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★分割自我復元★その395■ 「不満を隠さない家庭 」
by:
鈴木崩残
2014/10/07(Tue)05:45:10
不満を隠さない家庭
●私の育った家庭環境について書くことは、多くの皆さんとの差異が
際立ってしまい、AC人格掘りに役立つかというと疑問ですが、
マトモな家庭環境というものを知ることは、
「異常さに気づくきっかけ」ではあるので、
少しですが、肝心な点だけ、書くことにしました。
●これを書く、きっかけは、数通(数名)のメールだったのですが、
自我復元をしている人の中には、ご自分の中にある不安や不満を
隠さずに、自分で見た上で、報告してくる方も多くいる一方では、
何のため報告なのか?と疑うものもあります。
たいていの場合には、生気のないメールなのですが、
その人自身も、これまでの日常生活で、
ずっと生気の少ない人生だったと思います。
●とりわけ、特に目立つのが、
肝心なことは言わず、肝心でないことが書かれているという点です。
私の目から見て、もっとも肝心なこととは、本人の本心の声です。
しかし、本心をどうやって隠すかしか聴こえてこないメールもあります。
ただし、自我復元報告全体の件数としては、比較的少ないです。
というのも、自分で自分のAC人格の本心、本音を、暴き出すのが、
自我復元でのトラウマ掘りの作業のひとつですから、
とうぜんに、そこで重視されるのは、
分析力でもなく、いい訳でもなく、屁理屈でもなく、自己主張でもなく、
本心そのままがどれだけ出ているかです。
言うまでもなく、それは他人や社会への本心という意味ではありません。
それではただの、不満と愚痴と、いい訳にすぎませんし、
そんなものは、世の中にある腐ったようなブログの記事の中に溢れています。
●そこで、こうした典型的な、「もわっとした人たち」を見ていると、
やはりそこには、その人の毒親に原因があり、その最大の毒性は、
「不満や不安を、ストレートに出さずに、湿気とカビで腐っている」
そういう文章が多いのです。
これは「その人の親がそうであった」のが原因であるのは明白ですが、
問題のひとつは、
家庭の中で、はっきりと不満を親に言う機会がなかっただろうことです。
*********
●そこで、話は、私の家庭、特に母親との関係の話となります。
私は母から「我慢しろ」と言われたことは一度もありませんでした。
逆に、「我慢は、するな」と、たまにですが母親に言われました。
しかし、そういわれなくとも、私は我慢しませんでしたけど。
●何よりも、母親自身も、自らの不安に思うことや
不快に思うことを、日常的に、口に出していました。
ただし、皆さんの毒父親が、他人を見て
「あいつはバカなんだ」とそういう、偉ぶりバカのようなことや、
上から目線で他人を悪く言うのではなく、
単に、「自分は、こういう理由で、あれは不快だ」と、
母親はきちんとした理由と、それが母親個人の嫌悪感である事を言っていました。
●そして、もっと重要なことは、ほとんどの時間が母子家庭だった
私の家では、子供が、文句、質問、不満、不安をいう事、
さらには泣くこと、怒ること、そうしたことは、すべて許容されていました。
社会的に、極端に礼儀を欠くこと以外のことについてであれば、
「泣くな」とも、「そういう事は言うな」、とも言われませんでした。
つまり、感情をどう出そうが、何を言おうが、言うこと自体は全く放置です。
●それについて、子供を相手に、
「いい訳をするな」とか「黙ってやれ」とか「文句を言うな」とか
「我慢をしろ」などと、一言も私は母親から言われたことはありません。
なにしろ、母親からの禁止事項はたった二つだけで、
「警察のお世話だけにはならないこと」
「お金を借りないこと」
これだけでしたから。
他人の迷惑になるとか、ならないというその基準は、
親が言うからではなく、「私自身の基準」がありましたので、
親から押し付けられたことはありません。
●ところが、皆さんからの報告や、特に幼少期の親との関係を見ますと、
親が、子供の言い分を「聞きたくない」からとか、
「自分の子供をバカにして代理復讐する親」とか、
「子供を、自立できないように飼いならすために物を買い与える親」とか、
とにかく、子供が率直に、泣いたり、わめいたり、思った事言ったりする、
ということを、毒親は、自分が出来なかったこととしていて、
それをしている子供や他者に対する、劣等感と、恨みと、嫉妬心を、
ずっと心の中に地雷として持っているわけですから、
●当然のこととして、子供のそうした正直さを、
子供が自分自身で抑圧してしまうような方向へと、毒親は誘導します。
その結果、よくあるのは、
「親にしかられたり、
家から叩き出されたり、お金をくれなくならないために、
言いたいが、言えない。」
と、これの真逆である、
「親に褒められたり、お金を貰ったりするために言う」
この二つの間違いをやらかすということです。
どちらも動機は、消極的であり、「恐怖心」です。
●子供にとっては、親が手をあげて殴ってきたり、
殴らなくとも、怒鳴ったりすることは、大変な恐怖になり、
これが自我復元をしている人たちの何割かをしめている、
「自分がトラウマを受けた自覚のあるAC」の人たちです。
●一方で、親から、あるいは他の兄弟からバカにされた、
親も他人を、思慮もなく自己満足のために、バカにするような人間だった、
(これをよく、批判精神と取り違える「本当のバカ」がいます)
そうした中でも、子供は常に、親の言うことに感染し、萎縮してしまい、
「本心」など、とても親に対しては言えなくなります。
また、仮に少しぐらい言っても、反応なし、
または親にあっさり反撃されて、無駄だったとなれば、そこで無気力になります。
●こうしたことの積み重ねの結果、
「本心が言いたいことを我慢する」となるのですが、
そもそも、本人が自分の本心の声を、
「自分自身」の力によって助け出したこともないような人が、
「はい、言えますよ、本心ぐらいは。
私の本心は、こうです!」などと言ったところで、
全く無力で、愚かしいのです。
それでは、
「私だって、本心から、恨みごとや、不満ぐらいは言えますよ、へへへ」
という、またまた、いつものAC人格のお出ましであるだけです。
「それぐらいなら、私は出来ます」「それぐらい知っています」
この手のAC人格が、本当に多すぎるのです。
すべて、「だから何?」 の世界です。
●こういう人が、本当は何を大事にしているかといえば、
自分の本心の本音ではなくて、
「バカにされたくないAC人格」にしがみついているだけです。
そして、この元凶は、ほとんどの場合に、
子供の時に、親からバカにされたり、親に無視されたことが原因です。
もっとも、その子供をバカにしていた親の言い分の根拠と、
その、ちっぽけな親の自信と、大きな態度が、
まったく正当性のない、馬鹿げたものだったことは、
何人かの人の自我復元ブログで、ごらんのとおりです。
(朱いはがねさん、マディアさん、お姫ちゃん、Abyさん のブログなどで)
●それで、私が、そういう、
我慢させられてきたり、親から捨てられまいとして、
自分から進んで、我慢をしてきた何人かの人のメールから感じるのは、
常に、挙動が、「こそこそ」しているのです。
メールも流れるような、なめらかさがない。
いちおうの報告のような形だけしかなく、
常に、硬く、よどんで、本心が出ていません。
親に対して、長年やってきたことを、
トラウマ掘りをしてるはずの、この期に及んで、
未だに(その人たちの親ではない)この私に対してすら、しているという状態です。
つまりその人たちは、
親の洗脳と毒を食らったままであるということです。
●それで、私は子供時代に、何かを「封じられた」記憶がほとんどありません。
また母親は自分も文句を言いますが、
ただし、子供が文句を言うことも、むろん許していました。
親が自分の愚痴や文句は言うのはよくて、子供が言うと、
「文句言うな」「いい訳するな」「黙ってやれ」ということが
毒親の家庭では、当たり前のことのようです。
●しかし、それが私の家にはありませんでした。
母親も私も、文句の言い放題です。
だから、私は、子供のときには、感情的過ぎる傾向すらありました。
よく、怒り、よく泣き、よく笑い、よく、はしゃいで、
何事もやり過ぎて、しょっちゅう、教師から親に文句が入り、
いい子でも何でもありませんでした。
しかし母親は「教師からは、こういわれた」ということは伝えてきましたが、
母親が「教師が言っていたからそうしなさい」などと言ったことは
ただの一度もありません。
●つまり、こうした家庭の中では、
事実とか、本心を隠すということがなく、そうなると、
「何も隠さないが故に起きる衝突」も、当然あるのですが、
本心をずっと隠しておいてから、「そんなことは、あの時に言えよ」
という、よく世間にある、我慢の弊害によって、
「あとから起きるトラブル」よりも、ずっとマシです。
●なぜ、私の母が、子供に対して、
最低限の「躾」だけはして、
教育なるものを全くしようとせず、
洗脳しようする事など微塵もなく、
母親が子供を不満の掃き溜めにしようともせず、
そして母親自身も本心を隠さずに子供の私に言い、
また子供に向かって「本心を言いなさい」などとも言わず、
「本心を言うのが当たり前の環境」を整備してくれたのか、
この最大の理由は、
私の母は「子供の状態に常に気を配っていた」からです。
母親の関心は、「子供の状態がどうか」ということにあり、
子供を「自分の都合でどうこうする」という「毒親の都合」ではないからです。
「子供のために、子供の状態を観察する」のであって、
親が自分のトラウマのウサ晴らしをするために、
子供のスキを狙っていたり、自分のウサ晴らしに子供を利用するのとは、
全く違うわけです。
●そして、私の母親には、口癖がありました。
「あなたたち(私と兄)の状態を、いつも注意して見ていた」
「子供が小さいときは、本当に沢山のことを、逆に子供から学ぶ」
「子供といえども、どこからか来たのだから」
「子供は毎日変わるから、それに、ついてゆくのが大変だった」
「親が子供に善悪なんか、教えられない」
「ずる休みならいい。行きたくない時は休んで良い。
でも、本当に具合が悪いのだったらそれは困る」
そして、数回か書きましたが、
私の父親というのは、
「とにかく、20才になったら養育費も生活費も出さないから出て行け」
という人間でしたので、私も、そもそも親とは認識していませんでした。
というより、幼少期も含めて、そもそも父親に会った回数が少なすぎます。
また、別に子供の教育と自立のためにと思って、生活費をケチって、
私の自立、自活を早めたとか、そんな芸当のあるシロモノではなく、
浮気に忙しくて、家にいなかっただけであり、
愛人や後妻に金を回すので手一杯で、子供の生活費をケチるだけ。
なので、なかなか、経済的にもスリリングな青春時代(未成年時代)でした。
しかし、不満も不安も、なんでも出し合う母子家庭でしたので、
親子間での、隠し事など、ほとんど何もありませんでした。
私は、母親には本心を我慢したこともありません。
恋愛中の彼女のことについても、転職の悩みについても、
精神世界的な疑問についても、なんでも話をしましたし、
単に聞き手に回っているだけではなく、母親も持論を言いましたので
それが理由の意見の食い違いや口喧嘩も、むろんありました。
別に、大阪の親子みたいに激しくではないのですが、
静かにですが、常に真っ向から、ぶつかりあう親子だったと思います。
●マトモな家庭(母親)というより、
本来、それが、子育てでは、当たり前の事(家族)だと私は思います。
子供をいじめるために親がいるのではないのですから。
*********
そして、
精神世界という経路から、この無明庵のサイトを知った人たちは
よく覚えておくとよいです。
この世界には2種類の精神世界がある。
ひとつは、まさに、AC人格者たちが生み出した精神世界や宗教。
それは、脅しと、甘い汁と、
依存と、傷の舐めあいと、怠惰さと、鈍感さと、
恐怖から来る傲慢さと、うわっつらの平静さを装うことしかない、
本当に、醜いもので、世界中の一般的宗教や、カルトや、
書店やネットに溢れている精神世界のほとんどすべてがこれに属します。
もうひとつは、
AC人格の者などには、
関わる事すら、到底出来るはずのない精神世界。
私はこれを「秘教」に分類します。
これは本来は、先天的な能力に基づき、しかも非常に習得が困難だったり、
複雑な「専門分野」なのです。
●だから、過去に、
自己弁護にあけくれた、AC人格者のままで、無明庵に関わった人は、
とうてい、関われるはずのないものに、関わっているつもりでいただけなのですから、
一刻も早く、いなくなってください。
残りたい人は、
自分自身だけしか、自分を助けられないのですから、
どこまでも自分を正直に見ることから目を避けず、
AC人格と戦うことです。
*********
昔の無明庵というのは、
「なんとなくオレ様と、考えていたことに似ていた」とか、
「どっかの本の内容と似ていた」とか、
そういう、実に、くだらない理由で、無明庵にやってきた者、
また、他人を見返したいと、偉くなりたいから、という者、
そういう人たちで溢れかえっていました。
無自覚AC人格者のオンパレードでした。
今も、多くの他所の精神世界系のところがそうだと思います。
●自我復元が開始された当初でさえも、
「まず、前提として、現在の生存状態がマトモではない」
というところから出発しているにも関わらず、
偉くなりたい(なりたいならまだしも「偉く見せたい」)とか、
オプションをつけたい、ぐらいにしか考えていない人も一部にはいました。
●しかし、ここまで突き進んできた段階で、昨年、一昨年あたりから、
ようやく、「自分そのものがマトモじゃない」と危機感を本当に持った人の、
自我復元が少しずつですが、着実に、増えてきました。
だから、他人より、偉くなりたい人など、さっさと消えてください。
自分は、ちっとも偉くない、ちっともマトモですらなかった、
そう気づいた人が、ここでは今、自我復元をしています。
それを開始した年齢もさまざまで、
上は40代、50代から始めた人もいれば、下は20代の人もいます。
そもそも、無明庵の出発的は、
オカルトでも宗教でも、悟りごっこでもないのです。
●「まず初めに、人間にも、生命にも、故障がある」それが前提です。
ならば、それを修正するだけです。
怠け者の悟り方など存在せず、
「何もしなくていいんだカルト」など存在しません。
そんな、最初から嘘だと分かるものに、しがみついて、
自主性のない、自活性のない、親から自立できもしない、
精神的にも輝きのない人生をやっているような人は、
早く消えたほうがいいです。
●これから、世の中は、本当に混沌と混乱する世界になるかもしれませんが、
精一杯、必死に、本気で、決意をして、覚悟をして、
心底、後悔がないほどに、燃え尽きるほど、強烈に生きるチャンスは、
「まだある」のですから。
●最後にひとつ言いますと、
最初から言い続けてきたことですが、
自我復元というものは、これは実験です。
むろん、ただデータを取るのが目的ではなくて、
行う皆さんが、それを実現し、証明してゆくものです。
したがって、自我復元でどこまで行けるのか?
それを皆さんは、個々に挑戦しているのです。
●私は、構造的には理解できますし、
人間が、自分自身に何をすればどうなるかという概要は、
自らの経験からはっきりと知っていることはあります。
しかし自我復元においては、その未知な部分を
既知のものにしてゆくのは、ほかならぬ皆さんです。
また、それぞれの人が、それぞれに、別の人の役に立つ、
トラウマ掘りの分野を持っていたりします。
「あのケースのトラウマやAC人格だったら、あの復元ブログの人が詳しい」
というものもあるわけで、お互いに刺激になっているのです。
●たまに、私に、メールで、
「どうか人を助けてください。導いてください」
と言う人がいますが、
自我復元では、導けるのは、その人自身、その本人だけです。
そのための自我復元なのですから。
その人がその人の、最低限の主体性を取り戻す、
それが自我復元の目的なのですから。
●「主体性」というものは、
客観性ではなくて、「感覚」としも設定されたものですから、
少なくとも、錯覚ではありません。
それは、あったりなかったりするものではなく、
設計上、作られたものです。
それがある場合には機能するものがあり、
それがない場合には機能しないものがあります。
●完成された主体性は、主体性それ自体の濃度を調整できますが、
そもそも「故障」している主体性、故障を余儀なくされた不良品が、
そんな芸当を出来るわけがないのです。
それを主体性は幻想だとか、主体性はないとか
そういう、血肉にもなっていないような、借り物の理屈を言う暇があったら、
そもそも、主体感覚自体が、最初は計画的に設計されたのですから、
その元々の機能取り戻して
その機能を精査して、
その機能を確認して、
その機能を使い切ってから言うべきです。
******************
★自我復元は、どこで一応の区切りがつくのかについて、
もう一度、下記の投稿と、最後の部分の、
「段階的にやる事の一表」を読んでおいてください。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?S379
___________________________
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