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手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
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[1155]
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手裏剣術講座 【『荒野の七人』のナイフ投げは可能である】+「吹き矢と、スリングボウ」
by:
鈴木崩残
2013/08/24(Sat)20:12:57
「荒野の七人」のナイフ投げは可能か?
■まず、こちらが作りものの映画のシーンです。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=YjDR9aMRUhg
■次が、検証実験です。
↓
●結論から言うと、徹底的に練習すれば「可能」です。
「どうせ映画のシーンだから、現実味がないだろう」
と決め付けていた私にとっても、
これは「意外な結果となった計測結果」でした。
●「直打法」での下手打ちが、威力とバランスを保てる限界は、
5間か、ぎりぎりで6間であることは分かっていたのですが、
アンダースローの「反転打法」には、まだ可能性があると思っていました。
●ただし、やはり、無理な体勢からの投げ方なので、
実用的かどうか?
剣速はどうか? 威力はどうか?
コントロールはどうか?
と、様々な難題がありました。
●しかし今回の計測では、以下のように大変に面白い結果になりました。
*********
1*
■4間からの反転打法による、「テイクバックの動きの少ない下手打ち」は、
起こりの少ない「本打ちと、同じぐらいのモーションを含めた速度」が出る。
ただしこの時に、
腕を大きく後ろに振るテイクバックを行うと極端に遅くなります。
2*
■速度としては、「手離れから計測した場合」の剣の飛行の平均速度は、
時速45kmぐらいだが、
静止した状態から、体のぴくっとするモーションが起きた瞬間から計測すると、
この日の最も速い速度では、0.6秒で4間の標的まで到達していた。
しかし平均的には、0.8秒ぐらいであり、
動きがシャープでなくなってヘマをすると、4間距離だと、
体が動き出してから最大で1秒もかかってしまうものもあった。
3*
■一方で、「最も遅い打剣法」は、手を下に垂らした自然体から、
素早く本打ちに移行する投げ方であった。
これは、やっている本人の主観では「素早く打てたぞ」という、
自己満足的な感覚にひたり、それを過信しているケースが多いのだが、
実際に、体の動きが最初に起きたときから、本当に正しく測ると、
時速は、最低では30kmから最悪では22kmにまで低下していた。
(飛行する剣速自体は45km以上あってもモーションで時間のロスをする)
これでは、動きが相手にまる見えで、話にもならない。
4*
■そして肝心の敵側が「銃を腰のホルスターから抜いて撃つ速度」はどうか?
これに関して、私は、早撃ちの射撃は全くの専門外であるので、
私のような素人がやった場合には、
決闘シーンのようにホルスターから抜いて発砲するまでは、
約0.5秒もかかってしまう。
しかも、ただ抜いて撃つのではなく人体頭部ぐらいの大きさの標的に
ちゃんと狙いを定めるとなると、たとえ4間距離でも私は0.5秒かかってしまった。
(ガス式の銃のBB弾で、標的にひっかけた帽子を狙い撃ちました。
こうすると、当たった瞬間が分かりますので)
5*
■それで、下手の反転打法では、4間までの距離で、今回の中で、
最も速かったのは、既に述べたように動作を開始してから「約0.6秒」で、
平均的には0.8秒だった。
これから考えれば、もしも、もっと練習をして慣れれば、
4間までの下手打ちを、動作開始から0.5秒で通すことは、
決して不可能ではないと分かりました。
ただし、二つ前の松の間の投稿のように、0.1秒あれば人間は、
約15cmから20cmを動いて避けることができます。
ですから、相手がその場に立ったままで、銃を抜いてこちらを撃とうとする、
そういう相手の動作に限れば、勝てる可能性がなくはない、
というのが今回の推論です。
相手が、早撃ちに、少しでも、もたついたり、
銃の素早い狙いの定め方や、銃そのものの扱いに慣れていなければ、
素早いナイフの下手投げ、又は起こりの少ない本打ちでならば、
勝てるかもしれない・・・という事になります。
*********
●余談ですが、動画の中では、
このタイプの中では一番軽いジャックドライバーを使用しましたが、
私が好きなひとつ上の長さが、もう日本では手に入らなくなりました。
映画「ダーティーハリー」で、クリント・イーストウッドが足に隠していた、
あの長さと重さのイタリアンナイフが、下手からの速投げをするのには、
もっとも良い長さなのです。
●ちなみに、荒野の七人の「時代設定」では、
ジェームスコバーンが、この映画の中で使用していた、
「板バネ式」の自動ナイフは、西部劇の舞台となる時代には、
まだ製造されていないと思います。
その点では、ちょっとメチャクチャな道具の登場のさせ方だな、
と思いました。
あの飛び出しナイフは、たぶん1900年代以後に、
ヨーロッパで作られたものだと思います。
*クラシックタイプのこのナイフ。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=7shXI8EPzMA
下記の、外国に在住のナイフコレクターの方のブログを見ると、
このクラシックな工芸品は約50年前のナイフとなっています。
http://blogs.yahoo.co.jp/michinakayama2007/66093849.html
しかし、イタリアのマフィアが活躍していたのは、たぶん、
1920年代あるいは1940年あたりからではないだろうか(詳細は知りません)。
おまけ・「吹き矢」
筒は「137cm」と、狩猟用としては少し短めです。
狩猟用は、最低でも1.5m以上、理想的には2m必要です。
(10m距離で競う、競技用・遊戯用であれば、1.2mあれば十分です)
●そういえば、吹き矢は、まだハイスピード撮影をしたことがなかったので、
今日は、遊びながら撮りました。
この吹き矢は、ずっと前に酷使したあと、
そのままだいぶ長い間、放置していたので、矢がブレて飛んでいました。
これは「息受けの傷や歪み」や「針の曲がり」を微調整しないとダメですね。
●ちなみに、市販の吹き矢は、速度に個人差はありますが、
だいたい時速120km前後ですから、
これが、野球のボールならば、バッターボックスで目視で避けられます。
しかし、吹き矢が、そうしたやや遅めの速度でも、なおも避けられないのは、
矢が小さすぎて見えないためです。
同じ速度の弓矢なら避けられるでしょう。
つまり、吹き矢は、針が小さいことが、その最大の長所なのです。
スリング・ボウで遊んでみた
こういう、お馬鹿なことをしてみたくなりました。
↓
今の段階では、とてもではないですが、使い物になりません・・・・。
■ちなみに、狙いが右にずれる原因は、
私の左手のリストが、発射の直前または、発射時の反動の引きで、
右方向にスリングショット本体が、傾くせいです。
これは、左手のリストを、発射時に、きちんと固定すれば、いいだけです。
動画の詳細欄に参考になる映像をリンクしましたので、
オリジナルビデオにてご覧ください。
普通のスリングショット
●こちらは、普通の使い方です。なんか、妙に楽しかったです。
使ったのは、スチールの直径9.5mmと10mmの弾です。
鉛弾だと、ダークグレイ色なので、飛行軌道がよく見えないのです。
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