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[634]
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★博士君★NO.634/ 「博士君、ありがとう、ごめんなさい、お疲れさま」
by:
鈴木崩残
2016/10/02(Sun)19:12:38
>10/3 8:40 更新 後半に加筆しました。
はかせ君が旅立ちました
他界したのが夜の7時ごろでしたので、この日の晩は、
私と連れが、博士君の遺体の入った箱を真ん中にして、
「川の字」になって、3人で仲良く寝ました。
↓
翌日の午前に火葬しました。
↓
動画↓
私と連れが、声を詰まらせ、
泣きながら博士君に話しかけているシーンなどは、公開しておりません。
なので、この動画だけを見ますと、
なにやら、葬儀が、粛々と運んでいるように見えますが、
博士君が他界した1日からのこの3日間、私も砂手も、泣きっばなしです。
迷い込んできた時に、推定で6歳で、その後12年も一緒に暮らした、
可愛い博士君が、家の中にいない、
それが、どれぐらい寂しいことなのか、
普段の生活の中であってさえも、ときおり、
いつかは、その日が来ると、ずっと覚悟をしていたとはいえ、
博士君の去った部屋にいると、
その悲しい静けさに、胸が砕け散ってゆきそうになります。
享年18歳(推定)でしたので、老猫ではありました。
*********
今回依頼したペットの移動火葬車です。
↓
http://www.petsogi-nabi.com/price/#linkService01
苦悩の二ヶ月
●博士君は、今年の7月に「末期の腎不全」と診断されて、
その後、まる2ヶ月間、自宅で自分たちの手で、皮下補液の注射を毎日続け、
強制給餌も続けましたが、体力と筋力が日増しに落ちてゆきました。
最初は、水だけは自分で飲んでくれることも多かったのですが、
途中から、次第に、自分で水を飲むこともやめてしまいましたので、
水も強制給餌で与えていました。
最後の3日ほどは、歩くことも立つことも困難でした。
そのままだと、おむつをつけたまま、寝たきりとなって、
さらに一ヶ月以上を過ごすことになりそうでした。
この場合、もしも皮下輸液を一日でもやめてしまえば、
すぐさま脱水症状を起こしてしまいます。
また強制給餌をやめた場合には、
補液だけでは最大でも一ヶ月しか持たないと獣医さんに言われました。
ただ博士君の場合、ここ数日は、
強制給餌で食事を飲ませることはかなり困難でした。(体力、ストレスの面で)
最後の瞬間は、博士の異変を感じて両手で私が抱きかかえる中で、
それまで立っていた首がぐったりと倒れ、帰らぬ魂となる、
その一部始終を、私は自分の感覚と記憶に、心の傷として刻むこととなりました。
ただ一点、救いがあるのは、
歩行困難となった博士君の、そこから先に待っていた寝たきりの生活は、
それまでよりもさらに博士君にとっては、不快な吐き気や、痛みがあり、
最悪の場合には、尿毒症や、痙攣を何度も引き起こします。
それは何週間も続くようです。
こうした病状の最期のステージが待っていることに関しては、
覚悟と、その時に出来る対処法を知っておくために、
最初に博士君が退院した7/29のあとから私は、
ネット上で、飼い主さんが報告してくれていた、
「腎不全末期の症状」について、しらみつぶしに読みました。
どのような症状が博士君のこの先に待っているのか、
それに覚悟を決めたり、その時にどうしたらいいのかを知るためでした。
しかし、そのような博士君の、つらい姿を何日も私達の目に突きつけられることなれば、
私達としては、いずれは、「これでは一体何のための延命なのか?」と、
自問と自責に追い詰められてゆくことは間違いありません。
その点だけで言えば、見ていられないほど悲劇的な展開をすることも多々ある、
「腎不全の末期中の末期の症状」を、
あの、おっとりさんの、何の罪もない博士君に経験させることなど、
絶対にしたくはありませんし、
私達もそこまで博士君が、来る日も来る日も苦しむ様子を、
受け止めることなどは、到底無理でした。
実際、日ごろは、動物の安楽死には反対していた飼い主でさえも、
腎不全の末期の有様の酷さに耐え切れずに、
獣医さんに、自分の飼い猫の安楽死をお願いするケースもあると聞きました。
*********
なので、結局のところ、博士君の具体的な死因は、
痩せて細くなった気管に流動食を通した事が原因となった呼吸困難だったのか、
それ以外の原因だったのかが不明とは言え、
給餌によって、彼を急死させてしまったのは紛れもない事実であります。
一方で、この先に待っていた、過酷すぎる長く続く末期の病状を、
その介護事故によって回避できたの「かも」しれません。
むろん、これは「飼い主の身勝手な都合の良い解釈だ」と言われる事も覚悟の上です。
ペットに対しては、
「後悔のない死を望むなどという贅沢は諦めなければならない」
ということを、猫を看取った、沢山の飼い主さんたちの言葉から学んできました。
いろいろな種類の延命処置に対する遺族の想いは、
病に倒れた相手が、人間でも動物でも同じです。
「もしもあれが、病人を苦しませるだけの結果になったのなら、
やらなければ良かった」、と後悔する、
または、
「最初から諦めてしまって、やらなかったけど、
可能性のあることは何でも、やっておけば良かったのに」、と後悔する、
どちらにしても、「後悔だらけ」なのは当たり前で、
その後悔を一生背負うことが、飼い主の責務なのだろうと思います。
■追伸■
博士がぐったりしてからも、何もしなかったのではなく、
砂手が人工呼吸と心臓マッサージを30分ぐらい続けました。
その砂手から、これからペットと暮らそうと思っている方への伝言がありました。
『猫と暮らすことを考えている方は、
猫の人工呼吸と心臓マッサージができるように、
イメージトレーニングしておくといいかも知れません。
また今、猫と暮らしている方は、かかりつけの獣医さんの所で、
飼い猫の心臓の位置を教えて頂くのが、なおいいですね。
私は、あまりにとっさのことで、
博士君の心臓の位置があっていたかどうか、今もって定かではありません』
動物と意志の疎通が出来たらば・・・
人間はよく言います。
「人間ならば、言葉で意志が伝えられるけど、
動物とは言葉が通じないから、病気になったりすると、
どうして欲しいのか分からないから、困るのよね」・・・と・・・。
でも私は言いたいんです。
「じゃー、動物が、したい、したくないと、言っていることが
分かったら、あなたたちは、どうするつもりなんだ?」と。
たとえば、アニマルコミュニケーター(動物と話せると称する人)に頼んで、
自分のところの犬や猫が、本当は何を言いたいのか、聞き出したとします。
すると、「ボクはもう、ご飯は食べたくないよ」と言っていたとします。
ならば、飼い主は、「はい、分かりました。食事は与えずに自然に死なせます」
と引き下がるだろうか?
アニマルコミュニケーターに向かって、その飼い主は、必ずこう言うに決まっている。
「あんたは、動物の言っていることが分かるだけかい?
あんたのほうから、動物に伝えることはできないのかい?」
アニマルコミュニケーター「できますよ」
すると飼い主は言うでしょう。
だったら、私のかわいい++ちゃんにこう伝えてください。
「++ちゃん、ご飯食べないと、死んじゃうのよ!
私はあなたと出来るだけ長く一緒にいたいから、
お願いだから、ご飯を食べて!
食べないと、強制給餌するけど、それはあなたへの愛情なのよ、
++ちゃんのためなのよ!
食べないと死んじゃうのよ++ちゃん。分かっているの?
それでもいいの?
だから、わがまま言わないで、ご飯を食べなさい」
●結局は、せっかく動物が言っている、こうしたい、こうしたくない、
という事を聞くことが出来ても、
人間は、別に動物たちの意志を尊重などできるほど寛大でもなく、聡明ではないし、
それどころか逆に、動物の意志を無視して、説得しようとすることも
あるだろう。
だから、動物との意志の疎通が出来さえすれば、問題が解決したり、
相手との理解が進むわけではない。
むしろ逆に、意志の疎通が出来るほどに、
争いと対立と、意見の相違が明らかになり、
ついには暴力的な言動にすらなってしまうこともある。
だから、こんな、うかつなことは口にしないことです。
「動物と、話せたら、いいのに・・・・」
人間よりも、遥かに「本音だけ」を言う動物と、冷静に話せる人間など、
ほとんど存在しないからです。
「でっかい猫」がお迎えにきた話
以下は、電波話です。
私の作り上げた単なる妄想と思ってください。
私の脳裏にだけに見えたのですが、
博士君が旅立つ前の約一週間ぐらいの間に、
3度、身長が4〜5メートルもあろうかという「猫」が部屋の外に来ました。
イメージとしては「トトロ」みたいな感じに近いです。
それは必ず、
夜中の2:00から明け方3時半ぐらいの間にやってきました。
その巨大な猫の周囲には、何かの妖精のような、青白い光が回っていました。
最初に見たときには、博士君に「お迎え」が来たと思いました。
しかしその日は、何事もありませんでした。
そしてまた数日したら、
そのでっかい猫が部屋の外にいて、この時には違う映像を見せてくれました。
それは、
「人間の勝手な都合で、猫を巻き添えにして無理心中をした場合に、
そうした人間たちが、両目をくり貫かれた顔をして、行列を作っている」
そうした光景を見せられました。
このメッセージを要約すれば、
「人間の勝手な思惑に、動物を巻き込んではならない」
と言うことだと思います。
この光景を見る前に、私は、そのでっかい猫に、
「猫の死の際に、人間が、猫と一緒にそちらに行くことは出来ないのですか?」
と質問したのですが「それは、できません」と言っていました。
そのことに関連して、とにかく「人と猫は違う世界に属している」ので、
その生死や、生死の時期に関しても、
「人が干渉する際には、注意深くしなければならない」、
といったことを、そのでっかいトトロに似た猫は、人間に諭す役目もあるようでした。
そして三度目は、「お祭りの山車(だし)」のようなものを引いて
やってきました。
なんだか、とてもレトロというか、「和風」でした。山車の明かりは、とても綺麗でした。
それを見たとき、博士君の死期が、ぐっと近くなったことを感じました。
それからわずか数日後に、博士が他界しました。
■この、身長が4メートルもあるようなイメージの「でっかい猫」、
まるで、トトロに似た置物のような猫。
これが何によって、誰に作られたものかを知るのは容易でした。
これは「人が作ったもの」です。
生きている人も、死んだ人も含めた、無数の猫好きの人たち、
その人たちが、人と猫のためにと想って、長年かけて、そういう世界のルールを作り、
病気や事故その他で死期の近い猫のために、お迎えのシステムを作ったわけです。
もともとこの「お迎え猫」の役目は、
ひどい目や、かわいそうな目にあっている猫や、
死後に迷っている猫に手助けをしようという目的で作られたようですが、
その後、歳月が経つうちに、ごく普通に病死する猫に対しても現れるようになり、
やがて一般的に、死期を迎えた猫の近くに出現するようになったようです。
これは、人間以外の何かが作ったのではなくて、完全に人工的なものです。
これは、沢山の人たちが、長い歳月をかけて、猫たちを想う気持ちから作り上げた、
集合的意識の中の幻想、集合的な「物語り」のツールです。
この私が頭の中で見た、「でっかい猫」は、昔から各地にいるようです。
この世界の中で、あまりにも悲しい出来事が多くなってくると、
必然的に、それをなんとかしようとする人が、
生きている人、または死んだ後の人たちの中に現れて、
こうした「物語」や「象徴」のシステムを、
ある範囲の人たちには「共通に認識できる世界として」作ります。
俗に言う霊界には、こんなものが、複数のレイヤーによって
多重に作られていると考えていいと思います。
ロバートモンローの書いていた、俗に言う「救出チーム」なども、
そのレイヤーの一部の層に属するのかもしれません。
*********
7月の末に、博士君が入院した時
↓
https://www.youtube.com/watch?v=dpXnCzMP0MA
9月の初めごろ
↓
https://www.youtube.com/watch?v=JKJ2Iw7EsA0
最後に、
無明庵の読者の方で、博士君を応援して頂いた方々、
博士君のことを気にいってくれていた方々には、
心からお礼を申し上げます。
また博士君は時々、書籍のジャケット写真になる看板猫でした。
*********
自分の家族である猫には、メロメロになるのが「猫馬鹿」なわけですが、
博士君が、読者の皆様の何人かにも愛されてきたのだとしたら、
遺族として、とても、うれしく思います。
本当に長い間、ありがとうございました。
________
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