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手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
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■手裏剣術講座■ 翠月庵様にての講習会●所感(無冥流手裏剣術)
by:
鈴木崩残
2011/10/25(Tue)09:01:32
【翠月庵にて】
●庵主・市村様、ならびに会員の皆様へ
大変に楽しく、リラックスした雰囲気で講座を進めることが出来ました。
金曜日以前からネットの衛星画像の雲の動きやアメダスとにらめっこをして、
天候を観察していて、なんとかいけそうかと、私は思っていたのですが、
土曜日は雨で中止となりました。
しかし、市村様のご協力もあり、粘りに粘った甲斐がありまして、
日曜日に講習会が出来て、本当に良かったと思いました。
実は、日曜日に出来なくて「翌週」となると、来日している海外の知人の
剣術稽古のスケジュールを組むのが不可能だったのです。
ただ、その分、ニックネーム「スカイさん」(アメリカから来日された方)の
剣術・居合の稽古と、手裏剣の講座とが一日の中に重なってしまい、
市村様にも皆様にも、お手数をかけてしまう結果となり、申し訳ございませんでした。
また通訳をして戴いたNさんには大変に感謝いたしております。
●以下に、稽古会の様子を、ビデオにしてみました。
記念撮影的なものですので、むろん、ほとんどの部分を伏せております。
スカイさんの思い出用に編集したので、
手裏剣術を指導する私のシーンは、ほとんど入れてありません。
↓
●さて、講習会の当初の予定では、8間までの打剣を説明するつもりでしたが、
今回は、時間が足りなくなりました。
しかしながら、5間と6間までは、なんとかこぎつけました。
今回は、再生がスムースなDVDも、直接にお渡ししましたので、
それを見ていただければ、今回行ったことが全部、わかると思います。
●また、今回は簡単に、模擬剣を受けての見切りを体験していただきましたが、
それに関する補足的な部分も、松の間の一部の動画などで理解できると思います。
●ちなみに、いつも私自身は、コンクリートの壁などに標的を立てかけていましたので、
用具に標的を立てかけると、視覚的に、背景の空間との兼ね合いで、
若干ですが、距離感の誤差に影響しました。
しかし、すぐに慣れました。慣れるというよりは、
基礎の体系が出来ていましたので、7間でも問題なく刺中できました。
原則的には標的の後ろにスペースがあったほうが、より実戦環境に近いですね。
k2様・Y様へ
●皆さんの打剣のコントロールが良いのを見て、とても感心をいたしました。
今回は講習内容の都合上、主に、上段・顔面位置のみを集中的に狙いましたが、
皆さんの打剣は、ほとんどおおむね、的確な場所に刺さっていました。
●k2様においては、今までに独学されてきた無冥流の打法とは、
かなり異なっている部分があり、ご迷惑をおかけしましたが、
k2様が、今までに稽古されてきた方法は、今後の7間と8間で、
おおいに役立ちますので、ご安心ください。
現時点では、問題点は、腕の角度のみですので、
ご自宅などでも、例の木刀を応用してみてください。
●Y様におきましては、無理な本数を決して打たないようにしてください。
決して体力で打つものではありませんので、少しでも無理がかかってくると、
せっかくのYさんの持ち味の「繊細な感覚」が乱れてきます。
今回は3本組みで打剣をしましたが、調子が出てきた場合にのみ、
5本を使ってください。
打剣動作のどこかが、(そして結果が)狂っているときに、
片手に5本持っているからといっても、それを無理に打ち尽くす必要はありません。
多くの手裏剣術をされている方たちが、刺さらなかったときに留まることをせず、
手に保持している残りの剣を、急いで打ち終えてしまおうとする癖があります。
しかしそれをすると、修正されるどころか、結果的には乱雑な無駄打ちになります。
●5本を一組とする場合には、もしも途中で刺さらなかった場合には、
習慣的に次の剣を構えてしまわずに、いったん「構えるのをやめて」、
どこが型どおりでなかったのかを、記憶を使って考えてかまいません。
***************************
●私としましては、完成された体系という形で、
他人様に指導をさせていただくのは今回が初めてでした。
以前に知人が尋ねてきた時にも、個人的に解説・実演したことはありますが、
当時は、「まだ私自身が、試行錯誤の最中」でしたので、
断片的な事だけしか、他人様には伝えることはありませんでした。
●しかし今回は、完全に体系が出来上がっていましたので、
私自身が、一切の迷いなく、自信を持ってお伝えすることが出来ました。
そういう形での講座は、初めてとなりました。
●手裏剣術というものは、基本的に独学でも出来るとは思いますが、
もしも、その流派に、絶対に曲げてはならない「体系」というものがある場合には、
当然のこととして、やはり、実際に生徒さんの体格、骨格、間接、指、
そしてその人の人柄などもよく観察して、細かい指導が必要になることを
改めて確認しました。
自分の打剣を、動画で撮影しておいて、それを見て修正する方法も有効ですが、
リアルタイムで第三者が修正することが一番重要であることは
今更言うまでもないことですが。
ただ、私個人は、
「文字資料と、映像資料さえしっかりしていれば、独学でも充分」という主義です。
しかし、「古流武術や、伝統の系図を名乗っている」にも関わらず、
他流の技を動画サイトや市販のビデオなどで見ては、
そのたびに指導者の言う事や行う内容が、ころころと変わってしまったり、
新しい内容が増えているような、そんな「偽・古流」手裏剣術では駄目です。
もしも、そこに絶対にブレないほどの明確な基礎体系がある場合には、
その体系を作ったり、「古伝どおりに正しく継承している人」が、
直接に指導しないとならないと思います。
●私自身は、独学と試行錯誤の繰り返しでしたので、今回説明しました、
基礎部分を構築して、それが確実な方法論である事を確認する作業の繰り返しだけで、
年数にして9年もかかってしまいました。
しかし現在の無冥流の体系があれば、生徒さんは、早い人で1年、
遅くとも2年で、8間までは、習得できると思います。
(ただし、週に、何時間の稽古が出来るかという個人差があります)
もしも、この9年の私の心境を一言に言うならば、こんな感じです。
7年の間、私の師匠は、私自身であった。
そして、次の2年で私が教えた最初の生徒も、私自身であった。
その次に、私が教えさせて戴いたのが翠月庵の方々でした。
******************
蛇足
●最後になりますが、k2様から、「初動の意識化」について、
ご質問があり、ほんの数分、少しだけしか説明できませんでしたが、
それはまた次回に、いたしたいと思います。
ただ、ご覧になっていて、気づかれたかどうか分かりませんが、
実は、あのとき「無構え」から、10打か15打ほど、
「無心剣」を打ちました。
精神状態としては、正式な無心剣に比べれば全く不完全なものでしたが、
実は、結果が出ていました。
●たとえば、直径たった1.5cmしかないディスクの「穴」を、
4間以上の距離から狙う場合には、
その結果を出すことを、あらかじめ自分の中にプログラムするわけですが、
今回は、そうした具体的な標的や目標が何もなかったものですから、
「まー、無心剣で投げれば、適当に、何か奇異な事が起きるだろう」
と思って、軽く、無心の状態に入ってみました。
それで、その約15本のうち、何打目かは忘れましたが、
4間か5間ぐらいの距離から、実は「剣尾に剣が刺さって」おりました。
●剣を取りに標的まで行ったときに、剣尾に剣が変な角度で刺さっているのを見て、
「うーん、こんなのをご覧戴いても、しょうがないかな・・・」と思って、
Yさんとk2さんを、あえて標的まで、お呼びしなかったのですが、
剣尾の糸の部分に、「直角」にもう一本の長剣が刺さっておりました。
抜いたその剣を、遠くから少しだけ、お二人にお見せした覚えはあります。
●私は、その結果を、その時には、軽く考えてしまっていたのですが、
あとで、よくよく考えたらば、
剣尾に、もっと小さい角度で、もうひとつの剣が刺さったままになる事は、
ごくたまにありますが、
「約90度の角度」で「別の剣が刺さったまま」で、
しかも、その二本の剣が標的から落ちてもいない、
しかも、軽い剣ではなく、200グラム近い「長剣で」、
というのは、思い出してみても、この9年の中で、初めてでした。
●それは、ある意味では、
「非金属部分が剣底にある剣」の後ろに、
別の剣が、まっすぐに刺さったままになるよりも、もっと珍しい事が、
あの時に、起きていたんですね。
という与太話で、今回は締めくくらせて戴きます。
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