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●猫の足跡-その826「★おおざっぱ測定 日記・第205回」●「ギリギリの測定」●
by:
鈴木崩残
2016/01/14(Thu)07:44:34
おおざっぱにハカルスキー
個人測定日記☆第205回
ギリギリの測定
●私にとって、ぎりぎりの測定というのは、むろん、
私個人にとっての低濃度である「0.7Bq/kg未満」ということ以外に、
前回の稲ワラのように、ぎりぎりの「軽い検体」ということも兼ねています。
またカリウムが400Bq/kgあたりより高いと、
測定所ではNDのものを、検出と判断してしまう事がよくあります。
(それを係数化できるほどのデータがまだ揃わないので、
カリウム値に伴う補正計算にはまだ着手していません。)
*********
●昨年の測定結果を見ると、カリウムが高かった「黒豆」のスペクトルは、
私の目には、山の形のまとまりからも、あるように見えたのですが、
測定所では検出下限値0.4Bq/kgでNDとなりました。
「カリウムが多くて1Bq/kg未満の低濃度」という時に、
私の誤検出の判断が特に多くなっています。
>Cs−137 K−40
>0.71 501
>0.80 529
>0.62 581
>0.65 535
>平均0.695Bq/kg 平均536Bq/kg
測定所の結果はこうでした。
>>セシウム137:不検出(測定下限値<0.4Bq/kg)
>>セシウム134:誤検出であり不検出(測定下限値<0.5Bq/kg)
>>カリウム40:485±105Bq/kg
1Bq/kg未満の濃度では、
カリウムが大きいと「ないのにある」とすることが多いです。
逆に、この濃度域で「あるのにない」としたことは幸いありません。
*********
●一方で、カリウムがここまで高くはない場合には、現存する試料の
テスト測定の結果は、一部を除き、かなり良い結果となっています。
品名 測定所値 自己テスト測定
片栗試料 0.34 0.48
Ge液体 0.34 0.31
Ge玄米粉 0.60 0.96(これはやや誤差あり)
Ge玄米 0.71 0.87
Ge玄米 0.84 1.01
苔水 1.02 0.98
炒り玄米粉 1.29 1.26
麦茶試料 1.82 1.92
スキムミルク 1.23 1.88(K-40が高く誤差が大きめ)
灰汁(薄) 1.73 1.9
濃縮試料水 1.71 1.67
洗浄水 2.01 2.23
炒り焙じ茶 2.63 2.34
●かといって、私は「山に見えたら、何でもかんでも検出」、
「微量あるように見える」としているわけではありません。
以下のものは最後のお茶以外は、「きっぱり不検出」と判断して、
測定依頼をせず、そのまま我が家で食べているからです。
↓
デキストリン
マルコメ大豆粉
白ゴマ
チアシード
香酢
クコの実
大粒大豆
小豆茶(2〜3Bq/kg程度の検出としたが、直接に食べるのではなく、
お茶の形で飲むので使用する事にした)
●再充填した稲ワラの測定
●前回は、ミルサーを使った粉砕処理で、114gまで充填できたのを、
さらに細かく「網越し」に手作業で粉砕して、133gにまで増やしました。
この容器に詰め込める量としては、限界ぎりぎりです。
↓
この稲ワラの個人測定のこれまでの結果は、
114gで
Cs−137 K−40
>一回目 1.86 370
>二回目 4.32 496(誤検出と判断します)
133gで、
>三回目 1.33(但し、これは無理のある面積の拾い方をした)
>そして、4回目の測定では、「全く検出は出来ず」となりました。
↓
●そこで、逆に、密度を低くして、ふんわりと容器に詰めて、
60gで測定にかけました。
こうすると重量換算時に、約2倍も大きな値になりますが、それよりも、
検出効率が上がるかどうか?のテストのためです。
>結果は「全く検出できず」でした。さすがに密度が低すぎたようです。
■ということで、結論としては、
5回測定して2度目だけが4.32Bq/kg、となったものの、
あとは、2回目だけを除く残り4回のスペクトルは、
前回の投稿を見ても、定量対象の山とするには全て無理がありました。
よって、この稲ワラは、2Bq/kg程度の下限値では不検出としました。
仮に2Bq/kg以下にいたとしても、藁を食べるのではないので良しとします。
>>1/20 追記・測定所での結果が出ました。
>>解析精度3σ(精度99.7%)
>>セシウム137:不検出(測定下限値<1.5Bq/kg)
>>セシウム134:不検出(測定下限値<1.5Bq/kg)
>>カリウム40:385±98.3Bq/kg
おのみちさんでの測定風景
↓
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2016/03/2015_20.html
めでたく、安心して納豆を作ることが出来ます。
*********
●同農場の米糠の測定
●そうこうしているうちに、同じこの農場の「米ぬか」が届きましたので、
早速測定にかけます。
この米糠から出なければ(あるいは微量ならば)、稲ワラからも、
問題になるほどの濃度は出ていない、という推測材料になるからです。
本当であれば、稲ワラだけの測定で判断できないとならないのですが、
今回は、同農場の米糠から「ヒント」を頂くことにしました。
結果が出ました。あっても僅かと判断します。
図中では0.87と定量していますが、これはK−40によるものと思われます。
一回目
二回目
すっきりと、何も見当たりませんでしたので、
この米ぬかは、相当に低いと判断しました。
>追記 1/19 測定所からの結果が来ました。
>>石川県「米ぬか」
>>Cs-137:不検出(測定下限値<0.7Bq/kg)
>>Cs-134:不検出(測定下限値<0.8Bq/kg)
>>K-40:552±123Bq/kg
NDでした。
おのみちさんでの測定風景
↓
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2016/03/2015_19.html
●豆トラ醤油の測定
これは、3度測定にかけて、次のような結果となったものの、このケースだと、
測定所でも0.3Bq/kgの下限値で不検出となる可能性があります。
ただしK−40がそう大きくないので、微量検出の判断は違っていない
とは思っていますが、いつものように、この濃度は自信はないです。
とにかく、このあたりの低濃度域は、いつも難しい。
この醤油の個人測定の結果は、
670gで
Cs−137 K−40
>一回目 0.61 118
740gで
>二回目 0.63 113
>三回目 検出能力外 126
検出能力外が1回。検出が2回。
セオリーどおりだと0.5Bq/kgぐらいはありそうですが・・・
*********
>追記 1/18 測定所で結果が出ました。
>>解析精度3σ(精度99.7%)
>>セシウム137:不検出(測定下限値<0.3Bq/kg)
>>セシウム134:不検出(測定下限値<0.3Bq/kg)
>>カリウム40:98.6±23.7Bq/kg
おのみちさんでの測定風景
↓
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2016/03/2015_15.html
*********
K−40は測定所の誤差範囲ぎりぎりぐらいでしたが、
Cs−137は <0.3でした。
やはり、この濃度域が課題です。
前投稿中の、この醤油のスペクトルを見ると、あると判断してしまうからです。
K−40が100程度なのに誤検出だと、K−40は何にでも含まれますので、
同程度のK−40の他の検体も、0.5程度の検出と判断しそうだからです。
しかもこの醤油には、むろんK−40以外の天然核種がありません。
その上、重量(比重)も、標準試料と大きな差がありません。
逆に言うと、K−40に対する補正をどうにかすればいいので、
たとえば、この醤油で24時間程度のBGを取るという手があります。
(「やさしお」でK−40の濃度を調整した水でもいいのですが)
●2014年ごろの自分の所感は今も通用する
★ちなみに、今、久振りに過去ログを見直してみると、
2014年に、カリウムのコンプトンの影響について、
ずいぶんとテストしていたことを思い出しました。
これらの結果は、今でも通用する部分が多々あります。
0.65Bq/kgを検出できるのはK−40が100Bq/kg程度であるので、
やはり、黒大豆や、醤油は、誤検出していたことになります。
【当時の、いろいろなテスト内容の50個の投稿】
↓
http://www.mumyouan.com/k/?U-1965-
■2014年当時の結論ですが、今でも、かなり合っています。
↓
>>「カリウム40を700Bq/kgまで含む固体の検体」に対して
>>「約1.5Bq/kg」の検出が下限。
>>「カリウム40を400Bq/kgまで含む固体の検体」に対して
>>約1Bq/kgの検出が下限。
>>ただし固体検体の場合には、
>>K-40が300Bq/kg前後を超えた時点でCs-137全体の持ち上がりが目立つ。
>>液体検体では、カリウム40が100Bq/kg未満であれば
>>0.65Bq/kgまでの検出が下限。
>>K−40による影響の補正の一例
>>K−40 補正係数
>>Bq/kg
>>100 ×90%
>>150 ×85%
>>200 ×80%
>>250 ×75%
>>300 ×70%
>>350 ×65%
>>400 ×60%
>>450 ×55%
>>500 ×50%
_______________________________
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