梅の間:[1605] ●無明庵日記「猫の足跡＝その341＝」■ 　『死』　と　『苦』　の区分

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「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/ . より詳しい使い方の説明（９月１１日変更）

2007年3月までは「虹のオーガズム」と「性のレシピ」の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
２００９年７月より禅書道日記に変更。

[1605]■ ●無明庵日記「猫の足跡＝その341＝」■ 　『死』　と　『苦』　の区分 　by：鈴木崩残 　2011/09/22(Thu)07:14:55

あなたは何を命よりも大事にしますか？

●といっても、アンケートを取っているのではありません。

自問すべき課題として提示しているのみです。

そもそも、この問いは、皆さんが「自我判定」を依頼されるときの
質問項目の中に、似た形の質問としても入っていますので。

●原発事故の問題のような、じわじわと迫る被害や混乱の中では、
鈍感な人は論外として、普通の神経をしていたら、
人間は自分の身の振り方を考えざるを得なくなります。

福島の原発事故とチェルノブイリの事故を比較すると、

同じである点は、事故後、５年、１０年、１５年と経過したときに
必ず起きる、高線量下で被曝した人達の大量の発病であり、

違う点は、溶融したすべての核燃料を処理できるまでは、
海洋汚染による海産物汚染が、休みなく続くであろうことです。

●ところで、私は人一人の命が地球よりも重いなどと考えたことは
ただの一度もありませんし、今後もあり得ません。

その理屈を言ったらば、生存競争と弱肉強食が正当化され、
誰にとっても、命を守ることが最優先されてしまい、
それは、今日まで地球人に起きてきた最大の悲劇だからです。

命（これは肉体の生存を意味する）が、地球よりも重いなどというのは、
常に、「本人ただ一人」にとってそうであるのみで、

他人または全体からすれば、人ひとりの命は、
その者と「利害関係を持つ者（家族や知人）や組織や社会」が全くいない場合には、
その命は、あってもなくても良いものですらあることがあるのは、
まぎれもない一つの現実です。

また、逆に言えば、有害な生き物、たとえば、
もしも「東電の役員や、官僚や、政治家や、資本家」が数人死んだらば、
何の罪もない大勢の人達と動物たちが助かる、という状況があったらば、
私は躊躇なく、その者たちは、とっとと死んでもいいと思っています。

なぜならば、反省も謝罪も知らないような彼らに、
時間の無駄となる更生の機会を与えたり、
または、私達の税金で、彼らに「監獄の飯」を食わせたりすることすらも、
ただの無駄だと、私は思っているからです。

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●よく世間では、この「命」とか「生命」という言葉を軽々しく使い、
「命を守るため」とか「生命を大切に」と、
よく熟考もしないままに、単なる「口先の習慣」として、軽々しく言いますが、

私が、常に言うように、「命」の「定義」をどのように定義しているのか？
によっては論議が成立しません。

人間が、「楽しみ」とか「幸福」とか「学習」と勝手に自画自賛して、
人間の権利と称するそれらを追求しながら、

その一方の手では、無数の微生物や、害虫たちを消毒剤や殺虫剤で殺し、
他の生物を踏みにじって生きているのですが、
そんなことまでして、人類は、地球上に繁殖する資格を持つのでしょうか？

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

●私個人の見解を言えば、
原則として、宇宙に存在する、ほぼ、ほとんどのものには、
私は存在価値がないと思っていますので、
こうした、生命の価値に関する論議は、全くかみ合わないことは
目に見えているのですが、

それでも、強いて、視点を狭めて「限定的に」言えば、私は、
無意味に、あるいは不当に「生命の健康」を害する状況については、
ＮＯと言います。

一方で「命」については、過剰なまでに、生き抜くことを他人にまで強いたり、
生きることが何より大切だ、などという価値観は全く持っていません。

これは、私が生まれたその時から、私は、すでにそうでした。

●もしも、それでも、他の生物を犠牲にしてまで、生き抜くのであれば、
そこには目的が明確になければならず、

「ただ、ダラダラと生き延びて、
他の生物にとって迷惑な人間の娯楽を見つけるだけ」では、
それは、資源と食料の無駄遣いであるというのが私の持論です。

●ただし、この論の中では、
「何のために自分や世界が生存するのかを問うために生きるのだ」
という「言い訳」は、認められていません。

そんなことをしていたら、
「いつ、夏休みの宿題を始めるかで、夏休みの最後の日まで悩んでいる子供」
と同じ程度の、無能さになるからです。

ですから、私は、「人生の目的を問うために生きているんだ」という
いつまでも思考停止していたい人達がよくいう、
「都合のいい言い分」を認めません。

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●さて話を戻しますと、
私が、自他の「死」は容認するが、
「ある種の病」を容認しない理由は、以下の通りです。

哲学的に「極論」すれば、
私にとっては空腹や大小の痛みすらも、病の一種と定義していますが、
そこまでの極論をしない場合には、

通常、私や皆さんが「健康」と称しているもの、
または病であっても自覚症状や気になるような痛みのない状態というものを
「健康」の定義と、「仮に」しておきます。

●この「最低限の健康」が「大きく損なわれる」というのは、
それ自体が「もう死んだ方がマシだ」と人間に思わせるには充分な要素です。

また実際に、もしも全くの自然界にいたら、たとえ群れがある程度までは
守ってくれても、ひどく病んだり、大怪我をした場合には、
自然の中では、治療もなく、そのまま死ぬのが摂理です。

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●余談ですが、
外科的な事故と、内科的な病気を分けて考えるのは困難です。

もしも「自然由来」のものであるならば、
たとえば、あなたが川を渡ろうとして溺れてしまい、その結果として
脳障害を起したならば、それは、しかたありません。

生命経験の一部として、その後遺症を容認するか、
それが嫌ならば、自殺すればいいだけです。

また、あなたが自然界のウィルスや毒物に感染して、病んだ場合も、
これは「外科的な事故」とも見なすことが出来ます。

ただ、それが「ミクロの世界での外科的な事故である」という点しか
違いはありません。

人間の「目に見える組織」が傷つくか、
それとも「目に見えない細胞やＤＮＡ」が傷つくかの違いです。

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●こうした、生命経験に付きものとなってしまってる苦痛や不具合
については、私個人は、いたしかたないと認識していますが、

ただ、何かの「本来の機能」が「自然災害以外のもの」によって損なわれる、
ということは、絶対に許せないという考えが私にはあります。

●これがある故に、私は現在「分割自我復元」というものに関わっています。

それは、自然災害ではなく、（相手が人間ではないだけで）、
明らかに、人災または、悪意によってなされたことの後始末だからである。

そして、それは「本来の性能を発揮できていない機械」を見ているかのようで、
「途方もなく、腹立たしいこと」だからです。

不当な扱いの結果として、その機械の機能が故障しているのならば、
それを直そうとするのは当たり前の事です。

●しかも、人間の場合には、本来の機能を有していたときの記憶が
かすかに残っていますので、本人自体が「このようなはずではない」と、
違和感を感じるようになっています。

この部分も、とりわけ、始末が悪いのです。

もしも、何かの能力が「最初から無い」のであれば、
この「違和感による苦しみ」は人間の心には起きないのであるが、

人間の場合には、
意識・自我・記憶、この三つに対して「本来あった機能の記憶」があります。

しかし、それを何者かが、分割して、希釈してしまい、
現在のような「ぼんやりした人達」を量産してしまったのは、
ある時期以降から、この地球というプラントの管理業務を委託された、
「人間以外の存在たち」の手によるものでした。（というのが私の自説です）

●それと同じように、
不当な暴力や、不当な戦争被害や、薬害、そして核物質による被曝、
食料品の中の添加物、公害、人的ミスによる事故、
こうしたものに対しては、私は容認するつもりはありません。

だから私は、原発事故の責任者たちだけは、許しません。

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●一方で、私にとっては、人が「死ぬ」ということ「そのもの」には、
あまり大きな悲観や、悲壮感や、否定的感覚はありません。
なぜならば、肉体が死ぬのは、「当たり前」の事だからです。

しばらく長く、平和に生きていると、
その当たり前の事をしばらく忘れていることが出来るだけてす。

●さて、私が問題とするのは、死んだ人間についてではなくて、
生きている人間が、「不当な苦痛を強いられているか」、
それとも健康で、「本来の機能を発揮しているかどうか」のみです。

「自然災害」や「免疫の低下」や「感染」あるいは「老化」によって、
本来の機能を発揮できなくなったという場合には、

それは、地球という環境での生命経験をあなたが選択した以上は、
許諾をさぜるを得ない「リスクの一部」と見なせますが、

ただし、そうではない「人為的な被害」の結果として、本来の機能を発揮できない
という状況があるならば、それだけは、私は許諾できません。
（それは、人間に生まれる時の契約内容と違いますから、詐欺です。）

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●そして、実際のところは、人間の「心の中の本音」をよく見れば、

>不治の状態で生きようとするよりも、死を選びたい、

という場合が圧倒的に多いのである。
身体的な病理の場合でも、精神的な病理の場合でも同じです。

しかし、
そこまで病んでも、なおも生きようとする場合には、
たいていの場合には、

>「死ねない理由」というものがそこにあり、

それは「家族を養うため」という単なる経済的な理由であったり、

または中には、単なる自尊心と虚栄心で、無理をしてまで生きている人もいます。

あるいは、よほど何か達成したい目標があり、
「これでは、まだ死ねない」と、本人が勝手に思い込んでいる場合などです。

しかし、そうした「生きなければならない、と本人が思っている理由」を、
仮に、あえて全部どけてしまうと、

>「病気で長期的に苦しむのであれば、まだしも死ぬほうがいい」、

と思っているケースが圧倒数になるのである。

つまり、私が、いつもいうように、

>基本的に人類は、死そのものを恐れているのではなく、
>死に至るプロセスで経験するかもしれない苦痛のほうを、
>出来れば回避したい、と思っているということです。

これゆえに、一定条件の中では、
安楽死の権利は、人権として認められるべきであるというのが私の持論です。

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人が跡も残さず一瞬で死んだ場合

●では、もしも苦痛が一切ない「死」というものがあるとしたら、
それは、どのように考えればいいかという、「哲学的な問題」が残ります。

苦痛が一切ない、あるいは、ほとんどない「純粋な死」というのは、
自然界に私達がいた場合には、希にしか経験できません。

溺れて死ぬにも時間がかかりますし、
雪崩に巻き込まれても少し時間がかかります。

全く純粋にポックリと苦痛なく死ぬ、または短時間で死ぬというのは、
脳卒中、心臓停止、瞬時に脳が破壊される事故に限られます。

または、死ぬまでには数時間という時間があっても、
死ぬまでの間、本人が「意識不明」になる必要があります。

●これら以外で、苦痛の極めて少ない死というと、
突然の爆死や、銃弾を受けての即死や、
航空機や車両での一瞬での死などに限られてきます。
つまりその原因は「自然死」ではなくなってきます。

●死ぬときに苦痛があるのとないのでは、
人間が死に対して持つ、その概念と価値観がかなり変わるということは、
私は以前から何度も書いてきました。

たとえば、もしも、あなたの大切な誰かが「行方不明」になり、
あなたの目の前から消え去ったらば、
「どこにいるのだろう」とあなたは心配になり、探します。
たとえ、肝心の本人がすでに、どこかで安楽に死んでいたとしてでもです。

しかし、もしも今後、未来の世界で、

>照射されたらば苦痛もなく、一瞬で灰も残さずに、消えてしまう

という、そうした殺人兵器が登場したらば、
皆さんの死生観は、どう変わるでしょうか？

目の前で、自分の家族や知人が、ただ忽然と、消えてしまう。
そして、それは別の場所に移送されたのではなく、「死」を意味する。

あなたは、血も見ず、骨すら残っていない。
まるで、削除されたかのように、単に、消えるだけ。

●この状況下で、あなたが大切に思っている誰かやペットが消えた場合、
むろん、そこには、それを照射した「加害者」がいるわけですから、
あなたは、その者を許すことなく、反撃して相手も消去すればいいだけです。

ただ、ここで問題なのは、それによって、

>私達が今までもっていた「死」のイメージ、死の概念、死の悲劇性は、
>どう変わるか？ということです。

今まで「死」というと、そこに至るまで、
たとえ数秒間でも「苦痛や恐怖がある」ということが、
死のイメージを「悪」として成立させて来た大きな原因の「一つ」ですが、

そこから、一切の苦痛をなくした、と仮定して、

>純度１００％の死だけを取り出すと、

「死」とは何か？という定義は、こうなります。
　　　↓

>「喪失」または「喪失感」を生ずるもの。

この場合の、

１－「喪失」とは「客観的事実」であり、

たとえば、分かりやすい例は、
あなたの勤めている会社の社長が消えた、または消去されたので、
業務的にそれは困るから、すぐに代用品の人間が必要になる、
といった「社会的な喪失」「他者との物的利害関係の喪失」を伴うものです。

２－「喪失感」として、分かりやすい例は、
あなたと何の利害関係もない著名人が「消えた」または「消去された」場合に、
あなたが、その（遺体もない）葬儀に参列して涙する、という場合です。

消えた本人の感情とは全く関係なく、あなたは、自分の中から
相手が消えたという「自分の中の喪失感」に悲しんでいるだけのことです。

３－そして「喪失」と「喪失感」が「同時に起きる事例」として分かりやすいのは、
あなたの家族が、消えて（または消されて）
それによってあなたに、その日の夜から生ずる、「喪失感」と、
具体的な生活上で発生する「不具合」・「不自由」です。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

●このように、死を、死ぬ本人が、血や涙を流す一瞬の時間もない、
純粋な「消去」として抽出した場合にこそ、
あなたにとって「死とは何か？」が見えてくるはずです。

●たとえばの話ですが、もしも、ピンポイントで照射された側が、
０．５秒で気化するような兵器であった場合には、
そこには「爆心地もなく、血も骨も、瓦礫もない」のである。

あなたは報道で次のようなニュースを聞くことになります。

>>「本日、アフリカの紛争地帯と、アフガニスタンでは、
>>あわせて４０万人の人々が、一瞬で、あとかたもなく消えました。」

そして、そこで報じられるのは、

>>一瞬で、いなくなってしまった自分の家族や仲間を悲しむ、
>>残された人々の映像のみで、

>>そこには、苦しむ負傷者はゼロで、建物の瓦礫もなく、
>>火災も、血も、骨も、遺体もありません。
>>何かの後遺症に悩む人も、一人たりとも、いないのです。

つまり、今までの「劇的な死」が、
それよりも印象の薄い「あっけない死」に変わるわけです。

同じ「死」でも、その「悲劇の印象」は、
それまでとは大きく違う性質に変わります。

●つまり、このような
「死・または消失」だけという純粋現象の「抽出」をしないままに、
皆さんが普段、周囲で見たり、報道で見ている「死」とは、実際には、

>「苦痛」から→「死」という、一連のプロセスです。

>または死なずに→「後遺症」を持った、という一連のプロセスです。

このように、実際には、その「定義」が異なるはずの、
この「苦痛（病や事故）」と「死」を、かなり混同してしまい、
同じ系列の中で「悲劇」として見ている人達が多くいます。

確かに、病や怪我は、そのまま、ほっておけば死に至るものですから、
そこに「連続性」はあるのですが、
連続性はあっても、その二つは「同一」のものではありえません。

なぜならば、死者（死体）は、もう苦痛を感じないからです。

簡単自殺スイッチの機能追加

●蛇足ながら、もしも、人間が生まれたときに、
「消去ボタン」をもっていて、それを押せば一瞬で死んで、
しかも遺体も消えてしまうという、機能があったらば、

この掲示板を見ている人達のうち、
少なく見積もっても、２０％の人たちは、今この掲示板を見てはいないでしょう。

そのような「極端に手軽な自殺」が出来る場合には、
多くの人達が、ずっと過去に、「うっかり」、その消去ボタンを
押してしまってる可能性があるからです。

●しかし、逆に言うと、
死ぬ決意があれば、すぐにでも死ねるのではなく、
「最も苦しむ時間が短い自殺」と言われている首を吊る行為でさえも、

そこに、その行為をしなければならないこと、そして、
「窒息死は苦しいのではないか？」という思い込みが、
自殺の「変な歯止め」になっている面があります。

しかし、もしも、
ボタンひとつで「遺体もなく消えられる機能」が私達についていたら、
この世界の人口と、社会構造は、いくぶんか、違ったものになっていた可能性があります。

●また、逆に言うと、誰も他人の自殺など止めないし、
止めても、ボタンひとつで消えてしまうという、
そうした「手軽な自殺ボタン」があるという状況にらなってこそ、

あなたは、「本当に自分は自殺していいのか？」
「本当に自殺する気は自分にあるのか？」
あるいは「自分は生きている意味など持っているのか？」

という根本問題を、自分に突きつけられることになります。

●よく、樹海とか（樹海でなくとも）自殺をする場所を探していたり、
中には、「どうやって自殺しようか」と、
その方法を考えているうちに、自殺できなかった、
という「お間抜けな話」を聞きますが、

そんな者は、はなから自殺する気もないのに、
自殺したいと自分がそう思い込んでいただけに過ぎない者です。

本当に自殺したい決心が固まっている人は、
どんなことがあっても、必ず「決行」しますから。

●しかし、私はそこであえて、本当は自殺をしたくなかった者までもが、
うっかりボタンを押したり、カッと感情的になってボタンを押すと、
遺体もなく消えてしまう機能というものを、
人間には、つけるべきだったと個人的には考えています。

「カンタン自殺スイッチ」という機能ボタンです。

そうすれば、硫化水素も、睡眠薬も、それどころか、
首を吊るビニール紐すらも、いりませんし、
手順も無用で、ついでに、飛び降り自殺のような、少しの勇気もいりません。

必要なのは、そのボタンを押す、あなたの決断だけです。

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いささか　電波な　お話

●では、死んだ人の「周囲の人たち」が
死んだ人についてどう感じているか、ではなく、

死んだ、当の本人は、「自分の死をどう認識しているのか？」、
これが、無明庵では、最も重要なこととなります。

あくまでも、私の知るかぎりですが、
実は状況は、かなり「あっさり」としています。

皆さんも、目覚めても、現実と区別がつかないほどの、
「かなりリアルな夢」を見た経験は、あると思いますが、

それとても、数分が経過し、あるいは数時間もすれば、
その「印象」は、急激に薄まります。

●それと同じように、実際にあなたが死んでしまうと、
生きていたこちら側からは、死んだものの世界と定義されるその世界が、
逆に、今度は、自分が「目を覚ました場所」になるわけです。

従って、たかが数分前まで、経験してきた、あなたの人生そのものが、
逆に、「ちょっと前まで夢をみていた」と感じる対象に入れ替わります。

この、現実認識の本拠地となる視点の入れ替わりが、
急激に起きるか、少し時間がかかるかは個人差があるようです。

そのせいで、急死などにより、自分が死んだことを、分からないで、
認識が、夢と現実の中間領域に、ひっかかってしまう人達というのが、
けっこう、昔から、向こうの世界では、問題になっています。

その人達の処理・整理をする役場が、
(こちら側の我々から見た場合の)死後の領域にはあるようです。

●言うまでもなく「向こう側」では、
私達が今経験している、こちら側が、むしろ「完全な、幻影の領域」
という常識的な認識になっています。

ただし、それは「人工的な幻影」としてですが。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

■さて、昔、当サイトの「竹の間ＢＢＳ」か、あるいは、かつて有料購読の時に、
どこかに書いたのですが、
あまりにも昔に書いたので、どこの投稿か忘れましたが、

人間として、ここの惑星に生まれる「前」と、ここで死んだ「後」
つまり、生死の「中間領域」での記憶が、
私の中には、いくつか明確なものがあります。

むろん、このような私の個人的な記憶は、
他人からすれば、「ただの主観」ということで、全くよろしいと思います。

●ただ、その、いくつかの、今でも記憶している明確な記憶は、
ひとつは、人間に、しかもこの惑星に、「生まれる直前」に、
あらかじめ、この世界の状況を、資料として提供される映像で見て、
そこで、「綿密な契約内容」を、役人のような者と、取り交わしていることです。

もうひとつは、人間が（というより自分が）が死んだあとの状況の記憶です。
これには二種類あります。

ひとつは「立場がフリーな状態」で、自分が死んで地球を離れる場合に見える情景。
これは、なかなか、感動的な情景です。

なぜならば、フリーの立場で、惑星に出入りしている場合には、
死の時に自分が見たい情景の「演出」を、
自分の好みで、好きなように、アレンジできるからです。

●もうひとつは、フリーではなくて「仕事（任務）」で地球にいて、
死んでから、自分の持ち場に帰還した時の記憶です。

この時の記憶が、私の中では、今回の話に関係してきます。

私の肉体が死んで、意識が「元の持ち場」に回収されたときには、
そこにいるスタッフは、なんとなく、知っている仕事仲間であることだけは分かるのですが、
しばらくは、彼らが具体的には誰だか、思い出せませんでした。

しかし、彼らの一人が、私に向かって、
「さっさと、自分の持ち場についてくれ。
　次に行く時間と空間の座標を決めるから」

というような事を言ったので、さすがに、むっとした私は、その者に、

「勘弁してよ。こっちは、あの地球という惑星に約２００年間もいて、
やっと今、帰還したんだから、少しは休ませてくれないか。」

すると、相手は言いました
「君が、ここから離れて、ここに戻ってくるまでに、
　２分しか経過していないよ。」

・・・２００年という私が地球で人間として経験した時間は、
その持ち場の施設の中では、
地球時間の感覚に喩えると、たったの２分だったわけです。

●それから、その部屋の中を見回して、そこにいる数名の人達のことや、
そこにある見慣れない「奇妙な操作盤」の操作方法を思い出すのには、
地球の時間感覚にして、約１５分ほどかかりました。

そして、そのときに経験したのが、「記憶の入れ替わり」です。

●それまで地球で過ごした、ある意味では膨大な時間の生活の記憶と、
そこで作られた、私自身のアイデンティティーが、
急激に他者のもののように自分とは、無関係なものとなり、

逆に、私が帰還して回収された、その施設（ステーション）の中で、
前に私が仕事をやっていたスタッフとしての記憶が、
それと、まるで「クロスフェード」するように、入れ替わるわけです。

つまり、片方の地球での生活の記憶が、フィードアウトしてきて、
もう片方の、元の記憶がフェードインしてくるので、
そこに、自分という主体があるという感覚（または錯覚）が保てるのです。

■ですから、同じ惑星上での転生、あるいは、「異なる天体間での転生」が、
仮に、もしもあるとすると、
そのように、肉体や環境という衣装を、着たり脱いだりしている
その中心的な「主体」は何か？という問題が出てきますが、

二つの異なる領域での生の記憶がクロスフェードすると、
「連続した意識の主体感覚（または錯覚）」を感じることが出来るわけです。

おそらく、全自我（希釈されない原形自我）を維持したままで、死んだり生まれたりする場合には、
これと似たような「連続的な記憶と、連続的な主体感覚」が残ると思います。

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当サイトについて

■ちなみに、この「無明庵」のサイトを、
１９９７年当時の古くから知っている人ではなく、

「３．１１の震災後」に、最近になって知った方々は、
ここが何をテーマにしている場所か、分からない人も多いと思います。

そこで、参考までに、このサイトには次のような「アンケート」があります。
それを見れば、当庵が、どういうサイトかの一端が分かると思います。

http://www.mumyouan.com/k/takenoma.html
↑
この掲示板の頭の部分の左側に
「竹の間へようこそ」という文があります。
その右の端に、グレー色のボタンで「アンケート」というのがあります。
竹のＣＧの右下です。

それを押してみてください。（新規投稿の右隣です）

クリックしても、別のサイトに飛ぶわけでもなく、
何かを送信する義務があるわけではなく、
単に、「アンケート内容」が出てくるだけですので、心配いりません。

>そこには「人間が、一人で自問すべき事」の項目があります。

■つまり、このサイトは、
有象無象の精神世界サイトの中で、
最も「哲学的に精神世界」を扱うサイトであり、
「精神世界：哲学性」の比率は、約「１：９」であるということです。

巷に、何百、何千とある精神世界サイトが、
「議論の前提」となる「言葉の定義」すらも明らかにしないで、

有象無象の、精神論を語り、
霊的話題や、不可思議現象を扱い、
占いをしたり、霊感グッズを売ったり、
あげくに、チープなヒーリングビジネスや、
能力開発セミナーやら、
瞑想ビジネスや、宗教ビジネスを展開しているのに対して、

>そもそも、精神世界で語られてきた事そのものに、
>価値があるかどうかの、根底それ自体を疑い、

>そこで使う「用語」を定義することで、論議の範囲を明確に限定し、

>その現象や思想の「根拠」とされるものを精査し、

>本当に使える分野しか、相手にしない、

>本当に行う価値があると認識できたものしか検討材料として残さない、

という姿勢を（多少の「雑談的な、横道」にズレる事はあるものの）、
１９９７年から今日までの１４年間、
一環して、その軸をブラさずに貫いてきたわけです。

★ . 　　

[1604]■ ●無明庵日記「猫の足跡＝その340＝」●原発替え歌」／「ディープパープル」編 　by：鈴木崩残 　2011/09/21(Wed)12:43:44

台風で線量が上がっています

____________________________________________________________

原発・替え歌
『スモーク・オン・ザ・ウォーター』
　Smoke on the Water
　ディープ　パープル Deep Purple

替え歌／鈴木崩残

俺たちは福島にやって来た
We all came out to Fukushima

津波を受けた海岸さ
On the coast received Tsunami

モービルでプラントを冷やすために
To cool plant with a Mobil

俺達には時間がなかった
We didn't have much time

フランスのアレバと(アメリカの)キュリオン社が
France AREVA and the Kurion

この辺りで危険な場所にいた
Were at the dangerous place around

でも、おつむの弱い、どっかの馬鹿が
But some stupid with a small brain

そこを燃やしてしまったんだ
Burned the place to the ground

水の上には煙
Smoke on the water

空には炎
And fire in the sky

水の上には煙
Smoke on the water

＊＊＊

彼らは村を被曝させてしまった
They let village expose to radiation

すごい汚染に跳ね上がったんだ
It went up to an awful stain

アホウなのろま（山下）が走り回って
Silly man dullard was running in and out

子供達を外へと連れ出したんだ
Pulling kids out the ground

全てが終わると
When it all was over

俺達は他の「儲け話」を探さないといけなかった
We had to find another gain

でも、原発にいられる時間はもうなく
But plant time was running out

俺達は、職を失ってしまうように感じられた
It seemed that we would lose the job

水の上には煙
Smoke on the water

空には炎
And fire in the sky

水の上には煙
Smoke on the water

＊＊＊Interlude＊＊＊

俺達は結局、原子炉へと、たどり着いた
We ended up at the Nuclear reactor

そこは何もなく、灼熱の、むき出しの場所だった
It was empty burning and bare

でも転がる車両が出す蒸気によって、そこで、
But with the Rolling truck steam thing just outside

そう、プルトニウムを作ったんだ
Yep making a Plutonium there

中性子線と古い燃料で
With a neutron beam and a few old fuel

俺達がこの場所を廃墟にした
We make a place to ruins

俺達がこれから何を得ようと、ああ分かっているよ
No matter what we get out of this

俺達は決して忘れないさ
I know I know we'll never forget

水の上には煙
Smoke on the water

空には炎
And fire in the sky

水の上には煙
Smoke on the water

■オリジナルはこちら。
　↓
http://www.youtube.com/watch?v=7TdPAdDtF90

「スモーク・オン・ザ・ウォーター」　Smoke on the Water
　ディープ　パープル / Deep Purple

オレ達はモントルーにやって来た
We all came out to Montreaux
ジェネヴァ湖の岸辺さ
On the Lake Geneva shoreline

移動式スタジオでレコーディングしにやって来た
To make records with a Mobile
オレ達には時間がなかった
We didn't have much time

フランクザッハ＆マザースが
Frank Zappa and the Mothers
この辺りで最高の場所にいた
Were at the best place around

でも火炎銃を持ったどっかの馬鹿が
But some stupid with a flare gun
そこを燃やしてしまったんだ
Burned the place to the ground

水の上には煙
Smoke on the water
空には炎
And fire in the sky
水の上には煙
Smoke on the water

＊＊＊

彼らはカジノを燃やしてしまった
They burned down the gambling house
すごい音と共に崩れ落ちたんだ
It died with an awful sound

ファンキーなクロードが走り回って
Funky and Claude was running in and out
子供達を外へと連れ出したんだ
Pulling kids out the ground

全てが終わると
When it all was over
オレ達は他の場所を探さないといけなかった
We had to find another place

でもスイスにいられる時間はもうなく
But Swiss time was running out
オレ達はレースに負けてしまうように感じられた
It seemed that we would lose the race

水の上には煙
Smoke on the water
空には炎
And fire in the sky
水の上には煙
Smoke on the water

＊＊＊間奏＊＊＊

オレ達は結局グランドホテルへと、たどり着いた
We ended up at the Grand Hotel
そこは何もなく冷たくむき出しな場所だった
It was empty cold and bare

でもローリング・ストーンの例のやつで
But with the Rolling truck Stones thing just outside
そこで音楽を作ったんだ
Making our music there

少しの赤いライトと古いベッドで
With a few red lights and a few old beds
オレ達がこの場所を気持ちよくした
We make a place to sweat

オレ達がここから何を得ようと分かっているよ
No matter what we get out of this
オレ達は決して忘れないさ
I know we'll never forget

水の上には煙
Smoke on the water
空には炎
And fire in the sky
水の上には煙
Smoke on the water

__________________________________________

Hotel　California

●ひとつ前の投稿の「ホテルカルフォルニア」の英文の替え歌の歌詞で、
カラオケを作ってみました。
↓

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

★ . 　　

[1603]■ ●無明庵日記「猫の足跡＝その339＝」●原発替え歌」／「ホテルカルフォルニア」編 　by：鈴木崩残 　2011/09/20(Tue)03:47:44

＞9/20　１０：００更新

http://www.mumyouan.com/k/?S36

注目記事

■日本を食い物にする「孫社長」
↓
http://news.ameba.jp/20110804-206/

■推定約４万人のデモ（９／１９）
↓

これじゃ、警察もデモ列を細切れに分断できないし、
先日、デモの人たちに向かって「射殺しろ」と叫んでトラブルを起して批判を浴びている、
最悪の「在特会（←これホンマに、日本の右翼かよ？）」も、
ヤジったり「売国左翼」などと叫んで、デモの人達にケンカを売れないので安心しました。
↓

_____________________________________________________________

原発・替え歌
「ホテルカリフォルニア」
　Hotel　California

替え歌／鈴木崩残

暗い沿岸の道路で、汚れた風が髪をなびかせる

その原発の白い蒸気が、あたりに立ち上ってる

頭を上げて見る彼方に、揺れる煙が見えた

頭が重くなり、視力がかすんできたので
夜を過ごさなければならない

警備員が入り口に立っているところで
私は爆発の音を聞いて
そして私は自分自身のことを考えた
「これは幻か、それとも地獄かもしれない」、私は心の中で呟いた。

すると彼は線量計を手にして、
その数値を私に見せた。

廊下をおりると声がした
私は思った、彼らがこんなふうに言ってるのが聞こえたと…

ようこそ、ホテルフクイチへ

なんて素敵な所
（なんて素敵なプラント）
なんて素敵な嘘

ホテルフクイチは、原子炉が豊富です
年中無休で
（年中無休で）
あなたはここで死を見る

東電社長の心は　金にねじれた狂気
彼はメルセデスベンツを持っている
彼は多くの、かわいい、かわいい労働者たちを持っている

彼が奴隷と呼んでいた
彼らは被曝する

苦い夏の汗
何人かは、思い出すために被曝し（病み）
何人かは、忘れるために被曝する（病む）

そして、私は所長を呼んで頼んだ
「お弁当を持ってきてください」

彼は言った
「そのような人間性は、１９４５年以来、ここには置いておりません」

そして、まだ彼らの声が遠くから呼んでいる
あなたは夜中に目を覚ます
ほら聞こえるだろ、彼らが言っていることが…

ようこそ、ホテルフクイチへ

なんて素敵な所
（なんて素敵なプラント）
なんて素敵な嘘

彼らはホテルフクイチで生きてくのさ
なんて素晴らしい捏造
（なんて素晴らしい言い訳）
あなたの証拠を見せなさい

崩れた天井
プールの中の再臨界

そして彼は言った
「私たちはみんなここの囚人、私たちが作り上げた所」

そしてまた、記者会見の部屋に、
彼らは祝宴に集まった
記者らは磨かれたナイフで東電を追及する
でも、彼らは獣を殺すことはできない

私が覚えている最後のこと、
私はドアに向かって走っていた

私は私が前に居た場所への通路を見つけなければならない

「心配しないで」と放医研の学者たちは言った、

「私たちはあなたの健康保護のための要員です

あなたは、好きな時に（避難地域から）疎開する事が出来ます

しかし、あなたは二度と立ち去ることはできません！」

_____________________________________________

■オリジナル／　ホテルカリフォルニア（Hotel California　訳詞）イーグルス（Eagles）

暗い砂漠のハイウェイ、涼しい風が私の髪へ
コリタスの生々しい香りが空に立ちのぼる

遠く前方に、揺らめく光が見えた
私の頭は重くなり、視界がぼやけた

今夜は休息が必要だ

彼女は戸口に立っていた
私には警鐘が聞こえた

そして私は考えた
ここは天国か地獄かもしれない
僕は心の中でつぶやいた

その時彼女はロウソクに火をともし、私を案内した
廊下に沿って声が聞こえた
私にはそう聞こえたと思う・・

ホテルカリフォルニアへようこそ
ここはすてきな場所
すてきな面々
ホテルカリフォルニアはたくさんお部屋がございます
どんな時期でも
あなたはここでそれが見つかります

彼女はティファニー狂いだった
メルセデスベンツを持っていた
彼女にはたくさんの魅力的な少年がいた

彼女は友達と呼んでいた
彼らは中庭で踊る
甘美な夏の汗
ある者は、思い出のために踊り
ある者は、忘れるために踊る

私がボーイを呼び出した
「ワインを持ってきてください」

彼は言った
「そのようなお酒は1969年以来置いておりません」

そしてやさしい声は遠くから呼んでいる
夜中に眼を覚ます
まさに聞こえる彼らの声

ホテルカリフォルニアへようこそ
ここはすてきな場所
すてきな面々
ホテルカリフォルニアで彼らは楽しんでいます
なんてすてきな驚き
口実を作っておいで

天井の鏡
氷の上にピンクのシャンパン
そして彼女が言った
「私たちは皆、私たち自身の考えでここに囚われているの」

そして主人の部屋
彼らは祝宴のために集まった
彼らは自分達の鋼鉄のようなナイフでそれを突き刺す
だが彼らはその獣性を殺すことはできないだろう

最後に覚えていることは
私はドアに向かって走っていた
元の場所に戻る廊下を見つけなければならなかった

「リラックスしろよ」夜警が言った
我々は受け入れるしかない

好きなときにいつでもチェックアウトできる
だが逃れることはできない！

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

続く・・

＿＿＿＿

★ . 　　

[1602]■ ●無明庵日記「猫の足跡＝その338＝」■違法カルト宗教と普通の宗教の境界線の曖昧さ　■ 　by：鈴木崩残 　2011/09/16(Fri)05:26:18

■原発関連の情報については、下記の「リンク集」をたどって、
各自で、調べてください。
↓
【原発情報・良質リンク集】
http://www.mumyouan.com/k/?U1570

●ここ数日の動きについては、とりわけ、以下の４つのサイトが
　優れていますのでお勧めです。
　引用動画などで、重なるものもありますが、
　各サイトとも、それぞれの個性的な切り口で扱っています。
　　↓

■死の素粒子の中で
http://shinosoryushi.blog121.fc2.com/

■カレイドスコープ
http://kaleido11.blog111.fc2.com/

■みんな楽しくHappyがいい♪
http://kiikochan.blog136.fc2.com/

■ざまあみやがれい！
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/

次は、今回、特にお勧めの動画です。
↓
●原子力資料情報室・澤井正子氏による
「高レベル放射性廃棄物ガラス固化体返還について」

http://www.ustream.tv/recorded/17246250

●おまけですが、よく出来た動画です。
↓

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

原発洗脳と霊感商法の共通性

人間がすがりつきたがる「宗教妄想」を擁護する気はないが、
脱・カルト組織も反論が甘すぎて、スピリチュアル業界を黙認している。

■ここ数日、たまにテレビで報道されている「神世界」という
新興宗教といいますか、カルト教団といいますか、
その手の記事を少し斜めに見ていまして、少し違和感を感じたり、
または原発マフィアと似ているな、などと思っていました。

そこで、その「神世界」という霊感カルト宗教と、原発を比較すると
以下のようになり、けっこう、これが笑えます。

■まず、下記のサイトに記載されていた、被害内容を羅列してます。

「原告17名が受けた被害」
http://y30.net/anti_cult/salon/281p.html

より以下に抜粋。↓

＿＿神世界の手口＿＿＿＿＿

「ヒーリングサロン」という耳ざわりのよい名称で客を誘い込み、

サロンを訪れた客をスタッフ達の笑顔と巧みな話術で囲い込み、

サロンが客にとって居心地のよい場所であるかのような安心感を与え、

その一方で、客に対してサロンに通うことで病状が改善した等とする「奇跡話」を針小棒大に吹き込み、

サロンに通うことは客にとって有益であると客を誤信させ、

最初は「お試しリーリング」等と称して1,000円程度の少額の金を出させるだけであるが、

「続けて通わないと良い結果は得られない」と強調し、客に再来店を約束させ、

再来店した客には徐々に深いレベルでの誤信をさせては金を出させながら客の「品定め」を行い、

「この客は行ける」と判断すると「神」や「霊」の話を持ち出し、

「現状が改善されないのは先祖に問題がある」、

「あなたの周りには水子の霊が漂っている」、

「現状がよくないのはあなたの名前に問題がある」などと不安を煽り、

「このままではあなたは大変なことになる」等と告げてことさらに不安を煽り、

不安を煽られた客は極度に不安な状態に陥り、「与えられた不安が真実なのか」という部分を無視して、

「解決策」として提示された「御祈願」や「先祖供養」しか解決方法はないと思い込まされ、

高額な金を出してしまう。

そのようにして高額な金を出してしまったことで後戻りできない心理状態になった客に対して、

神世界はここぞとばかりに更に不安を煽り、「更に高額な金を出せなければあなたは救われない」と誤信させ、

強度の不安に駆られた客は、数十万円、数百万円の金を次々と出してしまう結果となる。

金が十分出せない客には、

神世界のスタッフとして働き、新たな客を獲得することで、

金を出したのと同様の効果があると誤信させ、

これまで客であった者を新たな神世界スタッフに仕立てあげ、

無償もしくは非常に低額な賃金で労基法違反になる長時間労働でこき使う。

スタッフとして働かされることになった客は自分が救われたい一心で、

上記１から24までの行為をスタッフとして繰り返すことになる。

こうして神世界被害は際限なく繰り返され、被害は拡大していった。

■もう皆さん、お分かりと思いますが、これを原発利権と重ねると、
次のような文言となります。黄色の文字の部分が、パロディー部分です。
↓

神世界の手口

「ヒーリングサロン」という耳ざわりのよい名称で客を誘い込み、
＞「クリーンエネルギー」という耳障りのよい名称で国民を騙し、

サロンを訪れた客をスタッフ達の笑顔と巧みな話術で囲い込み、
＞温暖化ＣＯ２説の詐欺話も持ち出して、巧みに原発をアピールし、

サロンが客にとって居心地のよい場所であるかのような安心感を与え、
＞原発が国民にとって最良で安価な発電法であるかのような安心感を与え、

その一方で、客に対してサロンに通うことで病状が改善した等とする「奇跡話」を針小棒大に吹き込み、
＞その一方で、原発に土地を誘致することで、地域が潤ったという奇跡話を吹き込み、

サロンに通うことは客にとって有益であると客を誤信させ、
＞原発で働くことは、地域にとっても有益であると町民に誤信させ、

最初は「お試しリーリング」等と称して1,000円程度の少額の金を出させるだけであるが、
＞最初は一機だけと言って、原発を建設し、

「続けて通わないと良い結果は得られない」と強調し、客に再来店を約束させ、
＞続けて原子炉を新設しないと、交付金は出ないと強調し、地域の村民に同意を約束させ、

再来店した客には徐々に深いレベルでの誤信をさせては金を出させながら客の「品定め」を行い、
＞反原発を唱える村民には、脅迫を与えたり、村八分の処罰に誘導し、

「この客は行ける」と判断すると「神」や「霊」の話を持ち出し、
＞「この村長はイケる」と判断すると、儲け話を持ち出し、

「現状が改善されないのは先祖に問題がある」、
＞「現状が改善されないのは、原発を作らないからだ」

「あなたの周りには水子の霊が漂っている」、
＞「あなたの村には、たいした産業がない」

「現状がよくないのはあなたの名前に問題がある」などと不安を煽り、
＞「現状がよくないのは、原発反対派がいるせいだ」などと煽り、

「このままではあなたは大変なことになる」等と告げてことさらに不安を煽り、
＞「このままでは、この村はもっと貧しくなる」などと告げて、ことさら不安を煽り、

不安を煽られた客は極度に不安な状態に陥り、「与えられた不安が真実なのか」という部分を無視して、
＞不安をあおられた村民たちは、極度に不安な状態に陥り、
＞与えられた不安が真実なのか、という部分を無視して、検証、学習せず、

「解決策」として提示された「御祈願」や「先祖供養」しか解決方法はないと思い込まされ、
＞解決法として提示された「原発」や「最終処分場」しか解決法はないと思い込まされ、

高額な金を出してしまう。
＞大切な土地と村民を差し出してしまう。

そのようにして高額な金を出してしまったことで後戻りできない心理状態になった客に対して、
＞そのようにして、大切な土地を犠牲にしたことで、
＞後戻りできない心理状態になった村民と村長に対して、

神世界はここぞとばかりに更に不安を煽り、「更に高額な金を出せなければあなたは救われない」と誤信させ、
＞原発推進派は、ここぞとばかり不安を煽り、
＞「さらに原発を建てないと、あなたの村は寂れる一方だ」と誤信させ、

強度の不安に駆られた客は、数十万円、数百万円の金を次々と出してしまう結果となる。
＞極度の不安に駆られた村民たちは、数百ヘクタールの土地を次々と出してしまう結果となる。

金が十分出せない客には、
＞土地を提供できない村民には、

神世界のスタッフとして働き、新たな客を獲得することで、
＞原発作業員として働き、新たな仕事を獲得すること、

金を出したのと同様の効果があると誤信させ、
＞土地を出したのと同様の儲けがあると誤信させ、

これまで客であった者を新たな神世界スタッフに仕立てあげ、
＞これまで地権者であった村民も、原発作業員として雇用し、

無償もしくは非常に低額な賃金で労基法違反になる長時間労働でこき使う。
＞もしくは、非常に低額な賃金で、労災認定もない労働法違反になる環境でこき使う。

スタッフとして働かされることになった客は自分が救われたい一心で、
＞原発作業員として働かされることになった村民は生活を安定させたい一心で、

上記１から24までの行為をスタッフとして繰り返すことになる。
＞上述の行為を作業員として繰り返すことになる。

こうして神世界被害は際限なく繰り返され、被害は拡大していった。
＞こうして、原発利権の被害は際限なく繰り返され、被害は拡大していった。

■と、まー、よくもハマるものだと思うのは、早合点です。
実は、この「詐欺的な霊感商法」と呼ばれるものの「基本構造」は、

＞その「悪質さの程度問題」と、「違法性があるかないか」、

というだけの違いしかなく、一切の例外なく、
この社会の全ての「宗教」と、そればかりではなく、
ビジネスの広告戦略、さらには、学校教育や、
たとえば、脱カルトを目指す団体すらも、この基本構造にハマっているということです。

●実は、そこで（社会、企業、学校、家庭）行われていることは、
個々の人間の「自主性や知性」を高めようとすることではなく、

＞ぶっちゃけ言えば「価値観闘争」です。

その価値観闘争の「題材・手段・モチーフ」とされるのが、
道徳であれ、教育であれ、企業理念であれ、経営戦略であれ、
カウンセリングであれ、伝統宗教であれ、カルト宗教であり
実は、何ひとつも、
「それが作動している構造には、違いがない」ということを洞察すべきです。

●この問題は、かつて「竹の間掲示板」でも何度か取り上げましたが、

カルト宗教と、一般宗教の区分をするものは、ごく僅かしかなく、
カルト宗教と、一般のヒーリングビジネスの区別をするものもごく僅かしかなく、
カルト宗教と、一般の教育と称されるものや、メディアの流す情報の区別をするものも、
ごくわずかにしかない、という事が重大な論点なのです。

このごく僅かにしか存在しない「相違」とは、
「違法性」があるかないかのみです。

●そういう点で、ここのところの「神世界」というカルト教団の
霊感商法に対するネット上にある裁判資料や、報道を、ちらっと見て思ったことは、
もしも私が、検察側であったり、原告側の弁護士であったらば、
この教団を落とすのは、結構難しい面があるという点です。

たとえば、最も分かりやすい例は、
>信者が、それを信じたから、何かを買ったり、
>何かのヒーリングや、祈祷や、その他、その組織が提示するものにお金を出した。

という場合には、はっきり言って、すべからく、それは
>自己責任となります。

もしもそれが自己責任ではないとなると、その論法から逃れられる宗教は、
どれだけ「伝統と権威のある宗教」であろうが、なくなってしまうことになります。

たとえば、あなたが、子供が出来ると噂されている神社でお守りを買ったが、産まれない。
だからといって、その神社に「詐欺だ、お守りを返品するから金を返せ」
と言えるでしょうか？

■神社のお守りの例は、最も低金額で、もっとも分かりやすい「基本構造」ですので、
注意すべき点は、それが詐欺であるか、カルトであるか、悪質な霊感商法であるか否かを
決して、「金額」の大小では測らないでください、ということです。

検察が入る、カルト事件、または霊感商法事件というのは、
たいていの場合、被害額が巨額であるからというのが理由になります。
あたかも、税務署が脱税額が巨額であるから入るというのにも似ています。

しかし、問題は「被害額」ではなく、
信教という分野にまつわる「社会的な基本構造」です。

■どれだけチープな教義や、どれだけ法外なお金を請求する組織であったとしても、
個人が何かを自分の自己責任において、
信じたり、恐れたり、共感したりすれば、そこで起きた行為については、
その後に、それを信じなくなったとしても、それを被害として訴えることは困難です。

もしも、「科学的に証明もされていない霊感、霊力、お守り、祈祷は、詐欺だ」
と言い切るのであれば、
この詐欺呼ばわりから、逃れられる宗派は「地球上に存在していません」。

あらゆる種類の、何千年も歴史のある伝統宗教でさえも、
「その存在と、その効能が、科学的に立証されていない神や、神々」を
まず「それがいると信じ込むことを基盤」にしているのですから、

世界の七大宗教以外の、すべての小宗教を含む、
何十万、何百万という団体、そしてあらゆる種類の占術は、
すべて、否定・論破・弾劾・弾圧されるべきものとなります。

■あるいは、皆さんの中には、ヒーリングと称する行為をしていたり、
または、そういうクラスに参加したり、受けたりしたことがあるかも
しれませんが、
今回の、「神世界」の被害者の言うことを、そのまま当てはめますと、

言うまでもなく、街中の小さなヒーリングサロンや占いすらも、
違法性があるということになります。

また、原則として、社会的に認知された治療法以外の、
ヒーリング、瞑想、食事療法などに対しては、「治療」という文言を使ってはなりません。
せめて「治療補助効果」に留めないと、違法行為になります。

■もしも、「科学的に法定で証明できないものは詐欺」と、くくってしまうと、
既に述べたように、世界にある大手の宗派から小宗派まで、すべてが
その取締り対象となります。

そういう視点でいえば、過去の原発広告・節電広告は、
すでに「立派な詐欺」であったわけですが。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■今回、私が、この手の霊感商法の訴訟に、少し「違和感」を持ったのは、
原告側が、「組織的に仕組まれた詐欺・恐喝」であることを証明しようとしている点は、
他のカルト裁判と同様に、とても高く評価できるのですが、

その否定が、信教の自由、信じた奴が悪い、という、

＞「本来は、自己責任である部分にまで及んでいる部分」が多々あったからです。

たとえばその論は、次のサイトのいくつかの項目で見ることが出来ます。
大変にコンテンツが多いので、時間のあるときに、関心のある項目のみどうぞ。

　　↓
「アンチカルトサロン」
http://y30.net/anti_cult/salon/

■おいおい、もしも、これを言ったり、適応したら
脳みそがイカれた、電波教祖で悪名高い「幸福の科学」も、
脳みそがボケた教祖で名高い「創価学会カルト」も、

そればかりか、西洋のキリスト教も、イスラム教も、ユダヤ教も、
ヒンドゥー教も、道教も、仏教も、日本の神道も、

ぜーんぶまとめて、「カルト行き」「詐欺罪」になるんですが、
「それでいいかい？」となってしまう見解が（前述のリンク先の文中に）多くあります。

むろん、そうなれば、占星術やタロット占い、その他の占術も鑑定も、
全部、「詐欺罪」として定義されることになります。

さらには、その論法でいけば、子供や他人に、

「悪いことをすると、地獄に行くぞ」と言えば「恐喝」となり。
「悪いことをすると、バチが当たるぞ」すらも「恐喝」となり、。
「良いことをすると、天国や極楽に行けるぞ」は「詐欺」となります。

残念ながら「世界中のほぼ全部の宗教」は、これを何世紀にも渡って言い続けた
「前科」があります。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■私個人は、ここを見てる皆さんは、よくご存知のように、
地球上にある、ほとんどすべての宗教（神話）と、
加えて、宇宙意識がどうのこうとという、その手の「外宇宙教義」についても、
それらのことを「大の大人が、証拠もなしに神話的な話を、
当たり前の空気として信じてしまう、という、
流されやすい人間の無知性」として、こき下ろしていますが、

しかし、日本は共産主義国ではないのですから、
素朴な一般の人達にとっては、そこまでやるのは、「酷」ではなかろうと思います。

そもそも、この地球は、膨大な「立証されない信仰対象」に満ちています。

人間や、その社会の道徳やモラルと言われるものでさえも、
普遍性はなく、時代や場所によって、９０度ぐらいの角度差があります。

■そういうわけで、私個人は、地球上から、
「あらゆる、すべての宗教施設と偶像と宗教芸術が、消え去ってくれること」は、
大変にありがたいことで、まことに、すがすがしくて、清々することなのですが、

もしも、本当に徹底した検証主義を通すのであれば、
全宗教と、全社会思想を否定するところまで主張しなければ、

個人的な心情と「妄信的心理状態」に基づく宗教の中でまかり通っている、
さまざまな醜い愚かな行為を「摘発」する資格を持たないと、
私個人は考えています。

そういう点では、オウムのようなテロという明確な犯罪行為を行った集団は、
即刻、破防法を適応して、活動停止にすべきでしたが、
微妙に難しいのは、宗教そのものの構図に内包されている、
「詐欺」と「同意」の区分です。

その宗教が、

■集団で信者を脅すなど脅迫的であったかどうか？

■組織的に騙そうとした明確な悪意がそこにあったかどうか？

■たとえば盗撮器を仕掛けておいて、あたかも霊視が当たったかのように
偽装したか否か？

■もっと信者を勧誘すれば、得をすると言ったか言わないか？

■マルチ商法や、ネズミ講との類似点はないかどうか？

今回の神世界に対しても、こうした問題点によって、
検察側も原告側も「証拠や証言」を押さえて告発をしているのでしょう。

しかし、
＞「信じた責任は本人にある」
というこの部分だけは、
もしも、その基本部分の責任問題が崩れると、
世界中の宗教や、さらには宗教だけではなく、占いや超常現象や、
「社会思想」までもが、「排除のターゲット」となりますので、

それは「結婚詐欺」や「振り込め詐欺」ほどに明確な犯罪性が立証できないと、
なかなか有罪に持ってゆくのは難しいと思います。

以上が、巷によくある「新興宗教訴訟」を見て思ったことです。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■ちなみに、人間が捏造した宗教ばかりではなく、
宇宙の「起源」そのものや、
この宇宙の「現在の管理体制」それ自体に対して、
私が、微塵も、信仰心を持たない理由は、
すでに下記の著書に書きましたので、ここでは繰り返しません。
　　↓

【宗教に汚染された地球人】
http://www.mumyouan.com/k/?T3969

前リンクの「目次」の中の次の項目内容がそれをテーマにしています。
↓
・宗教などなくとも　全く問題なし
・あなたが信じている神仏など、なんぼのもの?
・南米にキリスト教って、おかしいぞ
・絶対者を欲してしまう悪癖
・宗教と精神世界の愚かな人々

■この本の中では、
私は地球上に宗教や、あるいは精神世界が生じた「主な理由を三つ」あげています。

１－事実に基づく伝承に、尾ひれがついて、神話として定着したもの。
　　分類上は、「民間神話」である。

２－別に、何かの奇跡を行うわけではなく、
　　「論」として、筋が通っていることや、偉そうなことを言った
　　一人の人間によって作られた思想。
　　分類上は、哲学または「思想」である。
　　本来の原始仏教は、宗教ではなく、ここに属するべきものであった。

３－しょうもないチープな予言や、低レベルの霊能力と称するものを
　　ド素人に見せたあげくに、霊言と称するものを言った連中。
　　分類上は「イタコ・チャネラー」。

たいていのものは、これら三種のファクターが、混合・合成されている場合が多い。

ちなみに、無明庵は分類上は「２」あたりである。

■私個人が、世界や宇宙の現状をどう見ているかについては、
下記に既に説明したとおりです。

読んでも、ほとんどの人達は、頭と感情が、ついていけないと思いますが・・・・
　↓
http://www.mumyouan.com/k/?S14

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

★ . 　　

[1601]■ ●無明庵日記「猫の足跡＝その337＝」元も子もない話・その２ 　by：鈴木崩残 　2011/09/10(Sat)06:43:07

>９／１５－７：００「桜の間」更新しました。

http://www.mumyouan.com/k/sakuranoma.html

「真実」によって、
どれだけ、もがき、苦しみ、狂い、
その果てに、死んでもいいと、覚悟の出来た者だけに、
「真実」は与えられる。

従って、誰かが、苦しまないようにと配慮された言葉は、
それがどれほど安心できる言葉であっても、
虚構と嘘でしかないのだが、多くの人々は「真実」を知りたがらない。
その理由は、こうだ。
「それでは、この先、とても生きてゆけないから・・・」

ならば、問うが、
「この先、もう生きないでも良い」という事を証明出来るほどの正当な理由を
なぜ、自らの魂の根底から欲しないのだ？

これが宇宙に存在する、知的生命体に共通する「知性の末路」である。

とりわけ、その真実の中でも「最大級の真実」とは、
「この宇宙は、存在しなくても良い」という事実である。

何かが存在してしまうと、
いつの間にか、それが存在することは当たり前のことであると
思い込む悪癖が生物の中には存在する。

それがあることが当たり前であると思い始めたときから、
「どうしてそれが存在するのかを問う」ことを止めてしまう。

その結果、知性の中に生ずる最大の劣化は、
次のようなものである。

「君は生きていていいんだよ」、と擁護してくれるもの。

「君は生きていて価値があるんだよ」、と擁護してくれるもの。

「君が生きていることには目的があるんだよ」、と擁護してくれるもの。

この三つには、人々は、いとも簡単に洗脳されてしまい、

この三つには、感情的または感傷的に同調してしまい、

この三つを、人々の鼻の先にぶら下げれば、

ほぼ99%の者が、安心をしてしまうというのが事実である。

●ところが、私の知る限り、
前述の「慰め」を乱用する者たちを、
「存在価値を捏造する一派とすると、

それとは真逆に、「この宇宙は存在する価値がない」という
仮説の元に、論を進める一派が、宇宙には存在する。

私は後者の人達の中で、本当に長い時間と生命経験を過ごしてきた。

なぜならば、宇宙であれ、生命であれ、
そこに価値があると「思い込む自由」があるのと同様に、
「そこに価値が全くないと反証する自由」が、存在するからである。

この片方のみが正しいとされること自体が、思想的差別となり、
知性が持つ本来のバランスを欠く最大の原因である。

●何事でも、一度存在していると、
それが存在することを当たり前に思い込んでしまい、
さらには、それが存在することには「価値があると思い込む悪癖」があるが、

真実を言えば、
この宇宙で客観的に価値があると証明されたものは、ただの一つもなく、

そのほとんどは、価値の証明がなされたのではなく、
「死なないための口実」として、
「後付けの価値観」を捏造したものに過ぎない。

●この問題は既に無明庵から発行されている、いろいろな著書の中でも
明記されていることであるが、

生物の構造の基本が、
「苦痛の信号と、その回避行動を生ずる」ようにプログラムされている
「絶対的な事実」を見る必要がある。

「生命は素晴らしい」と、たいした実感もしていないのに、
貴方が、うっかりと口をすべらせて言う前に、

その生物の「最も基本的な構造」を観察するならば、
それは、原生生物から高度な知性を持つ生命まで、
すべてに渡って、

「飢えを生じ、飢えを回避しようし、一時的に安定して、また飢える」
という「新陳代謝」によって成立していることが判明する。

●ところで、この宇宙に、原生生物や有機体が存在することを
まるで当たり前の事のように思ってしまう悪癖があるが、

そもそも、生物などひとつも存在せず、ただ物理法則によって
鉱物的に存在する宇宙のままでも、宇宙には全く問題はない、
ということも真実のひとつである。

●そうした鉱物の物理的反応だけで成立していて充分であった宇宙に、
微生物から始まり、数々の生物を量産した最大の理由は、
「生存欲」を欲した何者かが、存在したためである。

仮に、事を大きく語れば、これは、宇宙が自殺をしたくなったので、
それを回避する策を練ったということなのであるが、

それに拮抗してみるために、「生存欲」すなわち、
「死にたくない、消えたくない」という思念を発生する生物を量産し、
それを自分で吸収して摂取してみることで、
自らにどのような変化が起きるかを、宇宙自身が試したわけである。

●エネルギーの量そのもので見れば、宇宙で起きている各種の
物理的で莫大な物理的反応の方が、
ちっぽけな生物が発生する熱量よりも大きいのだが、

「生存欲」つまり、裏を返せば「恐怖」というのは、
有機体の中でのみ発生することが出来る、という点から、
この「生存欲生産」という産業は、
「死を恐怖する生物」「生存を死守しようとする生物」を作ることから開始された。

そして、その末路、末期症状が「現在の、この宇宙」である。

●現在の宇宙が存在する前にも、無数の宇宙が存在したが、
今回のこの宇宙は、とりわけ出来が悪い。
ほとんど、ポンコツの失敗作だと断定しても良いほどだ。

おおむね「９の苦痛に１の安心感」この比率を維持させるように設定することが、
生存欲（恐怖）生産の基本となる。

宇宙に点在する惑星や恒星や銀河系上の生物の種類によっても異なるが、
おおよそ、苦痛と快楽の比率は「９：１」である。

生物が知覚する苦痛と安心をその比率にすると、
空腹などの飢えの回避、身体組織の破壊の回避、そうした逃げ回るエネルギーが９生産され、
残った１の安心感を死守するために、これまた苦心工夫する、
という状態に生物を固定出来るからである。

地球に住む多くの人々は、地球以外の世界、
あるいは、この次元以外の次元では、自分たちよりも遥かに苦痛が少なく、
もっと安心できる世界があると「夢想したがる悪癖」を持つが、

残念ながら、いったん地球から出れば、
生物のメンテナンスはある意味では「もっと厄介なものになる」という一面を持つ。

とりわけその中でも、メンテナンスが異常に困難になるのは、自分という個体ばかりか、
自らが観測している宇宙そのものが存在していることに対する、
「意味づけに、日々追われる」ということである。

この世界にいれば、多くの人々は、
能天気な精神世界でも信じていれば、それがどれだけ人類の希望的観測と、
でたらめな妄想が作ったものであれ、

「君は生きていていいんだよ」と擁護してくれるものばかりであるので、
自らの知性と魂を捨ててでも、そうしたものに食らいつく。
その最大の理由は、それは「人を不安にしない嘘」だからである。

■何度も言うように、とりわけ地球に固有の悪癖は、
「不安になる真実よりも、安心できる嘘を信じたがる」という点である。

昨今の原発情報だけに限定すれば、
「安心できる嘘よりも不安になっても真実が知りたい」という傾向はあるが、

これが、こと精神の問題や、宇宙の問題、信念体系（宗教的問題）となると、
からっきし、それまでの懐疑的思考を放棄した思考停止状態となり、
知性がその能力を放棄してしまうのが、
地球の人達によく見られる特徴である。

●しかし宇宙には、宇宙そのものに対して、ずっと懐疑的な知性たちが、
本当に沢山、存在する。

特に懐疑的なのは、
宇宙に、その存在価値があるかないかという点であった。

視点をちっちゃくして、細かい側面だけを見れば、現在の地球のように、

「人類を作物として栽培」し、
そこから別の知性が、彼らの苦痛を和らげるための「薬品を製造する」、
といった、生物に対する虐待や、搾取行為、
または、「その産業は良くないと指摘すること」は可能であるが、

視点を拡大した、大きな視野から見た場合にも、
果たして存在している宇宙がご立派な代物かどうかには、
はなはだ疑問があるのである。

●この宇宙には中心があるのか、または宇宙が終わる果てがあるのか、
という問題については、言うまでもなく、

この現在の宇宙が作られる以前の時代の宇宙のずっと前から、
延々と、幾度となく、無数の知性によって問われていたことであるが、

事実を言うならば、宇宙に中心は存在し、その果ての境界線も存在する。

ただ、問題なのは、その向こう側にも別の宇宙が存在していることである。
時間的にも、空間的にもかなりの宇宙が存在している。

地球の科学者が言っているビッグバン説は、ほぼ完全な誤りである。
なぜならば、それは非常に限定された観測点からのみ観測される宇宙であり、
実際には、そうして拡張している宇宙が無数に「特定の軌道上を運動している」からである。
別の宇宙の場所に立てば、宇宙は拡張ではなく、収縮しているように
観測されても当然の話となる。

そういう抽象的な話はさておいて・・・、

■人間というのは、あるいは「知性を持たされた生物」といった方が正しいが、
そうした生物は、何も「自主的に知性や思考力を持ったわけではなく」、
そもそものその知性そのものが、
「別の目的」を達成するために創作されたものである。

たとえば、一番よく知られたトラップは、
生物というのは、生存と繁殖を繰り返して、ある程度長い時間が経つと、
たいていの場合には、
「そもそも、どうして、生きているんだ」という思考を発生する。

ところがこの疑問は、
ただ一つの答えにしか行き着かないように出来ているのだが、
そのただ一つの真実「以外の答え」に逃げ続けようとして、

多くの思考体は、生きていることの意味や価値を「捏造」し、
「この妄想であれば、長続きしそうだ」というものと手を打つ。

それによって「生存欲」が生産され、生存欲が生産されるということは、
それと対を成す「生存中断への恐怖」が生産される。

かくして、宇宙は現在、かろうじて瀕死の病人のような状態で存在しているが、
その悪あがきが、いつまでも続くという保障はどこにもない。

一方で、唯一存在する、宇宙の存在理由とは、
「存在しているという幻想を、失いたくない」というただの生存意志であり、
どこかの馬鹿な生物たち（たとえば銀河連合）の精神を進化させるために
宇宙は存在しているのではない。

私は長い生の旅の中で、
生物のために存在している宇宙など、一度も見たことはありません。
常に逆である。宇宙が勝手に意図した目的の為に生物は酷使されるのが
常識である。

言い換えれば、宇宙は、死なないためならば、なんでもする、
といった、狂人にも似た状態にある。

ただし、宇宙が「死んではいけない理由」については、
何ひとつも論理的な説明がなされた試しはない。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

●以上を要約して言えば、今日の（西暦２０１１年の時点の）、
地球上の人間というものは、

自分ひとりなど、死んでも全く無価値であることぐらいは、たまに実感するものの、

朝になって目覚めれば、
今日も、とりあえず死なないようにしよう、という動機によって生存を続ける。

自分ひとりが死んでも、全く全体に損傷はないということが分かっている者は、
その次には、それでも国家は大切だから、国の為に自分は死んでもいい、
とか思い込むか、または、そう「思いたがる傾向」がある。

その次には、
人類は、実にちっぽけだが、地球は大切だ、という思想を持つか、
または、厳密に言うと、実感を伴ってその心情を持っているのではなくて、
そのような考えを「持ちたがる」といった方が正確であろう。

そして、その次には、地球など、途方もなく、ちっぽけだと思うに至る者は、
やがては、その認識をごく自然に、当たり前に拡大すれば、
太陽系や銀河系や、小宇宙すらも、所詮は、
あってもなくてもいいほど、ちっぽけなものであると認識するに至る。

ところがそうした彼らでさえも、最後に認識できない「壁」がある。

それは、高次的次元も含めて、
あるいは人々が、創造の主であるかのように、盲目的にその存在を
「仮定」していまっている何かの「意思」または絶対者の概念である。

または、宇宙の元素や素粒子の諸法則を設定したプログラマーとその目的、
そういった領域にまでは、「疑念と否定が及ばないこと」である。

●かつてグノーシス主義は、ある限定的な意味での「この宇宙」には
何ひとつ正しいものはなく、この宇宙は「かたわ」である、と看破したが、

ただし、彼らはそれとは違う完全な宇宙があるという「希望的観測」に
すがりつくことで、宇宙や自分の存在価値の言い訳を繕うことを欲した。

しかし本当の真実は、もっと過酷なものである。

●それ故に、当庵・無明庵は、この地球上にあって、過去から今日まで、
「人間や宇宙の存在価値を尊重しない」という方針を貫いてきた
唯一の場所となったのである。

他の世界中の全ての宗教教義と、魔術教義と、世間の道徳と、社会的思想が、
「あなたは生きていてもいいですよ」
「あなたには生きる意味があるのですよ」
「宇宙の目的を解明するのがあなたの役目です」

というこれらの「明確な詐欺」を言い続けたのに対して、世界中で、唯一、

>「いえ、そんなことは他の外宇宙でも証明されたことはないのですから、
>　もしも、嫌になったらば、いつでも、ご自由に、死んでください。
　
>　あなたにも宇宙にも、存在を続けなければならない、

>　そのような義務はありませんから。」

と言い続けて来たのである。

■この無明庵のみが有する基本概念は、
この地球という小さな惑星の上の、これまた小さな人間という種の中では、
いささか、嫌悪され、拒否されることの多い、
このカウンターバランス的な思考法であるが、

しかし、いったん、地球外の宇宙で、現在の生存形態と異なる形状で、
あなたがそこに住むことになれば、

少なくとも、地球よりはそれが「常識」であることを、
皆さんは知ることになります。

つまり、地球だけではなく、この宇宙全体には、

うんざりして死にたい知性たちや、

うんざりして、宇宙そのものに飽き飽きしている人達は、

「相当数いる」ということです。

こんな宇宙は、なくなってしまえと。最初から「いらぬ」と。

●彼らは、休むことなく、本気でそう思い続けています。

たとえそれが地球外ものであろうが、まだ未進化の知性は、
何らかの統括的な信念体系を信じたがりますが、
特に「進化した知性」ほど、必ず他人が作った信念体系からは離脱します。

ここを読んでいる皆さんは、
自分や、世界や、地球や、銀河や、宇宙が存在しているのは、
きっと何かの意味がある、とか、

きっと、死んでも精神的には進化する道がある、とか、
悟れば、苦痛はなく、楽しいんだろう、とか、

あげくには
「きっと退屈しないで済む何かが他の世界にはあるかもしれない」とか、

そういうことを、自分の目で何ひとつも確かめることもせずに、
言われたままのことを信じてきたわけです。

そして、ここが価値ある宇宙であるから、
自分個人の人生にも価値があるはずだと信じるようにプログラムされ、

そうして、今、単なる習慣として、日々の貴方の生命の維持を行い、

ときおり、聞くと自分が心地よくなり、安心できるような、
「死なないで済むための理由（宗教や精神論）」に食らいつき、

「きっと宇宙には意味があり、自分にも意味があるに違いない」と、

「思い込むことに、利用できそうな情報」だけを選んで、

それに好き好んで、洗脳され続けてきたわけです。

しかし、「常識」というものは、時空間の場所が変われば、
いきなりすべてが変わります。

●ですから、今、無明庵の方法によつて、自我を復元して、
本来持っていた「選択の権利」を取り戻して
死後に、この惑星の生を、二度と選択しない人達であっても、

その先には、あなたを待ち受ける「無数の詐欺師がいる」という事だけは
記憶のどこかに、認識しておいてください。

そこまでの悪意はなくとも
「彼らが認識しただけにすぎない勝手な信念体系」を、
あなたに押し付けたり、「あるべき宇宙や意識の進化」といった、
捏造された教義を説得しようとする存在は無数にいます。

●知性を持つ生物は、とかく、
自分の生存、または自分が死んでも社会や自然の存在を
「肯定してくれる考え方や言葉」にだけを好むという悪癖を持ちます。

であるから、「人間が死ねば、もっといい自然が戻る」、
という動機と価値観で自殺をする人達も多いことだろう。

しかし、そうした人達でさえも、
自分を殺してまで守ろうとした「自然や、惑星や、銀河系そのもの」に、
そもそも、「それが存在しなければならなかったほどの価値が
何一つもなかった」と、知る日がやってきます。

そこに至るのが、早いか遅いかだけの違いしかないのである。

　　　　　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

■２０１１年、３／１１の震災の真っ最中に、
私は「元も子もないことを言う」という投稿をしていた。

あのときは、家が波に揉まれる舟のように大きく横に揺れながらも、書き続けました。
もしかしたら、これが私の最後の文になるかもしれない、と思いながら。

そして、ちょうど書き終えて、文字校正をしている途中で、停電となりました。

それは今でも、この「梅の間」のログに、
２００１年－３／１１付の投稿として残っています。
タイトルは「宇宙」です。

そして、その翌日から、私は自分の「現実地図」の「一つの現実」として
原発問題を選び取りました。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

●今回は、それに似た「その２」ですが、
たまに、こうした「真実」を書かないと、私の中でバランスが取れない
という面があります。

存在する全てを「存在しなくていい、無価値なもの」として語ることは
この小さな惑星では、「虚無主義」と呼ばれることもあるようですが、

残念ながら、私は、その虚無主義に対抗・拮抗できるような、
「価値観による主義」を、ただの一度も、地球上で見たことはありません。

それもそのはずです。

広大な他の銀河系の中ですら、確たる証拠を持った、
そんな思想や、教義や、価値観など、私は今までの転生の中で、
ただの一度も見たことはないのですから。

地球の人達のノイローゼと悩みと不満の大半は、
他の惑星に連れてゆけば、能天気なことに
（一日という周期がある惑星ならば）その日か、次の日のうちに
治ってしまう、その程度のものですが、

宇宙という広大な原野を放浪しながら、
宇宙それ自体の存在意味を見い出せなくて、ノイローゼになった知性たちを、
私は、数多く知っています。

彼らを癒せる方法も、慰められる方法もなく、
彼らがその苦悩から抜けるためには、
特殊な方法で、彼ら自身が、自殺をする以外にありません。

３／１１に私が書いた格言を、もう一度、少し加筆して、書いておきます。

>「麻酔」というものが「日常の苦痛」を忘れさせる為のものであるとするならば、

>「日常の苦痛」とは、普遍的な「真実」を忘却させる為のものである。

>従って、ほとんど全ての「苦痛」が我々の日常から取り除かれたその時に、

>我々の知性にとって最大の疑問と苦痛を生む真実に、我々は直面する事になる。

>(by 鈴木崩残)

★参考記事【絶対者は自らの絶対性を証明できない】
↓
http://www.mumyouan.com/k/?S14

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★ . 　　

[1600]■ ●無明庵日記「猫の足跡＝その336＝」■「カメラを指差した作業員」のホームページへのリンク●福島第一原発ライブカメラの指差し作業員本人 　by：鈴木崩残 　2011/09/08(Thu)18:05:16

福島第一原発の
津波高14メートルは誤り
＿＿市民が追及＿＿

必見です。
　↓
1.
http://www.youtube.com/watch?v=mY-X-HRIzsY

2.
http://www.youtube.com/watch?v=gz0sGtWJzgs

■発災当初から、航空写真を見て、私もここ「梅の間」で指摘してきたことですが、
ようやく、この問題（実際の津波は、想定内の低さだった）ことを、
市民の人たちが取り上げたようです。
この動画が、アップされたのは７／１９です。

●これを東電や統合会見で、どうして記者たちが論議しないのか、まったく不思議です。

グーグルマップで、ちょっと見れば、
福島第一周辺の「内陸部の津波の被害が、とても小さいこと」は、
一目瞭然であるのに。

１４メートルの津波だったら、福島第一周辺の地域は、
私達が報道で見た、気仙沼や陸前高田のように、水没してしまっているはずです。

■東電側は、津波については、９／９に下記のように発表している。
↓
http://gigazine.net/news/20110909_tepco_report/

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■この問題は、
東電が想定外の津波と、それによる電源喪失を理由として
責任逃れをしている事に対して、
「東電が過失を犯した」とする根拠または可能性を追求するべく、
以下の資料が裁判で立証されるべきであると私は思っています。
↓

●資料－１
交流電源は、津波によって停止したのではない
2011/7/27 伊東良徳弁護士「全交流電源喪失SBOは津波が原因か？」

その１．
http://www.ustream.tv/recorded/16267989

その２．
http://www.ustream.tv/recorded/16268167

●資料－２
2011/7/10 公開フォーラム「福島原発の真実」セッション
サイエンスライター・田中三彦氏による追及

http://www.ustream.tv/recorded/15969286

＞ここまで、９／１０　８：００更新

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

最近の注目記事

米カリフォルニア州で大停電　原発停止、５百万人に影響

http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090901000286.html

テロ計画に関する「信頼できる情報」を入手したと米政府当局者

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-09-09_23209/

ロシア軍機、日本周辺１周　中国軍も尖閣に近づく

http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090801001036.html

放射性物質、短時間で大山に　島根原発事故予測

http://www.nnn.co.jp/news/110909/20110909010.html

原発反対派が立候補表明　山口・上関町長選

http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090701000430.html

＞９／９－１８：００更新

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

福島第一ライブカメラを指差した
作業員本人のページから引用

ここがそのページです。
↓

■「ふくいちライブカメラを指さししたのは私です」
　　　　↓
http://pointatfuku1cam.nobody.jp/

■削除される可能性がありますので、
写真を除いては、写真のキャプションも含めて全文をコピーしておきます。

なお、私の見解では、眉毛の形が、ライブカメラのものとほぼ一致しているので、
本人とみて、間違いないです。

■当時の新聞記事
↓
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1108/31/news020.html

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ふくいちライブカメラの設置状況。　
配管を乗り越えるための階段の手すりにくくりつけてありました

2011/8/30の東京電力午後の記者会見において、
指さしした作業員の特定は難しい、今後も調査する予定はないとの
東京電力さんの答弁を事実と仮定した上で、

私が特定されても東京電力さん及び元請け会社さんが私の所属した会社に対して
制裁を加わることはないということが公式に発表されれば
私は自信や当日の行動について公開します。
このページ内の伏字（*）も明かします。（私は既に退社しております）

■このページの要点

・自分は会社と関係なくやったので会社に対する制裁措置は行わないようして欲しい

・労働条件の問題について政府と東京電力さんには今一度取り組んでいただきたい

・指差しの意図は労働問題や観察することについて指摘したかったため

「ふくいちライブカメラを指さししたのは私です」

■ まず始めに私がここに声明を出す理由を述べさせてください。

私は当該行為の後、自らが起こした行為によって、いずれ自分が特定されることで、
自分の所属していた会社に迷惑がかかる可能性について危惧しておりました。
（私は既に会社を退社しております）

会社として不始末を起こしたという強引な解釈で元請け会社から
何らかの制裁措置が加わるとしたら私には社長を始め諸先輩方、
同僚の皆さんに対して弁解の余地はありません。

私が当該行為が会社とは関係のない私の独断によるものだということを公の場で釈明することは
無意味な制裁を少しでも防ぐ効果を期待してのことです。

ただし東京電力さんの方針を確認せずに私が完全に身元を明かすと、制裁を加える口実を作るだけになってしまうので、
名前や所属を明かさず動画で確認できる部位と同じ顔の一部のみ明かしております。

全く名乗り出なければ特定されないのだからこのようなページを作らない方が良いかもしれません。

しかし失礼ながら私は会見での東京電力さん、政府のご返答にいささか疑問がありまして、本当は特定されているか、
あるいは近いうちに特定される可能性はあるのでは思っております。
記者会見では東京電力さんでは特定に至らず調査も行わないとのことでしたが、
私は自分の出勤予定のない日に他の方の出勤時間とずらして入所し、
線量計を借り、当該行為の後まもなくこれを返却しておりまして、
入退所の時間と被曝線量は個人番号とともに記録されているので、
これらの情報を照らし合わせれば割と簡単に、かなり高い疑いが自分にかかるだろうと予想しておりました。

8/29の会見で園田政務官は調査する予定はあるとおっしゃいましたが、
それは例えば万が一私がテロリストであった場合大変だからでしょうか。

であるならば余計に特定は済んでいると考えるのが妥当かと本心では思っています。

その場合特に発表なく会社に制裁が加わる可能性もあるので、
特定は仮定ではありますが過度な制裁は無意味であることを先に訴えたいと思いました。

今回の私の行動は私個人による独断です。私の所属した会社とは何の関係もありません。

私は社長、先輩方や同僚に隠し続けていたのであり、従って誰一人として私の行為を事前に知っていた方はいません。

事故後の求人にたまたま応募したような私の、つまりそれまで会社と何の関係もない者の、
こうした突発的な逸脱は会社が防ぐことはできません。

東京電力さん、並びに元請け会社さんには、何卒この点をご理解いただき、
私の行為とは全く関係ない会社に対しては、いかなる制裁も加えなさいませぬよう、
また委託するはずだった仕事を委託しないなどの無意味な措置もなさいませぬよう、
どうか寛大なる対応をお願い申し上げます。

もし特に制裁が行われない旨が公式に表明されましたら、
より詳しい調査のために私は身元や当日までの詳しい行動について明かします。

また、実は既に特定できていることが発表された場合も同様です。

労働環境も雇用状況もセキュリティも万全で誰もテロを起こさないし起こせないと断言できるなら
調査自体必要ないかもしれませんが。

■ しかしながら私を雇用してくださった会社の方々、私たちの元請け会社の方々に対しましては、
たとえ可能性だけでもご迷惑がかかることについては
心よりお詫び申しあげたい所存です。大変申し訳ありませんでした。

■ 改めまして私がこのような行為を起こした経緯と、大変僭越ながらこの行為の個人的な意図を申し上げます。

8月28日、休日であった私は勤務先、東京電力福島第一原子力発電所へ行き、
ふくいちライブカメラに対し指をさすという行為をいたしました。

カメラの存在に関しては会社に面接を申し込む以前から知っており、その位置などはインターネットや
免震棟内の掲示物の情報で概ね把握しておりました。
当日は線量計を持ちマスクと防護服を着用した上で、スマートフォンで
ライブカメラの配信を見ながら接近し、当該行為を起こしました。

私が指さした対象は、カメラを設置した東京電力さん及び政府へであり、
ライブ配信や後に動画をモニタで見る方々、またスマートフォンを通して見る
自分自身へでもあります。

■東京電力さん、及び政府の方を指さした意図と要望

東京電力さん及び政府の方々におかれましては、
下請け会社への業務委託、全ての作業員の雇用状況の把握について
現状の具体的な是正を望みます。

既に多く報道されております通り、
原発労働者の中にはアウトローな領域とされる方々により手配された、
止むに止まれぬ事情の方々が少なからずおられ、
不当あるいは厳しい雇用条件の元、それを元請けに偽装しながら
働いておられるという問題があります。

ハローワークに求人を出している会社でさえ、労働者の本当の契約先の
実在を元請け会社が知らないということもあります。

過度な多重下請けは低賃金や保険未加入、あるいは契約書を書いてもらえないといった
待遇の問題として現れることは報道されるとおりだと思います。

加えまして瑣末ながら私の体験した事例を申し上げます。

私は滞在先の旅館において、同室のメンバーの勤務時間が昼夜バラバラだったこともあり、
深夜勤務の予定があるにも関わらず日中なかなか寝付けない日が何日かありました。
作業員は作業前に必ずその日の健康状態を規定の用紙に記入し提出します。
私は正直に4時間と書きましたが、目を離した隙に先輩に6時間と書き換えられました。

健康管理のできない作業員がいては会社の体裁上まずいという判断の上でのことかと思います。

また、現場で仕事をする時間が規定のものであっても、新人の面倒や諸手続きを作業員が兼任し
膨大な雑務に追われ1,2時間という少ない睡眠時間で仕事についたり車を運転するという事例もあります。

下請け企業が仕事を得るために競争すること、また少々の無理をしてもアピールすることで
元請け会社は低コストで高効率の仕事が得られますが、
その構造の性質上小さな無理や弊害は上に報告されません。

随所でしわ寄せられるいくつかの弊害は非常時において、
いつか重大な事故につながりかねないと危惧しています。

仮にこうした問題を会見で指摘されても東京電力さんとしては
「調査します。」あるいは「そういうことのないよう協力会社にはお願いします。」
としか言いようがないかもしれません。
そしてたいした報告は上がってこないでしょう。

多重に業務を委託した分だけ、都合の悪い部分を隠した報告が上がるのです。
こうした状況は正直に報告しない下請けばかりが悪いのではありません。

私は作業員個人や一協力会社に責任を問えば無くなる話だとは思えません。

締め付けを厳しくしても、安全対策にはつながりません。
これは私たちがJR福知山線の脱線事故から学ばなければならないことです。

弱い立場に対しては、仕事のための無理を隠さねばならない厳しさから解放すべきです。

多くの人のためにこの大事故を収束させねばならないという使命感だけでも大変ですから、
下請けへ会社の社員には低待遇や雇用不安をプレッシャーとして課してはならない思います。

私はこの問題は雇用のシステム全体の問題として包括的に解決にあたるべきと考えております。

全員まとめて東京電力さんで雇いあげて欲しいところですが、どうしても無理だというなら、
せめて全作業員の契約状況を書面で完全に把握してはいかがでしょうか
（私は契約書は交わしていませんでした）。

そこに適正な賃金と保険が保障されているか。
そしてゆとりある待機人員の確保がなされているか作業シフトと
人数と休日を把握してはいかがでしょうか。

本来協力会社に業務を委託するのは自社でできない専門性の高い業務を任せるためであり、
管理業務を投げて責任から逃れるためではなかろうかと存じます。

事故は未だ予断は許さぬものの想定しうる最大限の危機を辛うじて免れている状態と理解しております。

管理業務や労働者のケアの不徹底が招くヒューマンエラーを防ぐことは
こうした事故現場においては大事だと思います。

現場には全国から届けられた子供に書かせた寄せ書きの応援メッセージが、
色紙や旗が、FAXやメールのコピーが、千羽鶴が、たくさん飾られています。

そうしたたくさんの声が「残酷な自己犠牲を強いる声」になってしまわぬよう、
是非とも考えて欲しいところです。

また私の行為が誰にも咎められずに済んでしまった事実は例えば現状に不満を持つ者が
現場に入り何か仕掛けたければいくらでも方法があることを示しています。

この点ばかりはどれだけセキュリティを強化しても厳しく締め上げても同じでしょう。

そうした不満など出ないまともな雇用環境を正す方がはるかに対策として妥当かと存じます。

マスメディアの皆さんには、私個人的には原発の労働状況については
引き続き取材、質問していただきたい点です。

■ ライブカメラを通してモニタの前の方々を指さした意図

観察するという方向→に←指差すという反対の方向を向けたいと思いました。
言葉を「下層労働者」から「英雄」「作業員さん」に替えただけで、
作業員の方々を"私たちとは違う特別な対象"にしてる点で変わらないよね、
ということを指摘したいと思いました。

これはメディアを介して観るということが避けられないことだと思います。

■ スマートフォンを用いて自分を指さした意図

観察する云々偉そうなこと言ってるけど、お前も観てるだろうと、
自分だけ蚊帳の外にいられないだろうとも思いました。

またこの行為は自己愛に支えられる自己犠牲のようなものを含み、
それは社会危機に際して安易に肯定すべきものではありません。

報道を見て生じる心のもやもやの解消は通常は選挙による政治参加が順番だと思います。

短期間原発で働くという私の行動はスラックティビスト的であるとして
常に監視して批判し続けなければならないと考えていました。

■ 以上指差しの意図について概ねの説明になりますが
その実効性については不完全であることは否めません。

何人か指摘される方もいましたが、この行為はヴィト・アコンチの<<centers>>をインターネットと原発という状況で真似たものです。

観ることと差別、差別と原発が切り離せない関係にあると考えたからです。

しかし意図のわかりづらい私の行動が陰謀論やオカルト趣味の増長に寄与してしまった感があります。
テレビ番組でホラー映画のようなBGMがついたり、ネット上にここまで
非現実的な捉え方の意見が横行するとは予想外でした。

そうした現状に疑問や危険性を感じておられる方々に対しまして、
結果的にそれを助長してしまったことについては申し訳なく思います。

ただ情報が少ない、現場の様子や声がわからない、議論もできないことが、
こうした状況の一因でもあると思います。

メディアの方々には免震棟で作業員の方々を取材する番組を作って欲しいと思います。
東京電力さんも協力して欲しいと思います。
彼らが英雄であるならばモザイクは必要ないでしょう。

そういうことが当たり前になれば、「指差し作業員」に対しては
大スクープやオカルティックなハプニングを期待するコメントではなく、
いち社会人として会社や多くの方に迷惑をかけることについての
当たり前の批判と罵倒のコメントがもっと溢れるでしょう。

そうした健全な日常が戻ることを願います。

■ 重ねて申しあげます。今回の件に関しまして私と所属会社との間には何の共有もありません。

私のような者が紛れ込んでしまうことについて会社は防ぎようがなく
その責任は問えるものではありません。

東京電力さん並びに元請け会社さんには、私の所属した会社に対しては、
いかなる制裁も加えなさいませぬようお願い申しあげます。

■ 自分の行動まとめ

7月中旬原発作業員の求人に応募

7月下旬 **県**市にて面接

8/3 Android au購入原発周辺で使える可能性のあるものを
各社に問い合わせた

8/** 21時 **市より車で**へ

8/** **に荷を置いてJヴィレッジへ管理区域入域前教育(ab教育)

8/** Jヴィレッジで作業者証取得顔写真付き ID

8/** *mSv 初出勤防塵マスクのフィルターの交換

8/** *mSv

8/** *mSv サーベイマップでカメラ周辺の空中線量確認（0.3mSv/h）

8/** *mSv

8/** *mSv

8/** *mSv 風邪引く

8/** 休日

8/** *mSv

8/** *mSv

8/** *mSv

8/** *mSv

8/** *mSv

8/** *mSv

8/** *mSv（休日臨時出勤）この日までで*mSv被曝

8/28 この日は休日。

しかし*からJヴィレッジ、経由して現場まで*********

**:** *→JV**:** 装備品取るタイベック1枚多く手袋一組多く取る
トイレで着替えて待つタイベックに名前は書かない

**:**JV→**:**頃1F 車窓から警備員に作業者証提示

免震棟******************** フードを深めにし、
他の人の後ろについて入るマスクをあまり脱がずに移動

線量計（上限*mSv）借りるこの線量計の貸し借りで出入記録がつくし、
この日誰にも見つからなくてもこの記録から自分は特定されると思った

トイレで準備マスク内にICレコーダースマホ起動回線はCDMA1x
ふくいちビューワー起動

タイベックに自分の本当の雇用契約先と名前を書くただしちょっと薄め
後で偉い人に事情聴取される時、会社の人が同席した場合牽制するため

10時すぎくらいに出口より出る建物を右右右とまわりカメラのある場所へ

カメラ場所はネットや免震棟内掲示物の地図などを認して頭に入れていた

カメラに指さし手を回したのは大きな動作じゃないと分からないと思ったから
スマホを見て自分の位置を中央に修正
このままじゃよくわからないかなと思ってたところアップで映れるような足場を視認アップで映る

帰る入口から入る出入口****************************

中扉内の脱着や身体サーベイ****************

サーベイ後顔付近をごまかしながらトイレへ

頃合いを見て線量計を返すレシートには
個人番号:******量計番号:**** 使用開始2011/08/28 **:**
使用終了2011/08/28 **:**

γ線線量（mSv）今回:* 立入時間今回:**:**
印刷日時:2011/08/28 **:**:**

全部で*mSv被曝したことにトイレで待機後

**:**バスで帰る
JVからは*********帰るついに誰にも咎められなかったことに驚いた

荷をまとめて帰る **********都内へ→**へ帰宅

8/** 退所にあたり社長からWBC受けるよう指示

9/** jビレッジでWBC 測定機器****** 計数率(Ach)****cpm(NET) 換算定数*

|----------------------------------------------|

作業者個人番号
-----------
福島第一原子力発電所作業者証
****
個人番号 ******
所属 **

Qulxel LANDAUER **** **

顔写真作業者証
****
発行番号 *************
会社名 **
有効期限 2014年8月**日

写真
私の手にとった管理区域入域前教育のテキストには落書きが多かった

写真
これらのA4サイズの貼り紙は他の様々な掲示物に紛れていたのを
自主的に探してやっと見つけたものです。

＿＿＿

★ . 　　

[1599]■ ●無明庵日記「猫の足跡＝その335＝」福島原発事故 　by：鈴木崩残 　2011/09/07(Wed)20:22:19

諸外国が輸入規制した
日本の農作物リスト

●これが現実です。
国内で「風評被害だ」の「福島の農家のために食え」とか言っている人達は、
この世界各国の常識的な認識を知るべきです。

世界が異常なのではなく、異常なのは、
汚染食品を食べることを推奨したり、
食べないと国難に非協力的な「非国民」であるかのように言ったり、
「基準値以下なので安全だ」と流布する、日本政府と日本のメディアです。
↓
【各国の輸入停止食品リスト】
http://www.maff.go.jp/j/export/e_info/pdf/kensa_0906.pdf

どこまで本気やねん？「水棺」

９／７午後の「東電会見」
↓
http://www.ustream.tv/recorded/17117907

●この会見から、東電が現状で認識していることと、
今後計画している事について、いくつか明確になったことがあります。

まず、東電は、燃料の位置については、

>大半が圧力容器の下部にあり、残りは格納容器にあり、
>格納容器の下部も抜けたものが、建屋の地下の水中にある

と考えているようだ。

今後は、地下の水をいったん抜くことも検討している。

しかしそうなると、最下部まで落ちた一部の燃料が水から露出し
作業不可能なほど被曝線量が上がる危険性があるだろう。

さらに東電が、今さら「水棺」を考えている件については、少し情報があった。

東電が現在ゼネコンに相談しているのは、

>水中でも格納容器の漏洩・破損箇所を塞ぐことが出来る「機械」（ロボット）や
>「水中で使用可能な特殊な止水素材」があるのかどうかである。
（どう考えても作業員に出来るわけがないから）

これらのことから見えてくるのは、東電は、
地下で水に浸っている格納容器を水を維持したままで水中修理し、

もしも上手くいって修理が終わったらば、
格納容器の外の下部に落ちた燃料と、格納容器内、
この二種類の位置にある燃料を、個別に冷却したいようである。

東電のことであるから、発表をしないだけで、
ガンマカメラやサーモグラフィーで燃料のおおよその位置は把握しているはずである。

しかし１号から３号まででは、
燃料の溶融状態とメルとスルーの状態は、各号ですべて異なっているはずなので、
おそらく、松本の言っている「楽観的・水棺計画」は、
出来たとしても、１号と２号のことだろう。

３号はプールの燃料が広範囲に飛び散っていると見られているので
処理は途方もなく困難。

●私見を言うならば、最悪では、メルトアウトの危険があるが、
いったん炉内への注水をすべて止めて、燃料を高温化させて、
すべての燃料を建屋の地下に落としてしまったほうが、作業はしやすいはずである。

ただしこの場合には、
言うまでもなく「地下室の水位」は保つことが重要である。

これができれば、燃料を一箇所に集められるし、
邪魔な格納容器や計器類や配管も、すべて取り去るか、または見捨てた状態にして、

「地下プール状態」となった水中の燃料の循環式冷却だけに専念できるからである。

■素人考えだが、地下水の量と溶融物の体積（または表面面積）から考えて、
メルトスルーさせたときに「水蒸気はあがるが、水蒸気爆発は起きない」
とも考えられる。

ただし、もしも何からの注水トラブルによって地下室での冷却に失敗すると、
燃料が地下室のコンクリートを抜けて地中に潜ってゆくという大きなリスクがある。

小出氏は燃料はすでにメルトアウトして地中に潜っていると
推測していますが、真実はまだ分かりません。

以下は、９／８－７：００更新
必読の「重要記事」

■東京にも大量のプルトニウムが飛散していた。
↓
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-845.html

●もう誰もが思っていることであるが、
日本の情報隠蔽は、今や、旧ソ連や中国よりもひどい。

■マスコミに載らない海外記事
2011年8月20日
「福島メルトダウンの背後にある衝撃的事実」
　↓
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-27f6.html

上杉隆氏が「作業員が３度にわたり、緊急冷却装置を止めた」ことを
東電が認めたことを暴露しましたが、
止めた理由について、東電が言う「原子炉が壊れるから」は、
言うまでもなく、嘘である。
そもそも、炉内が壊れないように緊急に冷却するための装置なのだから。

記憶によれば、この件に関しては、一番最初の東電の発表では、
「作業員が、誤作動だと思って緊急冷却を止めた」ということだったはず。
だとしたら、初歩的な人為的ミスである。しかも３度もだ。

●しかし、この「作業員のせいにする東電発表」も、
本当に信じていいのか疑わしい。

なぜならば、その緊急冷却装置以外にも、
そもそも地震の揺れによる損傷・破断が生じていたらば、
作業員のミスだけに押し付けることは不可能になるからである。

その点では、前述の記事中にリンクされている
「田中三彦氏らによる指摘」や、
「匿名での作業員の証言」の方が重要であり、

それが証明されれば、前述の記事の主張する通り、
福島第一は、津波ではなく、想定内の地震で破壊されたことについて
東電は刑事的責任を問われることになるからである。

■その他、１号機については、次のような報道も。
↓

事故調の調査では、現場で指揮を執っていた吉田所長が、
１号機の非常用復水器（ＩＣ）停止を把握していなかったことも判明した。

運転員は、ＩＣが作動すると発生する蒸気の噴き出しが確認できなかったため、
ＩＣ内の冷却水が失われた可能性があると判断。空だきによる配管の破断を避けようと、
１１日午後６時半頃から約３時間、ＩＣの運転を停止した。

ＩＣの停止は炉の状態を急速に悪化させる。東電が５月に公表した解析結果では、
ＩＣが電源喪失後に停止したと仮定した場合、１１日午後６時４０分頃には
燃料の損傷が始まったと試算している。

田所長は把握漏れについて、「大きな失敗だった」と話したという。
（2011年9月8日11時27分読売新聞）

■その他、私の個人的な所感

最近、書いたコメントの一部です。

●「福島産の食品を食べて応援する」は、根本的に違うと思います。

そうではなくて、この国難の中にあってさえも、
食の安全を確保したり、または新しい農法を駆使して、
汚染されていない安全な食品を消費者に提供する姿勢。

そういう神経が、本来の日本人の底力や技術力のはずです。

それを、もしも「そんなことをしたら東北の産業が潰れる」
というのであれば、
それは、「そんなことをしたら、電力会社が潰れる」というのと、
さしてかわりない「経済至上主義」になってしまいます。

何の経済や、誰の生活基盤を守りたいかが違うだけの話です。
（片方は、原発利権、片方は地方の生産者の生活の保護）

だから私は「地方産業を守る為」の掛け声は、何か「根本的に違う」と思います。

安全性が明確でない食品の摂取など、そんなものを我慢して、
その我慢に、何の美徳や、誇りが、そこにありますか？　ただ惨めなだけです。

汚染されていても国民で痛みや責任を分かつために、
「しょうがないから食べている」、そんな日本人の姿よりも、

私は、困難な中でさえも、技術と知恵を結集して、
安全な食品を作ったり、安全な食品を流通させる日本人の方の姿の方が、
世界からも「やはり、日本人は、すごい」と言われると思います。

そしてそれは決して不可能ではないと思いますので、
「我慢して食べる」なんて、そんな諦めの言葉を人々が言わないで欲しい。

■このブログの池田信夫の「寝言」について。
↓
http://agora-web.jp/archives/1378824.html
↑
思考停止もここまでいくと「脳死」に近い。

さて、もしも、年に３回航空機が墜落しても、日本は滅びませんが、
年に３つ原発が爆発したら、日本社会そのものが倒壊します。

また例えば、高速道路で車がペチャンコになり何リットルもの血が路上に流れても、
片付けて数時間後には平常どおりになります。

後始末に２０年もかかる自動車事故も航空機事故もありません。

航空機事故や車の事故は、原因究明のノウハウと改良方法、
そして、訴訟の実績がありますが、
原発は、誰も責任をとらないようにしている新種の公害や薬害に似ています。

この池田というのは「死亡者数」で比較するのがお好きなようですが、
こういう輩の言い分を適応したら以下のようになってしまいます。
　↓
「東北大震災で行方不明者を入れると３万人近い人が死んだそうですが、
日本では年間に３万人以上が自殺しているのですから、驚くようなことではありません」と。

言うまでもなく、馬鹿言うなです。

この池田というのが言ってる「経済活動」も「生命」も、
そもそも論議の前提となる定義が明確ではありません。

「生命」の定義とは、生死とか人命だけのことではなく、
「どう生きるか」という生き様や、生に対する価値観も含むのですから。

そもそも、いまどき、航空機や車の持つリスクと原発を比較する人など
テレビですらも、あまり見かけませんよ。

十兆円単位の「経済的総合被害」が生ずるような、
そんな航空機事故も、車両事故も自殺も病死も、私は聞いた事がありません。

論議するときに「比較の天秤に乗せるべきではないもの」を、
このように平然と乗せるような者の寝言に付き合うのは、
ほんの少しですが、疲れます。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

蛇足・ＵＦＯ問題について

少し前の投稿で、映像をリンクしましたが、
ここ数年で、なんでもかんでも陰謀論のせいにしたがる人達がいます。
しかし、区分せずに、クソミソ一緒というのは、私はいただけません。

この流れは、要するに、アメリカ政府や国防省は、
世界を支配するための秘密の技術をすでに持っているので、
超自然的な「現象」や「宗教的奇跡現象」をディスプレイすることで、
人々を屈服させよう、あるいは謀略を立てた者に従うようにしよう、

という理屈に起因するものです。

■この点に関して、私の私見を言うならば、
毎年、その比率は変動しているでしょうが、現在目撃されているＵＦＯの
最も多い場合には「４割」が、地球製で、残りの６割は地球外のものです。

それをすべて地球製として論を進めてしまうのは、
私は、かつての「超魔術ブーム」とその後を思い出します。

超常現象がまず先にあり、マジシャンたちはそれを彷彿とさせる仕掛けと技を開発しました。
先にあったのは、本物であり、トリックはあとです。

それがいつの間にか、すべてがトリックであるかのように言われた時期があり、
現在では、トリックも多いが、少ない本物もある、というバランスに
落ち着いているはずです。

■かつて、大学の研究室内で清田君の能力を実験していた教授の知人と
親しかった私は、いろいろな資料データを当時に見せてもらいましたが、
メディアには出ない、いろいろな彼の念写写真も見せていただきました。
切断された金属の顕微鏡写真や、実物も見ました。

実験状況がトリックが入り込む余地のない状態であることは、
私自身がマジックを趣味としていたので分かります。
（実験には、必ずマジックの専門知識を持つ者が、実験環境を監修する必要があります）

そのような「本物」が先にあり、あとで偽者が出たという点では、
ＵＦＯ問題も少しですが似ています。
むろん、この問題の場合には、ホログラムなどのトリックではなく、
実際に、アメリカの国防省が飛行物体を作り上げた可能性が大ですが、

言うまでもなく、その設計技術の「元」となったものは、地球外からの素材です。

ですから、「現在」では、
「地球製と、地球外製のＵＦＯが入り乱れている」と見なすのは、妥当です。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■というわけで、下記の映像は約２０年も前ものですが、
　清田君が、彼がまだ全盛期だった時代の「本物」の映像です。
　だいぶ前に、紹介しましたが、もう一度、お楽しみください。

テレビ画面を撮影したため、走査線が入っているので画質が悪いです。
　　↓
１．
http://www.youtube.com/watch?v=iUD2Wq8Tl7Y
２．
http://www.youtube.com/watch?v=9pdpygM5iK8
３．
http://www.youtube.com/watch?v=YC56zXYa4W8

●これを見ていて、昔のことを思い出しました。
以前に有料購読のときに、どこかで書いたと思いますが、

私と知人は、清田君が捻った現物のスプーンを使って、
ちょっとした遊びをしてみました。

それは、スプーンの上にサイコロを乗せて、サイコロを投げてみるという遊びです。
清田君の力がまだ残留しているかもしれないと、思っての事です。

私も知人も１の目だけが出るようにとイメージしたのですが、
結果は、１５回ほど、ほうり投げた中で、「５回連続して」１の目が出ました。
確率計算はしていませんが、異常でしたね。

しかもそのうち数回は、
１の目が上を向いたままでサイコロの回転が止まってしまい、
床の上をサイコロがそのまますべるという有様。
（ある意味、見ていると異様な光景でした）。

床は普通であれば、落ちたサイコロがコロコロとはねて回転するように
なっているのにも関わらず、サイコロがそうなるわけで。

彼がツイストしたスプーンには、何かのエネルギーが残留していたようです。

●これまた、ずいぶん以前に、トーク番組のビデオをリンクしましたが、
彼が、追い詰められて、力でスプーン曲げてしまった失態をやったときの、
「番組のディレクター」の言葉がすごいですね。

まだ子供だった清田君を相手に、

「絶対に失敗するなよ。
　この番組には、一千万円もかかっているんだ！
　それを、わかっているのか？」

とか言ったようである。

■まー、防衛大で０教授の下で、ちゃんとした実験も沢山したので、
彼としては、やってしまったインチキ以外の場で
多くの「功績」を残したので良しとしましょう。

■というわけで、東電も、本気で原子炉をどうにかしたいのであれば、
それこそ「国内製」でも「海外製」でもいいので、
霊視能力のある者に「溶融した燃料や、飛散した燃料棒の位置」を
特定（または推測）してもらったほうがいいですね。

どうせ、格納容器内や建屋の地下は、カメラや目視では、まだ見られないし、
飛び散った燃料ペレットを航空機から検出するのにも、限度があるんでしょうから。

ただし、彼らへの依頼料を、電気料金に上乗せするなよな。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

★ . 　　

[1598]■ ●無明庵日記「猫の足跡＝その334＝」福島原発事故 　by：鈴木崩残 　2011/09/04(Sun)19:34:58

■原発替え歌・「丸大ハンバーグ編」

「特大　飯場（ハンバ）Ｇｏｏｄ」　（替え歌／鈴木崩残）

廃炉　廃炉　売れ　廃炉を
廃炉　廃炉　売れる　ぞー

廃炉　廃炉　くれ　ほー　（受注者の合唱）
廃炉　廃炉　くれ　ほー　（受注者の合唱）

廃炉　廃炉　売れ　廃炉を
廃炉　廃炉　売れっ　ぞー

大きく　見積もれよ

ふ・く・い・ち　ボロ儲け。

「丸大　ハンバーグ」オリジナルは、こちら。
　↓
http://www.youtube.com/watch?v=bfEVoJhxPPE

ちなみに、あの「歌詞」はスキャットの一種で、意味はないという意見も。
　↓
http://knowledge.livedoor.com/7138

おまけに、もうひとつ。
　↓

最近、原子力は、国民のからだや、土地、海を、蝕んでいます。

狂気半分の、一基の原子力発電所。

それが、日本自体を廃墟にしてしまうばかりか、あなたの家計をも、破壊します。

みんなで原発を追放しよう__________________政府広報

________________________________________________________

動画あれこれ
↓

■8／31　“汚染灰”の保管場所「満杯寸前」

司会者が阿呆なので、見たくはないのですが、いちおう現状を知る意味で。
↓
http://www.dailymotion.com/video/xkte6c_20110831

■汚染された焼却灰については、
　アルジャジーラの方が、ちゃんと実態を海外に伝えています。
　　　↓

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

震災から5か月、福島原発の現場はどうなっているのか？
おしどりさんと青山氏がからむ、珍しいトーク

【ロフトプラスワンにて】８／１１

■前半の、目ざわりな田原の部分は、飛ばして見てください。

この最初の動画は「９：１５」からご覧ください。
↓
６
http://www.youtube.com/watch?v=dZtBQGRyyP0

７・このあたりが司会者の語りが良い。
http://www.youtube.com/watch?v=WCNDeJWMv88

８・このあたりも司会者が上手いまとめ方をする。
http://www.youtube.com/watch?v=Y55ezGWp3NE

９
http://www.youtube.com/watch?v=8dgqAjxKxkE

１０
http://www.youtube.com/watch?v=eSnDcOhv5wE

１１
http://www.youtube.com/watch?v=_gQSaF9LJm8

１２
http://www.youtube.com/watch?v=8sYsit-52SE

雑記

●青山氏とおしどりさんが、少しバッティングする場面がありますが、
青山氏は、「貴女が県民だったら、どうなんだ」とか、
ずいぶんと、情に流された発言をしています。

それに対して、おしどりさんは、「このおっさん、話に、ならへん」
といった顔つきで、さらりとあしらっています。

●そもそも、住民が帰宅して復興に励むべきか、
それとも、死の町として捨てるべきか、それを図る尺度は、
戻りたいという意志の問題ではなく、汚染による「健康問題」である。

未だに、詳細で、信頼のおける、土壌汚染マップも、海洋汚染マップもなく、
住人全員の被曝線量も把握できず、全食品の汚染濃度の表示もない、

当たり前に調査して、正しく発表すべきデータを何も公開しないでおいて、
そんなところにまだいる段階では、帰るべきだ、逃げるべきだの
論議そのものが成立しません。

もしも戦争でいうならば、敵の戦力や配置といった「戦況」も把握していないで、
攻めたらいいのか、撤退したらいいのか分かるわけがありません。

●それと、発災直後にも書きましたが、
私は３／１１のたったの３日か、４日後の３／１５には、
「テレビドラマ」を、垂れ流して放映している局があるのを見て、
そして、その他の番組も、無休で災害報道をしないのを見て、
「一体、ここは、どこの国なのか」と、愕然としました。

●そして、今、思うことは、どうして、今の被災地の映像が報道されないかです。

瓦礫だって、まだほとんど撤去できていないはず。
避難所を閉鎖したあと、住人はどうしているのか、
被災地は、まだどうにもならない状態であるのに、
それを報道しないで、復興だとか言い腐る政治家やコメンテーターら。

もしもここを見ている人で、東北の被災地の人がいたら、
どんな日常でもいいので、動画サイトにアップしてください。

メディアが報じないのですら、
国民がニュースを日々、自主配信してください。
報道すらも、国民自身がしないとならない時代なのです。

たとえば、どんな馬鹿な医者や専門家が、うろうろしているのか、
被曝検査や、汚染の測定など、素人映像でいいので、
どんどん、アップして、現状を配信してください。

そうしないと、被災地の「今の現実」が、人々から忘れ去られます。

一次産業の保護？

■今回の青山氏だけではなく、小出氏もよく言う、
「一次産業が崩壊するから、リスクを負担して、
福島産を食べたい人は、食べるべき」という発言ですが、

そんなことをしたらば、一時的に、生産者は守れても、長期的に見れば、
福島県の一次産業そのものが本当に崩壊してしまうと私は思っています。

劣悪な汚染環境であることを言い訳にして、
「外国にも売れないような作物」を作る日本の農業、畜産業、漁業、
そして、そのようなものを「国内で消費」してまで、福島の産業を守るんだと、

そんな「敷居の低いところ」で手を打ってしまって、
日本が世界に誇る自国の産物の「質」そのものを守れるでしょうか？

●そうではなく、どれほど劣悪な汚染環境にあろうが、
除染出来るところは可能なかぎり除去し、その上で、
次のような産業を福島に導入するべきです。

１－土壌に頼らない、フィルム栽培で農作物を作る
２－オーランチオキトリウムの実用化・コストダウン
３－地熱発電所を作る
４－自国で発掘したガスによる「ガスコンバインドサイクル発電」
５－海洋を利用したメガフロートによる太陽光発電＋風力発電
６－その他多数。

●第一原発の冷温停止と、除染に一定のメドが立った段階で、
こうした革新的産業を、すべて福島県の住民の人達の「雇用」を
生み出すために福島県に導入すべきです。

もしも、除染が思うように進まない場合には、
試験的に、まず最初は福島県の中部から西側で行えばいいのです。

特に１と２は、今後、福島県の財政を独自に支えられるだけの
有望な産業になる可能性があるのである。

１は、作物の種類は限られるかもしれませんが、
水の徹底した安全管理さえすれば、たった今からでも農作物を作ることが可能です。

■たとえば、今回の原発事故後のことで、
私がムカついたのは、「生協」の姿勢です。

生協が、仕入れで取引をしている生産者を守りたい気持ちは分かりますが、
しかし、生協というのは、安全で良質食品を提供するのが目的のはず。

そのポリシーをちゃんと貫いて欲しい。

また、「箱ごと放射性物質の量を測定できる機器」を、生協の本社で
購入すればいいだけです。

以前に紹介したように、こうした便利な食品検査機器があるのです。
↓

■野菜や肉の放射線、箱から出さず12秒で測定　「富士電機」
　１時間に段ボール200個分を連続測定
　
富士電機は野菜、肉、魚などの生鮮食品を段ボールで梱包したまま、
約12秒で放射線量を測定できる装置を開発した。

現在は食品を細かく切り刻むなどの処理が必要で数十分の時間がかかるという。
原子力発電所や病院などで使う高感度の放射線測定器の技術を食品検査に応用。
牛肉などに放射線汚染が広がるなか、農協・漁協など食品流通に携わる事業者向けに販売する。

装置の価格は430万円からで９月に発売する。2011年度に500台の販売を見込む。
2011/08/01

■詳細は本社のファイルをご覧ください。
↓
http://www.fujielectric.co.jp/products/radiation/pdf/shokuhin.pdf

●そんな中、こんな記事があった。
↓
東京新聞より

生活排水から石油の実証実験　仙台市、特殊な藻で復興事業
2011年9月5日 21時

仙台市は５日、筑波大、東北大と共同で、生活排水を浄化しながら石油成分を生み出す
特殊な藻を使った実証実験に乗り出す方針を明らかにした。
震災で壊滅的被害を受けた下水処理施設に集まった下水を活用する予定で、
環境都市を復興ビジョンに掲げた市の目玉事業にしたい考え。

藻は「オーランチオキトリウム」と呼ばれ、下水にも含まれる有機物を餌とする。
光合成せずに炭化水素（石油）を作り出し、水温約３０度で増殖が活発化する。
市によると、プールで培養すれば１ヘクタール当たり年間約１万トンの石油を生み出し、
２万ヘクタールあれば日本の年間原油輸入量に匹敵する量を生産できるとされる。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

●また現実的に考えれば、福島第一原発から数キロ以内は、
国が土地を買い上げるか、借りるかして、
全国の汚染物質の焼却灰や、核汚染物の墓場とするしかありません。

放射性廃棄物を全国に分散させるのは、私個人は反対です。

また、廃炉にする場合も、「解体」といった手間と費用をかけたり、
被曝労働をさせないことです。

全国で、今後原発を廃炉にする場合には、
核燃料を、すべて抜いたあとで、
屋上に穴をあけて、鉛やセメントを流し込んで、
負の遺産の「墓石としての石棺」にしてしまうべきです。

__________________________________________

★ . 　　

[1597]■ ●無明庵日記「猫の足跡＝その333＝」■　福島原発事故　■ 　by：鈴木崩残 　2011/09/03(Sat)05:07:28

樋口健二氏がゲスト・/9/1
CNIC 原発被ばく労働について
↓
http://www.ustream.tv/recorded/16999744

■2008年６月に東芝の孫請けが、６人の未成年者を、
住民票を改ざんして、福島第一や女川など３箇所で、
７ヶ月原発労働者として働かせていたことについても語っています。

とともに、その当時、被曝線量も質問せず、報道しなかった、
最近の記者たちに対して、樋口氏は憤っています。

■ちなみに、原発の安全神話に積極的に協力してきた文部科学省は、
東電や、保安院と並んで、統合会見中も、最も醜い回答をする省のひとつである。

■樋口氏の話からの抜粋
　　↓
>　チェルノブイリの犠牲者は、消防士２８人だけしか報じられなかったが、
>　鉛を投下した、ヘリのパイロットは、その６００人、全員が死亡。
>　炉心の直下にトンネルを掘った炭鉱労働者は、約２５００人が死亡。
>　それらの労働者の総数約５０万人は、今も発病と後遺症に苦しんでいる。

>　この国の司法が国民を裏切るのであれば、この国は潰れる。

そう樋口氏は、訴える。

以前にも梅の間に書いたように、
もしも、被曝が直接の死亡原因と断定できる労働者が一人でも出れば、
東電は「業務上過失致死」を適応され、検察が入らざるを得ない。

だから、東電は、ヤクザに頼んで、作業員の死体を処分しても、
それだけは、隠し通そうとするだろう。

だからマスコミは、それだけは暴かなければならない。
法医研から「大丈夫」だとして家に返された「あの３人」はどこだ？

そしてその後も、熱中症や、持病で倒れたり死んだといわれている人達について、
記者たちは、草の根を分けても、探し出せ。

芸能人スキャンダルならば、職場や、酒場や、自宅まで、ずけずけと踏み込むくせに、
Ｆ１から出てゆく、すべての車両とヘリを、なぜ追わない？

９／４－７：００更新

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『ソコトコ』９月１日放送分＜アーサー・ビナード氏＞
↓
http://www.youtube.com/watch?v=q5V-XIccc9c

被災地に入った官僚に「特別手当」だと。

それって、つまり「不快手当」か？

３．１１以来、毎日、ムカついている国民にも、
この半年分の「不快手当」を払って欲しいものだ。

>＊「不快手当」とは
↓
たとえば、国民年金の支払いの催促を個別訪問で回る職員が、
「年金の財源なんて、どうせ破綻するんだろう！」とか、
いろいろと国民に言われたときに「不快な仕事だった」として
公務員がもらえる手当てのこと。

こうした手当てがあるという噂の真偽のほどは、定かでないが、
常識の通用しない役所では、わけのわからない「特別手当」と称する手当てが、
役所に支払われるのは確かなことのようである。

逆に、理解できる役場の人間の「不快手当て」の一例としては、
公道に落ちていた小動物の死体などを処理した場合。

■しかし、被災地でボランティアをやっている人は、手当てなんか貰っていない。
それを官僚や政治家が貰うとは何事だ！

瓦礫や、放射性物質で「危険だから」ってか？、
おめぇーらの存在自体が、日本にとって危険なんだよ。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■さて、梅の間の過去ログを遡ると、ずいぶんと元の動画が消されている。

中にはアカウント主が消したものもありますが、
ほとんどは、著作権侵害の申し立てによって消されています。

以前にも言いましたが、「どのアホ・テレビ局」からの申し立てで消されたかを
さらしモノにしておくために、あえてそのままにしてあるものが多いです。

●その点で、重要性のある報道や動画の、
文字に書き起こしをして下さっているブログの方には、
本当に日々、感謝いたしております。

いや、むしろ今ではなく、これから２年後、３年後に、それらの資料の存在価値に、
私達は感謝することになるでしょう。

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祝島から

●ポストに祝島から封筒が届いていた。
なんだろうと思って開封したら、あ、・・

すっかり忘れていましたが、何ヶ月か前に、
祝島の「原発建設反対」の署名運動に署名の協力をした事への御礼のパンフでした。

●何かの転機になってくれればと思い、あの当時、思うままに書き殴った書。
『転機』

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３／１８から７／２８までの
海洋汚染のシミュレーション
↓

【動けない台風１２号】

■いまさら言うのも遅いですが、この台風、まずいです。
幸いに、福島第一には、それほど降りそうにもありませんが。

発生当初は、大型とはいえ、特に巨大でもない普通の大きさと最大風力だったので、
以前の「超大型」の台風よりも警戒していなく、そのせいで、
今回の台風１２号を私は、ちょっと、なめていました。

■問題なのは台風の周囲を取り囲む気流です。

＞この台風は、北にも東にも西にも、「動けません」。

勢力は、少しずつ落ちるとはいえ、基本的には雨量も風速も変わらずに、
この分だと、台風は四国から京都のあたりに長時間停滞しそうです。

■雨の降りかたは、その土地の地形によって異なると思いますが、
私のいる山梨県は、もうまる３日も、豪雨と小雨を断続的に繰り返しています。

前にも書きましたように、標高が高い土地なので、
まる４日間止まない長雨などには慣れているですが、
今回のは台風ですから、風も伴っています。
風速そのものは、極端に物凄いわけではないのですが、
とにかく、進みかたが遅すぎます。

静かになったかと思うと、また風雨が続き、また静かになり、
時には晴れ間も少し見えたかと思うと、また豪雨、ということを、
昨日からずっと繰り返しています。

西日本では、皆さんのところも同じだと思います。
たぶん、東京は、甲信越地方ほどには、ひどくないと思います。

ゲリラ豪雨のような迫力はありませんが、総雨量がかなりの量になるので、
河川の増水よりも、むしろ、雨が止んだ直後に大きめの地震があると、
「山崩れ」などが起きそうです。

■レーダーの赤外線画像・水蒸気画像を見ると、どう見ても、
明日日曜日の午後までは、台風は崩れながらも、
瀬戸内海から福井県あたりをゆっくりと動き、風雨が続きそうです。

下記は、異常に遅い速度の台風１２号のレーダー図です。

左は水蒸気。右は赤外線画像。９／３－５：００現在
↓

可視画像や赤外線画像では、雲しか見えないので、普通に北に去ってくれそうに見えますが、
水蒸気画像を動画で見ると、台風の周囲を広域で取り囲む気流群が、
そうはさせないようにしているのが分かります。

＿＿＿＿

★ . 　　

[1596]■ 無明庵日記「猫の足跡＝その332＝」■福島原発事故■ 　by：鈴木崩残 　2011/08/30(Tue)17:11:42

スローモーションつき。
（１：００のところからのスロー部分は、最初が長いので、
　前半を飛ばして、フラッシュするところ以後だけをどうぞ）
　　　↓
http://www.youtube.com/watch?v=-_ilZFV7ZSM

そして、そのあとにも少し面白い光の運動が見える。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=cZuZ_ha2XtM

■ちなみに、最近のＣＧは、ここまでよく出来ているという事例のひとつです。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=4A0t4og0K88

>●当掲示板の記事中に張ってある動画の再生が途切れる場合には、
>画面の右下の「YouTube」のロゴマークの上をクリックして、
>オリジナルの動画で見ると、再生がスムースになります。

★最近までのＵＦＯ映像の「まとめ」のような動画です。
　こうして、続けて見ると、なかなか、感慨深いものがあります。
　私見では、一部を除いては、ほとんどが本物と思われます。
　　↓

★最近、日本では、心霊番組と並んで、ＵＦＯモノも、
テレビでは、ちっとも放映しなくなりましたが、
ネットをよく探すと、このように信憑性の高いものが見つかります。

次の動画には、かなりレアなものが含まれます。
３：００から５：００までの２分間のは、かなりいいです。
しかも、これも二人の人が別のところから撮影しています。
　　↓

９／２－１９：３５更新

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■上杉隆・「F1事故は津波によるものではなく人為的ミス」
↓
http://www.youtube.com/watch?v=lpTMAU4pYlM

これについては、当掲示板では、パラメータからの解析を「田中氏」が
行っている、原子力資料情報室からの動画を、いくつか前の投稿にリンクしましたが
もう一度リンクしておきます。

↓
●資料－１
交流電源は、津波によって停止したのではない
2011/7/27 伊東良徳弁護士「全交流電源喪失SBOは津波が原因か？」
↓
その１．
http://www.ustream.tv/recorded/16267989
その２．
http://www.ustream.tv/recorded/16268167

●資料－２
2011/7/10 公開フォーラム「福島原発の真実」セッション
サイエンスライター・田中三彦氏による追及。
パラメータから解析する発災直後からの原子炉の異常。
　↓
http://www.ustream.tv/recorded/15969286

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

３号機と４号機の状態

この９／２深夜の３：００から４：００の状態から、推測できることがあります。
↓

↑
■夜霧の流れと建屋からの蒸気とは、区別が難しいこともありますが、
この動画は、対流が違うので区別できます。

夜霧の流れは、いろいろな方向から来て画面全体に広がるので、
時には建屋や敷地内からの蒸気と区別しにくい事も、度々あります。
今回のこの動画の中でも、３箇所ぐらいは、夜霧の見え方によるものです。

ただし、建屋からの蒸気は、
「建屋から垂直に上がります」ので、霧とは区別ができます。

これを見ると、明らかに、３号機の上部からは水蒸気が出ています。
つまり原子炉温度（溶融デブリの温度）が上昇したということです。

動画のバーの表示の１：１０から３０秒ほどは、
周囲が暗くなると３号機から湯気が出ているのが分かります。

また４号機のプールだけではなく、
４号機建屋の「周辺」からも蒸気が出ているように見えます。

●ちなみに、たまに光が強くなるのは、火災や発光ではありません。

また、雨脚が激しくなり、それによって照明の光が雨粒に乱反射して
画面が明るくなったのでもありません。

そうではなく、
この動画の中で「明るくなり、白煙が激しくなるように見える」
いくつかのポイントが意味するものは、

>３号と４号のあたりの地面に散乱していて、
>発熱をしている燃料棒に雨がシャワーのように降り注いで、
>このような蒸気を発生した可能性です。

つまり、ふだん我々が見ている、ふくいちカメラでは見えませんが、
散乱して「発熱している、使用済み燃料棒」が敷地内に大量にあるということです。

最近は、ポンプ車ではなく、原子炉系の配管から循環冷却の注水を続けているので、
燃料棒に当たった水による蒸気が上がることは、めっきり減りましたが、

>このように、全体に、水がシャワーのようにかかると、
>散乱している核燃料棒の存在する位置が、一気にあらわになる、

ということだと私は考えています。
ですから、雨が降ると、福島第一の、本当の状態が分かります。
これから秋になり冬になり、気温が下がると、三月のときのように、
昼間の水蒸気も見えやすくなります。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■さて、次の動画は、日本政府にとって、よほど都合が悪いらしく、
テレビ局によって、何度も消されるので、
尖閣ビデオの時と同じように、コピーして「拡散」をお願いします。
↓

宝島社・『原発の深い闇』・

■「別冊宝島」です。なかなか読み応えがあります。お勧めです。

つい最近までの「脱／反・原発・第一幕」の「集大成」として、
あらゆる問題点が、網羅されています。
いずれ、半年後ぐらいには、第二弾が出ることでしょう。

インターネット上のブログや取材内容だけでは得られない、
詳細な「実名リスト」などが見られることも、本や雑誌ならではの良さです。

議員らの隠れ政治献金・実名リスト
↓

_____________________________________________________________

「黒い雨にも負けず」　(替え詩)

雨にも触れず、風にも触れず
雪にも、夏の暑さにも触れぬ
丈夫な防護服を持ち

情はなく、決して怒らず
いつも静かに嘘をつく

一日に汚染水３０トンと、セシウムと
少しのプルトニウムをまき

あらゆることを風評のせいにし
国民を勘定に入れずに
よく騙し、隠蔽し
そしてトボケて

ふくいちの、免震重要棟から遠く離れた
小さな、完全防備のオフィスにいて

東に被曝の子供あれば
行って、検査だけしてやり

西に隠れた空き地アレバ
行って、そこに瓦礫を捨て

南に死にそうな作業員あれば
行って、怖がらなくてもいいと言い

北に告発や訴訟があれば
まずいから、もみ消せと言い

再臨界の時はデマを流し
爆発したらば、おろおろ歩き

みんなに、ブースカと呼ばれ
ただちには、殴られもせず、殺されもせず
そういう鬼畜に、私はなりたい

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

と・・・軽く作ってみた。

★もっと本格的な「原発・替え歌」はこちらをどうぞ。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?M1116

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

【放射性物質・拡散予測】

●ドイツ気象局の拡散予測がなくなってから、ここのところ、
こうしたものが出てこないかと、ずっと探していたのですが、見つけました。
活用してください。

在日スイス人の為の拡散予測
↓
http://savechild.net/sample-page/yosoku

ここのリストでも見ることが出来ます。
↓
http://www.youtube.com/user/911vok#g/u

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■ここ数日の「原発関連」の動きで、
ちょっとしたコメントを書いたり、リンクしようと思っていたネタが、
全部、下記のブログにて「網羅」されていたので、
こちらの出る幕なしと判断して、リンクしました。

ぜひ、各記事を、ご覧ください。
　↓

『みんな楽しくＨａｐｐｙがいい♪』

フロントページ
↓
http://kiikochan.blog136.fc2.com/

その次のページにも重要記事がありますので、どうぞ。
↓
http://kiikochan.blog136.fc2.com/page-1.html

■その他の重要動画

2011-8/28　
ネットワークでつくる放射能汚染地図３

1.前編
http://www.dailymotion.com/video/xkrmo8_20110828

2.後編
http://www.dailymotion.com/video/xkrmwu_20110828

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

■余談ですが、寺と神社と、日本にはどっちが多いのかちょっと
調べてみると、

「全国寺院名鑑」は全日本佛教会寺院名鑑刊行会出版なので、
佛教寺院のすべての名称と場所が都道府県別に記載されていて、
７～８万件らしい。

一方で、2006年の時点では、神社本庁包括下の神社は全国に79,051社
別の資料では、79,335社。
神社本庁が平成2年（1990年）から平成7年（1995年）にかけて実施した
「全国神社祭祀祭礼総合調査」に基づく数字。
ただしこれは「神社」として届け出があるものに限られる。

また、文化庁文化部宗務課「宗教年鑑」に掲載されている各都道府県別の
神社の数では、8万8,585社となるが、
「摂社」「末社」を含めれば、「20～30万社」に上るとも言われる。

●考えてみると、寺に比べると、どんな小さな集落にも、
地図にも載っていない小さな神社の社殿があったりする。

グーグルマップで、ランダムに日本のどこかを拡大すると、
神社を見つけるほうが、寺をみつけるよりも、遥かに簡単です。

他の国は詳しく知りませんが、犬も歩けば神社に当たるというぐらいに
全国どこの土地でも神社(のような宗教的な建築物)が見つかるというのは、
ちょっと世界的にも珍しいのではないだろうか。

■私が育った、東京の谷中は、そこらじゅう寺ばっかりだったが、
寺の場合には寺町であったり、城下町だったり、何かしら昔から
藩や武家と関係があったりして、そんなに長い歴史は持っていない。
特に、江戸時代以後のものが多いようだ。

あるいは、何かと一揆や、反乱分子になりやすかった、
僧侶の精神性を骨抜きにして、かつ寺に政治的な影響力を与える為の
「檀家制度」が出来てから、寺が増えたようである。

また、明治維新以降は、
僧侶も妻子と家庭を持つことを許されたので、それ以後、
「霊園家業」をはじめた寺が多い場所もあるでしょう。

余談ながら、このせいで、世襲制が寺に生じ、仏教が堕落したという一面もある。
なぜならば、それまでは出家したら、一代で終わる為に僧侶の側も
守るものを持たないという強さがあったからである。

■無住の寺、つまり、家主から見捨てられた寺は、住職がいないと、
（葬儀・法事・埋葬・供養）の葬式坊主のビジネスが出来ずに、廃墟になるが、
神社は氏子や、その土地に誰かしら、お世話をする人がいれば成立するので、
長く残りやすい。

そういえば、その昔、佐々木投手を祭った、大魔神神社が出来たことがあったが、
明治維新後の新作の神社というのはどれぐらいあるのだろうか？

●いずれにしても、日本は、多神教の面白い国だ。

この国には、カルト宗教や一神教は似合わない。

キリスト教を弾圧したくなった、昔のお上の気持ちも分からなくはない。
それは、当時の仏教利権を守る以外の目的もあったものと思う。

そもそも、何か一つの事を信じて、それ以外が見えなくなる、
あるいは何かひとつの事を否定して、それ以外が見えなくなる、
という心理状態がなければ、暴動というのは比較的起きにくいわけであるし。

その点でも、雅な神社や、民間信仰的な多神教というのは、
あまり政治的なことや、血なまぐさいことには巻き込まれないが、

一神教的なもの、(特に、崇拝物が教祖であったり、特定の仏像や偶像であるもの)
を崇拝する寺院というのは、宗派に関係なく、
何かと、血なまぐさいことに巻きこまれやすいようである。

そもそも、この広い宇宙で、「一番争い」を出来るだけの力量を持つ神仏って、
どんだけのものだよ？

それに、妄想好きで、並みの知覚力しか持たない地球人に、
そんな広大な次元軸が認識できるわけもないではないか？

これだから、世間の宗教というのは、
大の大人が、すがりつきたがる「おとぎ話」と揶揄される。
そして、仏像などの偶像は、「大人のおもちゃ」である。

>「桜の間」更新しました。（９／１－８：００）
　　↓
http://www.mumyouan.com/k/sakuranoma.html

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2007年3月までは「虹のオーガズム」と「性のレシピ」の 読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、 ２００９年７月より禅書道日記に変更。

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