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[606]
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★分割自我復元★その606【口中香】の感想の続き●
by:
鈴木崩残
2016/05/04(Wed)19:24:54
5/5更新 最初の感想の文のあとに、少し私のコメントを追加しました。
口中香の感想の続き
●また別の方から感想がきました。
*********
「口中香」の感想です。
今回もまた、すごいタイミングで、
崩残さんからのプレゼントが届きました。
本当にありがとうございます。
なぜかと言いますと、
今まさに私は、自分の長年の「食のトラウマ」をなんとかしたい、
そう思っていたからです。
学校給食のトラウマから、どうやったら抜け出せるのか、
かなり悪戦苦闘の真っ最中でした。
毎回、落ち着いてゆっくりと食事がしたい。
食べ物の味をしっかりと味わってみよう・・・
いつもそう思って食べ始めるのですが、子供の頃からの長年の癖で、
どうしても早食いになってしまい、思ったようにはなかなかいかず、
この悪癖を打破するには、
かなりの時間がかかってしまいそうだと感じていたところでした。
しかし、驚きです!!
初回から打破してしまいました。
CDを聴いたその直後の夕食には、
もう早食いで悩んでいた私はいませんでした。
その日は「酵素玄米」があったので、
まず一口、あの方法で口にいれてみました。
おいしい!! おいしい!! おいしい!!
一緒に涙があふれてきて、
嬉しくって、ありがたくて泣きながら食べました。
ご飯の甘さと香が混然一体になって、
それが口の中、鼻の奥へと広がっていき、飲み込んだ後までおいしい。
そして玄米のもちもちとした食感の中に、
あずきのさらさらと砕けていく食感まであって。
崩残さんすごい!!
これすごい!!
って感動しました。
そして、私が一番興味を惹かれたのは、
「口の中を広げる」ことでした。
口の中に「空間」をつくる、この「空間」に興味があり、
逆に空間をなくしてみて、色々な食材を食べてみました。
空間をなくした場合は、
同じ食べ物なのに、口に入れた瞬間からまったく別物になってしまい、
味も香りも、ほとんどなくなってしまう様な薄っぺらさ、
舌の動きはかなり制限され、
舌先だけがほんの少し上下運動しているだけ、
ただ上下の歯が動いているだけで、食感もそれほど感知できないものでした。
3Dの食べ方(おいしさ)が、
一変して、平面的な食べ方(味もそっけもない)、
そんな大きな違いを感じました。
そしてそこから観察していて思ったのですが、
空間があるとないのでは「舌」の動き方がまったく違っていました。
「空間」をつくると、
舌は付け根の辺りから「∞」の様な動き方をしている様に感じられます。
その舌の動きで、口の中の「食べ物」が
左右(上下)に絶妙に口の中で移動し始めるのです、
そして、
その舌の動きがより多くの味覚を捉え、
味がより濃厚で鮮明に感じられるのではないかと感じます。
また、その「∞」の様な動きによって、
食感の捉え方も立体的に感じ取れるように思うのです。
舌がもつ本来の機能がフルに発揮される様な絶妙な動きが発動するために、
途切れのない「おいしさ」を感じ続けるのではないかと思うのです。
またその動きがあるからこそ、
「香」が広範囲に広がっていく様にも感じられます。
また、これも長年の悪癖で、
私が食べ物を咀嚼している時は、
左右どちらかに偏ってしまう噛み方ばかりだったのですが、
その癖も、なんと初日からなくなってしまいました。
私が、右だ左だと考えていなくても、
私の舌は本当に上手い具合に、
見事なまでに食べ物を左右均等に移動させてくれているのです。
そして、
ここから、さらに普段の生活の中で、
自分の「口の中」はどうなっているのか観察していくと、
私は、いつも口をぎゅっと閉じて緊張し、
口の中にはもちろん「空間」がない状態でした。
そこで、今度は反対に「空間」をつくってみました。
すると、おもしろいことに、
私の上半身は力みが自然にとれ、肩が下がり、呼吸が深くなっていきました。
口の中に空間をつくることで、
自然に舌の付け根の辺りから緊張が消え、
喉、顎、首、肩へと力みがとれていく様に感じました。
そして、不思議なことに自分で意識するでもなく、
自然に意識が自分の足裏にまで向けられていました。
そして、数日前にふと感じたことなのですが、
この食べ方はもしかすると、
「赤ちゃん」の食べ方なのではないのかと感じました。
赤ちゃんがおっぱいを飲む時の飲み方(食べ方)と同じ様に感じ始めました。
そして、自分の指だったのですが試してみると、
赤ちゃんが乳首を口に入れようとする時、
口に入れる寸前に、鼻から空気を吐くのではなく、
やはり吸ってから口に入れます。
そして赤ちゃんの口の中は
乳首をくわえることで口の中に広い空間ができます。
おっぱいを飲んでいる間はずっと、
口の中には広い空間が出来ていることになります。
また、歯がないので、おっぱいを吸って飲み込もうとすると
舌の動きは活発に動いているはずです。
そして、もちろんその間ずっと、赤ちゃんは鼻呼吸をし続けています。
私には、
赤ちゃんのおっぱいの飲み方と、
「口中香」の食べ方が同じなのではないかと感じるのです。
この食べ方は人間に生まれながらに備わっている、
「人間」というこの「身体」の本来の食べ方なのではないでしょうか。
だから、私の身体は嬉しかったんだと思うのです。
「やっと、この食べ方を思い出してくれたのね」って、
嬉しくて涙があふれてきたのだと思います。
そして、
「人間」ならきっと誰でも、
誰がこの食べ方をしても「おいしい!!」と感じるのだろうと思います。
今、私は、
この自分の身体のことに興味があって、
知りたいと思うことがいっぱいあります。
視覚、聴覚、触覚・・・まだまだ観察したいことがいっぱいあります。
あのブラシもこれから取り寄せますが、とっても楽しみにしています。
今私は、この自分の身体と少し仲良しになれたのかな、
と、ふとそんな嬉しい感じがしています。
本当にありがとうございました。
*********
●役立ててくださる方が、多くて、私も嬉しいです。
「口中香」という概念や現象自体は、「人はどうやって味を感じているか?」
という視点の話としてあるのですが、
テイスティングの一部や、呼吸の順番、などを組み合わせて、
美味しく食べることに特化して、トークCDに仕上げてみたのですが、
予測しなかったような、思わぬ副産物(的な効果)が、
人それぞれに、ずいぶんと出てきたようです。
●ところで、この口中香では、面白い話があります。
私と砂手がこの食べ方をしてから、ほどなくして、
「この食べ方ならば、あそこの料理はどれだけ美味しいことだろう!」
そんな期待満々の状態で、いきつけのレストランに行きました。
すると、口中香の食べ方で食べても、いつもの味とそう変わらないのでした。
二人とも、「絶対にいつもと違う味を感じるはずだ」と、格別に、
ものすごい期待をしていたものですから、少し拍子抜けしたのです。
●しかし、あとで、その理由がわかりました。
それは、そこの料理は、いつもいつも、特別なものなので、
以前に食べたときにも、大切に大切に食べていたために、
無意識のうちに、自然に口中香の方法に「近い」食べ方をしていたのです。
そのために、料理の味それ自体には、
以前の食べ方と、今回の食べ方の違いでの差異が、あまり感じられなかったのです。
ただし、焼きたてのパンなどは、いつもと味が違っていて、
私は、いくつも、おかわりしました。
以前にも、同じように、かなり、ゆっくりと、味わっていたので、
「味そのもの」は、それほどには、差が際立たなかったのですが、
それでも、「味をはっきりと感じている時間」は、
あきらかに、いつもよりも、何倍も長かったでした。
> ★それと、これは覚えておいてください。
>「口中香」の食べ方をするときには、一回に口に入れる食べ物や飲み物の量は、
>ティースプーンに、山盛り1杯程度です。
>この少なめの量で口に入れると、口の中の空間が広くなり、より味わえます。
>口に一度に食べ物をたくさん詰め込むと、
>喉越しの感覚や、食べている実感などは強まるかもしれませんが、
>少量のときによりも、「味わい」は落ちてしまいます。
>ただし、あまりゆっくり食べると冷めやすい食べ物の場合には、量は変えて良いです。
*********
実は、「口中香」をしてみた方からは、
他にも、かなり面白い報告(分析報告)があるので、この投稿に続けます。
崩残さんへ
あびです。
また少しだけですが、追記させてください。
今日一日、忘れちゃう時もあるのですが、
可能な限り、「意識的な呼吸」を常の呼吸としてやってみました。
仕事中は、声を出すので、
接客中こそ、その呼吸は意識し続けることができます。
しかもほぼ同じフレーズなので、
何百回と同じことを繰り返すことができます。
まず、声が、まったく違ったのです。
あまりに声が「鮮明」でした。
どもるどもらない、という意味ではまったくなく、
すごく、「クリア」な声でした。
(結果として、どもらなかったですが)
あと、発見したことがあります。
仕事から帰ってきて夜ごはんを作って食べたのですが、
口のなかを広くするとき、下あごの役割は重要でした。
なんとなく、鼻の奥のほう、というイメージがあったので、
今日の常の呼吸も、上あごを上がっているような感覚を感じながら
呼吸をしていたのですが、
さっき食事をして、もうそれこそ、食べている時、
「さらに中心の圧が倍増する」のが、
下あご方向への口の開き(口の中の開き)でした。
食べている時は、これは、よくやっていましたが、
今日の呼吸では、ほとんど意識しなかったので、
明日もまたチャレンジします。
それで、発見したことというのは、
食べている時はやっていたことなのですが、
下の方向を広くしようとするとき、
「舌」はどんな感じか、なのですが、
もちろん、「下がってる」と思います。
・・・なのですが、
舌の下げ方には、おそらく、2通りあって、
1)「舌にくぼみを作るようにして、口の中を縦に広くしようとする」
というのと、
2)「敷物のように、舌を、ぬた〜ぁと、横に拡張するようにする」
というのがあって、
2)のほうが、縦にも横にも、口のなかが広がります。
1)は、縦に広がるには広がりますが、
そもそも、これは感覚的に私は思うのですが、
口のなかを広げるのは、鼻の奥との通り道を作るためだと思っていて、
この1)の方法だと、舌が緊張するため、喉が逆にしめてしまうと思いました。
食べるときの「口中香」の最中、これは、わかりやすいです。
鼻からの呼気で味の香り?を十分に味わおうとするのなら、
自ずと、2)のように、舌を弛緩させ
(そう、2の場合は、舌を弛緩させることで舌が下がるのです)、
その結果、口内が広がり、その奥も「開きます」。
この2)のほうでないと、
中心の圧は倍増しませんでしたし、味わいも半減します。
舌をしゃくるような形に意図的にしようとして舌を緊張させてしまうと、
開いた気になるだけで、奥のほうは、より閉じてしまいます。
上あごがあがり、口腔内が広がるだけでなく、
下あごが下がり、口腔内が広がるのが加わって、
「とんでもない濃厚な食事」になります。
仕事から帰ってきて、その食事をして、
ああ、下の広がりが常の呼吸で甘かった・・・と反省し、
さっそく、そうして呼吸、というか、
軽く鼻歌と、接客フレーズを言ってみると、
なんと、より、クリアで、いっそう、とおる声になるのです。
軽く声を出しても、無理なく大きな声に感じるのです。
本当にそうなっているかどうかは、
録音でもしないとわからないのですが、
私自身が、そう感じていることが、今は重要です。
発見の中で、一番、面白かった発見は、
その舌を弛緩させて、ぬた〜ぁと敷物が広がるように横に縦に広がる状態を作ると、
実は、「笑顔」になっている、ことでした。
笑顔といっても、前歯をムキッと出してわざと作るような笑顔ではなく、
口尻、というのでしょうか、口の両端が「わずか」「きゅっと」上がる、
そういう笑顔になっていました。
おのずと、口の両端の端点が、きゅっと上がるのです。
逆にいえば、唇のその両端をわずかも上げることなく、
2)のように舌を弛緩させ、口腔内を広げることはできないと感じます。
どこも無理のない、自然な笑顔です。
自分で鏡で見ていて、最も素敵な笑顔に思いました。
・・・
*********
崩残 様
中略
そして、それを数日行った時、「口中香」を頂き、すぐに試す。
ごく普通の話題ですと崩残さんは仰っていたが、
そう言ってただの話で済んだ事ってあったかなぁ、と
思いながら食事をした。
結果は、感想に書いた通りで、味わいが濃くなり、
おまけに顎の癖が修正され、利き顎と言えばいいのか、
重心が左から右へ移った。
左が悪いというのではなく、
私は、やたらと食事中に左の頬を噛み潰してしまうからだ。
さらに数日後、食事中に行う呼吸が
「中心」をさらにしっかり感じさせようとする感覚が起こった。
その呼吸で「中心」が鼓動するように感じる。(あくまで、私の感覚です。)
中略
コピーや圧縮されたものは、無明庵CDを聴くには、良くないと思い、
オリジナルを聴きたくなった。
「MOMENTO」は、今更ながらの感想ですが、、、
これは、いい!!
無明庵シリーズの中でも特にいい!
良質のスピーカーがあるので、勿論いいのだが、
ここは、無明庵CDなので密閉型ヘッドホンで聴いてみた。
不思議な事に、「口中香」と同じようなことが起こり始めた。
味覚と同様に聴覚も呼吸を求めた。
聴き終わると「口中香」と同様の呼吸をしている。
さらに、吸気と共に違う何かを吸い込んでいるような感じがし始めた。
鼻腔とは、別の通路のようなものが通ったような感もある。
頭頂の少し前辺りから目の奥の中心へと向かう感じ。
または、中心に染み渡ると言えばいいのか?
とにかく、聞き終わると中心の感じ方が変わっていた。
まるで、呼吸が中心を練っているようにも感じる。
「口中香」による呼吸で味覚も聴覚も意識を味わっているようだ。
「中心」を感じようとしなければ、しないほど、
「中心」の感覚が深まっていく。
呼吸も深く自然になる。
「口中香」の中に「中心」を熟成させる何かが含まれているのだろうか?
そして、音源の中にも同様の作用があるのだろうか?
この技法が中心と呼吸の安定をもたらしている。
そしてこの数日間で脳内音声も隅に追いやられている。
無駄な言葉、音声が減っている。
なぜか、食事以外の時も、この呼吸感覚が続いている。
この呼吸のリズムから外れると妄想の時であり、AC人格が垣間見られる。
そして、その逆も同様だ。
この感覚の変化は、しばらく要観察です。
追伸
「MOMENTO」初めて聴きました。
今更の感想ですが、傑作だと思います。
マジでカッコいいサウンドです。
「中心」に響きます。
*********
Momento というアルバムは、
「実験性」という意味では、
「Z−55」や「臨終の為の音楽」と比較すると、いろいろと賛否はあるでしょうが、
もともと、実験的ではない「描写音楽」でバランスをとろうとした作品でした。
本人的には、最後に、最初へと、ループする、
ドラマチックなエンディングも好きです。
他の録音方法とひとつだけ変えたのは、ミキシングです。
音を左右に完全にくっきりと分けることで、
ステレオの広がりがあるのが普通ですが、
それをわざと、左8 右2など、ややモノラルに近くしたのです。
こうすることで、ステレオサウンドに独特の音像をぼかすことができます。
ぼかした結果どうなるかというと、「疲れない」音になるのです。
実は、くっきりと振り分けられた、鮮明で美しいステレオ音というのは
耳あたりは心地よいのですが、けっこう耳が疲れるものなのです。
いずれにしても、Momentoは、
私の作品中では、もっとも聴きやすいはずです。
変拍子は、トラック8の「転生」で使った、11拍子以外は、
それほどには、使っていませんが、
あれでも、随所に、かなりプログレ的なことをしてあります。
もう少し詳しい内容は、下記の「書籍案内」からのリンク先にあります。
↓
http://www.mumyouan.com/i3.html
このアルバムの製作当時の私のコメント
↓
http://www.mumyouan.com/k/?M707
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