量と、粉に混ぜるやさしおの量は変わります。
(よく、私が、合成試料を作るときのように、
常に1キログラムに換算した時のベクレル数にあわせようとするからです)
なので、ベクレル/kgを同一にしようとすると、
水に入れるやさしおと、粉にいれるやさしおは、
希釈剤となっている「水」と「粉」とでは比重が違うので、
当然、やさしおの分量そのものが違います。
その結果、グラフのK−40の高さは違ってきます。
●しかし「容器の中での影響」としての「コンプトン散乱の影響」
を考えるならば、Bq/kgに換算した時ではなく、
実際に測定する「容器内」に、
「同量のやさしお」が入っている、ということが必要である気がします。
●たとえば、
以前に、かなり高濃度に汚染された「ヒースフラワー」のハーブを使って、
かたまりを測定器に近づけたり、四隅の遠くに配したり、
あるいは、均一に混ぜたりした結果を掲載しました。
この投稿です。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?U1985
●すると、むろんシンチレーターに、汚染ハーブのかたまりだけを物凄く近づければ、
高いピークが出ますが、
「最も遠くの四隅に配したものと、混ぜたもの」とでは、
それほど大きな差は出ませんでした。
●これはやってみないとわかりませんが、もしかすると、
100gのやさしおを、空の容器の底に撒いた場合と、
100gのやさしおを水に溶かして、いつものように測定した場合、
この二つのスペクトルのK−40の高さがそう違わないのであれば、
コンプトンの影響として比較するべきなのは、
1キログラム中のベクレル数を比較して合わせるのではなく、
比重に関係なく、その「容器内にある、同量の放射性物質」どうしの
干渉の影響を考慮すべきなのではないか?と。
●ただ、これは、まず、「やさしお」を前述のように
空の容器の底に均等に撒いて測定したものと、
それと同量のやさしおを水に溶かして測定したもの、
このグラフを取ってみてから考えます。
そして、次に、
その、やさしおは、そっとそのままにして、
その上に無汚染でカリウム極少で密度の違う物質の白砂糖やスポンジをのっけて
シンチレーターと検体の間に「障害物」をおいてから測定してみたいです。
これは、容器内にある放射性物質に対して どういうことをすると、
その検出効率が変わるか、という基本的なテストなのですが、
ただし、通常の食品測定ならば、測定時には攪拌によって、
おおむね均一「的」ではあります。
ですから自分にとっての問題、関心、必要なテストは、あくまでも、
カリウムからのコンプトンの「干渉量(率)」は、
グラフ高と、Bq/kg数のどちらを基準とすればいいか?についてです。
■ただし、私の行うテストが、ほとんどの測定者にとって、
何の参考にもならない理由の一つは、
マリネリ容器が「逆さま」である点です。
容器の底面とシンチレーターとの関係がまるで逆だから、
位置の変化や偏りによる検出効率といっても、かなり違う側面があるのです。
*********
■ちなみに、前述の文中でリンクした投稿中のヒースフラワーのハーブは、
測定所での測定値(Bq/kg値)は、
「粉砕前」と「粉砕後」で、ほぼ同じ測定数値の結果になっていました。
測定所の結果へのリンク
↓
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/11/2014_13.html
粉砕して、充填量が増えて、重量が増えたその分が、
kgに換算する際の「掛け率」が、粉砕前よりも低い掛け率になったためだと思います。
しかし放射線量そのものは、粉砕後には、
増えたその重量分だけ、容器内ではその「強度」も増えているはずですから、
その「放射線量」がシンチレーターには測定され、
それがスペクトルグラフの当該核種の「高さや面積」になるとしたら、
やはり、K−40のコンプトン散乱を差し引く場合には、
「グラフ上のそれの大きさ」を重ねないとならない気がしています。
■参考までに、
このハーブの2度の測定のCPSと、測定時の重量の関係は以下のとおりでした。
粉砕前 166g 1.79CPS
粉砕後 281g 3.11CPS
重量差とCPSとの整合性が取れています。
(このハーブの1gあたりのCPSは、0.0110と、0.0107)
この場合、重量の増加比率と、CSPの増加比率がほぼ一致するので、
換算の結果として、
Bq/kgは、ほぼ一致すると見なしていいと思うのですが、
私の考え方が間違っているのかな?
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