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日記�C



１０日くらい前に

大きな猫から、２度ほど、叱られるようなことがありました。

叱るというと、言葉としては、全く違います。

上から命令的に言われたのでもありません。



その時、私は、いつになく体調が悪く、

回復の兆しすらなかった。


そんな中、大きな猫から、

土砂降りと暴風を連日あびせられるようなものでした。


自我のあった時のような、嫌悪感はないのですが、

ただ、困惑しました。


「ちょっと待って」と言う間もなく、矢が降り注いで、

私はあたふたしました。


私の体は状況を受け止めきれずに、更にしんどくなり、

涙があふれました。


はちきれそうな風船に、水を入れられたように。

凍りそうな手に、さらに氷を持たされたように。



それは、１０日ほど前のことなので、

詳しく思い出せそうなものですが、

今では、私には、その２度の土砂降りの前後のことが、

よく思い出せません。


断片的なことは、言えるのですが、

それでは、全体的に的を得ないでしょう。



そして、大きな猫すら、

そのことをあまり覚えていないらしいのです。


ごっそり抜け落ちた塊のように、

何かがあったことは、あったらしいのですが。



・・・と、そのことを大きな猫に話すと、

大きな猫は、こう言いました・・・・・・




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日記�D



１０日くらい前から、理由はわかりませんが、

以前に会ったことのある人の印象がよぎることが何度かありました。


数年前にあった、その人のことを、今まで思い出すことも全くなかったのですが、

今回、その人の持っている問題点に、合点がいきました。


年齢は、７０才を越えている人です。

しかし、その年齢に、あまりにそぐわない、「器量の小ささ」。



なぜ、彼はなぜ、そうなったのか。

その彼の異常なほどの警戒心は、

自分の家族にすら、本当の意味で、とかれることもなく、冷たく固い。


不思議なのは、そこまでして、守る価値のあるものを

彼が何ひとつも持っていないし、内在されていないことであり、

それは本人も、どこかでわかっているだろう。


その空虚な、警戒心。


荒涼とした、中身が何もない「空家」を守る、その警戒心は、

彼の体すら、ずっと、むしばんでいる。



私は彼に対し、嫌悪感は持っていない。

「哀れだ」などと言うと、彼の自尊心が許さないだろう。

その言葉にすらも、裏をかいて、警戒してくるだろう。



だが、せめて、哀れみでも入る隙が、彼にあれば、

彼は、今のようにはなってはいない。



この７０年、彼は、人の哀れみが入る隙さえないほど、心を閉ざしている。

７０年、何度もチャンスはあったのだろうが。


彼の、心を閉じている姿は、滑稽だ。


ひっそりと、心を閉じていればいいものの、

「俺は、心を断じて開きはしない！！！」

と、叫び、人にふれまわる。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


と、そんな話しを大きな猫にすると、大きな猫はこう言った。


「小悟すると、そういう【雑用】も、たまにするようになるもんだよ。

つまり・・・・・・



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自我というのは、２つの妄想を、悟りに押し付けてくる。

恐れおののき、

畏怖するために、

崇めるために、


そして、あるいは、

蔑み、踏み潰すために、

悟りというのが、グロテスクな変化を

その悟った人間にもたらすと、妄想し、噂する。


悟ったその人自身のカルマがチャラになるとか、

相手の人間のカルマまでチャラにすることができるとか、

相手の人間の人生を、思い通りにできるとか、

枚挙にいとまがない。


そして、

そんな自分たちの作った、妄想の噂話を真実だと、思いこむのだ。

自我というのは。



そして、その噂話通りの、キャラクターを演じて

カルト教祖になる奴も大勢いる。

伝統宗教も例外ではない。


始まりは、自分たちの噂話だったはずが、

自我は、自分の作り出した妄想話に、畏怖するようにまでなる。


持ち上げるにしても、蔑むにしても、どちらも同じ事なのだ。

どちらも悟りを汚していることにおいては同じ。

悟りの本質には、かすりもせずに、汚すばかり。

もうそこに、悟りは、跡形もないよね。


そう、話すと、

大きな猫がこう言った。


*********


「たとえば、

親がいて、子供がいたら、

まともな神経の親ならば、

自分の事を子供が崇めることなどは、決して望みやしない。


せいぜい、親ができることは、

本当に必要なときにだけ、子供に助言を与えることぐらいだ。

そして・・・・・・、



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今から何ヶ月か前の、ある日、大きな猫が、こんな話をした。


*********************

「人間には、ある条件が揃ったときだけ、再生される記憶
というものがある。

たとえば、砂手に関する過去生の記憶もまた、
砂手が小悟した以後に、私に見えたものばかりである。

そのように、本人に必要となる時期が来るまでは、
他者によってすら見えない記録というものがある。

これから話すことも、そんな記憶のひとつ・・・。


　　　　　　　　　　　●

私が30歳ぐらいのころだったか、
ある日、とても小さな画材店に立ち寄った。

そのこと自体、最近になるまで、20年近くも、

私は全く忘れていたことだった。


最近になって、思い出した、その出来事の記憶というのは・・・・・・



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４月５日



悟りが美味しそうに見えるうちは、まだです。


自己嫌悪の状態では、何一つ美味しそうには見えない。


自己嫌悪から解放された岸辺を夢見る余裕もない。


自己嫌悪の沼に、四六時中、浸かっていることしかできない。



私の場合は、悟りたくて大きな猫の所に辿りついたのではない。

自分が苦しいのを何とかしたかったから、辿りついた。



実際、大きな猫は、私に「悟れ」と言ったことは、一度もないし、

「君は悟れる」と言ったことも一度もなかった。



ただ、唯一大きな猫に言われつづけたことは、

「そんなに苦しんでいて、そこから本気で抜け出したいと

私に対して宣言して、決断した以上は、

その決断は本物だと、私は認めた。

しかも、私は簡単に認めたんじゃない。

君に、何十回も、百回以上も、「本当に本気なのか」と

と、君がうんざりして、怒るぐらいに、同じことを問い続けたし、

何十回も君を、放り出してやろうと思った。


しかしその結果、その決断は本物だったと私は認めた。

たったそれまでのことだけに要した時間の長さを君は覚えているだろう。

なんと、5年の歳月だ。

「苦しみから抜け出したい」という君の決意を確かめ、試すだけで、

5年もの歳月が使われたのだ。

一瞥でそれが判断できず、その歳月が必要だったのは、

それは実際に、変動をし続けたからだ。

だから、私は君に、君もうんざりするほど、同じことを問い続けた。

「ここから出てゆくか、それとも自分の問題に最後の決着をつけるか、

　そのどちらかしか、君には選択の道はない。どうする?」と。



しかし、その君の自己申告に間違いはないと私が判断したときから、

私は君に、こう言った。


・・・そうであるならば、君は毎日、絶対に一日たりとも行法を欠かすな。

そして、それは、

君がダメになるまで、続けなさい」



と言った。


大きな猫は

「君がダメになるまで」とは言ったが

「悟るまで」とは、一度も言わなかった。


仮に「行法をすれば、悟る」

と、何百回言われたとしても、私には、それは、

美味しそうに見える余裕など全くなかった。


とにかく、苦しいのを何とかできるなら、何でもよくて、

それは悟りでなくても構わなかったのだ。



実際大きな猫が「悟り」という言葉を私の前で使うようになったのは、

私が変化した後だった。

それまでは、私は、

その言葉を大きな猫から聞いた覚えがほとんどない。



だから、「悟りたい」という願望は、

変化の為の原動力にはなりえないと私には言える。

なぜなら・・・



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悟りを買う為には、より大きな悩みを、

よりごりっぱな悟りを買う為には、もっと大きな悩みを、

（より、偉そうな悩みを）金品として提出するという人種が

精神世界にはいることを、最近、私は知った。


その人達にとって、苦悩とは、悟りを買うための

金品でしかないようだ。

それは、天国の門を買う為に「お金を出す信者」と一緒。

天国の門を買うために、ボランティア精神を売りまくる人と一緒。


大きなつづら欲しさに親切にする、おじいさん、おばあさんと一緒。

また、大きなつづらを欲しがると、馬鹿を見ると学習した

おじいさんとおばあさんが、

小さいつづらが欲しいと、謙虚さを押し売りするのと一緒。

＊＊＊＊

こういう人は、いったい、何が欲しいんでしょうか？

欲しくて欲しくて、世の中で一番大きなプレゼントを自分で自分にあげて
かわいがってあげたいんですね。

どこに、本人がのたまう自己嫌悪などあるんでしょうか？


【悟り?とかの罠】


あるところに、吹雪の中、

ボロを着て寒がっている人が２人いました。

「寒い、寒いよ」と、うめいています。

おばあさんは、その２人が不憫でならず、

箪笥から、暖かい、ちゃんちゃんこを引っ張り出して

２人に駆け寄ってゆきました。


おばあさんが一人目に、ちゃんちゃんこをかけると、

「ああ、ありがたい、ありがとう。」と涙を流して喜びました。


おばあさんが二人目に、ちゃんちゃんこを掛けようとすると

「おばあさん、わたしが欲しいのは、それじゃない。

シャ、シャ、シャネル、とかいうのの、

ツイードスーツじゃないとだめなんだ。

それは、極上に暖かいって話しなんだ。

私は、シャネルスーツじゃないと、暖まれないんだ。

私にふさわしいのは、唯一無二のシャネルスーツなんだ。」

と、二人目は訳のわからないことを言いました。


一人目は、おばあさんに感謝して、その場を去って行きました。

そして・・・・・・



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『虚無の微笑』では、私に起こった事について、

また、それ以降の事については、掲示板にて、

まだ、それぞれ全体の、

３割くらいの事柄しか記述することができていません。


私の「変化」に関係する残りの原稿は、日々書き溜めてあるのですが、

その原稿を掲載することをためらっています。

『虚無の微笑』の出版以降、こんな手紙をよく受け取ります。


「私は小悟しました。」

「私は大悟したようです。」

その他、あえて、悟りという言葉は使わずとも、

「ＥＯと同じ経験をした」とか、

あきらかに、それらしいことを「臭わしたがる」文脈の手紙です。



しかし、そのどの手紙も一様に、

私が本で記述した範囲の、その「３割」からはみ出す記述が無いのは、

おかしな話です。大きく「矛盾」しているのです。


あとの、７割の経験の中にも、その経験における特性があるというのに。


彼、あるいは彼女達自身にも、何かが起こったのだろう。

もちろん、それはそれでいい。


しかし、だからといって、他者の本の語りに乗せて、

自分の経験を、他人からの借り物の言葉に代弁させるのは、

どういうことでしょうか？


彼らの経験とて、私の本の言葉のみでは、語り尽くせぬものがあろうに。

どんなに、つたない言葉でも、

そして、人の経験と根本的に違うものであってもそれでいい。

自分の中から自分だけの言葉として、溢れるものを、

ありのままに書けばいいのに。

このような事態と、彼らの妄想を促してしまうのならば・・・・・・




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☆今日は、とても春めいています。初夏のようです。

ここ最近は、早朝から、うぐいすが、気合を入れて歌っています。

今日は、ホーーーホケキョ、の次、ケキョケキョケキョケキョ、の
ケキョが、いつになく長く長く、

ケッキョ、ケッキョ、ケッキョっと、
苦しそうなくらい、長〜く、繰り返してました。

きっと、達成感があるんだと思います。

次のホーホケキョ！の締めの一声が、更に大きく響いてました(▽＾、

そして、「決まった！」と言わんばかりの余韻が、
静けさの中に充満してました。


日に日に、歌うのが上手になっているようです。


☆今日は、久しぶりに、レシピをＵＰします。

　　　　　　【焼き椎茸と、あさつきのお吸い物など】
　　　　　


【筍の桜の塩漬け和え】と【フキの煮物】右は【かぶのさっと煮】



【里芋のきぬかつぎ】など。



　　☆簡単でさっぱりですので、

　　材料さえ揃えば、気軽に試していただけると思います。



　　　　　　　　　　☆レシピは以下に書きました↓




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　　　　　【ごぼうの梅胡麻和え】


　　　　　



ごぼうが好きです。
メニューにごぼうがあると、ほっとします。

ごぼうはのアク抜きは、さっと水にさらす程度がよく、
その方が、香りや、栄養を楽しめると聞いていたので（試してガッテンより。）
いままでは、そうしていたのですが、
ウチの食卓では、しっかりアク抜きをした方が
お箸の進みがいいようです。

ですので、切ったごぼうを、酢水にさらして、５分くらい、
その後、ざっと洗います。水に色があまり出なくなるくらいです。


本来、煮物に入れるごぼうは、皮をこそげる程度でよいのですが、
うちでは、薄くピーラーで剥いています。
その方が、他の食材との馴染みが、ぐっと良くなるようで。
時代に逆行した作り方ですが。


レシピです。

（料理を初めてする方がいるということで、
　今回は少し細かく書いてみます。）




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