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手裏剣術講座 Shuriken throwing instructions
「手裏剣術」講座、その他の雑談の「間」です。
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[830]
■
★ビッグニュース、その他「役に立つ」雑記
by:
崩残
2006/12/01(Fri)05:58:47
●「小さなニュース」から先に書いておきます。
無冥流の手裏剣の、11mm、「3本」だけあります。
バラ売りはしませんので、「3本セット」のみの販売です。
3本で税込み、9000円+送料です。
たいてい、注文は10本から12本でないと作れませんので、
3本というのは珍しい端数なので、この機会にどうぞ。
ただし、これは「現品かぎり」です。
もしも必要な方は、メールで「手裏剣希望」の件名で、
私に問い合わせてください。
houzanあっとまーくmumyouan.com
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Big News!
ラルフソーンの「脅威的なナイフ投げ」の
DVDが、コンクリートから発売予定です
●問い合わせ、予約をどんどん御願いします。
それによって、一回の輸入量が決定しますので、到着まで
時間を待たなくて済みます。
価格はまだ、私の方では分かりませんが、
アメリカでは、最高でも小売価格が25ドルですから、
日本では「どんなに高くても」その倍の「5000円前後」だろうと私は思います。
ただし関税とか、輸送量とかが加算されますので、
コンクリートさんの判断になるので、まだ価格は分かりません。
内容は約45分ですが、いずれにしても、これは、
ナイフ投げの実践者の人たちも、
そして、何よりも、日本の「手裏剣術の人」は「絶対に必見」です。
興味ある人は電話で、入荷予定を問い合わせたり、予約を入れてください。
たぶん、入荷は12月中になると思います。
↓
K-ONKRETE 「コンクリート」
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2−10−7
ダイヤモンドビル1F
TEL/FAX 03-5272-4152
●【Mr.ThornのDVDについての詳細はこちら】
↓
http://www.mumyouan.com/k/?M819
●広島の「リバートップ」でも現在、輸入を「検討中」のようです。
もしも、結論が決まりましたら松の間でお知らせします。
■余談ですが、
今、見たら、「無冥流」のCDRの感想が、ブログに紹介されていました。
↓
http://blog.livedoor.jp/taiyo_planet52724152/
_______________________________________________________________
●さて、ラルフ氏と、かなり突っ込んだところまで、
現在、投剣術について論議したり、双方で協力し合っているのですが、
欧米のナイフ投げの世界では、
そもそも、剣が「直打法的な軌道」で飛んでゆくこと自体を、
否定する、または「否定したい人達」が大半のようです。
一方で、日本では何百年も前からそれが当たり前だったわけですが、
逆に、ラルフ氏の技術の中には、日本の手裏剣術では到底およばない
「変化撃ち」の技法があります。
それを可能にしている固有の特性が、ナイフにあります。
●現在、彼と話し合いながら、
日本の手裏剣術の良いところと、ラルフ氏のナイフの良いところ、
この両者の利点を「融合した剣」を設計することに、
毎日、膨大な時間を私は使っています。
つまり彼のdvdを見た人が、日本の自分の手持ちの手裏剣で、
それをしようとした場合には、
現存する日本の手裏剣ではなくて、
新しく「初心者用の教材」としてのナイフを、考案し試作する必要があるからです。
現存する「国内外のナイフ」の「殆ど」を私は調べましたが、
彼が望んでいるものに該当するバランスや大きさのものは、
まだ、ひとつもありませんでした。
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●さて、ラルフ氏は、なかなか欧米では理解が得られない一方で、
無冥流の基本理論というものも、
まだ多くの人は、実際の体感としては、理解できていないようです。
頭で推測するのと、実際にやってみるのでは、全く次元が異なります。
何度言っても、言い足りませんし、これこそが、
無冥流が最初から最後まで一環して述べる理論ですので、
ここで繰り返しておきます。
●原則1●
3間以内という距離の中では、どのような流派にも優劣がない。
どのような剣にも、また下手をすると、どんな投擲可能な物体にも
優劣がない。つまり剣の性能を論じることの出来ない距離であること。
それは私が、ヤスリやハサミやドライバーや、長い剣から短い剣、
前重心から後ろ重心、重い剣から軽い剣、太い剣から細い剣、
どのような剣でも「直打法」で投げて刺していることから実証済みです。
●原則2●
3間の距離では、「打法」においても、大きな優劣の差が生じない。
下手投げを含めて16種類ある現在の打法を、
一本の「同じ剣」に対して行った場合には、
確かに、特定の形の剣や物体には「どう考えても向かない打法」はあるものの、
刺すことそれ自体は「不可能ではない」。
●原則3●
しかし、距離が4間から5間あたりとなったとき、このときに、
ようやく、「師範だから」とか「長年修業したからだ」とかに起因する「のではないもの」、
つまりの術者の技量とは関係のない、
「剣それ自体」の性能の優劣や、「打法それ自体」の優劣が浮上する。
むろん、これも何度も言うように、剣だけ単体や、打法だけ単体を取り出して
優劣を語ることは出来ず、
「打法」、「剣の形」、「目的とする距離」、
「それが最終目的」又は「最優先するもの」、
これらの4つの要素によって、
優劣は「相対的に算出」されるものであるという事。
このことを理解出来ないと、自流や、他の特定の打法や剣を
「他流に勝っている」と、「勘違い」をすることになります。
この世界は、あくまでも冷静に科学的に検証する必要のある世界です。
「思い込みや、過大評価」や「先見的な期待と希望」は一切「禁物」です。
______________________________________________________
●さて、そんな中で、現時点の私個人の結論では、
すべての剣、物体に対して、
しかも、3間から6間ぐらいまで、
手の内を変えず、握りを変えず、ただ微妙な腕の角度や、
発射の角度やタイミングだけで対応できる「打法」は、
「数個だけ」ありますが、
「ワンモーション投法」が、最も優れていました。
剣を選ばないわけですから、剣の優劣は「あまり」関係なくなります。
ただし、空中でどういうバランスの変化を起こすかということを考慮すると、
あきらかに「物理的な原因で」6間まで届かない、
または極めて届きにくい剣も、半分ぐらいは、あります。
●実戦で有効な距離という観点にすると、
おそらくは物凄く剣速の早い人でも、有効な距離は5間内外だと思いますので、
直打法で6間がカバーが出来れば、まずまず良いと私は思っています。
ただし、剣は、自分に負担のない範囲で、なるべく重くないと、
実戦的とは言えず、また学習効果も薄いです。
私は、手裏剣やナイフならば、だいたい下は85gから、上は160g、
短刀や槍になると、300gから500gのものを好んで使っています。
●ところで、ワンモーション投法では、モーションがやや大きいのですが、
これは、各自で自己流に「コンパクトに変形」すれば事足ります。
構えの動作が目立ちませんので、実戦的でもあります。
「命中率」に関しても、ワンモーション投法には、大きな利点がひとつあります。
それは、現存する投法の中で、もっともストロークが長いということです。
これよりも発射までの距離の長い手裏剣の打法は、私は知りません。
この距離が長いことによって、
異なる剣を手にしても、手が運動している最中に、そのバランスや
重量を頭の中で何分の一秒かで計算できます。
そして、さらに、仮に自分がモーションに入ったあとに、
敵が(少しぐらい)移動しても、
ストロークが長いために、それに追従して、
狙いを上下左右にずらすことが間に合います。
敵に、ものすごく大きく移動された場合には、
今度は、ラルフ氏のような投法が役に立ちます。
彼は、足のスタンスを完全に固定したままで四方向の的に投げられますから。
●余談ですが、無冥流の「押さえ打法」というのは、本来、
無冥流が目指している「禅手裏剣」のための打法といってもいいもので、
いわゆる、「戦闘型」ではありません。静かに剣を「運んであげる」
という静かで穏やかな気持で投げるための打法として完成されたものですから、
「押さえ打法」は、命中率と飛距離を優先していて、剣速(威力)を優先していません。
むろん、手首の使い方次第、または力の加減を変えると、
4間以内では、実戦的な想定でも使えることもあります。
●無冥流が、古今東西に、既存する打法、
または新種の創作打法から「分類した」16種のいろいろな打法には、
それぞれの「利点と欠点」がありますので、
もしも、興味のある型は、前述のコンクリートで売っている、
3枚組みのCDRで、ご覧ください。
●それぞれの打法は、
実は、剣をどう設計すればいいか?、剣にどういう力が与えられると剣はどうなるか?という
「体感学習のため」にある、と言っても過言ではありません。
ですから、一見すると実用性のないように思える不効率な打法でも、
とにかく、それで投げてみることで、
「なるほど」と理解が出来ることが多いのです。
16種類の打法は、実際に使うかどうか、ということよりも、
もっと重要なのは「その学習効果」です。
剣がどうしてたったの1/4回転で飛ぶことが可能なのかの原理の理解のためです。
もしも「自分の流派の剣や打法についてだけ」知っているとなると、
多くの偏見や、見落としも出てきます。
「流派」を度外視して「手裏剣術そのもの」について「知っている」、
と言えるのは、そうした「紆余曲折の遠回りの道」を、歩んだ場合、
または、何十種類もの剣を実際に投げては作り、
打法を変えてみては、また投げて、造りして、
その構造の「おおまかなアウトライン」を学んだときだけです。
過去の遺産に依存せずに、
全く「独自」に手裏剣術の剣と投法を研究されてきて、
今もなお、研究に余念のない八角流の半田師範は、
そういう意味では、私が、
「剣の検品師」としては唯一、尊敬する偉大な師匠であり、剣友です。
まったく、あきれてしまうほど驚くべきマニアックな実験をしてきており、
私が考え付いたことなどは、ほとんどすべて半田師範はもう過去に実験済みです。
たとえば、多く中のほんの一例ですが、
剣の表面を逆に、わずかに凹ませるカーブ(溝)に加工をすると、
指の滑走や空中での剣の姿勢の変化は、どうなるかなどです。
______________________________________________________________
●さて、ナイフや短刀などの長い剣の持つ特性や、
ラルフ氏の投法について、
自分なりの学習が(まだまだ学び足りませんが)、ひとまず一段落したので、
私は再び10間投げを目指す、という自分の研究に戻りつつあります。
そこで、7間までは無冥流の「打法と剣」で、なんとかなるのですが、
8、9、10間の距離、これらの距離の次元には、
私個人は、この先は、八角流の領域で学ばねばなりません。
むろん、甲野氏も10間を楽々と投げると言われているわけですから、
甲野氏のお弟子さんは、甲野流の打法と剣を忠実に守って、10間を投げればいいのですが、
私個人は、半田師範から学ぶこと以外には、
「自分の理想とする手裏剣術の世界」を発展させるすべを見出せません。
●そこで、今回は八角流の剣に「やや似たもの」を
既に手元にあった自分の剣を加工して、にわか作りで造りました。
●ここで今回、
「余談」として、松の間の愛読者の皆さんに、私が届けたい、
大変に役立つ情報は、
剣尾に施す「糸の代わりになる素材」についてです。
下記の画像を見てください。
これは20年以上も前からあるもので、特に珍しいものではありません。
「自由粘土」といって、60度以上のお湯で柔らかくなる「プラスチック粘土」です。
これをお湯で柔らかくすると、暖かいうちに、粘土のように手で
形を作ることが出来ます。
冷えて固まると、硬いプラスチックになります。
もしも投げていて、剣が当たって傷や欠けが生じても、まったく心配ありません。
粘土を少し足せば、「簡単に修復」できます。
そればかりではなく、一度固まったプラスチックも、
もう一度お湯につければ、「取り外したり、形を変えられます」。
↓
つまり、
根岸流のような剣を持っている人、あるいは、
手持ちの剣を、少し剣の後ろを軽くしたい人、
少しだけ長くしたい人、
そして、糸を巻いたり、糸を交換するのが面倒な人には、
強度も、手触りも、加工や修正も簡単で、
手裏剣愛好家にとっては、
この上もなく「もってこいの素材」だということです。
●八角流の人達はもとより、
無冥流の「穴空きの剣」も、またその他のどんな流派の剣、
または市販の剣でも、
「剣尾に加工」をしたい人は、
これを使うことで、微細で時間のかかる糸巻きの作業や、テーピング、
うるし塗りや、塗料を何度も重ね塗りをするなどの工程なしに、
「簡単に、皆さんの好きな形」に「剣尾を加工できます」。
●20年も前から知っていたのですが、
どういうわけか、ふと、一週間前ぐらいに思い付いて、
剣尾の加工に使い始めました。
●35gで、「たったの350円」で、しかも「繰り返し使えます」ので、
コストパフォーマンスも、最高に安いのです。
しかも、このプラスチック粘土は「色」も揃っています。
私のは黒ですが、他にも色があります。
この購入先は、こちらです。
↓
【美術工芸センターの、「自由樹脂」という製品です】
http://www.bijutukogei.co.jp/kont/nendo/jyusi_folder/nendo-jyusi.html#
◆10本程度の剣に、ちょっと試すなら、「2袋」もあれば充分です。
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●実際の作業の様子です。
↓
◆このような、後ろが細くなっている剣があるとします。
↓
◆粘土のピースをお湯に適量入れますが、
沸騰したお湯の方が、私は、やりやすかったです。
火傷をしないように割り箸などで、つまみ出します。
↓
粘土を剣につけたあと、
図のように平面で転がしてならせば、均等な形になります。
↓
まだ粘土が柔らかいうちに、微調整をして完成です。
この剣は剣身本体よりも、12mmほど剣底の長さが延長されています。
しかも、そこはプラスチック材質ですから、重心位置の微調整が出来ます。
↓
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