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[451]
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★分割自我復元★その451■人類と動物の基本的な違い■
by:
鈴木崩残
2015/03/25(Wed)07:28:57
これからも進化しない状態
これで「4つめ」になりますが、
ここのところ、少しシリアスな話題を投稿してきました。
私がそうした理由は、
自我復元の方法が成功する見込みが昨年にすでについていることによって、
自分のポジションに戻りつつあるからです。
そういう意味では、皆さんからのトラウマ掘りの貴重な報告を除いては
あまり書くことはなく、また桜の間の、この2年間の過去ログには
重要なことはすべて書いてありますので、
読んで捨てるような、週刊誌や新聞を読むような感覚で、
この掲示板を読んでほしくはありません。
息抜きも混じりますが、むしろ「ひとつ書籍」として
ここの過去ログを繰り返し、読んでください。
いつもそうなのですが、「すでに書いてあること」について
よく読まずに、悩んでいる人がいるからです。
自我復元のブログを今も継続して、濃密な内容を書いている人は、
『マディア』さん
http://jigafukugen1987.blog.fc2.co
『お姫ちゃん』さん
http://haripoteko.exblog.jp/i0/
『朱い(あかい)はがね』さん
http://jibunnikaerutameni.blog.fc2.com/
『Aby』さん
http://mmjhb11.exblog.jp/
『無干』さん
http://blog.goo.ne.jp/hakodate2012
ですので、この方たちのブログこそが、
自我復元において、あとに続く人たちには、最も役立ちます。
その他、単発的なメールでの報告で、参考になりそうなものは、
全てこの桜の間に掲載してあります。
*********
さて、また私個人の独り言となります。
*********
人間とは何か?
という事のひとつの答えは、
人間は「後天性適応生物」である点である。
たとえば生まれてからすぐに犬に育てられた猫であっても
その生き物は、最後まで猫である。
だが人間が、生まれてすぐに動物に育てられたら、
その後、いくら教育しようとしても、
人間の言葉も覚えず、人の食べ物も食べない。
つまり本能よりも5歳までに適応した事が優先する。
教育とか呼ぶと、聞こえはいいが、
ようは単なる生活習慣と慣れを「どこで」するかで、
まったく異なる人間になってしまう。
昆虫は成虫になれば、まったく親には依存しないで生きる。
すると、生存という意味では安定的だが、
自己という生存感覚を伴うことは出来ず、
その中に乗り込むと「その経験内容」は限られる。
一方で3歳の子供を森に放置したら
その子供には生きるだけの本能は備わっていない点で
個体として見れば昆虫よりも「進歩していない」。
すると個体が進化しないので
社会システムを変えてゆき、相互依存を重視するのが人類
という意味合いになるが、それはあくまでも「見かけ上」にすぎない。
物と情報ばかりがゴミのように生まれては消えてゆくが、
たとえば、斬新な感情経験とか、
新しい快の感覚とか、やや臭いことを言えば霊性、
そういったものが全く進展もしていない点を見ると、
せいぜい作り出した感覚は、新しい味覚ぐらいのもの。
その他は、どんどん新しい心理苦が作られたようである。
「自己として存在しているという認識はなしに
一生、空を飛ぶ感覚を楽しめますよ」という鳥類の中に生まれるのと、
「個体として、周囲と分離感覚がありますが、
誕生する座標地点の環境次第で、経験内容が決定し、
好きに考えて行動していいですよ」
と言われた場合に、
生命体験の「新参者」なら後者のサービスを選ぶだろう。
何事も経験していないものは、面白そうに、または、
良さそうに見えてしまうからである。
だが、後者のサービスは詐欺であり、
実際には大半のケースにおいては、
それほど自由な思力を行使できるわけでもなく、
かつ自己存在感覚すらも希薄となり、
さまざまな葛藤と社会性と称する制圧によって、
五感の感覚すらも満足に意識できず、
かつ死んだ場合には記憶が失われる。
前にも書きましたが、死んでそれまでの記憶が残って次に継続するのであれば、
文明的な進歩もわずか数千年で達成できたはずだが、
それをしなかったところから、
そもそも、人類の頭脳や技術を発達させようという意図で
この惑星が整備されたのではないことは明らかである。
では、なぜこのシステムにしたか?が問題である。
ひとつには、
人間を使って「短期的実験」をするには、
現在のシステムは都合がいいこと。
たとえば遺伝子を操作して、
その後の人間の変化を観察するには相当の歳月が必要である。
行う側も手間がかかる。
PCで言うならハードを変える手間がかかる。
だが、「後天性 適応生物」はソフト上で実験が出来るのである。
つまりハードを変える場合には遺伝子操作をするが、
ソフトを変えるには生物学的に操作するのではなく、
そのソフトに該当するものが「社会的生活習慣」となる。
生物的に人類を個別に大量にいちいち変えなくとも
どういう集団社会で生存させたらば、どういう生き物になるか?
これを短期間でテストできる利点がある。
******************
一度、人類を、無数の銀河宇宙を見学旅行に連れてゆくといいだろう。
と私は思うことがある。
帰還したときには、
おそらくその半数近くが自殺をすると思われる。
その主たる理由は、
外の世界、広大な別の宇宙や、高次元なるところへ、
行って見る「前に」想像し、わくわくと期待していたような、
知的生物や、進化した社会や、霊性ある生物は見当たらず、
ほとんどの宇宙が、慢性的に、トラブルだらけであると知るからだ。
というのも、
今までの多くの惑星のケースでは、
最初に衣食住を安定的に維持できるようになり、
他種族から防護できる兵器を所有し
空間をかなりの範囲で移動でき
情報を収集可能となったとき
ほとんどの場合に、
そこに生きる生物は、生きている意味を喪失して、
重篤な精神病になるからである。
そこで、縦方向に次元を移動するという事が必ず行われるが、
上位次元にいくほどに意味と具体性が喪失してゆき、
抽象的な自己完結をし、感覚も単調となる。
そして、そこで始めて、
苦痛という新しい感覚を、誰かが欲したであろう事が明らかとなる。
その悪趣味に、現在も多くの生き物が、嫌々、つき合わされているわけである。
******************
人はよく、
「理想的社会や世界になったらいい」と軽はずみに言う。
だがその発想に全く制限なく、「最高の理想を描いてみなさい」
というと、
その内容たるや、現状への不満を少し改善した程度か、
または全く具体性のない「天国的風景程度」しか思い描けないのである。
それで、結局は、江戸時代か縄文時代か、中途半端なSF映画を、
妄想の見本にするだけなのである。
成長の極に行きついた種族というものは
「もっと新しいことはないのか」と、
横と縦の両方の次元に対してするが、
たいていはその限界に幻滅し、失望する。
その点では、いまだにこの惑星の人々の理想が、
働かなくてすむ
恋人が欲しい
自分の趣味だけに没頭したい
この程度の理想なら、まだまだ、苦痛と、生存意欲は、
彼らにとっては、都合よく、長続きさせられそうである。
自己認識機能付き」の生物の場合には
その生存形態に関わらず、次の変化を辿るのが一般的だが
地球の人間の思考比率は以下のとおり
1/どうやって食うか=85%
2/どうやって楽しむか=10%
3/そもそもなぜ生きているか=5%
4/(宇宙のどこかで)生きるか、それとも死ぬか=0%
******************
最近はブータンも欧米に文化汚染されてきたが
ブータンがある程度の平和を維持できた理由は
一つは侵略者の側にとって「美味い所がなかった」という、たまたまの幸運のおかげと、
もう一つは「国民総幸福論」というものが軸になっていたことだが、
何も抹香臭い思想宗教などなくとも、
日本ならば、「国民総 快楽論」を模索するだけでも充分なのである。
「快楽とはそもそも何か」
「ではその具体的実現手段は何か」
これらを、くだらない宗教や倫理で規制せず、
きちんと当たり前にある欲望として精査してゆけば
必然的に 原発も(無駄な)戦争も貧困も必要ないのは当然の事だが
ようは
「そんな事を考えるより今日の飯だ」という事が現状を招いたわけである。
一家の中でも、親子の誰かが取り返しのつかないような大問題を起こしたら、
家族会議をして根本的なところからどうしようかと、議論するものだ。
(正常な家族の場合だが)
それと同じように何かの機会に
一度根本的な問題について考え抜くという事、
これをしてこなかった社会や個人は必ずカオスになる。
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