★　番号指定： １ページの表示件数： 件　　
☆　検索語　： 検索表示　新着から 　古い方から
タイトルだけ表示 　タイトルと５行 　全部　　

●今までに、私がけっこう好感を持っている「石破さん」と、「あかべこ」との類似性とか、
　「村上」ファンドと「欽ちゃん」の、顔の酷似性など、ここで語った事がありますが、
　今回は、これ、皆さん、どう思います??

私は総理大臣になった当時から、なんだか、どこか、
似ているなー、と思っていたのです。
　　　　↓


　　　

「私はペリー?　それとも安倍?　ここはどこ?　私はだれ?　私は日本人?」


そして、自分を見失って書いた本が、これ。

　　　　　
　　　　　　　　　　ペリー安倍　著


そして、これが最高におかしいのです。↓

外人なめると、あとが怖いよぉ〜

ということを、くどくど言う、この↓アニメーション、
かなり、おかしいです。

　　　　　わたし的には、ホームラン候補です。

　　　　　私は最後まで、抱腹絶倒でした。
　　　　　ときおり、混じる、日本語の誤字と、
　　　　　吹き出しの画像が最高です。

　　「開国してよーぉぉー」と口説きまくる、
　　　ペリーの「本音トーク」ですので、ぜひ、ご覧ください。
　　　　　　↓

http://storage.irofla.com/?name=peri&type=swf



●いえね、こういうの載せたくなった理由は、
↓これです。「国会の、じゃ慰安たち」という記事です。

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/


_________________________________________________________


>2/2●更新●

先日、紹介しました「おまけ」の「カップルのハイキング」の動画について、
「あれって、本物じゃないんですか?」との、
トンデモ・メールが来ましたので、一言だけ。


あのですね、「大きさ」にもよりますが、隕石が、あの距離に落下したら、
地面の揺れと爆風の衝撃で、人は普通、立っていられません。
それなのに、ビデオの揺れすらも極端に少なすぎます。


それと、ビデオの「表示時間」と画像との関係をよく見てください。

49分に隕石が落下して、
一瞬だけ不自然に合成されたような「黒い噴煙」があがりますが、
たったの数分で、隕石から立ち上がる「白い噴煙だけ」になっています。
本物ならば、しばらくは、噴煙が一帯に立ち込めたままです。
見ると、風も弱いようですから。

ちなみに、比較のために、こっちは本物の隕石落下の遭遇画像です。
↓
http://www.mpegz.net/mv-336.html


で、笑える、おまけです。

「いつもより、多く回っています。」
　↓
http://www.mpegz.net/mv-77.html


こういう「猫ちゃん」なら、ここに、ぎょーさんあります。
↓
http://www.mpegz.net/mv-64.html



____________________________________________________

★ . 　　

●まだまだ、画質の問題では、動画原始時代といったところですが、
　これから、ネットの主流になるでしょうね。
　口先で言うのではなくて、実際に見せる時代。

そのうち、博士君も、笑える映像が取れたら、動物コーナーで、
ワールドデビューさせようかと思っていたりする。


ちなみに・・・　you-tubeには、

●恥ずかしながら、私も出ていたりします。
↓

http://www.youtube.com/watch?v=bYCcJpsZukI

http://www.youtube.com/watch?v=L97bSUKBIRU

http://www.youtube.com/watch?v=jZDhGjSaWBw

http://www.youtube.com/watch?v=yxzEdm3EGaM



_______________________________________________________


●私が、お勧めしているラルフ氏のナイフスローイングや、
海外の他の人たちの「妙技」へのリンクは、
隣の「松の間」に、リンクをしておきましたので、どうぞ。


________________________________________________________

★ . 　　

カタイ話が続いたので、ちょっと、息抜きしましょうね。

江原氏も、いつだったか、うっかり、
「劇団ひとり」の守護霊を「宇宙人」と、
口がすべって、「本当のこと」を言ってしまったようですし、
世間では、これから、ちょっとした、流行りになるでしょうから。

(って、その手の、ファンタジーを夢見がちな、狂信者たちの、
　「生ぬるい宇宙人話題」とか、自分に都合のいい夢を信じる
　「アセンション狂いの連中」なんぞ、
　　精神世界じゃ、1990年代のはじめに、とっくに廃れ去って、
　「おわっている」分野なんですがね。)



*******************************************************


●さて、守護霊は見えませんが、こちらは、見えるものなので、

たまには、他所のサイトのUFO動画でもどうぞ。

出所はyou-tubeですが、日本でまとめているサイトのものです。

　　　　　↓

　　★崩残のベスト3


1/サラエボのUFO
↓
http://heli.boy.jp/02ufo1/2006/04/ufo_56.html


2/これは、笑える。ただそれだけです。
↓
http://heli.boy.jp/02ufo1/2006/05/post_3.html


3/オモチャっぽいのに本物っぽい、微妙なUFO
↓
http://heli.boy.jp/02ufo1/2006/04/ufo_25.html


4/これはオマケです。
　作り物のようですが、とにかく、物語の構成がドラマチックによく出来ています。
　あっと驚くラストシーンが、GOODです!!
　　↓
http://hb.jpn.org/hb1/2007/01/post_22.html




【UFO動画の総集編】へのリンク↓


http://heli.boy.jp/02ufo1/2006/04/ufo_13.html

http://heli.boy.jp/02ufo1/2006/04/ufo_22.html

http://heli.boy.jp/02ufo1/2006/04/ufo_28.html

http://heli.boy.jp/02ufo1/2006/04/ufo_32.html

http://heli.boy.jp/02ufo1/2006/04/ufo5.html



_____________________________________________________



■こういうの、かたっぱしから見ていると、
徹夜になってしまうので、お気をつけください。

日本のサイトでは、ここにたんまりあります。
↓
http://heli.boy.jp/


オリジンナルは、こちら。
↓
http://www.youtube.com/



_______________________________________________________

★ . 　　

●もしも、たったひとつ、
地球の状況を、全く自由に変えられるとしたら、
あなたは、何をどうするでしょうかね?

デス・ノートでも、大量に、ばら撒きますか?

あるいは、全員とも悟りでも強制的に開かせたがりますか?



いいえ、私なら、
ここの惑星の人類に分相応の「愉快な」贈り物をします。


それは、「悟られ状態」を人類全員に作り出すことです。

昔のドラマで「さとられ」というのがありましたが、
それは、主人公の心の声が、感情の強さにおうじて、
外部の広い範囲に、漏れる、という面白い設定の話でした。


私がいう、「悟られ状態」とは、条件をつければ、こうです。

距離に関係なく、誰かが誰かについて「知りたい」と注意を向けた
その瞬間に、その注意を向けた対象の心の声は、すべて聞える。

つまり、どこへ逃げても無駄ということです。

また、他人の心の声がうるさくて、聴きたくないという人は、
他者に全く無関心になることで、
「他人からの心の声」は聞かなくてすみますが、

ただし、他者がその人に関心を向けたときには、
「自分の心の中は、読まれます」。

ようするに、テレパシーが全く当たり前のことになるということです。

たとえ、名前や顔の個人情報がなくとも、
たとえば、誰かが私について、ネットで書き込みをしたとします。

すると、私は、何も個人情報などなくても、
「この文を書いている者の心の声」と指定するだけで、
その声がぜんぶ、筒抜けになるというわけです。


犯罪についても、何も捜査情報などなくても、
国民全員が「あの事件の殺人犯は?」と意識を向ければ、
全員に、同じ人物の声が聞えるわけです。

なぜならば、それをしたのは、犯人しかいないのですから。

ですから、心の声を聞きたい「対象の選択」は、いかようにでも可能です。
何か表現すれば、それを表現した者は、この世にその者だけですから。
相手の心を読み取るたるの個人特定など、実に簡単なことです。

むろん、相手の所在地やその他の個人情報は読み取れなくとも、
心の中は、まる見えになるわけです。


●さて、この「悟られ状態」が、もしも地球で、
１人残らず蔓延するようにと、
もしも私が望んで、それが実現したとします。

すると、人類は、別に何かが進化するわけでもなく、
また、何か利口になるわけでもなく、
今の、等身大の精神状態のままで、
かなりの変化が起きるのが、面白いのです。


>●ようは「嘘がつけない世の中」になるわけです。


まず第一に、犯罪の「検挙率100%」。

職を失いそうなのが、コメディアンとマジシャン。
なにしろ、観客に「ネタバレ状態」ですから。

恋愛も、嘘は通じない。
政治も嘘は通じない。
何ひとつも、嘘が通じない、「心の中は、筒抜け状態」。


すべての女性たちは、
「いまさら知りたくもない、明々白々な事実」を
「いまさら」知ることになります。

男のほとんどすべてが、スケベで、女性を見ればセックスのことばかり
考えているという、わかりきった事実を、実感としてみるハメになります。


●このテレパシーは、とりあえずは、動物とか他の生物とは
交感できなくて、人間同士としておくのが、自業自得として面白いのです。
他の生物が何を考えようが、人間がとやかく言えるものではありませんから。


そして、資産家とか、支配階級にいた連中ときたら、
何かを言わなくても、自分の身分をどう隠しても、
ひとたび、何かをすれば、それをした人物ということで、
テレパシーの対象として「読み取られる側」になりますから、
完全に、心を閉じて、何もしない以外には、隠れるということも不可能。


こうなると、政治家や権力者は、
科学者を呼んで「金はいくらでも出すから、俺様の心の声を
誰にも聞かれない装置を開発しろ」ということになります。


そして、世の中のすべてのコマーシャルが、たったの数日の間は、
「わが社のマインドシャッターは、あなたの心の声を漏らしません」

とかいう詐欺製品の広告ばかりになり、
結局のところ、そんなものは制作不可能という状況になります。

なにしろ、そのCMが本当かどうか、既にバレているのですから(笑)。


____________________________________________________________



●さて、こうして、何万年も、ロクでもない文明を作り上げてきた
地球の人類は、その最後に「人間どうしのテレパシー」というものをプレゼントされ、

世界中が、「正直村」と化してしまい、
嘘というものが、存在できない世界になりました。


さて、本当の進化とか、あるいは、意識の変化、あるいは
意識を変化させる必要性というのは、
ここから、やっとスタートラインに立つことになります。

それまでは、「嘘がまかり通るような世の中」にいては、
馬鹿は、死んでも直らないのです。


●この世と、あの世という区別は、えらく乱暴すぎて、
あの世とやらにも、いろいろな周波数区分や、敷居があるわけですが、
それにしても、

この地球ほどに、
「嘘のつき放題」の区域も、かなり「めずらしい」ものです。


●意識を向けても分からない領域は、宇宙の各次元にむろん
ありますが、
それにしても、あるエリアとか、ある種族、生物の間では、
通常は、互いの心の声というのは、筒抜けの状態で社会が成立しています。

というのも、それだけで、充分に、正気な社会が形成できますし、
それが、宇宙では、比較的標準的な文明形態だからです。


そもそも、同種の生物の相手の思考すら、お互いに分からない。
この状況自体が、極めて、異例あり異常であり「病的」です。

宇宙の場合には、確かに、通じ合えない次元とか種族はいても、
同種や、同惑星上、どう人口惑星や、宇宙ステーション上において、
意思・思考の疎通がないなどということは、
「ありえねぇー」のですよ。

だから、この同種間での嘘など、全く無意味なる世界、
それがないと、まともな文明など、一切発生しません。

それすらもない地球というのが、
いかに、どうしようもないほど、幼稚な状態にあるのか、
よく冷めた目で、考えてみることです。


●人々が、関心をもった相手の心を、全員等しく知ることの出来る機能、
それは、なんら、ごたいそうな理想社会の実現に必要なものでもなくて、
それは、単に
「普通に正気」な生物の基礎中の基本にすぎないのです。

ところが、この星では、その「基礎」が壊れているのですから。


もしも、
あなたがある日、宇宙人にでも「地球とは何の星ですか?」尋ねられたら、
こう答えるといいです。


>「はい、私達の星の正式名称は、嘘つき星」です。


むろん、それは、地球の中でしか効力がなく、
宇宙で通用するような名産品ではないので、

地球名物の、この「嘘つき弁答」は、外惑星への輸出は不可能。



●むろん、この「嘘、不可能」という状況になった地球は、
戦争が減るわけでもなく、
他人への憎しみや、殺人「衝動」が減るわけでもありません。

ただし、思っていることが、相手に筒抜けになるので、
犯罪の「実行率」は激減します。


いままで、嘘をつきながらしてきた戦争が、
嘘なしの、「馬鹿正直人間同士の戦争や殺し合い」になるだけでも、

地球は、今の陰湿な犯罪集団の住む惑星から、
「明るい性格の犯罪惑星」になることでしょう。





　　　　　　　　　　　　・●・


_____________________________________________________

★ . 　　

また、あほう案(ア法案)が生まれそうです。

裁判制度について
↓
http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY200701300389.html?ref=rss

これについては、一言に言えば、
「心情形成」の要因となる要素など、裁判に持ち込むなということである。
被害者が被告に質問をしたいのであれば、弁護士と協議して進めれば
いいことであって、こうしたことは、
被害者側の心情的なパフォーマンス以外の何ものでもない。

心情的なパフォーマンスであれば、それはマスコミでも使えばいいこと
であって、そうしたことを、(状況・物的)証拠でもって論議される
裁判の場になど持ち込むべきではない。

しかも、ここに裁判員制度が加われば、ますます一般人は、
心情といういいかげんな演出に騙されやすくなる。
よって、これは、完全な愚案である。


●そもそも、裁判員制度の導入自体に私は前から言うように
疑問が多くあります。
まずはその動機。日本を訴訟王国にしたいのか知りませんが、
もしもそうであれば、国民になんの承諾もなしに裁判員制度を導入
すべきではないことと、
するのであれば、そのための「基礎教育」として、
実際の裁判を放映することによって、国民が裁判の流れを見る目を
充分に養う期間が必要である。

この期間は、一般的に裁判を見る「感覚」が等しく国民平均化するまでに、
最低でも私は5年は必要であると思っている。


●そうした国民の側に必要な経験的な準備もせずに、
いきなり、はい導入しますでは、筋が通らない。

もっとも、そもそも筋を通した法案や行政など、
ほとんど聞いたことはないのだがね。

________________________________________________________


●こうしたことを見るにつけ、
政治に対する無関心を危惧するようなポーズを取っているだけで、
ようするに、議員とか、支配権を持つ者が国民に対して
本音で、考えていることを、非常に、簡単に言ってしまうと、

「国民には、政治に関心など持って欲しくはない。
　国民には、物事の真実など見極める目など、断固、与えたくはない。
　ただし、国民は選挙になったら、俺様に票を入れるために、
　俺の言う演説をよく聞け」


と、こういうわけである。選挙のとき以外には、
政治に本当に関心などもたれたら、彼らは困るのであるから。
議員という連中が、国民や有権者を、
ずっと「馬鹿のままにしておきたい」のは、見え見えなのである。


_____________________________________


●そうした「国民総愚民計画」に一役かっているのがマスコミである。

私は、これを「悪意に基づく、報道デザイン」と言っているのだが、
一般的に報道される事件の種類、順番といったものを
指示している者がいると見ている。

事件報道が、その事件の発生と時期が大きくずれて報道されることがあるのは
皆さんもご存知のはずである。

また、新聞やワイドショーの一面に並ぶ記事も、
どうして、こうも個性がないのかと思えるほどに、
各局の競争原理も独自性も、娯楽番組は別として、
こと、報道番組においては、全く何も働いておらず、
すべて、誰かに言われたとおりの、横並び。
マスコミが、マスゴミと呼ばれるようになって何年か経つが、
まさに、今のジャーナリズムは、「ゴミ」の排泄と化している。
ただのゴミならともかく、有害で悪意のあるゴミ。


●報道というものは、順番によって、印象が構成されるものである。
ちょうど、皆さんがある文とか、小説を読むときに、
皆さんが、ひきつれて行かれる「流れ」というものがあります。

それによって、皆さんは、知らずのうちに、特定のことに関心を強め、
特定のことには、関心が薄くなるわけです。

いわば、選挙演説や大統領の弁解の演説に、コーディネーターがいるように、
放送における報道にも、国民が何に関心を向け、
何には無関心になるかという、デザインをする人物がいるわけです。
冒頭の話題ではありませんが意図した「心情操作」というやつです。



●たとえば、事件報道とよくからむのが、
新製品の発表です。ゲームの新しい機種、車の新しい機種、
それに芸能ニュース、スキャンダル、
国民が政治的な問題や事件よりも、うっかり関心を向けそうな、
そうした話題は、いくつも常に「ストック」されており、

こと、何かの事件が起きたときには、それを相対的に目立たなく
メッキするために使われることもよくあります。
肝心のニュースをぼかすために、
別の話題という「バナナ」を、国民という猿に与えるという、よくある手法です。
これは、詐欺セールスのマニュアルとほとんど同じでしょうね。


●そうした目で報道を皆さんが見ると、
ニュースの「ヘッドラインの構成」というものの中に、
悪意的に意図した「順番」「削除」「改変」が行われることがあるのが
発見できるはずです。

印象というものによって、何気なくずるずると、悪意のある他者に
いつの間にか、洗脳されるというのは、こういうことで、
洗脳されるのは、何も馬鹿カルト信者ばかりでありません。
国民全員が、他人事ではないのですよ。

_____________________________________


このように覚えておくといいです。


世の中で、最も邪悪な洗脳とは、
オウムその他のカルト教団や自己啓発セミナーが、
閉鎖的で、密室的な環境と雰囲気の中で行う、分かりやすい洗脳ではなく、
「選択の自由があるのですから、自由にお選びください、
　自由に判断してください」

というこの言われた側が、「自分が自由である」という妄想を持ち、
その中で行われる、洗脳です。

これが最も典型的な「芸」として発揮されるのが、
マジックの原理の一部です。
フォーシングテクニックとは、
すべて、そうした「自分には選ぶ自由がある」という、
誤った前提を観客に植え付けるところから、「仕込み」が始ります。


●ですから、より自由であるという錯覚をさせておいた上での洗脳、
というほうが、より陰湿で、悪意があり、詐欺的なものです。

この詐欺集団の最たるものが、今の日本の「政治」と「権力」と
「悪意のある企業」です。
そして、マスコミには、何の「監視能力」もなくなったということ。

「報道デザイン」という事を念頭に報道を見れば、
何は隠したがっているか、ということは、見えてくることが多いと思いますよ。

これは、何も政治的な活動をするとか、
何かに反対運動をするとか、誰かを弾劾するとか、
そういう行動を必要とするものではなくて、

「視聴者」が、どう、ニュースを楽しむか、という方法を述べているのです。

自分が「洗脳される馬鹿」にならないための、
>日頃の「脳訓練」だとでも思えばいいのですよ。




●ここ無明庵には、こういう言葉が原則としてあります。
それは、報道ばかりではなく、哲学にも宗教にも世間の常識にも、
どれも区別することなく、同じ姿勢、同じスタンスで向き合います。

その原則的なスタンスとは、

1/物事を疑うな。(厳密には、頭ごなしに否定するなという意味)
2/物事を信じるな。

です。

物事を疑うというのは、疑問を持つということとは少し違います。

疑い、というのは、それ自体が、既に自分が希望している結果と
そぐわないというズレを起こしています。

一方の信じる、というのも、真実と心情の間のズレが
あなたの中に生じているから、信じるなどという言葉が出てくるのです。

疑うのも、信じるのも、全く同じ
「知性的でない、心情的な暴走」にすぎません。

なぜならば、

>真実とは信じる必要がないからです。

明々白々な事実を「わざわざ信じる者」など、この世にいません。

疑いがそこにあるからこそ、
100%の事実人認定か出来ないものにたいしてだけ、
人は、信じたり、疑ったりするのです。

たとえば、創造主や神の存在を信じるというのは、
本人がどう弁明しようが、明らかに、「疑惑つきである」ということです。

なぜならば、あまりにも事実であることは、
信じる必要もないからです。


●ですから、無明庵で常に言ってきたように、
物事に接するとき、他者に接するとき、
「相手」や「状況」を、

>信じること、信じたがることは厳禁です。
>と同時に、疑うことや、疑いたがることも厳禁です。

判断を下すまでに充分だと思える材料が組み合わさるまでは、
あらゆる種類の心情というものは、
あってもいいので、それらの感情を抑圧する必要はないが、

ただし、それは、
自分の知性とは「別」の心の部分にに保存しておき、
判断を「保留」としておくことです。



●こうした、
>現実の物事、現実の他者、現実の生活の中で、
>隣人や、家族や、職場で、
>「ありのままの事実」を冷静に見られないで、葛藤している人たちが、
>どうして、その「冷静な観照」を、最も必要とする瞑想など、
>出来るでしょうか?


宗教やら、瞑想なら、座禅の話になると、
「ただ、ありのままに見る」とか他者に教えている馬鹿セラピストや
瞑想指導者と称する連中は、

日々の生活、日々の一日一日の中で、
一体、どれほどの物事を、冷静に判断できていると言うのでしょうかね。


そもそも、「いわゆる宗教」なんか信じる人間は、
最初から、自分が世界の仕組みはこうあって欲しい、という
心情的な望みを投影しているにすぎませんから、
そんな者たちの言う、「観る」だの「ありのままを観る」には、
なんの説得力もありません。


皆さんが、もしもどっかの瞑想だの座禅の指導者と言われている者を
身近に観ている機会があるのだしたら、
そいつが、瞑想とか座禅とか仏教の話題ではなくて、

日々の毎日の生活の中で、その者が、
ご近所で起きていること、会社でおきていること、家庭でおきていること、
こうした、身近で起きていることに、
どこまで、心情を排した観察力を徹底出来ているか、

それによって、そういうセンターや瞑想会で、ふんぞりかえっている連中
ついでに言うと、ゴロゴロいる精神科医とか心理学者にも、
しっかりとした、「評価点数」でも、つけることです。


えらそうに聞える、宗教や宇宙の問題や、世界の大きな問題と、
日頃の小さな問題とに、何ひとつも、区別はないのです。


世間には、自分の主張や宗教やら仏教やらの話になると、
えらぶる傲慢な人間が多くいます。

また、ジャーナリスト、あるいは専門家もそうです。
その分野のことにおいては、自分は知っているんだと、傲慢になる人たちです。



●私に言わせれば、私が人を評価する視点は、
その人が、
何を出来るかでもなく、何を知っているかでもなく、
何を霊視できるかでもなく、

意識が、意識障害を起こしていなく「正気」である結果として、
何を見られる視力と聴力と触感を持っているかだけです。


だから、その者が、自分の専門分野や知っていることについて
知ったかぶりをしたり、
政治問題や宗教について話したり、
人に指導しているときではなくて、
その者が、「日々の生活のひとつひとつの出来事にどう対処するか」、
それを、皆さんは、油断なく彼らを「監視」することです。


まともな人というのは、大小の問題の、
そのどちらにも、一環して、「正気な対応」をするだけですから。



むろん、その正気とは、
世間でいうところの「正気」とは、違いますが。


　　　　　　　　　　　　　　●

_______________________________________________________________




●

★ . 　　

身近でその人を見てきた人の言葉には、
ワイドショーで、三流ジャーナリストが垂れ流す「きめつけ」よりも
ずっと重いものがあります。


先だって、「人相」というものがある、という話にからめて、
痴漢と決め付けられた植草氏の話を少ししましたが、

植草氏の事件については、コシミズ氏の見解とはまた違う角度から
↓こうしたものも読んでおき、認識の視点を変えておくことを
　お勧めします。

↓
http://hirarin601.exblog.jp/


このブログの中にも、「日本は本当に民主主義国家なのか?」
という疑問符が出てきますが、
こんな記載があったので、引用しておきます。
↓

>『検察官は、
>「否認を続ければ、裁判で私生活を攻撃して家族を徹底的に苦しめてやる」
>と学校等でのいじめを意図的に誘発するとも受け取れる発言を繰り返し、
>また警察官は、「否認して裁判になれば必ずマスコミのえじきになる」、
>「否認すれば長期の勾留となり小菅に移送される」と繰り返し述べ、
>罪を認めることを迫り続けました。』
>『12月6日第一回公判での植草一秀氏意見陳述書』より。


また、ここには、証拠と称する繊維の付着、
およびマスコミが、たれ流した「類似」という言葉の疑惑についても、
なかなかよい意見が、ちらほと書かれています。
↓
http://yuutama.exblog.jp/5033642/



●こういうものに目を通して、報道を疑うことせず、
植草氏を「病的な性癖なのだから、彼を治療する必要もあるでしょう」などと、
口走るような馬鹿なワイドショーコメンテーターもいました。


●それと、もうひとつ、警察、検察の権力乱用の一例として、
「きっこのブログ」ですごい事例がありました。

それは、ライブドア関連事件で死亡した野口氏の御遺族に、
那覇警察が言ったことです。

「死んだ人間の行政解剖の資料は、
　死んだ本人にしか開示請求が与えられていない。」

おいおい、これって、一体、どこの「霊界の法律」なんだよ???
の世界ですね。

詳しくはこちら。
↓
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/


____________________________________


●そうえば、マイケルムーアの「コーポレーション」でもやっていましたが、
「自由と正義の国アメリカ」でも、
政府と癒着した大手企業を相手にした裁判は、
最高裁では、ほとんどのケースで「企業に有利な判決」が出ているという事例。

その最たる例が、生物に対する特許法。
「人間以外の生物に対しては、特許権を認める」という判決である。

もともと自然界に存在している生命構造に対しての「特許権」などは、
成立するわけもないのが、「正常な論理」のはずだが、

彼らが、自分たちが発見した微生物や生物資源、遺伝子の特性などを、
ただの「発見物」としてではなく、
「試薬」や「薬品」として「無理やり位置づける」ことで、
強引に成立させた法律だと言える。



●「コーポレーション」の中で語られていたことですが、
もともと公共の利益のための組織というところから「企業の歴史」が
始ったという話であったし、昔はその組織を監視する人たちもいたという。


それが、「儲かる戦争」と、「儲かる侵略」が関係し、
資源や原油の利権が関係し、そして消費社会のニーズが関係し、
そして、そこに既得権がからむ連中が、この世界を仕切りはじめてから、
まだたったの数百年も経っていないのに、世界は、このありさま。


マイケルムーアの「コーポレーション」、見ていない人は、
ぜひ、一度は、見ておくといいです。


_______________________________________________________


●余談ですが、NHKで、「インドの衝撃」という特集をやっていますが、
どうなることやらです。

確かに、欧米に下品に食い物にされてゆく中国とは違う地質を感じますが、
人材欲しさにインドに入っているIT産業のほとんどは欧米の企業。

頭脳を資源とする、という考え方そのものの是非や、それが
インドにもたらす経済的なゆとりの是非は、まだこれから
インドの人たちが、それによって得た国家的な収益を、
何に消費するか、ということで、
日本や中国と同じ、愚かな「被侵略」の道を歩むか、そうならないかが
決まると思います。

ただ、見ていて思うのは、
中国のように、汚く金を儲けようという顔をして、
アメリカに利用されるのとは違って、

インドの人たちは、どこか純粋に「学問」と「技術」というものに
その頭脳を使うような、民族的な底力を感じる部分がありました。

「頭脳立国」という理念自体も、そこで行われている、
数学教育も「日本の詰め込み教育」とは雲泥の差のようです。


IT産業では、とっくに日本の人材などは用済みといったところ、
勤勉な日本人などというイメージは、過去の遺物になったと言えます。

インド人のIT技術の人材の進出によって当のアメリカで、
エンジニアが解雇されているという実態。

しかし、今後、欧米の腐った企業との間に、
「どういう利害関係」がインドに発生するかは、予測がつかないところがあります。

私は個人的に、ずっと以前にも、インド人の「気質」こそが、
地球最後の希望の国かもしれない、というようなことを書きましたが、
これらの動きは、
必ずしも、喜ばしいインドの変化とは言えない結果を招くかもしれません。


ようは、日本などよりも、よっぽどプライドのあるインドの人たちが、
欧米の権力や脅迫に対して、どれほど「NO」と言える反骨精神、
あるいは「正常な頭脳」を持ち続けられるか、
それが今後のインドの未来を決めるでしょうね。





________________________________________________________

★ . 　　

見るとお分かりのように、なぜか、相手の本性が見えたという
報告は、女性が圧倒的に多いですね。

これは私が転載している数がそうなっているのではなく、
もともと寄せられるメールにこうした極端な男女比の偏りがあるわけです。


では、なぜ、過去の恋愛の失敗などについて語るとき、
こうした男女差か出るのかを見るのは、面白い着眼点です。

今回、男性はたったの一件しか、竹の間に掲載していませんが、
私の目から見れば、よくも悪くも、その人は、女性性というものを
隠し味として持っています。
報告をしなかった、または出来なかった男性陣よりも、
バランスがいいということに見えます。

そもそも、男性というのは恋愛や結婚生活の中で、
相手のことと自分との関係をちゃんと見ていないのだろうと、
私は思いました。

仕事にかまけ、世間的な体裁にかまけ、相手本人と向き合うということは
二次的なことになってしまい、
だからこそ、そこに恋愛感覚のズレと温度差が生まれてしまうわけです。


●一方で、女性は恋愛したら、意識の中では、
男性よりもその部分は、大きな部分を占めますので、
相手のこともよく見ています。

それに比べると、男性はまるですぐに射精して終わってしまう早漏の者が
多いように、
最初だけ熱を上げるだけで、女性のような継続的な
恋愛を出来ないとも、女性のオーガズムの長さと似ているのかもしれません。

そして、相手に対する客観的な観察力と注意力がとても鈍いです。



●ところで、男女では、今回のように過去の恋愛について語ってもらうと、
そこには、明らかな「差」がありました。

一般的に言って、男性というのは、過去に付き合った女性との関係を
理屈によって「美化してしまう傾向」が強くあります。


終わった失恋に対しては、
女性よりも男性の方がより「おさまりがつかない」らしく、
そのせいで、おそらくはストーカー化する率は、男性の方が多いはずです。

ネットでも、相手が男性であるか女性であるかに関係なく、
観察していると、ネットストーカー化するのは、ほとんどの場合に男性です。

つまり、男性の方が、女性よりも、いろいろな点で、
ハギレが悪い、収まりがつかない、「潔くない」、
そして、何よりもの特徴は、終わった失恋や恋愛に対して悔恨や
執着や、美化が多すぎる、という点です。


●一方で、女性というのは、たとえば、
旦那さんの悪口や昔の彼のことを暴露しあう女性たちや、
主婦の会話からも分かるように、

「ほんとにあんときは、馬鹿な男にひっかかったもんねー」などと、
過去の彼を簡単に否定しますし、ケチョンケチョンに言います。


一方で、多くの男性、特に結婚している場合には、
私が観察したところによれば、とても「面白い生物学的な傾向」がありました。

たとえば、旦那が「うちの古女房のやつときたら、あーでこーで」と、
他の人間に話すときには、得意満々で、愚痴るのですが、
それに対して、他人が、

「あなたのところの奥さんは、本当にダメな人ですね」と、
言うと、豹変して、怒りはじめるのです。

もしもあなたが同じことを、そういう旦那に言ってあげたら、
「同意してやっているのに、なんだ、その態度は」と
多くの人は思うことでしょうね。


つまり、ここに男女間での「恋愛」に対する認識の違いがあるわけです。


●推測するに、女性は、動物の世界でも「雄を選ぶ立場」にいます。
派手なダンスで自分をアピールするのは、たいてい雄です。
雌は、プロポーズしてくる雄を選ぶ立場にいるわけですから。

そういう本能的な位置もあいまって、
女性というのは、ダメ男だった者は、そのまま、あっさり、
「あいつは、馬鹿な男だった」と、きっぱりと言えるわけです。


●ところが、男性となると、過去の恋愛で付き合った相手を
美化してしまう傾向があります。

本当は、しょうもない恋愛で、しょうーもない相手だったのに、
その過去の彼女や現在の彼女を、第三者が悪く言うと、
キレてしまい、態度が豹変するわけです。


●そして、どうしてそうなるのか、というところに、
今回の話のポイントがあります。

男性と女性では、恋愛に関わっている「自我」の部分が異なる
ということがこの違いの理由です。

つまり世の中の多くの男性というのは、
恋愛中には、きちんと相手の女性と人間として向き合ってもいないくせに、
その恋愛の「所有権だけ」は、ただただ自己主張しているわけです。

こうなると、過去の恋愛についても、
それは「俺が選んだ女性なんだ」という自我の主張が大きすぎるわけです。

その結果起きることは、自分の自我が選んだ相手なのであれば、
もしもその相手が馬鹿女だったら、それを選んだ自分が馬鹿である、
という認識に直面しなければならないはずです。


しかし、相手を選んだ自分を馬鹿と認めたくない、というエゴが、
男性の場合には、女性よりもはるかに大きなものになっています。

だからこそ、実態がぐちゃぐちゃの恋愛や失恋であっても、
相手の女性を悪く言うということは、本人が自分で自分を馬鹿だった
と自己申告することになるので、男性は、過去の恋愛を必要以上に
美化したがるわけです。

これは確実に自我の自己防衛のあがきです。


●それに比べると、女性の方がしっかりと現実の相手を見ています。
その大きな理由は、本能的に言えば、自分がおなかを痛めてまで
生む子供の因子となる、よりよい雄の精子を選別するわけですから、
相手をよく観察することは、必要不可欠な行為であるわけです。

一方で、男性は、とにかく気に入った女性とセックスをしたがるだけで、
相手に対する、きちんとした評価をしていないことが多いものです。


●そして、終わった過去の恋愛や、現在の結婚生活での夫婦関係についても、
女性は、「うちの旦那は本当にゴミで・・・」といったときに、
それに同意して、「あんたんところの旦那、本当にゴミね」といったときに、
女性は「ねー、そうでしょうーーーー!!」になるものが、

一方の旦那は、「お前んところの奥さん、アホだな」というと、
切れるわけです。


●この違いが出てくる理由は、
恋愛や結婚生活に対して、それを「自分が選んだ」「自分が得た」
「自分がやった」とそう思いたがるのが、男性のエゴの特徴だということです。

女性は、どちらかというと「相手に選ばれた」という喜びの方が
大きいわけですから、相手が選んで、その後に相手が振るならば、
「選んだのも、別れたのも、相手が勝手にしたこと」なわけです。
主導権意識の比率が男性ほど「自我の支配下」にはないのです。


しかし、男性の場合には、恋愛の中にまで、オレオレ主義を持ちこむ
という事が起きやすく、
その結果として、恋愛や結婚生活を冷静に現実的には見ることが出来ず、
それとエゴが「自己同化」しているケースが多いです。

つまり、「俺の結婚生活で、俺の恋愛で、俺が選んだんだ」と
主張しているものですから、
「そんな生活や相手を選んだ自分が馬鹿だった」とは、
自分でも認めたくないし、他者からも言われたくないというエゴが
そこにあるわけです。


●女性的な女性の場合には、比較的、
「あんな男に惚れた私が馬鹿だったのよねー」と、
率直に正直に認める事が出来る資質があるのですが、

自我の強い男性の場合には、
「過去の女性を馬鹿だったと認めること」イコール「自己否定」になってしまうわけです。


●こうした理由からも、今回募集した結果のメールも、
相手をよく語るのであれ、悪く評価したのであれ、
圧倒的に、女性の方が、多かったわけです。


ようするに、(一般的に言ってですが)、
男性というのは、仕事や社会ではどうだか知りませんが、
こと、恋愛とか結婚生活という中では、
現実的に物事の状況を客観的に見ることよりも、

自我をそこに持ち込むために、何か失恋とか、離婚になったときに、
「収まりがつかない」つまり「エゴが傷つく」という軟弱さを持っています。

だから、失恋からの立ち直りも、圧倒的に女性の方が早いのです。
一般的に比較すると、
男性の方が、いつまでも、ネチネチと失恋の痛みを記憶の中で
ずるずると、引きずっています。


●あくまでも一般論でという話ですが、
傾向として、女性というのは、自分の事を不快にした相手に対しては、
きっぱりと、別れる、あるいは乗り換える、ということが出来る性質を
持っていますが、それは、
傷がつく自我の中でも、とくに「プライド」という余計なものが
男性よりも少ないからであろうと私は推測しています。

従って、プライドばかりが高い女性は、
自分を傷つけた相手に対して、粘着質になります。
(正しくは、自分を傷つけた「と思い込んだ相手」に対してですが)


ですから、ネットでストーカー化する人間もまた同じ病理的な精神構造を
していて、
それは、相手が自分の心に痛手を負わせたと思い込んだときに、
女性ならば、単に「もう相手を見ない」「離れる」ということで
ごく簡単に処理できるものが、
「自分が嫌な思いをしたという傷」によって自尊心が傷ついてしまい、
その結果、いつまでも、相手の女性や男性に、「付きまとう」という、
ハギレの悪さと、潔くない、だらしなさと、ストーカー性が出てしまうわけです。


これは、精神世界で言えば、自分が間違ったり、愚かだと思った
宗教団体やカルト宗教組織などに属していた経験を持つ者が、
そこを脱会しても、そこに属していた自分を否定することが出来ないで、
いつまでも、執着する構造にも出ています。

おかしいと思ったら、さっさと乗り換えて新しい道に乗ればいいものを、
そこに属していた自分を馬鹿だったと認めたくないという自我が
自我主張をしているわけです。


__________________________________________________________


●ということで、今回は、過去の恋愛の問題や、
相手の本性に対する観察度合いの違いというものの原因が、
世間を見ていたり、そして皆さんのメールから、観察されました。


それにしても、禅問答とかになると、百近くも回答が来るのに、
もっと足元の人生経験についての報告が少なかったり、
また、創作性を必要とする「地球最後の話」へのメール数が少ない
という点から、竹の間というのは、
トンチ程度の出題には、頭を使っても、
創作性を要求されたり、自己分析的になるとなると萎えてしまうという点では、
読者層に、相当の「偏り」「バランスの悪さ」があると判断できました。


しかし、本当に精神世界とか、悟りとか、そういうことに
人生そのものとか、命張っているように、私から見える人は、
ごくごく、ごくごく、少数です。


一方で、恋愛経験ひとつからも、学び取っていなかったり、
それらを人生経験として、まともに、こなしてこなかったとしたら、
とてもじゃないですが、瞑想とか座禅の道など歩いては行けません。


ごくごく当たり前に、人間としての経験の基礎に、終止符の打たれていない者が、
どうして、その先になど、進めるというのでしょうか。
それなのに、基礎となる、人間経験もそっちのけで、
その上のクラスの「妄想」「幻想」に脳みそを犯された人たちが多すぎます。

物事には、「飽和」が完了したときにだけやってくる段階というものがあります。

人間経験を飽和するということは、何も社会的に何かになることではなく、
全くのシンプルな生活の中でも充分に出来ることです。
全く何の外からの力も知識も必要ありません。

ごくごく当たり前に、このバランスのとれた人間経験を終えつつある
そういう人は世間にもちゃんといます。

むしろ、瞑想やら宗教などにかかわってこなかった人たちの中に、
そうしたバランスが完了しつつある人たちがいます。


前にも言いましたが、
ジャンプする足元というのは、完全に整備されていなくてはなりません。
それは、水平が大きく曲がった板の上からは飛べません。

バランスを大きく崩すような飛躍をするためには、
その足元には、「完全なバランス」を必要とするという、
「逆説」の法則がここにあります。


______________________________________________________________


●私的な話になりますが、
私は過去の恋愛経験では、その全ケースで、
相手とは、思いっきり向き合いましたので、
相手の良さも悪さも、また当時の自分の中から引き出される
良さと悪さについても、常に、日々、分析的でいました。

結果として、相手の両面について正当に評価も出来ましたし、
今でも、評価できるところと、ダメだったところは、はっきりしています。
ですから、屈折して美化されたような恋愛など一件もありません。
現実、そのままの記憶が残っています。


●また、自分が女性を選ぶということは、むろん恋愛件数の中の
ちょうど約半分ほどはありましたが、
逆に、私の側は主導権を取らず、女性の側が私を好きになって選ぶ
ということもかなり多かったので、

「私が相手を選んだんだ」という意識が、普通の男性よりも、私はかなり
希薄かもしれません。

どちらかというと、私は、やはり中性なのかもしれません。
そのせいか、ずっとこれまでも、
なぜか、女性たちからは、老若問わず、
全く警戒されないという人生を送ってきました。


「性恋愛教本」にも詳しく書きましたが、
生まれつき、私には、「男女」という、そもそもの区別が、よく分からないのです。

心理構造的、そして生物学的には、充分に分かってはいるのですが、
性的な欲望の対象としての面が優先されては、見えないわけです。


●ただし、私がそうなった理由というものがあります。


それは、かつて、遠い過去生、
それも地球上でのではない過去生の中で、
私の基礎教育をしてくれた人たちが、
どちらかというと、女性原理の側にいた知性体が多かったためです。

むろん、男性原理を担当する教師にも世話にはなりましたが、
比率的には、8:2で、
私の「生命の導師」というのは、
圧倒的に女性が多かったわけです。

和尚が、よく「過去の時代には、導師は全て女性だった」といった
ようなことが話したことがありましたが、
私は、まさに、そうした導師たちの中で、育てられました。

ただし、それは、今現在、この時代の皆さんが知っているような、
「女性像」とは、大きく異なります。
女性原理の「権化」あるいは「根本原理」というのは、
決して、優しさでもなければ、癒しでも、育みでもないからです。

それは、女性原理というものが、
人間の中で生物学的、または心理的にに現れた、
「ほんのごく一面」にすぎません。


男性原理とか、女性原理と、呼ばれているものは、
もしもそれが純度90%を超えたものになると、
実は、皆さんが想像すら出来ない実体を持つ領域であるということです。



ですから、私の口調や論調は、極めて攻撃的で男性的にも見えます、
「本質が見える人」の目からは、「性別不明」という面が大きいわけです。



ごく最近も、こことは違う次元世界で、
約3300年ぶりに、当時の「生命クラス」の同級生に会いましたが、
その存在もまた、女性原理の中の「純粋知性」の担当者でした。

ですから、必然的に、
私の読者というのは、男性原理のバランスを持つ女性か、または、
女性的な面をバランスとして持っている男性、
というのが多くなる傾向があります。


いわゆる、むさくるしい「男」や、亭主関白の男性や、
オレオレ男性主義の人たちとは、不協和音になる傾向があります。

また、いわゆる、女性原理的すぎる女性というのも、
私には合いません。


ようは、バランスこそが、
私の過去に学んだ「美学」だったということです。


だから、執筆という行為の中でも、
「カウンターバランス」という作業が多くなるわけです。



_________________________________________________________



　　　　　　　　　　　　　●

★ . 　　

>５件目の報告です。(女性)



これは、つきあっていた時ではなく、別れた後に、変だと気付いたことです。

元彼は、一年以上の間、週に４日は、朝晩、食事を１人暮しの私の家で食べて
いましたが、食費を出したことは、一度もなく、
そのことへ配慮した言動もありませんでした。

彼は、もうすぐ３０歳でしたが、万年学生という肩書きのもと、
今で言うところの、隠れニートのような生活で、
しきりに「親に払わせる学費を、申し訳なく思う。」
と言っていましたが、
他人のお金には気が回らないらしく、

ラブホテル代も、私のバイト代から払うことも多く、
そのくせ、ホテルの帰りに、パチンコ屋に行くこともよくありました。

ラブホテル代は、私が、お馬鹿だったと思うのですが、
食費に関しては、今の私の基準では、
根本的な生活に対するセンスを疑う事実で、

当時、自分の感じている違和感をはっきりさせて、
もっと早くに別れればよかったと思いました。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


どういう話しの流れだったかは忘れましたが、
当時付き合っていた彼に

「○○君は、あなたのお父さんの真似をしてる人生みたいだね。」
と言ったら、

彼が、私を倒して、地面に叩きつけて
殴りかかられそうになった、ということがありました。

彼は暴力を振るわない主義だったので
彼の意外な反応に、私はなすすべも無く、
頭を打ち付けたまま、彼の顔を見ていました。

彼は拳を途中で止めて「ごめん」と言ったか言わないかは、よく覚えていない
のですが、
私は「これが世に言う、図星というやつか。」と、あまりの露骨さに
笑いで口元がゆるんでしまいました。

ここで笑ったら不謹慎だと思って、あわてて真顔にしたのを覚えています。


元彼は、彼の父親のことを、好きで尊敬していると、事あるごとに
話しをしていたので、
私から「真似っこ」と言われて、たとえ多少「むっ」っとしても、
「あの人の真似なら本望だ」と言うとか、適当にはぐらかすとか
その程度くらいの反応をするだろう、と思っていたのです。

でも、蓋を開ければ、あそこまで瞬間湯沸し気のように、
逆上したということは、元彼言う、「納得ずく」という、彼の人生の選択も、
父親への尊敬の気持ちも、疑わしいな、と思ったものでした。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


でも、これからお話しすることが、ピカ一の
【相手の本性が、見えたとき】エピソードです。


元彼に
「結局あなたは、不幸女が好きなんだよね〜♪」と
ちょっと茶化して言ったら、

元彼は、「いや〜それほどでも〜」と、言わんばかりの
満面の照れ笑いをした。

普通に考えれば「不幸女好き」というのは、格好悪いことなんですが、
その照れ笑いは、彼が彼自身の「不幸女好き」のキャラクターをいたく気に入っ
ていることの表れでした。

彼が付き合っている時に見せた、唯一の照れ笑いでした。

そして、その分かりやすい反応に、引いた瞬間でした。
しつこかった恋の病もこれを機に、覚めてゆくことになりました。

彼は付き合っていた時に、私に対して
「あなたって、全然不幸じゃないよね。」と何度か言っていたのですが、
私は「だよね〜」くらいの返答しかしてませんでした。

しかし、最終的には、「不幸度の足りない私」には、不満だったらしく、

たしかに、不幸な生立ちの昔の彼女との思い出話は、うっとりと遠い目をして
話していました。

思い返せば、元彼は、不幸な女性と、話しをする時には、
礼儀正しく、優しそうな顔をして、リラックスしていました。

結局そのように、不幸女が彼にとっての癒しらしく、そのくせ
「彼女達は、僕を踏み台にしていくんだ（幸せになっていってほしい）」
と、ポロリと言ったこともあったのですが、
それを、ただの冗談かと思っていた当時の私が、うかつでした。

と、ちゃんと見ていれば、そのおめでたさの片鱗は、
随所に転がっていたわけです。早く気付けよ私。なのでした。

しかし、決定打は、思いっきり「素」の状態での、あの「照れ笑い」でした。





　　　　　　　　　　　　　　　■

★ . 　　

関心のある人は、見て見るといいです。
現在までの企業という構造の成立の歴史が分かりますし、
資本主義というもののもたらしたもの、司法など金で買えるということも。
↓
http://www.dmm.com/mono/dvd/-/detail/=/cid=n_640uld315


●少し前の投稿で、R・コシミズ氏がブログの中で、

>ひでー、そこまでこの国は腐ってるんですか？

>はい、腐ってます。これで、日本の構造がよく判ったろ。
>あの、竹中とか言うヤツが議員辞職したろ。
>あれも、実は、この疑惑の発覚を恐れて逃亡したってことさ。

>なるほど。父さん、やっと判ってきたよ。この国の腐れ具合が。


と、述べています。そして私も、最近の「家宅捜査」というものが、
警察や検察が、権力側に都合の悪い証拠を隠蔽するために行うことがある、
といったことからしても、
それらは、トンデモないことなのではなくて、日常的なことなのですから。


●少し前に、私は現在の日本というものの代表を擬人化したら、
どんな性格の人間であるのかと推察しましたが、

マイケルムーアは、このドキュメントの中で、
もしも、「企業」というものを心理学者が分析したら、
それは「人格障害である」と、結論されると述べます。


●私は現在の心理学者というのは、基本的に、
企業が売り上げを上げるための心理戦略の下請けでしかないと
思っていますし、
また、製薬会社のカモのお客だとしか思っていません。

いまどき、本気で人間を直そうとしている医師などいませんから。
何しろ、第一、人間の精神構造自体、分かってもいないのに、
どうやって直す気なのでしょうか?

心理学者が脳生理学者が「分かっている」と称する心理学なるものは、
現在までに確立された、
「人間の脳を騙す技術」だと言っても、過言ではありません。

そして、オリンピックの成績を上げたり、(つまりはスポンサーが儲けるため)
学習能力を上げたり(つまりは、親が子供を縛って儲けるため)
そして、ダイエットに効果的な脳の使い方(つまりダイエット産業が儲けるため)
そして、どうやったら、CMに踊らされて商品を買わせるか、
どうやったら、大統領選挙で有利な演説が出来るか、

そうしたことに、心理学というのは、使われているわけでして。

断じて、人間の精神構造を解明しようとするのではなく。


●この世界で起きている真実、
「最も馬鹿げている基本的な事」の一端を見るのに、
この「ザ・コーポレーション」という作品は、とても面白いです。


以前にも書きましたが、
この世界の物質的な物流と、株価を動かしている、つまりは
政治を動かしているのは、特定の宗教の狂信者でもなければ、
ユダヤ人でもなければ、メーソンでもなければ、
誰でもありません。

むしろ、宗教や民族意識というのは、
逆に企業や資産家に「利用されている」だけの話で、

本当に世界をここまで、まるで地球そのものを「精神病棟」のように
してしまった者、それは、

ただの「金儲け」の為なら、自分たちは他に移住して、
地球を使い捨てていいと本気で思っている連中です。

鬼畜の彼らには、宗教や思想などは、どうだっていいことです。
だいいち、そういう事を思考できる頭はないのですから。
(思考している「フリ」をするのが、せいぜい彼らに出来ることです)

なにしろ、彼らには、吹けば飛ぶような、陳腐な人生観以外には、
何ひとつも、哲学も、ヴィジョンもないのですから。

国家予算の何百倍もの資産があったところで、
まともな家庭や人間関係のひとつすら作れない「人格障害」ですし、
そんな人間が、理想社会など創れるはずもありません。

彼らが、他の星に、作れるのは、「鬼畜である自分の墓場」だけです。


　　　　　　　　　　　　　　　●


EO師が本の中で言っていたことですが、

「自分たちの生活に影響が出るから、という理由でなされるエコロジー
など、所詮はエゴだ」ということ。

エコロジーを気にしているポーズをしたり、
企業責任を取るポーズをしていた方が、消費者に印象がよくて儲かる。
あるいは、自分たちの健康維持の為にとエコロジー、
こうしたものは、
なんのエコロジーでもなく、もうひとつの「儲け話」にすぎません。



自分に物理的(特に心理的)利害が、全く関係ないところで、なされる物事だけが、
内発的で、自発的なものであり、
それ以外のものは、自己生存に寄与するものに過ぎません。


つまり、死ぬことと、身体が苦しむことに対して恐怖を持っていない、
ごく少数の人たちだけは、
企業の餌食、つまりはこの世界の鬼畜たちの「強迫観念」の餌食、
そして、彼らの鬼畜預金の為の餌食にはならないという、
大原則があります。

企業が餌食に出来るのは、
「病苦と老いと死への恐怖」を持つ者。
そして、「退屈」や「無知」に対する恐怖を持つ者。
ようするに、(自覚の有無にかかわらず)「不幸な者だけ」ですから。



●金の亡者となっている人間に、宗教性など微塵もないことは、
そもそも、もしも、彼らが、
自分たちがどういう他者の犠牲の元にあぐらをかいているのかを自覚していて、
しかも、信仰深いとしたら、
そして、もしも本気で、死んだら天国や地獄があると信じ切っている
のだとしたら、
彼らは自分たちが、まぎれもなく地獄行きであることは自覚があるはずです。

どう、片手で偽善のボランティアに資金を投入しようが、
それでチャラになるほど、あっちの世界は甘くありませんから。

ということは、つまり、そもそも最初から地獄行きを覚悟して
彼らはそうやっているということ。


●そもそも、地球という惑星の緒問題の発端というのは、
地球が未だに、進化段階の最下位であるところの、
「いかにして食うか」という「幼稚園のレベル」にあることです。

これが「なぜ食うか」にランクアップするだけで、
かなり様相は変わってきます。


しかし、現実に今、蔓延しているものというのは、
モラルなるもの、道徳やら良心とか呼ばれているものも、
所詮は、「共同体がいかにして生き延びるか」というサバイバル技術から
生まれたものにすぎません。

他者を、こてんこてんにのめしたところで、誰にも痛みもなく、
死にもしないとしたら、良心やらモラルも必要ありません。

いかにして食うか、つまの生き延びるか、
ということが基軸にあるかぎりは、
軽薄な道徳やら、宗教教義やら、天国と地獄の強迫観念も、
所詮は、「(物理的、すなわち、心理的に)生き延びるため」という
目的に集約されます。


そもそも、この基本構造に対して、違和感をもち、異議を唱えた人たち、
それが悟った人たちです。

彼らは、人格の完成や、エゴからくる慈愛といった、誇大妄想を廃して、
そもそも、
「意識構造」が変わらない限りは、何をどう思考し、
どういう評価を受けたり、または、どう生き延びたところで、
生存本能自体が、病的な状態にあるということを看破した数少ない人たちです。

むろん、彼らには、高次世界への転生などという、
そんな「宇宙企業」の餌食になるような概念もありません。
彼らは、そもそも、宇宙企業に騙されるような宇宙市民などという
陳腐な存在ではないからです。



人が、考える事の「内容」がどうであるかが問題なのではなく、

言動がどうでいるかが問題なのではなく、

社会的な有害性、無害性、貢献度がどうであるかが問題なのではなく、

それをもってして、生き延びられるかが問題なのではなく、


>そもそも、我々は、根本的に「意識障害」を引き起こしている、


または、そう設計された、という立脚点から、

地球上と、地球上以外に散在している、
有象無象の古今東西の価値観や、強迫観念に、
全て、一度「否」と拒否することから始る旅。

それが、ここの掲示板で、その「旅」の道の基本としているものです。






　　　　　　　　　　　　　　　●





_______________________________________________________________

★ . 　　

>四通目　(女性)

　　　　　　　　・・・・・・・・・・・・・


昨年の五月に約１３年間付き合い、そして約９年間同棲していた彼と別居しました。

今は同棲前の時のように週末お互いの家を行き来するという新鮮な？（笑）関係に
なっているのですが、

私が相手の本質を知った（と同時に自分のコンプレックスも知った）と思ったのも、
別居に至る経緯の中にありました。

結婚に関しては言えば、二人とも自分の人生の中に結婚を組み入れる意思が
全くなかったために、それに向けての移行は皆無でしたが、
自分が選んだパートナーとしてお互いの両親に紹介などはしていました。

とても『友愛度』の高い二人だと思います。



きっかけとなったのは、彼の仕事の『不振』とそれに伴う私への『不信』でした。

彼は３年前から自宅でフリーの仕事をしており、私は会社員でした。

この三年間の間に彼はたった一人での仕事の「不安」と「焦り」、
そして私がその心をわかってくれないという「不信」でいっぱいになってしまったようでした。

彼はその当時、居酒屋で少しお酒を飲んで本音を話すのが好きというところがあり
（私はお酒、居酒屋が苦手）、

私は私で自分の悩みを彼に素直に打ち明けたりすることが出来なくて
（一人で考える、抱え込む）、

自宅でお互い突っ込んだ会話とかはあまり無かったのです。

そこも溝の原因でした。




それに加勢してというか、ここがメインだったのかもしれませんが、

その３年間というものは崩残さんの「武術家にもＡＣが多い」の文章にもあった通り、

３０代半ばにしてお互いを使ってまるで子供時代を再現しているかのようでもありました。

彼の小さな反抗は私への「無視」という形で表出していました。

どの相手にもはっきりと物事を言いきるタイプなのですが、

自分の感情に関しては、吐き出して相手に向けて爆発するということがなかったです。


彼は母親から小さい時に無視や拒否、納得できない叱られ方をされた経緯があり、

私が何か誘いを断ったり、風邪をひいたりして自分の母親を連想させるようなことがあると、

その時とリンクしてしまい機嫌が悪くなるようでした。


私は私で彼がそうなると「私のせい？私が悪い？どこを直せば・・・」と、
すっかり萎縮してしまい、とても怖いのでした。

ピリピリした彼の態度に、私は小さいときの父や家の雰囲気を思い出してしまうようでした。

そこで私は自分を守ることだけを考えてしまい、
そしてそれに気づかず、怖がり、ますます彼の心の中を見ようとしていなかったのです。



私たちの大きな問題は、
『その時その場で怒らない、怒れない』『自分から素直に心を開かない、開けない』
ということにつきました。

お互いに年齢を重ねていながらも「けんか」の経験が少なすぎて、
相手を伺うことばかり気を取られていました。



そして昨年の３月に彼は「別々に住まないと先へ進めない。」と伝えてきました。

彼の不安と不信は『別居』という形で爆発をしました。




引越しの一ヶ月程前、彼のほうが大きく感情を吐き出す日がありました。

私はその日、次のアパートを一日探しまわり、ぐったりと壁に寄りかかっていました。



正直、その時私はまだ別居という運命を受け入れることが出来ていなかったのです。

彼と、そして彼とともに作り上げた空間にまだしがみついていました。

恥ずかしながら、その態度には彼へのあてつけもあったのです。

彼の母親にも通ずるこの態度が引き金を引きました。


彼は敏感にそれを察知し、泣くような、わめくような声で大きくこう叫び、
怒りをあらわにしました。

彼：『もうその雰囲気耐えられない！どうしてもっと僕のことを信用してくれないんだ！

　　　自分のことでも精一杯なのに、君のことまで重すぎる！』


私：『いままでずっと信用してきたよ！

　　　一生懸命やってきたよ！

　　　私はあなたの理想の相手ではないこともわかっている。

　　　でも私に出来ることであなたを幸せにしていこうと思って、

　　　今までだってずっとそうしてやってきた！』


彼：『それはずるいよ。じゃあなぜ僕の一番肝心なところを支えてくれなかったんだ！！』



彼の目からはものすごい涙があふれ、

そしてその時の声は今まで聞いたことのない、胸の奥から搾り取るような声でした。

怒りと哀しみの塊でした。



私：『・・・（何も言えない）』


彼に与えてしまった孤独に私はバカみたいに今頃ようやく気づき、
もうどうしていいのかわからない・・・



彼：『そんなに萎縮して、まるで虐待を受けた子供みたいになってるけど、
　　　それは僕に対する暴力だよ！』



私はその時、小さい時に誰かから怒鳴られた時の最も怖かった恐怖を

なぜか再体験していました。
(父なのだろうと思うのですが、誰なのかを記憶していない）


彼が最後にはっきり言ってくれたので、私は彼に父を投影していたのだということと、

自分の身を守ることだけを考えてここまで来てしまったことに気がついたのでした。

そして別居も、私への「想い」と「信頼」があっての彼の決断だったことを理解しました。

お互い未熟で孤児のようでありながらも、

私はこの時彼の中に、貫き通すという「清い」本質を見ました。

彼の決断に信頼をしました。

そして別居を受け入れました。

恥ずかしいですが、こんな経緯があり、お互い引越しをして現在に至っています。




この後、パカリと何かが開くように、彼はフリーの時の技術が認められて就職し、

私は引越し後も心理的には落ち着かない日々もかなりあったのですが、

最近やっと別分野でトントンと転職も決まり、何だか新たなスタートといったところです。

これからも続いていくのか、はたまた仲良く別れるのか、

今は先のことは何も決めずといった感じです。



現在進行中なので、エピソードにしては、
ちょっと生々しいものになってしまいましたね（汗）。


　　　　　　　　・・・・・・・・・・・・・

★ . 　　

次の 10件の投稿 （3671番から）

竹の間 の最新投稿　 全館目次