竹の間:[3875] ■松の間を参照のこと。

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「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/ . より詳しい使い方の説明（９月１１日変更）

宇宙・悟り・意識の変化の問題を中心とする「間」です。

性と死のホームページ

[3875]■ ■松の間を参照のこと。 　by：猫∽然 　2007/12/15(Sat)06:57:47

●精神世界や、宗教という世界で必ず起きる、妄想癖、

それについて、松の間でシリーズを書いているので、
参照のこと。

同じことは、竹の間のテーマや読者の曖昧さにも
言えることであるので。

【武術総論シリーズ】1からnまで。
　　　　　　↓
http://www.mumyouan.com/k/matunoma.html

________________________________________

たとえば、松の間では、人間が武術に対して持つ多面的な目的を
このように羅列した。↓

●1-「文化保存」・文化継承における目的

●2-現代社会での「実用性」における目的

●3-「スポーツ競技」における目的

●4-「学門や技術開発としての研究」における目的

●5-個人的に身体や精神を「鍛える」という目的

●6-ただただ「楽しむ目的」。

これ以外の理由では、
●7-「個人的なコンプレックス」や
　　「敗北感」を出発点にした人たちもいる。

●8-またこれら以外では、別に自主的には興味もなかったが、
　　親から教え込まれたからやった、というケースもある。
　　(日本では、子供が家業を継ぐという風習があるため)

●9-また、さらには「スタントのスターになりたくて」
　「カッコいいから」という「憧れ」からの動機もあるだろう。
______________________________________________________

しかし、これをあなた自身が、現在やっている何かに
当てはめて欲しい。

仕事でも、趣味でも、あるいはここの読者ならば、
特に、精神世界に首を突っ込んでいるとしたら、

次の9つのうちの、どれをあなたは、その目的にしているのかだ。

●1-「文化保存」・文化継承における目的で精神世界に関わっている
　　　こんなやつは、寺のクソ坊主だけで沢山である。

●2-現代社会での「実用性」における目的
　　　これが各種の新興宗教や、ご利益宗教が抱える問題である。

●3-「スポーツ競技」における目的
　　　これは、さすがに精神世界には存在しない。
　　　インドには、胡坐のままで、ぴょんぴょん撥ねる大会があるが、
　　　スプーンをどっちが先に曲げるか?なんていう超能力競技は
　　　ありませんからね。

●4-「学門や技術開発としての研究」における目的
　　　無明庵は、ややこれに属する部分がある。

●5-個人的に身体や精神を「鍛える」という目的
　　　こんなものは、別に精神世界でなくて充分である。

●6-ただただ「楽しむ目的」。
　　　これは一応は無害だが、かなり軽率なやつで占められている。

これ以外の理由では、
●7-「個人的なコンプレックス」や
　　「敗北感」を出発点にした人たちもいる。
　　　これが精神世界や宗教の人間には、圧倒的に多い。
　　　政治活動に首を突っ込む者にもよくいる。

●8-またこれら以外では、別に自主的には興味もなかったが、
　　親から教え込まれたからやった、というケースもある。
　　(日本では、子供が家業を継ぐという風習があるため)
　　　これは、親が何かの宗教だったからそのままという安直なケースだ。

●9-また、さらには「スタントのスターになりたくて」
　「カッコいいから」という「憧れ」からの動機もあるだろう。
　　これもよくある。どっかのグルに憧れてという、ただの猿真似。
　　武術とかの世界に転がっている歪んだヒーロー願望に過ぎない。

■このように、どれを自分は出発点とし、
また、何を目的に据えて自分は、今、それをしているのか、
常に、「自問しなさい」ということを、
松の間では、もっと詳しく書いてあります。

★ . 　　

[3874]■ 2007年　竹の間　動画大賞 　by：猫然　2007/12/11(Tue)17:17:27

■さて、本題ですが、まずは、こんなのから。

http://www.youtube.com/watch?v=dI6TZPRz0pk

■しかし、私は個人的にはこっちのパターンが好きです。

http://www.youtube.com/watch?v=_zJ6k0iuEeo

■これは、テクニックがただ上手いだけではなくて、
アレンジが非常にいいのです。↓

■次の人も、センスがいいです。

■エリックモーガンです。

■これは、芸術。

■最後はフラクタル図形のCGである。

■でも、やはり今年の大賞は、これでしょう。
前に、松の間にリンクしましたけど、やはりもう一度見たくなります。
　　　　　↓
http://jp.youtube.com/watch?v=ONmhQJy1ViA

http://jp.youtube.com/watch?v=z3U0udLH974

http://jp.youtube.com/watch?v=7tRWRSfcDuQ

_____________________________________________________________

★ . 　　

[3873]■ ■理解不可能 　by：猫然　2007/12/10(Mon)09:27:41

_______________________________________________________________

■それと、松の間で、「文化とは何か」という雑談をしてあります。
砂手も、少し書いたので、ご参照のこと。

つまり何事も「必然性」がそこにあってこそ生まれるものであるので、

悟りの問題にしても、
その本人の中に、そこに向かわざるを得ない必然性も何もないのに、
模倣するということからして、全く馬鹿げている。

釈迦や達磨や本物の禅師が存在した時代や風土には、
そこにおける必然性があったのであって、
そんなものを、模倣したり信奉したところで、
全くの「猿真似」である。

現代には、現代でのやりかたというものがある。
エセ伝統宗教やら、陳腐なごたまぜカルト宗教など必要なし。

過去のものなど、全く何も引用せず、全く何も使わずに、
人は、1人1人が、その人だけに独自の方法でしか、歩くことはできない。

私は、はなから、低俗だと、馬鹿にする者どもというのは、
次のような奴である。

他人の言葉を引用するやつ。

ろくに本質もわかっていないで、
既成の何かの体系を賞賛して「人格武装する馬鹿者」。

使い古された言葉でしか語れない者ども。
(既存する宗教など、禅宗も含めて全員この馬鹿者どもにあたる)

____________________________________________________________

★ . 　　

[3872]■ ■復習シリーズ■無明庵の宇宙観　PART4 　by：猫∽然 　2007/12/09(Sun)13:15:50

■論議の前提■

全ては「私の個人的な見解であること」が前提である。
よってこれは一般論ではない。

沢山の人々に無視された「重要な手法」についての
バランスを取るために私はこれを書いている。

私は禅や瞑想を他人に絶対に薦めたくない。
なぜならば、それが「本当に必要な段階にいる人」は
非常に希だからである。

ただしそれは、
その少数の人が優れているという意味ではない。

瞑想が本当に必要な人は、
「何万人に1人しかいない珍しい難病の人」に
非常によく似ている。

つまりそれは「それ」に到達する以外には
彼らが自殺をする以外に救いの道が
全くなくなった人のことである。

「それ以下の目標では決して解決できない」
そうした苦悩の中に存在し続ける哲学者に似ている。

またどれだけ人々が否定をしても
「絶望的な経験」が扉を開くのに必要である。

近代の仏教や禅の教え、その他、
つまらない精神世界ごっこは、
最も重要なその部分を強調しなかった。

理由は、その「苦悩の必要性」を強調すると
「彼らは商売や人集めが出来ない」
「他人の賛同を得て気分よくなれない」という稚拙さ故である。

●また、その探求は本来は、次のような意味において
「孤独であるべき」だった。

僧侶は、自分の探求に、
決して他人を強制的に巻き込んではいけない。

昔の日本の仏教寺院はすべて結婚は許されなかった。
しかしその理由は「禁欲が必要だったからではない」。

自分に依存する家族を持つことと、
自分が依存する家族を持つことは、
探求にとってよくない。

なぜならば探求の道は精神的に厳しい。
ただしそれは「肉体的な修業が厳しい」という意味ではない。

そのような状況では、精神の旅は命がけで行われる。

自分がいつでも死ぬかもしれない状態、
自分がいつ自殺するか明日も分からない緊迫した状況の中で
本当の探求は行われる。

そのことに他者を巻き込んではいけない。

だから、家族を持つことが禁じられた。

つまり、それは禁欲の為ではなかった。

それはとても危険な「精神の旅」だった。

だから人は、たった1人で歩かなくてはならない。

僧侶も死を覚悟して寺の扉を叩き、
その僧侶の親も、自分の子供の死を覚悟して寺の扉を叩いた。
それが昔の日本の禅寺の在り方だった。

■補足■

私は、全く何のイデオロギーにも属していない。

また私は誰の弟子でもない。

私は常に「たった一人」である。

■単純さの中には生存できないエゴ■

瞑想には複雑な技法は必要ない。
むしろ、本当は単純なものである。

しかしそれが「極度に単純であること」が原因で
多くの人は本質を取り逃がす。

なぜならば、人間は複雑なものを好むからである。

正しく言うと、
人はエゴの思考を喜ばせるものとしての
「複雑なもの」を好む。

しかし人間は単純すぎるものを恐れる。
なぜならばエゴはその中で生き延びられない。

■無思考という扉■

全く考えないこと、それは「扉」である。

その扉を通過すると、再び考えは生ずる。
だから、彼らはずっと考えないわけではない。

それの中にある者は、
その体験の瞬間においては一切の思考は意味をなさない。
そこには永久に続くように思える静寂と至福がある。

しかし、彼らはその後、語り、考える。
しかし、それは「考える」という普通の行為ではない。
考えが起きるという方が表現として正しい。

禅やTaoの在り方が、動物や植物に似ているという
「言葉」は、真実の「一部」を含む。

だから、彼らは多くの場合に比喩として
植物や石や空気に喩えてきた。

しかし、正しく言うならば、
むしろ禅の意識の状態は植物以下であると言える。

ここで注意して欲しいことがある。

普通、人々は肉体と思考と感情と感覚の世界しか知らない。
文明も文化も論理もすべてその中で生じた。

しかし、「意識」という次元がその根源にある。

これは思考ではない。
これは感覚でもない。
それ以前にあるものだ。

それは思考をしないから、
生物として劣っているという意味ではない。

思考や感覚以外の「それ」を「基準」
またはホームグラウンドとする「存在の方法」がある。

思考や感覚や感情には支配されることは決してないが、
逆にそれが思考や感覚を支配することはある。

ここで誤解して欲しくないことがある。
それは霊的な感覚ではないということ。
霊感ではない。
霊感は、あくまでも感覚の延長線の上にある。

それは別の感覚という意味である。
しかし「それ」は、感覚が発生する以前の根源である。

■「本来既に仏」とは?■

私達は「私は自由でない」という前提を持っている。

だから、私達は自由になろうともがく。

しかし既に自由であることを悟れば、問題はない。

しかし、それが現実問題として極めて困難であり、
また人々はが誤解しやすいのは、

「既に自由である私」の「私」が
一体「何」を示しているかである。

それは私達の自我や思考ではない。
信仰心ではない。
信念でもない。思想や概念ではない。
一般的な意味での意識ということでもない。

良心ではない。
神ではない。
悪魔ではない。
それは感覚情報ではない。
それは思考ではない。

インドではそれを
「最も最初に在る意識」という。

私はそれを「知ることの不可能な原点」という。
つまり、

自由である「それ」は、探さないこと、
努力しないことでしか、到達できない。

このように宇宙の真実は
「パラドックス」に満ちている。

■全てを完全に諦めるしかない境遇に落ちた瞬間以外は、
唯一、そこへの到達を可能にする状態は存在しない。

だから、禅は言う。

「たった今、ここで、
あなたの精神の全てが死んでしまえ」。

自分そのものを手放せ。

そして、私は言う。
それが、今ここで、あなたに出来ないのならば、

あなたは、
あらゆる欲望に執着し続けて、
そしてあなたは疲れ果てるまで生きなさい。

真実の禅は、あなたに良心的であることなど要求しない。

真実の禅は、あなたが良い考えを持つことなど要求しない。

真実の禅は、こういう。

もしもあなたが真実が分からないのならば、
「真実でないもの」をあなたは徹底的に生きろ

人間は「捨てろ」と言われても決して捨てない。
それならば、

捨てる以外に方法がなくなるまで
「苦しめ」と要求する。

この禅の真実教えは、
日本でも中国でも全て失われた。

しかし、近年において、一部の人がそれを復活させた。

その真実を理解出来た人は非常に少ない。

ほとんど誰も理解しなかった。
彼らの弟子さえも。

しかし、失われた本当の禅がそこにある。

いくら瞑想しても「それ」には到達できない。

いくら座禅してもそれには到達できない。

本当の無を経験するまでは。

絶対的な宇宙の終わりを見るまでは。

______________________________________

■最後に、総括するならば、

悟りのことなどにかまけて、
偉そうなものに関わっている気分になっている馬鹿者どもよりも、

私は、きちんと、自我の欲望を、
焦ることなく、ひとつひとつ正直に生ようとしている読者にしか
興味はない。

悟りがまるで良いことだと言わんばかりの者は、
何ひとつも、「物事の真実」を知りはしない。

それは良いことなのではなくて、
最悪の事態になった場合にのみ、
必然的に必要となるもの「であるにすぎない」。

五体満足、六体満足な健康な人間が、
どうして、最も不健康な状態に憧れる必要があるのか。

世の中に、これほど馬鹿げた誤解は存在しない。

救急医療など、受けない生活をしていることのほうが、
どれほど、幸せであるかも分からず、
そのことに感謝も出来ずに、
安直に、
「ただ、劣等感」と「いっぱしの何かになってやる」という欲望が、

よりによって、
もっとも、危険で、ひどい窮地に立たされる道であるとも
洞察も出来ずに、

「それを歩んでいるフリだけしている、
　カルト信者や禅や仏教徒きどり」。

こいつらに待っている来世の未来とは、

本当に「中途半端な、貧しい世界」になることだろう。

それぐらいならば、
他者が言ったからではなくて、
自己責任において、

自我と、欲望と、思索と、検証を、
極限まで進化させる道を行った方が、
あらゆる意味において、正しい。

________________________________________________________

★ . 　　

[3871]■ ■復習シリーズ■無明庵の宇宙観　PART3 　by：猫然　2007/12/08(Sat)05:27:47

■禅など必要ない■

悟るために禅は必要ない。
禅以外の方法はいくつもある。

人間が心を静かにしてが座ることが
禅ではない。

それはただのポーズに過ぎない。

また概念を捉えようとすることが禅ではない。

また愛という言葉は禅では不要である。
「それ」を名づけることを禅では禁じている。

その理由は、それを名づけることで
人間は自分の好むイメージを捏造するからである。

"これ・それ"以外には、通常言葉にはしない。

馬鹿な禅師は「悟り」「見性」「仏性」などと言う。

禅は常に言う。
頭の中の神も仏も捨てろ。言葉を捨てろ。

なぜならば、禅は信仰でもなく、宗教でもないから。

それはその人の体験しか重視しない。

しかしその体験の中には幾つかのレベルがある。

瞑想は、本来はただ唯一のことしか目的にしていなかった。
英語の瞑想の語源が、「薬」であると聞いたことがある。

しかし瞑想は病んだ心の為の薬ではない。

むしろ、本当の瞑想とは自我を殺す毒薬であるかもしれない。

私の個人的見解では、
地球に禅も悟りも必要ない。

その理由は、誰もそれを必要としていない。

それを求めている、探していると、
自己申告をする人の中に、
私はそれが「必要な窮地にいる人」を、
ただの一度も見たことがない。

そればかりか、
彼らは全く別のものを欲しがっているようだった。

彼らが欲しいのは単に、
光の世界と、神または仏の愛であるにすぎない。

しかし、その点で、全く禅とは道が違う。

いずれにしても、
人間にとっての根源的な体験は、
結果として愛を生み出すかもしれないが、
それは全く評価されない。

それはあくまでも結果だからだ。
つまり「それ」の「副産物」は重要ではない。

何をするかではなく、
何を知るかではなく、
何を出来るかではない。

「この瞬間に」「私はどう在るか」だけが
禅のテーマである。

これを読んだ誰かが、
こう語る人もいるかもしれない。

「こんな言葉は聞いたことがあるさ」
私は言おう。

「あなたは二度も聞いた。

あなたは、なんと不幸な人だ」

なぜならば、あなたは、
未来に再び、同じ言葉を聞くだろう。

■意識の自由性■

意識の自由とは、
自覚をして認識するものではなく、
それは「在る」。

本当に自由な人は、
自分を自由であると思わない、
そして自分を自由でないと思わない。

彼らは「邪魔な思考」から離れている。
禅では「人為的ではない忘却」を大切にする。

人為的な忘却とは
「あなたが忘れようとして忘れること」

人為的でない忘却とは、
エゴに対する不可抗力による忘却である。

では何を忘却しろと「道」は言っているのか?
この部分が最も誤解されるケースが多い。

それがどんなに不条理に思えても、
それがどんなに間違いに見えても、
それがどんなに疑わしく思えても、
道は明確に言う。

「頭の中の全てを捨てろ」

希望も絶望も捨てろ。

天国も地獄も捨てろ。

信じるな。疑うな。

思考なしに、現象に向き合え。

むろん、そのまま一生の間、
あなたが思考をしないという意味ではない。
少なくとも、最初は、思考なく物事を見なさい。

道は天国や地獄や神の概念を全く無視する。
それはむしろ、実存主義に似ている。
しかし、それは唯物主義ではない。

人間から出来るだけ思考と感覚を消去したときに、
そこに何が残るのか?
これが唯一のテーマである。

つまり、
本当の「道」は、
意識のミクロの次元を探索しようとした。

それはこう問いかけた
「我々の意識の素粒子」とは何か?

同じ探求は、何千年も前からインドで行われてきた。
それ以外のものは、
「私の定義によれば」瞑想ではない、禅ではない。

■迷走するチープな瞑想■

幸運か不幸か私には分からないが、
瞑想という用語が、現代では複数の意味を持った。

リラックス法、集中法、健康法、人格形成法、
ストレス解消法、神秘体験の為の玩具、
超能力の為の訓練、より愛を感じた気分になるため。

そういう非本質的なものである。

私は、それらを「愚か」とは言わない。
私はそれらの効能を否定しない。
しかし私にとってはまったくもってして重要ではない。

むろん、これは私の個人的な価値観である。
精神の探求とは個人的なものだ。

それは大勢で探求するような事ではない。
価値観など他者と共有する必要はない。

もし悪く言うとそれは「全くの個人主義」である。

もしも西洋文化の言葉で言うならば、
人は、たった一人で神のところに行かねばならない。

______________________________________

■探求する資格のない人々■

よくよく注意して欲しい。

私は絶対に、この道を他人に薦めない。

ほんの僅かな人以外には薦めない。

もし人が人生に悩んでいても、それでは条件が足りない。

もし人が自殺したくなっていても、それでは足りない。

もし人が自分が生きている理由が分からなくて、

それで苦悩していても、それでは足りない。

もしもあらゆる神から見放されても、
それでも足りない。

もしも非常に強い興味をそれに持っていても、
それでも足りない。

もしあなたが何かの方法によって
自分が楽になれるだろうと期待していたら、

　　　　　「準備」は全く整っていない。

むろん絶望することはいいことだ。

絶望より「扉として」神聖なものはない。

何かの希望を持っている人は不幸だ。

希望は常に何かを求めている。

しかし希望があったらあなたは必ず失望する。

失望と絶望は違う。
あなたの望みが実現しないとあなたは失望する。

しかし絶望は、あなたの望みの不在だ。
それは精神的な意味での死に等しい。
だから、私はこの道を他人に薦めたくない。

何によっても絶対に満たされない人。

たとえ、その人の目前に神が現れようとも、
宇宙が存在する意味に納得出来なかった者。

この宇宙自体の存在に希望を全く見出せない者。

その者の目前にだけ、
神秘の扉」が現れる。

その扉を通過した者は、
自分を「最低の馬鹿」だと感じるだろう。
自分より馬鹿はいないと感じるだろう。
そうなってこそ、「元の位置」に戻ることが出来る。

なぜならば、宇宙の意識の「最初」はそうだったのだから。

この場合の「なんて自分は馬鹿だ」の本質は
「愚か」という意味ではない。

正しく言うなら
「自分は全く何もわからない」という状態である。

だがそれは決してあなたを悲惨な気持にはしない。
否、逆である。

あなたはまるで自分が爆発して塵になると思うぐらいの
「安心と至福と静寂」で満たされるだろう。

しかしそれはあなたの精神が
全て死んだときにしか「そこにないだろう」。

これは幻覚のことではない。
しかし、その前には、最悪の酷い苦悩がある。

その扉は決して単純ではない。

その扉の前では、
人間は生も選択できなくなり、死も選択できなくなる。
そのような「異質な道」が存在する。

●悟るのが人間の最終目標だ
なとど、わかったような事を言う馬鹿者は、

何一つも、宇宙について知らない愚か者たちである。

悟らねばならない、などということは全く無いのだ。

悟った方がいい、などという事も全く無い。

そうではなく、

悟らざるを得なかった者が、

単に悟るだけの話である。

よって、断じて、悟りなど目標とするな。

また目標にしないで到達しようとする愚かさにも陥るな。

悟りなど、
24時間無休で苦悩している人以外に、
全く関係のないことだ。

へらへらと、
悟りについて知ったかぶりをしていられるうちは、

全く何ひとつも「準備」など整っていない。

____________

★ . 　　

[3870]■ 動画テスト 　by：猫然　2007/12/06(Thu)14:13:10

>12/7 19:18文末にまた少し追加_____________

>18:15　文末に一言更新した_____________

■最後のパットメセニーは、アドレスのリンクしか張れなかったので、
↓これです。
http://jp.youtube.com/watch?v=zn3zIBBmXiU

●そういえば、ハワードジョーンズの格好を見て
思い出しましたが、当時は、私もああいう長ったらしいコートを着て
会社に行っていました。
ちょうど、そういうのが流行っていたんですよね。

このほか、ジョンアンダーソン(YES)、デュランデュラン、ピーターガブリエル
なども、いちおうストックしてありますので、少しずつ。

________________________________________________________________

以後、テストで少しずつ増やしていってみます。

________________________________________________________________

■時代をもう少し遡って、私が大学あたりの頃だと、この辺です。
これ知っている人、同世代でも、相当にマニアです。
私はこの人のヴォーカルが好きで、3枚か4枚、アルバム持っていました。
この手の歌い方でも、デビットボーイとは、ひと味違うんで。
　　　　　　　　　　　　↓

________________________________________________________________

■前から思っていたことなのですが、
アーティストが必ずやらかす、ターニングポイントというのがあります。

それで、あっちの方向へ行ったら、芸術家は「おしまいになる」
という領域があります。

それは、ふたつ。

ひとつは、自然保護、
もうひとつは、健康志向。

これをおっぱじめるアーティストは、たいてい、
その後、軟弱で、気の抜けた作品になりはじめる。

丸みが出るのでもなく、優しくなるのでもなくて、
単に、腑抜けになるということ。

たとえば、冒頭の動画のポリスのスティングは、
やれアマゾンがどうのこうのといい始めたときから、
ソロ活動の音楽性においては、全く「面白くなくなった」。

冒頭のポリスのころの生き生きとした姿は失われたということ。

同じ様な例は、たとえば、タンジェリンドリームの
リーダーのエドガーフローゼが、
あるときを境にして、禁煙して、記憶違いでなければ、菜食になったとか。

そして、そのころから、彼の作品は、みるも無残なものになっていった。
昔みたいに、ドラッグ漬けになれとは言いませんが、

とにかく、アーティストが、健康問題と自然問題に、
傾倒すると、ロクなことは何ひとつない。

●私に言わせれば、
アーティストというのは、不良ぐらいでちょうどいい。
もともと、カタギじゃないと思ったほうがいい。

価値観それ自体の変革に取り組むのがアーティストなのだから、
健康とか自然とか、そういうものに、
たいした「深く熟考された哲学」もなく、
うすっぺらな情感とかで関わらないことである。

●「毒」と「薬」は紙一重です。

アーティストというのは、その危うい領域を常に往復している
という意味において、芸術家で在れるわけです。

これが、長年、いろいろなアーティストを見てきた、
私の率直な感想と結論です。

もともと、不良だから、いいものが作れるのに、
健康志向と自然賛美は、芸術家に限っては、実によくないね。

ちなみに、タンジェリンドリームが、映画ではなくて、
ドラマのBGMに使われているを発見。

官能的な「濡れ場のシーン」に、意外にも、よくマッチしているので
「選曲の担当者」のセンスが良かったのだろうと思う。
　　　↓

■で、話の続きですが、
そもそも、芸術というのは、意図して、無理に
反社会的になる必要はないものの、

もともと、ユニークなものというのは必然的に
どこかしら反社会的であったり、
その時代の感覚には拒絶されるのが「ごくごく当たり前」なのですが、

若いころに、けっこう好き勝手に暴れたアーティストが、
歳を取ると、妙に「社会的な価値」とか社会的な位置とか、
社会貢献だのの幻想を欲しがるのか、
妙な方向へ行くことがよくあるようです。

■私に言わせれば、どうせ、自然保護とか、健康志向に走るなら、
それまでなかったような全く異常性すらある
新しい、「前代未聞の自然保護とか独自の健康志向」を作ればいいものを、

なぜか、その部分だけ、他人からの安っぽい借り物を使う
というのが見受けられます。
坂本龍一もその1人。

しかも、健康志向と、自然保護というのは、
「誰も絶対に異を唱えないものである」という意味で、

なんとも「最も、社会的に、安全な分野である」というのが、

　　全くもってして　「芸術家らしくない」　のであります。

____________________________________________________

★ . 　　

[3869]■ ■復習シリーズ■無明庵の宇宙観　PART2 　by：猫然　2007/12/05(Wed)09:12:12

●人間ひとりが存在している理由を問うと、
それは究極的な万物の存在理由が
バックアップをしているものでなければ、
何の普遍的効力も保証もない、
というのが前回までの話である。

さて、ここで、人間の曖昧さについて
よく観察すべきことがある。

万物に対する「期待」なるものは
実に漠然としているのが世の常である。

「万物」ではないが、
たとえば、神についてや天国について、
10億人にアンケートを取ったとしても、
「お前ら、一体、何を読んで、そんなデタラメを
信じているんだ」といいたくなるような、
稚拙な回答しか帰ってはこないだろう。

一方で、万物や宇宙というものを
どう認識したり、そこに何を期待しているのか?
という人間の「心情」を観察すると、
これまた、実に曖昧極まりないものだ。

●たとえば、ひとつの認識法は、
この世界、または万物が、現在は正しくないあり方、
または、バランスを崩した在り方にあり、
それは将来、正されるべきであると思い込んでいる
そういう安直な考え方がある。

もうひとつは、万物は正しくないが、
しかしその正しくなさに対して、鈍感になり、
間違いを無視できる能天気な境地に至れば良いとする
安直な考え方がある。

そして最後のは論外だが、
この地球上の人類は混乱と未発達の中にあるが、
他所の星では正しい在り方があると信じている人々。
これが、いわゆる宇宙人教なる信者に落ちぶれる。

●さて、ではあなたは、この3つのうち、
どこに、世界観の基準を今まで置いてきたのか?

精神世界をぐるりと見渡しても、
その99%は、ひとつめか、ふたつめである。

すなわち、そもそも宇宙には叡智なるものがあるはずだ、
という前提からして、疑うこともせず、

何か、実によさげに出来た法則でも、
そこにあるかのように思い込み、
何かの意図によって確実な方向性を持っているはずだ、
という思い込みに、いとも簡単に陥っているわけである。

●その単なる、希望的観測に過ぎない、
万物や宇宙に対する、ただの思い込みを全く
疑うこともなく、それを根拠にして、

やれ、いずれ世界は正されるとか、
いずれ、人々は悟るだの、
いずれ最後には、こうなるといった、
全く、何の証拠も根拠もない、
あわい期待で、持ちこたえているのが、
人類の根本的な心理状態の「現状」である。

●すなわち、とにかく宇宙は間違ってはいない。
神は間違ってはいない。
万物には、意味と進化の方向がある「はずだ」
という、希望的観測が、漠然と人を
エセポジティヴ志向に走らせていると言える。

何度も言うように、
これらの進化なる幻想も、目的があるという幻想も、
ただの一度も、証明されたことはないのも関わらずである。

●さて、意識の進化だの、悟りの進化だの、
宇宙の今後だの、あれやこれやの進化妄想を
いったん横において、
あなたは、頭を冷やしてみることとする。

●すると、我々はそもそも宇宙や創造の意識が
間違ってはいない、
という単なる思い込みの前提を疑うことがないが、

無明庵の本が提示した最大のアンチテーゼは、

「輝かしい宇宙や、意識の進化の為に存在するのではなく、
逆に、進化という概念そのものが、生存のための燃料になる」

という認識法である。

すなわち、これは、実際には今日にでも潰れてもいい
ろくでもない会社なのだが、
社員に対しては、
「この会社は必ず負債を返済する」とか
「うちの会社必ず発展する」とか、
「うちの会社は、社会に貢献しているんだ」とか、
「うちの会社が、潰れたら、困るのはお前ら従業員なんだぞ」

とか、こうしたもろもろの言い訳と、
説明にもなっていない説明で、
かろうじて、社員に逃げられないでいる会社に似ている。

たとえば、その職種あるいは組織とは、
「無駄な公益法人」であったり、「暴力団組織」であったり、
あるいは、こんな企業、世の中にいらんだろう、という
そういう組織であってさえも、

内部では、社員にくり返し言われることは、
「俺たちゃ、必要なんだ」
「意味と意義があるんだ」という社員教育に他ならない。

●といったことと、全く同じ構造が、
この宇宙全体に喩えられた場合に、

この宇宙と万物は、実に整合性のあるものに
見えてくるのである。

つまり、この全くのデタラメな混乱、
まったく進化の形跡もない状態、
他所の天体に行っても基本は何ひとつ変わず、
あくせくとした、「生存」に追われる日々。

生存の理由を無理にでもひねり出しては、
自分に生きるモチベーションという燃料を
供給しつづけなければならない状況。

●そして、それをやめれば、
待っているのは、停滞と、新陳代謝の停止と、
動きの停止による有機体の崩壊であること。

いわば、「お前、死んでもいいのか?」

という脅迫によってのみ、
この宇宙は支えられているといえる。

それが肉体の死であろうが、
何万年も継続する霊的身体であろうが、
尺度が違うのみで、
「恐怖」と「飢え」が「動き」と「動機」の燃料となる
という基本構造は同じである。

●平たく言ってしまえば、
宇宙には進化のメドもなく、
輝かしい終末もなく、
ただ、だらだらと、
そこに生息している無限に近い生物たちが持っている
なんとなく、なくなってはいけないんじゃないか、
という「漠然とした思い込み」によって、
かろうじて、生存が維持されていると言える。

●この事実を実にうまく皮肉ったのが、
ダグラスアダムスであり、
彼は「さようなら。魚をいっぱいありがとう」という小説の中で、

宇宙の創造主から、被造物たちへの最後のメッセージを
こう記している。

「大変、ご迷惑をおかけしており、申し訳ございません」

________________________________________________________

ロクでもない会社であっても、
それが潰れないためなら、何でもやる、
なんでも許されている、

とにかく、動きが止まらないならば、
殺そうが、わめこうが、楽しもうが、悟ろうが、
全く、全面的にOK。

それがこの宇宙である。

つまり、人間が思うような、
正しさの基準は一切、存在しない。

弱肉強食の法則ですら、正しくはない。

進化というものも単に生存するための
適応を目的としているのみで、
何も高尚な目的はそこには存在しない。

事実、「お前、そうまでして、生き残りたいのか?」
と目を疑うような、
実に陳腐な「擬態」や本能が生物によくあるのは
ご存知の通りである。

人類は、実に、曖昧に、漠然と、
ぼけーっとした頭の状態で、

「なんとなく進歩しているんだろう」という
思い込み、
「今は変でも、そのうち、なんとかなるのだろう」
という、まったくデタラメな、救済願望を持っている。

しかし実際には、
どこからも、救いはこない。

どこに向かっているわけでもない。

ただ、宇宙は、

同じところをぐるぐると回り続け、

その同じことを繰り返すことの

正当な理由を、

「進化するはず」「そのうち光に統合するはず」などと

「捏造」することに、

その時間の大半を使用しているという始末である。

●

■宇宙論の基本のおさらい■

この宇宙は「進化をするためではない目的」によって
維持されている。

明確に言うと、
「ただの生存維持」が宇宙の唯一の目的である。

あなたは、
なぜ自分の人生に意義や目的を欲するかの原因を、
自分で考察すると、
それはあなたの精神の
「延命治療法」であることが明白になる。

つまり、それはあなたが自殺をしない理由になる。
それはあなたに生きる動機の「燃料」を供給する。

しかし、目的なく単純に生きて死ぬことを人は恐れる。

たとえば、それは、
明日にでも、倒産してもいい会社なのに、
いろいろな言い訳の理由をつけては、
生き延びようと、もがいている会社に似ている。

■選挙のような愚かな宗教■

今日の宗教は、まるで選挙のようである。
それは、多くの支持者だけを集めるところである。

しかし、私は個人主義である。
たとえば、一部の人々がエベレストに登る。

しかし、彼らは、それを全ての人間に
勧めるということはない。

エベレストの上に行きたい人は、上がる。
ただ、それだけのことだ。

むしろ彼らはその登山の苦痛と困難を知っているので、
彼らは他の誰かを決して登山に招待はしない。

■エセ瞑想の蔓延の一つの原因■

私は過去30年の間瞑想の世界的な広がりについて
わずかな異常さを感じた。

おそらく、「ビートルズが、インドを訪問した」。
そこからこのブームが始ったのだろうと私は推測している。

しかし瞑想とは、ヒットソングのように広まるものではない。

言い換えると、
エベレストまで上がることは、一般的な事でない。
しかし、「瞑想が、一般的に広まった」ために起きた
「弊害」がある。

すなわち、その最初の姿勢が忘れられた。

瞑想、そして、本当の禅は、
むろん一部の人々の独占物ではない。

しかし、実際に、
それを必要としているのは本当に少ない希な人間だけである。

だから、私はこの異質な道の問題については、
その精神的な道の話を、誰とも一切共有したくない。

■そもそも前提が宗教とは異なる■

ちなみに悟りに対するアプローチは複数ある。

しかし、その中で、ポジティヴな表現をした者は
過去にほとんど失敗した。

たとえば、Oshoである。
彼は「人々の鼻の前に、
にんじんをぶら下げること」には成功した。
「人々を酔わせる性質の美しい言葉」によって。
しかしそれを人々に食わせることには大失敗した。

この理由は、彼は扉の前に何があるのかを
明確に語らなかったからである。

さて、「私はこの宇宙を肯定的に見ていない」という前提を
持っている。
すなわち「悟り」を人類の目標であると考えていない。
むしろ逆に、それは現在の宇宙の指向性と
逆行すると考えている。
西洋文化の中でこれに類似する思想がひとつある。

それは「グノーシス」である。
私は基本的に、それに似た視界で世界を認識している。
ただし一部が似ているだけである。

というのも、彼らもまた、
理想的な状態にあるであろう宇宙を想定することによって
自慰的な慰めにすがるからである。

さて、世界中ですらも、全く理解されていない
「重要な本質」がある。
それはブッダは創造されたこの宇宙を
賞賛していないという事実である。

彼は「苦」を説いた。

なぜならば
彼は地球だけではなく
「宇宙のすべての要素」が幸福ではなく
「苦に満ちている」と理解したからである。
彼の仏教はそこから始った。

しかし、多くの人々は、
その最初の重要な前提に関する認識を避けて、
ブッダの語る「美しい言葉だけに執着」をした。

欧米の文化やヒンズー教
イスラム教、ユダヤ教、道教、神道、
それ以外のほとんど全ての宗教は
神が作った世界を「善」であるという前提から語る。

しかし仏教やグノーシスは、そうではない。

だから彼らは、「脱出の道」を探索した。

それは「宇宙からの脱獄」というほうが、
正しい呼びかただろう。

■「自分の欲望に正直であれ」■

楽に見えるものは売れる商品になる。
正しく言うと、
それは「誰でもが」うっかり欲しがるものである。

しかし、
人々が「最も欲しがらないもの」の中にこそ、
常に「秘密」は隠される。

それはちょうど、宝が常に魔物に守られるのに似ている。
西洋の神話のほとんどに、
宝の周りには必ず恐怖をもたらす門があるだろう。

しかし、それではただの英雄伝説である。
まだ、それは貪欲な状態である。
宝を手にいれるという目的はまぎれもなく「欲望」である。

しかし本当の探求者とは、
全てを捨てたいと本当に思った人だけである。

その人は、宝を求めていなかった。
宝があることを彼は知らなかった。

だから、それを得ても彼は「私が得た」と言わない。
「自分が真理を知ったと」は彼は言わない。

そうは彼らは断じて言えない。
なぜならば、
それは、そこに「残ったもの」だったから。

彼は宝を得ようとなど全くしていなかった。

だから、「彼は、宝の中に」ある。

宝が彼の中にあるのではなく。

世界中には、似たような、同じような「童話」がよくある。

それは、無欲な人が宝を得るのを見て、
その「無欲な人」を別の人が「模倣して」、
宝を手に入れようとして失敗するという寓話である。

しかし、その愚かな行為が、
今も、世界中の「自称求道者」の心の中で発生し続けている。

それならば逆に、あなたは自分の欲望に正直であった方が良い。
少なくとも、その人は正直だ。

私は嘘つきの善人よりも、正直な悪人を愛している。

__________________________________________________

★ . 　　

[3868]■ ■根本的に間違っている日本の学校教育内容 　by：猫然　2007/12/05(Wed)02:51:23

何の役にも立たない日本の義務教育

■ニュースで、日本の数学力が10位に落ちたというのをやっていたが、
そもそも、私の世代で、学校でやった勉強が役に立ったなどというものは、
読み書き以外にほとんど何もない。

私は中学と高校の6年間を、とにかく学校でも学校外でも遊びまくったが、
その6年の学校の授業の時間というのは、全くの無駄だったといえる。

そもそも、実生活に何の役にも立たない教科である挙句に、
考え方を養うシステムも全く組み込まれていない。

単に期末テストの直前に、どうやって山を張ってまる暗記するかと、
どうやってカンニング道具を自作するかしかやった覚えがない。

そこで、今回は、私なら、現存する教科内容をすべて
変えてしまうという話。

【私ならこうする】

50年近く人間として生きてみた結果、
私には、学校で、「逆に教えて欲しかったこと」が山ほどある。

その「教えて欲しかったこと」を羅列すると次のようになる。

これらは、小学校ではざっとやって、
本格的には、中高の6年で行い、
大学は、一般教養なしに、全て専門校にすべきという前提である。

_________________あってしかるべき授業__________

そもそも、なくてもいい授業が多すぎる。
現存する科目を修正して、新しい科目を増やすと、
私が理想とする中高の教育内容は、次のようになる。

________________________________________________

★「裁判」の授業。言うまでもなく実際に遭遇しそうな判例の模擬裁判なども行う。

★「節税」の授業。言うまでもなく「節税」の知識。

★「交渉術」の授業。主にビジネス交渉術だが、それ以外の交渉術も含む。

「世界地理」は、まず旅行番組を見ることから。
そこから興味が広がるのであって、どうしてアホウみたいに
地名や特産物を覚えたりしなければならないのか。

同じく国内の「日本地理」も、すべてはまず旅番組のような形で
始るべきもの。そもそも現地に興味をもてなくて、
どうして地図を見せられて、まる暗記などしなくてはならないのか?

「数学」は言うまでもなく、実生活で実際に応用する可能性のある
公式以外は教えるな。
ついでにいうと、今では、暗算にはインド数学を取り入れるべき。

「化学」もまた、日常生活の中にある危険な物質、危険な薬品、薬物の
取り扱いについて教えるべきである。

★「生活科」これは、洗濯掃除を教える。

★「料理科」言うまでもなく、料理の基礎を徹底して教える。

★「工作科」これは、日曜大工、電気配線などの基礎を教える。
高校になったら、家の造りかたや部屋のデザインの方法も教える。

★「動物科」これはペットの正しい飼い方を教えるとともに、
日常生活の中にいる危険な生物との接し方や対処法を正しく教える。
蜂からの逃げ方とか、熊に出会ったらとかよくテレビでやっているやつです。

「音楽」これは、今思うと、どうして楽譜の書き方ぐらいきちんと
教えてくれなかったのかと思う。
ハーモニカなど吹かせる暇があったら、6年もあったら、
全員が、楽譜が読めて書けるぐらいにはなれるはず。
昔は、ピアノしかなかったが、現在ならば、安価なキーボードが
あるのだから、いくらでも教科内容は変えられるはず。

★「不動産科」将来、土地や家を借りたり、家を建てるときに必要な知識を
教える。法令のほか、欠陥住宅の発見方法なども。

★「対話術」海外でやっているような演説の授業も含むが、
それ以外に、ご近所とどう付き合うか、ラブレターの書き方なども含む。

「外国語」これも、とにかく、まる6年もあるのだから、詰め込みではなくて、
日常会話ぐらい、確実にしゃべれるように、してくれと言いたい。

★「園芸」農業というほど大げさなものは何も必要ないが、
ガーデニングぐらいする、最低限の園芸知識は欲しい。

「保健」これは、主に「治療法」にしてほしい。
日常生活および、自然環境で遭遇するであろう、事故、怪我、病気における、
最低限自分で出来る、自分の手当て、他人の手当てに関する内容。
また災害時やサバイバルに役に立つ知識も。

「体育」水泳は教えてもらって確かに助かった。
その他、基本的には今のままでいいが、細かく見るといろいろ不備がある。

「国語」にあたる授業は、なんなら、教科書は全部漫画でも良い。
暗記するためではなくて、
読みたいものを読むために、我々は文字を学ぶのだから。
漫画に少しずつ難しい漢字をいれていけばいいだけのこと。

「美術」これも改革案はいろいろあるが、まー今のままでもよかろう。

「古典」これ、いらんです。こんなものは個人的に関心をもったら
大学か社会に出てから自分でやればいい。

「倫理社会」こんなものもいらん。
哲学者やら、思想の名前なんかまる暗記する必要がどこにある?

★「性教育」無明庵の本3冊あれば、充分です。2冊でも充分。
生理とか受胎とか避妊とか性病予防だけではなくて、
そもそも根本的に、性生活の正常な在り方から教えること。

★「ファッション学」ようするに、衣装とか髪型のデザインの勉強である。

★「遊びの授業」これは、自分で遊びを作り出すという授業。
とうぜん、パソコンは論外。限られた道具や人や、場所で、
どうやって遊びを作り出すかという創作性の育成。

_________________________________________________________

■羅列した教科内容には、現存しないものがほとんどである。
★印が、現存しない授業。

実のところ、こうした学科は、
現在では「テレビ」でやっていたりします。

しかし、いい大人になった今頃ではなくて、
私は、これらのすべてを、中学高校で、教えて欲しかった。

つまり、どれもが全部、
将来、「役に立つかもしれない」という教科ばかりである。

●詰め込み式に、どんどん暗記させる必要などなく、
これらの教科は、くり返し何度でも全員が出来るようになるまで
時間をかけて、一人も落ちこぼれないようにすることは6年もの
反復学習の時間があれば、出来るはずである。

料理といっても、チャーハンひとつまともに作れるには
3ヶ月はかかるのだから。
それ以外のすべての教科も、詰め込めばいいというものではなくて、
何度も同じ内容を反復して、完全にマスターさせることに
6年という時間を使えばよい。

●ちなみに、学校はせいぜい、9時から2時まで。
あとは、部活か、自分で復習を受けるか、または帰宅するか
自由に選択できること。

とにかく、私は、全く役にも立たない授業で、
6年間のうちの大半を潰されたという記憶しかない。

あとは級友と遊びまくった楽しい記憶だけ。

しかし、ここに掲げたような内容をその6年で子供の身になる形で
教えたならば、
根本的に、教育とは、「実生活」に根ざしているべきものであり、

それを超える範疇の「専門知識」については、
大学で専攻すればいいということが分かるだろう。

■これ以外にも、授業の教科にいれるべき候補はあるし、
そもそも、これだけみっちり教えたら、
どれだけ、人間として基本的にバランスの取れた創作性のある人材が育つか
文部科学省は、頭冷やして考えた方が良い。

　　　　　　　　　　楽しくなくて、役に立たなくて、

　　　　　　　　　　一体、何が教育なのやらです。

　　　　　　　　教師はアホでもロボットでもけっこう。

　　それよりも、そもそもの教育とは何ぞやという目的を明確化して、

　　　　　　　　全システムそのものを変えてほしいのである。

_____________________________________________________________

★ . 　　

[3867]■ 「脱線話」 　by：猫然　2007/12/04(Tue)11:52:51

http://starscafe.net/kotoba/misuse/

_____________________________________________________________

そして、私が最近、非常に気に入った、
他の人の作った、映像のうちのひとつです。
　　　　　　　　　　↓

_________

★ . 　　

[3866]■ 「梅の間」を参照しつつ、進むこと。 　by：猫然　2007/12/03(Mon)02:55:01

■この宇宙では、相手が、どういう存在であれ、
それがあなたよりも、1000000000年進化した存在であろうが、

または、異星や、異次元の存在であろうが、

もしも、運良くあなたが、彼らの放射する振動に、
意識を侵食されなかった、
そういう、きわめて「運が良い状態」にあったらばの話。

その場合には、

相手がいかなる存在であれ、

次の「3つの原則」を、絶対に忘れないこと。

アホウな無力なマントラを10万回唱える暇があったらば、
次の3つのことを死んでも忘れないようにしていなさい。

1/
この宇宙の存在物のすべては、
素粒子から高度な知性にいたるまで、
彼らが、「快」とする状態と、「不快」とする状態を必ず有する。

従って、相手が、何を快とし、
何を不快と「定義」しているのかを、まず確認しろ。

2/
次に、この宇宙のいかなる存在物も、
彼らが生存を維持するために「新陳代謝」をしている。

従って、彼らが何を食って、
何を排泄物として出しているのかを確認しろ。

つまり、それを絶つことが出来れば、
相手が、いかなる存在であれ、殺すことが出来る。
たとえ、相手が、神々や異星人や、高度な知性であっても。

なお、この場合の食物は、
我々が知っている物質ではないことが多い、
ということには注意せよ。

3/
彼らが自分の生存理由について、どれだけの妄想、
または「推測」を完成しているのかを、問いただせ。

つまり、「彼らは、なぜ生きているのか?」そして、
「なぜ宇宙が存在しているのか」の答えを、
彼らに問いただすこと。

以上の3点が、どういう意味と、効力を持つものであるかは、
私は、自分の身を持って、知り尽くしている。

従って、たとえ、ちっぽけなあなたが、
そこで、明日、死んでも、この3原則だけは、忘れるなと言っておく。

そうすれば、もしも運よく、忘れなければ、

あなたの肉体の死後、あなたを騙そうとする者たちの罠を、
少しは、かいくぐることが出来るだろう。

_________________________________________________________

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