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◆地震予知サイト雑記
by:
鈴木方山
2005/11/10(Thu)15:21:20
◆私がネットを始めた1999年ごろからある老舗の地震予知の
民間サイトというのは、いくつか今日でも生き残っていて、
また新規参入のサイトも、いくつか、あります。
そんな中で、最近では、メディアの刺激で、地震雲とか前兆現象に
興味を持つ人もおおく、また、個人報告という形で掲示板に書き込む人も
おおいわけです。
しかし、問題もよく起きることがあります。
それは、「そんなもの、前兆報告に入れるな」という意見が多発する
ような書き込みである。
これについては、次の3種類の視点から見ることが出来る。
1/ひとつは、どんな日常の現象にも前兆を捕らえる可能性があるとする見方。
2/もうひとつは、非科学的な見方は排除する考え。
3/そして3つめは、1と2の混合。
つまり、民間的観測と科学を適度に共存させるという考え。
私の場合は、主に3番目のスタンスです。
◆よく、「前兆観測には、専門知識はいらない。
ただ注意する経験則で、昔の人は異変を感じ取った」
といった意見が、なんとなく、漠然とした、正論として、
まかり通ってしまっている事がありますが、
これは、ある意味で、ひとつの「盲点」を、完全に見逃しています。
◆それは、現在は昔の素朴な人たちと、ものの見方も、感じ方も
違うという「時代背景の違い」です。
本当に、無垢な子供のような目で、一切の先入観を排して
自然や現象を観察できるなば、話は別ですが、しかし、
片手に携帯持って、メール中毒して、
食生活も、身体管理もめちゃくちゃで、
「なんとかノイズ」やら、「なんとか電波」とか、
「地震雲らしきもの」なる知識を、さんざんに、あれこれと、かじって、という、
「この段階で、すでに」、それは、充分すぎるほどの、「知識」で
頭を汚染してしまっていることになるのですよ。
さらに、それは、「専門的でもなく」、
また、「本当に無垢な目で見たもの」でもないという、
非常に、「中途半端な状態の知識」としてです。
そんな「情報汚染された頭」で、
昔の人のように、朝4時に起きて、9時には寝て、そうした生活の中で
現象の変化を見て察知することなどは、今のほとんどの人には出来ません。
よって現代では、よほどの、精神的、身体的な自己管理をして、
冷静な目と冷静な思考で、自然や自分を眺めないかぎりは、
全く何の知識もなしに、前兆などを捕らえられるものではありません。
そういうことが今でも出来るのは、
毎日自然と直接に接している、漁師さんとか、農業、林業、
そういった職種の人たちには、今もその感覚は残っているでしょうけど。
◆しかし、掲示板などに報告を書く人たちの、その人たちの
日々の感覚管理の精密さというものは、私は、ほとんど信じていません。
文字どおり、感覚を本当に、刃物でも研ぐように、日々、
錆び付かないように、メンテナンスして
「研ぎ澄ませている人」でないと無理なのですよ。
だから、日々、画像として報告される雲の写真や衛星画像を眺めては、
震源分布や、その他の資料を使って、何も結果の出なかった前兆や、
該当しそうもない前兆を、自分の中で振り分けてゆくのが、
現在の予測の「正攻法のやり方」の限界です。
また、そうしないと、肝心の「災害級の地震の予測」ではなく、
ただただ日々の震度3とか4の地震に、振り回されてしまうだけになるからです。
むろん、細かい地震の観測も、前兆を捉えるには、大切ですが、
本当の本来の予知・予測の目的は、
災害級地震の予測法の「摸索」なのですから。
______________________________
◆さて、そんな中で、よくカラスの声についての報告があります。
それについて、こんな面白い書き込みがありました。
>飛べるカラスにとって地面が揺れるのを予知することに
>意味があるのか?疑問です。
あるんですよ。それが。
地震のときに、鳥が落ちる現象があるらしいんですよ。
どうやら原因は、地面が突き上げたときの風圧。ヘリコプターの風圧の逆というやつですね。
そういうことで、飛んでいる鳥も無傷ではないわけです。
また、二次災害の火災とか、地上の自分たちの餌となる動物の移動などに
伴って、結局はカラスらも自分たちの「食と住」に影響が出るのですから、
地震に全く無関心でいるわけにはいかないのでしょう。
_______________________________
動物や昆虫の場合の予知というのは、ご存知のとおり、
その動物が「単体で、予知能力を持っている場合」だけではなく、
彼らは、常に横のつながりがあるので、
自分の生活に関係する、他の小動物や、生物や植物や、
または、土壌の臭気の異常などを感知して、
それで結果として、異常行動を取ることが多々あるものと思われます。
>つまり他の動物から間接的に知るという方法です。
では、なぜ彼らが、異種の動植物同士で、
感覚的な「横のつながり」があるかというと、
それは、彼らが「弱肉強食の法則」の中で日々を生きているということ。
つまり、日々の細かい変化は、
直接に彼らの命にかかわる危機的なシグナルだからです。
そういう意味ではペットの観察は、
ほとんどの場合に無意味であるという推測も成り立ちます。
前兆を感知しているらしき生物のほとんどは、
地震または、他の生物の異常が、直接的に彼らの
>「日々の食い合いのための、殺し合いに直結している」
というところがその能力を背後で支えているポイントですね。
つまりは人間以外の動物、または人間に間接的にも接しない動物などの方が
観測対象としてはよくて、
カラスも、かなり人間たちの生活に汚染されているので、
あてにならない面があります。
昔の、山に帰るカラスたちとは違って、そのカラス自体が、
もう都市型、人間と「共存型」に、変化していますから。
そういう意味では、都市部のカラスや動物たちの予知能力には
疑問があります。
ようは、自然環境で餌がなくなるか、どうか、というところが、
彼らの予知能力を刺激している大前提ですから。
また、都市部で大震災が起きたら、
「人の死骸が、彼らの餌になるわけ」でして、むしろ彼らには、
私たちの死体は、恩恵だったりしかねないわけです。
だから、どう鳴くか、あるいは鳴かないかは、
わかったものではありません。
_______________________________
それと、小動物、鳥類は人間の思念や、人間の生活形態の影響を、
もろに受けてしまい、
「捕食の能力が怠け者になったり」、「感覚が鈍感になってゆきます」が、
「昆虫の世界」は、どうやら人間とは断絶した壁、
つまりコミュニケーションが不可能な壁があるらしいので、
>昆虫を飼育して観察することは、まだ今のところは、有効かもしれません。
また、顕微鏡を買って、
>「磁気によく反応する微生物」を観測するというのも、お勧めです。
_______________________________
◆カラスの声の意味については、
樋口氏の資料がなかなかないので、検索していたら、
杉田所長関連がひっかかってきました。
「今日も朝から、カラスがうるさいです」、という前兆報告は、
別に私も、否定はしませんけど、
ただ、いくらなんでも、まがりなりにも、観測というからには、
自分の方から、少しはカラスたちを理解しようという姿勢がないのが、
よくないですよ。
カラスが鳴いた鳴いたといっても、では「何を鳴いているのか」ぐらい、
最低限でも、知ろうともしないで、
「鳴いたよ、鳴いた、うるさく鳴いた」という報告になるのです。
昔の人なら、そのカラスの声をある程度は、理解していた人もいるはずです。
「志村動物園」に出てくる女性みたいに、
ペットとテレパシックに交信しろとまでは言いませんが、
少なくとも、自分が観察している、「その相手について」、
少しぐらいは、学ぼうとする姿勢は、最低限は、必要ですよ。
残念ながら、カラスの音声はアップされていませんが、
図表でカラスの声のパターン分析があります
↓
http://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/hpj/deptj/anij/animal/karasukenkyujo/tori.tsukahara.htm
もしもなんでしたら、こういう研究所に、手紙とか出せば、
カラスの声を録音した資料をくれるかもしれませんよ。
私は今、カラスがほとんどいないところにいますので
観測していませんが、もしも東京にいてカラスの声と地震との関係に
興味をもったら、少なくとも、それぐらいのことは、
調べようとすると思いますけどね。
ただ、「異変のときに、カラスが鳴くことはあり得るんだ」、
とだけ、いくら言い続けていても、そこには、なんの進歩もありません。
カラスたちが、ただ「人が来たから、逃げろ」とか言っていたり、
求愛で鳴いているのに、それを、何も知ろうともせずに、
「今日も、カラスが、うるさく、鳴いていましたので、報告します」じゃーね。
「いつもはこうですが、しかし、今日だけは、
いつもとは全く違う、こういうトーンで鳴いていました」なら、
まだしも少しは、そういう情報にも、着目するんですがね。
むろん、何でも、よく、自分の感覚で観測するのはいいんですが、
少なくとも、カラスたちが、何を言っている「ようだ」ぐらいは、
いちおうは、調べないと駄目ですよ。
ここがその ↓が「カラス研究所」のホームです。
http://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/hpj/deptj/anij/animal/karasukenkyujo/
____________________________________
◆また、よく自分の身体の頭痛とか、動悸とか、振動感覚とか、
耳鳴りとか、耳圧とか、皮膚感覚の異常とか、
その他の報告もよく目にしますが、
身体感覚と地震の間に、明確なリンクを形成できる人なんて、
ほとんどいないのですよ。
>特に、医薬品とか飲んでいたりする人の場合はなおさらのこと。
その身体変化というのが、
今までに大型の地震を予知した経験が何度もあるとか、
または、その身体変化が、どうしても理由がわからない、
極めて不可解で珍しいものである、といった場合にも、
そういう個人的な身体変化を果たして、
「地震の前兆かもしれない」ということにして、
安易に報告していいものかは、はなはだ疑問です。
________________________________
もしもどうしても体感的な自分の感覚と地震をこじつけたい、
または確認したい場合には、横に寝て、
地震の前に、整列すると言われている蚕と同じことをしてみて、
寝たままで、時計のように回ってみることです。
>もしも「その身体感覚が和らぐ方向」があったとしたら、
>その方向を震源と疑ってもあながち、間違いではないという推測も
>成り立つからです。
もっともそんな感知能力が人間に残っていればの話ですが。
◆ただし、蚕が、そのときに、頭を震源方向に向けていたのか、
それとも、頭を震源と180度反対に向けていたのか、
どっちだったのかは、私の記憶が曖昧です。
理屈から言うと、頭を保護するためには、
震源に足か尾の方を向けるのでは、とは思うのですけどね。
◆余談ながら、「地鳴り」とか「異常な音」とかは、
信頼性の高い情報を発信したければ、
「日本音響研究所」に、分析依頼を持ち込むことですね。
あそこなら、膨大な量の、「音の発生源と、音の伝達」に関する
データベースがありますから。
________________________________
それと最後に、・・・
「政府は、本気で、国民に警告する気あんのかね?」
「当然、そんな気は、ないでしょう。」
◆だいたい、誰もが、おかしいと思うはずですよ。地震が来たら確実に液状化して
倒壊する危険のあるお台場とかの地域に、遊戯施設だけならともかく、
人が住む住宅も含めて、建設ラッシュなのですから、
これで、どこが、一体、防災対策とか、国民に警告する気があるのやらです。
ということで・・・
1/↓お台場についての個人エッセイ2点を紹介
http://www.rosariel.com/diary/Diary041023.htm
http://reikoyamamoto.blogzine.jp/ynot/2005/01/post_2.html
2/ここ↓「日本地震情報研究会」の過去の日誌は、
やや古めの年代のものは、週刊誌や新聞の記事の寄せ集めですが、
あらためて今、よく読むと、なかなか、ためになります。
お台場については、ここを「ベイエリア」で検索すると、一文だけ出てきます。
↓
http://homepage2.nifty.com/quake/shiryou/shiryou1.html
↓ここのホームはこちらです。「日誌」も「最近のもの」があり、
なかなか内容も充実しています。
http://homepage2.nifty.com/quake/index.html
ということで、ベイエリアには、
「どうせ壊れるから建てちゃえ主義」の「建て逃げ屋本舗」が
徘徊しているようです。
_______________________________
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