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[375]
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★分割自我復元★その375■ 『非常に完成度の高い、AC人格列伝』
by:
鈴木崩残
2014/07/20(Sun)05:22:17
「AC人格列伝」
■ただし、今回のは、沢山の人からのものではなく、
たった一人の方が、自分自身の内面を深く掘っていったひとつの成果です。
このAC人格は、典型的なAC人格のかなりの部分を網羅しており、
それは、性別に関係なく、蔓延しているものです。
報告者の方は女性ですので、女性に固有のAC人格も出てきますが、
男性の中にも十分にあるAC人格も、かなりの要点が網羅されています。
言うまでもなく、これらのAC人格の元凶は、
すべて、親との関係にあります。
●以下の引用文の中では、その原因となった「親との関係」については、
プライベートな問題であるので、すべて「中略」としました。
ただ、今回、ここに羅列したAC人格の概要よりも、
その「中略」部分に書かれている自己分析の部分こそが、
この方の、物凄い努力と、苦闘と、その成果だったのですが、
その部分はあえて、公開しません。
無自覚な人たちが模倣するのを避けるためです。
ですので、今回は、本当にざっとした概要のみになりますが、
それでも、目を避けたくなったり、耳が痛い部分が沢山でてくる
読者の人もいると思います。
だからこそ、
目を避けずに、耳を塞がずに、自分自身の事として、読むことです。
現在、結婚していたり、また家族や子供を持っている人も、
現在、一人暮らしをしている人も、
また、現在、まだ親に頼っている人も、
また、ただ家に引きこもっているだけの人も、
他人事とは思わずに、ひとつひとつを、熟読してください。
●以下引用となります。
報告の本文そのものは、おそらく当企画が始まってから、
最も文章量の多い報告でした。
印刷したところ、約130頁になりました。
ほとんど、一冊の本に近い、とすらいえます。
ですから、以下に引用するのは「ほんの一部」に過ぎないことは
理解しておいてください。
特に分析していった過程については、既に述べたように、
最も重要な部分であるだけに、あえて伏せました。
自分に真剣に向き合う分析もせずに、
「それぐらい、自分は、わかっていますよ」という、
おなじみの間抜け人格が、皆さんの中に出てこないようにするためです。
*********
■AC人格列伝・目次
ネーミング 原因となった家族 結局はそのAC人格が言いたい事
↓ ↓ ↓
_______________
1.イイ子攻撃型 母・父・兄 いけにえ利用人格
2.イイ子攻撃型 母 私よりデキの悪い輩はいねーか?人格
3.イイ子攻撃型 母・祖母 下の者は上にのし上がってくんな人格
_______________
4.イイ子策略型 母・父・兄 無かったことにしてしまえ人格
5.イイ子策略型 母・兄 相手の感情盗み人格
6.イイ子策略型 母・父・学校 あなたのお立場頂戴します人格
_______________
7.イイ子アピール 母・父・兄・姉 私は特殊な人なのよ人格
8.イイ子アピール 母 私を手本にしなさいよ人格
9.イイ子アピール 母 私は大丈夫人格
10.イイ子アピール 母・父・兄 万引き人格
_______________
11.イイ子保身 母・兄 相手の望む意見に合わせる人格
12.イイ子保身 母 イヤだと言えない人格
13.イイ子保身 母・父・兄 理解したフリ人格
14.イイ子保身 母・父 知らないと言えない人格
15.イイ子保身 母・父 ツマラナイと言われたくない人格
_______________
16.共依存 母・父・兄・私自身 相手に決めてもらおう人格
17.共依存 母・父 頼る人が欲しいの人格=私一人を頼りなさいよ人格
18.共依存 母・父 他人からの評価がすべてだ人格
19.共依存 母・祖母 他人を自分のために利用する人格
20.共依存 母・父・兄・姉 両方にイイ顔する人格
21.共依存 母・父 誰かに保険をかける人格
_______________
22.被害者演技型 母 私は可哀そうな人なのよ人格
23.被害者演技型 母 言ったことと反対の行動をする人格
24.被害者攻撃型 母・祖母・曽祖父 復讐一筋人格
25.被害者攻撃型 母・祖母 私は一人でやってきたのよ!人格
_______________
26.モルヒネ 母 言い訳人格(私側)もっと不幸になれ人格(毒親側)
27.モルヒネ 父 無明庵利用人格
28.モルヒネ 父 妄想人格
29.モルヒネ 父・私自身 「一発逆転」妄想人格
30.モルヒネ 父・母 ○○だったら、いいのに人格
_______________
31.脅え体質 母 大人しくてごめんなさい人格
32.脅え体質 母・私の人生 自分が傷つく前に自ら立ち去る人格
33.脅え体質 母・父 のけ者にされるのが怖い人格
34.脅え体質 母 どーせ受け入れてもらえない・・人格
35.脅え体質 母・祖母 ほら、やっぱりできない人格(自虐型)
36.脅え体質 母・祖母 ほら、やっぱりできない人格(他者こき下ろし型)
_______________
こうして、載せると数が多かったかなと思いますが、
このまま、掲載をしようと思います。
この列伝で、わかったことを書いておきます。
書きながら分類していくと、大きく「5系統」あるようでした。
「イイ子型」「共依存型」「被害者型」「モルヒネ型」「脅え体質型」。
そのイイ子型にも「攻撃型」「策略型」「アピール型」「保身型」などがあり、
被害者型にも、「演技型」「攻撃型」がある。
私は、AC人格のデパートです。
また、イイ子型が、15項目もあり、
私は、この人生ほとんどを、
この「イイ子」の確立のために捧げてきたようなものです。
また、「共依存」のパートも多いです。
真ん中の「母・父」などの表記は、影響を及ぼした人物なのですが、
ダントツに母が多いです。
父も多いですが、父は補足的に関わることが多いです。
父の影響が突出してくるのは「モルヒネ型」で、
ここは、私のスピ系(精神世界)への妄想と関連があります。
私のスピ系は、ほとんど、父の影響だと思います。
母の影響が強いですが、その陰には母方の「祖母」がいます。
私は、この祖母が、全く甘えられる環境になかったこと、
人生最初から「大人」として、
一家の「長」として立ち振る舞わなければならなかったこと、
これが、大いに連鎖したと思います。
この祖母のせいで、それ以下、娘たちは全く、母親に甘えられないのです。
そして、大きなひずみを残しました。
両親族の影響は、おおざっぱに書くと、
母方→「怒り」、復讐、調教、共依存
父方→「我慢」、逃げ、スピ系(一発逆転)
と、なると思います。
私は、この両方の、タイプの違う機能不全家族のエキスを
十分に吸い取った優秀な、AC人格者となりました。
あと、ここはまだまとめていませんが、
父の影響は、母に比べたら低いかなとずっと思っていたのですが、
そうでもないような気がしてきました。
父方から受け継いだのは、大きくまとめると「我慢」なのですが、
この「我慢」、タチが悪い。
中略
父方は、「頭ごなしに叱る」ということが横行していました。
中略
「*****しては、ダメよ!」
こうやって、よく怒られていたのです。
怒っていた人物は、父・母・姉で、この注意ばかりは父が多かった。
世間体に悪いからです。
人前で子供にそういう事をされては、困るからです。
中略
そして、「脅え」の始まりになりました。
なにしろ、家族中の人が見張っているのですから。
私は結局、この頭ごなしに止められたことがアダとなって、
小学校の高学年まで、この「***」の癖が抜けなかった。
ただ、父方からの、もう一つの遺産は、
頭ごなしに怒られることの「脅え」だと思います。
そして、頭ごなしに怒られるのを、ひたすら耐えたその「我慢」。
父は、ペンで文字を書く時、手をビクビクと震わせる癖があって、
今思うと、幼少の時に、何かあったのではないかと思う。
話が長くなりました。
ここで、一つ一つの人格の分析を列挙します。
*********
■イイ子系
>【1】
<タイプ>
イイ子攻撃型
<AC人格名>
>いけにえ利用人格(安全圏に入ろう人格)
<どういう振舞いをしたか>
誰かを一人責めることによって仲間と繋がろうとする。
自分はそんなつもりがないところが厄介で、わかりにくい。
仲間内で、そのターゲットの共通認識を持とうとする。
そのターゲットがいなくなると、次をわざわざ探し出す。
自分の片足がなくなったかのように、何かが足りなくなるからだ。
私の右足は、常に誰かを踏んづけることを欲している。
その「仲間内」に入れている間は、「安全圏に入れた」と思っている。
この中にいれば、自分は、いじめにあうことはないと思っているからだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>「いけにえ」さえいれば、私は安泰。
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父・兄
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【2】
<タイプ>
イイ子攻撃型
<AC人格名>
>私よりデキの悪い輩はいねーか?人格(コンプレックス解消人格)
<どういう振舞いをしたか>
自分より下だ、と思う人物を周りを巻き込んで作り上げ、
その中で自分は優越感にひたる。
自分は専門分野も持っておらず、本当は常にコンプレックスまみれで生きている。
でも、こうして自分より下だと思う人がいることによって、
自分はまだマシだったと思い込もうとする。
また、そういう現実を自ら作り上げようとする。
頭の中で勝手なランク付けがされていて、それを頻繁に反芻している。
一度ランク付けが行われると、その順位が入れ替わること、ほとんどない。
コイツより下だと思えば、ずっと下。
コイツにはかなわないと思えば、ずっと上。
でも、自分を麻痺させることが目的なので、
多くの場合、自分は上から目線だ。
アイツは上司だけど、仕事できない、とか。
頭はそういうこと、ずっとつぶやいている。
最近気づいた。こうしてランク付けを自分でもしているけど、
自分も結局、ランク付けされて見下されている。
「私はあなたよりは、マシよね。」
なんか、そういう他人からの「視線」、聴こえない「声」を感じる。
結局、自分が都合のいいように見下しあっている。
そんな人たちの中で生きている。
私だって同じように相手の脳内妄想に使われているのだ。
「あなたは結婚してないしね。子どももいないしね。
友達も少なそうだしサ。それに比べたら、私、マシよね?
私、まだ、幸せよね?」なんか、こんな声が聞こえる。
同じ穴のムジナが、同じ穴で、「自分だけはマシ」と思いながら、
表面はニコニコして住んでいる。それが、今の職場と社会。
「コイツにはかなわない、ずっと上だ」と自分がランク付けした人物には、
好かれようとする。
ランク付け、もしくはランク確認、自分はまだマシだ確認、
これらに毎日、私の頭の中は忙しい。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私はコイツより「マシ」
<原因となる影響を与えた人物>
>母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【3】
<タイプ>
イイ子攻撃型
<AC人格名>
>下の者は上にのし上がってくんな人格(私より先に行くなよ、上を行くなよ)
<どういう振舞いをしたか>
自分より下だと思っていた人が上にのし上がってくると腹が立つ。
しゃしゃり出て、周りの人の注目を浴びていると、コノヤローと思う。
意地悪をしたくなる。蹴落としたくなる。
特にその人物が、専門的な技能を持っていたり、
的確な行動をとったりしていると、ますます許せなくなってくる。
焦って、妙なアピールを自分もしたりする。
自分は特殊な方法をとって崩残さんから褒めてもらおうとか、
注目を得ようとか考える。
また、会社にいる*も、わがままが多くて厄介者だが、
私にできない技能を持っているのが悔しい。
また、それを周りが褒めたりすると、
自分がますます価値がないと思ってしまって焦る。
また、恋人に対しても同じ。結局自分は彼を見下していて、
皆の前で機嫌よくしゃべっていると腹を立てた。
「なによ。**もできないのに、機嫌よくしてんじゃねーよ!」
と私は思っていた。
そういう彼にイライラしたりした。
もう一人のパート女性も、自分は見下している。
結局、そうだ。
一緒になって以前の例のパート女性を責めたけれど。
ちょっとその人がが他の社員さんに褒められる発言を聞くと、
私は焦ってしまう。
私より仕事を認められてしまったらどうしよう・・・。
これは、私の幼稚園時代と同じだ。
私より目立って、認められると私は落ち着かないんだ。
私はその相手よりマシよねって、ずっと心の中で言っている。
でも、その相手も「私は**さんより、マシよね!」って私の事を思っている。
「旦那に出て行かれて、みじめだけど、私は結婚もできたし、子どももいる。
**さん(私のこと)は結婚すらできていないし、子どもだっていないもんね。」
こうやって、見下しあっている狭い世界。
<結局、言いたがっていた言い分>
>アンタ、何様のつもり?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・祖母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【4】
<タイプ>
イイ子策略型
<AC人格名>
>無かったことにしてしまえ人格(帳尻合わせ人格)
<どういう振舞いをしたか>
嫌なこと、特に恥ずかしい事があると、
「無かったことにしてしまえばいい。」と考え、忘れてしまおうとする。
自分の人生のラインから、
その出来事をそのままごっそり捨ててしまおうとする。
そして、何事もなかったかのように、いつもの日常を取り戻そうとする。
また、自分に対して虚勢も張っている。
私は強いから大丈夫、というような。
また帳消しにするために「言い訳」も自分の中で作り上げる。
その言い訳で分かってもらえる、許してもらえる、
そういう魂胆がある。
また、そんなに自分、こたえてないわよ!なんてことないわよ、
これくらい何でもない、と、虚勢も張っている。
<結局、言いたがっていた言い分>
>そんなこと、どーってことないもん!
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父・兄
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【5】
<タイプ>
イイ子策略型
<AC人格名>
>相手の感情盗み人格
>(相手の感情を自分の感情に複写してしまう。これはほとんどオートマチック機能)
<どういう振舞いをしたか>
相手の、特に「怒り」の感情を読みとっている気がする。
その怒りの鉾先を一緒に合わせようとしてしまう。
相手と怒りの感情を合わせることによって、自分も助かろうとする。
仲間外れにならなくて済むからだ。
「自分の」ではなくて、「相手(重要人物)」の喜怒哀楽を読みとって
自分のものにする。
自分の利益に傾くようにそうしているのだけど、
あまりに自然で自分でも気がつきにくい。
他人がこのようなことをしているのは、わかるようになってきた。
会社で**を見て、それが自分とよく似ているなと思った。
相手の感情を先読みしたり、
また、自分の感情と全く区別がつかないほどに感情を同化してしまったり、
これもイイ子の策略だと思う。
自分が有利になるように、一緒に攻撃したり、
または先まわって同情したり、そういうことをしてしまう。
すべて、相手に気に入られるためだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私ほどあなたを理解する人物はいませんよ?
>だから、私は必要でしょ?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・兄
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【6】
<タイプ>
イイ子策略型
<AC人格名>
>あなたのお立場頂戴します人格(上にしか目がないヒラメ女)
<どういう振舞いをしたか>
相手のポジションを利用して、利益を得ようとする。
そのためなら、体も差し出してしまう。
その恋愛の間は、自分が相手を「利用している」ことに気付かない。
「好きだ」と真剣に思っている。
利用をしている自分に、自分がすっかりダマされる。
また、その恋愛のライバルが現れるとものすごくムキになる。
この時も、恋愛の嫉妬だと思っている。
でも、実際は、自分の築いてきたポジションが崩れるのが怖いのだ。
(ライバルがその彼氏にチヤホヤされると、超ムカつく!)
また、相手の男性も私の弱みを良く知っていて、
「体の満足」だけをかっさらっていく。
私は同じく「利用」されているのだが、そのことに気付かない。
私はそのお互いの「利用」を自分に隠すため、
交際をとにかく美化したがるところがある。
相性がいいとか、お互いを尊重し合っているとか、
お互いを高め合っているとか。
その交際が終わってすらも、美しいモノにしたがる。
<結局、言いたがっていた言い分>
>最強にエライ人を捕まえちゃえば、私は上位者!
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父・学校
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【7】
<タイプ>
イイ子アピール
<AC人格名>
>私は特殊な人なのよ人格
<どういう振舞いをしたか>
自分は特別な才能があると思いたがる。
また、誰かに才能があると言って欲しいと思う。
***を趣味にしていたのもそう。
自分がを褒められると、やはり自分は才能があり、
特殊な人間だと認められたのと同じだと考える。
結局は、講師や受講生に褒めてもらうために行っていた。
*****関連のブログも同じだった。
何もできない自分の劣等感を隠すために書いていた。
それは何より、自分に対して冒涜だったと今は思う。
自分のことを直視しない人間の醜態だった。
まだ、そのことに真剣に取り組んでのブログならまだよかった。
でも、自分は全くそうではなかった。
それは、自分を見下した人たちに対する復讐でもあった。
そのことにまったく蓋をしたまんま、
体裁だけの、何にも心のない文を書いていた。
<結局、言いたがっていた言い分>
>ほら、やっぱり私の方がスゴイでしょ?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父・兄・姉
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【8】
<タイプ>
イイ子アピール
<AC人格名>
>私を手本にしなさいよ人格(人を殴るのは気持ちいい)
<どういう振舞いをしたか>
自分の行動が「お手本」として登場すると、ことのほか喜ぶ。
「褒められ方」の中では、最上級クラス。舞い上がる。
自己アピール。他人を小バカにしていた。
自分は当時、トラウマを掘りつくしたと思い込んでいた。
誰よりも早く、掘りつくしたと思っていた。
そのことをひたすら「自慢」したかった。
また、それは「教える」というスタイルをとっていた。
他人に影響を与える人間でありたかった。
私はお手本なのよ!とアピールして、自分を誇示していた。
学校で、お手本として指名されたり、
また、会社内で「***さんはデキるね。」と言われたりすると、
謙遜しながら、内心、それどころではないほど舞い上がる。
もう、自分は、自分が属しているグループ内で
お手本になれたらそれで満足なのだ。
自分の、私自身の目指すところというのが無かった。
「お手本」というポジションで、お腹いっぱいで、
あとはイスに座ってしまう。
自分の中の向上心というのが、まるで無いのだ。
私はお手本を指名されると、周りを見下せたと思ってしまう。
そして、そのことだけに酔ってしまう。
上から目線になれて、その景色がすこぶる気持ちいいのだ。
私の関心は、そのお手本の「内容」にはない。
そのお手本にされた「出来事」の方に、意識が完全に向いてしまう。
お手本に上がったとしても、
そのことで周りと一緒に取り組む機会が増えたとは考えない。
この技術、このお手本は「私の手柄!」と思ってしまい、
周りで見ている人をその「私の手柄」で殴ってしまう。
それを「気持ちいい」と思ってしまうのだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>ほら、見なさいよ!
>私はデキル女なのよ!
<原因となる影響を与えた人物>
>母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【9】
<タイプ>
イイ子アピール
<AC人格名>
>私は大丈夫人格(手がかからない私はエライ)
<どういう振舞いをしたか>
私は、「特段、手をかけてもらわなくても、
自分でしっかりやってます!」とアピールしたがる。
「誰に頼らなくても、自分はちゃんとできています!」
というポーズをとりたがる。
「しっかりしている自分」を演出する。
周りに「***さんはしっかりしているもんね」
と言ってもらえるようにしているし、そういう言葉を聞くと、
自分は誇らしく思ってしまう。
<結局、言いたがっていた言い分>
>けな気に頑張っている私を褒めて。
>そして、うんと認めて!
<原因となる影響を与えた人物>
>母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【10】
<タイプ>
イイ子アピール
<AC人格名>
>万引き人格(他人の意見を無自覚搾取人格)
<どういう振舞いをしたか>
自分を大きく見せたいという気持ちが発端となる。
その焦りから、他人の発見や、他人の口調を真似する。
それを、自分「自らの意見」として周りに発表。
文を書いている時に顕著に出る。
崩残さんが書いていたことを、どことなく言葉を変えて書いたりした。
崩残さんの言葉を、自分の内面と照らし合わせるというのではなく、
他人へのアピールに使ってしまっていた。
そして、そのことに全く無自覚。
アイツより勝ってやろうという動機が強すぎて、
自分のしていることに何の躊躇もない。
影響を与えてやろう、勝ってやろう、これで見下せる、
そういう魂胆がある。
崩残さんが書いていたことは、常に正しい、誰も考えつかない、
と思っていて、自分を思慮深い、
そして器のある人物と思ってもらうために盗んでいた。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私って、独特なこと言うでしょ?
>私って、スゴイでしょ?
>これからも私の言うことに着目してくれますよね?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父・兄
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【11】
<タイプ>
イイ子保身
<AC人格名>
>相手の望む意見に合わせる人格(相手の音に調弦人格)
<どういう振舞いをしたか>
相手の機嫌を損ねるのが怖いので、相手の意見に同調する。
恋人は機嫌が悪くなると無視するので、それを避けるために自分の意向を偽った。
休日の過ごし方は、ほとんど、彼のペースだった。
私は彼の時間に合わせて支度をし、体調悪くてもつきあった。
支度が遅れると、それだけで機嫌が悪いので、そこは細心の注意が払われた。
外食をする時、自分はその料理を好きじゃないけど、
相手が行きたいならつきあう。
自分は早く家に帰りたいけど、相手のペースに合わせる。
(先に帰ると、気まずいように思ってしま。相手を傷つけてしまうように思う。)
こうやって人に合わせると疲れるのに、
自分は息をするのと変わらないくらいの当たり前さで、
相手の意見、ペースに合わせる。
<結局、言いたがっていた言い分>
>だから、いじめない・・・よね?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・兄
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【12】
<タイプ>
イイ子保身
<AC人格名>
イヤだと言えない人格(=イヤだと思う人格が無い人格)
<どういう振舞いをしたか>
相手の要望に対して、「イヤだ」と言えない。
相手の意見に合わせない自分が考えられない。
相手の顔が曇るのが怖いのだ。
「え?アンタ、そんなこと言うの?言っていいと思ってんの?」
みたいな顔をされるのが。
また、その場の空気が壊れるじゃんと思われることとか。
相手の望みが崩れ、機嫌が悪くなるのがどうにも怖い。
<結局、言いたがっていた言い分>
>奴隷でいれば助かるんだよね? 私。
<原因となる影響を与えた人物>
>母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【13】
<タイプ>
イイ子保身
<AC人格名>
理解したフリ人格(イイ子イイ子妖怪)
<どういう振舞いをしたか>
崩残さんからトラウマを指摘されると、
「ワカッテマス」と言いたがる。
これ以上責められるのが怖いために、
自分はもうそのことを理解したとアピールする。
自分のことを掘り下げるのではなく、
相手を説得させることに固執する。
私は人に指摘される、注意される、これにとても「ムカつく」。
また、恥をかいた、と思ってしまう。
いつも完璧に覆っている私の壁を崩しやがった!と思ってしまうし、
内心、ものすごい焦りなんだ。
その焦りから来る行動であって、
もう、私の壁をこれ以上、崩さないで!というのが、訴え。
あと、やっぱり、プライドの高さがある。
「自分がわからなかったこと」が、
周りからノータリンに見られるようで、恥ずかしくて耐えられない。
だから、「そんなこと、私だって、ワカッテマス!」と言いたがるんだ。
そして、「ワカッテマス!大きなお世話!」と言ったり態度に示さないと、
気が済まない。相手に負けたように感じるから。
ここにも、勝ち負けのジャッジがある。
負けたくない、自分の壁を崩されたら、リベンジしないと気が済まない。
<結局、言いたがっていた言い分>
>これ以上、私の壁を壊さないで!
>侵入しないで!
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父・兄
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【14】
<タイプ>
イイ子保身
<AC人格名>
>知らないと言えない人格(たった一言で、仲間外れにされる恐怖)
<どういう振舞いをしたか>
恥をかくのが嫌なので、知ったかぶりをする。
「知らないんだ。」と言われるのが怖い。
自分のこの年齢で、世間知らずと思われるのが怖い。
「世間知らず=十分な生き方をしていない」ことが、バレてしまうから。
自分がものすごく世間知らずだし、
今の自分の状態に、もうそれだけでコンプレックスを感じている。
だからこの部分に自意識過剰になる。
自分の恥に関して、かなり自意識過剰だ。
恥に耐えられないことに加えて、
軽蔑されてグループからはずされるのではないか?という不安もある。
特に、グループで話が盛り上がっている時、
「それ、知らない」と言えない。知ったかぶりで、笑い続ける。
この人、話が合わない、と思われるのが怖い。
また、「せっかく盛り上がってんのに!」と、どやされるのではないか?
そういう恐怖もある。
私は、たった一言、たった一つの行動で、
もう人から見捨てられると思ってしまう。
だから、細心の注意が払われる。
いや、正しく言うと、目立たないように、事なかれ主義にしておく。
そうすれば、そのグループから突き落とされることがないからだ。
ただ、これが、染みつきすぎて、存在感のない私が出来あがった。
周りからは「あら?いたの?」と冷たく言われることになる。
「あら?いたの?」と言われると、私はもう、そこから消えたくなる。
いるもいないも一緒、そう思われることが、私は一番こたえるからだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私、みんなについていけてるよね?
>グループの輪から出てないよね?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【15】
<タイプ>
イイ子保身
<AC人格名>
>ツマラナイと言われたくない人格(「あ、いたんだ。」と言われたくない)
<どういう振舞いをしたか>
「あんた、ツマラナイ。」という言葉は、私の最大の恐怖。
それは、私自身を見透かされたことを意味するから。
恋人しかり、崩残さんしかり。
自分の今までのやり方が通用しないことを意味する。
この言葉を私に向けた人からは、なるべく遠ざかろうとする。
(これ以上、自分の被害が拡大しないため。)
他人の意向を盗んで生きている盗人であり、怠慢であり、
ビビリであることを、私自身は誰にも知られたくない。
それを悟られないよう悟られないよう生きてきた。
悟られまいとするがために、アピールが多くなり、
ますます中身がなくなっていく。
自分は生き残っていくために、親の言うこと聞いて、
イイ子な生き方を選択してしまったのだけど、
幼少の頃は、それによって中身が薄っぺらになるってことがわからなかった。
薄々気がつきはじめたのは小学生時代だけど、小学生を過ぎると、
今度はそのことに蓋をして生きるようになってしまった。
また、認めたくないが故に、虚勢を張ったりするようになった。
逃げ回る「回避ケーブル」をどんどん張るようになってしまった。
ツマラナくないもん!と、虚勢の勢いばかり突出するようになってしまった。
ツマラナイと同時に、
「あっ、いたんだ」と言われることも恐怖だ。
存在感がない、と言われること。
これは、いてもいなくても一緒で、存在の意味がないってことだから。
これは、小学生時代に、友達と一緒に遊んでいると、よく言われた。
特に発言もしないし、面白いことも言わないし、
ただ、ひっついてくる、みたいな。
私にとっては、わかりにくいけど、イジメ用語みたいなものだった。
「あっ、いたんだ」は、
私にとっては「迷惑だから、いないでくれる?」
と言われたのと同じだったから。
それに、どこか穴に隠れてしまいたいほど、恥ずかしい。
「存在感の無さに、気がついていなかったの、アンタだけだよ」
と言われたように感じるからだ。
「アンタ、仲間に入ってるつもりだろうけど、入ってないよ。バカねー!」
と、仲間全体から、そんな視線が一気に飛んでくるようで。
イイ子の代償で生まれたつまらなさ、
そして存在感の無さだけど、自分ではどうしていいのかわからなかった。
その存在感の無さを、恋愛の相手の世話をすることで「存在感ある」ことにしたり、
自分の存在は役に立ってるとアピールできることに、向けられていったように思う。
大人になって、より姑息になった。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私だって、デキルもん!役に立つもん!
>だから居てもいいでしょ?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父
<原因となった親子関係の事件>
中略
■共依存系
>【16】
<タイプ>
共依存
<AC人格名>
>相手に決めてもらおう人格(奴隷人格)
<どういう振舞いをしたか>
相手に主導権を渡す。
どこで食べるか、何を食べるか、どこに行くか、何をするか、
どれを選ぶか、どれがカッコイイか、どの服がいいか、
相手に決めてもらう。
そして、その通りに実行して、相手色の人生を送り、自分は安心をする。
また、その相手が「いい」というものを、私もよきものとして採用した。
どこかのグル、無明庵、相手の好きな作家、ミュージシャン等。
付き合っているその相手ののお墨付きがあれば、私は安心するし、
そして、何よりついていかないと見放されると思っていた。
相手ののジャッジをいつも気にしていた。
恋愛相手だけではなく、、店員さんから社内の人間関係にいたるまで、
相手に自分を譲ることをやらかす。
友人と食事に出かけても、友人のペースに合わせるし、
食事の場所も、相手からの提案を私は待っている。
私はどこがいい?と言われても、思考停止になってしまう。
相手の意向がなくては、私は決められないし、不安になってしまう。
だから、私は、コントロールを仕掛けてくる人とセットになってしまうのだが。
明らかな意向を出してきてくれる人でないと、
私は対処の方法を知らないからだ。
相手に決めてもらって、私は満足している。
相手に振り回されて、また満足。
相手は、私というつまらない人間と一緒にいても、
少なくとも相手は楽しんでいると思うからだ。
相手の楽しみ、満足が私の指標だ。
また、決定権を持ちたがらない。
もし、自分の決めたことが相手にツマラナイという結果になってしまったら、
私は責任を取れないと思ってしまうからだ。
だから、決定権を避ける。
ラクしようというもくろみもある。
相手の決めたことで、自分がツマラナイ・・と思っても、
それは耐えられると思っている。
その時間、ポーカーフェイスで過ごせばいいし、
そっちの方が相手をツマラナクさせる苦痛よりはマシと思ってしまう。
だから、相手に決めてもらう。
相手の顔を決して曇らせてはならないと、自分は思っている。
これは、何かの店の店員さんから彼氏さんに至るまで。
この法則が、この人格にも作用している。
相手の顔が曇る、これが、ものすごく恐怖なのだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>奴隷やるから見捨てないで。
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父・兄
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【17】
<タイプ>
共依存
<AC人格名>
>頼る人が欲しいの人格=私一人を頼りなさいよ人格(ファザコン=マザコン人格)
<どういう振舞いをしたか>
ただ一人、親族として繋がっている**と関係が切れて、一人になるのが怖かった。
その怖さを解消するために、私は、恋愛相手を利用した。
相手の気持ちを知っていた上で利用した。
いざという時に飛んできてくれる人を、一人、持っておきたかった。
その不安解消のために、相手を利用した。
肌の淋しさもある。男性の肌のあたたかみに触れると自分はトロトロになる。
特に自分好みの体型をしている男性に弱い。
自分が頼りたいのと同じくらいの(もしくは、もっと巨大な)分量で、
「この私を頼って欲しい」という気持ちもある。
「私一人を、頼りなさいよ。私ほど、あなたのことを理解して、
優しくする人はいませんよ?だから、頼りなさい!」。
これは、こうすれば、
私一人のことをみてくれるようになるはずだと思っているからだ。
彼氏にとって最も頼る人物が「私」である限りは、決して見捨てない。
そう信じている。
それを持続させるために、私に依存するように仕向ける。
また、そういう関係になると、自分はすこぶる心地よい。
生きている理由が見つかったようになるし、
自分のたくさんのコンプレックスを見なくて済むからだ。
一人の人に依存されれば、コンプレックスはすべて「帳消し」になる。
それくらい、「私一人を頼られる」というのは、威力があることなのだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私だけを見ていて。
>そして、見捨てないで!
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【18】
<タイプ>
共依存
<AC人格名>
>他人からの評価がすべてだ人格(自己承認滑落人格)
<どういう振舞いをしたか>
自分はこれでいいのか、確認をとりたがる。
そして、より高い評価をもらいたがる。
私を褒めるコメントを貰いたがる。
それを、もっとたくさんの人に見てもらいたがる。
貰った評価によって、自分の安定が確保される。
崩残さんの、私を褒めるコメントをもの凄く欲しがった。
「独特な個性だ」と、言ってもらいたい。
そうすれば、私の抱えているコンプレックスが解消しされるからだ。
私は人が普通にできることもできないけれど、
独特なものを持っている。だから、存在価値はあるのだと。
私は自己承認というのが、全く無い。
自己承認が滑落している。
私という人間は、すべて、他者承認によって出来上がった人物だ。
だから「自分が無い」のだけれど。
私の眼は、相手の顔色と、相手のジャッジのみを見ている。
これで、自分が存在していいか、悪いかが決まるからだ。
相手の顔色と、ジャッジが悪ければ、
自分をかえりみるのではなく、
相手の顔色を復活させるには、どうすればいいかと考え出す。
当然、自分の目的などはどこかへ行ってしまう。
自分の目的など、どうでも良くなってしまっている。
それよりも、目の前にいる相手、
日常的に関わりの深い人物の評価をどう上げるか?これに躍起になる。
また、この相手のジャッジがそのまま、
自分の生きる目的にすり替わる。
崩残さんがこう言ったから、掲示板で書かれていたから、
それがそのまんまそっくり自分の生きる目的のように転写される。
自然葬にしなきゃとか、岡本太郎はこう言っていたとか。
評価の高かった***ちゃんの真似をしていた子どもの頃の私と、
全く変わってはいない。
自分の周囲にいる他者の承認を貰いたがる自分と、
これこそ本物と思い込んだ人物の言った事、
その指標を真似する自分と二つ作用がある。
どちらも、だから自分はどう判断するか?
どう考え、どう行動していくか?の自問がされない。
承認(ジャッジ)を聞いたら、すぐになんとかしなければ!と、
他者承認をさらにアップさせることに夢中になる。
<結局、言いたがっていた言い分>
>だから私はこれでいいんだよね?
大丈夫だよね?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【19】
<タイプ>
共依存
<AC人格名>
>他人を自分のために利用する人格(取り引き人格)
<どういう振舞いをしたか>
自分が相手を利用しようとして、つきあおうとしていたということには全く無自覚。
自分は、この人なら自分の言うことを聞いてくれると思う人には、
自分の思い通りにならないと気に入らない。
ムスムスした態度をとる。(タチが悪く、言葉では言わない。態度で示す。)
帳尻合わせ人格と手をとりあって、
自分の思う方へ事態を動かそうとする。
コントロール人格と言ってもいい。
私は人にコントロールされることを望む傾向にあるが、
それはただ、自分の得意分野なだけである。
実際、私は自分の利益のことしか考えていない。
自分は相手に依存しながら、相手を利用するという方法をとる。
下手にまわりながら、相手をコントロールする。
結局、自分の「依存」にはこの打算的なコントロールがある。
口に出して相手に言えないため、こういうわかりにくいことをする。
(下手にまわっているポジションは、
決して外せないから口で言えない。言わない。)
また、相手に言って「生意気」と思われるのを避けるためでもある。
この取り引きのためなら、自分は体だって差し出してしまう。
取り引きが最優先だ。
なので、体を差し出しても苦痛さえ感じない。
自分が侵略されていてもわからない。
大人しくしておいて、後で望みを叶えてもらおうとする。
こうすれば、なんとかなると信じているからだ。
でも、結局、自分がズタズタになって終わる。
これを、嫌と言うほど繰り返しているのに、
自分はこの方法でしか、成功体験を持ったことがない。
だから、繰り返し続ける。
<結局、言いたがっていた言い分>
>ここまでしたんだから、私の言うこと、聞くわよね?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・祖母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【20】
<タイプ>
共依存
<AC人格名>
>両方にイイ顔する人格(自分の目の前にいる人の「顔色」がすべて。)
<どういう振舞いをしたか>
嫌われるのが怖い、また、完全に見捨てられることが怖いため、
その保身のためにどちらにもイイ顔をしてしまう。
「私はあなたの望む通りに動いています。
だから、私を見捨てませんよね?」これが言い分であって、
とにかく見捨てられないために、その場をなんとか取り繕おうとする。
また、その「取り引き」をしている間は、相手に嫌われないこと、
相手の望みどおりに動くこと、これが最優先される。
政府が、国民にもイイ顔をしようとし、米国にもイイ顔をしようとする。
それと、全く同じ。
私は親や兄弟にこれをしていた。
中略
<結局、言いたがっていた言い分>
>私を見捨てないでください。
>見捨てられたら、私、死んでしまいます。
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父・兄・姉
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【21】
<タイプ>
共依存
<AC人格名>
>誰かに保険をかける人格(恋愛対象はすべて兄(父)の身代わり)
<どういう振舞いをしたか>
最終的に、自分の面倒をみてくれる人、
自分の骨が折れた時に救ってくれる人、
そういう人を確保しておこうとする。
今は安泰であっても、「何かあった時」に常に脅えている。
常にだれか一人(それも男性)を確保しておこうとする心の動きがある。
相手と別れる時の痛手の一つもこれだ。
私にとって、恋愛の対象であったつもりだったが、
同居していた相手が消えて「安泰がなくなった!」
「人並みじゃなくなった!」「もしもの時の安心がなくなった!」
と私は騒いでいるのだ。
その後の恋人も、そうだ。
毎日のメールで、私はそのメールにうんざりしながらも、安心をしていた。
何かあった時に連絡ができるからだ。まさに「保険」利用を考えていた。
この保険のために、自分は恋愛を利用する。
その恋愛当時は全く気がつかない。
自分は、自分に嘘をつく天才であるかのようだ。
そのために、体も差し出す。そのことに抵抗もない。
そして、そうすることによって「保険」が得られると思っている。
自分の水面下で動く心理で、なかなか気がつかない。
私の恋愛のすべてはこの「保険」と、
あと「劣等感」から始まっているように思う。
だから、結局、どんどん不幸になった。
相手は、けっして私を好きではない。
それでも自分は凝りずに、保険相手を探し求めている。
恋愛対象がいない間は、その保険相手は「家族」に戻る。
「だって、血が繋がってるんだから」と、
毒親のような言い分が私の本音。
だから、私は家族や親に歯向かえない。
そして、親も、
「お前は、最終的に親に頼るしかなくなるんだ」
ということを切り札にして脅してくる。
この人格がある限り、私は絶対に幸せになれない。
私は肉体関係の繋がりは、血の繋がりと匹敵するとでも思っているかのようだ。
だから、その保険相手は「恋愛対象」となる。
普通に面倒見て貰う人を探すなら、女性でも事足りるはずだ。
でも、自分はそういう考えは毛頭ない。
頼れて、頼もしくて、どうしたんだ!とかけつけてくれる人。
結局、理想の父親なのではないだろうか。
無条件で、自分のことを心配して、駆けつけてくれる人。
社会に出たら、「無条件で」なんて有り得ないから、
「肉体関係が絡む恋愛」に的を絞る。
「肉体関係が絡む恋愛」なら、そこに愛情があり、
「無条件で」が、叶うかもしれないからだ。
でも、叶ったことはない。
真逆な人を、結局、連れ込んでくる。
「肉体関係が絡む恋愛」を、私自身が「無条件で」していない。
取り引きを前提としているからだ。
だから、相手も取り引き満載の男性がやってくる。
<結局、言いたがっていた言い分>
>最終的には、私を裏切らないわよね?
>私の面倒をみてくれますよね?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父
<原因となった親子関係の事件>
中略
■被害者系
>【22】
<タイプ>
被害者演技型
<AC人格名>
>私は可哀そうな人なのよ人格(あてつけ人格パート?T)
<どういう振舞いをしたか>
自分の思い通りにならない時に、悲壮感あふれる態度をする。
こういう態度をとれば、周りは同情して考えを変えてくれる、
予定を変更してくれると思っている。
私はこの当てつけ的な顔、態度を、他人の前で、
さんざんやって来たということだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私が不幸なのは、あんたのせいよ!
<原因となる影響を与えた人物>
>母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【23】
<タイプ>
被害者演技型
<AC人格名>
>言ったことと反対の行動をする人格(ドアをバタン閉め人格)
>(あてつけ人格パート?U)
<どういう振舞いをしたか>
言葉で伝えずに、自分の行動で相手に自分の不快感を伝えようとする。
口では「いいよ。」と言いながら、ドアをバッタンと閉める。
ガチャガチャ大きな音をたてながら茶碗を洗う。
とにかく、自分は不機嫌だということを、相手に悟らせようとする。
悟らせた上で、相手に行動を起こしてもらおうと思っている。
もちろん、自分の望む方向に。
これも、「あてつけ人格」の一種。
悲壮感を武器にするのではなく、
自分のイライラを周囲の物たちにぶつけて、その気配を相手に悟らせる。
相手がどう出てくるか、じっとうかがっている。
自分の思い通りにいかないと、ますますイライラする。
罪悪感を相手に植え付ける方策。
恋愛の時に、この傾向は強く出ていた。
相手にはっきりものが言えなかったために、
こうして物に当たったりして自分は怒っていることを伝えた。
そして、自分は何も言わずにして、相手をコントロールしようとした。
そうすれば、相手が勝手にそう言ってきたというシチュエーションになり、
自分に有利になるからだ。
イライラしている音を聞かせて、罪悪感をもたせようとした。
相手は「怒ってるのか?」と言いに来たときもあった。
でも、私は「そんなことないよ。普通にしただけだよ。」
などと言って、平静を装う。
あくまでも、相手に悟らせることが目的。
相手が自ら行動を変えてくるのを期待している。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私が怒ってんのは、あんたのせいよ!
>そこをちゃんと、わかりなさいよ!
>だから、言うこと聞きなさいよ!
<原因となる影響を与えた人物>
>母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【24】
<タイプ>
被害者攻撃型
<AC人格名>
復讐一筋人格(サソリ)
<どういう振舞いをしたか>
相手が最も苦しむ方法で、仕返しをする。
殺してバッサリでは納得しない。
決して殺さず、苦しんでいるところを長々と見て、自分はほくそ笑む。
これが、この人格の目的。
ツマラナ人間と相手に言われた腹いせを、無明庵を使って復讐しようとした。
中略
そうやって、
「フン!見なさいよ! 私はちゃんと認められてんのよ!
私の事をツマラナイって言ったのは、あんたよ!
あんたの目がおかしかったんだね! バーカ、バーカ、バーカ!」と、
無明庵を通して、言いたかった。
自我復元をはじめたのも同じ理由。
自分を馬鹿にした人間を殴るためだ。
殴るためなら、自分は自分の人生でさえも作りかえる。
何かの専門家になる努力をしたり、そこで権力を持っている人と恋愛をしたり。
自分には復讐心がそうやって自分をつき動かしているとは、決して気付かせない。
「私は、自分の好きな分野を持っている、好きだからやっている」。
「私は好きだから、この人とつきあっている」。
「私はまじめに自我復元に取り組んでいる、定期的に報告もしている」。
理由はいくらでもつけられる。
上記のことは、
「くやしい!」という、悔しさと劣等感の腐臭が大元。
私は恋愛相手に寄生していたことがよくわかる。
そして、サソリのように、復習の機会をじっと狙っている。
その狙いは、相手の「精神的苦痛・ダメージ」だ。
そして、小ばかにすること。
「こっちだって、アンタがいなくなったお蔭で幸せになったのよ!
思い知れ!バーカ!」、こう言いたいのだ。
この復讐一筋人格は、私をバカにしていった人、すべてに向けられる。
「オマエはダメな奴だ」と言った人たちや、
「あの人の方が、ユニークで面白い。」と言って去った人。
私のプライドを傷つけていった人に、
私は執拗にコノヤロウ!と思い続け、
いつか有名になって復讐してやる!と思っている。
<結局、言いたがっていた言い分>
>ざまーみろ!! 苦しめ!!
<原因となる影響を与えた人物>
>母・祖母・曽祖父
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【25】
<タイプ>
被害者攻撃型
<AC人格名>
>私は一人でやってきたのよ!人格
<どういう振舞いをしたか>
自分が一人暮らしをしていることを自慢する。
また、親元を離れずに過ごしている人、そういう人を見下す。
若い頃、苦労したことを自慢する。
安アパートに住んだこと、
給料むちゃむちゃ安かったのに生きてきたことを自慢する。
また、一人でも淋しくない、ということもアピールする。
私は一人で生きていける。
アンタのような甘ちゃんとは違うのよ!と言いたがる。
会社内の、こういう親元にいたまんまの女性を見下す。
「一人暮らしするには、どうしたらいいですか?」という質問を貰ったりすると、
「アンタにできるわけねーよ!」的な態度で、応対する。
女性は割と人に頼るタイプが多いし(自分も漏れなくそうなのだが)、
そういうナヨナヨした女性に対して、特に誇示する。
「私は、一人で何でもできる。海外だって一人で行く。
一人暮らしのいろいろな荒波を自分は乗り越えてきたよ!」
と、言いたがり、つまるところ、エライと言ってもらいたい。
そして、女性の中では珍しいでしょ?強いでしょ?とアピールして、
女性の中では抜き出ていると思ってもらいたい。
<結局、言いたがっていた言い分>
>アンタみたいな甘ちゃんと、私は違うのよ!
<原因となる影響を与えた人物>
>母・祖母
<原因となった親子関係の事件>
中略
■モルヒネ系
>【26】
<タイプ>
モルヒネ
<AC人格名>
>言い訳人格(私側)
>もっと不幸になれ人格(毒親側)
<どういう振舞いをしたか>
直視することを徹底的に避ける人格。
AC人格のガード役。
「ほら、食べてまぎらわそう」「疲れたから」
「眠いし、明日すればいいじゃん」
「そんなことより、アレアレ」と、私の意識を直視することから遠ざける。
ほとんど、この作戦はうまくいく。
多く登場するのは、「食べてまぎらわせる」「寝る」だ。
また、自分の隠れた策略をサポートする。
男性に誘われた時も、
話を聞いてくれる、悩みを聞いてくれる、話があう、など。
私はどこかで違和感を感じていたのに、
言い訳で私の心の中をいっぱいにする。
そして、それが本心だと思い込ませる。
相手と取り引きがある場合も、
その取り引きの本音を掘らせない。
取り引きがあることを、見させない。
家族にさからえないこと、母にさからえないこと、
ここを直視させず、母や兄に関するトラウマを掘らせない。
いわば、私をずっと守ってきた人格だった。
だから、その役目を今でも貫き通そうとする。
他者の承認でできあがったにすぎない私のニセ人格を
今でも保護しようとする。
私が抱えているコンプレックス、ごまかしているところ、
そこをこれ以上見なくてもいいように、言い訳を考えてくれる。
本当にそれこそ、親身になって考えてくれるのだ。
また、これなら、他人をだませそうだとか、
そういう言い訳も考えてくれる。私の秘書である。もう、クビなのだけど。
イイ子、共依存、復讐、私のこの目的のために、
本当によく働いてくれた人格だった。
今も、油断ならない。私は一番、この人格にダマされるのだ。
自分の欲望を、正当化することもよくある。
「**が欲しい」となると、
これさえあれば、台所がもっと片付くとか、
いい生活が送れるとか、まるでセールスのように
「買うのが最もいい!」という理由を作り上げてくる。
そして、何度も何度も自分にアピールしていると、
「やっぱり必要だ」と、私に思い込ませることになる。欲望の正当化だ。
でも、この言い訳人格の声、考えると、親の声なのかもしれない。
ずーっと、この言い訳人格の声を聞いていくと、
「お前も不幸になれ。親以上にな!」という文言になる。
日常的に私のそばにある人格だけど、最も手怖い人格だ。
あまりに私と「セット」になっているので、わかりにくいのだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>目に痛いものは見ないの。
>さあ、食べてごまかそう!
<原因となる影響を与えた人物>
>母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【27】
<タイプ>
モルヒネ
<AC人格名>
>無明庵利用人格(俺様はスゴイものを知っているんだ人格)
<どういう振舞いをしたか>
無明庵の掲示板に書かれていることを、そのまま妄信する。
崩残さんの言うことは、どこまでも正しいと思いこむ。
そして、自分はどうするか?という自問をすっ飛ばして、
そのまんま真似をする。
揃えていないと不安なのだ。
また、真似をしていれば、
「これを知らない奴はバカ」と、
精神世界の本を読みまくっていた頃と同じ目線を繰り返す。
周りを見下し、優越感に利用する。
また、自我復元でも模範生となろうとして、
崩残さんに褒められることも期待した。
無明庵だけでなく、
岡本太郎がこう言っていた、岡本敏子がこうだったから、
そういう他者の言葉をそのまんま妄信して、
「私と同じ考え」として盗んで採用してしまう。
そして、岡本太郎がこう言っていたんだからと、
その言ったことをはずれている他者を、心の中で見下す。
そして、自分はデキテルと思い込む。
これまた、優越感に使うのだ。
妄信している間は、それだけを妄信する。
「これこそ、本物」と信じているからだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>無明庵の言うことをすべて実行している私ってエライでしょ?
>(アンタたちは、バカだけど。)
<原因となる影響を与えた人物>
>父
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【28】
<タイプ>
モルヒネ
<AC人格名>
>妄想人格(根拠のない妄想リピート人格)
<どういう振舞いをしたか>
私は、数年後にはもっとお金もあり、彼氏もいて、
満足のいく人生を送れていると、根拠のない妄想を繰り返す。
その脳内妄想映像で、コンプレックスから目をそらす。
全く具体性がなく、そのための努力すらしていないことから、
その通りになった試しはない。
相変わらず貧乏で不満足な人生。
でも、それでも「おかしい」と思わず、
数年後にはもっとマトモになっていると、妄想を続ける。
この情けない自分を、自分に見せないようにするためのモルヒネ。
特に20代後半からひどくなったと思う。
20代の頃は、30代の中頃には、もっとマトモな生活をしていて・・
と妄想し、30代になれば、40代初頭にはもっとマトモに・・
現在も、数年後にはきっとマトモな暮らしに・・
と、勝手に思い込んでいる。
私はこの妄想にすがって生きている。
ただ、すがっているだけなので、変化もなく、同じ日常か、
ひどい現実が待っているだけ。
私の妄想は常に都合よく先送りされ、そして都合よく、現実を見ない。
私は毎日の現実でさえ、こんな風に「自分に都合よく」捻じ曲げている。
都合のいい現実しか見ない。
自分がコンプレックス抱えて、
本当は、誰を見てもコンプレックスを想起しているのに、
この妄想人格がその本当の痛みをかっさらっていく。
自分を傷つけないように、その保身から生まれた人格かもしれないが、
この妄想人格のおかげで「自分の何が問題か?」すらもわからなくなってしまった。
この人格も、私と「セット」になっていて、わかりにくい。
<結局、言いたがっていた言い分>
>我慢していれば、幸せはやってくるハズ!
<原因となる影響を与えた人物>
>父
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【29】
<タイプ>
モルヒネ
<AC人格名>
>「一発逆転」妄想人格(妄想人格の、さらなる妄想)
<どういう振舞いをしたか>
自分は注目に値する人物だと思いたがる。
そして、実際に注目を欲しがる。
当たり前なこともできない自分をごまかすための脳内妄想。
現実味をおびておらず、いつか、自分は有名になっていると考えたりする。
ほとんど、「自己愛性人格障害」の症状だ。
自分にとって都合のいい物しか見ず、都合のいいように解釈し、
そして、自分の都合のいい未来を妄想する。
今までの溜め込んだコンプレックスの権化的姿だと思うが、
本人は、まったく気がつかないオメデタサだ。
自分を特別な人だと思いたがる。
瞑想などに手をだしてしまったのも、
私は、周りの人と違って瞑想が深くできると自負したり、
そのことで他人と競ったり、何をやってるんだかの有様だが、
「自分は特別な人」という材料集めに日々、いそしんでいた。
そして、都合のいい本の中や、掲示板でのセリフがあると、
「ああ、これ、私のことだ」と有頂天になってみたり、
その材料を集めては、ほくそ笑む日々。
自分がオカシイとすら、気付かない。
その姿勢は、そのまま、無明庵との関わりにも引き継がれた。
自分は、特別な技術もないし、何もかも中途半端にしてきて、
そのことを一気に払拭できるものが欲しかった。
それに最も都合がいいのが、精神世界だった。
周りの人がほとんど知らないし、そして、その定義があいまいなので、
この私ですらも、潜り込めたからだ。
そう、この人格の目指すところは、
自分の多大なコンプレックスを、「一気に解消すること」だ。
それは、一瞬にして、コンプレックスを帳消しできるもの。
ぶっちゃけ、お手軽に手に入るもの。
私のコンプレックスのあがきであるのに、
そのあがいている部分には絶対に目がいかない。
妄想だけが、私を心地よくする。
そして、この病気だけがますます加速した。
<結局、言いたがっていた言い分>
>あ、このセリフ、私のことだわ!
>やっぱり、私ってスゴイでしょ?
<原因となる影響を与えた人物>
>父・私自身
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【30】
<タイプ>
モルヒネ
<AC人格名>
>○○だったら、いいのに人格(妬み人格)
<どういう振舞いをしたか>
ボーナスがあれば、もっと楽に暮らせるのに。
正社員だったら、もっとお金あるのに。
あと、5万円給料アップすれば、いろいろ買えるのに。
もっと広い部屋に住めば片付くのに。
部屋が二つあれば、散らからないのに。
大きい冷蔵庫があれば、もっと効率よく家事ができるのに。
と、キリがないくらい「○○だったらいいのに。」
「○○だったら、私、ちゃんとできるのに。」
「○○だったら、私、人並みなのに。」と、考え続ける。
考え続けるというより、妬み続ける。
これは、結局、自分より裕福に暮らしている人、
余裕を持って生きている人に対するコンプレックスと妬みだ。
「自分に非は無い、状況が悪いんだ。」と思いたがる。
そして、万年こう思ってるくせに、改善して○○になろう!としたことがない。
そのための努力をしたことがない。
結局、言い訳人格で、自分を正当化しているのだ。
そして、その自分のみじめさ、
本当はこうありたくないという気持ちをここでストップさせる。
私は内心思っている。
「そうそう、そうなのよ。社員とほとんど変わらない仕事してるのに、
このザマなのよね。ほんと、社員の人、ズルいよね。
あ〜あ、私にも、そんな日がこないかなあ〜。」
結局、私の思考回路はここで止まり、
この当てつけ的な妬みで満足をし、それ以降、
「じゃあ自分はどうするか?」は、考えない。
そして、次の日になると、またそのリピートで
「○○だったらいいのに。」と、思い、
「そうそう、そうなのよね」と妬み、それで満足して、また忘れ、
次の日また同じことを繰り返す。
「解決」を決して望まない人格。
解決されては困るのだ。
まるで、毎日、こう思うことが私の「仕事」であるかのよう。
あまりにも自分とセットになっているので、
毎日こう思い続けていたことに気がつかない。
思考停止させる要素もあるが、
ひっそりと攻撃的でもあるような人格だ。
そして、ズボラ。不幸大好き。
抜けられないループを日々、強化しておくこと。
これがまるで、この人格の使命であるかのようだ。
世間の人を恨んで起こす犯罪、殺傷行為、
その犯人心理とほとんど変わらないのではないかと思う。
犯人はまだそのことに自覚して、自白する。
でも、私はこの「妬み」ばかりで
周りの人を見ていたことにすら気づいていなかった。
<結局、言いたがっていた言い分>
>自分は悪くない。
>状況さえそろえば、私だって人並みになれるのよ!
<原因となる影響を与えた人物>
>父・母
<原因となった親子関係の事件>
中略
■脅え体質系
>【31】
<タイプ>
脅え体質
<AC人格名>
>大人しくてごめんなさい人格(対人恐怖)
<どういう振舞いをしたか>
集団行動や、何かのイベント、また会社のグループ内でも顔を出す人格。
会話に入れない、会話がうまく続かない、そして不安になる。
「自分は大人しいから迷惑なんじゃないか?」と考える。
「自分がいない方がいいのではないか」とか、
「いてもいなくても私はどーせ一緒なんだ」とか、
「早くここから消えたい」と思う。
グループ行動や、会議、飲み会、そう、特に飲み会時は、
ほとんど「大人しくてごめんなさい」人格だ。早く消えたくなる。
面白い人、また、天然ボケで、それだけで、
その場を和ませたり笑わせたりできる人が、とてもうらやましい。
<結局、言いたがっていた言い分>
>こんな情けない私、見ないで
<原因となる影響を与えた人物>
>母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【32】
<タイプ>
脅え体質
<AC人格名>
>自分が傷つく前に自ら立ち去る人格
<どういう振舞いをしたか>
私は、「なんだ、結局この人、役に立たないじゃん」とか、
「なんだ、仕事できないじゃん」とか、
とにかく自分の仮面を見破られるのが怖い。
そして、「結局、大人しいだけで、たいして何もできないよね」と思われたり、
そのことで疎まれたりすることが猛烈に怖い。
私は、往々にして、最初の評価は良くなる。
仮面をかぶって、イイ子を何十年もやってきたから。
でも、実戦となると、私はほとんど、役に立たない。
私はビビリだからだ。
いずれは、見破られてしまうのだけれど、そういうの、怖いし、避けたい。
私はこのパターンを何度も繰り返している。
学校の成績も最初はいい。
でも、だんだん他の子に抜かれて、
先生も「あら?なーんだ。」と思われることがある。
だいたい、何をするにも、こういうパターンになる。
最初はコツをつかんでうまくやっているようなのだけど、
蓋を開けると、基礎がなっていなかったり、
ごまかしていたり、そういうのが露見される。
自我復元のペースも似たところがある。
そういう見破られる局面になった時、
その相手から自分から去る、会社を辞める、そういう行動をとる。
恥に耐えられないというのもあるが、
問題を直視しない、直視できない。逃げて楽になろうとする。
その逃げるための言い訳は必死で考え、そして「立ち去る」ことを実行する。
<結局、言いたがっていた言い分>
>よくも私を見破ったわね!
>だったら次の寄生先を見つけるまでよ!
<原因となる影響を与えた人物>
>母・私自身
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【33】
<タイプ>
脅え体質
<AC人格名>
>のけ者にされるのが怖いの人格
<どういう振舞いをしたか>
グループで会話をしている最中、
話し手が私のことを無視していないか、視線を合わせてくれるか、
いちいち確認をしている。
ちょっとでも、私と目を合わさないとか、
他の人の方ばかり見ているとか、そういうのが目につくと、
「私は仲間外れにされてるんじゃないか」とか、
「私を疎ましく思っているのかな」、とものすごく気にする。
私は会話についていけなかったり、
話題についていけなかったりすると、焦ってしまう。
このままだと、のけ者にされるとか、
アンタ、いなくていいのにと思われるんじゃないかと、
自分でどんどん不安になっていく。
焦って、その会話が面白くもないのに、
皆と合わせて笑ったり、ノリを合わせたりする。
自分はただただ疲れるだけなのだが、グループから排除されるのが怖い。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私はここにいてもいい?
>私の存在は迷惑ですか?
<原因となる影響を与えた人物>
>母・父
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【34】
<タイプ>
脅え体質
<AC人格名>
>どーせ受け入れてもらえない・・人格
<どういう振舞いをしたか>
どうして人に話しかけることができないのだろう。
また、話しかけるのをためらってしまうのだろうと考えると、
「私の発言なんて、取る足らないんだ」とか、
「すぐ、他の人の方を向いてしまうさ」とか、
「相手は面倒だけど、相手にしてくれてるだけなんだ」とか、
「私の意見なんて、どーせ採用されないよ」とか、
ものすごく否定的な気持ちが出てくる。
「どーせ、××だよ、やめようよ」
「ほら、迷惑かけちゃうよ」こういう気持ちでいっぱいになって、
話しかけるのをやめたり、意見を言わなかったりする。
また、こういうことを考えている間に、相手は席を立ってしまったり、
別の話題に盛り上がったりで、結局チャンスを失ってしまう。
そうなると、「やっぱり言えばよかったのにー」とか、
「なんでそんな勇気もないの?」とか自分を責めまくる。
自分の心の中の一人芝居だけど、
人との対話の場面ではいつもそうだ。
私はどこにいても居候、間借り状態だ。
私が主体ではなくて、相手の舞台が常に「主たる舞台」なのだ。
グループでの会話でも、
主導権を握っている人の舞台が世界の中心であり、
私は「間借りさせてもらってます・・・」と、大人しくする。
私は、自分の話をじっくり聞いてもらうという体験を一度もしたことがない。
人に受け入れられるはずがない、これが前提になっている。常に。
<結局、言いたがっていた言い分>
>私はどーせダメなんでしょ!
<原因となる影響を与えた人物>
>母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【35】
<タイプ>
脅え体質
<AC人格名>
>ほら、やっぱりできない人格(自虐型)
<どういう振舞いをしたか>
自分は不器用だけれど、
その「不器用」の元栓のような人格。
人に話しかけたいのに、話しかけられなくてタイミングを失ったりすると、
「ほら、やっぱりできないじゃん」。
包丁で材料がきれいに切れないと、
「ほら、やっぱりできない。それに汚い。」
勇気を出して、意見を言ったけれど、採用されないと
「ほら、やっぱり私の意見なんか、たいしたことないじゃん。」
字が上手に書けないと「ほら、やっぱり下手くそ。」
部屋が片付いてないと、「ほら、やっぱり片付けできない。」
つまり、「ほら、やっぱり私の思った通り、できない。バカよね。
それにほんっと不器用なんだから。」という、ダメ出しを、
延々と、自分の内部で繰り返している。
これは、あまりに自分と密着してあったので、最近まで気がつかなかった。
でも、ずーっと私の内部でお経のように繰り返されている。
もう何だか、最初から「できない」ことが自分の中で約束されている。
でも、自分なりに頑張ろうとしてみる。
でも、すぐ横から、「ほら、やっぱり・・・」がはじまる。
自分は最近になって、やっと、自分の中の
「自己否定」に気がつくようになったかもしれない。
今まで、あまりに上から目線のボリューム(音量)が大きすぎて、
わからなかったのだ。
自分が思うようにできないことを、
この人格はほくそ笑んで楽しんでいるようにも見える。
自分はこうなりたい、だからこうしよう、
という工夫の発展になっていくならいいが、そういう展開にはならない。
「ほら、やっぱりできない」で、私は思考停止になり、
嫌になって、現実逃避を始める。
だから練習も何もしないわけだから、
結局、不器用なままなので、次、同じことをすると
「やっぱり、できない。」となる。
自分をいい意味ではなくて、悪い意味で監視して、ジャッジを繰り返す。
でも、不思議なことに、
いつも通りできないことに、「安心」をしているような感覚もある。
これが日常の私だから、逸脱することがなくて安心してしまうのだろうか。
これは、母の声で、そして、母の怨念のような気がしてきた。
<結局、言いたがっていた言い分>
>どーせ、私にできるわけがない。
>でも、できなくって「安心」。
<原因となる影響を与えた人物>
>母・祖母
<原因となった親子関係の事件>
中略
>【36】
<タイプ>
脅え体質
<AC人格名>
>ほら、やっぱりできない人格(他者こき下ろし型)
<どういう振舞いをしたか>
ほら、やっぱりできない人格が他者へ向かったバージョン。
これも、日々、頭の中で常に繰り返されている。
「ほら、やっぱり仕事できない。」「ほら、やっぱりサボるよね。」
「ほら、やっぱり失敗した。」「ほら、やっぱり迷惑かけてる。」
「ほら、やっぱり下手くそ。」
とにかく、この人格はジャッジが好き。
(褒めるジャッジはない。その場合は、妬みになる。)
自分で設定した上下関係を反芻し、強化する仕組みでもある。
そして、自分の精神安定剤でもある。
あまり関心のない人物には向かない。
自分の関心のある範囲内の人物に限定される。
そして、自分の場合は、決して口に出さない。
視線を動かして、黙々とジャッジを繰り返す。
私の家族たちは、ぶつぶつと言う「独り言」として、
この他者こき下ろしを口に出していた。
私は、口に出さないだけだ。
<結局、言いたがっていた言い分>
>ほら、私の思った通りじゃん。
<原因となる影響を与えた人物>
>母・祖母
<原因となった親子関係の事件>
中略
以上で、今回の報告は終了します。
●これまでに見た、AC人格列伝、あるいは分析の中で、
最も綿密に、具体的な記憶を掘り、原因を突き止めているもののひとつでした。
この方の場合には、分析は完了です。
あとは、実際のAC人格の解除ですが、
この人は、そのコツを、既に自分自身で、つかんでいます。
私が言ったからではなく、自分自身で、その重要な「鍵」を発見しています。
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下記のブログも、重要なトラウマ・AC人格が書かれています。
↓
http://jibunnikaerutameni.blog.fc2.com/
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