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★分割自我復元★その403■ 【準備の整った人とそうでない人】
by:
鈴木崩残
2014/11/11(Tue)11:07:02
最近のメールのやりとり
●松の間に動画がありますが、ここ4日ほど、合宿の準備やその後の作業で
ずっと忙しかったのですが、メールのやりとりはしていました。
そこで、少し書いておこうと思ったのは、
ここ最近、十人ぐらいの自我復元者の方たちから来たメールのうち、
4つほどには、「内容的」には同じことを書きました。
それは、相手があって生じた怒りとトラウマであるならば、
その怒りは、当事者の相手に向けるべきであって、
自己分析など、いつまでも続けていたら、それは、
いつまでも自己分析を続けることを口実にして、
相手である親に直接に言わないように、逃げていることに過ぎない、と。
親が既に他界している場合には、
同居していたり、別居している伴侶や、職場の同僚に対してということです。
●自分のトラウマを掘った人たちは、毒親によって自分がどう影響されたのか、
というところが、かなり掘れている人は、大勢います。
ところが、そこから一歩も進めないのは、
そのトラウマの原因となった自分の親に、直接にその恨み思いを
全く(あるいは中途半端にしか)伝えていないことです。
親(祖父母も含む)から経済的な援助をされてしまっていて、
いつまでも、親のペット状態で、すっかり骨抜きになっている人は
利害関係が怖くていえないというケースもあります。
とにかく最低の毒親が、子供を最低人間にしようとするときに必ずやることが、
いい年をした大人なのに、自活すら出来ない子供のままにしておくために、
お金を渡す、資産を渡す、物を与える、食を送りつける、などです。
大学4年と(場合によっては大学院まで)、
そして、その後の就職活動までは、いたしかたないとしても、
25歳あたりを超えて以後までも、
生活費やその不足分を親の世話になっているようでは、
まったくダメな人間になります。
●しかしそこは、YNさんのように、きっぱりと断る人もいますし、
Abyさんも、少しの金銭であっても親族から受け取らないようにしています。
●また天音さんや、根路理さんは、ずっと立派に長く自活しているわけですから、
何も親からどのようなことを言われようが、縁切りされようが、
その人たちには痛くもかゆくもないはずです。
それでも言えないとしたら、
毒親に対する恐怖心を払拭できていないということです。
●トラウマの分析は散々にやったのにも関わらず、
親、親族、そして職場の人間に(職場も経済的な利害関係が理由として多いのですが)
直接に、自分の不満、分析の末にたどり着いた結論を、
自分の言動でぶつけることなく、
私への報告メールの中で、あれやこれやの自己分析を、いまだに続けているだけで、
直接に加害者である親には何も言えないという状態にある人がいます。
●そうした場合に、私が背中を押す場合もありますが、
それは、自我復元と、トラウマ・AC人格が、かなり掘れた場合に限られます。
ほぼ掘り尽したであろうから、あとは言動にそれを反映して、
自己信頼を取り戻すのみ、となっている人には、
きちんと親と対立する姿勢と言葉を親に見せなさい、と言います。
毒親や、毒親の手先となっている兄弟姉妹との対立というのは、
本質においては、
あなたの「一生を左右」するような、
「食うか食われるかの瀬戸際の攻防」であるのに、
それら全く気づけない人たちが多くいます。
*********
●ただし、それをするような段階にいない人はそれをしてはなりません。
まだその段階まで掘れていないのに、いきまいて、背伸びをして、
親や、同居人や、会社の上司や同僚を敵に回したところで、
結局は、解除できないAC人格が、墓穴を掘ったりして、
物事の「解決」には向かわないからです。
●名指しで言いますと、
対立姿勢を当事者の毒親や親族や同僚という相手にぶつけて、
それで「問題解決を図れる可能性」があるのは、
マディアさん、Abyさん、YNさん、雨樹さん、
可能性はあるものの、実際に、やってみないと分からない人、
または、まだ「難しいかもしれない」と思えるグレーゾーンにいる人は、
お姫ちゃん、朱いはがねさん、黒丸さん、
まだ親族や毒親と戦うのは、到底無理だと思える人は、
無干さん、どんがめさん、新子さん(ただしずっと報告なしにつき不明)、
●到底無理、というのは、対立姿勢を示すだけではなく、
実際に、今まで掘ったことを、相手に直接に言ったり行動に移した結果が、
結局は、本人が大敗してしまい、トラブルが増すだけで、
結果として、自我復元を進めてゆくための、
環境自体を相手から阻害されたりしてしまったり、
あるいは、自分の「AC人格と、自分の言動との関係性」が、
まだよく見えていないということです。
●ですから、行けるかもしれないが、ダメかもしれない、という
「可能性」が見える人にしか、私は、
「それは、その相手である親や、同居人や、上司に、直接に言いなさい」、
とはメールに書いていません。
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